2002年10月のお便り   戻る

10/31 兵庫の衣笠さんから「来年の菜の花米!」
夢前町の衣笠です。
赤木様、あさひの炊飯術ご教授有り難うございます。
さて、来年の事を言って鬼に笑われましょう!
私の2003年度、菜の花米!!
12月 稲わら分解促進と菜の花の元肥として堆肥散布
     鶏糞、バーク(1:1)1年物自作堆肥  2t/10a
     スタブルカルチ(サブソイラー)耕(深土通気、乾土効果、)
2月中 菜の花播種(2s/10a) 明渠施工 
     30pすじ蒔き (トラクタータイヤ踏み倒し防止)
5月上 菜の花まつり  菜の花のハチミツ採取
     今年は、看板作ります!
5/中 菜の花破砕(フレームモア)
     あぜシート入れ(深水管理用)
5/下 粉砕竹(500s)、粉砕くず米散布(50s)、粉砕もみ殻(100s)
     表層代掻き
2日後 田植え(30苗、45株/10aと50株/10a)
     徐々に深水管理
6/下 ヒエ引き体験実施(約40名は、来てくれる予定)
7/上 軽く中干し  
7/中 苦土を散布
9/中 稲刈り
 
以上の予定です。自作堆肥、自家採種種籾、自作粉砕肥料、菜の花種(補助)
他から購入する物は、あぜシートと苦土だけの予定です。なんと言っても
自作の物は、”安心”ですから、循環農業を目指したいですね。
菜の花フォーラムか菜の花サミットもしてみたいですね。
 
 
10/31日 やまちゃんから「百姓の来年」
衣笠さんに負けぬよう、ぼくも「百姓の来年」を語ります。
またしても、捕らぬたぬきの皮算用です。
このHPが始まったとき、「来年につながる失敗をしよう」と呼びかけました。
そして、翌年は、
「あなたの失敗は、ぼくの肥やし」と言う言葉を苦し紛れで、発信しました。
先日、冨田さんが「皆さんの失敗が聞きたい気分です」てなことを書いておられましたが、
「(百姓の)来年こそはどうしよう」というのは、今年の失敗と裏腹の関係にあるわけで、毎年は、土壇場まで、ああでもないこうでもないと、迷い続けているのが常なんですが、今年は、珍しく、腹が決まっています。
菜の花抑草に、とても心ひかれているのですが、ぼくは10数キロ(車で20分)離れたところに、いとこの田んぼなどを借りて作っています。3日に一回程度の水回りですむよう、代かきを2回に分けてこってりと、というのが、今のところ抑草対策とリズムが合っています。来年も基本線は、やっぱりそれで行こうと思っています。
自宅の裏の一畝半の小さな田んぼに、赤米を作っていて、そこに菜の花を咲かせようと思っています。ささやかなチャレンジです。
 
さて、本田ですが、
冬の間に、120アール(6枚)の田んぼに、米ぬかを、100〜200キロ/10アール散布しておきたいなと思っています。この肥効は当てにしていません。草に吸われて、無いにひとしいものと思います。
卵殻を、10アールあたり、60〜80キロ、暇を見て散布したいと思っています。
総合的なミネラルを期待してのことです。
そして、ここからが、ぼくの試行錯誤ですが、
今年、荒代をかいた後に、油粕のペレットを60〜100キロ散布して、110日後に、次の植代をかくまでの間に、猛烈な発酵をして、ブクブク泡がでて、臭いにおいがしました。アオミドロも発生していました。植代をかいて、酸素を補給したら、少し匂いが収まりました。その田んぼ、どうもヒエやらコナギの雑草が少なかったように思うのです。
実は、あまり自信を持って言えません。というのも、油粕を100キロ散布した2枚の田んぼは、全くと言っていいほど雑草がありません。ところが、後1枚の田んぼは、コナギは生えなかったのですが、ヒエがでました。
だから、自信持って言えないのですが、今年、もう一度、荒代のあと、油粕を散布してみたいと思っています。さいわいなことに、コシヒカリを予定している4枚の田んぼのうち、3枚は、人家から離れていて、匂いの心配をしなくていいのです。
 
荒代後の油粕の、本来の目的は、先日東さんも言われていたことですが、
有機栽培の場合、初期生育が緩慢で、分けつがとれません。
特に、ぼくの地方では、6月5日に田植えして、8月初旬に出穂、出穂まで60日弱しかありません。
ヨーイスタート、、、ドン、くらいなかんじで分けつをはじめてくれないと、
コシヒカリの場合、ちょっと厳しいのです。
この間、本岡さんが言われていたように、
井原さんの「元肥無肥料出発」というのを、真に受けて(呪縛にかかっていて)、
毎年のように茎数不足に悩まされていました。
今年、油粕を、元肥的な効き方を期待して荒代後にやったところ、初期生育がよかったように思いました。それと、もしかして、このやりかた、植代をかいた後にも、有機酸が持続していて、雑草の発芽も抑制してくれたのでは、という気がしまして、来年もこれはやってみるに値すると、捕らぬたぬきの皮算用的期待をしているのであります。強烈な発酵(匂い)をしまして、豊年エビやミジンコは大丈夫なんですが、カブトエビはダメージを受けそうだなあ。それと、植代の時に、すでにアオミドロが強烈にわいているので、代かき水を落として田植えせざるを得ませんでした。そこらが、ちょっと心配の種ではありますが、、、
 
出穂40日前頃に、茎肥的にクズ大豆を30〜40キロほどやる。
葉色を見ながら、穂肥を、油粕のペレットで20〜30キロやる?(ないかも?)
以上です。
 
ヒノヒカリは、晩生で、6月10日田植え、8月下旬出穂、出穂までに75日以上と、余裕があります。元肥無肥料で出発しても、ゆっくりじっくり分けつが取れていきます。だから、これは別な話になります。
 
P.S
ぼくの抑草法の話で欠かせないのが、ドライブハローに尾輪をつけて、それで代かきの深さの深度調節をすること、これについては、まだまだ悩み深き問題があって、このことについては、いずれ「田んぼ草と畑の草・きれぎれの雑草」の続編でふれたいと思っています。
菜の花サミットが開かれたら、野次馬で参加希望します。
10/30 石川の東さんから「くず米抑草」
 くず米の続きです、くず米以外の肥料ですが、田植え一ヶ月前に、菜種油粕40kg入
れてます
窒素成分で2キロですが、栽培期間中、効いてくる窒素は70パーセントぐらいで、1.5キロとしました

 わからなかったのがくず米の肥効です、参考に脱脂ぬかの窒素成分を参考にして2パーセントで
100キロ入れて窒素2キロ 合計3.5キロの元肥と計算したのですが
脱脂ぬかのCN率の高さが、頭に無かったため、同じ投入量では栽培期間中、出現する窒素量が
違ってくるようです(当然と言えば当然ですよね)
 そして肥効曲線なんてのは何処にも文献がなかったため、抑草中心に考え、後から追肥を振る
肥料設計としました。
 有機栽培の特徴で初期の生育が思わしくなく、茎肥を出穂50日前に追肥しました、窒素で2キロ入れ
合計窒素5.5kg茎肥が余計だったのは言うまでも有りませんが、やはり初期なかなか分けつが取れな
いことで、あせって追肥した事と、肥効曲線が解らなかったが倒伏した原因ですが、
 もう1つ忘れてならないのが、深水管理、中干なし、出穂後水を落とす水管理では
窒素成分は、もっと減らさなければ駄目だと言うことです。

ところで、この水管理だと、刈り取り時期、ヒエ、クサネム等の雑草は全くといって
良いほど
有りません、とーぜん稲刈り直前の草取りも無し、くず米にもヒエの種も入らず、そ
のまんま
抑草に使えます。

それと、クズ豆、米糠、油粕などの、ぼかした物では抑草効果は無いようです、ぼかし肥料を
田植え後表層施用しても、草は生えてきます

、粉砕、ペレット化しても、一度微生物が繁殖しその熱で乾燥した物は、抑草効果が落ちるようです、
通風乾燥か、火力乾燥が良いのではと思います。

10/30 岡山の赤木さんから「朝日米」
赤木@菜の花です。
 今日は朝日米の食べ方について衣笠さんへ。
乾燥仕上がりの水分によって条件が一律ではないんだが、先ずは炊き方。
 この米は炊く数時間以上前に洗って仕掛けておきます。洗って直ぐ炊くよりは味が良くなるということです。(硬質米の特徴です)
 炊きだてご飯はどれもおいしいですが、冷や飯になった時に朝日米は真価を発揮します。だからお弁当やおにぎりに向いています。ヒカリ系と違って表面がさらっとしていますから、おにぎりが手に付きにくいのです。酢や砂糖と合わせて寿司飯にするときに団子になりません。
 朝日米は梅雨を越しても味が落ちない特徴をもっています。いまは保冷庫が普及したからそのあたりがわかりにくくなってきました。井原先生の本にもこのあたりのことは触れてあります。
 
 刈取り・籾摺りが終わりました。現代農業の菜の花記事の最後に
     子供らが 花に遊びし 跡はいま
        稲穂豊に 波打ちており
と詠んだのですが、正にその通りになりました。豊かな実りをもたらしてくれ、わたしもびっくりです。45日前の硫安作りよりいいです。来年はもう1歩進めた菜の花農法を考えてみたいですね。
 何を進めるかだって?開花中の多面的利用方法とか、うまい鋤き込み方法とか、データの収集とか、最高のパワーを引き出すポイントとかいっぱいあるさ。
こりゃぁ当分菜の花から抜けれそうにないな。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通 h.rice(アットマ)themis.ocn.ne.jp
 
ps 先日福井の藤本さんや冨田さんにお会いした時に、岡大の岸田先生とも席が前後でしたので、菜の花農法を売り込んでおきました。請われるままに名刺交換もさせていただきました。いいつながりに発展するといいな。

10/29 兵庫の衣笠さんから「くず米は、素晴らしい肥料だ!」
夢前町の衣笠です。
私も今年は、くず米を売らずに残しています。
石川の東さんの農法を参考にしたいと思います。
ただ、くず米の中には”りっぱなヒエの種”も見事に
有ります。私の場合、正米1.85o、中米1.75o
それ以下がくず米です。半分は、ヒエの種だったりして。
それを植繊機でヒエ種もろとも潰して発酵させるつもりです。
来年は、稲わらとくず米と菜の花で米を作ろうと思います。
今年の収量は、さっぱりでした。まず、出穂してから刈り取りまで
雨がっまたく降りませんでした。夕立すら有りませんでした。
また、水回りも全部の田んぼが回りきれず、おまけに村によっては
9/20でみぞの水も止められ晩稲もさっぱりでした。その村からは
本気で手を引こうと考え始めております。
来年は水管理に手がかからない工夫をやる予定です。失敗は成功の素!
ところで、赤木大明神さま!
今日、”あさひ”苅りました。少し早めの高刈りでやりました。おかげで
思ったより籾も蒔き散らかさずに刈れたと思います。
有り難うございました。食べるのが楽しみです。
10/28 石川の東さんから「くず米抑草」
昨年、いつもクズ米を買ってくれてる
オヤジさん、「今年沢山くず米あつまって高くかえんわー」
「でいくら?」「キロ65円とこかな」
65円やと30kgで1950円・・・・・・・
今買っている有機の肥料が15キロ消費税抜きで1350円
消費税込みで1417円てことはキロ94円・・・・・・・

「オヤジさん、くず米肥料にでもするわ」
よー考えりゃ売ったくず米を選別して、良いもの選りだし古米とまぜりゃ
安売りスーパーで10kg1980円のこしひかり出来るわな、

我が家わ、自家製ぼかしと、有機100パーセントの追肥で作ったコメだ
より分けて使えばそりゃー良いもん出来るなー
くず米の運送エネルギーと有機肥料製造、輸送などのエネルギー
などなんちゅう無駄な事しとったんかいの・・・・・
くず米売るのやーめた
田んぼの肥しにしよー
米糠撒くのもエライし、来年は米糠の変わりにくず米抑草だー

で、やりましたよ、これが良かった
30アールの田んぼの真中まで動力散布機で届くし、なにせ撒くのが早い
小粒でよく見りゃ鉄砲の弾と似た形、化学肥料撒くより早いのは当たり前
で30アール40分ほどで270kg散布Ok、米糠と同じ量でいいかのー
等と考えやりましたよ
数日して、ありゃーヒエ生えてきたやはり効かんのかと思いつつ引き抜いてみると
くず米から芽が出てるじゃないですか、
ありゃしもたー、こしひかりの田んぼにカグラモチ撒いてしまったー
て、ことで一週間後草取りならぬ稲取りの大誤算
しかし他の草はなーんも無い、浮き草とアミミドロ、サヤミドロ等の藻が
わんさか発生し、ミジンコや貝えびの数の多さに驚き
コナギが心配だった田んぼもコナギはとんど無い

その後、いつまでたっても稲の色がさめない、いやーよー効きますわ
少々の倒伏もありでしたが、来年につながる良い経験でした
 
 
10/28 やまちゃんから「くず米あれこれ」
ふむふむ、なるほど、と思いながら、考えたよしなしごとを。
ぼくの所では、M寸(1,8ミリ)のライスグレーダーで選別しているけど、
東北、北陸の米どころでは、1,9ミリとか、2ミリのグレーダーを使っているとか。
それを、もう一度選別し直したのを、中米と称して、安売り用の米に混ぜ米しているというのは、よく聞く話だ。あと、くず米は、ビール会社に行くらしいね。くず米の方が、タンパクが多いので、ビール製造にむくらしい。タンパクが多いというのは、窒素成分が多いと言うことだね。
我が家のくず米は、釜ヶ崎の路上生活者の炊き出し用に、プレゼントしています。去年なんぞ、くずダイコンに、くずニンジン、くず白菜などががいっぱいでたもんだから、雑炊用にいいと、軽トラで取りに来てくれました。しかし、東さんの話を聞いて、しばし迷ってしまったなあ。
ところで、東さん、30アールにくず米270キロ、肥料分としては、それしかやらなかったの?
くず米の窒素分を3パーセントとして、10アールあたり窒素が2,7キロ。5パーセントとしても、4,5キロ。それで、一部倒伏するくらい効くんやねえ。不思議やなあ、クズ大豆の場合も、10アールあたり60キロで充分効きます。大豆の窒素成分は、5パーセントくらいやから、計算上は、3キロの窒素しかない。栃木の上野さんによると、「きっと腐りながら効いていくから、計算上の数字以上に効くのでしょうね」と言われる。聞いたときは、なるほどと思ったけど、後になってみると、やっぱり不思議やなあ。
10/27 福井の冨田さんから「藤本農園見聞録」
福井県池田町の冨田でございます。
 
先日、鯖江の藤本農園に行って参りました。
それから一緒に岡山まで連れて行って頂きました。
(赤木様にもお会い致しました!菜の花を利用した農業
の抑草メカニズムが、多様な領域の連携によって解明される
ならば本当に素晴らしいと思いました。是非前進させたいですね!)
 
藤本さんは米ぬかペレットを作成中(もう終了)でした。
ペレット化した米ぬかは大豆用の通風乾燥機に入れて
乾燥させてありました。
 
それから秋作業(予定)についてお伺い致しました。
〜今まで
・米ぬか、ミネラル、岩塩等を散布。
 (散布時期は平均気温10度以下になってから。)
・ドライブハローで表層の耕起。
・水尻を止めて自然に水張り状態へ。(日本海側の気候を利用)
 
〜今年
・ロータリーを購入
・米ぬか、ミネラル、岩塩を散布
 (散布時期は平均気温10度以下になってから。)
・1回目の耕起は表層ギリギリを浅く起こす。
・2回目の耕起は少し深めにし、回転をゆっくりと。
 (土中の根等を痛める事を目的に)
・水尻を止めて自然に水張り状態へ。
・抑草には複合的な作業と工夫の組み合わせが必要。
 (ヒエに関しては深水で充分ですが、その他の草に対して)
 
藤本さんが現在特に問題と考えておられる事として、
お米のカドミ含有についてお話しされました。
・カドミ含有許容値が高い確率で0.4ppmから0.2ppmになると思われる。
・流通しているお米で0.2ppm〜0.4ppm未満のお米は結構存在する。
・現在、食糧事務所の有するデータの公表を求めている。
・試験場にご自身のお米と土壌を持ち込んでカドミの検査を依頼した。
(土壌あるいは水とカドミ含有の因果関係を知りたい)
・カドミを強力に吸収する植物はなかなか存在しないらしい。
・カドミを包み込む様な微生物は存在するようなので、今後調べたい。
・圃場へのカドミ含有資材投入の仕組みを何とか止めさせる必要がある。
 
玄米食についてもお聞き致しました。
・藤本さんとしては積極的に玄米食を勧めようとは思わない。
・しかし、人間として単純に健康に良いとされているものばかり
 食べるのではなく、時々玄米を食べることによって抵抗力が付く
 (生命力が増す)というような発想も必要では?
・限度を超えない、偏らない事が大切なのでは。
 (田んぼの撒く塩の量や特定の菌を極端に投入する農法も同じ)
との事でした。
 偏らないバランス感覚とあらゆる多様性や全体を考える事は全てに
共通するのだと思ったのでした。
 
新米百姓にとって非常に重要なアドバイスと思いましたのは、
・農業に目標(と夢)を持たなければいけない。
・そこを目指すステップをつくって、その到達・未到達を検証する
・未到達の場合はその原因を分析し、対処法を考える。
・そうすると農業がとても楽しい。
 
11月に入りましたら、またご報告出来ればと思っております。
それでは、失礼致します。
(藤本様、有り難うございました!ほんとに楽しく有意義な1日でした。)
 
 
そろそろ皆様の今年の失敗をお伺いしたいなぁと思っている低収量男でした。
(植え付け時期の遅れによる茎数不足+コナギによる収量減でした・・・。)

10/25 自然農法の話、もっと聞きたいなぁ bin(小圷敏文)

偶然、半月ほど前に頼んでおいた自然農法関連の本が届いて読み始めたところなの
で、お二人のやり取りに興味津々です。 まだ読みかけなので、エラそうなことは云
えませんが、福岡正信さんの話をハウツーものとして局面的に採用するのは、氏の意
に反するのではないかと感じます。

◆自然農法 「わら一本の革命」 福岡正信著 春秋社  1章 自然とは何か 
P.35

一つの立場から見たものは、本物ではないということを各自が知り合わないと、本当
の、一つの話にはならない、と私は思います。
各分野の各方面の人が相寄って、一株の稲を見る。病虫学者は病虫の立場で見る。肥
料学者は肥料の立場で見る。それも現状ではやむをえない。やむをえないが、そうい
う人たちが集まって一つのものを見た場合、変わった、全体的な把握が出来るんでは
なかろうか。そういうことが、現在は欠けていると思うんです。  ・・・引用終わ
り・・・

福岡氏は、「根本的にどんな科学も反自然なんです。」と近代科学を否定する表現を
しますが、その実、誰よりも、眠っている土地を生き返らせて緑にすることをやって
います。

一般的には、そんな取組み姿勢を、【科学する】というのに対して、氏は、「無為天
成、すべては自然がつくり、万物を生かしているだけである。人はその恵みを感謝し
て生きているだけでよい。」(『〈自然〉を生きる』/春秋社より) と哲学的であ
る。

自然界は、時々刻々と流転し、生物連鎖がダイナミックに織り成す悠久の複雑系であ
る。ある1断面を切り取り、矮小な専門領域の断片的な知識で分析したところで、全
体像の把握から遠のくばかりである。限定的な農業生態系にしたところで、土つくり
に焦点を合わせても、3〜5年は、じっくりと腰を落ち着かせて成り行きを見守り、
自然力の回復を待たねばならない。 ということなのだろうか?

