2002年9月のお便り  HOMEへ戻る

9/30 熊本の岡さんから「菜の花、熊本でもやっとるばい」
今晩は、熊本の岡です。
楽しみに読んでます(山下さんいつもありがとうございます。)
熊本でもやっとるバイ、菜の花栽培&菜の花米
私、菜の花3号でもいいかな?
今年度は90aでした。80a分油を絞りました。
全部で一升瓶206本ありました。我が家で60本使う予定です。(5年間かけて)
30本は、同級生や、近所、農家の先輩や後輩やらに配ってしまいました。(嬉しさのあまり配ってしまいました)
残った110本売れるのか心配ですが、(何とか売ったるバイ)強気発言・・・・
 
実感
農協の菜種油の一番搾りを使ってましたが、全然違うバイ
色が濃く、香りが全然違う,使ってみてびっくり、天ぷらがうまい、玉子焼きも、お好み焼きも(今日の晩御飯でした)
やっぱ、自家製の国産はいいですね(改めて農業バンザイ)
 
菜種油いくらで売ってあるか見て回ったら
安いのは500円からでした高いので2000円弱(一升瓶で換算)
この価格高いのか安いのか分かりません1500円の差はなんでしょうか?
近所の生協は1400g1100円に消費税(カナダ産菜種油だそうです。)
やっぱ一目で、色がちがう、やっぱ色が薄いです。
 
今日菜の花跡の稲を刈りました。40a ヒノヒカリ
コンバインを改造、フレコンバッグで、9本
コンバインの袋で11本から13本入る予定で
コンバインを改造しました。
作業がラクラク改造費5万(農機具屋さん試行錯誤して完成)
 
今年も種を注文しましたよ在来品種の「農林48号」だったか、忘れちゃった。
油が取れる品種です。
近所の人達と栽培する予定と言っても全部親戚です。150aです。
徐々に増えるみたいです。
 
  熊本い草農家 
  ファミリーファームOKA  岡初義
    aijyooka(アットマ)mocha.ocn.ne.jp
 
  http://www2.ocn.ne.jp/~farm-oka/
   
 
 
9/29 岡山の赤木さんから「環境保全型農業」
 京都の土佐さんへ。菜の花男です。
16.6aで880kgてぇことは、反当8.7俵じゃないかいな。どこがワラヒカリだ。
欲を出しちゃぁいけねぇよ。立派なもんだ。
 こちとらなんかそんなに穫れる事たぁめったにねーよ。
欲こいてコメヒカリにしようと思って肥え入れると、こんだぁコケヒカリだ。
 
さてさて、環境保全型農業とかやらが出ていたようだ。
これをやると米のできが少ないだろうとの考えから、20%の面積が転作にカウントされるわけだから、思ったより少ない結果が出ても、そこんところは自己責任です。
 以下は私の考え方ですからそのつもりで参考にしてください。
 環境保全型農業と有機認証の農業は似てはいますが、厳しさが違います。
化学農薬や化学肥料を使わないということでは共通しています。
よって硫安だの石灰窒素なんかは使用できません。行政に提出する申告書にこういった肥料を書くと、承認がむつかしくなるでしょう。
 有機認証ほど使う資材が厳しくありません。どこのメーカーの鶏糞を使ってもかまわないし、慣行農法の隣の田んぼと1m離せだのというのもありません。
 有機認証では例えば鶏糞でも、承認された特定のものしか使えません。取水も厳しく制限されます。トラクターに付着した土の扱いまでいいます。
転作に関する環境保全型農業は、今のところそこまで言っていません。
 つまり農薬を使わないで、一般に言う有機肥料で稲を作ればいいわけだ。
申請書には深水栽培だの、草が生えたら手で取りますとか、塩水選は比重はいくらでやりますとか、苗代での立枯病対策には木酢液をかけるとか、鶏糞いくら振るとか、イモチに対しては焼酎・木策・塩を撒く予定なんてことを書いておけばいい。
 来年のそのころ、良かったら私のをFAXしてあげますよ。何かの参考になるかも知れん。
 
 夢前町の衣笠さんへ。
 菜の花の仲間ができただって?よかったよかった。いつの日か花の中で菜の花サミットやろうね。当然いっぱいやりながら。ついでにテントをおっ立ててその夜は野宿といこう。宿の心配や手配をしなくてすむ。暑くもない寒くもない蚊もいない最高の頃だ。そん時こそ現代農業の編集部にも来ていただこう。
やろーやろー!
 
 小圷様へ。
 人糞利用のいいだしっぺとして、教えていただいたHP少しばかり見ました。
最高の肥料なんですねやっぱり。こんなに語られているとは知らなかったです。
 戦前までの姿に帰すことは不可能ですが、21世紀型循環システムが構築されたらいいですね。キーワードは微生物ですね。それと意識改革が必要だ。汚い物・不浄な物という考え方を改めねばならん。
 籾殻にドッパーとうつして醗酵させている私のやり方も、まんざらではなかったわけだ。もう一工夫して何かいいものが生まれないか頭の隅に置いておこう。
 行政が研究機関が何か考えるだろうではなくて、一市民として一百姓として何が出来るだろうかを考えてみよう。
 菜の花を取り入れた発想も、原点は同じだ。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓  赤木歳通
 
9/28 兵庫の衣笠さんから「菜の花米の仲間」
ご無沙汰しております。菜の花2号の衣笠です。
やっと、半分稲刈り終了しました。次の稲刈りまで一週間あいたので
倉庫建てました。4m×12m、雨の中屋根ふきました。けど、ありがたい雨でした。
今日は、新米試食会の新聞折り込み入れて、170人の人々に無料で”菜の花米”
食べていただきました。みなさんに喜んで頂けました。
ところで、赤木様。私は、頂ける物は全て頂いてしまっております。
背に腹は、変えられません。まだ、子供も小さいもんですから。
来年の菜の花ですが、景観作物として兵庫県から種子代金と一反に4,000円
頂けることになりました。何とか、綺麗に咲かせて多くの人に喜んでもらいたいと
思います。そして、菜の花米の仲間も夢前町に出来ました。
赤木さんが言われたように100年後の人々のために”菜の花農法”を築き上げ、
伝えましょう。菜の花サミット出来るように成りたいですね。
昨日、菜の花田の刈りあとに無肥料で大根、カブを11品種蒔きました。
肥料分、残ってるかなあ。まあ、試してみよう!
 
 
9/28 京都の土佐さんから「やっとうるち米は田んぼから消えました」
やっと稲木干しも全部終了しました。
例のでっかい稲の田は16.8aで玄米約880kでした。(これってやっぱりワラ
ヒカリ?)倉庫に入りきらないので半分だけ玄米にして残りは籾のまま積んでいま
す。
 またヌートリアと死闘を繰り広げ稗取りに追われた田(5.4a)はやっぱり玄米
に換算すると140kしか獲れませんでした。でもこのあたりじゃ「反当たり3石取れ
れば普通」との声もあり「いろんな田んぼを平均すればこんなもんかな・・・  2
年目の百姓にすりゃ上出来だワイ」と自分で納得しています。
 ところで、来年環境保全型農業にエントリーしようと思います。しかし籾は自家採
種しなくてはいけないのか? 籾消毒もダメなのか? 役場に聞いても良くわかりま
せん。除草剤、農薬を使わないのは今年実験済みですが、化学肥料もダメということ
のようですが、次のような資材は使えるのでしょうか? <EMぼかし、石灰窒素、
硫安、>どなたか「環境保全型農業」をわかりやすく説明していただけませんでしょ
うか。閻魔帳片手のしどろもどろの説明ではよくわかりませんでした。慣行栽培より
収量が少なくなければ転作カウントされないのでしょうか。これも知りたいです。
よろしくお願いします。
 
*******************************
土佐祐司(とさゆうじ)
y.tosa(アットマ)galaxy.ocn.ne.jp     Tel 0773−58−2265
京都府 天田(あまだ)郡 三和(みわ)町 岼(ゆり)595
*******************************
9/27 兵庫県の近藤さんから 題名: おいちゃんの失敗はみなさんの屁のつっぱりです
 
 除草剤をまき忘れた稲作り
はじめまして、昨日も良い天気で秋仕事も済んだおいちゃんは、うずうずしていた雑魚釣りを昼までに切り上げて、R173からR175へ抜ける道を走りながら、そういえば土佐さんがカヤンボ稲を作っているのは、この辺やなあとおもいつつ帰宅しました。
 小生今年の3月で20年勤めた某舗装会社を辞め、零細農家のオッサンにパワーダウンしました。
 田んぼはとりあえず3.5aと4.7aの2枚だけなのですが、この4.7の方がどうも一杯やりすぎていたのか、作業日報(メモ帳)にも記入していないしー、薬も減っていないしー、どうもパスしたにちげーねえだよ。
 下で嫁はんが、「ノラネコが、なんじゃらかんじゃら」
 わめいておられますのでまた明日。
 
つづき
 どうも除草剤をまき忘れていることにやっと今頃になってきずきました。
冬の間に葉っぱでも植えときましょと、近所のジュンテンドーで安売りしていた花菜、冬菜、高菜、野沢菜、春菊等を田の半分ほどだけ撒いたのでした。今年の春はほとんど使わなかったこれらの黄色い花が満開になりました。
 その部分だけコケナイヒカリになり、撒かなかった部分は乳首くらいまで伸びたコケヒカリが一雨ごとにフラフラとおもしろいように倒れていきました。(除草効果も多少あったみたい)
 就農3年目のおいちゃんもこれはなんかマジナイみたいなもんにちげえねえだと思い、昨日しびしび雨の降る中、またまた黄色い花の咲くたねを撒きました。来年のおたのしみです。
 栽培品種もイセヒカリに切り替えます。タマネギの赤ちゃんもへの字への字で生まれてきています。またお便りします。
 9月27日
 
669−4132
氷上郡春日町野村1435−1
近藤均司
0795−74−1184
h1184knd(アットマ)alpha.ocn.ne.jp

9/27 岡山の赤木さんから「菜の花発信」
冷酒片手の菜の花男です。今もチビチビ。
このところML化だのなんだのとご意見が出ていますが、56歳の百姓おじさんには詳しいことはさっぱりわかんねぇ。みんなから為になる情報が届きさえすれば私は十分。よろしくご協議下され。
 
 さーて、例によって菜の花発信です。
菜の花跡の稲がすごいことになってきた。周囲より1段高くそびえている。
きわめて倒れやすい品種なんだが、蹴っても倒れそうにない。こんな朝日は初めてです。超ゆっくりペースで効いてきた肥効は刈取り30日前の今、見事な稲を作り上げています。少し葉色は濃い目ですが、穂肥を効かせたのとは色合いが違います。黒っぽさがない。汚くない。むろん草などない。
 たくさん取れるかどうかはお天当様が決めるから、そんなこと知ったことではない。私のしたことといえば、鶏糞撒いて菜の花蒔いて、大きくなったら鋤き込んで代掻いて植えて、後は水を入れるだけ。時々草刈って終わりだ。
こんなラクチンな有機栽培あっていいのかいな。
この夏はたくさんの人がやってきた。例のやまちゃん達が来た以外にも、JAの広報部、広島・兵庫の百姓グループ。こないだはカネコ種苗に改良普及センターの先生まで。名刺がどんどん貯まってゆく。お金は貯まらん。かあちゃんたまらん。
 このあいだは市役所から電話あり。有機農業パネル展をするから、菜の花咲いた写真を提供してくれだってさ。ちっともお金にならないよ。冷酒にもこと欠くかも知れん。
 加えて我がポリシーを貫く為に、国からの助成金60数何円を蹴ってしまった。
ポリシーなんてもん捨てて、はいはいと良い子になっておれば大枚下さるものを。てやんでー。武士は食わねど高楊枝ってんだ。
 無人ヘリで薬撒けだの、役にも立たん珪カル撒いて重金属を撒き散らせだの、収穫近くなったら殺菌剤撒くのが良い子だのと、じゃーかしぃわい。
こちとら100年いや200年先の者がわしの足跡見たときに誉めてくれるような百姓がしてーんだ。50万100万の金でつられてたまるかってんだよー。
ロースのステーキはホルモン焼きに落せばいい。それでだめならめざしで十分じゃぁねぇか。何の制度かなんてのは伏せておく。
花を取るか実を取るか、この歳になってソクラテスかカント並みに悩んだ。
今夜の酒はあんまし良くねぇようだな。
 
 話し戻って菜の花だが、ご近所の親父が感心してくれた。
稲はすごいし、虫がちっともおらんし、わしも菜の花蒔いてやってみようかな。
よしよし、見てくれているようだぞ。もう少しその気になったら後押ししてやるわい。1箇所にまとまって2ヘクタール菜の花が咲けばしめたもんだ。
 つい先日も秋田県から(岩手だったかな?)鈴のなるような声で、菜の花教えて下さいと電話があった。日本農業新聞で読んだらしい。電話代高かっただろうな。
 来年は3へクだ。もう1000坪で一万坪。1つの区切りとしての目標です。
これが叶ったら次の研究課題に移る予定だ。とてつもない課題だからはずかしくて言えやしねぇ。農業試験場なんかが考えるより外の発想だ。少しでも明かりが見えたら皆さんに報告しますよ。20年先かもしれん。無理かも知れん。
 夢前町の衣笠氏は来春は10へクとか言ってたぞ。あんたが大将だ。わたしも負けだ。そんなに田んぼがありゃぁしねぇや。  日付が変わった。おやすみなさい。
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通
 
*やまちゃんから
赤木さんへ、デジカメの写真、首を長くして、まっちょるぞー
 
9月27日 大阪の小圷さんから「うぇぶ散歩(1)循環型自然農法を考える」

ネットサーフィンならスマートにネットを縦横無尽に行き来するイメージですが、と
ぼとぼと道草しながら渡り歩くのは、「うぇぶ散歩」ってなところでしょうか。
先日話題になった「循環型農業」における「人糞」について検索してみた報告です。
ちょっと長いので、2回に分けて投稿します。

◆稲作と人糞・・・その歴史は古い

「ホツマツタエ」は、縄文後期中葉から弥生、古墳前期まで約一千年の神々の歴史・
文化を今に伝える叙事詩だそうですが、その「天の巻 15アヤ」に人糞利用の件が出
てくるようです。
三内丸山の発掘調査においては、(野生の群生ではなく栽培を示すと思われる)イネ
科の植物の存在を示すプラントオパールが検出されたと云いますので、あながち荒唐
無稽な記述ではないかも知れません。
稲作の連作障害や品種改良についての記述も出てきますが、農業生産の歴史の重たさ
を感じます。

⇒稲荷信仰とキツネの由来(人糞リサイクル農法の草分け)/ホツマツタエ 天の巻
 15アヤ
http://www.hotsuma.gr.jp/aya/aya15.html
⇒三内丸山遺跡の不思議
http://www.pref.aomori.jp/sannai/san_07d.html
⇒稲のたどってきた道
http://www.athome.co.jp/academy/botany/bot06.html
⇒DNA考古学による三内丸山縄文農耕の検証
http://nature.cc.hirosaki-u.ac.jp/lab/1/plantbrd/sannai/project.html

◆カイコと練馬大根の関係

絹が当時の庶民の手の届く存在であったかの如き記述は、ちと疑問ですが、別のサイ
トでは桑の育成と人糞の関係について面白い記事がありました。「人糞肥料でカイコ
が腹をこわす」というものです。
人間にとっては整腸効果のある乳酸菌ですが、人糞のなかにいるストレプトコッカス
・フィーカリスという乳酸菌でカイコや青虫、ヨトウムシなどはお腹をこわすそうで
す。だから逆に、江戸時代の農民は大奥からプレミアつきで人糞を買い、それを薄め
て畑にまいてヨトウムシや青虫が弱らせ、すばらしい練馬大根をつくった、とか
・・・。

⇒この人と語る21世紀のアグリビジネス
http://www.jacom.or.jp/kataru00/02052801.htm

◆自然農法こそが農業生産の本流?

