2001年6月のお便り   TOP PAGEに戻る

(6月30日 岡山の赤木さんから「浮いてきた草があるよ」)
 
 除草剤を使わない田んぼが5枚ある中、3反の田んぼで少し異変が起きてます。鶏糞や米糠が効いたのか、赤いミジンコがむちゃくちゃわいてきました。
かぶとえび・豊年えび・貝えび・がむしに緑色のヒイルと、たいそう賑やかで、水は濁りっぱなしです。その田だけ、なにやら白い根っこのついた1cmばかりの小さな草が、吹き寄せとなって風下にわんさと集まっているのです。何百万本あるか分からないほど寄っています。初めての経験だし、他の田にはそんな現象は見られません。深水のために根をおろすようなことはなさそうです。
 代掻き時に浮いた種が発芽したのか、それとも、かぶとえびが恩返しに泥をかき混ぜて、草を浮き上がらせてくれたのか。どちらにしても、他の田んぼに見られないのが不思議なんです。
 誰かこんな経験のある方は教えてください。
 もうひとつあきれた話。
ある寄り合いで、代掻きのとき水の上に、黒っぽい小さな虫がわんさとおる。
ありゃーなんだ?薬まかんでええのか。小生曰く、トビムシというてなんでもない。隣のおばさんすかさず問う、わりーことはせんか?小生、ただの虫じゃ。
こんどは、かぶとえびのはなしになった。なにやら悪者扱いだ。またまた小生曰く、あの虫は田んぼの豊かさのバロメーターだ。草の根ををかきむしって役に立つ。おやじのたまわく、草は除草剤で抑えればよい、と。
 田んぼは稲だけが育てばよいのであって、わけのわからん虫などいらん。
虫がいる→害をなすに違いない→とりあえず薬を振っておこう という図式を、熱心な百姓ほど信念としてお持ちのようだ。考えるに、ほたるがいても赤とんぼがいても許されないんだろうな。こんな農業がこれから100年も200年も続いたら、地球済んじまうがな。大人に言ってもはじまらんのなら、早く子供達に話してやりたい、豊かな田んぼの世界の話を。
 来年も菜の花を咲かして子供達を呼ぼう。田んぼから地球を考える青空教室を開きたいものだ。 
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通 h.rice(アットマ)themis.ocn.ne.jp
 
(やまちゃんから、赤木さんへ)
五万と、いや五百万と浮いてきた草、なんだろう?
デジカメの出番です。
すくい上げて、白い(黒い?)板の上に乗せて、写真にとってもらえないかなあ。
代掻き水で、雑草の種は、浮かず、沈むはず?
赤木さんの田植えは、6月16日から?
田植え後、発芽したものだろうなあ。
 
(6月30日 熊本の岡さんから)
今晩は、熊本のおかです。いつも拝見してます。
 
田植え後、(10日目)油粕をふりたいのですが、量とか水加減は、どのようにしますか?
誰か教えてください。
 
我家の田植えは、7月25日が最終植付けです。い草刈りが終わり次第
これが日本で一番遅い田植えでしょうか?
 
明日から、い草刈りです。熊本の一番暑い夏の到来です。
ちなみに、夜中の2時半起床です。い草は、日が昇る前に収穫1日 8a刈り取ります。
 
 ファミリーファーム OKA 岡 初義
 
E aijyooka(アットマ)mocha.ocn.ne.jp
URL http://www2.ocn.ne.jp/~farm-oka/
    
(6月29日 茨城のこながやさんから「ギャオス対策」)
 山ちゃん
なんか私の名前が出ていましたのでメールしたくなりました。
ギャオス退治にだいぶ苦労しておられるようですね。
ギャオスと言ったら当然ガメラでしょう。
玉造町にはガメラはいないのでカモゴンに登場してもらっています。
「雑草ってなあに」って言うくらいに全くなくなります。
一度試してみてはいかがですか。
小長谷裕宝
--
Mr. KONAGAYA Hirotaka (JICA-PB)
Instructor of Rice Cultivation
Tsukuba International Centre
2nd Training Division, Rice Group

h-konaga(アットマ)jica.go.jp (working office)
kona-ufo(アットマ)mwb.biglobe.ne.jp (private)
ホームページもよろしく
http://www.rock.sannet.ne.jp/aigamo21/
Domo Arigato. Bye-bye.
--

(6月28日 千葉の川上さんから「田んぼで発見」)
こんばんは、田んぼでの発見です。
早生の穂肥をふってたらびっくりカルガモが飛び出しました。
鳥の驚いたでしょうが、わたしはもっとびっくりでした。
さっそくカメラを取りにいって撮影してみました。

最近はめちゃめちゃ暑くて肥やしふりもちょっとたいへんです。
では。

写真まだ送り方がさだかでなくてへんだったらすみません。
KAWAKAMI

(6月28日 静岡の高村さんから)

赤木さんの1町5反の田植えと、こぬか反80kg撒いて籾策液反2.5リットル散布には、脱帽です。すごいパワーですね。
私も1.8反ですが、同じ試みをしまして多分に対策効果がありました。ご指導ありがとうございました。
 
コナギ以外の多年草ですが、ホタルイ・ミズガヤツリ・ウリカワ・オモダカ・ヘラオモダカ等でオモダカの実をこぼすと千立米広がると言われているらしくて、すごいものです。普通の除草剤でも効き目がない位ですから、今年は実をこぼさないように頑張っている所です。 もう一つ代掻きの回り方が解らなかったようで、失礼いたしました。
 
 次にドロオイが出ているので、干さないといけないと思い、やっと干し始めました。
ところで、皆さんは中干しをやっているのですか? 私は除草対策の一環で、深水でずっと行ったほうが良いと思っていたし、分決も広がって良いと思いはしたものの、10cm以内耕運のためか、根の張りが今一で倒伏してしまうので(土が柔らかすぎるせいか)干したほうが良いという結果になっています。
もう一つ教えて欲しいのですが、穂肥えを撒く頃には、葉の色はさめた状態でいるのでしょうか?私の田はさめないでいるのですが、これも倒伏する原因でしょうね。ちなみに、株は、平均20から25本多い所で30本以上です。
                                 静岡の高村でした
 
(やまちゃんから)
オモダカ、そうなんです
我が家でも、オモダカに頭が痛いのです。
小長谷さんのいる茨城県の一角では、「ギャオス」というらしい。
先日、僕が動力除草機を押した田んぼに、家内が、田こすり(八反ずりとも言う)を持ち出して、
ずりずりと、こすって歩いていました。
ホームベースみたいなかっこうをした面に、曲げたくぎのようなものが打ち付けてあって、
それで田んぼの泥をこすると、雑草がひっかかって抜ける仕組みです。
 
一坪に1〜2本程度のヒエといっていた田んぼの中に、
目を凝らすと、どうやらオモダカがちらほら見える田んぼがあります。
あらためて、手で泥をすくってみると、コナギが発芽したばかりというのもあります。
でも、今年に限って言えば、稲の収量にひびくほどのことはないようです。
しかし、来年以降を思うと、(1本で1000平米なんて事を聞くと)
対策を求めてしまいます。
日本の百姓は、なんと緻密なことよのう。
 
さて、ここらで、わが田んぼとオモダカの付き合いを振り返ってみます。
家内の言うには、4〜5年前、田んぼのすみっこに,一株、紫の花を咲かせた、
腰くらいの高さの立派な雑草があったそうです。
「あれがオモダカやったんやなあ」
ウワッとはびこったのは、去年でした。
本岡さんが、
「オモダカの芋は寒さに弱いから、冬のあいだにロータリをかければいいかもよ」
と、教えてくれたのですが、雨が多く、タイミングを逃してしまいました。
がぶがぶ水で、代かきして浮いたやつをかき集めて追放処分にして、密度を低くしよう、
そこに望みをかけたのですが、
やっこさん、芋のままでは、泥より重く、全部、沈んでしまいました。
「あれ、オモダカは、どこへいったのかな?」
と、忘れかけたころ、芽を出してきました。
(去年は、発芽しかけた芋が、畦際にずいぶん吹き寄せられていたのになあ)
先日、動力除草機を押しましたが、プカプカ浮いたまま、腐ってくれるのかと思いきや、
水の中で、ぐっと鎌首をもたげ、復活しようとしているのがあります。
(水中栽培です)
復活しても、弱弱しいので、今年の稲に影響は少ないだろうけど、
だけど、子孫を残しよるなあ。
 
その田んぼ、コナギも多いので、てんぷら油の廃油を流し込みたい気分でいます。
だけど、油にも、強そうだなあ。
そこは、今年、早生のコシヒカリをつくっています。
コシヒカリだと、早く田植えをしないとと、気があせりますが、
晩生のヒノヒカリだと、水が入ってから、2週間から20日くらい、置いておけます。
荒じろをかいてから、20日くらいほっておくと、みんな芽を切ってくれないだろうか
そしたら、浮力がつくので、植代をかいた時、プカプカ浮かび上がってくれるなあ、
そこで、そうけを持って入って、ドジョウすくいみたいに、一網打尽、といってくれないだろうか
 
とまあ、うだうだと考えています。
誰か、ギャオス退治の秘策を持った人はいないかなあ

(6月26日 高知県の南国育種研究農場から)
ホームページ拝見致しました。
大変興味をひかれる内容でした。
はじめまして、当社は野菜の種子を育成しております南国育種と申します。
弊社のホームページも立ち上げましたのでご覧下さい。
「かおり」キュウリ、ピーマン全般、栽培管理、
海洋深層水葉面散布剤など記載されています。

今後ともよろしくお願い致します。

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783-0062
高知県南国市久礼田372-2
挙国育種研究農場
Tel  088-862-0005
Fax  088-862-0270
E-mail ikusyu(アットマ)ruby.ocn.ne.jp
URL    http://www6.ocn.ne.jp/~nangoku/

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(6月26日 和歌山のお米屋さん、井口さんから「小分け業者として有機認証」)
謹啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。また、平素は格別のお引き立てに預かり厚くお礼申し上げます。

 さて、かねてより 有機認証米・小分け業者 として申請中のところこのほど和歌山有機認証協会より 無洗米・有機認証米小分け業者とし
て認可をいただきました。これ偏に皆様方の日頃のご高庇の賜物と深く感謝している次第で御座います。
 
 食品の製造過程の管理のHACCP手法や、品質管理のISOよりも難解な規格、厳しい審査をパスいたしました。
 食の安全と農業を守るには 食べる人 作る人に思いを致して商いする。それなしに米屋の存在はない との気持ちで有機認証小分け業者と
してご期待に添いたいと思います。

 無洗米の有機認証米の小分け業者の認可は日本初です。

元より微力ではありますが「私を生かす」任務に努力する所存でございますので 何卒 倍旧のご愛顧と五篇立つのほど宜しく御願い致します


 先ずは 略儀ながらメール便をもってお礼方々 御挨拶申し上げます

                         敬白

(6月24日 石川の東さんから)
 先日、稲葉先生からメールを頂き、日程が3日
の金曜日が都合が良いみたいなのです
(こちらも金曜日の方が都合が良いのですが)
お願い出来ればと思っておりますが?
どうでしょうか?