若林さん始め、「自然農法」を体現されている方の話を聞かせて欲しいです。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【提案】
メーリングリスト形式における、全文引用は長文になり、多くのメールを受信する人
にとっては負担です。主要な部分に限定していく、という配慮をしていくことにしま
せんか? 生意気言ってすいません。
参考)◆他人の著作物(投稿文)を使う際の注意点。
     http://www.cric.or.jp/qa/multimedia/multi14_qa.html
     (b) 引用 </B>(2)自分の著作物が主で、引用する他人の著作物が従の関
係にあること

********************************
大阪の小圷@GENKI
Mail : yama-bin(アットマ)www91.sakura.ne.jp
********************************
 
*富山の田村さんから「自然農…。今はごちそう様です」
>酔っぱらった勢いで言ってしまうと、自然農法に傾くひとは、や
やもすると、ストーリーに酔いがちな弱点を持っている人が、少な
からずある。

はいはい私も2年近く傾倒していました。究極の農法ではないか
と。

ところが,自然農のK氏の講演会に出て,しぼんでしまいました。

K氏は講演をしながら,(特別の収入を得て)やっと食べていって
いる様子でした。周辺でやっている人は,趣味の家庭菜園か本格的
にやっていると言いながらも,自給自足さえも困難な人ばかりで
す。親子7人で,子供共々農業にはげみ,実家から定期的に仕送り
を受けている人もいました。

また,それほど素晴らしい自然農の産物も供給量の絶対的な不足か
ら,ほとんどの国民が口にすることができないわけで。「有機も堆
肥も毒」と言われても,私たちには逃げ場がないわけで。

一般の産業従事者の恩恵を多々受けながら,自らは農業専業者であ
りながら農産物を供給する立場になり得ないような農法。

それは生き方を問題とする一種の宗教なのではないかと私は今は考
えている。
勿論それで本人が幸せになれるならそれはそれでいいわけで…。

 
10/25 兵庫の本岡さんから「緑肥から脱線中」
昨日の「緑肥は土を肥やさない」のつづき

農業試験所だったか 普及所だったか まあこの際どちらでもいいのですが
毎年稲ワラを田んぼに戻していくと 土の中の有機物が増えていく
ある点まで増えるとそこから平行線をたどる と言うことを示したグラフを
覚えています。
良い土は有機物がたっぷりとある土のことです 限度はあるけれどね

 そこで農業の基本は土作り 私に一番合った方法を考えました。
耕作面積 3町 ほとんどご近所様の田んぼ任されている。
そして私はサラリーマン 俗に言う 土日農家
この地域の減反43%
もひとつ付け加えるなら 夏ばて農家で気力は有っても体力がない。
これらの条件から 緑肥でいくことにしました。

平成6年から夏と冬 緑肥の連作をしている田んぼがあります (間に2回米を作付けしました)
当時 圃場整備が終わったばかりの田んぼで 土はかちこち 雨が降ればぐちゅぐちゅ
ちょっとも乾かない 米しか作れない そんな田圃でした。
緑肥をやっている内に少しは良くなったのですがまだまだ不満足
 「う〜ん 良くなるのに20年はかかるなあ」
と20年の覚悟を決めていたときに、緑肥は土を肥やさない の話を聞きまして
そういえば思い当たることもあるなあと

 土作りというのは、将来のために土の中に貯金をするようなものだけど ほんまに貯金になっとるんやろか それにしても金にならん

 金にならんに関してどうしてもぼやきたいことがある
 それは蕎麦です。
土日農家にもかかわらず蕎麦も作っています。5a (自家用 半分お遊び)

 

 そば 10月23日 収穫近し

蕎麦の収量は 1反で約70キロ 天候によっては40キロ (殻付きの実の重量)
それを粉に引くと 歩留まり30%として
70キロ収穫の場合 21・のそば粉が取れます。

 先日粉屋さんに そば粉の値段を聞いてショックを受けました
まだ立ち直れません。

そば粉1袋22キロ入り=4400円
俗に言う1番粉 同じく22キロ=11000円

収穫乾燥殻取って粉にして遠い国から運んできてこの値段!
日本はいったいこの国どうなってるんですか ほんとにどうなってるんですか
やすすぎるやないかい そば作っている人は やっとれんやないかい
今の10倍の値段にして欲しい それが無理ならせめて国民の給料を10分の1にしてください
小泉さん

 んなわけで この蕎麦は誰にもやらん 全部自分で食って 雲古 にする。

緑肥 つづく
  稲美町 本岡哲司

 
10/25 やまちゃんから「自然農について、少し弁明」
本岡さんへ、財田さんがどういう根拠で「緑肥は土を肥やさない」と言ったかは、わかりませんが、ぼくは、そんなことはないと思っています。それは、自然農の方がよく例にあげる山を見て、そう思います。根っこが岩石を砕いたり、溶かしたり、また、落ち葉や枯れ木が堆積していって、今の豊穣な地球の表面が出来ていったんだと思います。とてつもない時間を経てですが、、、
ぼくが、酔っぱらった勢いで書いたのは、自然農に限らず、有機農業を好む人が、例えば「カブトエビがいるのは除草剤を使っていないからだ」というようなたわいもない話をやってしまうことに対してでした。あるいは、京大の西村先生のアイガモに対するたわいもない言及が頭の片隅にあって、伝統的な田畑輪換という方法だって、生物に対して「壊滅的な」影響を与えているじゃないかという思いがあって、書いてしまったようにも思います。
ぼく程度の観察力やセンスではこりゃ駄目だとギブアップしましたが、自然農が目を向けていることに対しては、うなずくことが多いのです。根が土を耕す力はすごいと思います。また、枯れ草のマルチの下の土は、しっとりと自然と団粒構造が出来ているように思います。ぼくみたいにトラクターのロータリーでガーっと撹拌してして「ごわさんで願いましては」みたいにするより、不耕起で栽培できれば、その方がきっといいだろうという予感がしています。
ただ、前々から不思議に思っているのですが、福岡正信さんや赤目塾のなんとかさん(名前がでてこない)のやられていることはすごいのに、後に続く人が足踏みをしてしまっているように見えるのは、どうしてなんだろう?
 
 
10/25 岡山の赤木さんから「畑作物と排水」
 赤木@菜の花です。
 私の住んでる所は水田地帯。みなさん畑は家の横にちょこっとあるだけです。
でも畑はうらやましいので3畝程を畑にすべく奮闘しています。
別の田んぼの高い部分の土を持って来たり、倒した家の壁土・屋根土を入れたり、籾殻堆肥をドッパーと入れたり、水のくる夏場は畝を高くして抵抗していますが、夏物は草に参っています。湿りが多いと草の激しいことと言ったらすごいです。
 そこで強い見方が暗渠排水です。
地下の水はあぜの手前でいちど溜枡にでます。そこからバルブの付いたパイプで水路に出てゆきます。水路の水位が高いときに排水したければ、溜枡からポンプで排水します。畑の溝にいくら水がたまっていても、排水パイプに通じる穴が虫によっていっぱい開いているので、あっという間に水は引きます。
 でも田んぼは田んぼ。隣も水田。冬物はいいけど夏はダメね。根の浅い物に限られます。里芋はベリーグー。マクワウリ・カンピョウ・ネギ・ほんと限られるね。
(溜枡は排水パイプより20〜30cm下を底とし、一番下の枡を上に向けたら次の枡はさかさまにし、その次のは上向きにします。間にはモルタルを入れれば縦長の溜め枡の出来上がりです。蓋は必ずし、指を入れる穴には板でも載せます。カエルが入ってかわいそうだからね。)
 
 稲刈りの真っ最中です。夜9時ごろまで刈ればよくはかどります。
晩飯は10時になることもあります。そばをたくさんやってる誰かほどではないけどね。菜の花跡がいいみたいですよ。無農薬なのに草がなくてごっつくて、朝日という品種で倒れずに9俵半いくのとちゃうかな。私はなんにもしてません。菜の花が全部してくれました。
 来年は私もやってみようと言う人、この指とーまれ。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓   赤木歳通

10/24 京都の土佐さんから「田んぼを畑に変えました」
またまたお邪魔します。
今年まで水稲を作っていた近所の6枚の田んぼ(といっても計18a)を今後ずーと
畑に変える決心をしました。

1)耕盤浅く水がためにくい。
2)1枚の面積が狭く作業しづらい。
3)営業上野菜がもっと必要。 以上のような理由からです。

畦に溝を掘りパイプを設置し排水万全と喜んでいました。ところがあんなに水持ちの
悪かったはずの田んぼがいくら鋤いても今度は乾かない! 沢蟹の開けた穴がいっぱ
いあるのに・・・
うーんやっぱり田んぼは田んぼ、昔の先輩が赤土入れてドンドン叩き固め耕盤築いた
その苦労(未圃場整備田)に背く行為、ご先祖様の怒りかなどと考えながらそれでも
ごめんなさいと謝りながら畝をきり、畦をつぶしています。
基本的には稲を作るための田んぼで野菜を作るには無理があるんじゃないかな、深根
の作物を植えて耕盤に穴を空ける?こんなに田んぼをさわっていいんだろうか。しか
しさわっても大丈夫な田んぼとそうでない田んぼがあるのかもしれない。
なんかやってることと言ってることがちぐはぐですが、丁度そんなことを考えながら
畑作りをしている最中です。
*******************************
土佐祐司(とさゆうじ)
y.tosa(アットマ)galaxy.ocn.ne.jp     Tel 0773−58−2265
京都府 天田(あまだ)郡 三和(みわ)町 岼(ゆり)595
*******************************
 
10/24 兵庫の本岡さんから「田んぼの草と畑の草 脱線編」
 山ちゃんの10月23日分のお話 たいへん共感をいたしました。
自然農法 楽々農法 で
私 普段何となく感じているのだけどうまく言葉に表現できなかったことを 
酔った勢いとはいえ すぱっと言っていただきました。

何か愉快な気分になったので 書きたくなって気ました。
緑肥のことです。

 その前に 私のとなりの田んぼを耕作されてます明石市の人の話し。
親父さんがもうお年で 息子に田んぼを任されました。5年ほど前のことです。
息子さんは、さっそく堆肥を入れて畔塗りをしてと 熱心なんです。
無農薬・自然農法の情熱を熱く語ってくれました 田植え前なのにもう取れたお米の
売り先も決まっているとか、
私にケナフを作れと進めてくれたのも彼です。

 熱心なんだけど ツボをはずしてる。たとえば 殺菌剤を使わないのなら 
少しでもイモチがこない工夫 もんがれがでにくいやり方というものがあるのに
あまり気にしてないようです。
隣から見ていると 自然農法というより天然農法(ほったらかし)!
案の定というか収穫の秋には、草だらけ それを無理してコンバインで刈ったものだから
コンバイン修理不能にしてしまいました。
翌年から息子さんをみていません 親父さんがまた田んぼをしています。
コンバインがさらになっています。
トラクターも新しくなってました(トラクターもつぶれたとか)

 緑肥のことですが 神戸市の財田(たからだ)さんは、「緑肥は土を肥やさない。
と言われました。
えっなぜ? 答え「土から出てきたものを土に戻すから元通り。
でも草は生長するのに太陽の光を取り込んでいるので 土に戻るとき太陽の熱を持ち込みますが
答え「外から有機物を持ってこないと土は肥えない。
まるで禅問答です。

 財田(たからだ)さんは 井原さんとはたいへん親交のあった方で 
お互い一を言えば十分かる間柄だったそうです。 

ちなみに 井原さんは十ある内の誰にでも分かることをひとつあげるタイプ
だそうで 井原さんの一言に間違いはないので残りの九言を理解しなさいと言われました。
これはもうめちゃめちゃ大事なアドバイスで たとえばへの字 45日前一発施肥というのは、
ひとつのわかりやすい例えで 要は肥効をへの字型に持っていくことであって 
45日前に肥料を入れることを意味しない。 元肥ゼロもおなじ
井原さんの本をよく読むと 別の所にちゃんと書いてある。
無肥料45日前一発施肥 のイメージが鮮烈で残りの9つが見えてなかった。

財田さんのアドバイスで6つくらい見えてきました。

 緑肥から脱線中 次回につづく

 稲美町 本岡哲司

10/24 石川の若林さんから「RE・やまちゃんへ」(一部略)
久しぶりに熱くなったので山下さんには少し辛口かもしれませんが自分の言葉でコメントします。
徳野雅仁さんが、「草と共生しながら畑をしていると、積み重なった草の堆肥で、自然と土が出来ていって、ポールを土に刺すと、1メートルもするすると入っていくようになります」と書いていましたが、あんなのうそっぱちです。きっと関東ローム層の深い深い腐植層があるところのお話です。草生栽培を続けることによって、トラクターによって形成された耕盤が柔らかくなって、ポールが突き抜けた、その程度のお話だと、ぼくは思っています。
私は、まんざら嘘でもないよう思います。福岡さんのところへ行ってきましたが。がべ土がちゃんと山の腐植土に変わっておりましたし、梨の栽培農家で、草生栽培をされていた方は1mの枝が土壌に突き抜けておりました。水田転換でなく畑や山ならうまくゆくと思います。
 若林さんの言われるように、「草は、その土地に最適な草が生えてくる」ものです。わが柿畑、段々の山田の水田(強粘度)の永年転作で、親父が30年ほど前に植えたものですが、10数年「草生栽培」を続けていますが、いっこうにほかほかの土になってくれる気配がありません。相変わらず、やせ地に生えるたちのよくない草が我が物顔です。田んぼの畦には、クローバがほっといても広がっていくのに、柿畑では、わざわざ種をまいても、しばらくすると消えてしまいました。
 
 
 何種類かの種を粘土団子にしてばらまくと、その土、土壌に最適な植物が生えてきます。きっとクローバー以外の草種があうのかも知れません。
また、水田転作ですと、地下水の水位の問題があります。粘土質の土壌がいっこうにフカフカの土にならないのは、時期的に(梅雨の終わりの集中豪雨)地下水の水位(地下水といっても地表近くのもの)が上がる事態が起こっているのかもしれません。地下水が上がるとそれまでに地下に伸びた根が枯れてしまい土は元の粘土に戻ります。
クローバーが生えるほどまだ畑地になっていないのではないか。完全な明渠。もしくは、明らかな畑地に転換する必要があります。
その後、岐阜県みたいに、柿園にヘアリーベッチまきますか。
  
  僕ら人間が生きている間に手の届くのは、地球の表面のたかだか10数センチのお話にすぎないと言うのを、つくづくと感じます。我が家に一番近い田んぼ、粘土質で排水が悪い湿田だったのですが、暗渠排水をして、海砂を7センチ客土しました。そして毎年のように、籾殻を莫大に投入しています。そのかいあって、20ミリくらいの大雨が降っても、晴れた日が続けば3日ほどでトラクターが入れるくらいに乾いてくれます。土地もほこほこといい感じで、雑草もつるつると簡単に抜けます。
いいですね。 
 
  ところがです、その畑のホウレンソウが、時に湿害にやられるのです。暗渠と暗渠の間の所は、乾いているのは、地表10センチあまり、その下は相変わらずじゅくじゅくで、もとの田んぼの土質そのものなんです(砂混じりにはなっていますが)。
 私も普及員をしていて、一番多い問題がこの問題でした。過去形ですみません。そこで、私はズイ分悩みました。暗渠排水はバンバンだとおっしゃるのです。意味が分かりません。しかし、なんだかの糸口を見つけ、案を出し、改善を図らなくては、呼ばれて出張(私は往診だと考えている。)旅費をもらって給料をもらっている訳にはいきません。
そこで、他の人とか先輩や、有力者(行政)のことを離れて、柿、とかホウレンソウの立場で考えました。
 柿や、ホウレンソウの立場にたって考えてみると、水がついたら水田、それも湿田なのです。
 
 水がついたら植物にとって、暗渠排水だろうと、客土だろうと、事業だろうと、補助金だろうと関係ありません。畑作物が湿害をうけてはたまったものではありません。間違いなく畑作物にとっては不適地なのです。私は果樹が専門なので、果樹(梨、リンゴ)なら早期落葉、イチジクなら疫病、リンゴなら班点落葉、柿でも早期落葉や虫の被害が多くなります。すべて根っこと葉っぱのバランスが問題で、根が弱れば、葉は持ちこたえることが出来ずに自然界にシグナルを発散させるのです。『木の葉を食って下さい。』『木の葉を腐らせて下さい。』そして呼ばれた虫たちや病原菌が弱った根っこに耐えられるだけの葉面積に葉の葉面積を減少させるのです。それでバランスをとっているのです。この(病気や害虫の食害のおかげ)バランスがとれているおかげで植物は生きられるのです。バランスがとれなくなったら(根っこで吸う水よりも、葉で蒸散する水分が多かったら)すぐに枯れてしまいます。止むに止まれない選択肢を取らされているのです。だから農薬にたよっても成果は上がらないことも多いのです。
 
 私が得られた結論、最も良い対策は、水田転作には徹底した明渠排水が必要です。畝たて栽培です。
植物の相対的な水分関係を絶対的に有利に確保してあげることで、これが畑作物への最大の、少なくても最低?の愛情です。
5年間一度も水が上がってこなければ、フカフカの土壌となり、柿も大きく根もしっかりとはるのではないでしょうか。
植物に対する水の相対的位置が問題で、人間でも5年に1回床上浸水ではタタミが腐って住みにくいでしょう。カエルやサンショウウオなら別ですが。
 それから、車で20分のいとこに借りている田んぼ、水稲を作っているときは、一度干してしまうと、一日と水の持たないザル田の様な田んぼだったので、野菜の転作に最適と思い、野菜畑にしたところ、これが水はけが悪くて困ることがあります。キャベツや白菜には支障はないのですが、根菜類は時に障害がでるのです。特にゴボウは、滞水したわけでないのに、根腐れを起こします。
 これも同じです。ゴボウの根っこには水田の鋤床があって水がたまっているのです。
 根菜類はすべてそうです。ダイコン、にんじん、サツマイモ これらは高畝栽培に限ります。
 大丈夫なのは里芋ぐらいです。 また、イチゴなど根が横に広がるものは粘土質の土壌でも被害が出にくいようです。
 
 西村先生によると、そういう排水の悪い畑は、セスバニアを作ると、根が1メートルも伸びて、その根の腐った後が排水口になって、大雨が降ってさっと水が抜けてくれると言われます。だけど、表土の下が固い粘土層の地山になっている場合、いったい水はどこへ抜けていってくれるのだろうと、疑り深いぼくは、まだセスバニアの種をまいていません。えびす草(たぬき豆?)は作ったことがありますが、、、
  私は、基本的に水田は水田、畑は畑だと思います。水分の絶対的な位置関係は易々と変えられません。
 水田転作に果樹を植えたり畑作物を植えるから畝たて栽培や、明渠排水(額縁排水)が必要になるのです。
 なにも私が明渠排水をしなさいと額縁排水をしなさいと命令しているのではありません。
 水田は水がたまる仕組みになっているのに、その水がつかないような土地でしか作れない作物を選ぶから問題が生じているのです。
 極端な言い方をすれば、人間側だけの問題で、作物に責任はありません。

 田畑輪換は、雑草対策や虫対策、それに連作障害対策など、利点はいっぱいあるけど、これもことほど左様に簡単ではないみたい。
 この地球上はなんだかの作物の適地ですから、 作物に適地を選ばせる。
  こんなことがおこるため、粘土団子の中に何十種類かの作物の種を入れ、ばらまくとその地帯に一番適した作物の芽がでます。
 それから、その土地にあう種類の作物(品種)を選べばいいのです。労力が最も少なくて最大の利益を上げる近道だと思うのですが。 
10/23 石川の若林さんから「RE・ぐうたら農法」
石川からも8人いってきました。 
 
東君と二人一番前の席で聞いていました。お会いしたかった。
 
*広島の西村さんから「ぐうたら農法を受講してきました」(一部略)
 土曜日に『ぐうたら農法』を受講してきました。畑の通路に草を生やして実が熟す
前に畝の肩で刈り倒して草マルチにする。ていうことくらいが『ぐうたら』な話でした。
  そうでした。しかし、土地を肥やすのは草だときかされました。そうだと思います。
問題は草とどうなかよくするかです。ジャングル農法みたいなものがあるのだろうか。
福岡さんとの関連でみんなつながっていると感じました。草はその土地に最適な草が生えてくる。
そうですね。意味は大きいとおもいました。
水田ではどういうふうに地力を高めていけばよいのかなあと考えました。 どうですか。ヘアリーベッチまきますか。

ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)は外来種なのでとんでもないと否定。
色々有ったけど
成功している例もあり複雑。外来種でも自然といえば自然。
勿論日本古来の生物が自滅しちゃったらこまるけれど、
強いものが残って現在にいたっているのだし、
外来種だとどうしていけないんだろう。日本の自然が最高だったら、
砂漠に日本のたねを蒔くのはどうなんだろう。
いいことか、砂漠でなくなるんだから、自然が変わってもいいのではないか。
 