肥料として【草木灰(そうもくばい)】、【石灰(いしばい)】、【刈り敷き】、
【緑肥(りょくひ)】、【堆肥(厩肥)】、【人糞】が使われだしたのは、中国の漢
の時代(日本では、縄文時代の終わりから弥生時代)になる、とのことです。
その時代の中国の農書には、堆肥や人糞は十分に醗酵させてから使わないと作物をい
ためることになることが書かれていたといいますので、経験から有機肥料の取り扱い
に関する知見を得ていたようです。記録に残る資料からでも、化学肥料の多用される
まで営々と続けられた農業(=自然農法)の歴史を感じますし、それこそが農業生産
の本流だったと云えそうです。

⇒孫たちに贈る森の科学
http://isweb19.infoseek.co.jp/sports/satonet/child/child05.htm

◆熱く人糞活用を語るサイト

インドでEM普及に取り組む高田シンジさんと、岐阜、微生物農業実践家藤田サハジ
さんのインターネット対談をまとめた、「人糞有効活用への道1〜2」が収録されて
います。
「人糞堆肥は将来の人類を救う」という主旨の熱い対談が展開されますが、インドに
おいて最大のネックとなるのが、「不浄」に関する『観念』といまだに残る「カース
ト制度」の幻影だといいます。成否は、その壁を如何にして超えるか、にかかってい
るようです。また、有用土中微生物の有効利用と自然農法に関する問題提起も参考に
なると思います。

以下は、そのサイトに関する私の感想文です。

『「人糞活用への道」は、色々と考えさせられるテーマだと思います。
循環型社会・農業ということが云われ、リサイクル法が後押しする形で食料残渣の有
機資源化にも着手されつつあります。しかし、食料自給率が40%を割り込んで輸入が
増大してますが、その食料の約半分は廃棄されている、といいます。
そして、下水道普及が進んだ近年の事ですから、有機物質の循環はますます低下の傾
向にあります。
循環効率が高かったとされる江戸時代とは、近郊農業的な生産と消費の構造であり、
大江戸の人糞が近郊の農業場面に還元され、有機物質の循環が成立した時代と云えそ
うです。
今日的な日本の食糧自給構造は(世界規模の食料移動は)、有機物質の収奪という一
方交通のみになり、「循環」の輪は成立しなくなっています。
「人糞活用」とは、循環型社会の一つの回答と云えそうですが、既成の価値観念を超
えてシステム化できるかが問われるテーマだと思います。』

⇒微生物と共存するライフ
http://raq1.aminet.or.jp/~fareast/earth/ecology/
⇒人糞有効活用への道
http://raq1.aminet.or.jp/~fareast/earth/ecology/index1.shtml?1/jinpun1.shtml

********************************
大阪の小圷@GENKI
Mail : yama-bin(アットマ)www91.sakura.ne.jp
http://white.sakura.ne.jp/~genki/Index.htm
********************************

*やまちゃんから岩渕さんへ

田尻高校に転勤されたのですね。
添付ファイルの調査票、OKです。
ぼくの所は、乾田地帯ですので、水張りは逆立ちしても無理ですが、冬に豊岡あ
たりを通ったときに(カニ喰い旅行)水がたまっている田んぼを見て、これを生
かさぬ手はないなあと思いました。
さて、冬期水張り、そのほかにぼくが知っていますのは、

福井の塚本道夫さん
山からの自然取水のパイプライン

栃木の上野長一さん  ポンプアップ

草野武さん 滋賀県湖北の町・冬期積雪

姫路市水族館の市川さんのビオトープ水田  ニカメイチュウ対策のため昨冬実


京都府三和町の土佐祐司さん (今冬、やりそうな雰囲気。水はなんぼでもたま
るそうです。ただ、水をためていると、耕盤が抜けないか心配みたいです)

後、雑誌「現代農業」に出ていました山形県庄内の佐藤秀雄さんのグループ(不
耕起トロトロ土田植え)

以上です。


*岩渕さんからやまちゃんへ

早速のお返事有り難うございます。
山下さんからの追加情報は早速
一覧に組み入れたいと思います。
また,MLでも流していただき本当に助かります。
農家の方々からの今後の反応が楽しみです。

*宮城の齋藤さんから(2通)

(その1)Sent: Thursday, September 19, 2002 9:41 AM
Subject: 農産物検査法とJAS法と景品表示法


村山 様

こんにちは 宮城県一迫町のお役人的模範解答をする齋藤です。
骨はときどき小骨が刺さるようなひ弱な骨ですし ネクタイは葬儀の時だけで
1人ではネクタイもしめられない 田圃の除草にあくせくしている百姓です。

農産物検査法(農検法)は 米の生産者にとっては すばらしい法律と
思っています。日本の常識は世界の常識といわれる事があり 世界の
お米の流通は籾が主流です。玄米検査が日本のように産地ごと・品種ごと
に行われているのは 稀なのかもしれません。

検査手数料が1俵60kg当り50円で格付される事 中身が保証される事は
たいへんありがたいと感じています。検査場などへの運搬経費などは除き
ますが。

実際 民間検査に移行したら 50円でできるかどうかは疑問ですし
登録検査機関の信用性にもかかわってきます。

ちょっと荒っぽい表現ですが 生産者と消費者の歴史は 士農工商の
時代から 狸と狐の馬鹿し合いのようなところがあったように思います。

都道府県ごとの奨励品種しか 品種銘柄の格付ができないことは 
非常に合理的です。ササニシキのように一部の地域でしか生産できない
米や こしひかりや ひとめぼれのように 全国的に生産されるお米が 
同一に検査できる方が かえって不自然です。

同じ品種でも産地によっては 品質にばらつきがあり 品位(等級)の
標準品は 民間検査に移行しても 国(都道府県単位)の管轄下にあり
ます。同品種の都道府県ごとの標準品には ある程度の裁量権があり
都道府県の食糧事務所が決定します。

生産者が安心して 顔の見えない消費者にお米を届けられるのも
米穀検査制度のおかげだと思っています。

検査を受けたお米だけが JAS法(農水)や景品表示法(公取委)や
警察(詐欺罪)にお世話にならないで 三点表示ができるのです。

どんなお米でも三点表示は必要ですし 未検査米は 三点表示の
各欄が空白になるだけです。未検査米でも堂々と流通できるのですから
どちらを選択するかは 生産者の自由です。


(その2)Sent: Thursday, September 19, 2002 10:18 AM
Subject: 訂正


やまちゃん 様

宅配便HPでは いつもお世話になっています。
貴重な配信 感謝しています。

MLにどっぶり漬かっていると やまちゃん宅配便HPは
まどろっこしいところもあります。管理人の感想や辛口批評は
適切であり 的を得ているので 楽しみにしています。

先ほど送信した内容で 

「日本の常識は世界の常識といわれる事があり」は
「日本の常識は世界の非常識といわれる事があり」に
訂正願います。お手数をおかけし 申し訳ありません。

こんなケースは 宅配便HPの利点でしょうか。

齋藤 政憲
psy-farm(アットマ)kurikoma.or.jp

本日の読売新聞に「すずのぶ」さんのお米屋さんの記事がありました。
お米の種類に関しては 生産者よりお米屋さんの方が詳しいですし
ブレンドでもお米屋さんの技術はピカイチです。

生産者の立場からすれば 「ブレンドするとは何事か」との気持ちが
ありますが ブレンドすれば美味しくないお米も 美味しくなる事も
事実です。

生産者の技術とお米屋さんの技術には それぞれプライド(企業秘密?)が
あり それもお互いに尊重しなければならないと思います。


齋藤 政憲
psy-farm(アットマ)kurikoma.or.jp

*村山さんから
Sent: Tuesday, September 17, 2002 10:48 PM
Subject: Re: HPの宅配便 「齋藤さんから・村山さんへ・JAS有機米表示な
ど」


齋藤様 皆様    村山日南子です。
斎藤様の、山下さんによるとお役人的模範解答がすぐ届くからこそ、少しは正確
な議
論ができると思います。有り難うございます。
さて、お米だけなぜ生産者の自己申告では信じてもらえないか、なぜ件の奨励品
種し
か検査してもらえないのか、という疑問の裏には、なぜ何時までたってもお米は
館に
よる規制が続くのか、という私の怒りです。
県の奨励品種でなければ検査できないような、不十分な検査を、しなければ表示
でき
ない、というのはあまりに時代錯誤、あるいは検査機関の利権(食糧庁が廃止に
なり
ますが、民間検査機関も既に利権担っているのかな)?ではないでしょうか。
何も検査して表示を要求しているのは消費者から農家への不信があるからではあ
りま
せん。
表示があった方が、確かにナスとキュウリのようにお米は誰の眼にも区別ができ
るも
のではありませんので、消費者には合ったほうがいいと思います。しかし、そう
して
お金をかけて、農家の方々が検査を受けられても、産直以外、卸やお米屋さんで
混ぜ
られ、50%(?)以上入っていれば品種表示できる、などとなったら、農家が
気の
毒ですし、価格に反映されて高くなるのであれば消費者にも嬉しくありません。
なぜ今頃、民間検査機関も認めるのに、生産県での検査が義務付けられ、県の奨
励品
種しか検査できなく、従って品種表示できない、なんて法律に生産者として、斎
藤さ
んは反対されないのでしょう。
不思議です。

*岩渕さんから 
Sent: Wednesday, September 18, 2002 2:57 PM
Subject: 冬期湛水水田の全国実施状況調査について
 
岩渕@田尻高校,日本雁を保護する会(元仙台市科学館学芸員)です。
「HPの宅配便」いつも楽しく拝見させていただいています。
岩渕は,田尻を中心にこれまで水鳥と冬期湛水水田に関して
研究を進めてきました。
渡り鳥の生息場所や,農業面での抑草効果や施肥効果など
環境と共生した農業を進める上でも大きな可能性を秘めている
研究分野だと観じています。

さて,現在岩渕は
冬期湛水水田の全国の実態把握をする準備をしています。
鳥学会の自由集会
「水田農業とガンカモ類 〜「対立から共生へ」その鳥学的戦略〜」
で紹介した冬期湛水水田の実施場所の一覧をお送りいたします。
この一覧以外でも実施されている場所を知っていれば教えてください。
尚,耕作面積や耕作者,連絡先,農法等に関する情報をまとめるための
調査シートを準備し,記入していただいてこちらでまとめたいと考えています。
エクセルかワードで調査票を作成する予定です。添付ファイルでの調査が
可能でしょうか?教えてください。
また,山下さんの方から全国の除草剤を使わない農法を試みている方々に
この情報を流していただいてご協力いただければ幸いです。
また,調査記入項目に要望があれば,岩渕まで連絡ください。
宜しくお願いします。

■ 冬期湛水の全国実施状況一覧

宮城県
 遠田郡田尻町(小野寺農場,佐々木陽悦農場)
 若柳町(大場農場,迫桜高校実習農場)
 築館町(白鳥農場)
 桃生郡河南町
 亘理郡山元町(田園空間博物館構想)
 仙台市宮城野区岡田(鈴木農場)

秋田県
 南秋田郡大潟村 相馬農場

山形県
 平田町 みずほ有機生産グループ(佐藤秀男農場)
 東置賜郡川西町(おきたま産直センター)
 飯豊町黒沢地区

福島
 福島県郡山市逢瀬町 (中村,増戸農場)

 新潟県
 佐渡新穂村(不耕起栽培普及会)
 佐渡両津市

栃木県
 河内郡上三川町 民間稲作研究所
 河内町源清田(山本農場)

茨城県
 江戸崎町

千葉県
 印旛郡本埜村
 佐原市(日本不耕起栽培普及会;藤崎農場)

石川県
 河北潟
 加賀市鴨池観察館付近の下(福田農場)

福井県
 鯖江市(藤本農園)
 大野市

兵庫県南町及び篠山市(丹波地域)

島根県宍道湖ホシザキグリーンパーク

山口県八代郡熊毛町

鹿児島県出水市

*************************************
岩渕 成紀  Iwabuchi Shigeki
日本雁を保護する会
国際田園研究所
蕪栗ぬまっこくらぶ
民間稲作研究会
メダカのがっこう
Grobal School Project
宮城県立田尻高校
〒989-4308
職場;宮城県遠田郡田尻町沼辺字中新堀137
Tel&Fax 0229-39-1051
自宅;仙台市宮城野区岩切字鴻巣5−4フラッツ鴻巣A201
Tel&Fax 0229-39-1051
Home;022-255-7687
CELL;090-9533-6539
e-mail;
iwabuchi-s(アットマ)k8.dion.ne.jp
**********************************


Sent: Monday, September 16, 2002 10:24 PM
Subject: 新しい試み(?)について


すみません。私は今までどうりの方が楽しいです。主催者であるやまちゃんのご
苦労
はお察ししますが、今までどおりやまちゃんの主観(?)が入った配信のほうが
楽し
いです。いつもNO TENNKIなメールばかり送っていますが、たまに辛口
コメ
ントが入って、人情味があっていいじゃないですか。まとめは小圷さんのフォ
ローも
あるし・・・
「やまちゃん、たいへんだけどこのまま頑張ってくれ!!」
PS、もし私の言ってることが的外れだったらごめんなさい(ほんとは新しい提
案が
理解できていないかもしれません)
*******************************
土佐祐司(とさゆうじ)
y.tosa(アットマ)galaxy.ocn.ne.jp     Tel 0773−58−2265
京都府 天田(あまだ)郡 三和(みわ)町 岼(ゆり)595
*******************************