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  東農場   東 浩一
 石川県 小松市 矢田町 イ24−3番地
 TEL 0761−44−3790
   tonton(アットマ)land.hokuriku.ne.jp
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(やまちゃんから)
東さんから、こんな計画が出されていますが、どう?
って、心当たりに聞いてみたら、
兵庫県から、高砂の前橋さん、稲美町の本岡さん、姫路の岡田さん
岡山県から、倉敷の塩田さんと山崎さんが
参加希望です。
東さん、お世話になります。よろしく
 
 
(6月25日 岡山の赤木さんから)
 
 私の住む地帯は、田植えの遅いことにかけては日本の中でも指折りじゃないかと思います。
6月19日に植え終わりました。1週間後に米糠反当80kgふりました。もちろん、代掻き後と田植え後には籾酢液2.5リットルとクエン酸の混合液を散布してあります。
 田植え後の籾酢液さんぷですが、やわらかいペットボトルを使い、蓋に3mm径の穴をあけ、稲の葉に付いてもいいように雨の日を選び、右に左にドピューと出してやれば、これは楽だった。
 米糠の入った米袋は、こぼれない程度にカッターナイフで口を切り落とし、数センチ幅のベルトを肩にたすきに掛け、そのベルトの内側に米袋を下げてみました。振りまくのは、当地方では「ゆりのこ」と呼ぶちりとりみたいなものでまきます。1町5反分やっとこさふり終えましたが、積んである車までの行き来に、もううんざりでした。
 ミジンコ・カブトエビ・豊年エビいっぱい出てきたよ。農薬好きおやじの隣の田んぼには、ちっとも見えへんけどね。
 苗代の周囲や中に、籾酢ボトルを吊り下げたのが効いたのか、ニカメイガも飛ぶ姿が少なかったようだし、苗に産み付けられた卵塊が、ほとんど見受けられなかったようです。来月中ごろには結果がわかります。
 やまちゃんにひとつ質問。
がぶがぶの 深水で代掻きすると、わらが浮いてしまい、吹き寄せとなって苗に覆い被さりませんか?ひたひた水代掻きでも、風下なんかかなり寄ります。
 近況報告でした。それから、パディハロー無くても私はなんとかやってます。
  8月4日 富山行きたいな行きたいな行きたいな・・・・・でも金欠だ
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓  赤木 歳通   h.rice(アットマ)themis.ocn.ne.jp
 
(やまちゃんから)
はいね、がぶがぶ水で代かきすると、代掻き翌日に、風下の畦際に、いっぱいわらが吹き寄せられます。去年は、そのため、吹き溜まりに植えた苗が消えてしまったところがあります。
今年は、がんじきで、届く範囲のわらと雑草を、畦際に引き寄せてから、田植えしました。
でも、引き寄せてみると、案外少ないものだな(莫大な量でないな)と、思いました。
 
おととい(6月22日)、しとしと雨で、涼しいお天気だったので、意を決して、除草機を押しました。押し始めると、この田んぼだけはオモダカとコナギが多いはずとは覚悟していたものの、まさにオモダカ+コナギ予備軍畑です。観念して、2反全部、一気に押しました。(3時間?)
やれやれと、家に帰り着いて、車から降りたとたん、左足が痙攣して、つってしまった。
なだめすかして、田植え靴を脱ごうとしたら、今度は、右足。これがなかなかしつこかった。
軟弱百姓だなあ、自分で言うのも、なんだけど。
それはさておき、6枚の田んぼのうち、この田んぼだけ、雑草が多いのは、なぜだろう。
2回目の代掻きの前に、手で泥をすくってみた時にも、多かったし、
田植え後、1週間くらいで、調べてみても、あちゃーと思うほど、芽をきり始めた草が多かったのです。
がぶがぶ水で、代かきして、オモダカの芋を浮かしてやれ(あわよくば、風下で捕穫作戦)と、思ったのですが、浮いた芋が見当たりませんでした。
 
あとひとつ
微生物のために、ミネラルがよさそうだというのを、ちらちら聞くものだから、
天然塩を入れようか、それとも、にがりにしようか?
結局、有機石灰(かきがら粉末)が、いちばん安いので、それを反当、40キロ、
春先にばら撒きました。
微生物の活性化に効かなくても、食味に悪くはなかろう、と思いつつ
その田んぼ(2枚)が、去年と見違えるほど、トロトロなんです。
効いたのかな?
ただ、その田んぼ、冬から春先にかけ、米ぬか200キロ入れているので、そのせいかも?
ただ、前に、米ぬかを入れたときには、そんなに変化は見られなかったのになあ、
どうしてかなあ?
 

(6月22日 千葉の川上さんから「尾輪のことについて」)
こんばんは、ドライブハローのことですがスタンドの穴はたぶんダメだと思います。
尾輪が爪と当たると思います。
それよりもニプロのドライブハローだとフレームの後側に2個ずつ穴が
あいてるとおもうんですが、そこにプレートでステーをつくってもらって
中古の尾輪のステーを溶接すればいいとおもいます。
わたしも昔ロータリーで使ってました。
たぶん機械屋さんがつくれば深さの調節もできるんじゃないかな。

ロータリーでもぜんぜん大丈夫だと思います。
最近のクボタにしろイセキにしろ純正のロータリーは代掻きも便利に
できるようになってるみたいですよ。
いちばんにドライブハローが高すぎますよ、うちのほうだとドライブハローつけてる
人とロータリーの人半々ですね。

今日は転作の小麦の収穫でした。
15町だったのでライスセンターの6条と実演機のクボタの新型のエアロスターの5
条とやっぱ実演機のイセキのジャパンの5条で刈りました。
やっぱ最新型のクボタのコンバインが一番効率的ですね。
あとお値段も高いですね。
でも日本の国もこんな穫れもしないしない、小麦作らせて補助金出して田んぼ休ませ
ていいのかな。

KAWAKAMI
satyan(アットマ)jasmine

(川上さんから「追伸で、訂正です」)
こんばんは、すみません仕事しながら考えていたんですが、尾輪を後につけると尾輪
の跡が残ってしまうのでだめかもです。
すみませんでした。

(折り返し、やまちゃんから、川上さんへ)
僕の場合は、深水状態で、泥水をかき回すような感じで代かきするので、
尾輪の跡が残る心配はありません。
播種機などを取り付ける穴、もう一度さがしてみます。

(6月23日  栃木の上野長一さんのお便り、紹介)
(前略)
今年は、ポット苗が順調に育ちましたので、ほっとしています。
苗作りの去年と違うところは
 ○苗を置くところに、去年から、苗をすえつけるまでの間に、3〜4回、米ぬか、油粕、鶏糞を入れ、二月から3回代掻きをやりました。
苗床に地力をつけようと思ったのです。
肥料分としては、前にも書いたように、すごい量になりなります。
 ○種子についても、もう無理をせず、ただ、塩水選の種子選別だけです。
温湯処理、低温処理といったことは、もうやめました。
風呂桶に水を巡回させ、種子は、桶の中につるすか、小さなコンテナに少しずついれて、
2日に1回くらい撹拌するくらいにして、はと胸状態まで、15〜20日くらいでしょうか。
それで芽が出たら、水につけたまま、野菜の保冷庫の片すみに入れておけば、
充分対処でき、まきたい時にまけます。
そんなことで、手抜きの仕事が続きます。

やり方を写真に撮ったので、送ります。
写真をとるのに、天候と時間の関係で、置き床がやわらかかったのですが、無理して、置いてしまいました。
その点を、ちょっと注意してください。

置き床を2〜3回床かき(代掻き)するのは、
水もちをよくすること
前年の稲株などをうまく処理すること
そして、多肥量が分解して、土になじんでくれること
を、考えてのことですが、
3回くらい代掻きをすると、地われがあまりしなくなるのです
おき床の、乾燥のしかたが、ゆるやかになって、
苗の育て方もやりやすくなるのも、忘れられないことです。

おき床が、すこし地割れしたところへ(地割れが5ミリくらい)苗箱を置くようにすれば、
写真のように、苗箱の上に人が乗って、結構楽にできますよ。

(このようにして、置いていきます。置き床がすこしやわらかいので、箱の中央が沈んでいます。
これが沈まなくらいの固さがよい。
沈んでも、後で下駄のようにして踏むと、戻ります)

(並べ終わったら、このようにして踏みます。
稲の苗のときも、(麦あとの苗が伸びるようでしたら)このように踏むのですよ)


早い分は、5月28、29、30日と植えたのですが、順調に生育しています。
草のほうも、順調で、草をどうしようか、今見ているところです。
(註、6月13日のお手紙です BY やまちゃん)
今のところ、冬に水を入れ、代かきした田んぼと差は見られないでいるのですが、
コナギはよいとしても、オモダカ、ホタルイ、クログワイといった草が、うまくおさまればと思っています。
ひとつの対草法を、何年も続けることは、
草もそれなりに、対人関係を作り、生き延びようとしますので、
対草法も、何年かに変える必要があるのではと思っています。
それは、充分に感じます。
そして、冬に何らかの土に力をつけることは、対草にたいしても、よいように思います。

今日は、小麦刈りです。
今年は、小麦あとには、晩生の山田錦を植えます。
今まで、山田錦は、出穂が遅いので、早く植えれば、早く穂が出るだろうと思っていたのですが、
それは、間違いなんですね。
早くても、遅くても、私のところの山田錦の出穂は、8月25日すぎて、9月の10日過ぎころなので、
その前の生育を考えて、やはり、6月中下旬ころの田植えがよいのではと思っています。
去年作ってみたら、よい結果でしたので、
今年は、山田錦は、春田から、小麦あとに切り替えました。
感光性、感温性といったところなんでしょうかね。

それでは、また
草との付き合い方をどうするのか、
それを考えさせられています。
それでは、ご自愛を

(6月21日 やまちゃんから「続・田植え後報告)

先日のメールで、山下が、「雑草は一坪に1〜2本」といったのは、もしかすると、少なすぎかもしれません。
「深水は七難隠す」で、水を落とすと、「あんれまあ」ということになるかもしれません。
僕には、そういうことが多いものですので、、、、
でも、深水にしての2回代掻き、その効用は、すごいなと思っています。
 
福井の塚本さんから、それを裏付けるような電話があったので、ご紹介します。
塚本さんいわく
ヒエやコナギが生え揃うまで待っての代掻きで
ひたひた水で代かきした田んぼは、雑草を抑えることは抑えるが、時間がたてば、すこし生えてくるようだ。
それに対し、がぶがぶ水で代かきした田んぼ(15アール)のほうは、生えてこないとのことです。
10センチ以上の、まさに深水で、ロータリーで代掻き、イメージとしては、水をかき回す感じで代掻き。
浮いた雑草は、そうけ(ザルみたいなものか)で、すくって、捨てたそうです。
ふわーっと、水に濁った泥(それが、沈んで、トロトロのもとになるのだろうが)、それより、雑草の種のほうが比重が重くて、先に沈むのではないだろうか。
ただ、どこを代かきしているのか、わけがわからない。小さな田んぼだからできるのだろうな。
大きな田んぼでは、無理じゃないかな。
(*註*、センサーでもつけて、やらないと無理かな、とやまちゃんは思ってしまいます)
 