どうちがうんだろう。人間側だけの判断なのだろうか。

10/23 やまちゃんから「田んぼの草と畑の草・きれぎれの雑想(4)」
すでにビールと焼酎で、それなりにできあがっているので、どこまで書けるかわかりませんが、西村さん、若林さん、市川さん、そして、林さんの「田畑輪換」の言葉に、触発されて思い浮かんだよしなしごとを、つれづれなるままに。メインテーマは、田畑輪換です。
ごたぶんにもれず、ぼくも、福岡正信さんや徳野雅仁さんに刺激を受けて、草生栽培のまねごとをやったことがあります。しかし、これが、ことほど左様に、簡単にはいってくれません。たちの悪い草がいっぱい生えて、ちょっと油断すると、草まみれの中でかんじんの作物が、息絶え絶えになってしまう。
「ぐうたら」では、なりゆかない。センスと観察眼がないと駄目だと思い、ギブアップしました。
徳野雅仁さんが、「草と共生しながら畑をしていると、積み重なった草の堆肥で、自然と土が出来ていって、ポールを土に刺すと、1メートルもするすると入っていくようになります」と書いていましたが、あんなのうそっぱちです。きっと関東ローム層の深い深い腐植層があるところのお話です。草生栽培を続けることによって、トラクターによって形成された耕盤が柔らかくなって、ポールが突き抜けた、その程度のお話だと、ぼくは思っています。
酔っぱらった勢いで言ってしまうと、自然農法に傾くひとは、ややもすると、ストーリーに酔いがちな弱点を持っている人が、少なからずある。
若林さんの言われるように、「草は、その土地に最適な草が生えてくる」ものです。わが柿畑、段々の山田の水田(強粘度)の永年転作で、親父が30年ほど前に植えたものですが、10数年「草生栽培」を続けていますが、いっこうにほかほかの土になってくれる気配がありません。相変わらず、やせ地に生えるたちのよくない草が我が物顔です。田んぼの畦には、クローバがほっといても広がっていくのに、柿畑では、わざわざ種をまいても、しばらくすると消えてしまいました。
僕ら人間が生きている間に手の届くのは、地球の表面のたかだか10数センチのお話にすぎないと言うのを、つくづくと感じます。我が家に一番近い田んぼ、粘土質で排水が悪い湿田だったのですが、暗渠排水をして、海砂を7センチ客土しました。そして毎年のように、籾殻を莫大に投入しています。そのかいあって、20ミリくらいの大雨が降っても、晴れた日が続けば3日ほどでトラクターが入れるくらいに乾いてくれます。土地もほこほこといい感じで、雑草もつるつると簡単に抜けます。ところがです、その畑のホウレンソウが、時に湿害にやられるのです。暗渠と暗渠の間の所は、乾いているのは、地表10センチあまり、その下は相変わらずじゅくじゅくで、もとの田んぼの土質そのものなんです(砂混じりにはなっていますが)。
 
それから、車で20分のいとこに借りている田んぼ、水稲を作っているときは、一度干してしまうと、一日と水の持たないザル田の様な田んぼだったので、野菜の転作に最適と思い、野菜畑にしたところ、これが水はけが悪くて困ることがあります。キャベツや白菜には支障はないのですが、根菜類は時に障害がでるのです。特にゴボウは、滞水したわけでないのに、根腐れを起こします。
西村先生によると、そういう排水の悪い畑は、セスバニアを作ると、根が1メートルも伸びて、その根の腐った後が排水口になって、大雨が降ってさっと水が抜けてくれると言われます。だけど、表土の下が固い粘土層の地山になっている場合、いったい水はその先どこへ抜けていってくれるのだろうと、疑り深いぼくは、まだセスバニアの種をまいていません。えびす草(たぬき豆?)は作ったことがありますが、、、
 
田畑輪換は、雑草対策や虫対策、それに連作障害対策など、利点はいっぱいあるけど、これもことほど左様に簡単ではないみたい。
ということで、田畑輪換のお話、もう少し、次回に続きます。

10/22 い草農家の岡さんから

今晩は、い草の農家のおかです。
昨日やっとい草のポット苗つくりが終わりました。
苗つくり
みのるのポット箱を利用(い草専用32×10穴 320穴)
幅は24cm い草、水稲兼用田植え機
1反あたり80箱使用 植え付け予定140a
 
苗つくりの最中に稲刈りも無事終了いたしました。
ところで、台風災害にあった近所の白穂は、畜産用の飼料わらになりました。
私達の町で80町が、青刈り、飼料用に、畜産農家契約で、反当り10万3000円
支給されるそうです。刈り取り、梱包など経費が5000円で農家の手取りが9万8000円
これって、いいと思いませんか。(ちょっとうらやましいかなぁ〜)
 
昨日、消費者団体と、稲刈りをしました。後は、消費者と飲み会
私達10名で、直販やってます。
 
我が家の農業所得
学校関係の消費者の約20俵を22,000円(10k。5k梱包 玄米、白米、2分、5分など)
食堂 35俵を20,000円、ネットで10俵を20,000円、農協へ、もち米35俵14,000円
自家保有米10俵、あとはい草、畳表、ドライフラワーの販売です。
ちなみに我が家の減価償却費は350万です。(何にも残りません、生活がやっとだよ〜)
 
明後日から、菜種の種まきです。で、ワイドハローのつめ式を買っちゃいました。240cm幅、い草も兼用
40万、高いか安いか、ま、兼用だからいいかも。
もうそろそろトラクターも買い替え時期かも年間280時間も使ってます。
タイヤも交換しちゃいました。
い草の準備期間ですので、トラクターフル回転、溝上げ、あぜ塗り、エアーインジェクター、ブロードキャスター、堆肥散布機
ロータリー耕起4回〜5回 代掻き2回(今週から12月20頃まで)
 
い草の苗つくり(ポット苗)添付
ファミリーファームOKA 岡初義
 
10/21 姫路市水族館の市川さんから「RE・アイガモ田んぼ生物多様性について」
市川@水族館です

現代農業を読んでいないので大きなことは言えませんが、と言いつつ私の見解を
アイガモ田んぼの生物多様性について、何かを言おうとするとき、問題はモノサシだと思います。播磨農業高校のアイガモ田んぼでも、ヤゴやコオイムシ、ホウネンエビなどいろいろな生き物がいます。慣行農法の薬漬けの田んぼと比べたら、生物多様性は高いと思います。しかし、その田んぼにアイガモを放たなかったら、多様性はもっと高くなるでしょう。アイガモは雑草だけではなく、小動物も間違いなく食べますから。
私たちのやっている小さな田んぼには、6種類のカエルと、タガメ、タイコウチ、シマゲ
ンゴロウ、ガムシなど様々な虫がいます。昨年からはイナゴが山ほどいて、ニカメイチュ
ウまでいます。この田んぼに比べると、アイガモ田んぼの多様性は、屁のようなものです。
しかしこんな田んぼは日本中どこを探してもほとんどありませんし、モノサシにすること
自体ナンセンスです。
アイガモ田んぼは、薬漬けの田んぼより生物多様性が高い、この辺で手を打つべきではないでしょうか。もっとも、アイガモを過密に放てば、ほとんど動物のいない田んぼになると思います。

10/21 岡山の江口さんから「「HPの宅配便」の仲間にしてください!」
 突然、メールお送りします。
現代農業の2002・11月号をみて、赤木さんにメールを送りましたら「山下さ
ん」を
紹介くださいました。
 私は、岡山県の倉敷市と総社市の間にある人口5,700人ほどの村に住んでいま
す。
兼業農家で、水田4反ほど”朝日米”をつくっています。
来年は、赤木さんと同じ方法にチャレンジしたいと思っています。
 「HPの宅配便」の仲間にしてください。よろしく御願いいたします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
              cham(アットマ)mx1.tiki.ne.jp
                                                           
            岡山県都窪郡清音村軽部346−3                
  
               TEL:0866-92-2831                    
 
             江口 眞二

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
10/21 福井の吉村さんから「NHKの特別番組'食の安全’をみました」
山下様
早速のメールありがとうございます。食の安全性は我々命のある(人間や動物すべて
を含む)者の
真理探究理念と思います。私が有機栽培に関心を持ちはじめたのも食の安全に関心が
有り我が身で
おいしいと感じる食べ物を作りたいと考えたからです。今まで何度か除草剤を使わな
い  hpを拝見させて頂いていました。そして近く(上中町)の塚本さんに有機栽培の
技術や情報を頂いたりしています。
あいがも農法の勉強をしたいと思う理由はテレビで子どもがあいがもとともに成長し
ていく内容に感激
したからです。単純といえば単純ですが稲を育ててあいがもも育てる植物と動物さら
に子どもを育ててい
ることに感激したからです。私は親父の農業を見てそだつた。我が子に有機栽培の稲
作ではインパクトが
少ない様に思う動物がはいり面白さが増えるのが良いのでないかと考えたからです。
ちょつとおかしい
ですかね??
ご紹介頂いた資料を読ませて頂き質問させて頂きます。
福井県三方町

吉村 義彦

Mail : <yokun(アットマ)k3.dion.ne.jp>
 
*やまちゃんから
古野さんらは、「合鴨水稲同時作」といってますね。
子供も一緒に育てるというのも、またおもしろそうですね。
滋賀県中主町の中道さんは、大阪の門真市から移住した大型稲作農家ですが、
アイガモを導入した田んぼを見せてもらったとき、
子供が、自分の田んぼみたいに、感じてたみたい。
それと、こんな事を言っていました。
「アイガモが入ってから、近所の百姓のオッさんが声をかけてくれるようになってね、
畦ばたで、百姓話をするようになったんですよ」と。
 
 
10/21 京都の土佐さんから「有機農業講座第二回目」を聴講しました」
19日に京都の一燈園農事研究所で行われた京大の西村和雄先生の話を聞きに行って
来ました。
久しぶりにNやらFeやら還元がどうのという、かつて私のもっとも苦手としていた
内容もありましたが、堆肥の種類(未熟、中熟、完熟)や畑と水田の違いなど今まで
漠然と感じていた事柄を自分の中で整理する事が出来て有意義だったと感じていま
す。
抑草に関してはネットワークの中でたびたび出てきた内容が中心で目新しいものは見
当たりませんでした。ただ緑肥抑草については有機酸より窒素化合物アミンの作用が
働いているのではないかという見解でした。
 広島の西村さん、クッキーおいしかったですありがとうございました。家内に「あ
んたも酒のつまみよりこういうものを作ったほうが、娘へのアピール度があるよ」と
言われてしまいました。ほっとけちゅうんじゃ・・・
今年の黒豆(枝豆)はなかなかの出来とちょっと自慢です。早い時期に摘心をしたの
が結果的にアブラムシやカメムシのお気に召さなかったのかな、またはマリーゴール
ドの香りを
悪臭に感じてくれたのかな、どちらにしてもシメシメとほくそえんでおります。
ただ近所のスーパーで200g780円で売っていたのにはぶったまげました。「無
農薬栽培」のシールは張ってありましたからそうなんでしょうけど、自分のは200
g150円・・・
近所で飛ぶように売れたわけです。有機だから無農薬だからという理由だけでそんな
に値段を上げられるものなのか? そんなに特殊な栽培方法なのか、無農薬が当たり
前の自分にとってようわからん。まあ収量のリスクも入った値段なんだろうけどそれ
にしても消費者をばかにしている。
 怒りついでにもうひとつ、JAからこんな調査書が廻ってきました。
「無登録農薬の保有、使用確認について」 ダイホルタン、プリクトラン、ナフサク
の使用と保有を確認するという内容です。住所氏名捺印の上提出だそうです。
 何の薬だかわかりませんが、良くない薬?というのは察しがつきます。こんなもん
に判子押させて始末書みたいに集めてどーすんじゃい。持ってまーす、使ってまーす
と書く人いるんだろうか、JAは「うちの組合員の中にはそんな人いません。ほらこ
んな宣誓書取ってますから・・・」こんなばかげたことしてたら毎月判子ばっかり押
さなきゃならん時期がくるんだろな、てめーらの都合で売りつけた薬、これもう使え
ません。今度はこれを使ってください。安全ですから・・・ こうしてJAは生き抜
いていく、チャンチャン
 んー 怒りがピークになってきたのでもうやめます。
*******************************
土佐祐司(とさゆうじ)
y.tosa(アットマ)galaxy.ocn.ne.jp     Tel 0773−58−2265
京都府 天田(あまだ)郡 三和(みわ)町 岼(ゆり)595
*******************************
 
*やまちゃんから
>緑肥抑草については有機酸より窒素化合物アミンの作用が
>働いているのではないかという見解でした。
たしか、明治製菓のハービー液剤という除草剤が、窒素濃度の作用で植物を枯らす除草剤じゃなかったかしら?現代農業の広告で見た記憶があるぞと、思い調べてみましたが、その広告が出ているバックナンバーが見つかりません。そこで、「窒素化合物アミン」やら「ビアホラス(ハービー液剤の主成分)」で検索してみましたが、あまり関係ないみたい。
京都大学の西村和雄先生は、兵庫県有機農業研究会の方によると、米ぬか除草がブームになり始めた頃、「それは、自分が以前から唱えていたことだ」と、言われていたとか。
何を根拠に、窒素化合物アミンの作用ではないかと、言われるのか、興味あるなあ。
 
しかし、昨日の西村さん(広島の)のレポートによると
「アイガモについては他の生物を壊滅させるから
注意して使うようにとちょつと否定的見解でした。」
ということですが、
この件に関しては、アイガモが導入された田んぼで、他の生物が壊滅させられるものかどうか、
ぼくは、実際にアイガモ農法をやっていないので、わかりません。
しかし、古野さんらが、
アイガモは田んぼの生物を食べ尽くせるものではありません、と
アイガモがいる田んぼの生物多様性を立証する努力をされています。
(最近の「現代農業」の連載記事、参照)
それに対して、それを批判する方々が、実証的に、古野さんに向かい合って、
批判する姿勢がないように見えるのは、ぼくは好きじゃないなあ。
 
10/20 広島の西村さんから「ぐうたら農法受講」
土曜日に『ぐうたら農法』を受講してきました。畑の通路に草を生やして実が熟す
前に畝の肩で刈り倒して草マルチにする。ていうことくらいが『ぐうたら』な話でし
た。
1回目の復習ということで堆肥の使い方が聞けたのは良かったです。40度の未熟堆
肥、60度の中熟堆肥、真っ黒なら80度の完熟堆肥。使い分けるんやね。
後半は民間稲作研究所の『除草剤を使わない稲作り』からの除草の話でした。アイガ
モについては他の生物を壊滅させるから注意して使うようにとちょつと否定的見解で
した。田んぼから引き上げて川に放り出したら駄目ですよとも言われています。それ
は当然だ。
ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)は外来種なのでとんでもないと否定。
色々有ったけど『除草方法は3〜4種類の方法を用意しておくこと。』みたいなこと
だったと思う、土佐さんそんなもんで良かったかいね。

硝酸態窒素の危険性の話が有ったが詳しくは書かない。ホウレンソウは10葉くらい
の時にその後の成長の為の窒素をガッと溜め込むそうですから肥料控えめに作りま
しょうね。

無農薬稲作で最高レベルとなると其処より上には耕作地の無い天水田になるが籾村に
は収量度外視の掛け流し水田が在るのかなあ? 誰か知らない。ホームページで見か
けた中では最高レベルだと思っています。
口和町の水本さんの最上段の米を去年買ったけど気にせず食べたのが悔やまれるか。

質問タイムに大雨だと汚水が流れ込むという人から対策を聞かれて水口にヌルメを
作ってヒエを植えている例が有るとの回答でした。ヒエー、すごい、でも良いかも。

土佐さんの丹波黒豆の枝豆 料理
湯を湧かして沸騰したらもみ洗いしておいた豆を入れる。
再び沸騰したら中火にしてアワが出てくるまで茹でて少し硬いくらいでザルにあけ塩
をふる。
  料理法は自分流です。豆の皮が煮汁も少し色が出るのが黒豆のしるしってとこで
すかね。普通の枝豆とは一寸違う。

コイン精米の広告 京都から帰ったら広告の苦情の電話があったとかみさんはご機嫌
ななめであった。ブラスも有ればマイナスも在るさ。来客の多い週末に米袋1袋のヌ
カの排出量は採算ラインに載るんだろうか? サイクロンの中まで溜まっていて危な
いところでした。米袋に受けるのはまずそうな感じです。

10/20 広島の清水さんから「猪」
清水ですがモグラと猪が多くてこまっつています。猪は、減反の田を草を刈らなくても良いぐらいほりおこしています
1回石灰窒素を撒いたら少しの間だは、来なかったのですがまた、大、中、小、4頭12頭と、中3頭、家の周りには、3頭出てきます
電策をしていても策の下まで掘り返します車が来てもまっつた逃げませんクラクションを鳴らすと逃げますが、、、、罠でもかけちゃろうかと思っても免許が無い、、、ハーーー
田に冬の間水を入れようと畦を見て回るとモグラの穴だらけでとても水が溜まるようにありません  だれかモグラの取り方か、ころす方法を教えて貰えればいいのですが。直接でもいいですからメールください
    kazu6(アットマ)crux.ocn.ne.jp

10/19 福井の吉村さんから「はじめまして吉村です。あいがも農法について教えて下さい。」
始めまして私は福井県三方町の吉村です。3年前から25アールの自然農法による有
機栽培をやつております。20アールを増やしたいのですがあいがも農法の事につき
おしえていただきたいです。
自己紹介水田146アール梅畑30アール普通20アールの耕作年齢55歳JA三方
五湖職員で来年定年退職いたします。
吉村 義彦

Mail : <yokun(アットマ)k3.dion.ne.jp>
 
 
*やまちゃんから「これからどうぞよろしく」
ありがとうございます。
HPの宅配便の仲間に登録させていただきました。
これからどうぞよろしくお願いします。
もし、HPの宅配便をわざわざ送ってもらうに及ばないと言うことでしたら、そ
の時は、恐れ入りますが、ご一報くださるようお願いします。

さて、菜の花農法をはじめ、「除草剤を使わない稲作り」は、みんな発展途上の
技術です。アイガモ農法も然りだと思います。
このあいだ、ぼくが電気柵について聞いたところ、何人もの方からメッセージが
返ってきました。それが、10人十色なんです。皆さんそれぞれ工夫をされてい
るのに、ビックリしました。
吉村さんが、アイガモを導入されるにあたって、どんなところに疑問を持ってお
られるのか、どういうことをまず聞きたいのか、それを教えていただけると、皆
さんから、メッセージが返ってきやすいようにおもいます。
雑誌の対談記事を読んだときなどに思うのですが、聞き手が上手だと、対談が生
き生きしています。いい質問は、いい回答を引き出してくれます。そしてそれ
は、吉村さんやその他の方のこれからはじめようとするアイガモ農法を、新しい
発見がいっぱいの(失敗も含めてね)、楽しいものにしてくれるはずです。
のっけから、ご隠居さんみたいな事を言いましたが、あしからず。吉村さんだけ
にじゃなく、HPの宅配便の仲間の方に、このこと伝えたかったのです。
なお、アイガモについて、今までの記事は、
「HP元気が出る農業の道しるべ」
http://white.sakura.ne.jp/~genki/Index.htm
をご覧ください

10/18 やまちゃんから「田んぼの草と畑の草・きれぎれの雑想(3)」
菜の花@赤木さんが、菜の花の種播きは、2月にするという。
秋に種をまくと、スズメノテッポウがはびこってしまうからだそうだ。
稲美町(兵庫県)の本岡さんは、無農薬(無除草剤)の麦作りをするには、
11月下旬(?)のムギの発芽限界の時期に種をまくしかないと言われます。
HPのどこかに書いてあったと捜しましたが、見あたりません。
だから、11月下旬というのは、ぼくの不確かな記憶です。
また、これも本岡さんから教えてもらったことだが、
当地では、そばの種は8月中下旬に播きます。
炎天下で土がからからに乾いているときだから、雑草は、まず生えることがありません。
それに、そばの根が出すアレロパシーというのがあって、他の雑草の発芽を抑制するそうです。
こういう知恵の持つ意味は、とても大きい。
上農と称される人は、こういう知恵をいっぱい持っていて、
それが、「草を見ずして、草を取る」と言われる由縁かもしれませんね。
 
4〜5日前に発芽したホウレンソウやダイコンがあって、
「先手必勝に限る、今のうちに中耕除草しておこう」と、畑に向かったが、
老眼をこらして見ても、まだちらほらとしか草が見えません。
「今草を削っても、まだ発芽し切れていない、少しおくれて発芽してくる草がまた芽を切ってくることだろう」
もう1回の二度手間になるから、やめとうこうと、帰ってきました。
ぼくの経験上では、こういう場合は、中農の「草を見て草を取る(削る)」ほうが有効と思われるのです。
発芽して間もない草や、まだしっかり根を下ろしていない草は、造作もありません。
三角か穴あきホーで表面を軽くなでるだけで、切れたり浮いたりして、
お天気が続けば、そのうち枯れ死して消えていきます。
また、その時動かされた土は、
下層の土と縁が切れて、乾くので、その後草が生えることは少ないものです。
「畑の土は、火を持って制す」というのは、
焼畑のイメージで、燃やして草を叩くという直接的なイメージだけでなく、
乾いた土(削られて)からは、草は生えないと言う、知恵も含まれているように、
ぼくは、勝手に思っています。
 