Sent: Sunday, September 15, 2002 10:24 PM
Subject: Re: HPの宅配便「世話人からのお願い」


村山日南子です。何時も有り難うございます。MLに移行の件、山下さんのお手数
を考
えますとやむを得ないと思いますが、できましたら今の方が助かります。
といいますのは、MLにすると、全部幾つも幾つも入ってきます。いくつかのMLに

行っていますと、とても大変な数になり、読むより先に嫌になってしまいます。
幾つ
も開いては消すだけでも手間です。それに比べ、山下さんのチェックが入ってい
て、
1日に1度というのはMLにない効率的な、まとめて見られるメリットがあります。
リア
ルタイムといっても、見る人は大抵1日に1〜数度でしょうし、ニュースのように
一時
を争うものでもありません。むしろ、そのような一時を越えて、じっくり読ませ
てい
ただいた方がいいものばかりのように思いますが、いかがでしょうか。
確かに山下さんの手間は楽になりますが、私は山下さんがチェックしてくださっ
た方
が、テーマがそれないように思います。
皆様で御検討いただけないでしょうか。

(やまちゃんからひとこと)
土佐さんから、やまちゃんの「辛口コメント」がいいと誉められたので、、、少しいい気になって。
宮城の齋藤さん、町の産業課の人がネクタイしめてみたいな文章書く人だなあ、きっと骨のある東北のさむらいとお見受けすのだが、もう少し色気があればいいのにと思っていましたが、村山さんのつっこみに、花が出てきました。
ここで、ついでに(この場を借りて)「MLへの移行について」の、ぼくの気持ちを書かせてください。
きっと、メーリングリストに移行すると思います。
ぼくの中にも賛否両論あるのですが、ML化すると、おもしろいことがふえそうと思う気持ちがあります。
ただ、やっぱり前の方がよかったと思ったら、また前に戻せばいいや、なんて、気軽な気持ちがあります。
それと、土佐さん他の「おだて」にのって、相変わらず、「世話人の立場」でイエローカード的発言をさせてもらうかもしれません。
今までも、個人的に失礼な(独断と偏見的)事を言ってました。
「HPを更新しました、のたぐいのメールは、掲載していませんのであしからずご了解ください」
「お店やお米の宣伝と受け取れるメールは掲載していません。できることなら、情報発信の結果それが宣伝につながるような内容にしていただけるとありがたいです」
「、、、、について情報をお求めのようですが、なぜ、、、について知りたいと思うようになったのか、そこを教えていただけると、あなたの質問がすごい情報発信になると思います」
挙げ句の果ては
「もっと共感度の高い文章が書ける人の筈です。なんとかのたれながしのような文章はもったいないです」
なんてことまで書いたことがあるのです。
いやはや
 
さて、本題の
*宮城の齋藤さんから2通、です。
 
 
(その1)
Sent: Monday, September 16, 2002 11:18 PM
Subject: Re: HPの宅配便 「村山さんから・RE齋藤さんからJAS有機米表示」

村山 様

こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。
宮城県の北部もバインダーによる稲刈りが始まりましたが あいにくの
雨模様です。

> 1.なぜ野菜など他のものは検査がなくて、お米は検査が必要なのですか。
> 中身の品種も認定してくれるのですね。

政府に売り渡す米穀は検査を受けなければならないことが 農産物検査法
(以下農検法)で規定されています。検査では品位(等級)と品種が決定され
ます。(産地と年産も)

> 野菜は自己申告で市場に信じてもらえて、お米農家は 自己申告を信じて
> もらえないのはなぜですか。

自己申告で信じてもらえる方には 未検査でもいいですし 売り渡す事に
なんの制約もありません。

> また、農家が検査を受けて3点表示をして売るのは産直の分だけですか。

お米を販売する場合 業務用以外は 3点表示をしなければならないことは
JAS法の規定です。ここでいう3点表示とは 名称(精米か玄米) 原料玄米
(産地・品種・年産・使用割合) 内容量(重さ) 精米月日(精米)か調製月日
(玄米) 販売者(生産者)の名前・住所・連絡先のことをいいます。

未検査米ですと 産地は国産 品種・年産は空白になります。これもJAS法の
規定です。不特定多数のお客様に お米を有利販売する場合は 産地・品種・
年産が決め手となるため 必然的に検査が必要になってきます。

これから 米穀の民間検査が増えてきますが これまでは消費者のクレームは
多くの場合 食糧事務所どまりでしたが 民間検査機関のJAや 直接生産者に
くることとなり 不正検査問題と同時に やっかいな問題の発生が予想されます。

> 2.なぜ奨励品種でなければ検査を受けられないのですか。

検査を受ける大前提として 生産された都道府県でしか検査は受けられません。
農検法の規定です。都道府県の奨励品種でなくとも検査は受けられますが
品種の確定は不可能で 「その他の品種」となります。これも農検法の規定です。

> 奨励品種というのは 誰が どのような基準で決めているのですか。

都道府県で決めています。これ以降は私の個人的な推測ですので 全て私めに
責任がありますから ご意見があれば直接 私にお願いいたします。

奨励品種の決定には おそらく各方面の力関係(県・JA・商系など)が重要に
なってくるものだと思います。特に自分の都道府県の試験場などで育種した
品種は早く奨励品種になるようです。

宮城県の場合 コシヒカリが奨励品種になったのは つい最近ですし 宮城県の
ミルキークィーンといわれる「たきたて」が発表になったと同時に奨励品種に
なりました。
 
(その2)
Sent: Tuesday, September 17, 2002 4:09 PM
Subject: 野菜とお米の表示
 

村山 様
 
こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。
 
>野菜は自己申告で市場に信じてもらえて、お米農家は
>自己申告を信じてもらえないのはなぜですか。
 
もう少し説明させていただきますね。野菜や果物がどんな表示法で
販売されているか ご存知だと思います。品目が表示されているのは
ほとんどです。白菜とかジャガイモとか茄子とか。果物もそうですが
野菜から比べたらやや品種名を表示しているのが多いようです。
 
一方 お米はどうでしょうか。不当表示を含め 100%近くが品種名での
販売です。制度の違いと言えばそれまでですが 生産者を含めた消費者は
それが当然だと受け止め 何ら疑問も持っていません。
 
もし野菜や果物に お米と同じ国家による検査制度が適用なったら 
たいへんな混乱が生産現場では生じてしまいます。
 
先進的な野菜や果物産地では 自主的な協同選別が行われ 先日
放送されたNHKプロジェクトXの夕張メロンのように 厳密に等級をつけて
独自の販売戦略で市場に流通しています。
 
お米のように 都道府県に必ず食糧事務所があり 検査体制が整っている
農産物には 強制的に受験をさせられますが 他の農産物ではできません。
 
信じるとか信じないとかは 双方による相対的な関係の中での問題です。
野菜とか果物のように 国家による検査制度が無く 品種名さえなくとも
平気なのに お米の場合 検査を受け 産地・品種・産年が明示されていても
不信感がある。
 
不信感の存在が どちらの責任かを問うのではなく 生産者と消費者の間の
溝をどう埋めていくのかが これからの重要な問題だと思います。
 
消費者と生産者の対立で 一番得をするのは誰なのかを見据えて
私も一人の生産者としての立場で これからも生産に携わっていきます。
 
齋藤 政憲
psy-farm(アットマ)kurikoma.or.jp

*お米の勉強会の村山さんから
Sent: Monday, September 16, 2002 11:58 AM
Subject: Re: HPの宅配便 「齋藤さんから・ち0ら0ん0け0い」とJAS有機米表示」
齋藤様、表示の件よく分かりました。有り難うございました。
信頼関係があって、表示は不要であれば検査は止めたらいいし、
JAS有機を取りたい、またはJAS有機加工に出したいのであれば、検査は必要。
検査を受けることは、有機でなくても、金銭のやり取りがあるものには米は検査を受
けるというのが、一般JAS法ですものね。

ところで、質問
1.なぜ野菜など他のものは検査がなくて、お米は検査が必要なのですか。中身の品
種も認定してくれるのですね。野菜は自己申告で市場に信じてもらえて、お米農家は
自己申告を信じてもらえないのはなぜですか。
また、農家が検査を受けて3点表示をして売るのは産直の分だけですか。

2.なぜ奨励品種でなければ検査を受けられないのですか。奨励品種というのは誰が
どのような基準で決めているのですか。

*静岡の高村さんから
Sent: Monday, September 16, 2002 1:18 PM
Subject: 塚本さんからの コナギを防ぐ秋起こし情報
福井の塚本さんから「コナギに効く秋起こし」情報有難く拝見しました。

 私もEМ農法を執り入れている静岡の高村です。

 秋にぼかしを入れて、代を掻いて水張りをしていたら、翌春はコナギだらけに
なり
ました。通りで、今年はコナギのソファーの上を歩いている始末です。

コナギが増えても大丈夫だとメールした方がいたと思ったので、参考にして、ひ
えと
オモダカだけは、18aで、35時間位取りました。

有機で稲作をしていると、ひえの育ちが良く(良すぎて)稲より株付が良いかも
知れ
ません。最後には、鎌で刈り取る始末です。(引き抜かなければ効果なし) と
言わ
れますが、外へ出すのが大変なので、そうしています。

 カメムシが多く、木酢液と、ストチューの300倍液で2回葉面散布しましたが、
トレボ
ンの一斉消毒を見ていると、しなければだめかなと、米の吸われた後の見栄えの
悪い
ご飯を見ると、とても有機のご飯だと自慢にできません。辛い所です。他に駆除
の方
法がありましたら教えてください。

ただ、不思議なことに、カメムシはひえが好きな様子で集っています。稲を守る
為に
は、ひえを残して置いた方がベターかなと、畦に栽培したらいいんじゃないかと
思っ
ている位です。

今年も、秋起こしして、代掻きして、水はりしようと思っていたのですが、コナ
ギ退
治のため、辞めました。

塚本さんの案をいかして、ぼかし入れて、秋起こしをして、 12月にはいって
もう
一度起こす事にします。

草退治は、赤木さんの教えとおりに、こぬかと木酢液を使用して2年やりました
が、
普通の草退治は出来ているのですが、ひえとコナギとオモダカには、困っていま
す。
最近思ったのですが、もみがらにひえが入っているのに、それを又田に入れたの
で、
取っても取っても生えて来ていた気がします。今度から、焼いて使おうと思いま
す。

来年は、れんげと春菊と菜の花を咲かせてやろうかな計画しています。

稲刈りはこれからです。収穫は、去年よりダウンしそうです。花の時期に突風に
あっ
たので実がとても軽いからです。


4年有機して来たけど、まだまだ起動に載らない高村でした。
>
>                  半信半疑の塚本でした。

Sent: Tuesday, September 17, 2002 7:23 PM
Subject: RE: 福井の塚本さんから「食味計の話」

塚本さん、ありがとうございます。

「NPO法人 民間稲作研究所」に関係している方で
知っている人がいますので、伺ってみます。
ありがとうございました。

有限会社てんち(天地米店)
代表取締役 小澤 量
東京都府中市宮町1-34-14-101
TEL 042-361-2511
FAX 042-365-7050
E-Mail rio-ozawa(アットマ)mub.biglobe.ne.jp

*小澤さんと塚本さんの往復メールです。
            
東京府中の小澤です。
私が参加している米屋等のMLがあるのですが、
この9月13日付の塚本さんのお話転載してもよろしいでしょうか?

有限会社てんち(天地米店)
代表取締役 小澤 量
東京都府中市宮町1-34-14-101
TEL 042-361-2511
FAX 042-365-7050
E-Mail rio-ozawa(アットマ)mub.biglobe.ne.jp


*****東京府中の小澤様へ *****

私の書いた「食味計の話」の出所は、

旧「成苗2本機械植え研究会」、
現在の「NPO法人 民間稲作研究所」です。

このメールの世話人山下さんはそこの会員のお一人なのでなので、

連絡先は教えていただけるはずです。

そこで私の書いたことに間違いがないかご確認の上、

ご利用ください。

本来なら、私が昔の資料を探し出して調べたり、

研究所のほうに問い合わせたりしてから書けばよかったのですが、

記憶を頼りに書いたので、

特に、実際の測定時の試料の扱い方や、

分光光度計と同じものを使って測定しているのかは

自信がもてません。

それから、窒素化合物とあいまいに表現しましたが、

たんぱく質、アミノ酸、アミドと分けて表現するほどの知見を

私が持ち合わせていなかったということです。

それから、脂肪酸のことはわからないので触れませんでした。

このあたりも調べて、皆さんに教えてあげていただけたらと思います。

お米屋さんでしたら、直接食味計の会社や代理店から

情報提供していただきやすいかもしれません。


いつもならもう少し詳しく調べて、皆様のお役に立つようにと心がけて書いてい
るは
ずなのですが、

今回は山ちゃんのまねをしてしまいました。

やはり、大勢の方が見ているところに出すのに、

手抜きはいけないと反省しました。

まことに申し訳ありません。


結論を書きますと、
大きな間違いがないかお確かめの上、
皆様にお知らせください。

*****やまちゃんへ*****
私は、CCもML も理解していません。
今までどおりにメールが届けばそれでかまいません。
春までは時々に見ていると思います。
返事はここまでです。
****************************

*福井の塚本さんから「食味計の話」。

山ちゃんの話にもありましたように、

食味計では、波長はわかりませんが、窒素の量を分光光度計で測定しているよう

す。

測定された窒素の量から、たんぱく質の量を逆算しています。

たんぱく質の量が少ないほど食味値は高く出るようになっています。

ところがです、

(1) 化学肥料でV字の肥効で作ったお米は、窒素が多いと食味を悪くする窒
素化
合物が増えるので、

    窒素の量が少ないほど食味がよいといえるかも知れません。

(2) ぼかしでつくると、食味を良くする窒素化合物ができます。
 
    ところが、食味計では、食味を悪くする窒素化合物も、良くする化合物
も区
別はつきません。

    したがて、ぼかしで作ったお米は、食味が良いのに食味計で測定すると
低く
出ます。

(3) 化学肥料でつくったお米は、食味値が高くてもおいしい窒素化合物もな
いの
で、

    食味値の低いぼかしで作ったお米より一味落ちることになります。


文章で説明してお分かりいただけたでしょうか。

学生実験ででもいいから、分光光度計なんか使った経験があるととてもわかりや
すい
と思いますが。

以下私の経験です。

いたずらに、新米と古米を同時に食味検査に出したことがあります。いずれも、
硫安
だけで栽培。

まさに、への字のテキスト通りの栽培でした。

新米も古米もほぼ同じ食味値を示しました。検査を受けたグループでは上位の上
位で
した。

これ以後、私は食味検査を受けることをやめました。

                                    
 