 
(6月20日 千葉の川上さんから、「ドライブハローの深度自動調節について」)
こんばんは、わたしたちのところでは中干しで揚水をとめられてしまってます。
私たちのところは砂地で中干しなんて必要ないと思うのですが。
たぶん10日ほど止めるのですが、それで揚水組合の職員のボーナス分だとか?
雨降らないかな。
でも九州のほうでは雨で被害がでっているそうなので、勝手なことも言ってられない
ですね。

ところで山下さん代掻きのことなんですが。

ついでに、僕の方から、代掻き情報。
ドライブハローには、深度調節の尾輪がついていないので、つい、浅くなったり、深
くなったりしてしまう。
床が、凸凹してしまうのだ。
うまいぐあいに、浅く均平に、なかなかできない。
メーカー(ニプロ)に聞いてみたら、笑いながら
「昔は、勘でいかに平らに代かきするか、それが技の見せ所だったんです」
「最近のトラクタは、深度自動調節ができるので、そんな要望聞いたことないですね
え」
でも、自分でつけようと思うなら、中古捜してきて、つけられるみたい。
農機具やに相談してみようと、思ってる

うちも2台ともニプロで両方とも深度オートついてるんですが、やっぱ 勘のほうが
いいですよ。
ドライブハロー側のオート装置だけで2万円もしますし、あんまり平らにならないで
す。
ドライブハローの均平板に抵抗がかかると少しあがる装置なんですが、高いところの
土を引くんですから抵抗がかかってあがってしまうのです。
ロックしておくとトラクタにめちゃめちゃ力かかるし。
うちはついてるんですが、使ってません。
うちでは荒代の時に高いところはドライブハローのロータリーを回さないで土を引き
ます。
たぶんオートはいらないと思います。
やっぱ勘が一番だと思います。

代掻きもいろんなやり方があるんですね。
みなさんのやりかたもみてみたいですね。
わたしのやりかたFAXで送りましょうか。(たぶんみんなとおなじだとおもうんです
が)
山下さんのFAX番号教えてください。
では。
KAWAKAMI
satyan(アットマ)jasmine.ocn.ne.jp.


(やまちゃんから、川上さんへ)
中干し不要、僕もそう思います。
僕の地区では、最近は、中干しはめいめい勝手、と言うふうで、
僕は、中干しをしません。
砂地で中干ししたら、後々困るでしょう
きっと、この時期、揚水をストップしても、天からの雨があるので、
たいした弊害が出ないのでしょうね

さて、ドライブハローの深度自動調節の件、
その機能は、トラクターについているものと思っていたのですが、ドライブハロー側
にもあるのですね。
僕は、そんな高等なものじゃなく、
トラクタの尾輪(中古)を、キャスター台(ドライブハローを載せる台)の取り付け穴に、
代掻きの時に取り付けられるようにしようかと思ったのです。
ドライブハローの爪の深さと、尾輪の深さを同じにしておけば、
鋤き底(半不耕起で浅く、トラクタで起こした深さ)以上に、代をかく事がないので、
安定して、一定の深さに代掻きができるのでは、と思ったのですが、、
このアイデアは、いかがでしょうか?

それと、余談ですが、
半不耕起のトロトロ代掻き、ドライブハローでないとできないのかと聞かれたことが
ありますが、
そんなことないですよね
トラクタのロータリーでもできるし、そのほうが高速回転できるみたいです

(6月19日 HPの宅配便として、メール2つ転送)

お便り、2つ、送ります。
石川の東さん「石川の有機農場めぐり」のプラン
静岡の高村さん「代かき情報」
です
最後に、資料として、民間稲作研究所の「現地検討会とシンポジウム」の案内を掲載します。
 
                      SENT BY やまちゃん
 
(石川の東さんから)
 山下様、おはようございます
民間稲作研究所の圃場見学会が開かれる
8月4日の前後日の一日、石川の
有志が集まり、稲葉先生に自分たちの
圃場見て貰うことと、講義していただくことと

山下さんのホームページ上で、話題になった
40ヘクタールで有機ダイズを作っている
金沢農場(なんでも70ヘクタールとなった
噂が)へ、農場見学に行くなんて企画は
どうでしょうか?

まだ個人的なプランでしかないのですが、

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  東農場   東 浩一
    tonton(アットマ)land.hokuriku.ne.jp
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(やまちゃんから)
これ、おもしろそう
是非、企画進めてください
稲葉さんからTELがあってね、
「金欠がいまだ回復せず、今年はパスしようかと思って」というと、
「司会の補助をしませんか、交通費出してあげるから」なんていってくれるので、
あつかましく,参加します。
できたら、翌日、8月5日(日曜)がいいなあ
稲葉さんの予定があいてるといいけど
それと、宿、安いとこがいいなあ
なにせ、金欠なんです
 
 
(静岡の高村さんから)
 代掻き情報でーす。
自分で実感して覚えたことは、すごい宝ですね。
 我が家は、えぶり(平らにする道具)を使わないで平らにする代掻きをやっています。
5年やればまったくえぶり要らず...でも田の性質があって高い所は高くて、低い所は低いで均しても、また元に戻ってしまうと言う意地悪が田の性質のようです。下のまさがでこぼこのせいですね。
 外側から四角く中に入っていき、中から外側に四角く外に出て行く代掻きをしていると四隅が高くならず平らに均されていくようです。田起こしをするときも常にやった方が良いと思います。最後にはしご(ならし棒)を引けば出来上がりですね。
 最後を見ると、起こしが浅いので車輪の跡が残って気になるし、欠株の原因になるのでやっています。    
静岡の高村 
 
 
(やまちゃんから)
なになに?
外から四角く中に?中から四角く外に?
わっかりましぇーん
絵に書いて、FAXで送っていただけませんか。
それとね、この間、綾部の四方さんらのTVドキュメンタリーを見ていたら
井上さんが、
「代かきで、田んぼのあそこの高い土を、ここの低いところへもってきて、、、」
などと、のたまわっていましたが、
(はしごや、代かき棒など使わずに、ロータリーだけで)
代掻きで、意図的に、土を動かすことなんて、僕には、到底できません。
四隅や畦べりがが高くなることはあっても。
綾部の四方さん、「井上さんは、できるのだろうか?」
 
ついでに、僕の方から、代掻き情報。
ドライブハローには、深度調節の尾輪がついていないので、つい、浅くなったり、深くなったりしてしまう。
床が、凸凹してしまうのだ。
うまいぐあいに、浅く均平に、なかなかできない。
メーカー(ニプロ)に聞いてみたら、笑いながら
「昔は、勘でいかに平らに代かきするか、それが技の見せ所だったんです」
「最近のトラクタは、深度自動調節ができるので、そんな要望聞いたことないですねえ」
でも、自分でつけようと思うなら、中古捜してきて、つけられるみたい。
農機具やに相談してみようと、思ってる
 
ついでのついでに、
今日、雨の中、田んぼに入って、泥を手ですくったりしながら、田植え後10日くらいの雑草の生えぐあい見て歩きました。
一枚は、このあいだ書いたように、コナギやオモダカがかなり多い。
だけど、残り5枚は、ほとんどといっていいくらい、きれいなものです。
ヒョロヒョロしたヒエが生えてる田んぼでも,一坪に、1〜2本くらいなものだ。
除草機を押すほどのこともない。
きっと
拾って歩いても、しれてる
だけど、てんぷら油の廃油を、どれかの田んぼに流し込んで、試してみたいなという誘惑がおそってきた。
去年の失敗に懲りずに
稲があとちょっとしっかりしてきてから、ぐっと、浅水にして、
なんて、考え始めている
やばいぞ、やばいぞ
このことは、また、頭を冷やして、また今度書くことにします。
 
 
(資料)
 
      平成13年 小資源・環境保全型稲作技術講座
   無農薬・有機栽培圃場の現場見学会とシンポジウムのご案内
                               NPO法人 民間稲作研究所
                              栃木県河内郡上三川町鞘堂72
 
 今年は東北が福島県原町市・相馬市、関東は茨城県霞ヶ浦町、関西が富山県富山市で
小資源・環境保全型稲作の技術交流会を他団体との共催で開催いたします。
 有機農産物の認証制度が本格的にスタートいたしましたが、育苗問題,除草問題など
を中心にまだ技術的に未解決の部分が数多く残されております。また新たなテーマとし
て環境保全.型稲作の拡大によって水田の生物層がどう豊かになり野鳥等の飛来が多くな
るのか等を具体的に調査し、地域の環境保全に水田がどう関わっているのかを積極的に
明らかにして、消費者や行政にアピールしていく取り組みも必要になってきています。
 東北地区の集会では環境省や農水省の政策転換を促す機会にもなると思いますので、
消費者の方々も家族旅行を兼ねて是非ご参加下さいますようお願い申し上げます。
 その他の会湯の内容はいかに省力・低コストの無農薬・有機栽培を実貌するかという
テーマですが、除草問題を中心に栽培技術の再検討と食べ物としてのお米の価値,環境
への貢献等をテーマに研修会を開催したいと思います。また有機認証制度についても意
見交換をしたいと考えておりますので万障お繰り合わせのうえご参加ください。
 申込みされた方には折り返し詳しい案内をお送りします。 
 
事務局(申込書送付先) NPO法人民間稲作研究所
 〒329−0526 栃木県河内郡上三川町鞘堂72
 TEL0285−53−1133 fax53−1512  Eメールmik@ah.wakwak.com
関  東  会  場
主 催 NPO法人民間稲作研究所・日本の稲作を守る会
日時・日程  7月7日(土)
 9:00 集合 水戸線土浦駅前(公共交通機関利用者)
10:00 霞ケ浦町農村環境改善センター く自家用車利用者)
       茨城県新治郡霞ケ浦町坂934−1 TEL0298−96−1138
10:10〜12:00 飯田氏圃場一服部氏圃湯一松岡氏園揚見学
 1:00〜 5:00 検討会および意見交換会(農村環境改善センター)
  司会一稲葉光圀,小長谷裕宝
   発表者一服部,飯田氏,民間稲作研究所
   (参加者の、質疑・提案・実践発表を期待いたします)
   1.有機栽培の技術問題に関する意見交換
   (1)育苗及びコメヌカ,くず大豆,アイガモ除草の現状と問題点
   (2)生育中期の診断と肥培管理(報告一服部,飯田,松岡,稲葉,小長谷)
2.有機栽培米の食味,栄養価,保存性に関する意見交換
3 環境保全型稲作と生物多様性の復活運動について
4 有機認証と販売問題−『有機稲作ねっとわ−く』準備会について
(日本の稲作を守る会北関東支部事務局より)
参加費 5000円 (昼食代,資料代,会場費) 
 
