2002年9月のお便り HOMEへ戻る
*やまちゃんから岩渕さんへ
田尻高校に転勤されたのですね。
添付ファイルの調査票、OKです。
ぼくの所は、乾田地帯ですので、水張りは逆立ちしても無理ですが、冬に豊岡あ
たりを通ったときに(カニ喰い旅行)水がたまっている田んぼを見て、これを生
かさぬ手はないなあと思いました。
さて、冬期水張り、そのほかにぼくが知っていますのは、
福井の塚本道夫さん
山からの自然取水のパイプライン
栃木の上野長一さん ポンプアップ
草野武さん 滋賀県湖北の町・冬期積雪
姫路市水族館の市川さんのビオトープ水田 ニカメイチュウ対策のため昨冬実
施
京都府三和町の土佐祐司さん (今冬、やりそうな雰囲気。水はなんぼでもたま
るそうです。ただ、水をためていると、耕盤が抜けないか心配みたいです)
後、雑誌「現代農業」に出ていました山形県庄内の佐藤秀雄さんのグループ(不
耕起トロトロ土田植え)
以上です。
*岩渕さんからやまちゃんへ
早速のお返事有り難うございます。
山下さんからの追加情報は早速
一覧に組み入れたいと思います。
また,MLでも流していただき本当に助かります。
農家の方々からの今後の反応が楽しみです。
*宮城の齋藤さんから(2通)
(その1)Sent: Thursday, September 19, 2002
9:41 AM
Subject: 農産物検査法とJAS法と景品表示法
村山 様
こんにちは 宮城県一迫町のお役人的模範解答をする齋藤です。
骨はときどき小骨が刺さるようなひ弱な骨ですし ネクタイは葬儀の時だけで
1人ではネクタイもしめられない 田圃の除草にあくせくしている百姓です。
農産物検査法(農検法)は 米の生産者にとっては すばらしい法律と
思っています。日本の常識は世界の常識といわれる事があり 世界の
お米の流通は籾が主流です。玄米検査が日本のように産地ごと・品種ごと
に行われているのは 稀なのかもしれません。
検査手数料が1俵60kg当り50円で格付される事 中身が保証される事は
たいへんありがたいと感じています。検査場などへの運搬経費などは除き
ますが。
実際 民間検査に移行したら 50円でできるかどうかは疑問ですし
登録検査機関の信用性にもかかわってきます。
ちょっと荒っぽい表現ですが 生産者と消費者の歴史は 士農工商の
時代から 狸と狐の馬鹿し合いのようなところがあったように思います。
都道府県ごとの奨励品種しか 品種銘柄の格付ができないことは
非常に合理的です。ササニシキのように一部の地域でしか生産できない
米や こしひかりや ひとめぼれのように 全国的に生産されるお米が
同一に検査できる方が かえって不自然です。
同じ品種でも産地によっては 品質にばらつきがあり 品位(等級)の
標準品は 民間検査に移行しても 国(都道府県単位)の管轄下にあり
ます。同品種の都道府県ごとの標準品には ある程度の裁量権があり
都道府県の食糧事務所が決定します。
生産者が安心して 顔の見えない消費者にお米を届けられるのも
米穀検査制度のおかげだと思っています。
検査を受けたお米だけが JAS法(農水)や景品表示法(公取委)や
警察(詐欺罪)にお世話にならないで 三点表示ができるのです。
どんなお米でも三点表示は必要ですし 未検査米は 三点表示の
各欄が空白になるだけです。未検査米でも堂々と流通できるのですから
どちらを選択するかは 生産者の自由です。
(その2)Sent: Thursday, September 19, 2002
10:18 AM
Subject: 訂正
やまちゃん 様
宅配便HPでは いつもお世話になっています。
貴重な配信 感謝しています。
MLにどっぶり漬かっていると やまちゃん宅配便HPは
まどろっこしいところもあります。管理人の感想や辛口批評は
適切であり 的を得ているので 楽しみにしています。
先ほど送信した内容で
「日本の常識は世界の常識といわれる事があり」は
「日本の常識は世界の非常識といわれる事があり」に
訂正願います。お手数をおかけし 申し訳ありません。
こんなケースは 宅配便HPの利点でしょうか。
齋藤 政憲
psy-farm(アットマ)kurikoma.or.jp
本日の読売新聞に「すずのぶ」さんのお米屋さんの記事がありました。
お米の種類に関しては 生産者よりお米屋さんの方が詳しいですし
ブレンドでもお米屋さんの技術はピカイチです。
生産者の立場からすれば 「ブレンドするとは何事か」との気持ちが
ありますが ブレンドすれば美味しくないお米も 美味しくなる事も
事実です。
生産者の技術とお米屋さんの技術には それぞれプライド(企業秘密?)が
あり それもお互いに尊重しなければならないと思います。
齋藤 政憲
psy-farm(アットマ)kurikoma.or.jp
*村山さんから
Sent: Tuesday, September 17, 2002 10:48 PM
Subject: Re: HPの宅配便 「齋藤さんから・村山さんへ・JAS有機米表示な
ど」
齋藤様 皆様 村山日南子です。
斎藤様の、山下さんによるとお役人的模範解答がすぐ届くからこそ、少しは正確
な議
論ができると思います。有り難うございます。
さて、お米だけなぜ生産者の自己申告では信じてもらえないか、なぜ件の奨励品
種し
か検査してもらえないのか、という疑問の裏には、なぜ何時までたってもお米は
館に
よる規制が続くのか、という私の怒りです。
県の奨励品種でなければ検査できないような、不十分な検査を、しなければ表示
でき
ない、というのはあまりに時代錯誤、あるいは検査機関の利権(食糧庁が廃止に
なり
ますが、民間検査機関も既に利権担っているのかな)?ではないでしょうか。
何も検査して表示を要求しているのは消費者から農家への不信があるからではあ
りま
せん。
表示があった方が、確かにナスとキュウリのようにお米は誰の眼にも区別ができ
るも
のではありませんので、消費者には合ったほうがいいと思います。しかし、そう
して
お金をかけて、農家の方々が検査を受けられても、産直以外、卸やお米屋さんで
混ぜ
られ、50%(?)以上入っていれば品種表示できる、などとなったら、農家が
気の
毒ですし、価格に反映されて高くなるのであれば消費者にも嬉しくありません。
なぜ今頃、民間検査機関も認めるのに、生産県での検査が義務付けられ、県の奨
励品
種しか検査できなく、従って品種表示できない、なんて法律に生産者として、斎
藤さ
んは反対されないのでしょう。
不思議です。
