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11/30 神奈川の笹村さんから「 あしがら農の会からの今年の報告」
あしがら農の会の笹村です。長くなりますが。
2003年度 「坊所田んぼ」報告を作りましたので送
らせて貰います。
坊所田んぼは箱根明星山山麓より、湧き出る坊所川最上
流に位置する田んぼです。田んぼより上部には人家もな
く、山女が泳ぎ、カワセミが遊ぶ、それは美しい田んぼ
です。湧き水は冷たく、山が迫り日照は少なく、三つの
田んぼを合わせて山土を客土し二反1枚にした谷戸田
で、あしがら地域では生産力が一番低い田んぼのひとつ
です。
参加メンバー:1、赤松2、大林3、柏木4、木村5、酒巻
6、笹村 (以上主力)
7、岩越 8、川西 9、近藤 9、剣持10、佐藤1
1、正田

12月、1月:藁は全て持ち出し昨年は畳屋さんが持っ
て行く。鶏糞まき、鰹節まき、冬にレンゲを育てるつも
りで、肥料撒き。レンゲの発芽が湿害の為か悪い年が続
いてきた。今年は中程度の出来。肥料不足が続いてきた
事もあり。総量で1反700キロ入れた。それでもリン
肥料不足の普及センターのデータ―に驚く。
(2月22日:苗代「金井島」二回目の鶏糞まき、鰹節
まき、あらおこし)
4月 1日:種籾浸種 (アキニシキ苗不足したので来
年は10キロに増やす予定。)
浸種は低温の流し水で1週間はやる。籾の消毒はしな
い。水に浮いた籾は使わない。
4月 6日:苗代作り、種蒔き (苗床の水平、苗床の
面積は倍欲しい。)苗代水当番1週間 大雨の時に角が
流される。水に浸かり過ぎた場所は発芽せず。
5月25日:一回目あらおこし、平らになるように土移
動調整もする。
6月 1日:鰹節まき、水路作り、畦踏み、草刈、水路
掃除   
6月 5日:代かき、畦塗り6日線引きその後強い雨の
為、線が見えにくい結果に。  
6月 7日:苗採り、苗はいい状態の五葉期にできたが
量が7畝しか出来なかった。            
          
6月 8日:田植え10人で2反1日  田植え直後丁寧
に糠を撒く。その後1カ月は田んぼに入らない。アキニ
シキ7畝、キヌヒカリ6畝、マツリバレ4本植7畝に成
る                             
7月 3日:転がし除草と補植遅いが一応やってみる。
転がしは1方向1回 草は転がしを必要としない程度だ
が、土をかき回す効果も考えて行う。 補植苗は保管が
良かった(ばらして、畦際に並べておいておく。) 為
か結果として追いつく。
8月 3日:手抜き除草とボカシの追肥、魚のあらを加
えた鶏の飼料と同じものを100キロ丁寧に撒く。天候
が悪く生育に不安があるが、昨年よりはかなりよい状態