関  西  会  場
主 催 NPO法人民間稲作研究所
日時・日程  8月4日(土)
9:30〜10:00 受付 タイワ精機
         富山県富山市関186 TEL0764−29−5656
10:00〜10:20 タイワ精機実験農場一工湯見学
10:30〜11:00 宮山県農業技術センター圃湯見学
11:10〜12:00 富山県立中央農業高校園場見学 担当 室井先生
12:40〜1:20 あいさつと記念講話(タイワ精機会議室)
  あいさつ タイワ精機社長 高井芳樹
 記念講話  富山県農業技術センター 小島氏(予定)
    富山県における環境保全型農業の現状と将来計画について(案
 1:30〜 5:00 検討会および意見交換会
  司 会一稲葉光囲,山下正範
  発表者−タイワ精機 里氏,室井先生,小島氏,民間稲作研究所
   1.有機栽培の技術問題に関する意見交換
    (1)育苗及びコメヌカ,くず大豆除草の現状と問題点
    2.有機栽培米の食味,栄養価,保存性に関する意見交換
    3.環境保全型稲作と生物多様性の復活運動について
参加費 5,000円(昼食代,資料代,会湯費)
 
 
東北会場
環境保全型稲作技術の確立と水田の生物多様性の回復に関するシンポジウム
     ー「有機稲作ねっとわ−く」の結成を願って一

7月25日〜7月26日
(有)晴風荘
    福島県相馬市岩子字中島539−15(TEL0244−35−3289)
参加費 17,000円
(25日昼食費,夕食懇親会宿泊費,26日朝食,昼食,圃湯見学バス代,資料代を含む)
定 員 集会120名  宿泊80名
前泊帝望の方は早めに事務局にご連絡ください。(会員農家民泊又は晴風荘)
(6月17日 京都の奥村さんから「田植え、その後」)
私のところも、6月2日に植えました。
9日にEM−1の原液を1反4畝に2L撒いて、米糠を20袋土手からと、届かなかったところは、袋を持って撒きました。撒いてから、3日くらいは、周囲をはばかる発酵臭がして、田んぼにいるのが気がひけるくらいでしたが、今では、全く臭いはしません。
 荒掻きをしてから、約3週間経ちましたが、今のところ雑草の姿は見えません。その代わり、ミジンコ、カブトエビ、クモ、おたまじゃくし等が出てきました。そして、水面をびっしりと浮き草が覆っています。ところが、例年だと、田に水を張ると、野生の鴨が10羽くらい遊びに来るのですが、今年は、1〜2羽来るくらいです。この辺が少し心配です。こんな状況で推移しています。このまま、草が生えなければ良いのですが、そうは、いきませんよね。
          京都・一乗寺に住まいする。  奥村 陽
 
 
(6月17日 福井の塚本さんから「除草剤を使わない草抑え」。)
荒代から植代までの期間を、ヒエなら3本になるまで、コナギならびっちりはえるまであける。
5月末なら20日、4月下旬なら30日、40日湛水したままで放置する。
10日ごと、2週間ごとに代かきすると、草が生え揃わないようです。
去年と今年、5アール程度の水田で確認しただけなので、来年、40アール、65アールの区画で再現できるか試してみたいです。
 
この方法でも、草の発生はあります。
遅いこと、少ないことが特徴です。
稲以外を全滅させる必要はないと思います。
稲の草丈が伸びてから深水にできるので、とても楽です。
除草剤を使う場合でも、かなり減量できると思います。


(6月17日 やまちゃんから「RE,RE除草機の押し方」)

木酢は、田植後しかやってませーん
頭の片すみに、「ほんまに木酢やって、きくんかいな」とか、「だまされたと思ってやってみよう」なんて、不埒なこと考えながらやるからあかんねやねえ。
確かに、2回代かきで、発芽しかけて、根っこや葉っぱを出しかけているやつは、浮力があって、じゃぶじゃぶ水の上に浮いて、そのうちとろけて腐ってしまう。
ところが、水をパンパンに吸って、今にもさあ発芽しようかなと、思ってるやつは、代かきが終わったら、わが世とばかりに思うやろなあ。
問題は、そこですね。雑草は、自然界の法則どおり、一気に発芽をそろえようとはせえへんね。そんなことしたら、条件によって、子孫を絶やしてしまうかもしれへんから。
 
この間の、除草機、「じゃぶじゃぶ水に浮かして叩くか、ひたひた水で練りこんで叩くか?」は、すこし舌足らずでした。
なんで、そんなこと言い出したかというと、苗代の代かきをがぶがぶ水で(1回で)やったところ、苗箱並べと雑草の発芽が、ヨーイドンで一緒になってしまったのです。
雑草を押さえるのに、ただ代かきをすればいいてものじゃないな、てなことを思った次第です。
ただ、赤木さん、理にかなった「2回代かき」をやれば、四葉のヒエなんて、ありませんよ。
それと、がぶがぶ水の代かきやり始めたら、あれは癖というか、快感になりそう。
ただ、やっぱりパンパンに水を吸った雑草の種の問題は、残るのだけど。
熊本の後藤清人さんの田んぼでは、その種は、トロトロ土よりも重くて、トロトロ層(2〜3センチ)の下に沈み、発芽しない、中干し(?)あとに、ひび割れた土になってから、やっと発芽し始めた、ということで、そんな写真が「現代農業」に載ってたけど。

(6月16日 岡山の赤木さんから「植代直後に木酢は?」)

明日16日から田植えです。田植え機の整備を夜なべにしました。
こなぎのことですが、植え代掻きの後には散布しなかったのですか?朝、代を掻けば、夕方には敵は発芽を開始しているのですよ。私は代掻きの後、四隅をじょれんで手直ししたら、直ちに籾酢液を反当2.5リットル撒きます。今日もしました。
 心配なのは大きな稗です。代掻き時に4葉以上の稗がわんさか生えています。ひたひた水で練りこんでも起き上がってくるのがたくさんあります。もう手で取るしかありません。今からふんどしを締めています。
 除草機は使っていませんが、「除草剤を使わない稲つくり」の本に、田植え直後は深水で浮かし、後になると水を落として、こなぎを練りこむようなことが記載されてたのを記憶してます。
 菜の花の跡を代掻きしましたが、10cm角に1本以上、草丈2mの菜の花はすごい土つくりになってるみたいです。鋤きこんでから20日。ボロボロになっています。水温が上がるとわいて、土はグワグワからトロトロになってゆくでしょう。除草効果もありそうです。結果報告はお盆の頃いたします。
 
 
自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通 h.rice(アットマ)themis.ocn.ne.jp
 
(6月16日 高知の奥田さんから)
こちらは例年に比べて、入梅後も雨は少な目です。
近所の早稲の「なつひかり」は早いところは穂が出始めています。

こちらは水不足の心配はなくなりましたが、朝鮮半島や中国東北部の干ばつのニュー
スが気がかりです。「中国東北部で二千三百万ヘクタールの乾燥被害」想像もつかな
い面積ですが、トウモロコシや小麦の国際相場が急騰すれば、米の国際相場も上が
り、特に通貨の弱い輸入国は飢餓が心配です。この先、一、二週間のむこうの天気気
になります。
  我が家は三千羽の鶏を飼っていますが、去年後半あたりから輸入トウモロコシや、
大豆粕など高くなってます。口諦疫での代替え飼料を買う動きなども高騰の原因らし
いです。養鶏業界、今年は餌高と低卵価のダブルパンチです。

〜山ちゃんへ〜

袋を切るだけ、こんなことでも役に立ってる様子うれしいですね。山ちゃんが袋を切
りながら撒き、僕がこのページで見つけた「サンパー改造」で撒いたんですね。

山ちゃんの除草機のタイプが分からないけど、僕が過去に使ったのは、名前忘れたけ
ど、大きいローターが3条分回る強力なやつと、これがおしゃかになってからは、溝
きり機の後ろにつける5条のアタッチ式(鳥取県のメーカの物)でした。僕の場合普
段から出来るだけ深水管理なので、面倒なので、そのままやっていました。大ロー
ターのほうは草が良く浮きましたが、強力すぎて田植え後二週間以上にならないと使
う気がしませんでしたが、5条のほうは一週間後ぐらいから使え、水あるなしに関わ
らず雑草の埋め込みが良かったです、また軽くて旋回や能率も良かったです。
僕の場合除草機は草が出る前に使いたかったので、「米糠除草」にしてからは休んで
ます。参考にならんかな?。

奥田誠志
ofoku(アットマ)sun.inforyoma.or.jp
高知県南国市

(6月15日 千葉の川上さんから「タニシについて」)
いつもメールの宅急便たのしみにしてます。
きょうは雨だったので、たんぼの畦刈りをしてました。
うちのたんぼは排水のほうの隅っこ2坪ぐらいがいつもきれいにたにしにたべられて
います。
何度補植しても何日かするときれいに食べられてます。
たんぼの枚数あるだけにけっこうな面積です。
休耕に認めてほしいくらいです。
きょうも家内が植えていたんですがもう時期もおそいのでだめだよいっていたんです
が。

できればたにしの輸入はまずかったかも(わたしの考えですが、生き物は自然環境に
すぐ順応してしまうような気がします)
草だけをたべてくれることを祈ります。

KAWAKAMI
satyan(アットマ)jasmine.ocn.ne.jp.