やっとこれが書けた塚本でした。

*石川の東さんから
Sent: Friday, September 13, 2002 8:05 PM
Subject: RE: HPの宅配便「香西さんから・検査を受けなければ有機表示はできないと聞いています」

米検査は、食料事務所にトラックで直接乗り付けて、検査してもらいましょう
検査し易い様に、ふくろの口が開けられる様にするか、検査しやすいようにして持ち込みましょう
 
ただし、事前に検査依頼してください、三から四日前に、書面で申告します
今年は制度が始まって始めてとなるので、急でもOKだと思います
もし、拒否されたら、検査申告書を書いて提出し、そのまま販売とゆう手もあります
(公的機関は法律を守ろうとする人には大変親切に対応してくれます)
検査申告書には、申告者の氏名、住所、検査場所の住所(食料事務所の住所)、種子の購入先、
品種、検査日時、等が必要です
 
あと複雑なのが、検査料は、現金や銀行振込では受け付けてくれません
特別な収入印紙が必要です、購入先は農協や、其の他ですが、特別なところでしか
手に入りません、食料事務所でも手に入らないし、複雑な書類が要るみたいです、
(数年前の話ですから現在は改善されているかもしれません)


*福井の塚本さんから「乳白米の予防」
Sent: Friday, September 13, 2002 5:32 PM
Subject: 乳白米の予防

今年は日照りでした。特に私の住む集落は特別、水不足でした。

乳白米の多い作柄となりました。

そんな中でも乳白米の少ない人がいました。

(1) 頻繁に潅水した人。

(2) 土は真っ白けでひび割れているのですが、作土が深い田の人。
    この人の田は、通常の年はコンバインがはまってしまいます。

いずれもV字施肥と一発肥の人です。

かんかん照りでも、夜温が高くても水をしっかりやっておくと、

乳白米は防げることがわかった年でした。

私はあぜから田んぼの様子を見ていただけで、中まではいって土の様子を見ませ
んで
した。

                    反省している塚本でした。
*福井の塚本さんから「コナギに効く秋起こし」

町内のEМ農法の人との立ち話です。

秋にぼかしを入れて、代を掻いて水張りをしていたら、翌春はコナギだらけにな
りま
した。

そこで、ぼかしを入れて秋起こしはするが、水を張らずに置いたらコナギが少な

なったそうです。

秋起こしは早くしたいのですが、どうしても10月になるそうです。

12月にはいってもう一度起こすそうです。

いずれも乾いた日に起こすそうです。

その方の田植えは5月連休の稚苗植えです。

6月になって稲が分けつしてからゆっくりとコナギが生えるので、

じゃまにならないそうです。

確かに田んぼにコナギがほとんど生えていません。

その方は、ヒエで困っていました。

誰か試してみませんか。

                 半信半疑の塚本でした。

*宮城の齋藤さんから
Sent: Friday, September 13, 2002 5:25 AM
Subject: 「ち0ら0ん0け0い」とJAS有機米表示(長文です)


香西 様

こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。

「ち0ら0ん0け0い」って何でしょう。よくわかりませんので
ご教示いただいきたいのですが.よろしくお願いいたします。

兵庫の衣笠さんが JAS有機米の表示でご苦労されているようですが
品位検査を受けないと 品種名など三点表示ができなくなりました。

問題点がいろいろありますので 整理してお話いたします。

どんなお米でも 販売する時は表示が必要です。 食糧事務所や民間検査
機関の品位検査を受けなければ三点表示はできません。特定の個人に
直接販売する場合も同様です。

精米であれば 精米・年産・産地・品種・割合・重さ・精米月日(袋詰め月日
ではありません)・販売者名(生産者名) 玄米であれば 精米と違うのは
玄米・調製年月日 等となります。

未検査の場合は 表示をしても「年産・産地・品種」の欄は空欄になり
産地は国産となります。外米の未検査米が国産米に偽装される恐れが
充分に考えられます。

個人販売でも 三点表示が必要ですが 空欄でも信用取引きであれば
問題はないと思います。おそらく独自のパンフレットなどで 充分説明されて
いるのでしょうから。

以上は全てのお米に共通する事です。その上でJAS有機米の表示ですが
JAS有機米認定事業者はかなりの範囲で 自己責任における裁量権が
認められています。しかし 表示については一般米と同様で品位検査を
受けないと三点表示はできません。

というよりは 品位検査を受けないとJAS有機米にはなりません。品位検査を
受けても 県の奨励品種でないと 品種名の表示はできません。宮城県では
数年前まではコシヒカリが奨励品種になっていませんでしたので コシヒカリの
表示は 品位検査を受けてもできませんでした。(今はできます)。

JAS有機米の品種の確定では 一般米であれば品位検査を受ければ品種名が
表示できますが 有機米ではそう簡単にはいきません。有機米は有機の種子が
必要です。そのためには籾の検査が必要になってきます。

昨年の秋や 今春に播種する前に籾の検査を受けていましたでしょうか。自家採

でも 籾の検査を受けていないと品種の特定ができず JAS法違反が考えられま
す。
せっかくの有機米に ケチを付けられないよう登録認定機関などにご相談下さ
い。

また 酒米好適種の「山田錦」などもそうですし いまだに奨励品種にはなって
いません。酒造会社で純米吟醸酒に未検査米を使用している場合は いくら
信用ある生産者と契約栽培していたとしても 販売する場合は純米吟醸酒に
なりません。普通の二級酒扱いです。ご注意下さい。

もし偽装(うっかりミスでも)が発覚すれば 雪印や日本ハムのようになる可能

がでてきます。今販売されている純米吟醸酒は 昨年のお米でしょうから有機米
でも
一般米でも 造り酒屋さんに販売された方は ご確認された方が賢明です。

未検査米をJAS有機米で造り酒屋さんに販売し 純米吟醸酒と販売する段階で
二級酒扱いになる事がわかり たいへんな経済的損失を生じている超有名な
造り酒屋さんもいます。

酒の偽装は 農水省管轄ではなく 財務省国税局管轄となり 農水省より厳しい
措置が下されます。損害賠償が生産者にくるかどうかは別として 一生産者が
対応できる額ではないことは 想像に難くありません。

JAS有機米の検査ですが 有機米に限らず特栽米や一般米でも JA等の系統外の
検査は 正当な理由(計画米の検査で多忙)で後回しにされます。ところが有機
米の
検査については ウルトラCで早まる事もできそうです。

JAS有機の登録認定機関であるエイサックにご相談下さい。エイサックは登録検
査機

でもありますので 雑穀を含め穀物の品位検査と有機の検査ができる唯一の機関

す。

また 有機米における外注作業においては 契約書が必要です。外注作業とは明
らか

他の業者(ライスセンターや機械利用組合等)に委託する場合の他 雇用労働力
も含
まれ
ます。一定の対価(人夫賃)を支払わない結(ゆい)なども 契約書が必要に
なって
きます。
契約書がないとJAS法違反となり せっかくの有機認定が継続できなくなりま
す。

長文で失礼しました。


齋藤 政憲
psy-farm(アットマ)kurikoma.or.jp

*世話人のやまちゃんから「お願い」

Subject;手作りMLから、本格的MLへの変更について
いつも、「除草剤を使わない稲作り」の「HPの宅配便」におつきあいいただき
ありがとうございます。
HP「除草剤を使わない稲作り」は、各地の実践を持ち寄り、すりあわせ、磨きを
かけることによって、除草剤に頼らないイネ作りの技術を、なんとかわがものに
したいものだということで、2000年2月から始まりました。
初年度は、「来年につながる失敗をしよう」という合い言葉で始まり、翌年から
は、「あなたの失敗はぼくの肥やし」との合い言葉で、活発な情報交換がなされ
ています。おらが実践(肉体的&精神的)をメッセージにして送ってくださる
方、そして、それを楽しんで読んでくださる方、皆さんに支えられてここまで来
れたのだなあと、感謝しています。
「HPの宅配便」の送付数155,「拡大版」は180です。

HPを開設して1年あまりのアクセスは、1日あたり10〜20件でした。ぼく自
身が、他のHPをあまり見ない方でしたので、見に来てくれるのを待つより、こち
らから出かけていこうと、押し掛け女房的に始まった「HPの宅配便」でした。
名刺などをいただいて、メールアドレスがわかった方に、強引に「HPの宅配
便」を送りつけたこともあります。「仕方ないな」と思われたか、「じゃまにな
るものでないし」と思われたか、いずれにしても、ここまでおつきあいありがと
うございます。おかげさまで、「除草剤を使わない稲作り」のHPの、1日あたり
のアクセス数が50を越えるまでになりました。目を丸くしています。また、こ
のHPをテーマ別に編集した「元気の出る農業への道しるべ」というHPまで、登場
しました。編集の労に当たってくださっている小圷さんや惠木さんに感謝感謝で
す。

意見交換が活発になるとともに、自動的な(まっとうな)メーリングリストに切
り替えてはどうかという提案をいただきました。また、いくつものお便りを並載
したメールマガジン風「HPの宅配便」の形式より、普通のMLの形式の方が見や
すいのではと言う助言もいただきました。
たしかにその通りだと思われます。
また、世話人の手をへることによって、時間差が出てしまうメールマガジンより
も、リアルタイムのメーリングリストの方が、最近の意見交換には、ふさわしい
ように思われはじめました。

freemlというソフトによって、メーリングリストに切り替えたいと思っていると
ころです。
つぼがいまいちのみこめていないのと、稲の収穫、秋野菜の種播き、そして、雨
が降ってくれないものだから水やりに追われています。昼寝もしないとあきませ
ん。そんなこんなで準備が進みません。でも、きっと、そんなに遠くないうちに
MLに切り替えたいと思っています。

そこで、皆さんにお願いです。
「わざわざ送ってもらわなくてもいいよ」「気が向いたらHPの方を見るようにす
る」といわれる方、ご一報ください。
MLの名簿に登録しないようにします。
「じゃまになるものでないし」「あって悪くない」といわれる方、引き続き、ご
覧いただけるとありがたいです。
どうぞ、ヨロシクお願いします。
(なお、「HPの宅配便」(拡大版)のかたは、ML化にともない、今後はお便り
が届きません)


*岡山の香西さんから

Sent: Thursday, September 12, 2002 7:00 PM
Subject: 検査を受けなければ有機表示はできないと聞いています
検査を受けなければ有機表示はできないと聞いています
昨年は50俵ほど受けました
今年は100俵ほど受けるよていです
当方は乾燥調整を外注にだしているのでその個人のライスセンターから検査場(JAのライスセンター)まで運びけんさが終わり次第もちかえっています
お上の流れからはずれた行為についてはこうした作業は当然だと思っています すべては「ち0ら0ん0け0い」で決まります
 
「ち0ら0ん0け0い」を整えてください   香西


*岡山の赤木さんから

Sent: Wednesday, September 11, 2002 9:00 PM
Subject: 広島の清水さんへ


 赤木です。なにやら私の名前が出ていたのでしゃしゃり出てきました。発信が多くて申し訳ない。

 椎茸かすは養分というよりも土作り資材でしょうね。田んぼにはもったいない。畑をふかふかにしてくれ、余った栄養素を捉まえて必要な時に放出してくれる最高の土改剤と思います。
 
 浄化槽の中身を田んぼにドッパーへの私の意見。
他にもくず米、米ぬか、籾殻ということですが、籾殻が多ければ窒素飢餓になるだろうけど、糠やドッパーの窒素で足りなければ地力窒素を吸って、春には程よい色に変化していること間違いなし。
 籾殻が少なければドッパーや糠の窒素分は土着菌に食われて地力窒素(菌体蛋白)に変化していると思います。植えた苗に直ぐ効くようなことはまずない。ほとんどない。
そうすると、どちらにせよ稲にはなかなか効かないということか。
 浄化槽の中身は脱窒作用を受けているから案外窒素は少ないかもしれん。参考までに標準の下肥の窒素含有は0.6%だそうです。
どっちのコースをたどっても、来年の稲作りに支障が出るようなことは一切無し。 
 ここからが大事。田植え前後に元肥をやるV字型稲作だと、ドッパーがこの先どんな肥効になるかわからんから、胃が痛くなるほど考えてしまう。 しかしへの字稲作では、少し後に肥やりだから、稲のできに合せてやれる。分けつがあれば肥やったつもりになればいいし、少なければどかん肥をやれる。有機肥料をやるのなら、40日前に肥効のピークがくるようにさかのぼって、鶏糞でもナタネ粕でもぶち込めばいいです。
ひとつお断り。 私は農学を修めた身でもないから、時にうそが混じっているかも知れません。冷酒片手のおおものたれだからお許しあれ。
田んぼや畑で見たこと感じたことが私の情報源です。忘れかけた記憶を呼び出すのだから、さだかでない情報もたまにはあるさ。へへ
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通


*しばた@おかやま、赤木御大近所、気がつけばいつも土佐さんにレス、です。
 Sent: Wednesday, September 11, 2002 10:41 AM
Subject: RE:土佐さん・ 堆肥について
> 友人に菌床椎茸を栽培している人がいて、今は椎茸を採取した後の菌床
> を捨てており、「欲しけりゃ持ってってあげる」と言ってくれます。
お客さんにも菌床椎茸のヒトがいて、皆さん処理法はそれぞれ。
堆肥にして売るのが一般的なようですが、シイタケの、あるいはエノキの菌床かすは、堆肥として非常に良質なんで、プロ農家からの引き合いがかなりある、なんて話しを聞いたことがあります。シイタケ抽出物は「レンテミン」という名称でウイルスの消毒薬として市販されてますから、なにがしか抗菌作用もあるのでしょう。菌床そのものは、青カビや黒カビがついて苦労するときもあるんですけどね。

それと廃菌床でカブトムシの養殖をする、というヒトもいます。今春までのお客さんの一人は、菌床シメジ10数年、カブトムシ養殖約10年の実績に加え、ここ2年ほどクワガタムシの方面にのめりこんでおり、「わしゃカブト、クワガタのためにキノコやっとんじゃ」とのたまう。なにせ、1匹500円止まりのカブトに対し、クワガタ業界はデカさ、珍しさによって値段が3千円、7千円、あるいは5万円、50万円と、とんでもないようです。

おまけ:3年ほど前に登場して、一時はその切れ味から絶賛されていた殺菌剤「アミスター/ストロビー」は、マツカサシメジという食用キノコの出す抗菌物質が、天然状態では非常に不安定なんで化学的に手を加え(ここが問題なんやね)、農薬に仕立て上げたという品物。
「スピノエース」いう殺虫剤も、バージン諸島で発見された土壌放線菌由来の・・・と、農薬業界も自然回帰、環境対策がトレンドか。ま、有機塩素系とか有機リン系みたいな、いかにも毒々しい(残留性などもホントきついですわ)タマでは商売にならない、「天然自然の生理活性物質ですから」とアナウンスしないとイメージが・・・というご時世ではあります。