7、8月 :干し田二回行うが、軽く済ますが。要らな
かったようだ。日照の少ない年は干しは軽くがいいよう
だ。この後ばらばらに出穂する。月末に揃う。
9月17日:旭が丘高校が農業研修で標準株の特定を行
う。キヌ9、1穂アキ16、1穂マツリ17、5穂。坊所
として画期的な出来に驚く。その後急速にスズメが集ま
り始める。テープと案山子で対応するが効果なし。田面
の3分の1が籾殻で白くなる。
10月12日:稲刈り午後キヌのみ、はざ掛け、部屋で
広げて干す。ハザ掛けはスズメの食害が続きこれ以上架
けて置けない状態。来年の課題残る。
10月19日:アキとマツリの稲刈り、はざ掛け、キヌ
の籾摺り、脱穀  
11月 1日:アキとマツリの籾摺り、感想度合いもあ
るが、広げて干し均一にしておくことが籾摺りのコツの
ようである。3時間で500キロぐらいができる。
今年の確認事項
1、 代かきを二回行い、田んぼを平らにする。周辺を
水路として低くする。
2、 水温の管理をこまめに行う。保温ビニールの工夫
をする。家より上流から取水するようにした。水深は1
0センチより下がらないように管理した。減水深が24
ミリで土の状態が変わってきた事がわかる。田植え直後
は浸透が100ミリ以上あり、その後1ヵ月後は20ミ
リまで下がると言うのが良さそう。
3、 糠抑草の仕組みを考えながらの作業になった。以
下気付いた点。
@ 起こし、代かきは浅く、軽く行う。
A 糠は水入れ後可能な限り早く撒く。
B 糠は土の出ているところがなく水尻から水が出てい
ない状態で撒く
C できる限り均一に丁寧に撒く。
D 初期は土の縦浸透はあったほうがいい。
E 水深はできる限り深く10センチは超える事。
F 抑草であり除草でないことを確認。
G 散布後の水管理は重要、間違っても土を出さない。
24時間は水尻から絶対に水を出さない。
H 臭い匂いをさせない。
I 水の滞りがないよう代かきの技術は大切。高低差3
センチまで行ければ理想
J 粗起こし前に土移動を行う。
4、 転がし除草を1ヵ月後に徹底した。草がなくても
行う。
5、 稗貫をきちっと行う。田んぼに行った時にこまめ
に行った。
6、 周辺の草刈を忘れずに、今年も湯川さんがやって
くれた事もあった。
7、 水管理は笹村が行った。
「坊所田んぼの展望」
全体の作業日は9回、分担金は1万円。主メンバーには
90キロのお米を渡すことができました。ほぼ目標に近
い結果が出たかと思います。福祉作業所関連の展望を探
りながらの側面がありましたが、此の点は田んぼ作業の
多様性が上手く適合しそうに思われました。高校生の参
加は2度目でしたが。課題はまだ多いようです。体験で
なく生活としてかかわると言う意味が何処まで浸透でき
るのかが重要です。
すずめの食害がすごいものがありました。夏の異常気象
で、自然のエサがなくなり、田んぼに集中したとも思わ
れます。来年の対策は思いつきません。

 キヌヒカリ137、4 マツリバレ199、1キロ、ア
キニシキ273、5キロ 総収量610キロ
平均株による調査結果
アキニシキ1株18穂の粒数 2159粒(しいな籾込
み) しいな込み玄米粒数1980粒 重量 41、6
グラム 計算上はしいな込みで1反540キロの収量
大きい一穂の並び下から 4,8,8,19,10,1
6,17,18,18,15,13,11,9,9,
7,5 合計187粒(しいな空籾込)平均粒数 12
0粒
26センチ角に1株田植えだが欠株があり、1反で1
3、000株程度か。

11/30 福岡の平井さんから「消費者と生産者」
元氣村の平井です。自然食品店を昭和50年よりしていますが、
50年代後半より、野菜も取り扱おうと地元のグループと取引を始めました。
 
ところが、結果は惨憺たる状況で購入者の「わがまま」と生産者の「エゴ」の間に
入ってモミクチャになって、半年も持たずに野菜から撤退しました。
 
このときつくづく感じたのが、
『売っている人達は自分達で作らなきゃ、作っている人達は自分達で売らねば!』
でした。
 
それから、自然卵養鶏を始めて、鶏肉と有精卵がいつでも手にはいるようになり、
無化学肥料、無農薬の稲作と野菜作りと続き、ついには店の厨房で娘がケーキを
作るようになり消費する食物のかなりの部分が自分達で作れるようになりました。
 
いつかはこれらの「技」がとても貴重になるときがあるのではと思っています。
 
消費者の中で、ただ単に物を買うだけの人を購入者とすると、
購入者と生産者の考え方の違いは『時間』ではないかと感じています。
 
購入者の購入を判断する時間と
生産者が米や野菜を作る時間があまりにも違いすぎます。
この時間に対する想いが決定的な差となっているのでは、
 
結局は、相手のこと、他のことを思いやる優しさが無くなってきたのかも
 
食べ物に対して、日本人は「建て前と本音」が違いすぎます。
 
お金さえあれば、いつでも、何でも、買えると思っている人達は
幸せなのか?不幸せなのか?どっちでしょうか?
 