Sent: Monday, September 16, 2002 10:24 PM
Subject: 新しい試み(?)について
すみません。私は今までどうりの方が楽しいです。主催者であるやまちゃんのご
苦労
はお察ししますが、今までどおりやまちゃんの主観(?)が入った配信のほうが
楽し
いです。いつもNO TENNKIなメールばかり送っていますが、たまに辛口
コメ
ントが入って、人情味があっていいじゃないですか。まとめは小圷さんのフォ
ローも
あるし・・・
「やまちゃん、たいへんだけどこのまま頑張ってくれ!!」
PS、もし私の言ってることが的外れだったらごめんなさい(ほんとは新しい提
案が
理解できていないかもしれません)
*******************************
土佐祐司(とさゆうじ)
y.tosa(アットマ)galaxy.ocn.ne.jp Tel 0773−58−2265
京都府 天田(あまだ)郡 三和(みわ)町 岼(ゆり)595
*******************************
Sent: Sunday, September 15, 2002 10:24 PM
Subject: Re: HPの宅配便「世話人からのお願い」
村山日南子です。何時も有り難うございます。MLに移行の件、山下さんのお手数
を考
えますとやむを得ないと思いますが、できましたら今の方が助かります。
といいますのは、MLにすると、全部幾つも幾つも入ってきます。いくつかのMLに
は
行っていますと、とても大変な数になり、読むより先に嫌になってしまいます。
幾つ
も開いては消すだけでも手間です。それに比べ、山下さんのチェックが入ってい
て、
1日に1度というのはMLにない効率的な、まとめて見られるメリットがあります。
リア
ルタイムといっても、見る人は大抵1日に1〜数度でしょうし、ニュースのように
一時
を争うものでもありません。むしろ、そのような一時を越えて、じっくり読ませ
てい
ただいた方がいいものばかりのように思いますが、いかがでしょうか。
確かに山下さんの手間は楽になりますが、私は山下さんがチェックしてくださっ
た方
が、テーマがそれないように思います。
皆様で御検討いただけないでしょうか。
*お米の勉強会の村山さんから
Sent: Monday, September 16, 2002 11:58 AM
Subject: Re: HPの宅配便 「齋藤さんから・ち0ら0ん0け0い」とJAS有機米表示」
齋藤様、表示の件よく分かりました。有り難うございました。
信頼関係があって、表示は不要であれば検査は止めたらいいし、
JAS有機を取りたい、またはJAS有機加工に出したいのであれば、検査は必要。
検査を受けることは、有機でなくても、金銭のやり取りがあるものには米は検査を受
けるというのが、一般JAS法ですものね。
ところで、質問
1.なぜ野菜など他のものは検査がなくて、お米は検査が必要なのですか。中身の品
種も認定してくれるのですね。野菜は自己申告で市場に信じてもらえて、お米農家は
自己申告を信じてもらえないのはなぜですか。
また、農家が検査を受けて3点表示をして売るのは産直の分だけですか。
2.なぜ奨励品種でなければ検査を受けられないのですか。奨励品種というのは誰が
どのような基準で決めているのですか。
*静岡の高村さんから
Sent: Monday, September 16, 2002 1:18 PM
Subject: 塚本さんからの コナギを防ぐ秋起こし情報
福井の塚本さんから「コナギに効く秋起こし」情報有難く拝見しました。
私もEМ農法を執り入れている静岡の高村です。
秋にぼかしを入れて、代を掻いて水張りをしていたら、翌春はコナギだらけに
なり
ました。通りで、今年はコナギのソファーの上を歩いている始末です。
コナギが増えても大丈夫だとメールした方がいたと思ったので、参考にして、ひ
えと
オモダカだけは、18aで、35時間位取りました。
有機で稲作をしていると、ひえの育ちが良く(良すぎて)稲より株付が良いかも
知れ
ません。最後には、鎌で刈り取る始末です。(引き抜かなければ効果なし)
と
言わ
れますが、外へ出すのが大変なので、そうしています。
カメムシが多く、木酢液と、ストチューの300倍液で2回葉面散布しましたが、
トレボ
ンの一斉消毒を見ていると、しなければだめかなと、米の吸われた後の見栄えの
悪い
ご飯を見ると、とても有機のご飯だと自慢にできません。辛い所です。他に駆除
の方
法がありましたら教えてください。
ただ、不思議なことに、カメムシはひえが好きな様子で集っています。稲を守る
為に
は、ひえを残して置いた方がベターかなと、畦に栽培したらいいんじゃないかと
思っ
ている位です。
今年も、秋起こしして、代掻きして、水はりしようと思っていたのですが、コナ
ギ退
治のため、辞めました。
塚本さんの案をいかして、ぼかし入れて、秋起こしをして、
12月にはいって
もう
一度起こす事にします。
草退治は、赤木さんの教えとおりに、こぬかと木酢液を使用して2年やりました
が、
普通の草退治は出来ているのですが、ひえとコナギとオモダカには、困っていま
す。
最近思ったのですが、もみがらにひえが入っているのに、それを又田に入れたの
で、
取っても取っても生えて来ていた気がします。今度から、焼いて使おうと思いま
す。
来年は、れんげと春菊と菜の花を咲かせてやろうかな計画しています。
稲刈りはこれからです。収穫は、去年よりダウンしそうです。花の時期に突風に
あっ
たので実がとても軽いからです。
4年有機して来たけど、まだまだ起動に載らない高村でした。
>
> 半信半疑の塚本でした。
Sent: Tuesday, September 17, 2002 7:23 PM
Subject: RE: 福井の塚本さんから「食味計の話」
塚本さん、ありがとうございます。
「NPO法人 民間稲作研究所」に関係している方で
知っている人がいますので、伺ってみます。
ありがとうございました。
有限会社てんち(天地米店)
代表取締役 小澤 量
東京都府中市宮町1-34-14-101
TEL 042-361-2511
FAX 042-365-7050
E-Mail rio-ozawa(アットマ)mub.biglobe.ne.jp
*小澤さんと塚本さんの往復メールです。
東京府中の小澤です。
私が参加している米屋等のMLがあるのですが、
この9月13日付の塚本さんのお話転載してもよろしいでしょうか?