(6月14日 やまちゃんから「除草機の押し方、迷っています」)
田植後、約一週間になります。
いちばん気がかりな、去年オモダカでいっぱいの田んぼ、畦際から米ぬか散布しながら、田んぼの泥を手ですくってみたら、あちゃー、コナギがいっぱい発芽しています。
片手でひと救いした泥の中で、2〜3本、コナギが葉っぱ1枚から2枚、きっちり根を出しています。
2回代かきして、6月5日(火)に田植、6月7日に畦際から米ぬか(反あたりにすると80キロ)散布して、木酢+クエン酸を投入した田んぼです。
植代(6月3日)後、11日で、コナギが葉っぱ2枚出しているということは、何日ころ芽を切ったやつなのかなあ。
代かきの時に、充分水を吸っていて、発芽準備中だったものかなあ。(そこらあたりも、きっちり把握できるといいなと思うけど、その観察は僕には、不向きなようです)
 
今年、苗代と本田の代かきをやっていて思ったこと。
代かきで草を叩くのに、ひたひた水で、雑草を練りこむか、がぶがぶ水で、雑草を浮かせてしまうか、
その2つの方向があるように思いました。
 
中耕除草機は、できれば押したくない、と思っていて、だから、いつも中途半端な押しか確かしていないのですが、
この田んぼばかりは、早めに押した方がいいようだ。
そこで、中耕除草機の押し方について、わからないことがあります。
 
代かきでの草の叩き方にも通じることですが、
水を落として、ひたひた水にして、除草機で練りこむようにするのがいいのか、
それとも、がぶがぶ水の状態で除草機を押して、雑草を浮かび上がらせてしまうのがいいのか。
雑草の大きさにもよるのでしょうが、、、
みなさんは、どうしておられるのかなあ
 
畑の雑草との付き合い方は、昔に比べれば、ずいぶん上手になりました。
かみさんが、別人の畑みたいねと、からかいます。
田んぼの雑草との付き合い方が、まだいまいちです。
ちょっとしたことで、あ、そうかと気づくことも多いものです。
HPに書いたけど、うれしいので、もう一度
米ぬかを畦際からふって歩くのに、紙袋の上をカッターナイフで切って、すりきりいっぱいにしてふります。
中ほどで、また、カッターナイフで切り取ってやると、袋の中のほうまで手を突っ込まなくても、米ぬかを掻きだせるので、見違えるように楽になりました。
高知の奥田さんのメールにヒントをもらいました。
 
 
(6月13日 石川に東さんから「コナギ畑」)
 昨年まではコナギが沢山出ていたのに
今年は少なくなったとか、ほとんど見なくなった
方いませんか、今年私の知る限り昨年コナギが大発生
した田圃は、今年も大変のようです私の所はポツポツ
としかみえないのですが何時大発生するか解らない
状態であることが感じられ、聴いているだけで
冷や汗物でした、去年は駄目だったけど今年は
OKだった方の情報有りませんか?
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  東農場   東 浩一
    tonton(アットマ)land.hokuriku.ne.jp
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(6月13日 高知の奥田さんから「思わぬ反響にビックリ」)

こんにちは、メールを開けて思わぬ反響にびっくりです。
僕はのうてんきないいかげんな男かも知れません、結果から言います。
先週タニシの画像を送った翌日(土曜日)送りました。
 
正直ここで報告するの嘘を言ってしまおうかと思いましたが...。
頼まれた彼に義理があるわけでもなかったのですが、僕自身は10年ぐらいジャンボタニシを見てきた経験と、福島県の山間地という気象条件もあり深刻に考えませんでした。これが暖地で田んぼで越冬できるところなら断ったと思います。
 
また電話を受けたときの話では、以前から紀州から持ち込んだタニシを地下水などを利用して養殖し、越冬させているということで、今年は一部の田に全て放したけど、カモだったかな?にやられたのかほとんどいなくなってしまったと言うことでした。この話を聞き越冬の設備までしてよくやるなという思いと、田んぼで越冬できないと成功の可能性は低いとも思いましたが「送る」と返事しました。
 
地元高知県内でも山間地に持ち込んだけど、越冬せず失敗したうわさも聞いてます。僕の経験からはその田んぼで越冬したジャンボタニシが最もすごく、田植え後の稲だけしかない頃から活発になり、雑草など生える間もなく、常に飢えてるって感じです。水路や他の田んぼなどから移動してきたものなどは活動の開始が遅れるので、なかなか稲の被害までにはならないようですが、その親が産んだ卵がふ化する時期、ここらでは今頃から増えます。無除草剤の場合雑草はずいぶん大きくなってます。
 
僕の田んぼでは越冬が多く除草効果があるのは、5枚のうち一枚だけです。その一枚の田は、冬場でも少し水分の多い田んぼで、他の田んぼは乾燥するのか?越冬が少ないです。(タニシ保護のつもりもあり収穫後春まで不耕起ですが)
 
でも僕の考えが甘いのかもしれません。冬寒い地域でも田んぼの付近に水温の高い大きな池などあればどんどん増殖するかもしれませんね。
いろいろとご忠告ありがとうございました。
 

奥田誠志
ofoku(アットマ)sun.inforyoma.or.jp
高知県 南国市
 



(6月13日 静岡の高村さんから「カブトエビって、きれいな色」)

暢気なことを言うと真剣になっている方に失礼ですが、ジャンボタニシの画像観ましたが、きれいな色をしている物体ですね。驚きました。

 田んぼに変化が....稲虫ゾウムシが現れてしまったのです。わー困った葉っぱがなくなってしまうと思い、退治せねばと思い、木酢液とストチュウとにくにくと唐辛子と柿酢をミックスして散布して歩きました。
そしたら、今度はドロオイが出ていて、又びっくりアゼーンとしました。敵はなかなか手ごわそうです。
 でも、分決が取れてきたので、稲の方が勝つのではと見守っています。外敵退治に皆様は何を使われているのか教えてください。  Eメール:taka415@basil.ocn.ne.jp  静岡の高村


(6月12日 haneさんから「はじめまして!」)
今年初めて稲作にチャレンジしています。
全くの素人なので、近所の人の言うがままになっています。
でも、せっかく自分で食べるお米を作るので、減農薬などにも
興味があります。
素人でもできる減農薬栽培の方法を教えてください。
kysk(アットマ)mx6.tiki.ne.jp

(6月11日 岐阜の山田さんから「ちょっと心配ですねー」)
いつも宅配便ありがとうございます。
 イノシシ田植が終ってホッとしたのも束の間、早々に村中イノシシに
田んぼを掻き回され、春からその対策に忙しい毎日です。
春先からイノシシの被害に怯えるなんて今まででは考えられなかったことです。
結局電気牧柵を10台ほど導入することにしました。
以前メールで「イノシシにも命がある、仲良く共生する
のが知恵ある百姓だ」なんてお百姓仲間から
お叱りを受けたことがありますが、そんな言葉のお遊びをしている場合ではありません,
秋までに村中の稲が全滅の恐れにおののいております。
やるかやられるか喰うか食われるかの闘いの様相を呈しています。
イノシシの罠の免許も高いお金払って取りにいく予定です。
 ジャンボタニシ
ジャンボタニシの輸出の件は余計なことかもしれませんが、とても心配です。
その田んぼだけで留まっていれば問題ないのでしょうが、万一、他の方の田んぼへ広がったりしたら
損害賠償もんにならないとも限りません。実験でしかも少量で試されるということとは思いますが
立地条件、拡散のリスクを十分に考えておく必要があるのかも知れません。
仮に私がジャンボを取り入れるとしたら村の多くの人、
または少なくとも同じ水系の方の同意を取ります。
多くの方は稚苗植え、東北も春先の温度が低いでしょう
から苗が平場のように急激に育たないとすると
リスクをより考えないといけないのかも知れません。
 クズ大豆
クズ大豆はウチのような高冷地でも一週間もすると原形を留めないほど分解しました。
最初に白くふやけ、緑の藻がはびこり、ピンク色に染まり消滅ました。
最終のピンク色は大豆一粒にどこからきたのか糸ミミズが平均3匹ほど入っているために染まったように見えま
した。
形が消滅すると水面に腐った汁のようなものの幕を張ります。
腐っていく過程があっという間に見れますし水面が原始的になって
なんかいい感じです。訳の分からぬ藻が水面を覆い始めています。
今後の変化がまた楽しみですが、
無料の肥料だと言うところが貧乏人には将来の光を感じさせてくれワクワクします。
まだ3トン程残ってますよ〜。

(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)
 山田正隆   農事組合法人福地ハイランズ 
 URL
http://homepage2.nifty.com/happy_rice/
  e-mail       highlands(アットマ)nifty.com
  i-mode      09021388051(アットマ)docomo.ne.jp
  tel&fax      0574-49-1761     
  505-0421  岐阜県加茂郡八百津町福地751-11 
(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)

(6月11日 岡山の赤木さんから「ジャンボタニシの輸出は考えもの」)

私の地域にもジャンボタニシはわんさかいます。多くの百姓は目の敵にして、夏になると大量虐殺がおこなわれ、心がいたみます。特に、稚苗の人に被害が大きく、補植に手間取っています。ポット苗でも水深の深いところは食害を受けるので、私はあらかじめ苗を仮植えしておき、田植え2週間以上たってから補植します。
 そんなわけで、ジャンボタニシの非生息地への導入は反対です。導入した人は、地域でどんな立場になるか想像できます。私の地域でも同じですから。
 
 それからやまちゃん、苗代に籾酢液吊り下げた画像、まだでないかな?
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓  赤木歳通  h.rice

(6月11日 やまちゃんから高知の奥田さんへ「米ぬか散布、楽になったよ」)

奥田さんにヒントもらって、米ぬかまく時、ハサミ持参で袋を切り取りながら畦から散布しました。昼間の南風の時は、南から、夕方になって、北風になったら北から、風に乗せて。
ぐっと、楽チンになりました。
まん中どころは、去年同様、米ぬか湿らせて、米ぬか団子で、花さかじいさんよろしく、放り投げています。反当60〜80キロ。
あと、動散で油粕を散布する予定です。
体力的には、去年より余裕がありますが(なんせ、去年は米ぬかと油粕を湿らせたものを、反当150キロ力まかせに放り投げようとしていたのですから)、何やかやといそがしく、まだこれからです。

(6月9日 やまちゃんから「ジャンボタニシの東北への輸出、やばいなあ」)
(やまちゃんからひとこと)
きっと、ジャンボタニシ(スクリミリンゴ貝)の写真見るの初めての方も多いと思います
稲の株元に、黒くてまるく見えるのがそれ、ピンク色に見えるのは、よう壁に産み付けられた卵です。
戦後、エスカルゴの代用品になるのではと期待され、あちこちで養殖がブームになったけど、ゴムみたいで固くてまずいらしく、見捨てられたのが、田んぼで大繁殖したと聞きました。
この貝、大食漢で、稲も雑草もむしゃむしゃ食うので、被害にあっている田んぼが多いが、その習性を逆手にとって、抑草技術としても活用できる。
(と、ここまで、ジャンボタニシにおなじみのないかたむけの解説でした。関心のある方は、IPMのメーリングリストに、僕が「ジャンボタニシは撲滅するほかないのかなあ」と、送った「資料」がありますので、そちらご覧ください
 
天敵カルテIPMメーリングリストの公開ページ
http://tenteki.cgk2.affrc.go.jp/ml/ipm/maillist.html
の、IPM番号716です)
 
さて、おいおい、東北に輸出して、大丈夫かなあ、と思ってしまいます。
ちょっと、やばいのとちゃうか。
僕の家の周りの田んぼには、うじゃうじゃおる。
そこでは、僕は野菜を作っていて、車で20分ほど走ったところで、いとこの田んぼ借りて、お米作ってます。
そこは、まだジャンボタニシが進出してません。
もし、ジャンボタニシが、自分の田んぼにいついてしまったら、僕は、彼らを殺そうとせず(殺したって殺しきれるものではないから、無駄な抵抗はせずというところか)、彼らを飼いならして、雑草対策に活用するやろなあ。
本音言うたら、「ジャンボタニシがおってくれたら、雑草なんか、ちょろいもんや」とおもたこともあります。
でも、夜影にじょうじて、こっそり田んぼにばら撒いて、とまでは、思いまません。
あの毒々しさ、ふてぶてしさは、強烈です。
と、ここまで書きながら、そうやなあ、奥田さんも、ジャンボタニシがおる田んぼは、ジャンボタニシにまかせているみたいやけど、おらへん田んぼは、悪戦苦闘されてるみたいやなあ、おんなじことやなあと思いました。
僕は、自分で言うのも何やけど、ええ加減で、信じられへんくらいアバウトな人間です。
昨日も、家内が「米ぬかまいて、カブトエビ大丈夫やろか?」と気にするので、
「死ぬのもおるけど、こうやって毎年でてきよるやないか、いちいち気にしとったら、草に追われて、こっちが殺されてしまうわ」というような人間です。
でも、今おらへんところへジャンボタニシはやばいんとちゃうかなあ?と思ってしまいます。
カブトエビくらいはええと思うんよ、新潟の人が「是非見てみたい」というので、土を送ってあげたことがあります。
それも問題かなあ、皆さんどう思われます?