11/30 岡山の香西さんから「Re:「消費者と生産者の間には・・・」
またまた「ひっかかり屋」こと、香西です
今日、「おけいさんの愛人」こと「菜の花男」宅を訪れました
(こうゆう愛人関係は私にも何人かはあると自負していますが、ちょっと焼ける部分もありましたが)
ローカルな話題からスタートして失礼しました
くどいと思われようが、言われようが、1メガ回くらいは言ってみたいと思っています
「悪の根源は米だ」、「悪の根源は自作農中心主義だ」、「悪の根源は自然回帰論者だ」と
いまさら、鎌で稲刈り、5mの畝にダイコンの種蒔き、その他もろもろ、、、、農業に対する冒とく以外の何者でもないと思います
何回も何回も何回も何回も言いますが、「農産物の生産」じたいは、農業の微小な側面であってメインではありません
農業は「ヒト」と言う「種」が、「種の保存のために作り出した行為」であって、「種の保存のための行為」以外の何ものでもないと思っています
そのために、「お金がなければ生産が維持できない時代には、お金にならない農業は存在しません」
と、私は思っています、以上です

11/30 福岡の吉住さんから「またまたよけいな一言」
”消費者と生産者の間には深くて暗い溝がある・・・” という話題についてですが、
「通常、購買行動において消費者は生産者を意識していない。」だけ…
は、全く同感です。 ので、産直やってます。
で、余計な一言ですが、
一体この世の中に、生産しないで消費だけする人、消費しないで生産だけする人、という存在があるのでしょうか。
消費者・生産者という区分を作ったのは誰?
学者先生か政治家先生?
何の為に?
 
域内循環を否定する、そういう非百姓的発想に、囚われない事から始めましょうよ。
生意気盛りの私でした。
 
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
二丈赤米産直センター・吉住公洋
TEL:092-326-5075 FAX:326-5437
HP:
www.d1.dion.ne.jp/~akamai/
Mail:akamai(アットマ)d1.dion.ne.jp
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

11/30 おけいさんから「Re:「消費者と生産者の間には・・・」
おけいで〜〜っす♪
藤田さん、林さん、ありがとう。
私が農業に関心を持ち出したのは、本岡さんと知り合えたからですよ。
恥ずかしながら、
最初は、ご多分に漏れず、ただ、安くて安全なお米を食べたいという、自分中心のエゴのかたまりからの出発です。
 
水に関してはだいぶ前から関心があり、電子水の機械を買って作ったりしていましたので、お米を分けてもらった時に本岡さんに「電子農法」について聞いてみたのが話のきっかけでしたね。
で、年に1回、お米を届けてくれた時にチョロリと土作りの苦労話を聞いたり、除草剤の話をしたりするだけでした。
そうしたら、「失敗はこやし」のHPを教えてくれて、このMLを知り・・・・今に至る!
 
この宅配便で、皆さんが私を育ててくださっているんだと思います。
へりくつばかり言いたい放題なのに、それに応えてくださるから、考えざるを得ないじゃないですか〜(笑)
 
だから、やっぱり、話をするって、大事です。
米を作って売ってるだけじゃアカンと思います。
みなさんのHPを見ていると、感動するくらいドラマチックで、野菜も、お米もいとおしくなるし 「食べる」ということが感謝になります。
 