有限会社てんち(天地米店)
代表取締役 小澤 量
東京都府中市宮町1-34-14-101
TEL 042-361-2511
FAX 042-365-7050
E-Mail rio-ozawa(アットマ)mub.biglobe.ne.jp
*****東京府中の小澤様へ *****
私の書いた「食味計の話」の出所は、
旧「成苗2本機械植え研究会」、
現在の「NPO法人 民間稲作研究所」です。
このメールの世話人山下さんはそこの会員のお一人なのでなので、
連絡先は教えていただけるはずです。
そこで私の書いたことに間違いがないかご確認の上、
ご利用ください。
本来なら、私が昔の資料を探し出して調べたり、
研究所のほうに問い合わせたりしてから書けばよかったのですが、
記憶を頼りに書いたので、
特に、実際の測定時の試料の扱い方や、
分光光度計と同じものを使って測定しているのかは
自信がもてません。
それから、窒素化合物とあいまいに表現しましたが、
たんぱく質、アミノ酸、アミドと分けて表現するほどの知見を
私が持ち合わせていなかったということです。
それから、脂肪酸のことはわからないので触れませんでした。
このあたりも調べて、皆さんに教えてあげていただけたらと思います。
お米屋さんでしたら、直接食味計の会社や代理店から
情報提供していただきやすいかもしれません。
いつもならもう少し詳しく調べて、皆様のお役に立つようにと心がけて書いてい
るは
ずなのですが、
今回は山ちゃんのまねをしてしまいました。
やはり、大勢の方が見ているところに出すのに、
手抜きはいけないと反省しました。
まことに申し訳ありません。
結論を書きますと、
大きな間違いがないかお確かめの上、
皆様にお知らせください。
*****やまちゃんへ*****
私は、CCもML も理解していません。
今までどおりにメールが届けばそれでかまいません。
春までは時々に見ていると思います。
返事はここまでです。
****************************
*福井の塚本さんから「食味計の話」。
山ちゃんの話にもありましたように、
食味計では、波長はわかりませんが、窒素の量を分光光度計で測定しているよう
で
す。
測定された窒素の量から、たんぱく質の量を逆算しています。
たんぱく質の量が少ないほど食味値は高く出るようになっています。
ところがです、
(1) 化学肥料でV字の肥効で作ったお米は、窒素が多いと食味を悪くする窒
素化
合物が増えるので、
窒素の量が少ないほど食味がよいといえるかも知れません。
(2) ぼかしでつくると、食味を良くする窒素化合物ができます。
ところが、食味計では、食味を悪くする窒素化合物も、良くする化合物
も区
別はつきません。
したがて、ぼかしで作ったお米は、食味が良いのに食味計で測定すると
低く
出ます。
(3) 化学肥料でつくったお米は、食味値が高くてもおいしい窒素化合物もな
いの
で、
食味値の低いぼかしで作ったお米より一味落ちることになります。
文章で説明してお分かりいただけたでしょうか。
学生実験ででもいいから、分光光度計なんか使った経験があるととてもわかりや
すい
と思いますが。
以下私の経験です。
いたずらに、新米と古米を同時に食味検査に出したことがあります。いずれも、
硫安
だけで栽培。
まさに、への字のテキスト通りの栽培でした。
新米も古米もほぼ同じ食味値を示しました。検査を受けたグループでは上位の上
位で
した。
これ以後、私は食味検査を受けることをやめました。
やっとこれが書けた塚本でした。
*福井の塚本さんから「乳白米の予防」
Sent: Friday, September 13, 2002 5:32 PM
Subject: 乳白米の予防
今年は日照りでした。特に私の住む集落は特別、水不足でした。
乳白米の多い作柄となりました。
そんな中でも乳白米の少ない人がいました。
(1) 頻繁に潅水した人。
(2) 土は真っ白けでひび割れているのですが、作土が深い田の人。
この人の田は、通常の年はコンバインがはまってしまいます。
いずれもV字施肥と一発肥の人です。
かんかん照りでも、夜温が高くても水をしっかりやっておくと、
乳白米は防げることがわかった年でした。
私はあぜから田んぼの様子を見ていただけで、中まではいって土の様子を見ませ
んで
した。
反省している塚本でした。
*福井の塚本さんから「コナギに効く秋起こし」
町内のEМ農法の人との立ち話です。
秋にぼかしを入れて、代を掻いて水張りをしていたら、翌春はコナギだらけにな
りま
した。
そこで、ぼかしを入れて秋起こしはするが、水を張らずに置いたらコナギが少な
く
なったそうです。
秋起こしは早くしたいのですが、どうしても10月になるそうです。
12月にはいってもう一度起こすそうです。
いずれも乾いた日に起こすそうです。
その方の田植えは5月連休の稚苗植えです。
6月になって稲が分けつしてからゆっくりとコナギが生えるので、
じゃまにならないそうです。
確かに田んぼにコナギがほとんど生えていません。
その方は、ヒエで困っていました。
誰か試してみませんか。
半信半疑の塚本でした。
*宮城の齋藤さんから
Sent: Friday, September 13, 2002 5:25 AM
Subject: 「ち0ら0ん0け0い」とJAS有機米表示(長文です)
香西 様
こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。
「ち0ら0ん0け0い」って何でしょう。よくわかりませんので
ご教示いただいきたいのですが.よろしくお願いいたします。
兵庫の衣笠さんが JAS有機米の表示でご苦労されているようですが
品位検査を受けないと 品種名など三点表示ができなくなりました。
問題点がいろいろありますので 整理してお話いたします。
どんなお米でも 販売する時は表示が必要です。 食糧事務所や民間検査
機関の品位検査を受けなければ三点表示はできません。特定の個人に