********************************************
   岡山農業改良普及センター  柴田雅人
 〒700-8604 岡山市弓之町6-1 (086)233-9850
    masato_shibata(アットマ)pref.okayama.jp
********************************************

*広島の清水さんから
Sent: Tuesday, September 10, 2002 8:31 PM

Subject: 椎茸とフン

椎茸を採取した後のは、自分も考えていました(同じ地域に椎茸を作っているので)まだ相談していないのですが、今年から刈取り乾燥調整出荷、春は、荒お越ししろ描きを任すとの事なので話しやすいとおもうのだが、ただどうにいしたらええか判りません、多分いい肥料になると思うんですが?誰か試した事のある人は、いませんか。

赤木さんの得意?自分は浄化槽の中身を田んぼに撒いてすきました。
その前に糠、くず米、籾殻をまいといてからですが、どんなでしょうか?
3年前ぐらいに撒いた事があったのですが忘れていました。こんどは、春をたのしみにします、

P.S
あらためて自己紹介します、家は広島県三次市山家町 清水英治です 稲作はかなり小さいころからやっていたと思います、手植えをした覚えがあります。中学高校の時は、したくなかったのですが、結婚してから自分がする様になったのですが(親が腰が悪くなったのもあります)出来るものなら無農薬でと思ったのは、3男が事故に遭い脳障害が残りました、それにアトピー、喘息があるので少しでもよくなるかと思い研究中です。野菜も売っているのは農薬がすごいとの事なので母がガンバッツテいます、ただとなりの畑ではピオーネを作っているので離れた畑で作っています。

今後も、つまらん事を聞いたり書いたりすると思いますがよろしくお願いします。


*滋賀の惠木さんから
Sent: Tuesday, September 10, 2002 7:08 AM
Subject: 土着菌

何日か前、NHKの番組で大島紬の話がありました。
何やら、泥を使うらしいのですが、その泥の土着菌を活性化させるのに
サツマイモを泥にやっていたのです。
はっきり聞かなかったのですが、鉄分が有効化するのだとか。

百姓も普通に、例えば「けい素」を有効化する微生物を育てるのに
何々をいつやりなさいとかあっても良いのになと思いました。
窒素、燐酸、カリを考えて、稲に施肥するのも大事かと思いますが、
泥作りとして稲作りに有効な微生物を育てるのはもっと大事だなと
改めて認識したのでした。

鯖江の藤本さんの話の中で、
>私は、自然塩を入れているのですが、塩に含まれるミネラル、
>そのミネラルをえさに活動する微生物が、大きなかぎを握っているように思います。
>微生物が増殖活動することによって、トロトロ層は、盛り上がっていきます。

やまちゃんの話の中で、
>ぼくは、値段とか、手間とか考えて、
>蛎殻粉末(有機石灰)が、ミネラルあたりの単価がいちばん安いので(?)、
>去年から、反当60キロほど入れています。

>蛎殻の粉砕の粗目(ニワトリの餌になるやつ)なら、動散でいけるのでは?
>京大の西村先生が、蛎殻使うなら、粗い方がゆっくり効いていいよと、言われて
>いました。
>ただいま、取り寄せ中です。(20キロ610円)
>その時、出会ったのが、卵殻の有機石灰(20キロ490円)。
>今日テストしてみたら、ばっちりでした。

なるほどなるほど、皆さんとっくに実践されている訳ですが、
値段と手間と手に入り易い資材とを考えないといけないのですね。
しかし、土着菌といっても漠然としてますね〜。

私は、冬になるとドブロクを作りますが、日本酒を造るときの微生物を操作する
巧みさは世界に類がないのだとか。
かつて明治の時代に、衛生的な西洋の醸造法に日本も習うべしとして、各地に
役人が指導におもむいたのですが、あちこちで腐造をおこして、命からがら逃げて
きたというおもしろい話もありますね。

田圃の土着菌をあやつるなんて、ドブロクみたいに簡単にはいかないかな?
 (ドブロク作りが簡単というのはある意味間違いですが、御容赦)

さて、稲刈り後からが大事なんだよな、終わったと思って、のんびりしてたら
イカンのだよな!、、、自分に言ってます。

*千葉の川上さんから
Sent: Tuesday, September 10, 2002 5:23 AM
Subject: 農機具メーカーに一言

こんにちは、収穫作業も順調に進んでいたのですが、雨で一日
休みになったのでコンバインの点検をやっていたんです。
もう4秋を使っているコンバインなのでいろんなところが傷んできています。
油圧ポンプを回しているベルトがちょっと傷んでいたので交換しようと思たんです
が、ここですごいことになったんです。
ベルトのかかっているプーリーの隙間がほとんどないのです。
農機具屋に電話してどうやって交換するのて聞いたらまず刈り取り部をはずして油圧
オイルのタンクをずらしてからはめるとのこと。
一人でやってじっくり半日かかってしまいました。
ここでメーカーに一言このベルトて油圧ポンプを動かしているベルトなのでもし田ん
ぼで切れたら駆動もできない状態になると思うのですが。
そうしたらたぶんどうにもならんと思うのですが。
機械を組み立てるときには順番に組むのであまり問題ないのだと思うのですがあとか
ら部品の交換になるとこんなことがたまにあるようです。
スタイリングや機能ばかりが進んでしまってこんなちょっとしたことが。
油圧のベルトなんて常に回っているので傷むのは当然簡単に交換できてもと思うので
すが。
機械屋に文句いったら整備だしてくれたらそのときに交換できたのにだと。
それってすごくお金かかるのではないか。
ちょっとムッとした一日でした。
みなさんこんなことありません?
では。
KAWAKAMI
satyan(アットマ)jasmine.ocn.ne.jp.


*京都の土佐さんから
Sent: Tuesday, September 10, 2002 12:32 AM
Subject: 堆肥について

只今稲刈り真っ最中です。
自分の稲は稲木干しをするためバインダーで刈るのですが、受託作業も今年からする
羽目になり、ここ数日営農組合のコンバインに乗りっぱなしです。
しかしコンピュータ制御とかで刈り取りしている間は暇で腕組みしながら考え事をし
ています(灰皿、お茶、果物持ち込み)。勝手に刈ってタンクが一杯になればブザー
で知らせてくれる。そしたら運搬係の軽トラにザー。「こんなんでオペレーター代
貰ってええんやろか」 
そんな中で考えたことがあります。友人の中に菌生(?)椎茸を栽培している人がい
ます。椎茸を採取した後にオガクズを固めたような1辺が10cmくらいの立方体が
残ります。現在彼はそれを山中に野積みにして捨てています。「欲しいんだったら
持って行ってあげる」と言ってくれています。
それを使って堆肥作りをしたらどうかな、籾殻と糠や鶏糞でも混ぜてEMで発酵させ
たらええんとちゃうかいな。ブロック積んで堆肥小屋つくろかな。
主に畑の堆肥にしようと思っていますが、何でもかんでも混ぜていいものだろうか。
一杯混ぜ込んだほうが濃い奴ができるかも・・・今話題のあれも入れたろかな、でも
肥担ぎはしたくないな。
もう少し堆肥作りの話題続かないかな。
 一見忙しそうに見えて実は暇な土佐でした。

*******************************
土佐祐司(とさゆうじ)
y.tosa(アットマ)galaxy.ocn.ne.jp     Tel 0773−58−2265
京都府 天田(あまだ)郡 三和(みわ)町 岼(ゆり)595
*******************************

*岡山の赤木さんから

Sent: Monday, September 09, 2002 11:45 PM
Subject: 昔話し
昔々のその昔の話じゃ。 そう、もう七十年も前の話じゃて。
わしの住んどる隣村は野菜つくりが盛んじゃった。その村のはずれには大きな川があって、神戸で荷物を積んだ船がやって来ておった。
その船を誰が言うともなく「くそ船」と呼んでおった。
百姓たちは肥たごかついで滋養豊富なこの液肥を畑まで運んでおった。
当然銭は払っていた。
 そこを取り仕切る世話人は、水で薄めていないか確認をしておったそうな。年寄りから聞いた話だが、浮いているものをさっと除けて、指に液体を付けて舐めておったそうなぞ。濃いか薄いかが分かったらしい。
 あるおろかな男が、ふいにもよおしたので船の積荷の中にションベンをしたそうな。冷えているかホットかの違いだけなんだが、たいそう怒られたらしい。 「大事な積荷になんちゅうことをするんじゃ! ばかもんがー」
んんん、お前さんもすごいと思うか。商品に対する心構えが違うじゃろ。
明治の人間は気骨が違っていたとさ。 おしまい。
 
 衛生管理の点で尻込みする話だが、循環型社会が見事に構築されていたわけだ。
昔できて今できないはずがない。当然、現在の快適さはそのまま残して、21世紀型循環方式が考案されないものかいのう。
 田舎から都市へと食いもんは流れるが、Uターンがないのがいかん。都市からは川へ海へと流しておしまい。
そのくせ残飯はリサイクルしようだなんて殊勝なこと言ってやがる。
ざーけるんじゃぁねえ、てめーの尻から出したものを考えろっつーの。
 どこぞの農学部にこんなこと考える研究室はないですか?それとも都市工学の中でやるべきかな。わしから便学博士の学位を授けてやるのに。
 
臭い話はこんな所で打ち切りだ。もうやめよう。ごめんなさい。すっきりした。
砥部焼きで灘の冷や酒すすっているのだが、少し臭いだしたような気がする。
 
   自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通だぁ、文句あっか?


*兵庫の衣笠さんから

Sent: Monday, September 09, 2002 11:17 PM
Subject: JAS表示!
夢前町の衣笠です。
突然ですが、皆さんお米を販売する時の”JAS表示”どうなさっていますか?
昨年よりきちんと検査を受けて、米穀小売店の認可も受けようと思いつつ
忙しさを理由に忘れていました。検査を受けていないと、品種名、年産、
生産地の表示ができないそうです。食糧事務所にそうだんしたら、蔵前検査
に出すように言われました。米を農協へ持っていって検査してもらうにしても、
私の場合、30tの玄米を移動するのも大変です。それも検査は、11月15日です。
それまでに売りたいお米は、どうすればいいのか。庭先検査を依頼するには、
決められた数値以上のコンクリート床の倉庫が必要とか。うーむ!むずかしい。
未検査で表示できるのは、国内産、未検査米100%、精米日、生産者名です。
これで、お客さんに納得してもらえるか?DNA鑑定書でも付けるか?
法律は、守りたいけどもう少し農家にとって守りやすい指導と対応がほしいものです。

*滋賀の惠木さんから
Sent: Monday, September 09, 2002 11:00 PM
Subject: 地力と元肥と深水管理と。

皆様、御無沙汰しております。
ようやく、稲刈り、稲木干しが済んで、ホットしております。
さて、いつぞや塚本さんから、元肥についてのお話がありました。
元肥なし、出穂40日前のドカン肥では、当地では無理があるかという
内容だったと思います。
草を抑える為に、田植え後直ぐに深水管理をすると稲の根が弱ることが
あることは、私も、毎年のように経験しておりました。

何かの本で読んだ記憶があるのですが、ガス害等で稲の根が障害を受ける
ような場合でも、アンモニア態窒素が充分にあると障害を受けにくいと
いうものです。
さすれば、私の田圃は田植え後からしばらくは窒素不足?
西南暖地の6月植えの田圃では地力窒素のでかたが早いようですが、
当地では冬は日本海側の気候ですし、土が乾かない、おまけに5月植え
ですから、なおさら地力窒素のでかたが遅く、そこへ深水管理をしたら、
例え元肥をやっても発酵してない有機肥料なら窒素の発現が遅れます。

出穂40日前を迎える6月下旬まで、しっかり深水管理して草を抑えたい
のに、それまでに根が弱り、田圃に線香の状態ではどもならんので、
やむなく干しにかかる。そうすると、草がわっと生えてくる。
なんだか毎年、同じことを繰り返している気がします。

昨年度、秋に備中で田起こした田圃では深水管理でも平気で稲がぐんぐん
そだちました。EMを入れた所為もあるかもしれません。

◆◆HP元気・通信◆◆
この内容の投稿は久し振りです。
(*HPの更新は順次しているのですが、報告が少なくてすみませんm(__)m)

■■1.)資料室の項目立てを一新しました■■

滋賀の惠木健文さんのサポートで皆さんの過去の投稿を整理して「資料室」の整理を
進めておりますが、段々データが増えてきたので、項目の整理をしました。検索し易
くなったと思います。
恵木さんと小圷のコンビで作業を進めていますが、それに関する恵木さんのメールを
紹介します。

****************************
●恵木さんのメール 2002.09.07
【略】
ホームページに慣れていない人、又、課金の気になる人などがすばやく情報を得よう
というときに、HPが整理されているということは大変重要でしょうし、見てても気
持ちがよいですね。

項目別の過去のデータもだいぶ整備されて来ました。今年は、データの整理が農作業
に追いつかない状態でしたが、来年度の農作業には、皆さん、読み返して役立てて貰
いたいものです。
【略】

■■2.)循環型農業における「土つくり」or「有機肥料」?■■

「宅配便」における衣笠さんの「太陽光発電」の発言が契機となって「環境問題」に
おける農業、とりわけ循環型農業の有機資材の循環について、赤木さんの取組み事例
が展開されつつあります。とても重要な視点でワクワクしているのは私だけでは無い
ように思います。

ところで、資料室の項目立てをするには、「土つくり」or「有機肥料」のどちらが相
応しいのでしょうか? どなたかアドバイスをお願いします。
また、現時点では、いづれの項目もまだ情報の整理が出来ていません。皆さんの取組
み事例などをお聞き出来ると嬉しいのですが・・・
(*「代かきサミット」の後に衣笠さんの所におじゃまして、土木現場から発生する
竹などを粉砕して肥料に還元利用することなどが、それに相当するのでしょうか?)