(6月8日 石川の東さんから CNP「クロルニトルヘン」について)
 CNPについてですが
水田用の除草剤です
今は使用禁止になりましたが
MO、サターンM、オードラムM、ショウロンM
などMの付いた除草剤に使われてました
三井東圧が開発した薬剤で
1965年から10年前位まで使われていました
不純物としてダイオキシンが含まれていました
等いろいろ有るのですが
若林さんが無農薬の米作りを始めたきっかけ
を作った除草剤でもあります
詳しいことは若林さんの方がご存じかと思います
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  東農場   東 浩一
    tonton(アットマ)land.hokuriku.ne.jp
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(6月7日 高知の奥田さんから「画像送ります」)

いつもご苦労様です。この前の画像添付ファイルで送ります。
 
ある東北の方より、ジャンボタニシ送ってほしいと頼まれたんですが、どうやって送ればいいのでしょうか?ビニール袋にタニシを入れて酸素を充填してとか考えられますが、どなたか経験ありませんか?5キロぐらい送る計画です。
 

奥田誠志
ofoku(アットマ)sun.inforyoma.or.jp
TEL/FAX088−864−3242
 


(6月7日 大阪外大の藤本さんから「REビオトープ池、私の名前がありました」)
東さんへ
前回の宅急便に私の名前が載っていました。
石川って、大阪府の南部を流れる石川でしょうか?
あの早春の風物詩といわれる石川大掃除が行われている石川で
活動されているということでしょうか???
私はなんと富田林市に住んでいるんですょー!!!
大学まで片道2時間半かけて通っています。


ところで、東さんは
学校かどこかで、ビオトープ池と作ろうと考えているのですか?


明日から2泊3日で淡路島で
高校生を対象にビオトープ作りのワークショップが開かれます。
今度は、その記録係として行って来ます。
というわけで、いつもあまり速答できませんが、ご勘弁ください。
ではでは、良き週末をお過ごしください。

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藤本妙子(FUJIMOTO Taeko)
大阪外国語大学 国際コース M1
E-mail:fujimiya(アットマ)sweet.ocn.ne.jp
URL:http://www4.ocn.ne.jp/~fujimiya/
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(6月7日 熊本の岡さんから 「2回代かき」)

今晩は、熊本のおかです。
いつもメール楽しみにしています。
私も代掻き二回に挑戦ですが、今日(7日)代を掻きましたが、2回目は、1週間先で良いのでしょうか?
10日は、消費者の方々と田植えをやります。午後はバベキューです。
ミルキを植えます。
もうすぐい草の収穫(6月28日から)ですので、その前に田植えです。
代掻きのアドバイスよろしく
 
 
熊本県八代郡鏡町宝出
 ふぁみり〜ふぁ〜むOKA  岡 初義
 
 メール aijyooka(アットマ)mocha.ocn.ne.jp
   URL   http://www2.ocn.ne.jp/~farm-oka/
 

(6月6日 農文協の赤沢さんから「屋上でバケツ稲」)
毎日のようにメール情報をお送りいただき、ありがとう御座います。毎日赤坂で
机に座っていると、農家の日常生活や感覚を忘れてしまいますが、元気の良いメー
ルを見ていると勇気づけられます。
 ところで、おいらは松本で週末で百姓をやっているいわば兼業農家ですが、今、
 赤坂でも稲作りをやっているのだ。バケツ稲つくりの本を作るために、農文協の
 屋上で、バケツ30数個、1坪くらいのブロックとシートで造ったミニ田んぼ。
 そこに北海道のきららとほしのゆめ、コシヒカリに日本晴、九州のヒノヒカリに
 古代米を作っているんだ
   苗もプランター、トロ箱、紙コップで育てました。育苗で感じたことは、手植
   えのバケツ稲の苗なら、プランターのプール育苗が最高だったこと。プランター
   に8cmくらい培養土を詰め、条間3〜4cm、株間2〜3cmにスジまきす
   する。発芽までビニールで多い一斉発芽。1、5〜2葉期になったら、プラン
   ターの排水穴に栓をして、プール育苗。これで何もしなくても1〜3号分げつ
   が発生した成苗ができる。これはいける。来年から全国のバケツ稲つくりがこ
   れで変わる?。
  バケツの土は、宇根さんから送ってもらったカブトエビの卵入りの土、発酵肥料の薄上さんの土など、いろいろな土で試験もしている。多く購入した黒土と赤玉土の細粒を混ぜたもの。田植えをして驚いたことは、田土は翌日にはアワが出て、アオミドロが発生し、数日後にはミジンコやウキクサが発生したこと。改めて土は生きていると実感。
 しかしである。バケツ稲にとってこの微生物活性の排泄物であるアワが曲者だ。
 福島の薄井勝利さんにも脅かされた田んぼは水が地下に浸透するので、水をかけ
 ていれば自然と深くまで酸素が供給されるが、バケツ稲はそれがない。もうすぐ
 根腐れして、分けつどころでなくなるというのだ。本にする以上、失敗は許され
 ない。薄井さんはソフトシリカや光合成細菌を大量に投入し、1株200〜30
 0本ものバケツ稲を作っているが、そんなことは小学生には無理。ワラをもつか
 む思いで高知大学の山本先生に相談。稲の容器栽培は、7〜10日おきに底から
 水を抜き、新しい水に替えることが必要だとのこと。それに水を替えると肥料分
 が抜けるので、水を替えるたびに液肥を追肥すること…。なるほど、これ以外に
 ない。早速、バケツの底壁に木工ドリルで穴をあけ、木栓をした。
  6月1日に1号、2号分けつした5、7葉の苗を1〜2本植えしました。そし
  てみんなで屋上で、30数階のビルのネオンとロウロクの光の元、おさなぶり
  を楽しみました。
   田んぼ以上にバケツ稲は難しい。これからどうなることやら、もし、こんな情
   報がおもしろいようだったら、これから定期的にご報告します。
  
(社)農山漁村文化協会  書籍編集部  
赤澤 久喜


(6月6日 千葉の川上さんから「こんばんは」)
こんばんは、ついに田植えですね、ご苦労様です。
あめのほうは大丈夫ですか。
さらさらした雨ならかえって活着がいいかもですね。

ところでちょっと聞きたいことが(いつもすみません)
CNP(クロルニトロフェン)について情報がほしいのですが。
ある資材屋さんと話している時にでてきたんですが、わたしあまり詳しく知らないも
のでできれば教えていただければ。
では。

田植えがんばってください。

KAWAKAMI
satyan(アットマ)jasmine.ocn.ne.jp.


(やまちゃんから川上さんへ)
CNP,インターネットで検索してみたらどうだろう。
それと、なんでCNPが話題になったのか?CNPの何が問題になっているみたいか?そういうことも一緒にお便りいただけると、川上さんのメール、一気に情報量(メッセージのアピール)が、豊かになるような気がします。
この間に、ペレット形成機についても、同じような気がするなあ。
どうぞよろしく。

(6月7日 石川の東さんから「ペレット形成機」)
 山下さん、いつも有り難うございます
何だか呼ばれたみたいなので、お邪魔します
ペレット形成機のことですが、安い物で数十万円
から、上を見たらきりがありません、
ペレットを作るには
点圧造粒、と、しっしき造粒の2つの方法があります
その他にも色々な造粒の方法がありますが
安い機械と言う事では、しっしき造粒機になると思いますが

確かに造粒は出来ますが後のことを考えて、
私も悩んでいます、kawakamiさんは店頭精米の
米糠の利用を考えておられるようですね、と言うとは
一年中作る事になると思うのですが、問題点が色々有ります

一つは 出来たペレットの保管の問題です
 米糠抑草の場合使う期間限定となります
 その間の保管場所の確保出来るかどうか

二つは 出来たペレットの乾燥をしなければ行けない
 のです、そうしないと、虫が湧いたり、カビが発生して
 粒が壊れたり、大きな固まりとなってしまいます。

三つめは コストの問題です、ペレット形成機自体
 の価格もそうなのですが、その後の、乾燥、袋詰め
 保管、でのコストのほうが大きいと思います

以上思い当たる事を書いてみましたが 
私は米糠をそのまま散布しようと悪戦苦闘
しております
(米糠三〇メートル以上は飛ばす事が出来ない者より)

米糠をそのまま散布すると、田圃の中の微生物や
生き物に悪影響があるようです、やはり小さな貝などが
死んでいるのが見受けられますが、水口から水を少しずつ
流し込みながら散布しますと、(この時、排水口は上げて置いて
オバーフローしないようにしておきます)
ドンドン水口のほうに昆虫やおたまじゃくしなどが集まってき、
ます、残念ながら水口のところは草わんさか、とおもいきや
サギや鴨の餌場状態で苗もなくなる有様です、
現在は(米糠散布後一〇日目)
ミジンコが大発生しています。
草はクロクワイとオモダカ、が多く
コナギは所により発生多し、ですが、部分的のようです

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  東農場   東 浩一
    tonton(アットマ)land.hokuriku.ne.jp
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(6月7日 岡山の赤木さんから「ニカメイガ対策にモミ酢液ぶら下げたよ」)

岡山県南部は、ニカメイチュウ(ずい虫)が多い地帯です。アドマイヤーやプリンスを箱施薬する人は問題ありませんが、無農薬稲作にとっては、深刻な問題です。7月中ごろには株がまとまって赤く枯れ穴があきます。さらに、傾穂期には白穂となって、あたかも、とびいろウンカの坪枯れ状態かと思うほど被害が出ます.成虫の蛾がコンバインのエンジン冷却風取り入れ口の網にびっしりと張り付いて、オーバーヒートすることがあるほどです。
 原因は、一化期の親が苗代の苗に産卵することらしいのです。防虫網を掛けるのも大変だから、苗代の周辺や中に、籾酢液を入れたペットボトルを、地上50cmくらいの高さに配置しました。煙臭いにおいで、蛾の飛来を防ごうという魂胆です。ただ吊り下げたのが5月31日だったので、すでに遅しの感ありです。彼らの成長ステージを考慮すると、もう10日早かったほうが良かったみたいです。来年は、被覆材を取り払ったら直ぐに吊り下げよう。
 ご近所さんたちは、「なんじゃ、ありゃー」と、やってきてしげしげと見ています。説明の後小生曰く、「私の前に道はない。誰に聞いても教えてくれない。私の後ろに道ができている。」 かっこいいけど、これ、井原先生の受け売り。
 どぶろく供えて、虫追い祭りでもやっちゃおうかな。    画像を添付します.
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓  赤木歳通  h.rice(アットマ)themis.ocn.ne.jp
 