「感動してもらっても、こっちは食っていけないんだぞ〜」と言われても、困ってしまうのですけれど・・・
 
この秋、「黒豆とりにおいで」っていう、この宅配便の赤木さんの呼びかけに、ホイホイと友達数人で連れ立って もらいに行っちゃったんだけど、
さっそく、来年の春には菜の花の迷路&レンゲの海で遊ぶ約束をしてきました。
美味しい話と遊ぶ話には目がない連中だから、いやがおうにも田んぼの様子に関心が向く。
で、私がこの宅配便で仕入れた農業の苦労話を話して聞かせると、みんなの潜在にポンっとはいって農業を見る目が違ってくるんじゃないかと・・・
運動家にはようなりませんし、すぐには結果に結びつかないかもしれませんが、「小さな小さな種まきだ」と、一人で、ほくそえんでいます。(笑)
赤木さんの100年後の子ども達のためにという広大な計画にあつかましく便乗しながら、勉強させていただいてるって感じかなァ。
 
そんなこんなで、美味しい話、楽しい話にはすぐ乗りますので今後ともよろしくお願いいたします。
 
道路沿いのたんぼには、こんな看板を立てたらどうかしらん。。。
「ここで作られたお米は、今日あなたが食べたコンビニ弁当に入っていたかもしれないのです・・・ゴミを捨てないでね」
 
でわっ
 
11/29 岡山の林さんから「Re:「消費者と生産者の間には・・・」
最近、害虫や動物の観察報告から遠ざかっている林です。
藤田さんの意見、参考になります。”消費者と生産者の間には深くて暗い溝があ
る・・・”ということにならないようにどうすればよいか、という点について述べさせてい
ただきます。”深くて暗い溝”という表現は、何かお互いに理解できない反目する
対立点があるような印象ですが、私は「通常、購買行動において消費者は生産
者を意識していない。」だけではないかと思っています。それは、生産者から消費
者までの距離が長くなっているからです。スーパーなどで食料品を買い求める時、
生産者は誰かなどとは考えないのが普通の消費者ではないでしょうか?特に若
い世代はその傾向が強い。昔は自分もそうでした。(百姓になる前の話です。)
最近は無登録農薬問題や、大手食品加工会社のニセ表示問題が起きたりし
て関心を持つ消費者も少しは増えたかな、という感じはします。
車がよく通る道路沿いでは、田んぼの中や畔にコーヒー缶やコンビニ弁当の空箱
などが捨てられています。このようなゴミがあると畔草刈りの時に非常に困るんで
す。作業の前にごみ拾いから始めなければならない。この事実は、消費者はコン
ビニ弁当の値段にだけ関心があって、自分が食べた弁当の米がどこで作られた
か、などには全く関心がない事を物語っています。自分が食べることになるかも知
れない米を生産する田んぼにゴミを捨てますか?ここにも消費者から見た現在の
農業の地位の低さが現れているのではないでしょうか?
他方、おけいさんのように農業に関心を持ってくれている消費者がいる事も事実
です。
 
林 正弘
岡山県御津町

11/28 静岡の藤田さんから「消費者と生産者の間には、、、」
♪消費者と生産者の間には、深くて暗い河がある〜♪なんてことにならない
ためにはどうしたらいいんでしょうか・・・・

農村で生活してみたら・・・それも確かに一理あり。都会で生まれて育って
30代半ばで結婚して農村に来た私は、そこで初めて知ったことがたくさん
あります。ついこの間まで日本の農村って貧しかったんだなあ、と言うのが
率直な印象。もうあんな時代には戻りたくないだろうし人並みの生活レベル
は維持したいから、金にならない農業なんかやめて息子は月給取りに、と言
うのはもっともですよね。
でも、勤め先のある地域ならともかく、中山間地はどうしたらいいのか。
私は10年余り、高冷地のレタス産地で農業アルバイトをした経験がありま
す。90年代初め頃、ここには、年収2000万以上の農家がいっぱいい
て、私のバイト先の主人など「役場や農協は能無しが勤めるところ、できる
ヤツは百姓になる」と豪語していました。実際ほとんどの家に後継者がお
り、すごーい、日本にもこんな農村があるんだ、と感心したものです。
それが今はどうか。息子が役場に勤めて、農繁期は出勤前と退勤後に畑を手
伝い、親と1〜2人のバイトが農業をする、という家が羨望の的?みたいな
状況になりつつあります。農家も生き残りをかけて、会社を作ったり、契約
栽培をしたり、レタス以外のものに変えたり(連作障害でイチゴをやりだし
た農家が今年数軒あり)、いろいろやってるけど大変みたい。