■■3.)最近新設した項目

●サイト運営・編集会議 2002.08.25 一括整理
●玄米食について 2002.08.16 項目設定
●お米の食味 2002.09.02 項目設定
●農 機 等 2002.09.08 項目設定

その他:更新日が最近の項目には、項目毎の目次と本文に「new!」のマークをつけ
ました。

********************************
大阪の小圷@GENKI
Mail : yama-bin(アットマ)www91.sakura.ne.jp
********************************

*奄美大島の畑さんから
Sent: Monday, September 09, 2002 2:59 PM
Subject: かんなくず。
皆さんには、信じられないことだと思いますが、こちらでは、籾殻が手に入りません。お米を作っていないからです。
でも、かんなくず を使って赤きさんと同じようなことをしています。
 
材料は自分のではなく、鶏のです。放し飼いの鶏のやどり小屋の前は、鶏糞がたまって困っていました。雨が降ったあとは大変でした。そこで、大工の友人から かんなくずをたくさんもらってきて、ふりかけてみたところ、数日で鶏糞が消えました。木の香りがしてとても気持ちがよく、また、鶏がその上にぼこっと大きな糞をしても、次の日には消えています。
 
結局、籾殻や、かんなくずのようにふわふわしたものは、空気の通りがよくて、好気性分解菌の住み心地がよいからなんでしょうね。
 
畑 琢三。
 
Sent: Monday, September 09, 2002 12:15 AM
*岡山の赤木さんから「: 林さんへお答え」
 きれいでもない話に興味を持ってくださり感謝感激です。
固形物も液体もみーんな一緒です。
 
 4m角程のブロックの囲みの中に籾殻を保管しています。屋根無しです。秋には1mぐらいの高さに籾殻を入れます。 1部は掘って穴をあけ畑から出る残渣をどんどん入れます。8月末にこの残渣に籾殻を掛けて最後の腐熟を進め、10月には畑に全量入れます。もっともそれまでに籾殻はかなりの量を使っていますけどね。籾殻は直ちに土と混ぜてもかまいませんが、畑の残渣は完熟していないので、畝の間や空いてるところにうつしておき、春の耕耘のときに混ぜ込みます。未熟有機物や腐れ有機物は間違うと害になりますからね。
 
 さて肝心の話しですが、浮遊固形物を含む優良液肥は、均した籾殻の上にドッパーとうつします。杓なんか要りません。ドッパーとやれば速くていいです。
 終わったら水圧を掛けて固形物は砕くようにして籾殻の中へ入れてしまいます。水は十分に掛けます。幸いに横を水路が通っているので、1インチのエンジンポンプを使っています。先を1cm径程に絞ってやると、結構勢いよく出ます。固形物なんかたちまちの内に木っ端になって籾殻の下に隠れます。速く分解さすには、液も固も水で籾殻の中に入れ込むのがポイントです。
 臭いが翌日も残るようなら木酢液か食酢を薄めてジョーロで周囲から掛けてやると、酢酸アンモニウムになって臭わなくなります。 
オットー、このあたりは釈迦に説法だ。
 
 今の時期はいっぱいの微生物が、ごちそうを待っている状態だから、ドッパーの後4日もすれば何もないないです。そーっとフォークで掘ってみても、臭いも跡形も無しだよ。ただ、大腸菌はまだ生きているだろうから、使うのはずっと先にします。
 籾殻が新しくて気温も低い時には、10日はしないと完全分解は望めません。春になってから使いますからそんなこと関係無しです。
 
 菜の花跡の朝日が穂揃いしました。池がかりの田んぼは水がなくて稲がひどいことになっていると、広島の百姓仲間から聞きました。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓  赤木歳通h.rice(アットマ)themis.ocn.ne.jp 
 
*岡山の林さんから
Sent: Saturday, September 07, 2002 11:43 PM
Subject: RE:トラクターの手入れ

なんだか最近、人体コンピューターは出てくるし、Oリングテストが
出てくるわでこのMLどうなってしまったのだろうと思っていたが、やっ
と普段の状態に戻ったようだ。
村山さんに教えてもらった玄米の炊き方、保温、私にとってはとて
も都合の良い方法だ。
農作業で如何に無難に手抜きをするかを追求している私にとっ
て、家事とはいえ、一週間に一度玄米を炊けば良い方法はとて
も便利だ。
これだと月に四回炊けば済むではないか。炊飯釜を洗うのも一
月でたったの四回で済むし、お釜を開ければいつも食べられる状
態にある。アッハハ、楽チン楽チン。
 
赤木さんのトラクターの手入れ法、私も実行してトラクターを大切
に使うことにしよう。
 
私は、トラクターなどにバッテリー液をこぼしてしまった時の対処法
を披露したい。バッテリー液は希硫酸だから酸としての性質と、脱
水作用がある。だから、木綿の服などに付けると3日程でポロッと
穴が開くことになる。これは、硫酸が繊維分子内の水を奪ってし
まうからだ。鉄板であれば当然、酸で錆穴が開くことになる。
時間もなく、早く作業を続けなければならないときは、貝殻の粉
末をふりかけておく。このHPの農家の皆さんは石灰は使わず貝殻
を使う人も多いはずだ。私も粉砕したカキガラを使っている。石灰
は持っていない。(石灰でもOK)
この貝殻粉末を、こぼしたバッテリー液にかけると泡を出して中和
反応が起こる。少し多めに振りかけておこう。これで大丈夫。も
う、錆びる事がない。貝殻の粉末を使うこと。隙間に入ってしまっ
た時も粉末だと使いやすい。
 
赤木さんのウンコを籾殻で処理する方法、とても興味があるなぁ。
尿の処理も出来ますか?
 
林 正弘
岡山県御津町

*富山の田村さんから
Sent: Saturday, September 07, 2002 6:57 PM
Subject: Re: HPの宅配便 環境問題 ,ウン○,石灰窒素


衣笠さん赤木さん,皆さん余計なことで済みませんでした。押さえはちゃんと機
能し
ている方々で,
もう言いませんね。

話は変わりますが,一番身近なウンコは是非使いたいですね。(件名ではウン○
と配
慮しました)

私は上品なのでウンコはしませんが,飼ってる犬2匹は,玄米菜食犬(煮干し,

時々付 Oリングは拒否)
なので,いいウンコをします。循環肥料製造犬として,大切に育ています。コン
ポス
トの野菜クズと
一緒にして古いのから土に返っており,この夏から,少しずつ使いはじめていま
す。

うちの ひえ はついに観光名所になり,村の人が半数以上見に来られました。

隣地より低地なのでいまのところお咎めはありません。単なる笑いものです。

収穫後に,石灰窒素しかない! とのご意見が多いです。やってみた人おられま
せん
か?

福井の塚本さんから 「航空防除の被害その後」
Sent: Saturday, September 07, 2002 6:09 AM
Subject: 航空防除のその後

航空防除の農薬ミスタージョーカーの成分が稲から検出されました。

シラフルオフェンが、0.06と0.04ppm検出されたので、

特別栽培の認証は取れませんでした。

お金で損害賠償していただいても、お客様にお渡しするお米がないので、

他から無農薬栽培以上の品質のお米を買っていただくことになりました。

まだ収穫していませんが、約40俵ほどになります。


私の町、上中町では、ここ数年、今まで泣き寝入り状態だった航空防除の被害が
表に
出るようになりました。

実施主体が、薬剤がかかった家を洗いに行くことが2年つづきました。

一昨年は家主が怒ったので、消防自動車が出動して屋根に放水し、

役場の職員がごしごしこすって薬剤を落としました。

昨年は、まだ家のローンが残っているんだぞと言われて、

役場の職員が数人、家を洗いに行きました。

そして、薬剤がかかった車を新車に買い換えることもありました。

この町には、私なんかとても足元にも及ばないつわものがいるのにびっくりして
しま
いました。


航空防除で被害を受けた全国の皆様、どんどん被害を申し出て補償対策をしても
らい
ましょう。

被害を受けた人にも教えて上げましょう。保険を使って損害賠償するから大丈夫

す。

以上、どちらかと言うと親切なほうの塚本でした。チャン!チャン!

*岡山の赤木さんから「環境問題」

Sent: Saturday, September 07, 2002 1:18 AM
Subject: 環境問題

 衣笠さんの太陽光発電設置の話から、環境問題へと話題が進んでいるようで、大いに結構なこと。
環境問題となれば私も口をはさまずにはいられません。
 
 田村さんによると、太陽光発電をしても余った電気は見知らぬ浪費消費者にまわるから、温暖化防止に寄与できるのだろうかとか、大手メーカーと環境に優しくない建築業とが利益を分けあっているだけとのご意見が出ていました。
 
 私はそれでもいいと思います。余った電気が例え浪費されても化石燃料で作るよりはいいと思うし、環境に負荷を掛けない建築業なんてあろうはずもないし、私たちのいかなる生活も環境に負荷を掛けています。
私もソーラーシステムを設置しています。我家だけでおよそ年間600kgの炭酸ガスの削減が出来ます。例え大手メーカーが喜んでも私はかまいません。確かに地球のためになっていますから。
 生活も快適を求めたものからシフトダウンしないと、地球の為にならないとのご意見。これは大賛成です。温暖化防止という問題だけに絞っても、私たちの生活の中で実践できることはいっぱいあります。
 
 ましてや私は百姓です。農作業そのものが環境に直接影響するのは農薬散布です。田んぼに撒いていると思っても最終的には環境中に撒いているという自覚が不足しています。化学物質による海洋汚染も地球環境問題の一つです。私が農薬を使わなければ、その分だけでも救われます。みんなでこれを積み重ねてゆけばいいと思います。
 
 ついでにもう1つ言わせて。
人間、物を食べるとやがて排泄する。目にすることもない・臭うこともあまりない・水圧で洗って乾かして・最後は流して終わり。
今ではこれこそが文化的で快適な暮らしだと多くの人が思っている。循環は完全に断ち切られている。
その一方で、こけっこちゃん、ぶーちゃん、もーちゃんのは有機栽培だとか言って重宝がられている。
どこかおかしくないかい。てめーのがリサイクルできずになにが循環型持続型農業だべらんめー。
 なにー?くせー話はやめろだと!うるせーわい。冷酒片手のぐちを聞かせてやろーじゃねぇか。
 あるところじゃー闘牛には元気を付けるのにご馳走を食わすそうな。
そのウンチを堆肥にすると格別にたいそういいらしい。
 じゃあ、人間様はもっといいものをたらふく食ってるぞ。人間のはどこが悪りーってんだよー。
 くせーだと? あたりめーだべらんめー。くせーのは神代の昔から決まってんだ。ほんじゃぁなんか?てめーのは臭わねーつうのか?安室のも松田のも宇多田のもみーんなおんなじだべらんめー。
 バッキャロー、誰が純生を菜っぱの頭から掛けろと言った?そんな使い方しろと言ってんじゃぁねえんだよ。栄養満点のこの資材を有効活用する学問がどこの大学にもねーつうのはどういう了見だ? 活性汚泥法で処理することばっかり考えてやがる。1人ぐれーは便学博士がいてもいいじゃーねーか。
 
 俺がどうやっているかだと? 言いたかねーが教えてやる。
一口で言えば、籾殻にくるんで醗酵堆肥だ。今の時期なら5日もすればさらさらでなんにも臭わんし、跡形もない。隣近所のも欲しいぐらいだ。半年ぐらいしたら畑に戻してやる。土はもうふかふかだ。
 そりゃー、籾殻にくるむ時だけは匂いはするよ。それがどうしたってんでー。命に別状はねー。スミチオンが臭うよりはずっとましだ。昔から言うだろー、田舎の香水だ。 エッサホイサは人類いや地球を救う。くるんだ後はもう臭わん。臭うようでは失格だ。
そうだ!NPO法人「人類便学研究所」でも立ち上げてやろうかいのう。
今夜の冷酒、少し悪かったようだ。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通  h.rice(アットマ)themis.ocn.ne.jp
 
 
*兵庫の衣笠さんから「 太陽光発電」
Sent: Friday, September 06, 2002 11:17 PM
Subject: 太陽光発電

夢前町の衣笠です。
田村様、私も人間の身勝手さをつくづく感じています。
きっと人類は、今、変わらないと滅びるでしょう。
太陽光発電も私の自己満足の一部品でしかないのかも。
でも、地震とか何かの原因で電気が停まったとき、
村の人達に使ってもらえれば、役に立つかもしれません。
また、毎年稲の種まきに来る小学生に見てもらうのも
きっと、良いことかもしれません。
とりあえず、小さな事からこつこつと始めます。
(支払いは、とっても大きいけど)
ところで、今日 初めて籾すりしました。
今年は、玄米が綺麗な琥珀色(薄い黄色)でした。艶も良く、ぷりぷりで
小米も少なかったです。菜の花のおかげでしょうか。
明日、食べてみます。どきどき、わくわく、はらはらです。


*大阪の小圷さんから「環境問題における突破口」
>以前は設置業者(環境運動家がほとんど)も設置希望者
>(同じく環境運動家が多かった)もシステムの設置を機に
>生活レベルを落とすことを一つの目的にしていました。

>生活が変わらない限り,電気器具の多くを使い,
>便利なものに走る,大量消費する生活自体が,
>温暖化に拍車をかけているからです。(富山の田村さん)

田村さんの言われることに、同感です。

一頃の「公害問題」は、被害者と加害者という対立的な構造の中で取り沙汰され
てい
ました。利潤追求を旨とする企業と、市民という関係です。

1970年以降は、国を挙げて「豊かさ追求はいいことだ」という価値観に基づ
き、
便利で快適な生活の実現を目指してきました。それが環境問題の根本原因を構成
して
いるわけですから、近年における環境問題においては、一般生活者が加害者とし
て登
場することになります。

にも拘わらず、局地的な環境問題は身近な問題として捉えながらも、地球温暖化
問題
等となると、途端に捉えどころがなくなり問題をうやむやなものとしてしまい勝
ちで
す。

市場経済においては、「消費者は、神様です」の如き言い回しがありましたが、
消費
者が生活場面において本当に必要か否かの判断を的確に出来ていたかといえば、
いさ
さか疑問ですし、どうも個人の領域における「要・不要」の判断だけでは心もと
ない
と云えそうです。

グローバル経済の推進者たる米国が、京都議定書批准の放棄宣言をしていること
が象
徴しているように、市場の原理は、地球規模の環境問題を解決していくことに期
待で
きません。だとすると、環境問題の解決は、単位集団のエゴを超えた合意形成を
いか
にして図れるかが鍵になりそうです。



Sent: Friday, September 06, 2002 12:48 AM
Subject: Re: HPの宅配便「浅井さんから・RE玄米食」

福井の冨田でございます。
 
浅井様、メール有り難うございました。
 
Oリングテストなる聞き慣れない言葉がありましたので、
ネット検索すると以下の説明がありました。
http://www.baobab.or.jp/~oring/quick.shtml
http://www1.odn.ne.jp/oricon_health/Ort.htm
 
一生懸命読んではみたのですが、「食べる量と期間を入力し
測定する」ことの方法等が如何なるものか想像できませんでした。
 
失礼いたします。
 


*石川の若林さんから・RE浅井さんへ・玄米食」
Sent: Thursday, September 05, 2002 10:51 PM
Subject: RE: HPの宅配便「浅井さんから・RE玄米食」

*地球を守る会の浅井さんから
Sent: Thursday, September 05, 2002 9:07 PM
Subject: Re: HPの宅配便「玄米食につい他」

福井の冨田さんの質問に対する返信です。
玄米食に関してのデータの出し方
 
50年間、毎日、3食、発芽玄米御飯一膳づつ食べた場合と、白米を同じ量
食べた場合との比較では約1年10ヶ月ほど発芽玄米御飯の方が短命になり
ます。わずか二年ほどの差ですが、発芽玄米の方が白米よりも害があるという
ことです。
 
【A】
この寿命比較テストはOリングテストによって出されたデータです。普通のOリングテストや
波動測定器はある食品などの表面のエネルギーや波動を測定するのみですが、これでは
長い期間食べた場合の結果を測定していません。食べる量と期間を入力して測定すると
このような結果がでます。
50年間の比較臨床試験を人間を通じてやることはほぼ
不可能です。しかし、最高性能の人体コンピューターを通じれば簡単に答えが
出ます。
 
 
 Oリングテストが信ぴょう性がないと信じられない方には仕方ありませんが。
今、この大村博士のノウハウは特許をとり
 
大村博士の特許とOリングテストの測定方法が知りたい。
 
 
 世界中の科学者、医師、治療師が利用
して原因不明の病気の解明、治癒に利用されています。農家の方もずいぶん
利用されています。
 
 ただ、完全な中立心がないと正確なデータは出ません。
訓練すれば誰でもできるようになります。
 
訓練するにはどうしたらよいのか。
 
 
発芽玄米は2年ほど短命になりますが、玄米そのものの場合は
1日3膳、50年間食べ続けると白米と比較して約9年ほど短命になります。
玄米を食べることを人に勧めるのは止められた方がいいです。
又、いつでも、どんなことでも分からないことがありましたらご質問下さい。
 
地球を守る会  浅井敏雄


*茨城のすずき産地さんから「浅井さんへ、 どこまで続くのぉ?」
Sent: Thursday, September 05, 2002 11:02 PM
Subject: どこまで続くのぉ?