さて、そこで、ぼくが前々から抱えている宿題です。
播種床(畝)を作るのに、ぼくは、トラクターのロータリーを内盛耕(一山盛り)にして、
後ろのエプロン(均平板)で抑えて、かまぼこ形(台形状)の畝を1回で作ります。
その耕耘され、砕土されたふかふかの土に種をまき、鎮圧します。
井原豊さんが、生前よく言われていたことに、
一雨あたって、締まった土の方が、丈夫なしっかりした根が出る。
また、毛細管が出来ていて、下からの湿りも上がってくる。
それがいいのだと。
その時、小さな雑草が芽を切っています。
その表面2〜3センチを削って、雑草を叩いた状態で播種することが出来れば、
まかれた種が発芽するときに、雑草と競合することが、うんと少なくなるなるはずなんです。
そう、田植えの前に、2回代かきをして、泥の表面近くの雑草を生やしきって、
それを叩いてから田植えしようと言う発想と同じです。
 
たまにキャベツやレタスなどの苗を定植するときそのやり方をすることがありますが、
あまり一般化できません。
表面を削り、砕土し、均す、その作業を全部手作業でするほかないのです。
やっぱりロータリをかけて、一発でのらくちんさにかないません。
表面2〜3センチのところを砕土、均平、鎮圧するような管理機は開発されているのだろうか?
もっとも、あったとしても、ぼくのような規模では、高嶺の花で手が出ないだろうけど。
 
10/17 農文協の甲斐さんから「ありがとうございました」
やまちゃんねっとのみなさま

山下様
原ノ後様
西村様

「アオバコムギ」の種子の件では、大変お世話になりました。「宮城の奨励品種」
のはずなのですが、県の機関ではどこでも手に入らず結城師匠は「宮城の農政な
んてこんなもんだ」とボヤいていましたが、結局、東北農試の小麦育種研究室と、
以前月刊現代農業の「何でも相談室」に「ゆずってください」と投書された神奈
川県の方にお願いすることになりました。

それにしても、こんなときのネットの威力はすごいですね。昨今の自家採種、地
方品種復活の動きは、ITの普及と軌を一にしているのかもしれないと思ったこ
とでした。

みなさま本当にありがとうございました。

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  (社)農山漁村文化協会(農文協)
  http://www.ruralnet.or.jp/
  増刊現代農業 甲斐良治
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10/16 やまちゃんから「田んぼ草と畑の草、きれぎれの雑想(2)」
乞うご期待と、大見得きったはいいけど、さて、どんな風に書き始めようかと、考えると、なかなか難しいものです。
というのも、水田の雑草については、比較的単一化された単純な(?)環境なんですね。このことは、愛媛大学から筑波に移られた嶺田さんが指摘されていましたが、、、
それに対して、畑の雑草は、いろいろあって、ややこしい。
畑の土質によっても対処法は違うし、季節によっても、また作る作物によっても違います。他品目少量生産、家庭菜園の延長みたいな作りをしているぼくの場合、あの場合はこうやって、この場合は、、、、と、けっこう、頭の方も忙しいものです。
(ぼくは、自分の畑しか知らないから、自分の畑の雑草で書いていきます。なお、わが畑は、草を見て草を取らずということが往々にしてありますので、雑草の種は落ち放題です)
 
例えば、季節による雑草の違い。
9月21日に播種したホウレンソウの中耕除草をしながら、ため息をついていたのですが、10月中旬でもまだまだ暑い日が多くて、雑草の伸びが、ホウレンソウに負けない位なのです。本葉が出始めた頃に、一度中耕除草したのですが、その後雨が降ったりして、復活してしまったのです。
ところが、10月中旬に種播きすると、ホウレンソウや小松菜などに比べて、雑草の伸びががくんと落ちるので、中耕除草をしなくても、収穫できることがあるのです。初期生育がよくて、すくすく育って、雑草が日陰になってしまえばこっちのものです。
比較的、扱いやすいのが、冬場に収穫する菜っぱ物です。
それと、厳冬期(1月から2月にかけて)に播種するニンジンやゴボウなどの場合。
雑草も生えてくるけど、目的とする作物の方が大きくなるスピードが速くて、また、雑草の根が、地温が低いため、そんなに根が張っていないので、処理がやさしいのです。
(岡山の香西さんによれば、この方はニンジン作りのプロなんだけど、ニンジンだけが発芽して、雑草が発芽しない畑の状態の時=畑の水分状態の時があるそうです)
ところが、4月、暖かくなってきてから収穫するホウレンソウの場合、ホウレンソウも小さいけど、雑草も小さいので安心して油断していると、ホウレンソウが伸び始めると競争するように、ハコベなどの雑草がすくすく大きくなってくれるので、あんれまあということに成りかねません。
これは、タマネギなどの場合にもそうですね。
厳冬期の雑草は、地温が低いので、ゆっくりじっくり根を張っていきます。奴らが根を張る前にこちとらが手を打てば、こっちのもの。ところが、奴らが根を下ろしてしまうと、なかなかしぶとい。春になって、暖かくなると、一気に地上部が謳歌し、作物を圧倒してしまいます。
夏の雑草は言わずもがなです。
特に、梅雨時の雑草は、次々と天から水分が補給されますので、雑草の天下です。
本岡さんが言うように、その時期さえなんとか乗り切れば、真夏は炎天下で土が乾くので、案外雑草はおとなしいものです。
 
次に作物による違い。
水稲の場合でも、稲がすくすくと育ってくれれば、雑草は怖れるに足らずと今年の皆さんからの報告にありましたように、畑の雑草もそれが言えます。
初期生育がいい大根など、双葉か本葉が出始めた頃、手押しの中耕除草機をころころ押してやるだけで、OKですね。少しくらい、雑草が生えていても、そのうち大根の根元で日陰になって、大根に悪さをするような心配はないように思います。
(ぼくが除草に使っている道具については、そのうちデジカメの写真でお知らせしたいと思っています)
ところが、ネギやニンジンのように、初期生育がゆっくりゆっくりの作物の場合、初期の除草対策が鍵となってきます。きっとこれは、ネギやニンジンに限らず、ほとんどの作物について言えることかな。
苗を作って、移植するという方法が取られているのは、害虫対策もあるだろうけど、雑草対策の意味合いも大きいのだろうと思うな。
水稲の場合の田植えも、そうだな。
 
ということで、続きは、また次回。
今日は、えらいしちめんどくさい話をしてしまいました。
この話題、延々と続きそうなんですが、合いの手を入れていただけると、嬉しく思います。自分でも、書くことによって、ここらで自分なりに整理できるんじゃないかと思って書き始めているのですが、皆さんの知恵も教えてもらえると、やったあ、もうけた、と思う気持ちもあるのです。
10/16 高知の奥田さんから「稲作りの報告」
お盆前に収穫したからずいぶん前の事になりますが今年の稲作りの報告です。

今年の除草は株ヒエを数本ひいたのみでした、株ヒエは苗のポットから発芽してしま
います。
今年は入水まえにコンクリート畦のひび割れなどを補修し、田植え後も出来るだけ深
水を保つよう毎日のように水をつぎ足しました。また入水まえの元肥の糠散布を少な
くして田植え後の糠を反120キロと今までより多く散布しました、これらが良かっ
たのか?しかし田んぼ中手作業で120キロは限界でした。

一枚の田んぼは今年もジャンボタニシが暴れて田植え直後から干したけど、溝切りを
さぼってしまい低いところは大穴やすかすかの稲でした、かえって深水のままが集中
しないので良かったかも?ほとんど干したこの田の収量は反7俵半ほどでしたが、何
故か乳白米がなく、他の田は8俵半でした、今年は乳白米が多かった。

やはり元肥を減したら出穂後安心して見てられましたが、糠の場合などはある程度元
肥でやらないと遅れてしまうと感じました。
草取りの事を思うと毎日の水管理は楽なもの、深水は無理でも水を切らさないのはポ
イントだと思いました。

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奥田 誠志
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10/16 福岡の平井さんから「今年の稲作り終了」
今年の『稲作』は10/5に稲刈り、風だけの乾燥、10/10の籾摺りで無事に終了しま
した。

無農薬の稲作を始めて、9年、苗代を作って手植えを始めて5年、化学肥料を全く使
用しなくなって4年、
今年は、近くの農家の先輩達から誉められる出来でした。

手植えが楽なように35cm角に2本植えで7俵とれました。くず米はほとんどあり
ませんでした。
   (2.7反の田んぼを妻と二人で三日かけて手植えします)

今年の特徴は、
         @、田植えが済んだら、基本的に一歩も田んぼに入りませんが、雀よけの
キラキラテープを
               張る時に入った時、いつもは根を切る感覚があるのに、今年は全く
なく、根がまっすぐ下に
               伸びている感じでした。
         A、周りはヒノヒカリなのに、私はイセヒカリを作ったので、雀の集中攻
撃を浴びました。
               (キラキラテープではほとんど役に立たない。)
         B、コンバインでの刈り取りの時虫がほとんどいなかった。
                (昨年に較べると10パーセント以下です)  私は『土』が変わっ
たからだと思っています。

今年の稲作が終わって考えた事
          @、化学肥料の害がなくなるのには3年かかる。

           A、5月に蒔いた4kgの籾が10月に1000kgになる。(250倍
になる計算です)
                     除草剤、農薬、堆肥、化学肥料は一切使いませんので経費は
油代だけです。

        以上、今年の稲作の報告です。          福岡県 甘木市      平井 武樹
10/16 農文協の甲斐さんから「アオバコムギについて、お願い」 
甲斐@「増刊現代農業」@農文協です。

「除草剤を使わないイネ作り」の皆さんへお願いがあります。

「食の文化祭」で有名(?)な宮城県宮崎町の若い人たちのグループがパン屋さ
んと組んで、10月20日に麦まきを予定しているのですが、どうしても「アオ
バコムギ」の種子が見つからないそうです。

手伝っている結城登美雄さんからの依頼なのですが「今年はひとつかみでもまい
て、来年それを種子に本格的にやるから、わずかでもいいから譲ってくれる人の
心当たりはないだろうか?」とのことです。

日が迫っていて、ゆとりのないご相談で恐縮なのですが、お心当たりの方は下記
甲斐までにご一報いただけないでしょうか?

よろしくお願い申し上げます。

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  増刊現代農業 甲斐良治
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10/16 宮城のとんかちさんから「アオバコムギ・今年の稲」
2002.10.16
宮城県にアオバコムギを持っている人がいます。
それより強力粉に近いミヤギノコムギをいま宮城県では作っているそうです。
そういう情報を持っているのは石巻の佐々木義明さんと三本木の小関利夫さんと小野田町の渋谷学さんだそうです。
尚、アオバコムギは宮城県の奨励品種だそうですから、どこでもあるはずだとのことです。
 
仙台の「ブドウの木」と言うパン屋さんではすでにそう言う小麦でパンを焼いているそうです。というかうちのカミさんのお店でそう言うパンを仕入れて売っています。ちょっとドッシリしすぎているけど、おいしいパンです。ZOZOのパン屋が店じまいして一時さみしかったけど、いまはまあまあです。農文協の単行本にもZOZOは載っています。
 
うちの田んぼの稲刈り祭りは終了し、4株で一束の草出来でした。あとは青米がどれだけ出るのか?井原豊と片倉権次郎の稲作はヤッパリ すごい!
 

*****tonkati*****
http://homepage2.nifty.com/tonkati/
 tonkati(アットマ)mwnet.jp  (1〜2回/月更新)
 原ノ後真一 原ノ後建築
*****tonkati*****

10/16 兵庫の衣笠さんから「生産と販売!」
夢前町の衣笠です。
まだまだ、稲刈り農繁期です。
山下様、大型農家は大変、たいへんです。
生産は、何とか どたばたで片づきますが、販売は
難しい限りです。高く売りたいが、支払いに追われて
低価格で米屋や農協に売り急いでしまう。知り合いに
頼まれたら決めた価格も安くしてしまう。これじゃ、
経営は、成り立ちません。販売は、相手が人ですから
駆け引きが難しい。この駆け引きが下手でだめです。
私の場合、今年の米は酒米以外すべて個人売りです。
まだ、米屋、JAには、売っていません。頑張って在庫する予定です。
冷蔵庫も300俵保管出来るようにしました。夏を越すまでに
完売すれば良いのですが。これからの低価格がおそろしいです。
ぎりぎりの所であがいております。
日本の農業は、どこへ行ってしまうんでしょう?最近、息子に
跡を継がせたくないと真剣に考えるようになってきました。
 
 
10/16 高知の奥田さんから「RE・農業所得」
時給にすると?

僕はあんまり計算はようしないけど、うちでは減反無視で93アール作って、販売は
80アール分程度かな?直販なので60キロ3万はほしいところだが、豊作の年なん
かは安く出すこともある。
確かに減価償却は大きい、うちでは未だにコンバインは昭和60年代の初期のグレン
タンク4条中古。トラクターや乾燥機も昭和50年代のものを維持している。肥料も
糠が主体で肥料代は僅かだ。建物消却は養鶏との共有なため分かりずらいがとにかく
古い。
籾摺りは委託しているが、これからは機械が駄目になったら委託にしようか中古か考
えるところ。

収支計算も出来ないのに労働報酬80アールで売り上げの半分足らず80万ぐらいは
あるのではと勝手に思っている。問題なのはこれを時給に換算すると?機械のメンテ
から米の保管、発送販売、稲の管理作業、雑草の多いときは?きっと計算しない方が
いいだろう。

***********************
奥田 誠志
ofoku(アットマ)sun.inforyoma.or.jp
http://www4.inforyoma.or.jp/~ofoku/
 
10/16 広島の清水さんから「今年の収支」
思ったほど請けた面積が無かったみたいでした
中でも減反したからと去年より減っているはずが刈り取りに行くとほんの少ししか減っていないのです 思わずいんちきじゃないかと叫びたくなります(5,8反が今年は、4,8反なのにどう見ても2畝ぐらいしかへっとらん)こっつちは、機械代わどうにか出さんといかんと思いながらも
やっつて居るのに(ホンマニボランティアみたいな物です) それと
証拠は無いが請けた田んぼの中に畑用の杭を挿されていてそれを刈ってしまいました、刈り刃は曲がるし胴のきりばもチビテシマッタその近所の人に言うとたぶん、、、、、だろうとの事前にも自分で故障させて保険金をとったそうでした  来年もやられたらどうしようかと考えます。
赤木さん猫の手は、無いでしょう 柔らかい百姓やの手でどうですか
思わず笑いましたよ
 
 
10/16 富山の田村さんから「ありがとうございました」
ありがとうございました。ヘロヘロボロボロの2年目でも,少しは
回りに目が行くようになり,これって何やねん?と,色々と聞いて
みたい今日この頃です。皆様よりレスをいただきまして,目からウ
ロコで,勉強になります。

皆様は本当に立派です。家族を養って粉骨砕身の毎日…。尊敬いた
します。

所得から言っても,農民の隠れた楽しみ,どぶ○○は必需品だった
のだと妙に納得してしまいました。

遊びで(;~o~;),私は昨年挑戦しましたが,失敗して,全部コンポ
スト行きにしてしまった。


麹菌を購入して,玄米で麹をつくったのですが,味噌にはとっても
よかったのだけど,その種のものには無理なようでした。

今年はしっかりと精白して…

山田錦なんてのは,栽培すると色々と言われてしまうのかなあ。食
用だと言い張っても通用するのかなあ。カレーライス向きの米と
か。言い訳はつくのかなあ。

*岡山の林さんから「稲葉さんの試案について」
私のような百姓が気になるところは、各農法がどの程度の生産
量評価となるかです。
稲葉さんの私案の中の表1の農法区分では、輪作と二毛作の
場合で且つJAS有機等でそれぞれの作物を生産する場合の生
産量評価が明確でないように思います。
雑草対策として、田畑輪換を行う有機農家もいる訳ですから。
 
林 正弘
岡山県御津町
 
 
*やまちゃんから「田んぼの雑草、畑の雑草・きれぎれの雑想その1」
「上農は草を見ずして草を取り、中農は草を見て草を取り、下農は草を見て草を取らず」ということわざがあります。
また、中国のことわざのようですが、「田んぼの草は水をもって制し、畑の草は火をもって制す」と言うのがあります。
こんなふうに、短い表現で、びしっと言い表すのは、たいしたものです。
稲美町の本岡さんが、夏野菜を前に、
「この梅雨時の雑草を抑えることが出来れば、後はなんとか乗り切れる」
と言うようなことをのたまわったが、これもけだし名言。
こうゆうふうな言い方が出来ると言うことは、夏の雑草退治のポイントがよくわかっているのだなあと、感心しました。
昨日のことです。
ぼくの田んぼの隣で、山田錦を作っているおっちゃんに
「電気柵、ネズミ対策にも使えそうなんや、だれぞ、中古を譲ってくれそうな人はおらんやろか?」と聞いたところ
「おまえが、草刈りをこまめに出来るやろかのう?」
と、言われてしまった。
あいたた(あ痛たた)、それだけで、ピンときました。草が伸びると、電柵にアースしてしまう!
ぼくのものぐさを見抜いておられる!
「村全体に、電柵をと言うようなことも言われているようだが、わしは、海苔網を自分で張って、鹿対策をしておる。」
 
短い言葉で、びしっと決められとかっこいのだけど、どうも我が輩は、馬のしょんべんみたにだらだらと、ああでもない、こうでもないと書き連ねることで、何事かを言い表そうとする癖があるみたい。
畑の雑草対策を、あれやこれやを書きつなげながら、田んぼの雑草について考えてみたいなあ。
秋も深まり、少し余裕が出てきはじめましたので、そう思っています。
田んぼの雑草についても、畑の雑草についても、やっと、つぼが飲み込めはじめたところかな、
技術レベルで言うと、ほんのとばぐちです。
試行錯誤から、少し先が見え始めたかなと言う程度です。
少しずつ発見があるので、書いてみたいのだろうなと自分で思っています。
助言やら、?などの合いの手を入れてくれると、書き続けるのに、弾みがつきます。
 
ということで、今日は予告編(前書き)だけです。
乞う、ご期待!
きれぎれに、思いつくまま、気まぐれに書いていっても、「HP・元気」が、つなげてくれるから、ケセラセラなのだ!!