このままで行くと日本の農家は、補助金の対象である少数の大規模農家と、
家庭菜園の延長みたいな年金生活農家と、特定の消費者をターゲットにした
こだわり農産物生産農家の3つに収斂され、中途半端な専業はみんななく
なってしまうのでしょうか。いや、これに業者が参入するだろうからもっと
状況は複雑・・・

うーん考えれば考えるほどわからなくなります。でも、でもね、甘いと言わ
れるかもしれませんが、それでも私は市川さんの言われるように、食べるも
のを作っている人たちが一番いいと言われる時代が必ず来ると信じていま
す。(根拠は、と言われると非常に困るんですが・・・女の直感)自分が都
会で暮しているときはそう思わなかったけど、農村で生活しているうちだん
だんそう感じてきました。何て言うのかな、自分たちの食べるものを作るっ
てすごい安心感があるんですよね。今年初めて米つくりをしてそれを痛感し
ました。
それに、金子さん宅の火事の情報で思いましたが、私も含め都市生活者って
火の怖さを知らないんですよね。3年ほど前、「農的暮らしをしたい」とウ
チに下宿していた青年が、切った木を不用意に燃やして山火事を起こしかけ
たことがありました。今は家で火を燃やすことがないからしょうがないな、
と夫は嘆いていましたが、こうしたことも含め、農村の中年以上の世代に
は、人間の基本的な生活力みたいなものがまだ残っているような気がしま
す。それが、農家が消滅してそうした力が根こそぎなくなってしまったら、
日本人のものすごく大きな損失のような気がします。
だから、おけいさんみたいに生産者のことを考えられる消費者をもっともっ
と増やす必要があると思うのです。そのために生産者は何をしたらいいの
か。これは、浜松周辺で食と環境を考えるグループの世話人をしているわた
しにとっても大きな宿題。
こういう討論ができればいいのですが。

何だかわけのわかんない文章になってしまった。もっと理路整然と展開でき
ないかなあ・・・
 
*藤田から、追加
おけいさんへ。へりくつでも何でももっとどんどん言って。こんな度胸のえ
え異業種の本音を聞かんような百姓は生き残られへんわ。
生産者の皆さんへ。おけいさんは生産者のことを考えられるまともな消費者
やわ。こういう人は絶対味方につけなアカンで!

大阪出身の藤田でした。

11/28 和歌山の井口さんから「お米の第7 回入札結果をめぐって」
11月26日に実施された第7回入札結果によれば 全銘柄が1.715〜3420円/60
s高の暴騰となりました。その、あまりの衝撃的な結果に その感想言葉も
無くす程の結果となりました。これは、作柄の低下、集荷量の減少による 
卸に対する全農よりの 相対取引数量提示の低さや、放出政府米の市場への
流入不足、等の要因が挙げられますが 消費者を無視した需給要因だけでの
狂乱価格は業界に手痛い結果を生むのは間違いない。

銘柄新米の不足を補うブレンド米の提唱を 鐘や太鼓で推奨し、使えもしな
い古古々米までカウントした備蓄米で「心配入りません」と無責任に吹聴し
て、元より、高騰の値冷ましするはずの 政府米は 米屋の倉庫に一粒もあ
りません。大手卸はスーパー等の量販店の供給にだけには懸命で 零細米屋
は眼中にはありません。
 卸は「入札結果がこうなりました」「良心的マージンを載せて販売してい
る」と言うが、ディスカウント・スーパーには山ほど 安価な米が積まれて
売られてるのに なぜ米屋の米だけが なぜ上がるのかと言われても 返す
言葉がなく、 今回の入札結果を見ると 愚痴の一つも言いたくなります。