初耳です。
 
 > 最高性能の人体コンピューター
 
クロックやメモリーはいかほどで、OSは…

石川の若林さんから、「HPの宅配便メールの配布方法について」次のような提案がありました。
 
>メールがいくつも来た場合に対応ですが全体として、レスしやすいものと、し>にくいものがあります。今はまとめて送信されていますが、
 
 
>私個人の意見では、個別に表題をつけて何件でも送信したほうが、表題について個別にレス>しやすすいと思います。
 
世話人(やまちゃん)の若林さんへの返信
 
「なるほど、そうですね
「HPの宅配便」のメールが、たくさん来たときなんぞ、まず読みたい物と、後回しの物も当然ありますしね。検討させてください。とりあえず、個別で送るようにしたいと思っています。
ただ、問題があって、HPの宅配便を連続して送りますと、きっと迷惑メール防止のためでしょう、「受信拒否現象」が出て、メールが送信できないことがあります。
前に2〜3の方から提案されていたメーリングリストを検討する必要が有るなと、思い始めています。アドバイスなど、有ったらお願いします。」


*地球を守る会の浅井さんから
Sent: Thursday, September 05, 2002 9:07 PM
Subject: Re: HPの宅配便「玄米食につい他」

福井の冨田さんの質問に対する返信です。
玄米食に関してのデータの出し方
 
50年間、毎日、3食、発芽玄米御飯一膳づつ食べた場合と、白米を同じ量
食べた場合との比較では約1年10ヶ月ほど発芽玄米御飯の方が短命になり
ます。わずか二年ほどの差ですが、発芽玄米の方が白米よりも害があるという
ことです。
 
【A】
この寿命比較テストはOリングテストによって出されたデータです。普通のOリングテストや
波動測定器はある食品などの表面のエネルギーや波動を測定するのみですが、これでは
長い期間食べた場合の結果を測定していません。食べる量と期間を入力して測定すると
このような結果がでます。
50年間の比較臨床試験を人間を通じてやることはほぼ
不可能です。しかし、最高性能の人体コンピューターを通じれば簡単に答えが
出ます。Oリングテストが信ぴょう性がないと信じられない方には仕方ありませんが。
今、この大村博士のノウハウは特許をとり世界中の科学者、医師、治療師が利用
して原因不明の病気の解明、治癒に利用されています。農家の方もずいぶん
利用されています。ただ、完全な中立心がないと正確なデータは出ません。
訓練すれば誰でもできるようになります。
 
発芽玄米は2年ほど短命になりますが、玄米そのものの場合は
1日3膳、50年間食べ続けると白米と比較して約9年ほど短命になります。
玄米を食べることを人に勧めるのは止められた方がいいです。
又、いつでも、どんなことでも分からないことがありましたらご質問下さい。
 
地球を守る会  浅井敏雄


*富山の田村さんから
Sent: Thursday, September 05, 2002 10:53 AM
Subject: Re: HPの宅配便「 太陽光発電、助言、有り難うございました。」
ごめんなさい。決定に対し余計な口出しをする気はないのです。ちょっとだけ辛口コ
メントを。

本当のことをいうと知人を紹介したのも(面倒くさいことに入らないため)安易だっ
たかなと思っています。

月38000円というのがたまたま私の月収であり,生活費なのです。(預金はゼ
ロ)

衣食住,諸経費込みです。

一人暮らしなので,4人家族で暮らせばこれを4倍して約15万円。4人家族で暮ら
せばまずまずの生活ぶりになるわけで,一人暮らしというものは省エネ効率から言う
と良いものではありません。威張れたものではないわけです。片寄せあって大家族が
始末に暮らすほうがずっといい。

15年間支払うというと,金額から言って,半分が金利で350万円くらいのシステ
ムなのだなと思いました。

このシステムで購入できるのは,いまだと4〜5KWH分くらいのシステム
でしょうか?

私はこのシステムの普及事業に大手が参入してきてから,意欲を急速に失っていきま
した。。やめてしまいました

以前は設置業者(環境運動家がほとんど)も設置希望者(同じく環境運動家が多かっ
た)もシステムの設置を機に生活レベルを落とすことを一つの目的にしていました。

4人家族であれば月400KWH電気を使っていた人は半分の200KWHのシステ
ムを設置し,生活をそこまで落とすのが目的でした。

だから一人50KWH/月を提案したりもしていました。


生活が変わらない限り,電気器具の多くを使い,便利なものに走る,大量消費する生
活自体が,温暖化に拍車をかけているからです。

それに今は大手の仕事となってしまい,ローン会社やとても環境にやさしいとはいえ
ない住宅作りの会社,その他の産業者たちが,利益を分け合っています。それに設置
する人がたとえ省エネに励んだとしても余った電気は見知らぬ浪費生活者にも売るこ
とになります。

これで温暖化防止になるとは私にはとても思えないのです。
せめて今から設置する人にはその辺をわかって生活を工夫していただきたいと心から
思います。

*岡山の赤木さんから
Sent: Thursday, September 05, 2002 12:06 AM
Subject: トラクターの手入れ

 晩生稲の朝日がそろそろ出穂を始めます。菜の花跡には今もって全く草無し。
 早ものの私の田んぼでスズメの学校が始まりやがった。脇の道にくず米を朝昼夕方と撒いて、許しを請っています。テグスも張ってあるが、あれはだめね。 
 
 さて、6月の代掻き終了後にトラクターを水洗してから、そのまんまです。
暑くてたいぎだなーと思いつつもそろそろ点検・注油をやっておかなくちゃー。
皆さんはトラクターの手入れはきちんと出来ていますか?
バッテリー液からエアークリーナーなどに始まってエンジンオイル、ファンベルトたまにはギヤーオイルも変えてやろう。
今日言いたいのは3点リンクあたりのこと。
 
 ロータリーを上下させた時に、ギーギーと後部が泣いているようでは百姓失格だぞ。本体とロータリーをつないでいる3点リンクには、今も昔もボールソケットというのが使ってある。昔のトラクターはこれを外してロータリーの着脱を行っていたから、よく目に付いていた。
今のはオートヒッチ方式で、レバー1本で乗ったまま着脱出来るようになっている。それゆえに目に付きにくくなってしまった。
年1回はロータリーを外しオートヒッチも取り外そう。もちろんプロペラシャフトも外してたっぷりグリースアップすること。
これでやめたらいかんぞ。ボールソケットという穴の開いた鉄のボールがくるくる回る仕組みの部分は全て外すこと。このボールや差し込むシャフトにはたっぷりグリスを塗ってやること。擦れて動く部分にはすべて注油のこと。
ついでに尾輪にもグリスアップ。
なーに!15分もあれば終わるから。
 
もう1つおまけで私のやっていること教えてあげる。
 ずっと以前のトラクターは股ぐらの下に全てのチェンジが付いていた。
ギヤーボックスと直結だった。
 少し前のは走行用チェンジがハンドルの下に付いて、前進後退の切り替えは別のレバーで、同じくハンドルの近くで出来るようになった。
 今のはもっとすっきりして、ハンドルの近くには前進後退の切り替えレバーと、ロータリーの上下をする電気信号用レバーがあるだけだ。
なんと言っても前後切り替えレバーは頻繁に使う。力の伝わりをたどっていくと、機械的な仕組みが結構続いている。泥水のかからないところとはいえ、油が切れると重くなってくる。2年に1度はここにも注油してやろう。
 今も昔も全ての機械は潤滑油でもっているのだ。自動制御なんかが付くと、こういった当たり前のことが見えにくくなるもんだ。
 オイルの1差しを怠ったがために、とんでもないところがねじ切れたりする。
ロータリーを回すプロペラシャフトが吹っ飛んだのも知っている。
 
 早い人は収穫が始まった。その後はトラクターの出番だ。忘れんうちに油を差しておこう。
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓   赤木歳通

*熊本の岡さんから
Sent: Tuesday, September 03, 2002 11:37 PM
Subject: 台風災害、稲が白く・・・

こんばんは、熊本の岡です
情報毎日ありがとうございます。
私もたまには参加、よろしく
台風通過で一夜にして・・・・
台風15号の通過の後稲の穂が白くなってしまいました
近所で大変な被害が出ています。
穂が「吹き出した」と近所の人たちは言ってましたので見にいいたら
すごい状態でした。
あちらこちらで、田んぼが真っ白です被害は何ヘクタールあるのでしょうか?
明日、デジカメで撮ってこようと思ってます。
多分、実はつかないのではないでしょうか?
我が家は、出穂が近所よりも早かったので被害はありませんでした。
初めての光景を見てしまいました。
みなさん経験ありますか?こんなこと。

9月4日 兵庫の衣笠さんから「 太陽光発電、助言、有り難うございました
色々と、助言有り難うございました。

10日に正式に契約する予定です。
月々、38000円15年間払い続けたいと思います。
少しは、地球の温暖化もお遅くなるように!
ところで、明日から稲刈ります。
日めくりを見たら、先負けのさんりんぼう、日延べすべきか?
適期に刈り終えたいので、神様に見逃してもらいます。
1年間の集大成、美味しいお米に育ってくれていますように!
しかし、収穫は百姓の特権ですね!!
9月3日 福井の冨田さんから「玄米食に関してと、浅井様に質問」
福井県池田町の冨田と申します。
浅井様、ホームページを拝見させて頂きました。貴重な情報
有り難うございました。
 
私も玄米食については非常に興味があり、農文協出版、高橋晄正氏
著の「自然食は安全か」1989年初版を購入してみました。
 
78Pに「長々と玄米の功罪を、有用の可能性と有害の可能性の
両面から科学的に検討してきたが、残念ながらその効用を
全体として裏付ける科学的データは存在しない。従って玄米食論
は部分から眺めた”はずだ論”からでしかあり得ないが、その
有効性の根拠は不明確であるのに、それに有害性のあること
の根拠は明確であると科学的には結論せざるを得ない。」
 
「それでも玄米食信仰から脱却できない人々に対しては、
残留農薬に気を付けること、大量の野菜か牛乳を摂取して
カルシウム、マグネシウム欠乏に陥らないよう注意するよう
助言しておきたい」
としています。
 
67pには、
食品化学分析データとして、
白米めしを1とした玄米めしの栄養成分比率は
 
カロリー 1.03
タンパク質 1.3
脂質 2.6
糖質 4.0
カルシウム 2.0
リン 4.3
鉄 5.0
ナトリウム 1.0
カリウム 4.1
B1 5.3
ナイアシン 5.3
繊維質 4.0
E 10倍以上
 
とあります。
 
 
また、出典が明らかにされていませんが同書68pに、
 
カルシウム吸収量は
玄米食82mg/日  白米食162mg/日 で約半分。
 
また、カルシウムの尿排出量を差し引いた蓄積量は
玄米食16mg/日、白米食59mg/日
 
糞便中のカルシウム含有量(ということは排出量)
玄米食505mg/日、白米食375mg/日
 
結論として白米の2倍のカルシウム量を含む玄米であるが、
体内の蓄積量は1/3、効率は1/6である、としている。
 
また、マグネシウム体内蓄積量は
玄米食 -34mg、 白米食 +48mg 
玄米食ではマグネシウムの損失
 
と書かれています。
 
 
 
>50年間、毎日、3食、発芽玄米御飯一膳づつ食べた場合と、白米を同じ量
>食べた場合との比較では約1年10ヶ月ほど発芽玄米御飯の方が短命になり
>ます。わずか二年ほどの差ですが、発芽玄米の方が白米よりも害があるという
>ことです。
 
質問でございますが、上記の50年間の比較臨床試験の詳細に
ついてお教えいただきたくお願い申し上げます。
50年間というと相当古くからの検証ですね。日本で行われたの
でしょうか。参加人数は何人くらいなのでしょうか。
玄米食に関する科学的データがなかなか見つかりませんので、
可能であれば詳しくお教え頂きたくよろしくお願い申し上げます。
 
現状としては、農家兼お米の販売者としては玄米食を消費者に
積極的にはお勧めできないのかなぁと感じており、もやもやを
解明するためにも是非お願い申し上げます。
 
失礼いたします。
9月2日 岡山の赤木さんから「お米の味」
 お米の味を数値で表現することの意味が、東さんの話しでよーくわかったような気がした。官能検査は科学性がないかもしれないが、個人という人間が食べて旨い旨くないを判断すれば良いのであって、食味値という物差しで米を判断することには、私は馴染めません。もっとも官能検査なるものも、炊きだてご飯をお皿にチョッピリ。私もやったことがある。こんなもんで分かるわけがない。古米を炊いて冷や飯にしてから比べてみるとおもしろいんだがな。
 