直接販売する場合も同様です。
精米であれば 精米・年産・産地・品種・割合・重さ・精米月日(袋詰め月日
ではありません)・販売者名(生産者名) 玄米であれば 精米と違うのは
玄米・調製年月日 等となります。
未検査の場合は 表示をしても「年産・産地・品種」の欄は空欄になり
産地は国産となります。外米の未検査米が国産米に偽装される恐れが
充分に考えられます。
個人販売でも 三点表示が必要ですが 空欄でも信用取引きであれば
問題はないと思います。おそらく独自のパンフレットなどで 充分説明されて
いるのでしょうから。
以上は全てのお米に共通する事です。その上でJAS有機米の表示ですが
JAS有機米認定事業者はかなりの範囲で 自己責任における裁量権が
認められています。しかし 表示については一般米と同様で品位検査を
受けないと三点表示はできません。
というよりは 品位検査を受けないとJAS有機米にはなりません。品位検査を
受けても 県の奨励品種でないと 品種名の表示はできません。宮城県では
数年前まではコシヒカリが奨励品種になっていませんでしたので コシヒカリの
表示は 品位検査を受けてもできませんでした。(今はできます)。
JAS有機米の品種の確定では 一般米であれば品位検査を受ければ品種名が
表示できますが 有機米ではそう簡単にはいきません。有機米は有機の種子が
必要です。そのためには籾の検査が必要になってきます。
昨年の秋や 今春に播種する前に籾の検査を受けていましたでしょうか。自家採
種
でも 籾の検査を受けていないと品種の特定ができず JAS法違反が考えられま
す。
せっかくの有機米に ケチを付けられないよう登録認定機関などにご相談下さ
い。
また 酒米好適種の「山田錦」などもそうですし いまだに奨励品種にはなって
いません。酒造会社で純米吟醸酒に未検査米を使用している場合は いくら
信用ある生産者と契約栽培していたとしても 販売する場合は純米吟醸酒に
なりません。普通の二級酒扱いです。ご注意下さい。
もし偽装(うっかりミスでも)が発覚すれば 雪印や日本ハムのようになる可能
性
がでてきます。今販売されている純米吟醸酒は 昨年のお米でしょうから有機米
でも
一般米でも 造り酒屋さんに販売された方は ご確認された方が賢明です。
未検査米をJAS有機米で造り酒屋さんに販売し 純米吟醸酒と販売する段階で
二級酒扱いになる事がわかり たいへんな経済的損失を生じている超有名な
造り酒屋さんもいます。
酒の偽装は 農水省管轄ではなく 財務省国税局管轄となり 農水省より厳しい
措置が下されます。損害賠償が生産者にくるかどうかは別として 一生産者が
対応できる額ではないことは 想像に難くありません。
JAS有機米の検査ですが 有機米に限らず特栽米や一般米でも JA等の系統外の
検査は 正当な理由(計画米の検査で多忙)で後回しにされます。ところが有機
米の
検査については ウルトラCで早まる事もできそうです。
JAS有機の登録認定機関であるエイサックにご相談下さい。エイサックは登録検
査機
関
でもありますので 雑穀を含め穀物の品位検査と有機の検査ができる唯一の機関
で
す。
また 有機米における外注作業においては 契約書が必要です。外注作業とは明
らか
に
他の業者(ライスセンターや機械利用組合等)に委託する場合の他 雇用労働力
も含
まれ
ます。一定の対価(人夫賃)を支払わない結(ゆい)なども 契約書が必要に
なって
きます。
契約書がないとJAS法違反となり せっかくの有機認定が継続できなくなりま
す。
長文で失礼しました。
齋藤 政憲
psy-farm(アットマ)kurikoma.or.jp
*世話人のやまちゃんから「お願い」
Subject;手作りMLから、本格的MLへの変更について
いつも、「除草剤を使わない稲作り」の「HPの宅配便」におつきあいいただき
ありがとうございます。
HP「除草剤を使わない稲作り」は、各地の実践を持ち寄り、すりあわせ、磨きを
かけることによって、除草剤に頼らないイネ作りの技術を、なんとかわがものに
したいものだということで、2000年2月から始まりました。
初年度は、「来年につながる失敗をしよう」という合い言葉で始まり、翌年から
は、「あなたの失敗はぼくの肥やし」との合い言葉で、活発な情報交換がなされ
ています。おらが実践(肉体的&精神的)をメッセージにして送ってくださる
方、そして、それを楽しんで読んでくださる方、皆さんに支えられてここまで来
れたのだなあと、感謝しています。
「HPの宅配便」の送付数155,「拡大版」は180です。
HPを開設して1年あまりのアクセスは、1日あたり10〜20件でした。ぼく自
身が、他のHPをあまり見ない方でしたので、見に来てくれるのを待つより、こち
らから出かけていこうと、押し掛け女房的に始まった「HPの宅配便」でした。
名刺などをいただいて、メールアドレスがわかった方に、強引に「HPの宅配
便」を送りつけたこともあります。「仕方ないな」と思われたか、「じゃまにな
るものでないし」と思われたか、いずれにしても、ここまでおつきあいありがと
うございます。おかげさまで、「除草剤を使わない稲作り」のHPの、1日あたり
のアクセス数が50を越えるまでになりました。目を丸くしています。また、こ
のHPをテーマ別に編集した「元気の出る農業への道しるべ」というHPまで、登場
しました。編集の労に当たってくださっている小圷さんや惠木さんに感謝感謝で
す。
意見交換が活発になるとともに、自動的な(まっとうな)メーリングリストに切
り替えてはどうかという提案をいただきました。また、いくつものお便りを並載
したメールマガジン風「HPの宅配便」の形式より、普通のMLの形式の方が見や
すいのではと言う助言もいただきました。
たしかにその通りだと思われます。
また、世話人の手をへることによって、時間差が出てしまうメールマガジンより
も、リアルタイムのメーリングリストの方が、最近の意見交換には、ふさわしい