この結果を受け、12月に小売価格をアップ出来ますかと問われると「出来ま
せん」と米屋は100%答えるに違いない。消費者と直接相対している米屋
は今のお客様が 家計の中から米に出し得る 懐具合がどれほどなのかを知
っている。現状以上の価格を求めるのは無理と、この結果を同価格に転化を
しうる商品作りをしてゆくのか、仕入れの多様化、無検査米の上手な利用、
銘柄に拘らない商品作りなど 専門小売店としての英知を出して行く時にき
ている。ただし、仕入れ高騰を 単純な価格転嫁は米小売の破滅に繋がるも
のと思っています。 

さて、先月発表の作況指数は90が正確とすれば、一部刈り取りの遅れを考
慮しても 昨年比90%近くが適正な数字となるが それを10%下回って
いる。原因は不作がらみの高値によるヤミ米への流れ、高値待ちの農家もあ
ることでしよう。現在、発表されている作況指数が より落ち込んでの結果
とすれば非常な先行き不安を覚える。現実にこの指数は 決定ではないから
12月15日現在発表では 作況指数85と 予想できます。こうした現状を考
えると一部銘柄が3月以降の入札に上場出来なくなる可能性もあるし、輸入
米量も増えてくるに違いない。

なにはともあれ ここしばらくは 米流通から目をはなせそうもない。

第三回 優良米穀小売店 全国コンクール 「農林水産大臣賞」 受賞
      財団法人 全国米穀協会  認定  「お米アドバイザー」
     和歌山有機認定協会  認定  「有機無洗米・小分け業者」
     日本米穀小売商業組合連合会  認定  「お米マイスター」
           〒640−8390 和歌山市 有本20
                 (有) らいすぴあ・いぐち
                 TEL 073-471-2241
                 FAX 073-471-2308
            E−mail ricepia.iguchi(アットマ)nifty.com
            http://homepage2.nifty.com/ricepiaiguchi

11/27 村山さんから「金子さんの火事、体が震えます」

皆様   村山 日南子@お米の勉強会です。
 金子さんのお宅には2年ほど前お邪魔しましたので、芯から驚きました。寒くなり
ましたのに、皆さん大変ですね。
ながいながい金子さんの有機農業関係の資料も、暮らしを支えた全てのものがなく
なってしまったのでしょうか。辛いですし、もったいないですね。何とお声をかけた
らいいのでしょう。
 取り合えず私どもの会報に載せて寄付を募ります。きっと関係のある方は多いと思
います。他に何かできますことがありましたらお知らせいただきたいです。
☆☆★☆☆
☆★☆ お米の勉強会   村山 日南子
★☆〒663-8187西宮市花園町11−2             ☆
☆ TEL/FAX 0798-48-0365                     ☆
☆ E-mail:hina2mura(アットマ)ybb.ne.jp         ☆★
    http://yama3bin.hp.infoseek.co.jp/     ☆★☆
                         ☆☆★☆☆
11/27 千葉のたーぼから 「火災お見舞い」

金子美登氏宅が火災とのこと、面識はございませんが、お見舞い申します。

た〜ぼ@消防団員です。籾殻くんたんでの火災は、最近こそ少なくなったけ
ど以前はボヤとしてしょっちゅうありました。とても危ないんです。炭と熾
きのかたまりだから。うちも気をつけないといけないです。

土蔵倉と新居、トラクターだけでも無事で、何よりでした。怪我などはなか
ったのでしょうか。

ある著名な家相家に我が家を見てもらったことがあって、なんで敷地内に
「牛小屋」なんか作るかね?といわれました。私にいわせれば、牛は大事
な労働力であったのだから、家人も同様だったのだと思う。今では、うち
も物置です(さすがに老朽化が激しく、この前壊しましたけど)。

消防に携わる身としては、気をつけてくださいと声に出して言いたいです。
今年は雨が多いけど、乾いた材は良く燃えますし、最近の建物は密閉が多
いから大変です。土蔵が生き延びたのは、土壁の持つ偉大な力です。火事
の熱風をそらすときさえありますから。
--