10/15 岡山の赤木さんから「農業所得」
 赤木@菜の花です。
 富山の田村さんの計算にひと言。
無農薬3万円、有機2.6万円。こりゃぁ売れたらの話しだべ。そのうち売れるだべぇ、てなこと言って売れなかったら業者が買いたたいてくれる。翌年の夏でも過ぎようものなら涙が出るような値段になっちまうぞ。
売れたらのタラはいかんべーな。買い手がついてますのマスならよかんべぇ。
 
 それと1町5反百姓の儲けなんだが、312万の粗収入に対して170万が手元に残るだって?そりゃぁなかんべぇ。せいぜいが100万つぅとこだな。だんとつに飛び抜けているのが減価償却費だ。
 この春に青色申告したのをちょろっと教えてあげる。本邦初公開だ。。
販売金額やなんやかんや入れて総収入は720万に近い。胸張れる額ではないからちょびっとはじかしいなぁ。
 ところがよー。なんだかんだっていっぺぇ引いたらよー、230万になっちまうでよぉ。30%が生活費に使えるってことだな。つまり儲けだ。
 小麦作って、米はなんぼかは無農薬で売ってさー、とことん低コストの道を進んでもかくの如きさ。百姓ってこんなもんだわさ。とにかく機械代がメチャ高い。パソコン打つときの酒代を経費にみてくれればいいなあ。
よって指導機関の言いなりになってる百姓なんか、農閑期は儲けに出てマイナスを補ってるよ。これは事実だ。これだけ見ると日本の農業に明日はないみたいだ。加えて聞いた話だが、16年度から米も自由化になるらしい。1俵1万になると仲買業者は言っとる。みんなどーする。
 
 広島の清水さん。現代農業見て下さってありがとうベリーマッチです。
なんや頑固親父みたいに思われてたようだが、なんのなんのそれは優しい56歳のお兄ちゃんですよ。頭はぽよぽよに柔らかいつもりです。丁度猫ちゃんのお手てみたいにね。
機会があれば是非おいでくだされ、歓待いたすでござる。17日には広島を飛び越えて山口からおいでになるよ。とことん話してみたいです。次の日曜日には一騎当千の飲んべーばかり7人が泊り込みで広島からやって来る。おー怖。
 
 東京の小澤さんのお便りは、すごく含蓄がありました。
アジの小骨が邪魔になるから安い賃金の国で取らせればいい。
朝ご飯作るのが面倒だからパンと牛乳チンして終り。昼食も外でけっこう安く食べれるから手間要らず。生じた余暇はより快適な生活の為に使う。スイミングとかフィットネスだのと。死に物狂いで生活している人のいることも事実だが、
平均した日本かなり狂っている。東南アジアのさる要人は、もはや日本を成功した見本ではなく、伝統も信義も失って堕落してゆく見本としてとらえていると新聞で読んだ。憤りを感じ、おかしいと思う部類に属する人たちは、一体何の行動を起こせばいいのか何を発言すればいいのかみんな悩んでいると思います。
 夜も更けて酒も効いてきたのでとりあえず強制終了します。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓  赤木歳通
 
10/15 やまちゃんから「再生産価格」
少し前に、西村さんが書いた数字が間違っているので、訂正しておきます。
山下農園の玄米30キロ(一袋)の値段は、15000円(プラス送料)です。
白米にすると、560円/kgになります。
10年ほどまえに、白米10キロ6000円で売り始めたのですが、
アバウトな計算で、「これくらいなら、時給1000円、土方に出る程度の収入になりますので、いわば再生産価格、もしくは、これくらいになれば、百姓を続ける気力が再生産されます。だから、この値段は、将来にわたって変えるつもりはありません」と宣言して、お客さんに買ってもらいました。
ところが、3年前に、コシヒカリに加えてヒノヒカリを作り始めて、
この品種なら反あたり8俵はとれそうだと思い、値下げしました。
 
お米を作らせるより、きっと商売をさせた方が上手なぼくのことです、
自分の生産したお米を完売することには、自信がありました。
ところが、今年は、妙な胸騒ぎがしています。
やっと安定した収量が上がるようになって、
増収分(プラス、去年のお客さんからのリタイア分)のお客さんの開拓をしなければならないのに、お客さんの反応が鈍いのです。
ぼく程度の規模(約6トン)で、こんな不安を感じるのだから、
大規模の方の苦労は大変だろうなと、しみじみ感じているこの頃です。
 
 
10/15 広島の西村さんから「収支予測」
 土曜に1/3の籾摺りをしたので収支予測をしてみると『稲作(農業)は儲から
ん。』でした。
自家消費に作っていると小米を含めて収穫した米は全て『米』です。クズは発生しな
いと言う意味です。
穂イモチによる小米が多いのと保有する2パス籾摺り精米機では処理能力が低いので
師匠の小田さんの所で籾摺りをしてもらったのですがライス・グレーダーから小米が
大量に出てきて1/3にも達しました。クズ米なる籾摺り機からの排出もありこちら
はてんで食用レベルではありません。
師匠の助言もあり地代を今年は5袋に減らしてもらいました。
残りの籾を調整したら商品米12袋,小米6袋が残りそうです。直販で¥12,00
0で売れた場合には14万4千円ですね。
代掻きの作業委託を筆頭に25aで米を作るために支出したざっと思いつく単年度の
出費を差し引くと8万円で通勤費を含めての燃料代は4万円はいくだろうね。
農機具の修理代と減価償却費の按分を更に引いてプラスにとどまる・・・?

誤算の最大原因は収量です。500kg/10aは行くとの計算でイモチの減収を少
なめに見て25aで総収量1トンの予想でしたが師匠によればこけそうなまでに作っ
て450kg/10aとか。300kg/10aを切る反収では『こめ作りがへたく
そ』なのでした。

井原さんの本(ここまで知らなきゃ農家は損する/農文協)にはL寸の網をS寸に替
えてクズ米(小米)に落ちる中米を検査米に上げるようにすれば等級が2等米に格落
ちしても1反に1万円から2万円儲かると書かれています。(注:初版は85年だか
ら米価の下落を考慮すること)
三次の清水さんは請負の米の等級を1等級にするためにL寸の網を使っているそうで
すが直販を目指す私には小米選別は売り玉が激減で重圧となりました。小米6袋は自
家消費だな、数量の確保は出来たがハア〜。
請負の評価は出荷した米の等級によって腕の良し悪しが問われるんだろうからL寸の
網で小米をたくさん出してクズ米で叩き売り、1等の米はJA出荷では7千円なん
だっけ、米屋に売ってもJAと余りかわらないとかで儲からん稲作をやってますよ
ね。

−−−−−−−−−−−−−
標高600mで稲作している方がいらっしゃいますよね。寒冷地では地温を上げる努
力が必要で深水取らずに冠水(掛け流しでは地温が上がらない)とし植えつけ本数で
穂数を確保するのでしょうか? どんな栽培をされているのか知りたいなあ。
10/14 広島の清水さんから「田村さんの勘定にいて」
広島の清水ですそんな甘いものではありません、ここではというより山間地では、能率も上がらないのでそんなにお金になりません
他所の田んぼを請けても機械代が出るぐらいでお金にはなりません
田んぼの大きい所なら良いかも知れません
委託が増えるほど機械代(大きくするため)が増えます
人に任した方が楽で良いでしょうけど、、、
今日西村さんに遭いました
現代農業を見せてもらいました。これは頼んでも買おうと思いました
赤木さんの表紙でした赤木さんは、もっつと頑固そうな人だと思いこんでいました  なかなかいい叔父さんですね  
なにせ自分は36歳なもんで」メールでのやり取りでは頑固そうな人だと思いこんでいましたそちらに行く時には、寄らせてもらえますか?
西村さんとの話は、またあるでしょう
、 
 
10/14 東京の小澤さんから「無洗米について」
井口さんからのメールですが、井口さんのように真面目に取り組んで
おられる方には最近の情報交換はあまり意味があるものではないかもし
れません。

しかし、全国無洗米協会・無洗米情報センターによる無洗米PRは大同
小異であり、便利以外に「環境にいい・美味しくなる」を謳っております。

やはり、おかしいことはおかしいと声を出すことは必要と思います。
特に、行政もマスコミもそして、一部研究者も自分が全貌を調査する
ことをしない、できないのに、平気で提灯持ちをします。

結局、問題意識を持つ人同士で情報交換をするしかやりようがありません。
その場が多ければ多いほど、情報を得る人が増え、少なくとも
おかしい情報をおかしいと感じる人が増えることが必要だと思います。

私自身が何よりこだわりたいのが、無洗米にひそむ考え方です。

米の研ぎ汁が汚染源だから、なくしてしまえばいい。
米を研ぐのが手間だから、なくしてしまえばいい。

こういう要素還元主義的思考では世の中救われないのでは、と思っています。
研ぎ汁云々については、私のHPでも詳述していますので触れません。

研ぐ手間、確かに手間です。が。
私が10年、お客様に配達していて、最近の子供の様子が本当に心配です。
ろくすっぽ、挨拶できる子がいない。
「母は出かけておりまして、僕は(お米のことが)わかりません。ご苦労様です。」
これはただ一件だけの稀な例ですが、普通は
良くて           「誰もいません」
ほとんどの子が     「…」
大体、ゲームをしていて、玄関に出てくればましなほうです。

奥にお母さんがいる場合でも
「てんちさん」「米屋さん」「米屋」
と呼びかけるのが精々で、中には無言で玄関から奥に入っていく子どももいます。
こんな子どもを相手にする学校の先生は大変だろうと思います。

両親共稼ぎでお米の注文が夜7時ぎりぎりというご家庭があります。
こちらでは、米研ぎは、娘さんの仕事です。娘さんは挨拶もきちんと出来ます。
炊飯がうまくいかない時もあるそうです。しかし、奥さんは
「大事なことは失敗を経験すること。いつも同じようにいかないことを
知ることが教育。」 と、言われます。
これは、昨今叫ばれている、総合学習とか生きる力、にきわめて近い
話ではないでしょうか。

片や、現代社会の問題を感じて、政府や行政、企業、学校を批判することに
意欲的な私達ですが、社会を構成しているのは私達自身です。
「隗より始めよ」の精神が欠如してはいないでしょうか?

生協では、無洗米が当たり前になっていますが、とある生協がらみの
市会議員や行政の給食担当者(共働きで生協を活用)とお話した際に、
上のようなことを言うと、黙ってしまいます。
自分達の都合の良い理論を指摘されて、何も言えなくなってしまうのです。
ぽつりと、「耳が痛いですね」と言われた方もいます。
商売人としては、
「私も無洗米を販売してまして、配達もしますので、是非当店もご利用ください」
とでも言えば、いいんでしょうが。

いつもの癖で、また話がどこかに行ってしまいました。

小澤 量
有限会社てんち代表取締役
東京都府中市宮町1-34-14
TEL 042-361-2511
E-Mail rio-ozawa(アットマ)mub.biglobe.ne.jp
http://www5e.biglobe.ne.jp/~tenchi/
 
10/14 和歌山の井口さんから「「稲葉さんから・食糧庁の生産調整に関する提案について」
稲葉先生のご提案について 
消費者が納得する流通システムが導入できなイか お尋ねいたします。
「製造物責任法」が施行されているのに 米に関して適応されていない
のはないでしょうか?。 自分の作った米に 責任を持たない 持てな
い流通システムの現状では どんな農政も消費者に認めてもらえません。

昨年のことですが 穀物検定に合格しているのに 内容物に異なる米が
混ざってあったので 問屋に申告しましたが 穀物検査官の言い分は
「袋の中まで 開封して確認していない」「返品して下さい」 
これだけの対応でこの件は 落着です。

「問屋に返品すれば それで済む」 そんなに 米に価値がないのなら
 新たな農政は必要ないでしょう。「いらないものは 作らないで 
 流通させない」という声が反映される 罪と罰がある流通のシステム
 を作っていただけないでしょうか お伺い致します。 

 因みに 昨年の返品は5件、今年は3件ありました。   合掌
10/13 岡山の林さんから「電柵」
電柵については皆さん、色々と工夫されているようですね。
私は、とにかく手抜きが出来ることを念頭に置いています。電柵に
は太陽電池も付けていますから、一度も充電したことがありませ
ん。少し高価だったのですが、手のかからないようにということで太
陽電池付きのものを購入しました。50%の補助金を受けました。
しかし、電柵は自作も出来ますね。高圧の発生装置も自作でき
ます。簡単に作るにはテスラコイルが良いです。
私が小学生だった頃、壊れたラジオか何かのトランスを外してきて
エナメル線を巻き直して作りました。心材には軟鉄が良いのです
が手頃なのがなかったので針金を10センチ程度に切り揃えて束
ね、これにエナメル線を巻きつけて電磁石を作り、コイルに供給す
る電流をブザーのように切ったり入れたりすればいいのです。
単一乾電池2個を直列に接続して、3ボルトで駆動すると6−8
ミリぐらい電気火花が飛びましたから、数千ボルトは出ていたでし
ょう。子供の頃は、こういうものを作って遊んでいました。12ボルト
のバッテリーを使えばかなり長期間使用できるのではないでしょう
か?再製バッテリーならホームセンターで38B19R(L)が1800円ぐ
らいで売っていたから、こういうもので充分でしょう。
 
林 正弘
岡山県御津町
 
 
10/13 富山の田村さんから「RE/手作業の稲作り」
恵木さんレス有難うございました。昔は5反を二人でこなすと一人
前とのこと。なるほど。機械を使わない農業は何ごとにつけ,手間
暇がかかり,天候にも左右されます。嵐がくれば,いったんはさか
らおろし,またかける。なんてこともざらであって,本当にすごい
経験です。

で,農業の収入というものを三態に分けて考えてみた。

@ 機械に頼らない昔風の農業
5反×7俵×3万円(無農薬)=105万円。1反分は自家消費や身
内へいくとして,経費も引いて
収入は¥80万円 家族4人とすると  月々6.6万円。子育ては
無理やねえ。子供を学校にやらないで農業をやっている親子がいる
けど,田は1反半。どうなってるんだろう?育児手当が大きいとは
聞いていたが。
A このへんの一人暮らしの老人の農業。5反の田は総て営農組合
に預け,草刈りと水の管理と通帳の管理だけ。
  この人達の収入は
  5反×9俵×1.5万円(農協価格)=67万円。1反分は自分
や子供達の家族へ。経費は約45万円。
  収入はチャラ。1反の食べる分だけが手にできる。どうかすると
追い銭とかがあるという。
A これは想像。1町半ほどやっている農業
  15反×8俵×2.6万円(有機)=312万円。借り入れ50
0万あるとして,の返済金70万。経費50 万。自家消費1反
分。引くと 170万円。

ねっ。この計算あってる?さあ〜て 今日はアルバイトの日だ!

10/12 岡山の赤木さんから「朝日の刈取り」
 赤木@菜の花です。
ヒノヒカリの刈取りがちらほら始まったようです。
朝日は10月25日あたりが最盛期になりそうです。さすが晩生といった感じです。
朝日の刈取りの注意事項をもう1度確認しておきます。
1.気持ち早めに刈る。 脱粒が少なくてすみます。
2.株を高めに刈る。 穂の揺れが少なく脱粒防止です。
3.稲の条とコンバインを合せ、すぅーと刈取り部に吸い込まれるようにする。
 すべて脱粒防止のためです。とにかくよく落ちてくれる。
 
 最近お客さんになってもらった人からお寿司が届きました。
「いままでの米は、寿司飯を作るときに手にべたべた付いていたのが、お宅の朝日米を使ったらそんなのがなくて、とてもいいのが出来ました。」
良いのが出来たから食べてみてくれとのことでした。
 衣笠さん、これが朝日米の特徴なんです。ねばねばせずに表面がさらっとしています。それでいて食味は極上なんです。岡山ではすし用と言えば朝日米です。
最近の日本は、どうもねばねばもちもちの米に走りすぎている。・・と考えています。
 
 さて、菜の花跡のその朝日を立毛中に見ておきたいと言って、次の日曜日に広島からおいでになります。しかも例の四つ手小屋で泊まりこみで飲むらしい。酔ったほうが本音が聞きだせるとか言ってるようだ。しかしもう寒いだろうな。明け方はファンヒーターが要るだろう。こんな付き合いは大事にしておきたいもんだ。
 山口県からも来られます。来年から菜の花を始めると意気込んでおられるようだ。静岡の農業法人からも問い合わせがありました。いやはや、忙しくなって来そうです。
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓  赤木歳通

10/12 和歌山の井口さんから「無洗米」
無洗米論議するよりも。

無洗米にJAS法の決まりはありませんから その利用方法は生産者や消
費者に委ねられているのが現状です。栄養がすぐれているとか 環境にや
さしいとか 食味が良いとか論議されていますが 結論を急ぐ事よりも 
食味の良い精米方法の改善が優先されると思います。

それが お米を美味しく食べる事につながります。有機肥料で栽培された
お米ならば クズ米でも美味いですよ。現在の消費者は パンと米は同じ
目線で見ていますよ、どちらが 大切なの理解されていないから 消費者
が求めている情報を提供していくことが 消費につながるのではないでし
ょうか?

生産者や流通業者がリスクを負わないで 消費者が認めてくれそうも有り
ません。米を売ろうと力を入れれば入れるほど 消費者はかえって慎重に
なり 買う気を失っいく こんな事をもう何十年も繰り返しているように
思う。

消費者が買わないから 古米の在庫が 国内消費量の一年分ある。生き残
るために 競って生き代を切り 自分の都合のために売ろうとする それ
が売る事だと思っている人が多い。消費者は米を売る人の都合で 買って
くれません。米を買って豊かな気持ちになるだろうか いらないものはい
らない。消費者の気持ちになってこそ 売る側の気持ちも生きると思う。
売るという事は 消費者と心を通わせることであり 人と人のつき合いで
はないだろうか。

詭計業務妨害になるような 論議は「山ちゃんのHPの宅配便」に似合わ
ないから このへんでやめよう。失礼しました。       

 国内無洗米機一号機設置米穀店 の(有)らいすぴあ・いぐちヨリ。
                               合掌
                           
第三回 優良米穀小売店 全国コンクール「農林水産大臣賞」受賞
財団法人 全国米穀協会認定 「お米アドバイザー」
和歌山有機認定協会認定 「有機無洗米」
〒640−8390 和歌山市 有本20
(有)らいすぴあ・いぐち
TEL073-471-2241
FAX073-471-2308
E−mail ricepia.iguchi(アットマ)nifty.com
http://homepage2.nifty.com/ricepiaiguchi

10/11 滋賀の惠木さんから「手作業の時間」
富山の田村さんへ、「手作業の農作業時間」について。
私も最初の3年くらいは手作業でした。35歳位のとき。
「もう1枚やらんけ!」
という話に、ずるずる乗ってしまい、面積が増えるにしたがって、
だんだんと農機も導入していったので、現在は機械作業です。
導入したというのは嘘で、周りの人が心配して揃えてくれたと
言った方が正しいのです。
 「バインダーほかしてあったで〜!」
 「2条植えの田植え機やけど、もってけや」
こんな調子です。でも、買ったのもありますよ。

さて、昔は5反を夫婦二人でこなせたら1人前だと聞いております。
1)田起こし(秋)
 牛じゃなくて備中鍬での話ですが、1日で5畝位はいけたと
 聞いております。
 私は2日はかかりました。手が休んでいる事が多いもので。
 しかし、田起こしにもやり方があり、備中もそれ用の大きい
 のがあれば随分らくでした。大備中はもう売っていないようです。
2)代かき
 これについて昔の人の話は聞いておりませんが、これが1番エライ。
 畝状に田起こししてある状態でまず水を入れて、畝の上にのって、
 土を砕いて平らに均していきますが、この作業は1日5畝は楽に
 いけたと思います。この後、泥を捏ねていきますが、
 とにかくこれが重労働。1日5畝がやっとだったと思います。
3)田植え
 水苗代、苗取り、苗配り、縄張っての田植え。これだと昔の人でも、
 二人で一反がやっとじゃなかったかと思います。共同作業が多かった
 と思いますので、一人での時間までは分りずらいと思います。
 私は2年目からペーパーポットで苗作りし、縄は張らずに筋引きした
 ので、5畝の田圃を一人で半日で植えられました。坪50株。
 筋を引けば、前進田植えが出来るので随分楽です。
4)稲刈り、稲木干し。
 稲木は7俵分位なら、1日あれば楽に立ちます。4段はさです。
 4段用、3段用の鉄製の稲木が売っています。これだと、あっと
 いう間でしょう。但し、一脚4千円はしますので、どこかで眠って
 いるのを探すと良いかもしれません。
 稲刈りは5畝を一人で1日では出来ませんでした。少し残りました。
5)脱穀
 足踏み脱穀作業は結構楽しい作業でしたが、後の始末が大変でした。
 莚に広げて、ヤゴ叩き?だったかな、それで叩いた後に、通しにかける
 のだと思いますが、作業時間ははっきりしません。
6)籾摺り
 土臼?、これはさすがに無かったので、共同作業場で摺って貰いました。
 あっという間でした。だって、ちょびっとだったから。
 
 
10/11 兵庫の衣笠さんから「無農薬は、労力が掛かりすぎる!」
夢前町の衣笠です。
みなさん、ご苦労様です。私も今日は、よとう虫を1000匹は、
やっつけました。白菜を無農薬で一反ほどやっていますが、
全面、トンネルネットでポールとネットに15万円の投資で
安心していたら、ネットの中にいるいるヨトウ虫と青虫!4人でネットをはずして
虫取りの一日でした。どこから入ったのか、白菜の新芽のベットで
くつろいで居るのを”ブチッ”とやっつけました。これは、長い戦いになりそうです。
ところで、赤木さん!私も、無農薬で”黒豆”作っています。今日初めて
枝豆で収穫しましたが、きれいんです。葉っぱもきちんと残っています。
畝間は、1.8m 株間は、60p。6/20播種、培土を2回。水入れ1回。
あとは、まったくほったらかし。さすがに雑草は、おおいに元気に茂っていました。
黒豆畑は、白菜畑の横。カメムシもいつもの年より少ない少ない。
しかし、大根は、8/20播種は、全滅。9/10播種は、半滅です。9/30播種は
稲刈りあとに、蒔きました。これは、今のところ元気です。にんじんとネギは元気です。
最近、農薬を使わない事に”誇りと喜び”を感じれるようになってきました。
前は、意地だけでやっていたのですが。
採れなければ、仕方なし!採れたら喜び、販売します。しかし、採る為の努力は、
惜しみません。
それから、あさひの穂は、まだまだ青い状態です。10月中に刈れるかな?
稲は、綺麗に育ってくれています。収穫が、楽しみです。有り難うございます

こんにちは    でしゃばり過ぎて怒られるカモな広島・西村です
 
  電気牧柵器をゲッターと呼び出力9000Vということは末松電子製作所の製品をお使いなのでしょうね。私はHPで価格の確認できた薩摩農機の製品を使っています。
 碍子のことですが長野県の方のホームページでペットポトルを使うというのを読みました。胴の部分で園芸支柱に突き刺しボトルの首に柵線を結ぶらしいです。車のml全国ミーティングで長野県高千穂村にて見かけましたが林道走行に向かうコンボイ中で中距離から眺めて走り過ぎているので詳しくは判りません。
私は2mの松角材(4cm角)を1.5mに切り詰めて杭を作り建築用の5cm級の木ネジにビニールチューブを噛ませたのを使っています。(2mだと杭の打ちこみがきついから) 杭が丈夫なので5m間隔という配置です。碍子部の固定は園芸用のアルミ線です。柵線は硬すぎて使えません。メーカーによりアルミ線の硬度が異なりますので柔らかいのを探してみてください。柵線の始点・終点は碍子に巻き付けています。
 地際は材がかなり吸水しているので絶縁が低そうですがスパークが飛ぶのは上の柵線の碍子部だったりして結構使えるカモ。コーナーは柵線が杭に接触した状態です。少しはリークするようですが今のところ実用水準は満たしています。充電式インパクト・ドライバーで取り付け。インパクトです、普通にドライバーではネジ込めれません。

ショック・テスターを持っていないと電気出力を確認するために人体テストをたびたびすることになるから必須備品です。後、収納時用に空リールと巻取器。巻取器の使い勝手は悪いですがないと設営・巻取りが大変なはずです。ショックテスターも改造したいですね。アースを採るのにいちいちかがむよりは杖の先にアースを取り付け短い過ぎるリード線を延長しておけば高い位置に柵線を張ってもチェック出来ます。

地元の人によると電気柵に入り込んだ猪が出られないと田の中で暴れてクシャクシャにする,親猪は入らず小猪を見ているとの事で、うりぼうの仕業らしき小さな稲の押し倒しを1回受けました。このときは柵線の落下は小規模、大規模の落下のときには稲に被害はありませんでした。かなりの勢いで引っかかったはずではあります。

電気牧柵器の電源はトラクターからバッテリーを取り出して使うバッテリー仕様にしています。DCアダプターなるバッテリー過放電保護機器を追加してある。

最初申し込んだときには穴掘り器やら碍子・ポールを入れていましたが訂正してそれらは購入しませんでした。今のところその判断は正しいようです。失敗したこともあります。車のオイルフィルターレンチですが近場で代替品が見つけれなくて再注文する羽目になりました。

井原さんの本にも『元が採れそうなら直ぐに購入するように』と書かれているではありませんか、必要性・利用価値を見極めたいですね。

ん、ワシの愛車か、あれは20年以上乗る気で買っておるからいんだよ。後15年、死ぬまで使う気じゃい。

-------------------- 送信不良で送り損ねたので追加のres

電柵の補助について

NOSAIの水稲共済をかけていたら補助があると思います。

補助金ですが安易に受けない方が良い場合もあります。補助金貰って建てたハウスなので不用になったが壊せれないなんて事を聞いたことがあります。2m高さの強固な柵の建設費はお高くないかい。ジャンプ力があるようで鹿用は2m高さの柵とされていますが静止状態からそんなに跳べるんでしょうか?