(6月7日 高知の奥田さんから「草取り終了」)

山下さんいつも宅配便楽しみにしています。
これからもじゃんじゃん送ってくださいね。
 
うちのコシヒカリはそろそろ出穂30日前ぐらいです。今年は畦の補修や代掻きを手抜きしたのと、初期の水不足でかなりの雑草が出ましたが、稲の生育が早かったのか?米糠で雑草の生育が遅れたのか?とにかく雑草にの中たくましく育っています。これまでの田の作業暦と昨日の稲の写真送ります。「ファイルの圧縮」とか良く分からんので重かったらごめんね。
 
雑草の多いのは西の7反4枚の田んぼ、東の2反3畝1枚はジャンボタニシが多く、雑草出る間がなく稲まで食われ除草剤以上の威力。
 
5月24日から草取り始めました。多い順に「アゼナ」「ホタルイ」「ひえ」「紀州のすずめのひえ」他、アゼナは多いのであきらめその他をはいつくばりながら.....草取りの間は、夜は近くに出来たプール付きの温泉で泳ぎ腰痛対策でした。お先にやっと一息です。
2年前までは、動力除草機を田植え後10日ぐらいから2回ぐらいやってましたが、米糠を使い始めて五月末の手取りのみにしています。
 
去年収穫後からの作業暦
 
2000 8/8〜8/11早朝種大豆を稲の中に動散で撒いた後、稲刈り
12上旬 大豆収穫
2001 2/22 西7反 畦草を焼いてて飛び火してしまい全て焼く。
3/31反当り米糠150キロ、鶏糞30キロブロードキャスタで撒く
4/1 これまで不耕起の田んぼロータリーで浅く耕す
4/2〜4/7 入水ハローで代掻き
4/10〜11 田植え、ポット株間22センチ
4/15〜17 米糠サンパーで撒く(一回目)反45キロ
4/23〜24  米糠サンパーで撒く(二回目)反45キロ
5/11 東23アール  タニシが稲を食べるので、溝切り後節水栽培
5/24〜29 追肥 放線有機(N5.8%)平均反36キロ
             草取り

奥田誠志
ofoku(アットマ)sun.inforyoma.or.jp
高知県南国市

(6月7日 鯖江の藤本さんから「メール送信練習」)
本日わかばやしさん東さんがこられました。

藤本 肇
916-0029
福井県鯖江市北野町1-10-23
TEL 0778−51−4839
FAX 0778−54−0133

e-mail nouen-f(アットマ)sage.ocn.ne.jp
http://www.sss3.co.jp/fujimoto/index.htm   


(6月7日 石川の東さんから「ビオトープ池」)
こんにちは、今地元の小学校で
校庭のすみにビオトープの池を作っていますが
池の水漏れ対策をどうしようか悩んでいます
ビニールをひこうか、コンクリートでかためようか
粘土を練った物で固めようか、何かいい方法
教えて下さい(排水性のいい場所なので大変そうです)

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  東農場   東 浩一
    tonton(アットマ)land.hokuriku.ne.jp
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(6月7日 和歌山のお米屋さん、井口さんから「6月3日長野県白馬村見学報告」)
6月3日(日)、カドミウム汚染米が収穫された長野県白馬村の水田・農家を
「お米の勉強会」事務局・村山日南子さんらと、共に見学してきました。
 白馬村の一部の水田が、昨年、思いがけなくカドミウムに汚染されている事が分かり
どんなに驚かれたことか・・・。これまでの事情を伺い胸が痛みました。
 「長野県」・「白馬村」・「農協」が、文字通り、総力を挙げて汚染場所の特定や
汚染対策に取り組んできたこれまでの努力を伺い、心底驚き、感動しました。
これまで、一般的に他県・他地区で行われてきた“「風評被害」説を盾に、臭いものには
蓋をして、じっと世間が忘れ去るのを待つ”式の対策に比べて、何と言う真撃な姿勢では
ないか、「対策をきっちりして、世間に真を問う」。
これこそが、消費者が待ち望んでいた産地との
信頼関係です。
 環境・食糧、そして命の危機が地球規模で
叫ばれている21世紀が幕を開けた。
効率一辺倒の生産・生活技術を追い求めた人類は、
20世紀を「環境破壊の世紀」にしてしまった。
その事への《猛省》を込めて持続可能な風土・環境を
取り戻す行動を起こさなければならない。それは、
人類全てに課せられた課題だ。
その実行には、もはや、時を置く余裕はない!
 しかし現実はどうか。過去のものと思われていた
カドミウム汚染米問題が、日本有数の米産地から
再発しているという報道に驚愕しました。 
かつての汚染対策の不十分さが原因です。
 さらに、私達の便利な生活を支えている充電式のニカド電池の工場廃水や、
家庭からの不法投棄も原因です。
 問題は、カドミウムの人体汚染の危険性を知らない事です。
イタイイタイ病は過去の特殊な事と思っているのです。
 土壌汚染防止法で、有害物質として指定されている、銅・ヒ素・カドミウムの
基準値以上検出地域は128地域。7050ha。このうちカドミウム汚染地域は
91地区、6510haと、日本の重金属汚染の大部分を占めています。
なお、基準値以上検出地域の61.8%が客土などの対策事業を完了しています。
 現在、国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機構(WHO)は、合同規格委員会で
穀類の含有カドミウム許容基準作りなどを進めている。議論では、米の許容基準を
0.2ppmとする意見が多く有ります。
東京衛生局が検査した都内搬入米の内、0.2ppmを超える米の割合は4.3%に達する。
 米の自由化や輸入野菜の増加によって、国内農産物価格は低落傾向が続いている。
これに歯止めをかけるには、何よりも消費者に国産を支持して買って頂く事が重要です。
その為には、農産物の正確な情報を伝え、消費者の関心や興味に応えていく必要が
あります。今までの一方通行の情報開示ではなく、消費者が求めているものを
正直にお届けして、生産に反映できる双方向の関係が必要です。
 ホームページを開けば、誰でも必要な情報が手に入るシステムが国産の信頼を高め
食の安全を守り、日本の農業を守る事になるのではないでしょうか。
 「減反して輸入米を」「カドミウム汚染米よりも輸入米を」と農水省に言われる前の
施策が早急に求められています。
 米流通業者も、消費者・農家と共に行動を起こし、食の安全を守ります。

(6月7日 滋賀のたねや額田孝義さんから「はじめまして」)
敬愛する井原さんの遺志を生かして運営されているという
このホームペイジに出会い、本当に有りがたく感謝しており
ます。

私は、勤め先の会社の滋賀県永源寺町の圃場で不耕起
移植栽培を昨年から始めたところです。

まだまだ経験不足で、試行錯誤を繰り返しているような状態
ですが皆さんから少しでも学ばせていただきたいと思い、
メールさせていただきます。

どうか宜しくお願いします。

*****************************
滋賀県八日市市小脇町1288−5
 Takayoshi  Nukada  額田 隆義
    TEL&FAX   0748-24-0212
  E-mail :t-nukada(アットマ)mx.biwa.ne.jp
*****************************

(6月5日 静岡の高村さんから)

宅急便ありがとうございます。
画像が問題になっていたので、首を突っ込みたくなったのでメールしています。私の所へはしっかりと画像が入ってきました。
 
デジカメのでき過ぎ君とか、受け取った側のパソコンの質とかで噛み合わなくて、受信されないケースがあるように思います。
また、パソコンの容量が一杯でもいじわる言ってストを起こすようです。機械ってお利口に見えていじわる言い出すと手に負えません。
 
 木策液(籾策液)で今年はばっちり除草と思っていたところ、......あれれ、ひえとコナギならぬ多年草がわんさか田んぼに姿を見せています。小さいうちに退治せねばと田んぼに入って見ましたが、土が柔らか過ぎて取りずらく、歩くたびにぶくぶくと泡が出てきて、これは一度しっかり干さなければいけないと思い、干しました。
 
干すとすかさず草が生えるので怖いのですが、他の草は今のところ見当たりません。多年草だけは手で取らないといけないのでしょうか。掻き混ぜても、取り除かなければ同じ事のように思うのですが.....
 
                  静岡の高村   メール:taka415@basil.ocn.



(6月4日 福島の佐藤さんから「苗代のやり方、ほか」)
山下さん、こんにちは。
HPの宅配有り難うございます。
遅れましたが、苗代作の参考になればと思い私のやり方を書いてみました。
寒冷地なのでポットの場合、平張り方式では苗揃いが悪い(催芽が揃ってない
ためかも)ので保温折衷方式でやっています。通路は耕さないのでそれほどぬ
かりません。床へ水を十分に入れトロを作ればしっかり密着します。
でも、奥村さんのやり方の方が床が乾いているので作業しやすいですね。

準備
  1.床位置を出す。
  2.床になる部分の稲株を草刈り機で短く刈り取る。(床上に出る稲株 
    を少なくするため)
  3.低めの所に土を入れる。
床作り
  1.風のない日、床部分に肥料を蒔く。
  2.苗箱据え付け2日前、床へひたひた(+5cm)に水入れする。(流れ
    去る肥料は気にしない)
  3.床部分のみ、トラクターで深さ10cm、1回でトロトロに耕い込む。
   (耕運幅1.4mで低速運転、ロータリー高速回転可能なトラクタ)
  4.均し棒で均平にする。                         
  5.落水する。
苗箱据え付け
  1.落水2日後、半羊羹状になる。
    床面に動噴等で散水(水を十分に入れること)し自作の均し棒(長 
   さ110cm幅10pの板にステンレス釘37本*2列並びにうちつ 
   け釘先7o出した欠作品)で床面3〜5mmを泥状にする。低いところ 
   に泥土を入れ木ベラで均平にする。
     *水たまりはなるべくないよう平らにする。
     *根切りネットは必要なし。
  2.苗箱間隔は2〜3cmの隙間を開け並べる。
  3.据え付けは揺すりながら据え付け床面と密着させる。(深く入りすぎ
    ないよう注意)
    苗箱の上からはなるべく水はかけない。床の水分で上に上がってくる。
  4.ラブシート、有効ポリを苗箱の上に敷く。トンネル支柱を45cm間隔に刺
    す。ビニネット(寒冷紗の付いた農ビ)をかけ、15A4mのガス管の重
    石とバンド(自転車のチューブで自作)でビニネットを押さえる。
  5.鍬で廻りの排水溝を掘る。