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

 
mailto:turbo(アットマ)kaimu.jp  野口 忠司(た〜ぼ)
 
http://www.kaimu.jp/   花囲夢@我孫子/千葉

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

11/27 茨城のすずき産地から「ポンコツ復活」
ROMばかりで失礼しています。

40歳台以下だと箱形乾燥機なんて知らない人のほうが多いかもしれませんね。じつは
私も、コンバインを導入したのは15年ほど前のことなので、乾燥機はリアルタイムに
は循環式からしか知りません。
友人の納屋でホコリをかぶって物置にされ朽ち果てるのを待っていた古い古い乾燥機
をもらってきて組み直し、こんな ↓ 用途に再利用しております。
http://www.suzuki31.com/nocus/2003/11/15.html

すずき産地 http://www.suzuki31.com/

11/27 おけいさんから「「あげあしとり」には「へりくつ」で。。。」
香西さんへ
日本の経済がひっくり返ったら、っていうのは、まさに、お金の価値がなくなるってことですよ。
一万円が紙切れになってしまったら、いくら貯金があっても、なんにも買えないんです。そうなったら、「農作物」を生産できる人は強いものです。
とりあえず、空腹はしのげますからね。漁師さんも強いです。「ここはオラの海だ」ちゅうて、素人には潜らせてもらえません。
 
しかし、現実にもどって、豊作貧乏っていうような理不尽な現象があったり、不作だったらなおさら出荷するべき作物がないんだから、
収入には結びつかないですよね。
困りましたね…農業で食っていけないなんて。
なんだか、へりくつをたれる元気もなくなってきました。
 
11/27 広島の西村さんから「Re: 香西さんに何かres。。。」
にんじん農家の香西さんに何かresしとかんといかんかな。

確かに日本の農政は米中心ですわな。中山間地の生活・元農地の環境はどないす
るねんという指標がない。
--
西村・246ra・nishimura <246ra(アットマ)mty.mighty.ne.jp>
11/27 市川さんから「おけいさんの応援です」
おけいさんの応援で〜〜っす♪

奇人です。農家の子がほとんどという小学校の児童の前で、『今に百姓が一番強
い時代が来る』という話をしたことがあります。
温暖化は確実に進んでいます。そして、これからも着実に進んでいきます。百年
後には、氷が解けて海水面が今より1〜3m上昇するそうです。今から8000
年前の縄文海進の時には今より数m海面が高かったそうだから、1〜3mはたい
したこともないように見えますが、8000年前と比べると人口が100倍以上
になっています。世界の食糧生産は現在上限に近いところで張り付いているはず
で、実際にアフリカや南アジアで多くのヒトが飢えています。
 温暖化は気候変動を伴います。雨が増えるところも減るところもあるでしょう。
 現在ぎりぎりの雨量で食料を作っているところは、作れなくなります。砂漠に
 雨が降るようになったとしても、農村がそんなに簡単に移動できるわけではあ
 りません。つまり、世界の食糧はさらに足らなくなります。
 需給のバランスというのは難しく、供給が1割下がると、価格は倍以上に跳ね
 上がったりします。世界の食料価格が上がると、日本のように工業製品を売っ
 て食料を買い付けている国は、苦しくなります。輸入できる食糧の量は下がっ
 ていくはずです。『食品の素材』価格は温暖化とともに右肩上がりになるはず
 です。
 私が生きているうちにこんなことが起こるとは思いませんが、そんなに遠い未
 来の話ではないと思います。百姓が、食料を作っている人間が一番強いという
 次代が必ずやって来ると考えています。
 田んぼは1回捨ててしまうと、復田するのはなかなか困難です。放棄させるの
 ではなく、減反で遊んだ田に豆を植えさすという農水省の戦略は、そんな未来
 を想定してのことかもしれません。
11/27 林さんから「re職業としての農業」
野口さん、おけいさん、皆様こんばんは、
読んでいただき、また反論、賛同いただきありがとうございます。少しは議論が活
発になるでしょうか?どこでも自分だけが苦しいと思っている人が多いのかも知れ
ません。缶コーヒーを取り上げたのは誰にでも身近で見られるものを取り上げまし
た。米の値段を知らない人は多くても、缶コーヒーの値段を知らない人はあまりい
ないからです。缶コーヒーではなくスナック菓子でも加工食品でもよかったのかも知
れません。
 