ように思われはじめました。
freemlというソフトによって、メーリングリストに切り替えたいと思っていると
ころです。
つぼがいまいちのみこめていないのと、稲の収穫、秋野菜の種播き、そして、雨
が降ってくれないものだから水やりに追われています。昼寝もしないとあきませ
ん。そんなこんなで準備が進みません。でも、きっと、そんなに遠くないうちに
MLに切り替えたいと思っています。
そこで、皆さんにお願いです。
「わざわざ送ってもらわなくてもいいよ」「気が向いたらHPの方を見るようにす
る」といわれる方、ご一報ください。
MLの名簿に登録しないようにします。
「じゃまになるものでないし」「あって悪くない」といわれる方、引き続き、ご
覧いただけるとありがたいです。
どうぞ、ヨロシクお願いします。
(なお、「HPの宅配便」(拡大版)のかたは、ML化にともない、今後はお便り
が届きません)
*岡山の香西さんから
*岡山の赤木さんから
赤木です。なにやら私の名前が出ていたのでしゃしゃり出てきました。発信が多くて申し訳ない。
*しばた@おかやま、赤木御大近所、気がつけばいつも土佐さんにレス、です。
Sent: Wednesday, September 11, 2002 10:41
AM
Subject: RE:土佐さん・ 堆肥について
> 友人に菌床椎茸を栽培している人がいて、今は椎茸を採取した後の菌床
> を捨てており、「欲しけりゃ持ってってあげる」と言ってくれます。
お客さんにも菌床椎茸のヒトがいて、皆さん処理法はそれぞれ。
堆肥にして売るのが一般的なようですが、シイタケの、あるいはエノキの菌床かすは、堆肥として非常に良質なんで、プロ農家からの引き合いがかなりある、なんて話しを聞いたことがあります。シイタケ抽出物は「レンテミン」という名称でウイルスの消毒薬として市販されてますから、なにがしか抗菌作用もあるのでしょう。菌床そのものは、青カビや黒カビがついて苦労するときもあるんですけどね。
それと廃菌床でカブトムシの養殖をする、というヒトもいます。今春までのお客さんの一人は、菌床シメジ10数年、カブトムシ養殖約10年の実績に加え、ここ2年ほどクワガタムシの方面にのめりこんでおり、「わしゃカブト、クワガタのためにキノコやっとんじゃ」とのたまう。なにせ、1匹500円止まりのカブトに対し、クワガタ業界はデカさ、珍しさによって値段が3千円、7千円、あるいは5万円、50万円と、とんでもないようです。
おまけ:3年ほど前に登場して、一時はその切れ味から絶賛されていた殺菌剤「アミスター/ストロビー」は、マツカサシメジという食用キノコの出す抗菌物質が、天然状態では非常に不安定なんで化学的に手を加え(ここが問題なんやね)、農薬に仕立て上げたという品物。
「スピノエース」いう殺虫剤も、バージン諸島で発見された土壌放線菌由来の・・・と、農薬業界も自然回帰、環境対策がトレンドか。ま、有機塩素系とか有機リン系みたいな、いかにも毒々しい(残留性などもホントきついですわ)タマでは商売にならない、「天然自然の生理活性物質ですから」とアナウンスしないとイメージが・・・というご時世ではあります。
********************************************
岡山農業改良普及センター 柴田雅人
〒700-8604 岡山市弓之町6-1 (086)233-9850
masato_shibata(アットマ)pref.okayama.jp
********************************************
*広島の清水さんから
Sent: Tuesday, September 10, 2002 8:31 PM
椎茸を採取した後のは、自分も考えていました(同じ地域に椎茸を作っているので)まだ相談していないのですが、今年から刈取り乾燥調整出荷、春は、荒お越ししろ描きを任すとの事なので話しやすいとおもうのだが、ただどうにいしたらええか判りません、多分いい肥料になると思うんですが?誰か試した事のある人は、いませんか。
P.S
あらためて自己紹介します、家は広島県三次市山家町 清水英治です 稲作はかなり小さいころからやっていたと思います、手植えをした覚えがあります。中学高校の時は、したくなかったのですが、結婚してから自分がする様になったのですが(親が腰が悪くなったのもあります)出来るものなら無農薬でと思ったのは、3男が事故に遭い脳障害が残りました、それにアトピー、喘息があるので少しでもよくなるかと思い研究中です。野菜も売っているのは農薬がすごいとの事なので母がガンバッツテいます、ただとなりの畑ではピオーネを作っているので離れた畑で作っています。
*滋賀の惠木さんから
Sent: Tuesday, September 10, 2002 7:08 AM
Subject: 土着菌
何日か前、NHKの番組で大島紬の話がありました。
何やら、泥を使うらしいのですが、その泥の土着菌を活性化させるのに
サツマイモを泥にやっていたのです。
はっきり聞かなかったのですが、鉄分が有効化するのだとか。
百姓も普通に、例えば「けい素」を有効化する微生物を育てるのに
何々をいつやりなさいとかあっても良いのになと思いました。
窒素、燐酸、カリを考えて、稲に施肥するのも大事かと思いますが、
泥作りとして稲作りに有効な微生物を育てるのはもっと大事だなと
改めて認識したのでした。
鯖江の藤本さんの話の中で、
>私は、自然塩を入れているのですが、塩に含まれるミネラル、
>そのミネラルをえさに活動する微生物が、大きなかぎを握っているように思います。
>微生物が増殖活動することによって、トロトロ層は、盛り上がっていきます。
やまちゃんの話の中で、
>ぼくは、値段とか、手間とか考えて、
>蛎殻粉末(有機石灰)が、ミネラルあたりの単価がいちばん安いので(?)、
>去年から、反当60キロほど入れています。
>蛎殻の粉砕の粗目(ニワトリの餌になるやつ)なら、動散でいけるのでは?