油虫の件
天ぷら油を畦草に噴霧するイネミズゾウ虫退治は時間が無くてテスト出来ませ
んでしたが、霧吹きで油を吹き付けてみました。油がかかれば死ぬようです。
ただし苗も共倒れでした。
油の流し込みは田圃からの流失が心配で行いませんでした。
また、植え付けた苗を2日後に畦際2列を引き抜き苗に付いているゾウ虫ごと
処分する方法をやってみましたが、植え直した苗には第2陣、3陣と待機して
いたゾウ虫に張り付かれてます。
今年もイネミズゾウ虫君は、元気いっぱいフル活動してます。


おかげさまで、太昭農工機の除草機ミニエース届き今日、1反歩ほど試運転し
ました。手押し田車から解放され楽ちんです。
田植えからまだ9日しかたってないので草はちょろちょろ出ている程度ですが
結構浮いてきました。
オプションの株間掻きを付けてみましたが、切り藁くずが絡まりうまく株間ロ
ーターが回りません。藁の入った田には向かないかもしれまんね。
篭ローターの方が良かったのですかね?山下さんはどのような使い分けしてる
んですか。

yoshi

(折り返し、やまちゃんから)

イネミズゾウムシ、僕の地方では見たことないのですが、なかなか手ごわそうですねえ
さて、除草機の株間掻き器、僕は購入しているのですが、まだ使ったことがありません。
メーカーの人の説明では、稲がかなりしっかりしてきてから使用した方がいいとのことでした。去年は、除草機本体の詰に、わらや雑草の残渣がからまり、団子のようになって、苗をなぎ倒し、往生してしまいました。だから、除草機押し、僕は、(ものぐさなせいでもあるのですが)まだ、やったぞ、というほど実践したことありません。
今年(今日)、稲作りをはじめて10年余り、初めてのことをやりました。
風下に吹き寄せられた、わらや雑草の残渣を、がんじきで畦際に引き上げたのです。
去年、その部分が、苗が押し倒され、いつまでも活着しなかったものですから。
浮草がずいぶんでていました。カブトエビや豊年エビも孵化していました。まだまだ目を凝らさないと見えないくらい、小さいですが。



(6月3日 大阪外大の藤本さんから)
山下さんの言う「??」とは、ウイルスですか?
私も1度恐ろしいウイルス「W95/MTX」、「W32/MTX」、「Matrix」等と呼ばれて
いるもの
にかかった事があり、駆除するのに、大変苦労しました。

★ウイルスが含まれるメール★

本文中に文字が全く書かれておらず添付書類だけがついていたり、
文字化けのした件名のメールに添付書類がくっついている場合は、
要注意です。その場合は、相手にも知らせ、ウイルス拡散を防止しましょう。


★感染した場合★

http://www.ipa.go.jp/security/topics/mtx.html(←色々な情報が得られます)

以上

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藤本妙子(FUJIMOTO Taeko)
大阪外大 国際コース M1
E-mail:fujimiya(アットマ)sweet.ocn.ne.jp
URL:http://www4.ocn.ne.jp/~fujimiya/
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(6月2日 千葉の川上さんから)
こんばんは、雨の季節をむかえ田んぼの方も分けつも順調です。
みなさんは中干しは行うのですか。
わたしは地質が砂土なのであえて行いません。

山下さん代掻きうまくいきましたか。
やっぱ代掻きも田植えも一年に一度しかできないので、ていねいにやりたいですよ
ね、とはおもっているんですがいざ始まると、隣のたんぼと競争になってしまうんで
すよね。

ところで聞きたいことが以前「米ぬかペレット」地域によって値段が違うといってお
られたとおもうんですが。
実をいいますとわたしたち店頭精米で販売してるんですが、ぬかがごみとして処理さ
れているのです。
もったいないので、これで作ろうと思うんですが業者は見つけたんですが
値段が高いのです。
一番安いものでいくらくらいで出回ってるんですか。
教えていただけますか。

KAWAKAMI
satyan(アットマ)jasmine.ocn.ne.jp.

(折り返し、やまちゃんから)
ペレット成型機、稲葉先生が業者との付き合いもあり、またいろいろ情報をもっておら
れるように思います。電話して聞いてみてはどうでしょうか。稲葉さん、メールは苦手
ですので、止めたほうがいいです。
それと、石川の東さんも、詳しいです。お二人に電話して聞いてみると面白いと思います。
情報源が違うと、また違った角度で検討出来ていいのではないでしょうか。
二人とも、気持ちよく教えてくれると思いますよ。
なお、念のため、このメール、お二人に転送しておきます。

(6月2日 岡山の赤木さんと高知のA-sukeさんの往復メール)
(赤木さんからA−sukeさんへ「はじめまして」)

初めてメール差し上げます.岡山県の赤木といいます.やまちゃんのHPで、お名前を知りました.今年初めて無農薬に取り組まれるそうで、志を同じくする者として、エールを送りたいと思います.何かのお役に立てばと思い、メールいたします. 
 今年の予定が米糠とEMぼかしだそうですが、私は米糠をお奨めします.ぼかしは肥料としては生より優れていますが、こと除草に関しては、生の糠が醗酵し、各種有機酸を生成するメカニズムを利用するわけですから、EM菌で醗酵したものは、除草効果が生の糠より相当劣ります.
 田植えの後補植をし、できるだけ早く散布されたほうがよいようです.理想は5日以内、遅くとも1週間以内には散布したほうが、炎天下の苦労が少なくなります.私は糠に加えて、代掻き後と補植後に木酢液(籾酢液)を各2.5リットルづつ散布し、米糠を補助します.こなぎの発芽は非常に早く、米糠の有機酸が効く頃には、ダメージを与えられないほど成長してきます。(これで泣く人が多い)
 .ヒエの抑草には補植後の深水(10cm程度)管理で対応しています.ヒエに米糠は全く効きません。そのためにも大きな苗が望まれます.
 急ぎ足でのざっと説明ですが、私はこうして無農薬を実現しています。散布時期さえ逸しなければ後々泣くことはそうありません。今年は150アールで実施します。分かりにくいところや、具体的な作業方法でお聞きになりたいことがあるようでしたら、メールでも、やまちゃんのHP上で公開質問の形でも結構です.
 ご存知のことばかりでしたら、失礼お許しください.
 高知県は、土佐清水市の津呂(足摺岬の東海岸)というところに、長年キャンプに行っております.地元の人たちともすっかり顔なじみとなり、殊のほか親切にしていただき、高知県と聞くだけで体があったかくなるのを覚えます.夜走りをするもので、窪川はいつも夜に通ります。地図で中神ノ川拝見ました。だだっぴろい平野部に住んでいる私にとっては、棚田の広がる中山間地は、田畑を売ってでも移住してみたい憧れの土地です.(苦労を知らないからだと叱られるでしょうね)
 最後に自己紹介をします.
 赤木歳通 昭和21年生まれの55歳  自称 自然を愛し環境を考える百姓
 岡山市升田131  FAX兼用 086(948)2622   h.rice(アットマ)themis.ocn.ne.jp
 この3月まで公務員をやっていました。生涯のテーマである環境問題を周囲に訴え、情報発信できる百姓になりたくて、退職してしまいました.このあたりは、4月はじめのHPをご覧下さい.
ときどきやまちゃんのHPに思うがままを載せますので、読んでやってください.
 夜も更けたので、強制終了します.
 折に触れメールいただければ幸いです.      赤木歳通
  

(A-sukeさんから「頑張ってみます」)
赤木さんからアドバイスを頂きました。
それを参考に考えたのは、二つの圃場のうち
ひとつは、あらかじめ木酢液を振っておき、代掻き5日から7日の天気のいい午後に
ヌカとEMの「活性液」を散布する。
もうひとつは、上と同様に木酢液、7日から10日に「EM3日ぼかし」を散布する。
その2種類をテストしてみる予定です。

(6月2日 姫路市立水族館の市川さんから)
残念ながら、到着した画像はすべて壊れていました。
山下さんが、html文書にしてメールを発信しなかったのか、私の機械(もしくはソフ
ト)がHTML文書を受け付けないのか、どちらかだろうと判断しました。
以後は、メールの文中に画像を貼り付けないで、画像を添付書類として送って下さい。
よろしく。
宅配便は私も迷惑ではありません。
八ヶ岳山麓の青年農業家(青年実業家に対抗して)のお便り(ホームページだったかな)
は感動しました。

市川 憲平


(6月1日 滋賀県立大学の芝原さんから)
いつも楽しみにホームページを拝見させていただいております。大学の田植えも一部を残して終わり苗がさわやかな風にゆられております。こうゆう光景を「さなぶり」(早苗振り→さなぶり)というのでしょうね。ホームページ宅急便もちっとも迷惑ではありませんので、遠慮なんかされずに山下さん大変でしょうがどんどん送って下さい。農家100人の輪ですから。
 さて、先月送りました不耕起田植えから20日が過ぎその後の様子を送ります。
ファイル名  5.31・・・21日後の水田です。ベッチも水中に沈み目立った雑草といえば、スズメノテッポウとヒエ、ホタルイが少々です。序々に水            田らしくなってきました。
     ベッチ5.31・・・水田中のベッチです。これを食べに鴨が2組やってきます。
     拡大・・・・・水田の拡大写真です。アゾラとベッチが写っています。欠株も目立ちます。
     ミジンコ・・・・・ベッチの中や周囲のミジンコです。背中(?)が赤いのです。
   ユスリカ+ミジンコ・・・・こちらは菜種油粕を散布した水田のミジンコです。背中の色が違います。(ミジンコも種類が多いのでしょうか?)

 又菜種油粕を散布した水田ですが水の濁り方が今年は非常に強いです。昨年は移植2日目と5日目に分けて200s(10e当たり)散布しましたが、今年は一週間後ごとに60s(計120s)散布し、コナギが目立ちましたので、中間で除草機を押しました。
 あと2回ぐらいは40sづつ散布しようと思っています。この調子で濁り続けてくればいいのですがね。・・・
 ところで、コナギは代かきをすると発芽してくると思っていましたが、無代かきでも結構発生するものですね。なぜでしょう?
2回代かきもやってみました1回目から1週間するとコナギがいっぱい発芽しているのでこれをロータリーで浮かせて尻溝からどっと流しました。その3日後に田植えをしましたが、5日後ぐらいには早くもコナギが生えていました。この水田は除草剤は一度も使っていませんので雑草の種子がワンサカあるのでしょうね。それで条件が整うと一斉にでてくのです。
 まあ、それぞれの水田によって除草法というか抑草法が違いますので、楽しいです。(一般農家だったらこんな悠長なことは言っておられませんね)
 ではまた・・・

滋賀県立大学圃場実験施設技師室 芝原
mail  hojou(アットマ)ses.usp.ac.jp

(田植後21日目の田んぼの写真)

(水田中のベッチ)

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(ミジンコ)

(ユスリカ+ミジンコ)

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