逃げ場を失ったイタチは1.5mのコンクリート壁を駆け登ります、2m高さの杉丸太を駆け登ります。

 コンクリート壁:ウサギを飼っている半地下室へのスロープ

2m高さの杉丸太:イチジクを囲む防鳥ネットの支柱/田んぼから引き上げたカモをいれていた。

火事場の馬鹿力を基準にしなくとも良いのではと思っています。野生動物は辺りをうかがい安全を確認して行動するはずですからゆっくり歩いて近づくと思いますよ。どうしても中に入りたいやつは突入を試みるでしょうがこれはちょっと防げないんじゃないかな。相手の体重次第ですが弾き返すほどの柵の強度となるとちょっとね。

助走をさせないように外にロープとかキラキラ・テープなんかでいかにも走りにくそうだったらトボトボ歩いて近寄って80cm高さくらいの電気柵に触れて退散なんてことで済ませれるのではと思っちゃいます。

5%は雑草に、5%はイモチに,5%はウンカに,5%は雀さんに,5%は… あ、減収が20%を超えちゃまずいなあ。

−−−−−−−−−−−−−−−−

京都の土佐さんへ

『ぐうたら農法』の講演で会うときに薩摩の現物を見せたげる。一燈園も扱っているから話は聞けるかも。

>末松社製はガイシの取り付けが面倒なのです。
 これは支柱と碍子の関係なんじゃない。物によってはすごく楽そうなのがあるみたいですよ。支柱が細いのは選考対象外かな。

ビニールハウスのパッカーみたいなのかな?、独立碍子でネジ止めでないとすると新E碍子と言うやつかもしれませんが部品点数を考えてみてください1個100円越してたと記憶しとります。

ぼくの方法なんかどう、電動工具でぐい〜んでっせ。

−−−−−−−−−−−−−−−−

秋田の田中さんへ

カピカの評価は低いですか、他との差別化とはいえ精米機2連装の原価償却費では精米事業立ち上げ時には無理との判断を下しました。

代わりにビニール袋をシールするシーラーを買いました。まだ使ってなくて埃を被ってますが消費者の最大単位は10kgまで(コイン精米の最小は10kg)かな、というか30kg単位の生産者との接点は10kgだなと(百円精米ね)決めた。

泥仕合の行方などどうでもよろしい。あんな高額装置は導入でけへん。気にすべきはものぐさな消費者の動向ですよ。

食するまでのシステム全体でみるとエネルギー消費量が多い無洗米は環境にはトータルでやさしくないとの啓蒙をするんです。(前言撤回したい広島・西村です
エネルギー消費量をいうよりも『簡単に言うと工場で洗って乾かしてあるから洗わず
に済むんですが味は落ちますよ。』と説明しましょう。化石化燃料の使用量の節減を
本気に考えている人は少ないでしょうからこっちの説明の方がええぞ。)

−−−−−−−−−−−−−−−

富山の田村さんにはようresできん。俺が子供の頃には既に部落共有の脱穀機と籾摺り機はあったと思うよ。吉和で人海戦術で田植え・稲刈りやってるとこが有るけど10人ぐらいは人を集めにゃ。


PS:昼飯を食おうと電車に乗って3電停となりの親会社の社員食堂を目指しておっ
たら倉敷の塩田農園さんに出会ってしまった。『食味』の研究会だそうです。『入っ
ても判りゃあせんけい。』と誘われたんですがこちとら時間を切り売りするサラリー
マンに付き、もとえ、昼飯食っていない身に付き会場のメルパルク6Fに着くまでの
お話で失礼させてもらいました。


10/10 茨城のすずき産地から「電柵を安くあげる」
電柵の装置は高価ですが、それ以外は、うちでは次のようにして安くあげています。
ポールは水道管(塩ビのパイプ)を使います。コーナーにだけは40ミリ径か50ミリ径、それ以外は13ミリ径で十分です。
以前にはニトポール(商品名?)などのグラスファイバーのポールも購入したので、それも併用しています。
いずれも絶縁体なので、碍子は不要です。
そして電線は普通の針金です。太さは#24でも大丈夫だと思うのですが細すぎて扱いにくいので、#22を使用しています。
下記などに関連ページがあります。
http://www.suzuki31.com/nocus/2002/07/06.html
 
 
すずき産地 http://www.suzuki31.com/
 
 
10/10 京都の土佐さんから「電柵について」
「祭りじゃ!祭りじゃ!酒飲んで騒ごう・・・」
氏神様の秋祭りが迫ってきました。田んぼのことも畑のこともぜーんぶ忘れて氏子と
自分にボランティア。おらが村にもこんな季節がやってきました。
ところで電柵のことが載っていましたが京都では府の補助事業として鹿柵に50%つ
きます。金網でも電柵でもOKで耐久性のある設備が条件だそうです。鹿用の電柵は
高さが2M必要とかで早速15年度の事業に申し込みました。50%の補助はありが
たい!
こんなのいつまで続くかわかりません。今のうち、今のうちと思っています。2反の
田んぼを囲むのに約10万円かかりますがトタンで囲むより楽だと思います。今年は
トタンで囲みましたが途中10枚以上破られました。あいつらほんまに無茶しよる。
牙で持ち上げるわ足で踏みつけるわグジャグジャにしよった。
しかし電柵(我が家は末松電子工業の製品)張った田んぼは1〜2回泥をつけよった
が後はまったく近寄らん、腹いせか電柵の外側を掘り返すだけ・・・ ざま−みろの
心境です。
ここで気がついたことを1つ。稲刈りが終わってすぐ電柵をはずすと、待ってました
とばかり畦の内側を掘り返されます。電柵は霜の降りるころまで張り続けましょう
(草刈の必要もなし)。
ただし、ゲッターは持ち帰っておきます。頭の黒い猿(?)がゲッターを持ち去る被
害が出ています。猪、鹿は賢いので電柵は危険とインプットされているため近寄らな
いようです。
本当の敵は人間? ようわからん世の中や・・・
以上サファリパークの報告でした。
P.S  どこかにゲッターシステム余っていましたら教えてください。また他の
メーカーのがありましたらご紹介ください。末松社製はガイシの取り付けが面倒なの
です。
*******************************
土佐祐司(とさゆうじ)
y.tosa(アットマ)galaxy.ocn.ne.jp     Tel 0773−58−2265
京都府 天田(あまだ)郡 三和(みわ)町 岼(ゆり)595

10/10 秋田の田中さんから「RE西村さん・精米機の件」
広島の西村様
ありがとうございます。秋田の田中です。
カピカの件承知しております。
山本製作所では今新しいものを開発中です。
カピカは使用している方から話を聞きますと、
余りよい話は返ってはこないようです。

無洗米ですが、大手メーカーが泥試合をしておりますね。
どうなるんでしょうか。
 
10/10 岡山の赤木さんから「なにが国産大豆だってんだ!」
 赤木@菜の花です。
 この秋はえらい異常気温で、大豆も白菜も大根もハスモンヨトウにやられっぱなしです。私の黒大豆は緑の葉が無い。葉脈だけの茶色の紗みたいになっている。軸に実だけがぶら下がっていると言った表現が丁度いい。
 ご近所にも白大豆を付けているが、今までに何度薬掛けをしたかわからん。
大豆製品の表書きには「国産大豆使用」なんてのをよく見かける。きっとあれは外国産よりも安全ですよと訴えているんだろう。
 たしかに日本では収穫した後は薬は使わんからその分は安全なのかもしれない。しかし生産現場の横で見る限り、私にはそら恐ろしい。
 ポストハーベストのない分、田んぼでしっかりかけているという事は、環境中に撒き散らしているということだ。農産物の安全も大事だが環境、言い換えれば将来の地球・将来の人類つまり子孫などを踏みにじって今の収穫量を優先させている訳だ。
 私の散歩コースの近くに黒大豆畑がある。ここは虫による被害が甚大でない。いや、チョッとしかない。いやいやほとんどない。
見た目には見事なもんだが、この畑の風下を通る時は息をするのもいやになる。
あまりの臭さに大きく息を吸って、はい止めてみたいな調子で小走りに通り過ぎることにしている。きつい薬のにおいがもう何日続いていることやら。
商品としては、きっといいのができるだろう。国産黒大豆としてみんな喜ぶんだろうよ。
 時々お袋や奥方に話すんだが、もし平安の昔から現在みたいに薬を使っていたら、おそらく今では人類は地球上にいないかいても奇形ばかりだろうな。虫が発生してもそのまま受け止めていたからこそ、今があるんだぞ。なんてわかったようなわからないような哲学じみた話をすることがあります。
 そんなわけで100年先に安心して耕せれる畑や田んぼを残してやりたいもんだ。皆さんもお願いしますよ。
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓   赤木歳通
 
 
10/10 富山の田村さんから「今年もヘロヘロ,ボロボロの時期到来!」
うあお〜っ。すごいよねえ農業って。

1年目の夢中。

で,今年,2年目の余裕とは全然いっていない。

今年は前年にはなかった,畑の収穫も重なったし,連日の大根菜の
間引きも忙しい。

栗も拾わねば。(去年は余裕なく,小動物にとられてしまった)

クルミも探さないといけないナ。

この時期をはずせないものも他にいっぱいあって…

頭も体もフル回転ですう。

1反2セの田なのに,もう,すでに80時間かかっている。一時期
に集中しないように,もちも植えた。もちはこれから稲刈り。この
先さらに20時間時間はかかりそうです。

消費者として,長年,無農薬を要求してきた者でしたが,生産者に
なって,大変さがよくわかりましたです。はい。

大体,自然食品の共同購入のグループで一番たくさん買ってたの
が,バブルの人(私),大企業,商社の人。公務員の人。

今は,ちょっぴりざんげの日々かな。

みなさんのお米の値段を見たけど,本当は1俵8万円でも高くはな
いよねえ。

田んぼに手伝いに来て,時給600円換算で,お米を期待してきた
人がいたという話を聞いて,びっくらした。

でも私も生産者にならなければよくわからなかったです。ありがた
いことです。視野が広がりました。

今年はこんな はさにしました。(1つはガードレール。)画像2
枚アップです。去年は田んぼに打ち込んだ杭が力不足だったよう
で,倒れて泣いた反省。
 
 
10/10 富山の田村さんから「手作業の農作業時間」
稲刈り,はさ,足踏み脱穀までで,100時間を越えそう。

苗作り,田起こし,代かき,田植え等は入っていない。

手で刈る草刈りの時間も。

昔は1反あたりの農作業にどのくらい時間がかかっていたのでしょ
うか。どなたか分かる人いませんか?

是非とも知りたいなあ。
10/9 岡山の林さんから「朝日の刈り取りももうすぐだ」
今日は、NHKラジオで2つのビッグニュースが報じられた。一つは、
ニュートリノ天文学の創立で小柴氏のノーベル賞受賞と、冥王星
の外側に新しい惑星の発見だ。惑星と認められるかは分らないと
ころだが、心を浮き立たせるニュースだ。ハッブル天体望遠鏡が写
真を撮ったらしい。氷が主体のスノーボールだろうが、カイパーベル
ト帯にあると言うから今でも周辺の氷を集めながら太りつづけてい
るのだろう。これより小さいスノーボールの軌道を変えて火星にぶ
つけて水を供給すれば、火星で地球型生命が生存可能になる
かもしれない。火星の赤道の接線方向からぶつけてやれば、自
転周期も早くなるだろう。きのこ雲が収まれば、水蒸気の温暖化
ガス効果で気温も高くなるだろう。そうなった暁には、火星で有機
農業でもやるか!
10月末になれば、朝日の刈り取りだ。今年は、深水が成功した
ので、ヒエの手取りのためには一度も田圃に入らなかった。
全く楽な年だった。ヒエのような雑草は、深水で充分制御出来
る。除草剤など、農薬は必要なし。
近くの田圃にイノシシが入って大運動会を繰り広げたものだから
見るも無残な姿になってしまった。隣の田圃では、イノシシが感
電死してしまった。近所の人が、12ボルトのバッテリー2個を並列
に繋ぎ、100ボルトに昇圧していたから、イノシシもたまったもので
はない。彼等、いや彼女(メスだった)長靴は履いてないし、水の
中ときたから、ひとたまりもなかったのだろう。バッテリーからとは言
え、1.5アンペアは流れるのだ。しかし、この方法は危険だなあ。
私の電柵は9000ボルトに昇圧しているが、電流は殆ど流れな
いから安全だ。
 
林 正弘
岡山県御津町

10/9 やまちゃんから「ニカメイチュウ・電柵」
二人目のノーベル賞受賞、島津製作所の田中さんの研究は、蛋白質の種類を素早く見分けられるそうですね。お米の味をまずくするアミドか、それともアミノ酸か、食味計にも応用できるんだな。まだまだ高嶺の花だろうけど。
電柵の件、姫路市水族館の市川さんとの往復メールで話題にしていましたので、転送します。
市川さんの言われるように、電柵が安く手にはいるようでしたら、教えていただけませんか。
 
(やまちゃんから、市川さんへ)
今日久しぶりに、たがめビオトープの田んぼを見にいきました。
今年は、ニカメイチュウの被害が全くと言っていいほどないようですね。
よかったですね。
冬に水を張る方法が、効果があったのでしょうか?
 
ぼくの田んぼでは、晩生のヒノヒカリの、山沿いの田んぼが、鹿に大分やられています。今日あわてて(遅まきながら、いや遅すぎました)海苔網のネットを張りました。もっと早くやっておくのでした。
電柵は、鹿に効果があるみたいですね。今月号の現代農業で、アイガモの古野さんが、ネズミやゴキブリ対策にも使えるぞと書いていました。2〜3万円くらいなら、買っておこうかなと思ったりしています。
 
(市川さんから)
ニカメイチュウの被害出ています。
しかし、被害の量は、前年までの数分の一に収まると思います。
やはり、水攻めが効いたようです。
電気柵は、2,3万円では買えません。ゲッターという電気を間欠的にに発信する装置だ
けで3万円ぐらいします。これにポール、電線、碍子をそろえると相当な額になります。
しかし、大堤では、以前国の補助などで各農家に電気柵セットが安価で配布されているよ
うです。イネを作っている田の数が、以前の半数ぐらいになっていますから、頼めば安価
で分けてくれる家があるはずです。これは大堤だけではなく全国的な話ですから、HPの
宅配便で、余っている人を捜してみたらいかがですか?
 
 
10/9 広島の西村さんから「RE・大潟村の田中さんへ」
こんにちは 大潟村の田中様    広島・西村です

 ホームページの紹介があったのでそちらの様子を見せていただきました。
『メール下さい。』と書かれてましたので、山下さんの手作りml経由で送らせてもら
います。私も生産者なのでお米は要りません、あしからず。
約、28,700平方メートル(3反弱)の生活のかからない米作りをしています。
米を買い足す暮らしを数年続けて今年から自給率100%余りは25年ぶりくらいの外販
へと無農薬での栽培を赤木さんから「ウンカ防除ちょっと待った」の声援を頂きつつ
進めています。
無農薬の方針はここのHPを知る以前に買いこんだ本で今年の方針を決めていたのでア
イガモ稲作にまで手を出した以外は当初予定で進めています。自田を2反近く作って
いたときスーパーの駐車場の話があり、その時は断って米を作っていた頃に『アイガ
モ米』で直販しようかなと検討したことはあったので
熊本へ林道走行に行く−>原田アイガモ孵化場が近いじゃん。−> 買ってかえろ 
という図式により来年からのアイガモ導入予定が繰り上がりました。いまではアイガ
モ稲作の実績1年、カモの生存率ゼロと胸を張って言え…んよね。 イタチの野郎め
は長女のウサギを狙い出して毎晩玄関内にかくまうという状況です。
(2反近い田からの米は身内の3世帯で消費していたから外販余力はない)

山下さんのHPで驚いたのは最新かと思っていた米糠使用から離脱した人がいるという
ことでした。私は地力を付けるために続けますれど。
事業として、直販の場として、米糠調達手段としてコイン精米機を導入したので米糠
を消費する必要があります。
精米機の検討時に差別化を考えてカピカを検討しています。
田中さんのHPに無洗米の装置に触れられていますがレベルは下がりますが山本製作所
の研米機「カピカ」なら400万円くらいからです。
「色選」欲しいけど機械化貧乏にならないようにやっぱ辛抱じゃと欲望を押さえるの
でした。

無農薬・ハゼ干し・無調整 12,000/30kg で売ろうとしています。 
(ライス・グレーダーで小米を抜かない/機械を買わない)
師匠格の上田さんは夏の防除無しの減農薬コシヒカリを10,000/30kg
当地では推奨作付け品種ではないミルキークイーンを作る石田さんは乾燥をビニール
ハウスで行う天火干しで12,000/30kg
  コシヒカリ 9,000
   自称減農薬ですが混合剤を散布しているそうなので『自称・・・』ですね
アイガモ農家の中川さん 12,000
番外になりますが広島市の無農薬認証アイガモ米 18,000/30kg 消費者
を招くイベント費用はかかるし、契約数が減ってきて難しいようです。

米の販売価格は消費者の価値観に左右されるもので原価+?で出せる希望価格よりも
上か下かは顧客次第と思います。
農協引き取り価格で売る気はなく、『こんだけ労力を投入して作ってんだから俺の米
は12,000だ。』と山下農園並の値段で売り出します。
売れなきゃ古米になってから値下げしてみるかカモの餌・田んぼの肥料・雀対策に使っ
ちゃう。どぶろくは考えてない。

冬期に水を張って不耕起で田植えが出来るもんならトラクターがハマルかも知れない
心配をしながら軽油を使うよりも財布にも自然にも俺の身体にもやさしいから試して
みようと思っています。菜の花咲きそうになくて人も見にこない場所の田ね。