>京大の西村先生が、蛎殻使うなら、粗い方がゆっくり効いていいよと、言われて
>いました。
>ただいま、取り寄せ中です。(20キロ610円)
>その時、出会ったのが、卵殻の有機石灰(20キロ490円)。
>今日テストしてみたら、ばっちりでした。
なるほどなるほど、皆さんとっくに実践されている訳ですが、
値段と手間と手に入り易い資材とを考えないといけないのですね。
しかし、土着菌といっても漠然としてますね〜。
私は、冬になるとドブロクを作りますが、日本酒を造るときの微生物を操作する
巧みさは世界に類がないのだとか。
かつて明治の時代に、衛生的な西洋の醸造法に日本も習うべしとして、各地に
役人が指導におもむいたのですが、あちこちで腐造をおこして、命からがら逃げて
きたというおもしろい話もありますね。
田圃の土着菌をあやつるなんて、ドブロクみたいに簡単にはいかないかな?
(ドブロク作りが簡単というのはある意味間違いですが、御容赦)
さて、稲刈り後からが大事なんだよな、終わったと思って、のんびりしてたら
イカンのだよな!、、、自分に言ってます。
*千葉の川上さんから
Sent: Tuesday, September 10, 2002 5:23 AM
Subject: 農機具メーカーに一言
こんにちは、収穫作業も順調に進んでいたのですが、雨で一日
休みになったのでコンバインの点検をやっていたんです。
もう4秋を使っているコンバインなのでいろんなところが傷んできています。
油圧ポンプを回しているベルトがちょっと傷んでいたので交換しようと思たんです
が、ここですごいことになったんです。
ベルトのかかっているプーリーの隙間がほとんどないのです。
農機具屋に電話してどうやって交換するのて聞いたらまず刈り取り部をはずして油圧
オイルのタンクをずらしてからはめるとのこと。
一人でやってじっくり半日かかってしまいました。
ここでメーカーに一言このベルトて油圧ポンプを動かしているベルトなのでもし田ん
ぼで切れたら駆動もできない状態になると思うのですが。
そうしたらたぶんどうにもならんと思うのですが。
機械を組み立てるときには順番に組むのであまり問題ないのだと思うのですがあとか
ら部品の交換になるとこんなことがたまにあるようです。
スタイリングや機能ばかりが進んでしまってこんなちょっとしたことが。
油圧のベルトなんて常に回っているので傷むのは当然簡単に交換できてもと思うので
すが。
機械屋に文句いったら整備だしてくれたらそのときに交換できたのにだと。
それってすごくお金かかるのではないか。
ちょっとムッとした一日でした。
みなさんこんなことありません?
では。
KAWAKAMI
satyan(アットマ)jasmine.ocn.ne.jp.
*京都の土佐さんから
Sent: Tuesday, September 10, 2002 12:32 AM
Subject: 堆肥について
只今稲刈り真っ最中です。
自分の稲は稲木干しをするためバインダーで刈るのですが、受託作業も今年からする
羽目になり、ここ数日営農組合のコンバインに乗りっぱなしです。
しかしコンピュータ制御とかで刈り取りしている間は暇で腕組みしながら考え事をし
ています(灰皿、お茶、果物持ち込み)。勝手に刈ってタンクが一杯になればブザー
で知らせてくれる。そしたら運搬係の軽トラにザー。「こんなんでオペレーター代
貰ってええんやろか」
そんな中で考えたことがあります。友人の中に菌生(?)椎茸を栽培している人がい
ます。椎茸を採取した後にオガクズを固めたような1辺が10cmくらいの立方体が
残ります。現在彼はそれを山中に野積みにして捨てています。「欲しいんだったら
持って行ってあげる」と言ってくれています。
それを使って堆肥作りをしたらどうかな、籾殻と糠や鶏糞でも混ぜてEMで発酵させ
たらええんとちゃうかいな。ブロック積んで堆肥小屋つくろかな。
主に畑の堆肥にしようと思っていますが、何でもかんでも混ぜていいものだろうか。
一杯混ぜ込んだほうが濃い奴ができるかも・・・今話題のあれも入れたろかな、でも
肥担ぎはしたくないな。
もう少し堆肥作りの話題続かないかな。
一見忙しそうに見えて実は暇な土佐でした。
*******************************
土佐祐司(とさゆうじ)
y.tosa(アットマ)galaxy.ocn.ne.jp Tel 0773−58−2265
京都府 天田(あまだ)郡 三和(みわ)町 岼(ゆり)595
*******************************
*岡山の赤木さんから
*兵庫の衣笠さんから
◆◆HP元気・通信◆◆
この内容の投稿は久し振りです。
(*HPの更新は順次しているのですが、報告が少なくてすみませんm(__)m)
■■1.)資料室の項目立てを一新しました■■
滋賀の惠木健文さんのサポートで皆さんの過去の投稿を整理して「資料室」の整理を
進めておりますが、段々データが増えてきたので、項目の整理をしました。検索し易
くなったと思います。
恵木さんと小圷のコンビで作業を進めていますが、それに関する恵木さんのメールを
紹介します。
****************************
●恵木さんのメール 2002.09.07
【略】
ホームページに慣れていない人、又、課金の気になる人などがすばやく情報を得よう
というときに、HPが整理されているということは大変重要でしょうし、見てても気
持ちがよいですね。
項目別の過去のデータもだいぶ整備されて来ました。今年は、データの整理が農作業
に追いつかない状態でしたが、来年度の農作業には、皆さん、読み返して役立てて貰
いたいものです。
【略】
■■2.)循環型農業における「土つくり」or「有機肥料」?■■
「宅配便」における衣笠さんの「太陽光発電」の発言が契機となって「環境問題」に
おける農業、とりわけ循環型農業の有機資材の循環について、赤木さんの取組み事例
が展開されつつあります。とても重要な視点でワクワクしているのは私だけでは無い
ように思います。
ところで、資料室の項目立てをするには、「土つくり」or「有機肥料」のどちらが相
応しいのでしょうか? どなたかアドバイスをお願いします。
また、現時点では、いづれの項目もまだ情報の整理が出来ていません。皆さんの取組
み事例などをお聞き出来ると嬉しいのですが・・・
(*「代かきサミット」の後に衣笠さんの所におじゃまして、土木現場から発生する
竹などを粉砕して肥料に還元利用することなどが、それに相当するのでしょうか?)