 科学的であること、あるいは数値で表現されるということは、分析的であり合理的であるようですが、非人間的のように思います。
しかしこうした考え方によって医学も文明も進歩したのですから、
決して否定するものではありません。しかし今ではK・Mn・Mg・Znなんかまで測定して、はいこの資材を入れなさい、というのも知っている。こうなると誰の為の、何の為の測定値なのかわからん。 
 
 食味計による数値がJAでも次第に話題になりつつあります。米を出荷すると忘れた頃に自分が出荷した米の成績表が届いたことがあります。
この考え方がどんどん進むと、食味値の高い品種の栽培が半強制的になり、その品種が作付けできない地域は価格面で不利益を被ることになったりはしないのか。ま、今でも米は1類だの2類だのと価格面で差別しているけどね。それぞれがそれぞれであればいいわけで、生物の多様性と同じだ。
 
 もっと極論すると、全国レベルで数値にはまらされてしまったあとに、遺伝子操作で極めつけの食味値を出す米が開発されたとしよう。一種苗会社の利潤につながり、百姓は自分で種を取ることも許されなくなる。
 その昔国を挙げて戦争に突き進んでいる時に、ひとり平和を訴えてもバンザイの声にかき消され、非国民にされてしまった事実。
食味計を軍国主義に例えると、さしずめ私は非国民か。
例えが極端過ぎて申し訳ない。
戦後パン給食が普及して、今米離れ。もくろみは見事に当たった。
食味値にはまらしておいて、後から出す究極食味値スーパーライス。最後に笑うアグリビジネス。私はこれを恐れる。
 
 数値なんかにはあまりこだわらないで、旨いものは旨い。
なんだか流れに棹差すような私の意見になってしまった。
数値がいけないと言っているのではない。一定の距離をおいて利用したいものだ。
私の意見でした。    菜の花男でした。
 
 
9月2日 やまちゃんから「食味値について」
ぼくは、東さんの話を聞いて、別なことを考えました。
お米の食味に大きな要素をしめる蛋白質や、アミノ酸、アミド等々
ケットの食味計では、窒素の含有量としてしか計れないそうですね。
だから、東さんが食べたぼかし肥料のお米は、窒素含有量が高めに出て、食味値としては、低く出てしまったのではないか?
これは、サタケや静岡の食味計でも同じ事なのかな?
10代半ばにして、化学(ばけがく)からリタイアしたぼくにこれ以上のことは分かりません。

9月2日 富山の田村さんから
その1「太陽光発電」
太陽光発電をやるんなら,REXTA(自然エネルギー事業協同組合)のサンエー技
研に相談しませんか?http://www.ff.iij4u.or.jp/~sun-a/(日本の草分け←すべて
のメーカーの電池扱っています。長所,短所よく知ってますよ。電気自動車に乗って
やってきますよ)元仲間です。名前出すと安くやってくれると思う←私も元太陽光発
電の設置事業者でした。
 
その2「中国製野菜の農薬と浅井さんに聞きたいな」
中国の野菜だが,我が国の他の野菜に比べて本当に農薬が多いのだろうか?厚生労働
省で発表している数値はこのアドレスで見ることができる。
http://www.ffcr.or.jp/zaidan/psl.nsf/psl_all_j?OpenView&Start=1&Count=300
題の中国産ほうれん草のクロルピリホスという農薬の検出値は,0.03ppmで,日本の
ほうれん草の残留基準値(日本野菜1kgあたりに残っている農薬のppm)は0.01であ
る。確かに少し多い。が,野菜の種類によってこの残留基準値は大きく変化してい
て,この変化の根拠が全く明確でない。アスパラガスは0.05,白菜は1ppm,大根は
3ppm迄よいのである。中国も,大根好きな日本人も,納得できるかな?

浅井さんは危ないものを色々書いてくれたけど,やはり数値の出典が必要だと思う。
そうじゃないと私なら納得できないな。

☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆
使えるものは再使用!
省エネ工事,自然住宅工事推進
リユース工務店   神実(カムミ)
                  田村 予果
〒939-2416 富山県八尾町布谷3158
T&F 076−454−5536
mailto:yoka(アットマ)cty8.com
http://www.cty8.com/yoka/index.htm
今の暮らしぶり紹介homepageは
http://www.tsurugi.ne.jp/infplaza/SUB01/YOKA/index.html
☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆


9月1日 佐賀の那須さんから「冷えたビールでヒエに完敗だあ!」                           

今日、台風15号が近づきそして遠ざかりました。私目は朝から田んぼのひえ刈りをしていました。小生の頭くらいまで伸びたひえを柄の長い鋸鎌で刈りとっていくのですが稲かぷにぴつたっとくついているので、稲は養分を吸い取られ、光を遮られひっそりと稲穂をつけています。今夏じゅうこの刈り取り作業にかかりきりでした。すべては、自分の不手際のにせいだとはいえ、朝 5時から夕方の6時までこの作業の繰り返しで、ヘルニアで腰も痛いので8月20日にギブアップしました。しかし、稲穂がつきはじめた、おとといからひえに覆いかぶされながらも穂をつけている稲をめにしたら体力の続く限りひえをかりはらおうという気になりました。<なんで、除草剤まかんやったと,無農薬にはできても、除草剤使わないで米作ろうなんて無理な話よ、田んぼにひえをはやさないのは、百姓のイロハのイょ>隣人からそう言われて、返す言葉もありません。それほど、高邁な思想で除草剤を撒かなかったので無く、撒かれた草の無残な姿を目にして、感覚として拒否反応があって使わないのですが、そこまで言われても、やはり除草剤は使う気になりません。それにしても、強風にあおられたひえの葉先が顔をはたいて、その痛いこと痛いこと傷だらけの顔でまわりには白鷺しかいないので見られることもないのですがたまったものではありませんで゜す。刈らなければ花も咲かず実もつかないであろう稲穂のまえで、ただただひえを刈り払うだけです。強風に押し倒されたひえがわずかばかりの穂をつけたむ稲に覆い被さっていきます。実質的に百姓1年めの私の甘さにひえか゜洗礼を浴びせているかのように思えます。脱サラ百姓のあまちゃんをあざ笑うようにひえの群れが田んぼで波を打っています。きょうまで、退職してから缶ビール1本で済ませてきた晩酌がはじめて2本になりました。冷凍室で冷やした恵比寿でひえに完敗しました。                                                                                                                                                        それでは、また。

#メッセージ

    ひえたんぼは恥ずかしいかぎりです。

9月1日 地球を守る会の浅井さんから「玄米・発芽玄米の害について」
■【今、ブームの発芽玄米もフィチン酸のアク作用で虫歯、短命の原因に】
 
今、玄米食、特に発芽玄米がブームになっています。
発芽玄米は発芽させることによって胚芽の部分に含んで
いたフィチン酸は無害になりますが、玄米の表皮に含むフィチン酸は発芽に
よっても消えずそのまま残ります。その割合は玄米のフィチン酸量の約20%
です。この20%のフィチン酸がアク作用してミネラル不足となります。
 
発芽した玄米には多くのビタミン、ミネラルが増え、健康になり、病気が治った
という体験者が多く出ています。これは事実ですが、主食としては大きな欠点が
あります。発芽によって増えたビタミン、ミネラルよりもフィチン酸によって奪われ
るミネラルの弊害の方が多いのです。発芽による栄養部分はモヤシや季節の
野菜からでも十分摂れるものです。
 
50年間、毎日、3食、発芽玄米御飯一膳づつ食べた場合と、白米を同じ量
食べた場合との比較では約1年10ヶ月ほど発芽玄米御飯の方が短命になり
ます。わずか二年ほどの差ですが、発芽玄米の方が白米よりも害があるという
ことです。
 
■【玄米、発芽玄米はカルシウムを奪い、虫歯になりやすくなります】
 
私も玄米菜食を続けている時に甘い物一切食べていないのに虫歯によくなりま
した。歯科医の先生も玄米食の人は虫歯になる人が多いと言っていました。
市販の歯磨き剤を使わず、ナスの黒焼きや自然塩で歯を磨いたりしていました
が時々虫歯になりました。その時はまさか玄米食が原因とは思いもつきません
でした。それから、Oリングテストで確かめるようになり、玄米を測定してみて驚き
ました。自分の虫歯の原因が玄米食だったのです。
それから多くの歯科医の先生方からそのような話をきき、玄米食はカルシウム
を奪い、虫歯の原因になるということを確信しました。
 
玄米菜食をしている人やその子供に虫歯が多いのをその後たくさん確認しまし
た。特に、玄米家庭の子供は間違いなく虫歯が多くなります。発芽玄米はその
玄米の20%の害とはいえ、間違いなくカルシウムやミネラルを奪い次のような
多くの障害を招き、短命の原因になるのです。
 
■【フィチン酸によって不足するミネラルとその障害は次のようになります。】
  これは現代医学で言われているフィチン酸の障害です。
 
●.鉄不足 ●.カルシウム不足 ●.マグネシウム不足 ●.亜鉛不足
 
白米食ではビタミンB1不足など他のミネラル群が不足すると言う方がいますが
総合的に発芽玄米の方が失うミネラルが多く、寿命を縮める原因になるのです
から、高いお金を出して発芽玄米を買ったり、自宅で発芽させててまで食べる
必要は全くありません。発芽玄米の方が美味しいという方もいますが、確かに
よく噛んで食べると旨み、甘味があります。しかし、暖かい白米の炊きたての
御飯とは比較になりません。好みもありますが、体に害のあるものをあえて
食べる必要があるでしょうか。
 
■玄米や発芽玄米を食べてミネラルが不足するなら、ビタミン剤やミネラルの
サプリメントで補えばよいではないかと言う方もいますが、玄米で不足する
ミネラルをその人に必要な最適量を補うのは不可能です。何がどれだけ不足
しているのか把握するのも困難です。多過ぎても害になります。更にミネラルの
サプリメント自体に健康食品類と同じアクの害があり短命の原因になります。
 
■玄米を食べ易いように発酵させた発酵玄米もフィチン酸の害は変りません。
玄米や発芽玄米でいくら病気が治った、便秘が治ったと言ってもミネラル不足
になり、寿命を縮める間違った主食ですから食べない方が良いと思います。
 
■この玄米の害よりはるかに寿命を縮めるのが自然塩のニガリの害です。
腎臓、肝臓、心臓、膵臓、肺など全ての内臓を硬化、更に、筋肉、神経、骨髄、
全身の細胞までも硬化させていきます。自然塩は腎臓病、糖尿病、高血圧、
肝硬変などの最大原因になっています。そして何よりも短命の最大原因にな
っています。日本人が食べるほとんどの味噌、醤油は全て原塩という自然塩
から作られ多くの病気の原因になっています。
 
■除草剤が地球上最悪の猛毒化学物質ですから何としてもこれを全廃したいですね。
野菜や米の何万倍もの遅発性毒性を持つマグロの刺身などが安心して食べられるように
したいですね。農家の皆様どうか、頑張って下さい。私達も何とか除草剤全廃運動を
通じて世の中を動かしていきたいと思います。
 
地球を守る会  浅井敏雄 asai(アットマ)global-clean.com
 
9月1日 兵庫の衣笠さんから「太陽光発電」
夢前町の衣笠です。
突然ですが、太陽光発電施設を入れることになりそうです。
4.8キロワットの施設で月々38,000円だそうです。(モニター補助込み)
家庭でなく農業生産に使う電気を農業倉庫の屋根に付けます。
まだ知識も全く有りません。詳しい情報、是非ください。

9月1日 小長谷さんから「ネットの巻き取り機について」
山ちゃんへ

一週間ぶりに家に帰ってきて、ばたばたとソバの種蒔きを息子と一緒にしました。

宿題になっていたネット巻き取り器ですが、タイヤのホイールに取っ手をつけ、中心にはビニールハウスの骨に使う直管を接続してあります。(Wheel.jpg参照)

ミソは芯棒が二本あることです。(Joint.jpg 参照)

アイガモネットより少し外側になるところに穴があいていて、二本の芯棒がネジで留まるようになっています。ですから、二本の芯棒の隙間にネットの端を挟み込んで蒔き始めます。蒔き終わったら、ネジをはずして抜き取るだけです。

あまり単純なので気が抜けたかもしれませんが、結構重宝しています。ちなみにこれは家の大正生まれのアイディアです。

こながやゆーほー

*やまちゃんから「ネット巻き取り機・その2」
以前に、イレクターのパイプを使って、巻き取り機を作って、それが「現代農業」誌に紹介されたことがありました。ところが、構造が複雑で、ぐらぐらする欠点をもっていました。
 そこで、図のようなマルチフィルム巻き取り器の改造案を考案しました。
その改造案は、2001年版農家日記に収録されたのですが、実際には、作ることなしに終わっています。
というのも、150センチまでのマルチや、不織布は、畑で、反物を折り畳むように、30センチ幅くらいで、ペタンペタンと折り畳んでいく方が、二度手間にならなくて省力になることに、やっと(?)気が付いたからでした。
泥や水分が着いたままで、きれいに、整然とは折り畳めませんが、次に展開するときに、支障ないくらいに出来ます。巻き取り・収納が上手に出来れば、次に使うときに、上手に使える。これがポイントのように、やっと気が付きました。
 
さて、それはさておき、改造案をご参考までに。
〔材料〕@直径45センチのコンパネ円板 二枚
A長さ2メートルの木の板 二本
Bシャフトになる長尺パイプ一本
〔作り方〕まず、図川のようにコンパネ円板に穴を三カ所あける(二枚とも同じ位置)。一カ所は中心部分に長尺パイプの直経と同じ大きさで、頻り二カ所は板をはめこむ穴である。
 そして、板と円板を組み合わせクサビで止める。円板の中心に差しこんだパイプの、をミカンコンテナの取っ手穴に引っ掛ける。
 マルチや不織布の端を板と一緒に手で押さえて、ぐるぐると回転させていくと、釣り糸を巻き取るリールのように、巻き取ることができる。
 巻き終われば、片側の円板をはずしてマルチを引っ張ると、スポンと抜ける。そのまま折りたためば、反物のようにペツタンコになる。マルチの長さと幅とを記したメモをつけミカンのコンテナに収納する。長さ500メートル分は入るとのこと。
 巻き取り器は垂さ二キロと軽く、バラバラに分解すれば置き場所に困らない。
       
次に、210センチ幅の防虫ネットや、タフベルは、去年から、次の写真のような小道具を作って、巻き取り、収納しています。ぼくの小道具の特長は、二人でするとなおいいが、一人でも出来るという所にあるかもしれません。
30センチ×240センチのペニヤ板を3メートルの支柱(ねぶし竹)に、針金で3カ所止めています。
以上、ご参考までに。


HOMEへ戻る