 月曜日に現代農業を買いこんで調整水田を持っている2軒のうちを訪問しました。
アブラナの種を蒔かせてのお願いに行ったわけですが片方は高齢のお婆さんでシル
バーセンターに代掻き(何回も)をやってもらっていました。肥料をやらにゃあ菜の
花は綺麗には咲かんじゃろうと肥料もふれとの仰せに『そリぁ、他人の土地に(種代
のほかに)肥料までは。』と言って帰ったが小作に話を替えたが良いかもしれん。
山下さんの有難いおせっかいで上野さんから数種類の変り種の籾を送ってもらえるこ
とになったし、寒冷地の吉和じゃ育たないサリークイーンや登熟の危ぶまれる晩生の
赤米の種の保存を考えると自分の田だけじゃ量産はでけせんわいな。
田んぼにハマッテ抜け出れん。 西村でした。

10/8 大潟村の田中さんとやまちゃんの往復メールです。
 
(田中さんから・メーリングリスト参加願い)
田中ファームの田中雅人と申します。

HPを検索していまして、とてもためになるので
是非参加させていただきたいと思っております。

宜しくお願いいたします。

南秋田郡大潟村西3-2-11
田中ファーム 田中雅人
henoheno(アットマ)nifty.com

*********************************
  (^o^)  MASATO TANAKA  (^_^)
      henoheno(アットマ)nifty.com
   http://www.tanakafarm.com
*********************************
 
 
(やまちゃんから)
ありがとうございます。
さっそく登録させていただきました。
大潟村では、一枚の田んぼが、2ヘクタールあまりなんですね。1ヘクタールく
らいかと思っていましたので、ビックリしました。
黒瀬さんと、3年ほど前電話で話をする機会があって、
「こちらでは、滋賀と違い、気候がきびしいので、田植え後の活着がすべてで
す。順調に活着して、早く除草機を入れることが出来れば、その分雑草とのつき
あいが楽です。、、、」
と言うような話を聞いたことがあります。
たしかになあと思いつつ、でも、苗作りが違えば、また事情も違うのではと思っ
た記憶があります。
僕らのHPのメインテーマは、「あなたの失敗はぼくの肥やしです」。田中さんの
稲作りの様子もまた教えてください。お互いの実践を、持ち寄り、すりあわせ、
磨きをかけていくことが出来ていけるといいなと思っています。
では
 
(田中さんから)
山下様早速ご登録いただき
誠にありがとうございます。

ギブアンドテイクで宜しくお願いいたします。
最初はテイクが多いと思いますが。

最近米ヌカ除草で米の精(無洗米の除ヌカ)を使っている方が結構いますが
あれは大丈夫なのでしょうか?
ちょっと気になりましたので。
(やまちゃんから)
もうHPでご覧になったかもしれませんが、無洗米の米ぬかについての、小澤さんのメール転送します。取り急ぎ
 
(田中さんから)
山下様ありがとうございます。
小澤様は別のメーリングリストでお見かけする方ですね。

秋田での情報は、私が書き込みしたものです。

米の精ですが、臭いものにはフタ!
こんなことじゃ いつまでたってもマスメディアに利用されるだけですね。

明日は我が身、慎重に行動しないといけませんね。

不耕起栽培ですが、田んぼ起こさないのでコストが安くなるはずなのに
付加価値ついて高くなっておりますね?
そんなに素晴らしい物がとれるのでしょうか?
10/6 岡山の赤木さんから「いろいろ」
赤木@菜の花です。
1. テグスは環境に優しくない。
 井原先生育成の旭晴や旭風に、スズメ対策としてテグスを張っていました。
なんとこれに青サギが引っかかってしまいました。救出したものの片方の翼は折れて、私には手の施しようがありませんでした。家の横の水路に放してやりましたが、大空を舞うことも無く3日後に命絶えてしまいました。
 何を考えながら命絶えたか考えると、心が痛んでなりません。死骸はていねいに埋葬してやリましたがやりきれない気持ちです。
テグスは環境にちっとも優しくないと言うことが身にしみました。
スズメはプールのロープぐらいにしか思っていないので、金輪際やめます。近くの道にくず米を撒いてやれば、そちらで食事をするので被害は少なくなります。
 
2. コンバイン注油
 ずっと前に発信したんだが、その後にHPの仲間になった人の為にもう1度。
コンバインの刈刃は上歯と下歯がある。上歯は刃押えによって下方へ押し付けられている。問題は刃押さえと上歯の摩擦です。ごみや水や泥がつきやすい場所で、ギーギー鳴いている。ほかの大きな音で消されているが、油が欲しいといつも叫んでいる。私は最低1反刈ると必ずここに油をくれてやる。
こんな気持ちで機械と付き合うと、壊れる前に気付く事もある。分から無いこともあるが、故障は確実に減る。
 
3. 現代農業読んで。
 現代農業11月号に表紙にまで小生が載ってしまった。本文にカラー口絵まで、たっぷりの写真で分かりやすい。クサツパイオニアファームの奥村氏も出ているから読んでやってくださーい。一気に菜の花農法が広まるといいな。
東京の小澤さん、お読みくださって感謝です。
 
4. ローカルニュース
 岡山市役所を会場に岡山市環境保全型農業推進パネル展が10月10.11日で開催されます。岡山大学での取り組みや有機認証制度、堆肥化実験の実演かパネルかわからんけど、奄美の畑さん、面白い資料でもあったらもらっとくね。
 不肖私めの菜の花満開と幼稚園児たちの写真も展示してくれるらしい。
JAの広報誌にまで菜の花男としてほんまどどーんと載せてくれました。いつの日にかもっともっと菜の花畑が私の地元にも広まって、農薬の使用が減れば菜の花男冥利に尽きるというものです。
 
5. 小圷様
 ウンチに関する情報を紹介いただいてHPをのぞいています。一人よがりにならないでいろんな意見に接することは、とてもいい勉強になります。
私ももうひと絞りしておもろいアイデアを出してみるかな。
 思い出したんだが、籾殻堆肥に米糠をどっさり混ぜて、それにウンチ液肥をドッパーと与えると、ものすごい温度になります。ウンチなんかどこにもなくて、熱くて手が差し込めないほどになったことがあります。寄生虫やその卵を殺すのに使えそうです。もっとも私は上品だから、回虫なんぞいませんけどね。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓  赤木歳通
 
*広島の西村さんから「出づくりに行っている吉和村について」
 標高300m そりゃ、ちゃうで! 500オーバーやがな。先週倒れたハゼの手
直しと雨除けシートを掛けに行ったら俺の農法が気になるちったあ期待の出来そうな
おじさん(爺さんでないから期待出来るのだが)がやってきてうだうだ話をしていっ
た。
新参者にて手を止めてうだうだ話になるくらいの時間付き合ったのだが『ちっと早い
がもう初霜が降った。』と言っておった。
20年前くらいの寒かった年、当時の作付け品種、農林22号が村を上げての焚き火の
かい無く実らなかったという涼しーところなんよ。吉和じゃ無理じゃろと言われたヒ
ノヒカリを実験に植えて様子を見てんだけど気温の低下で登熟が進みよらんようで9
月の始め頃には『行けるかな?』と思っていたのが先週の籾色から『もしかして、
やっぱ駄目かな』に下方修正したもんでサリーちゃんの次善の策を考えたわけ。
バンクから提供される7gの種子からでは量産するには2年を要し急ぐ時には難し
い。

増殖した赤米はミントハウスという吉和ではしゃれた軽食・喫茶・ドライフラワーの
店の道路向かいの16aに作付ける。その田は別荘地開発会社の所有で社長に『貸し
て下さいよ。』というだけで借りれるので頼んじゃった。
もとはお気に入りの店の来客数が増えればいいな、赤米のドライフラワーが売れれば
いいな程度の趣味に走った思いからではあったが有色米のピラフなんかどうかななど
と米としての販売も視野にはいりつつある今日このごろです。赤や紫のカラフル田ん
ぼに誘われてミントハウスで休憩。ドライフラワーが売れる。米を買ってくれるかも
しれん。

先週のハゼの掛け替えは稲刈りから1週間過ぎて月の出るのが深夜になるから暗くな
るまでしか作業はしなかった。暗くなってから緑米の種が欲しいと言っていた石田さ
んを訪ね帰りを急ぐからと縁に話をしていたのに結局あがり込んでうだうだやってし
まった。ちょっとは話したことはあるが色々話すのは始めてなので長居になったわけ
ね。オーナー制でアイガモをやってみたいなあと夢を語っておったが『うんうん、力
になれるぞ』と聞いといた。
オーナーを集めるのは大変なような、一人じゃ思い切れんじゃろうし。赤米の田に看
板出すくらいはお安いご用だが事業の保証まではできんよね。
この方は吉和の小規模農家に稲の苗を販売している。この人が無消毒苗の生産を請け
負えば無農薬栽培を目指す小農が増えるかもしれないわけね。師匠と言うほどではな
いが10町小作人の上田さんには何度か誘ったが無農薬には踏み切れないでいる。ま
あ、夏の防除は自分の健康と薬代の節約で行わないで長年減農薬でやってきているい
い人です。
専業・第1種兼業で農業をやっているうだうだ話の友から『あんたは生活がかかっと
らんから。』と言われます。
『はい、そうなんです。』 だから発想が柔軟・奇抜 ・・・ 単なる変人。いや、
そんなことはないぞ。(一応否定しておく)

コイン精米の広告には石田さんのミルキークイーンも追加して入れといた。都市部に
暮らす私が無農薬・減農薬に限って米を仲介し扱い量が増えれば吉和村全村が無農薬
・減農薬になるかもしれん。
水稲栽培歴の防除回数は多過ぎる、回数50%減の減農薬で十分。これでも単剤なら
ば1回夏の防除が出来るわけでそれが標準になるべきと思っているのです。
米が売れる−>吉和村の小農家に呼びかける−>全村、無農薬・減農薬  最後は大
ボラ吹きになりそうな西村でした。
夜が白けたから脱穀の準備に掛かるのでさようなら。

ミントハウスの紹介URL
http://www.access-nw.co.jp/oak/syoukai/minthouse.htm
 
10/6 大阪の田中さんから「本の紹介」
(IPMのMLで紹介されたものです。転載します byやまちゃん)
 
羽曳野田中寛,本の紹介です。

/山口大学の矢野宏二さんがこれまでの研究をもとに「水田の
昆虫誌」(副題−イネをめぐる多様な昆虫たち)という本を
出されました(章・節等,詳細末尾)。

/農家や害虫担当者が見落としがちな「ただの虫」(宇根・日鷹・
赤松「田の虫図鑑」農文協で有名)に大きな焦点を当てていて,
日本と海外(自身の南・東南アジアでの調査や海外研究者からの
私信を含む)の昆虫相とその変遷をイネの管理方法と比較して
いるところが,私にとっては(農家が使えるIPMのアイデアの
ヒントになって)最も興味深いところです。

/定価は2800円(+税)ですが,東海大学出版会の稲英史さんに
直接申し込まれると,2752円(税・送料込)になります。

稲 英史
hiroina(アットマ)yyg.u-tokai.ac.jp
東海大学出版会
〒151-8677 東京都渋谷区富ヶ谷2-28-4
Tel:03-5478-0971  Fax:03-5478-0870

-------------------------
矢野宏二「水田の昆虫誌−イネをめぐる多様な昆虫たち」
2002年09月20日発行
東海大学出版会
ISBN:4-486-03160-1

第1章.水田昆虫のすみか:水田の中−畦畔−灌漑水路と貯水池

第2章.水田にはどれだけの昆虫がいるのか:無視された水田昆虫の
研究と水田昆虫学の誕生−今までに記録された種数

第3章.水田昆虫相は移り変わる:日本の例−外国の例

第4章.水田昆虫相の特徴は:稲作の起源と昆虫相−水田昆虫の特徴

第5章.水田昆虫の生活史:トンボ−アブラムシ−水生半翅類と甲虫類
−ゴミムシ−ニカメイガ−ユスリカ−アタマアブ−ヤチバエ−ハナアブ
−アリ−天敵昆虫−雑草昆虫と訪花昆虫−灯火飛来昆虫

第6章.イネ害虫管理の今昔:今までの害虫防除−生物的防除の試み
−総合防除の展望−農家の認識と対応−管理法の差と昆虫相−その他

-------------------------------------------
田中 寛 (たなか ひろし)
大阪府立食とみどりの総合技術センター(2002年4月1日改称)
都市農業部総合防除グループ
〒583-0862 羽曳野市尺度442
Phone: 0729-58-6551(内249)
Fax: 0729-56-9691
E-mail: hiroshi-habikino.tanaka(アットマ)nifty.ne.jp
   (2nd): h.tanaka(アットマ)afr.pref.osaka.jp
田中寛Business page: http://homepage2.nifty.com/hiroshi-habikino/
天敵カルテ: http://www.tenteki.org/
環境goo紹介記事: http://eco.goo.ne.jp/bn/index_science.html 第25回
KTSOS害虫文献データベース: http://riss.narc.affrc.go.jp/ktsos/
-------------------------------------------
10/4 東京の米屋・小澤さんから「無洗米その後」
NHK秋田で、無洗米の方が美味しいという番組が放映されたようです。
どこか研究所の調査内容という形だったようです。

以前、一部紹介した件ですが、こちらを見ていただけると
テレビCMなどのチェックがかかる場所以外で
どのようなPRが行われているか、
また生協や産地の姿勢もうかがえるかと思います。

農業共同組合新聞 アグリビジネス業界ニュース
http://www.jacom.or.jp/agrbis00/news/02032003.htm

今月号の現代農業に 赤木さんが出ておられますね。
来年は、店先のプランター田んぼに菜の花を
植えようかと考えています。
今年は、一粒一苗が43本に分けつしました。
無効株はありませんでした。

現代農業で赤木さんの前のページに不耕起栽培の先駆けの
藤崎(千葉県佐原市)さんが出ておられます。
今年、藤崎さんの田んぼを見学させていただきました。
確かに生き物がたくさんいる田んぼでした。
当初の除草のご苦労は大変だったようです。
そして、除草目的の米ヌカが大成功したとのことでした。
やっと、無農薬の不耕起が出来るめどが立ったとおっしゃてました。
ところが、使用している米ヌカは、「米の精」でした。
不耕起栽培普及会および藤崎さんには、私の無洗米調査内容を
ご案内しました。
藤崎さんのお米は、波動測定機でオール21(?)だそうで、
東京の末期ガン専門の病院で使われています。
折角の、意識ある農法が歪まないでしょうか、とのメッセージを
込めて、情報をお伝えしました。おせっかいながら。

現代農業では、「米ヌカ」とは記載がありますが、一言も
無洗米ヌカ=米の精、には触れていませんね。

多分、あちこちの不耕起栽培では「米の精」が利用されて
いることかと思います。
JAあきたおばこ、でも全面的に使用している模様です。

小澤 量
有限会社てんち
代表取締役
東京都府中市宮町1-34-14
TEL 042-361-2511
HP : www5e.biglobe.ne.jp/~tenchi/
E-Mail
rio-ozawa(アットマ)mub.biglobe.ne.jp

ps.
HP一応のオープンです。中身すかすかで、日々是更新ですが。
 
 
10/4 HP元気の小圷さんから「うぇぶ散歩(3)循環型自然農法を考える」
◆21世紀の農業

1つには、有機資源循環型農業だと思います。

農業生産は、土地を媒介にして有機物質を収奪しているわけですが、化学肥料のみに
依存することや農薬の多用で地力の低下が著しいと云います。植物にとってバランス
の良い土壌の回復という点では、有機物質を還元する必要があると思います。

地球上の生命体は有機物質によって成り立ち、食物連鎖しているのですから、その循
環が成立するような手立てを講ずることが理に叶うといえます。地球上の人口が増
え、それに応じて作物を生産して有機物質の収奪量も増えるなら、それに見合った有
機物質を農業生産場面に還元していくことが素直というわけです。
その収支を如何にして成立させるかは、多様な選択肢がありそうです。

森林等の植物資源を涵養しその一部を農業生産場面に還元する。流通・消費場面での
食物残渣物を有機資源として活用する。都市環境資源としての緑化管理における剪定
材などの有機資材を活用する。そして、人糞の還元利用をする。等などです。

リサイクル法の施行が契機となり、色々な実践事例がありますが、「人糞の還元利
用」等が成立するか否かは、一に合意形成できるか否かにかかっているといえます。

有機物資源の地域内循環システム − 山形県長井市 −
http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/science/jamjam/Environment/980
9/19/01.html

有機物資源の地域内循環を目指して
http://group.lin.go.jp/leio/syoko/kouen/kinki/kinki1.htm

特 集 2 畜産環境問題の現状と対策
http://group.lin.go.jp/leio/tkj/tkj10/tokus102.htm

*関連記事*
過去の記事:食物残渣肥料化による「資源循環型農業」の成否
http://www91.sakura.ne.jp/~yama-bin/Index.htm ⇒過去の記事


ふたつめは、植物生産工場的な展開だと思います。

土地という生産基盤に限界があるなら、その集約的な対応を目指すということが考え
られます。あるいは、安全な食材の提供、天候に左右されない安定的な供給など力点
の置き方は様々ですが、新たな取り組みに着手されているようです。
なかには、有機資材を使って無農薬(or減農薬)の野菜工場を試みる事例もあるよう
ですので、上記2項目を同時に実現しているともいえそうです。

徒に無菌化することや、遺伝子組み換え作物の栽培なども含まれるとしたなら、その
中味に応じた是非判断は論をつくす必要を感じますが、その可能性はあると云えそう
です。

野菜工場
http://www.foodesign.net/yasaikojou.html

21世紀ビジネス塾
http://www.nhk.or.jp/business21/bangumi/0110/10_13/4.html

日本植物工場学会
http://www.fb.u-tokai.ac.jp/WWW/hoshi/soc/shita-j.html

********************************
大阪の小圷@GENKI
Mail : yama-bin(アットマ)www91.sakura.ne.jp
********************************


10/4 広島の西村さんから「油・香り米・コイン精米」
熊本の岡様へ  広島・西村です。

菜種全部搾っちゃったって!。 御ばか・おバカ・御馬鹿。
赤木式に花が咲いた後、田んぼにうない込むならいざ知らず種までとって薫り高そう
な油にしておしまいかい。農家が自家採種せんでどうするん。何か種子更新したくな
るような美味しい情報でも手に入れたの?
カナダは寒冷で菜種を夏作で作るのが精一杯とかで相当育種が進んでいるそうですが
そんな話やったら直メでこっそり教えといて。

菜種油が残り40本になったそうですがつまり100本の在庫があるわけですな。
自家消費で5年間かけて使うなんてとんでもない。ワインとちゃいます、油でっせ。
タラタラしとらんと売り切りなされ。グルメな私めに4本送ってくださいな。
支払いは代金引換か銀行振込で、以降の話は直メして。
このMailを読んだ時には完売でしたなんて言ったらこってり絞っちゃる。

品種・栽培情報ありがとうございました。
E_Mail  246ra(アットマ)mty.mighty.ne.jp  (西村・個人アドレス)
−−−−−−−−−−−−−
柴田様
サリークイーンは試食に5kg送ってもらえるくらいに作ってますかねえ。籾代はおま
けということで。
−−−−−−−−−−−−−
 自家用に植えながら食べきれずにとんでもない雑種たねを作ったことでも書こうか
と思ったけどちょっとだけに止めとく。大根・はくさい・キャベツ・ブロッコリーの交
雑種。種を採るなら1品種だけでないとえらい目に会う。
 昨夜はコイン精米機の100V電源を引っこ抜いて脱穀機のメンテナンスをしてい
たら『精米機は使えますか?』とお客さんがやってきました。精米機本体のみを購入
して仮設営業しようと雨除けにピニールハウスを組んでいた時に「ハウスを組みたい
んで組み立て方を見せてください。」と言っていた人でした。『送ってきたお米が5
kgくらいあるから、今度来ますね。』と言っていた人がお金を持って、いや、お米を
持ってきてくれました。Max30kgの計りがオーバーロードで400円の売上げでし
たね。
 アンケート用紙を置いていて利用客調査をしているのですが数少ない、非常に来客
数の少ない状況での結果ですが購入した玄米を持ちこむ人はいないみたい。アンケー
トの設問設定が悪かったかもしれないが親・親戚からの米で精白度は上白です。標準・
7分を選んだ人はいないですねえ。
 来客数を上げんと電気料金・原価償却費が賄えないから折り込み広告を出すんです
けど17,850世帯、3日連続物でざっくり40万円の効果はいかに?、なので
す。中旬に印刷が仕上がる。
タイワ精機の水車小屋風ハウスを真似たわけではなくて倉庫の建替えがまったく進ん
でないのでやむなくコイン精米開業を急ぐ余りパイプ・フレームのビニールハウスを
被せてしまったが3百数十万の新鋭機にこんな扱いをする者はおらんやろ。古い倉庫
を片付けにゃならんが米の収穫が先じゃし天気が荒れると精米機が心配とまったく
持って何しとるんじゃ。
突き進んではいる。詰めはめちゃ甘いけんど。
あ、脱穀機はエンジン全開でもコギ胴が規定の回転数にまで回らないのでイセキにh
elpの電話をしといた。プーリー側の軸受けの油脂固着か
コギ胴シャフトからのギア周りなんだろうけど整備しきる時間がなくなりました。
 