■■3.)最近新設した項目
●サイト運営・編集会議 2002.08.25 一括整理
●玄米食について 2002.08.16 項目設定
●お米の食味 2002.09.02 項目設定
●農 機 等 2002.09.08 項目設定
その他:更新日が最近の項目には、項目毎の目次と本文に「new!」のマークをつけ
ました。
********************************
大阪の小圷@GENKI
Mail : yama-bin(アットマ)www91.sakura.ne.jp
********************************
*富山の田村さんから
Sent: Saturday, September 07, 2002 6:57 PM
Subject: Re: HPの宅配便 環境問題 ,ウン○,石灰窒素
衣笠さん赤木さん,皆さん余計なことで済みませんでした。押さえはちゃんと機
能し
ている方々で,
もう言いませんね。
話は変わりますが,一番身近なウンコは是非使いたいですね。(件名ではウン○
と配
慮しました)
私は上品なのでウンコはしませんが,飼ってる犬2匹は,玄米菜食犬(煮干し,
卵
時々付 Oリングは拒否)
なので,いいウンコをします。循環肥料製造犬として,大切に育ています。コン
ポス
トの野菜クズと
一緒にして古いのから土に返っており,この夏から,少しずつ使いはじめていま
す。
うちの ひえ はついに観光名所になり,村の人が半数以上見に来られました。
隣地より低地なのでいまのところお咎めはありません。単なる笑いものです。
収穫後に,石灰窒素しかない! とのご意見が多いです。やってみた人おられま
せん
か?
福井の塚本さんから 「航空防除の被害その後」
Sent: Saturday, September 07, 2002 6:09 AM
Subject: 航空防除のその後
航空防除の農薬ミスタージョーカーの成分が稲から検出されました。
シラフルオフェンが、0.06と0.04ppm検出されたので、
特別栽培の認証は取れませんでした。
お金で損害賠償していただいても、お客様にお渡しするお米がないので、
他から無農薬栽培以上の品質のお米を買っていただくことになりました。
まだ収穫していませんが、約40俵ほどになります。
私の町、上中町では、ここ数年、今まで泣き寝入り状態だった航空防除の被害が
表に
出るようになりました。
実施主体が、薬剤がかかった家を洗いに行くことが2年つづきました。
一昨年は家主が怒ったので、消防自動車が出動して屋根に放水し、
役場の職員がごしごしこすって薬剤を落としました。
昨年は、まだ家のローンが残っているんだぞと言われて、
役場の職員が数人、家を洗いに行きました。
そして、薬剤がかかった車を新車に買い換えることもありました。
この町には、私なんかとても足元にも及ばないつわものがいるのにびっくりして
しま
いました。
航空防除で被害を受けた全国の皆様、どんどん被害を申し出て補償対策をしても
らい
ましょう。
被害を受けた人にも教えて上げましょう。保険を使って損害賠償するから大丈夫
で
す。
以上、どちらかと言うと親切なほうの塚本でした。チャン!チャン!
*岡山の赤木さんから「環境問題」
*大阪の小圷さんから「環境問題における突破口」
>以前は設置業者(環境運動家がほとんど)も設置希望者
>(同じく環境運動家が多かった)もシステムの設置を機に
>生活レベルを落とすことを一つの目的にしていました。
>生活が変わらない限り,電気器具の多くを使い,
>便利なものに走る,大量消費する生活自体が,
>温暖化に拍車をかけているからです。(富山の田村さん)
田村さんの言われることに、同感です。
一頃の「公害問題」は、被害者と加害者という対立的な構造の中で取り沙汰され
てい
ました。利潤追求を旨とする企業と、市民という関係です。
1970年以降は、国を挙げて「豊かさ追求はいいことだ」という価値観に基づ
き、
便利で快適な生活の実現を目指してきました。それが環境問題の根本原因を構成
して
いるわけですから、近年における環境問題においては、一般生活者が加害者とし
て登
場することになります。
にも拘わらず、局地的な環境問題は身近な問題として捉えながらも、地球温暖化
問題
等となると、途端に捉えどころがなくなり問題をうやむやなものとしてしまい勝
ちで
す。
市場経済においては、「消費者は、神様です」の如き言い回しがありましたが、
消費
者が生活場面において本当に必要か否かの判断を的確に出来ていたかといえば、
いさ
さか疑問ですし、どうも個人の領域における「要・不要」の判断だけでは心もと
ない
と云えそうです。
グローバル経済の推進者たる米国が、京都議定書批准の放棄宣言をしていること
が象
徴しているように、市場の原理は、地球規模の環境問題を解決していくことに期
待で
きません。だとすると、環境問題の解決は、単位集団のエゴを超えた合意形成を
いか
にして図れるかが鍵になりそうです。
Sent: Thursday, September 05, 2002 9:07 PMSubject: Re: HPの宅配便「玄米食につい他」
福井の冨田さんの質問に対する返信です。玄米食に関してのデータの出し方50年間、毎日、3食、発芽玄米御飯一膳づつ食べた場合と、白米を同じ量
食べた場合との比較では約1年10ヶ月ほど発芽玄米御飯の方が短命になり
ます。わずか二年ほどの差ですが、発芽玄米の方が白米よりも害があるという