 
10/4 岡山の柴田さんから「サリクイン/はいな」
しばた@おかやま普及セ、西村さんからのご指名にどっきり、です。

> サリークイーンを栽培されてますよね。種籾分けて下さい。
はいな。あと2週間もしたら熟れると思います。サリークインはインド香り米界の最高峰といわれるバスマティ種(のなかにも各種あるそうですが)の血を引き、そのままじゃ日本で作れないので姿形を日本イネ型にした香り米。サラサラした食感と相まってカレー、ピラフ、チャーハンに最高の、そちら系専用品種ですね。

> 吉和では未だ登熟しておらず、検索したら『ヒノヒカリより遅い晩生』
> ヒノヒカリが登熟可能かどうかという地では駄目かもしれません。 
夏の四ツ手小屋大会でお判りになったように、ウチの辺は蒸し風呂海抜0m地帯ですから、ヒノヒカリとの差はほとんど感じないまま、サリーちゃんの方が実がようこぼれる=脱粒性が強いようなので先に刈っとくか、というくらいです。標高300mか、涼しいだろな羨ましいな・・・吉和ってきっと美しい所なんでしょうね。
 
> 量はたいして要りません。40g程欲しいです。
じつはワタシ今年サリクイン作ってませんが、水張り跡地に猛烈な落ち生えがでたため、そこからフレッシュな新種が取れそうです。サリクインは生命力が強い(なんとなく)気がするので、なるべく屋敷や畦畔に囲まれた、ひろがる余地のない追い込まれた田を、サリー専用にして動かさない事をお奨めします。モチは古種になると全然生えませんが、サリーはよう生える(気がする、データないけど)。

<イネ作り関係ない閑話>
それにしても、あの四ツ手大会が懐かしく思い出されます。唐突ですが、いまウチで手挿し焼鳥が静かなブーム。西村さんが作ってくれたあの焼鳥にはかなわんけど、家で皆で挿すだけで、なんでこんなにウマイのか?不思議?と、子供らの求めに応じて毎週、ひねカシワだの、ズリだの、セセリだの、やってます。それと、110ですか。しぶい。わたしはCITROEN病でした。
10/4 熊本の岡さんから「皆さん参加しませんか」
こんばんは近頃頻繁に参加してます熊本の岡です。
「参加しませんか」?と依頼がありました。
 
九州百姓出会いの会
来年1月中旬頃熊本の天草で九州百姓出会いの会が開催されます。
 
「HP 除草剤を使わないイネ作り」に参加されてる皆さん
熊本に遊びに来ませんか?天草は魚がおいしいところです。
もちろん焼酎もたくさんあります。(飲みすぎに注意)
開催の詳しい内容は後日
 
参考に
2001年熊本水俣で開催された内容をご紹介 
 
http://www7.ocn.ne.jp/~airinkan/01hyakusyou.html
 
2002は、福岡の前原市で開催でした
 
時間がある方は御参加よろしく
ついでに、我が家にお立ち寄りください。
 
ファミリーファームOKA 岡初義


10/3 岡山の香西さんから「販売促進学習会と現地研修会のご案内」

有機農業の沈滞ムードを吹き飛ばそう?と思い、こんな企画を立ててみました。生産、流通、消費者のみなさんの広範囲のご参加を期待しております。関心を持たれた方は、とりあえず担当者(香西 こうざい)まで、お電話してください。

 

 

平成14年度「がんばれおかやま有機農産物」推進事業

有機認証なんてもうこりごりだと

お思いのみなさんへ

「有機認証とったけど、めんどくさいだけで、何にもメリットがない。もうやめようか!」とか、「有機認証でいきなり売り上げ50%アップ」とか、有機認証スタートから一年半、反応は両極端に分かれています。有機農産物の流通事情を知ることが求められています。全国の生産、流通の現場から足で稼いだ情報を若い研究者から聞き出す「勉強会」を企画しました。沈滞ムードの生産現場に今一度「活気を取り戻す」きっかけになればと思っております。

 

お話くださる方  冨田敬二さん(若さのみなぎる無名の研究者)

 

日時    10月16日 午後2時〜4時

場所      吉備路農協清音支店  2F

 

プログラム     現状の説明的なお話(約30分)

      皆さんの個別例についての質疑応答(約1時間半)

 

お飲物     お茶

 

会費       出世払い

 

企画 運営    生産行程管理者 「きよね有機の郷」 担当 香西(こうざい)

             お問い合わせ   090-8249-0938

              もしくは   0966-95-8323

 

 

 

 

 

平成14年度「がんばれおかやま有機農産物」推進事業

有機農業の先進地を見てみよう

 

有機だ、無農薬だ、減農薬だ、いろいろ言うけど、まわりの人はどんな農業をやっているんだ? ほんとに、こんな農業でやっていけるのか?

専業農家は、どんな「やりくり」しているんだろう?

秋野菜の出荷最盛期に専業農家を直撃してみましょう

とにかくこの目で見てみよう兵庫県の野菜どころのひとつ「神戸市西区」

少量多品目の「渋谷農園」(有機)VS大量少品目「居繩竕ェ農芸」(減農薬)

 

40品目の有機野菜の安定供給 ― 渋谷農園

キャベツ10ha & イチゴハウス50a ―居繩竕ェ農芸

 

対照的な二戸の専業農家をみくらべて「生かせるヒント」をさがしましょう

専業農家としての「責任」と「自信」にも 要チェック!

後継者のことなどもも聞きましょう

 

日時      11月10日  出発 午前7時  帰着 午後6時

集合解散場所  清音村役場

 

会費(昼食飲物付)  5000円 (予算に余裕がでた場合は昼食が豪華になります)

おみやげ  各自ご自由に(脳裏に刻んだ印象をまわりの方々にお配りください)

 

企画運営  生産行程管理者 「きよね有機の郷」  担当 香西(こうざい)

         お問い合わせ       090-8249-0938

                                   もしくは 0866-95-8323

                      kouzai(アットマ)ruby.ocn.ne.jp  

10/3 熊本の岡さんから「ナタネの種・他」
こんばんは、広島の西村さん。熊本のおかです。
菜種の種
自家製の種は、ありません。うっかりして全部搾ってしましました。
種は、農協で注文しました。花も油も出来る在来品種農林46号か48号
価格は1k1450円消費税別 10a2k つまり3000円強です。
菜種油110本中残り40本になりました。口コミで売れちゃいました。
国内の菜種油は、「よかバイ」と広まったみたいです。
 
※使ってみたい方は、ご連絡を、メールでどうぞ。
 
◆我が家での菜の花栽培&水稲
 
稲収穫後(10月中旬収穫)
播種10月下旬
開花4月上旬
収穫5月連休明け(17日ごろ)
稲植え付け準備
耕起・・1回目5月21日 2回目5月26日
代掻き・6月1日 2回目6月10日
植え付け 6月12日元肥無し 30日間冠水状態
追肥 硫安5k
収穫 9月27日 10a 9俵でした。
 
ファミリーファームOKA  岡初義
 
 
10/3 広島の西村さんから「柴田さんへ」
柴田さんへ   広島・西村です

 サリークイーンを栽培されてますよね。種籾分けて下さい。
吉和で作付けている人のをあてにしていたのですが先週未だ登熟していないと聞いた
のでインターネットで検索してみたら『ヒノヒカリより遅い晩生』とのこと。
「こりゃ、吉和じゃ無理そうです。」
ヒノヒカリ・ミツヒカリを実験に植えていますがヒノヒカリが登熟可能かどうかとい
う状況の地ではさらに晩生では駄目かもしれません。
ヒノヒカリでさえ広島県の普及員によれば標高300mまでじゃないと言われたのを
実験している訳でして今年のような暑い夏でみのるかどうかのようです。

量はたいして要りません。ジーンバンクの7g,250〜300粒から一抱えの稲束が取れ
ますから40g程欲しいです。

週末の脱穀に向けて出勤前に機械を引っ張りだし帰宅後オイル差ししてますが長年の
不養生でエンジンはバタつくし回転数が上がりきりません。まあ、去年のコンディ
ションと同じですけど不安だなあ。
10/3 千葉の川上さんから「台風21号」
こんばんは今年は台風の当たり年で3個目でした。
今度のはすごかったです。
千葉県北東部は台風の東側になってしまい瞬間最大風速50メートルを記録したそう
です。
2人の方が亡くなり、家屋の損壊、ハウスの壊滅などあらためて自然のすごさを感じ
ました。
キャベツ、などの露地野菜は塩害で壊滅的災害です。
我が家は幸い家族にケガはなくよかったのですが、育苗ハウスの壊滅、スレートの倉
庫の損壊、屋根瓦の落下、あとわたしの車のリヤウィンドウが隣のうちの瓦の直撃で
破損でした。
ほんと自然のすごさです。
あさってから山形のほうにたんぼを見せてもらいにいくのですが、台風の影響はな
かったかが心配です。
KAWAKAMI
satyan(アットマ)jasmine.ocn.ne.jp.
 
10/3 HP元気の小圷さんから「うぇぶ散歩(2)循環型自然農法を考える」
◆有機農産物の思わぬ落とし穴

農水省の肥料要覧(1992)によると、1985年から90年にかけて生の人糞尿
の取引が、ゼロから3万トン台に急激な伸びを示し、家畜の屎尿が有機肥料製造量に
間に合わなくなったために、人糞が代用されるようになったようです。
1990年頃から全国的に回虫症の復活傾向が報道され始め、1990年以来、保健
所を通じて虫種鑑別のために持ち込まれた回虫の成虫は20数例にのぼるそうです。
20例について聞き取り調査を行ったところ、3分の1が自家用菜園または農家から
の直送野菜、消費者団体の委託栽培野菜を食べてと答えており、3分の1は有機栽培
にこだわらず、一般の小売店で購入した野菜を食べている方々。残りの3分の1は海
外での感染が疑われる例、とのこと。
寄生虫卵の死滅は60〜70℃の発酵温度が必要ですが、正しい堆肥の作り方が守ら
れていたかどうかが問われます、と指摘しています。

⇒有機農産物の思わぬ落とし穴− 寄生虫症の復活を心配して −
http://www.tokyo-eiken.go.jp/seminar/2000/semiyosi.html#k001

>ブームにあわせて有機農法へと転向した農家の人たちの中には、
>有機肥料の作り方などの正確な知識を持ち合わせいない人も多かったため、
>自然のままの方が人に優しいなど、有機農法と自然主義を錯覚し、
>人糞などをそのまま使うところも出てきた。
(現代人に逆襲を始めた生物を追え! 
http://www.johos.com/joho/report/0034.html

などの記事が可能性に蓋をすることにならないようにしたいものです。

◆清浄野菜

昭和30年代後半から「清浄野菜」ということばが聞かれるようになったと云いま
す。それは、人糞を使わない野菜の生産を意味するそうです。ですから、化学肥料
(・農薬)の多用期間は約40年ということになります。この間、寄生虫に関する衛
生環境は飛躍的に改善されています。

人類は、発生以来、木に登れない片輪の猿として圧倒的な自然外圧を対象化すること
で「科学」の発展を実現し、農業生産もその恩恵にあずかってきました。とりわけ、
近代における科学肥料・農薬のもたらした影響は多大だといえます。

効率的で安定的な農業生産を実現しましたが、一方、化学肥料・農薬の多用は農地の
地力を極端に低下させ、環境ホルモン物質等が及ぼす負(マイナス)の要因が脅威と
なっています。

そんな中で、「野菜工場」のような提言や「循環型自然農法」の見直しなどの動きが
ありますが、21世紀の農業は如何なるところに向かうのでしょうか?

********************************
大阪の小圷@GENKI
Mail : yama-bin(アットマ)www91.sakura.ne.jp
********************************
10/2 広島の西村さんから「菜の花」
来春は咲かせてみようかと思っている広島・西村です

 熊本の岡さんはアブラナの種を十分確保されているんでしょ。あるんでしょ。余る
んでしょ。ねえ、譲って。
10日ばかり前にこっそり赤木さんに『種、どこで買うん』と問い合わせて、JAと聞い
ていたので価格の照会をしたら油にするほうは1リットル1,500円で花のほうは2万円
と言われました。
10a当たり2kgとは何リットル? ウォー、こんなこと考えるのは面倒じゃ。
作付け面積/10a*2kg=必要量
  種が余るんだったらゴミ入りでいいから送料が賄える単価で『売っちゃるバイ』
と言って。

『菜種油』 なつかしい!小学生低学年頃には栽培した種を持ちこんで油と交換して
いました。
高陽ニュータウンの建設・取水場の建設に伴う区画整理・水田のマサ土入れによるレベ
ルのかさあげで畑地(宅地)化されて作らなくなりました。
『色が濃く、香りが全然違う』とのこと、サラダ油レベルまでは精製してないんで
しょうね。
特に気にかかったのが『残った110本』です。
ヒャクトーバン=だれか買って とは受け取りません。なんで110=ワンテン。仲間
じゃ。
10/2 やまちゃんから「今年の稲作り・前半報告」
コシヒカリの収穫を9月中旬に終えて、遅れ遅れの夏野菜の片づけ、米ぬか入れて、秋野菜の種播きにバタバタしながら、ヒノヒカリの収穫(10月半ば過ぎ)を待っているところです。
さて、今年の稲作り、テーマの柱がいくつかありました。
 
その1.
除草剤をやめてから、ダウンビート一途だった収量をなんとか回復したい。
一昨年、6俵ちょっとまで落ち込んだのが、去年430キロ/10アールまで持ち直しました。
今年、コシヒカリだけで460キロ/10アールとれました。
御の字です。
福井の塚本さんからヒントをもらったことが大きいんだけど、
早生のコシヒカリは、6月10日にポットの成苗を田植えして、8月3日頃出穂。
63日間で分けつをとって、穂のもとをつくるには、元肥的に有機質肥料が聞いてくれていないとやっぱ駄目なんだろうなと気づきました。
飛行曲線(肥効曲線、葉色)は、水平飛行で行きました。
ぐわーっとなびいて、最後コケヒカリになってしまいましたが、、、、
土佐さんが「藁作り?」なんて言ってたけど、6俵台のコシヒカリ、コンバインで刈った後の藁がさみしいこと。最近のぼくの後頭部みたいに、地肌が透けて見える位なんですよ。
 
その2.
収量だけでなく、お米を美味しくしたい。
米ぬかを入れて、田んぼの発酵力を高めたい。
 
その3.
だけど、田植え前後、野菜の手入れの作業が重なり、いつもあたふたするので、
特に、米ぬかはかさが大きくて、散布するだけで、へばってしまうので、
楽に肥料(抑草資材)を散布する方法はないものか?
冬の間に、米ぬか100〜150キロ/10アール、これは軽トラや運搬車が入るので、敵は寒さとものぐさ気分だけでした。
去年は、有機石灰(蛎殻粉末)を60キロまいていましたが、今年は卵殻に変更。
20キロ490円と安く、動散で畦から飛ばすことが出来るようになりました。
肥料は、クズ大豆と、油粕のペレット(20キロ810円、窒素分5パーセントだから、安い)。
どちらも、動散で畦から飛ばしました。
油粕のペレットは、コシヒカリの場合、元肥的に効かせたいので、1回目の代かきが終わった後に50〜100キロ入れました。最後の最後まで方針が決まらず、仕方なく、どさくさにまぎれて、荒代の後油粕をふって、10日後植代をかいたのですが、結果的には、それが抑草によかったかも?10日間の間にぶくぶく発酵して、植代の後に生えてくる雑草を少なくしてくれたかもしれません。まあ、これは来年、もう一回やってみないと、何とも言えないけど。
(油粕100キロは、やりすぎでした。植代かいて匂い消すまで、冷や冷やものでした。)
クズ大豆もいいねえ。
今年のコシヒカリが、いつもより粘りがあって、香りもあるような気がするのは、
油粕のせい?(塚本さんの油粕は、粘りが増すらしい)
クズ大豆のせい?
卵殻のミネラルも効いてくれたのだろうか?
来年は、薄上秀雄さんにだまされたつもりで、荒代後、海水を流し込んでみようかと思っています。
10/1 岡山の赤木さんから「土佐さん、ゴメン」
 赤木@菜の花です
9月28日受信の京都の土佐さんのお便りを読み違えていました。
環境保全型農業をして、収量が十分にあった場合はどないなるんねん?転作カウントしてもらえるのだろうか?と言う意味でしたね。
 そりゃぁもうなりますがな。実は去年の菜の花跡の稲は反当9俵半でしたが、ちゃんとカウントしていただきました。採り得です。そんなもん黙ってりゃぁいい。
 
 菜の花は火の国熊本にも飛び火していたんですね。
いやいや、けっこう毛だらけ日本花だらけになったらいいね。
それも油まで絞っていたとはすごい。これは秋播きでないと間に合わんだろう。
私は稲が晩生だから種播きが間に合わないし、冬草(いや春草かな?)スズメノテッポウにやられてしまう。それに緑肥兼抑草としての効果を期待しているから、むしろ春播きの方が都合がいいんですバイ。
 それよかナタネを収穫した後の葉茎、カラカラになった状態だろうけど有効利用したいですね。もし田植えができるようなら抑草効果を確かめてもいい。窒素効果は無しで、反対に窒素飢餓が想定される。これは時期的に無理かな。
 菜の花もいろんな利用方法で裾野が広がるといい。食用廃油でトラクター走らせても地球のためになる。
 眠いからまたね。               赤木歳通でした。
 
 
10/1 熊本の岡さんから「RE・やまちゃん」
こんばんは、おかです。
 
>岡さんのHPのアドレスまちがっとるばい
>ページが出てこんぞ
>リンクの方は、ちゃんと出るのに
>と調べてみたらわかったので、訂正しとくね
 
>うちの残り半分のヒノヒカリ(70アール)の刈取りは、10月15日の祭りが済んでからです。
>6月15日田植えで、8月29日出穂です。
>ヒノヒカリは、美味しいね
>うちでは、コシヒカリと遜色ありません(以上、byやまちゃん)
 
アドレスに/~がなかったみたいですね訂正ありがとうございました。
我が家は、ミルキーを9月15日に収穫で(6月10日植え付け、出穂は8月4日でした。)
昨日収穫したヒノヒカリは、(6月11日植え付け、出穂は8月11日でした。)
やっぱ九州は、生育が早いようですね。
残り、ヒノヒカリ38aとモチ30aです。
5日からい草のポット苗つくりに取り掛かります。(植え付けは、12月20日予定です)
 
PS
今年のい草の苗つくりは、除草剤を使わない、とろとろ代掻き(2回掻き)で植え付けをしました。
60日間水を入れっぱなし状態
(6月25日植え付け、8月23日まで水管理)
浅くおこした成果、苗のべり込みがなく、60日水管理したにもかかわらず、地干しをすると2日目には、田んぼにひび割れが出来ました。
これは驚きでした。慣行では、このような状態ですぐに、地割れができません。
い草では、絶対してはいけない代掻きと、水管理、あえて挑戦しましたが生育は若干遅かったのですが(芽の出方が遅い)
除草剤を使わなくてすんだのは良かったです。(苗時期に3回から4回ぐらいは除草剤をやるのが通例です。)
この作業管理は、普及センターや営農もう疑ってました。
本田で出来ればいいのですが?
稲以外のい草に適応できれば幸いです。
い草の苗の状態も画像で送りたいと思います。(今は草が生えてますが支障はないです)
 
ファミリーファームOKA 岡初義
 
 
10/1 東京の金丸さんから「スローフード宣言!日本版発売!」
こんにちわ。金丸です。

『ニッポン東京 スローフード宣言!』ついに発刊!
ニッポン東京スローフード協会:編 金丸弘美:監修
176頁4色 定価:1600円 発行:木楽舎

・雑誌『ソトコト』を出版している木楽舎が『スローフード宣言!
 イタリア編』に継ぐ、待望の日本版を発行。それも、都会のスロ
ーライフを実現するための 東京および近郊の醤油、味噌、かつお
節を始め、食材、レストラン、参加可能な農業まで、精鋭の62カ
所を紹介。すべて現地に行って取材をしてきました。

・ゲストは、ジャコモ・モヨーリ スローフード協会副会長、
島村菜津(作家)、大岡玲(作家)、小泉武夫東京農業大学教授
 など。

地元の図書館にリクエストして下さると嬉しいです。

・問い合わせ:木楽舎 電話03−3524−9572
全国書店にて絶賛発売中
http://www.nt-slowfood.org/

・10月18日、草月会館で、本に登場する方々と一同に会する
本物の食材を食べる「スローフード宣言」を行う予定です。


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