ことです。【A】この寿命比較テストはOリングテストによって出されたデータです。普通のOリングテストや波動測定器はある食品などの表面のエネルギーや波動を測定するのみですが、これでは長い期間食べた場合の結果を測定していません。食べる量と期間を入力して測定するとこのような結果がでます。50年間の比較臨床試験を人間を通じてやることはほぼ不可能です。しかし、最高性能の人体コンピューターを通じれば簡単に答えが出ます。
Oリングテストが信ぴょう性がないと信じられない方には仕方ありませんが。今、この大村博士のノウハウは特許をとり
大村博士の特許とOリングテストの測定方法が知りたい。世界中の科学者、医師、治療師が利用して原因不明の病気の解明、治癒に利用されています。農家の方もずいぶん利用されています。
ただ、完全な中立心がないと正確なデータは出ません。訓練すれば誰でもできるようになります。
訓練するにはどうしたらよいのか。発芽玄米は2年ほど短命になりますが、玄米そのものの場合は1日3膳、50年間食べ続けると白米と比較して約9年ほど短命になります。玄米を食べることを人に勧めるのは止められた方がいいです。又、いつでも、どんなことでも分からないことがありましたらご質問下さい。地球を守る会 浅井敏雄
*富山の田村さんから
Sent: Thursday, September 05, 2002 10:53
AM
Subject: Re: HPの宅配便「 太陽光発電、助言、有り難うございました。」
ごめんなさい。決定に対し余計な口出しをする気はないのです。ちょっとだけ辛口コ
メントを。
本当のことをいうと知人を紹介したのも(面倒くさいことに入らないため)安易だっ
たかなと思っています。
月38000円というのがたまたま私の月収であり,生活費なのです。(預金はゼ
ロ)
衣食住,諸経費込みです。
一人暮らしなので,4人家族で暮らせばこれを4倍して約15万円。4人家族で暮ら
せばまずまずの生活ぶりになるわけで,一人暮らしというものは省エネ効率から言う
と良いものではありません。威張れたものではないわけです。片寄せあって大家族が
始末に暮らすほうがずっといい。
15年間支払うというと,金額から言って,半分が金利で350万円くらいのシステ
ムなのだなと思いました。
このシステムで購入できるのは,いまだと4〜5KWH分くらいのシステム
でしょうか?
私はこのシステムの普及事業に大手が参入してきてから,意欲を急速に失っていきま
した。。やめてしまいました
以前は設置業者(環境運動家がほとんど)も設置希望者(同じく環境運動家が多かっ
た)もシステムの設置を機に生活レベルを落とすことを一つの目的にしていました。
4人家族であれば月400KWH電気を使っていた人は半分の200KWHのシステ
ムを設置し,生活をそこまで落とすのが目的でした。
だから一人50KWH/月を提案したりもしていました。
生活が変わらない限り,電気器具の多くを使い,便利なものに走る,大量消費する生
活自体が,温暖化に拍車をかけているからです。
それに今は大手の仕事となってしまい,ローン会社やとても環境にやさしいとはいえ
ない住宅作りの会社,その他の産業者たちが,利益を分け合っています。それに設置
する人がたとえ省エネに励んだとしても余った電気は見知らぬ浪費生活者にも売るこ
とになります。
これで温暖化防止になるとは私にはとても思えないのです。
せめて今から設置する人にはその辺をわかって生活を工夫していただきたいと心から
思います。
9月4日 兵庫の衣笠さんから「 太陽光発電、助言、有り難うございました
色々と、助言有り難うございました。
9月1日 佐賀の那須さんから「冷えたビールでヒエに完敗だあ!」
今日、台風15号が近づきそして遠ざかりました。私目は朝から田んぼのひえ刈りをしていました。小生の頭くらいまで伸びたひえを柄の長い鋸鎌で刈りとっていくのですが稲かぷにぴつたっとくついているので、稲は養分を吸い取られ、光を遮られひっそりと稲穂をつけています。今夏じゅうこの刈り取り作業にかかりきりでした。すべては、自分の不手際のにせいだとはいえ、朝 5時から夕方の6時までこの作業の繰り返しで、ヘルニアで腰も痛いので8月20日にギブアップしました。しかし、稲穂がつきはじめた、おとといからひえに覆いかぶされながらも穂をつけている稲をめにしたら体力の続く限りひえをかりはらおうという気になりました。<なんで、除草剤まかんやったと,無農薬にはできても、除草剤使わないで米作ろうなんて無理な話よ、田んぼにひえをはやさないのは、百姓のイロハのイょ>隣人からそう言われて、返す言葉もありません。それほど、高邁な思想で除草剤を撒かなかったので無く、撒かれた草の無残な姿を目にして、感覚として拒否反応があって使わないのですが、そこまで言われても、やはり除草剤は使う気になりません。それにしても、強風にあおられたひえの葉先が顔をはたいて、その痛いこと痛いこと傷だらけの顔でまわりには白鷺しかいないので見られることもないのですがたまったものではありませんで゜す。刈らなければ花も咲かず実もつかないであろう稲穂のまえで、ただただひえを刈り払うだけです。強風に押し倒されたひえがわずかばかりの穂をつけたむ稲に覆い被さっていきます。実質的に百姓1年めの私の甘さにひえか゜洗礼を浴びせているかのように思えます。脱サラ百姓のあまちゃんをあざ笑うようにひえの群れが田んぼで波を打っています。きょうまで、退職してから缶ビール1本で済ませてきた晩酌がはじめて2本になりました。冷凍室で冷やした恵比寿でひえに完敗しました。 それでは、また。
#メッセージ
ひえたんぼは恥ずかしいかぎりです。