*おけいさんの・おまけと質問について、
>日本の経済がひっくり返ったら、少なくとも自力で食べていけますやん。
私の考えでは、日本の経済がひっくり返ったら百姓もひっくり返ると思います。何
故なら農業は、特に日本の農業は石油に浮いているからです。そのような日が
来たら、トラクターは燃料がなくて動かない。資材も手に入らない。電気も途絶え
る。故障しても部品が手に入らない。その時始めて日本の食料自給率40%の
意味を知ることになるのかも知れませんね。そうなったら、今まで私を支えてくれた
お客さんのためにてんぷら廃油をディーゼル車に注ぎ込んで米を届けるつもりです
よ。私は一般的な消費者の行動について言及したのであって、私の米のお客さ
んは大学教授、医師、会社社長といった人達で、まだ誰も私の米を高いと言っ
た人はいません。それどころか「これで生活できるのかね?」と心配してくれます。
百姓は消費者の分も作ってこそ百姓ですね。自分一人だけ生き残りたいとは思
いませんし、そんなことは不可能です。
また、米は私の主力ではありません。
>林さんはガソリンスタンド、セルフのとこ行きはりますか?
>だいたい、たとえ1円でも安い所で・・・と思って行くでしょ?
行きます。100円ショップにも入りますがあまり買わないですね。家に持って帰って
もゴミになるから。
 
百姓は、結局自己責任の世界ですね。
 
林 正弘
岡山県御津町

11/27 信州 関谷です。「火災のお知らせ」
非常に私的なメールになってしまいますがすみません。
先日、私の研修先農家であり、日本有機農業界の礎でもある
埼玉県小川町の金子美登さんの家で火災がありました。
霜里農場は数多くの新規就農者を輩出し、より多くの方が見学に訪れる
農場ですので、このメーリングリストにもお世話や影響を受けた方がいるかと
思い、以下にお知らせしまする次第です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−      
  
<<霜里農場の災害復興支援のおねがい>>
皆様におかれましては、ご清祥にてお過ごしのことと存じます。
日ごろより、小川町で実践している有機農業に深いご理解をたまわり、
ご協力いただいていることを心よりありがたく存じております。

11月22日(土)の7時半ころ、金子美登氏宅が火事になり、
新居と土蔵を残して全焼しました。
出荷もとは牛小屋で、籾殻くんたんを運び込んだのが災いしたようです。
火は牛小屋からまたたく間に母屋に移り、隣の作業場、倉庫にもえうつって、
収穫したばかりの米、また麦やジャガイモ、さつまいも、にわとりの一部などを
焼いてしまいました。倉庫に収められていた乗用田植え機、乾燥機、脱穀機
もみすり機など農機具や、近くに止めてあった軽トラックなども焼けてしまいまし
た。
トラクターは幸い田んぼにあって難をまぬがれました。

焼け跡の片付けや、新居が住めるようにする片付けは地元の仲間でやっています。
金子さんが有機農業に貢献されてきたことを称え、一日も早い農場の復興に
応援していただけるようお願いいたします。

とりあえず、倉庫といえるものがビニールハウスしかないので、農業機械や資材、
お米などの物品の支援は、体勢がとれしだいまたご連絡させていただきます。
支援金を募りますので、ご協力いただける方は以下の口座にお振込みください。

            
             霜里農場復興支援金送り先
             郵便振替  00120−2−352879
             日本有機農業研究会青年部

                            小川町有機農業生産グ
ループ
                      代表  田下隆一

なお、生活物品の応援も受け付けておりますが、入用であるかないかの問い合わせを
以下へお願いします。

            生活工房 高橋優子    
tubasa-u(アットマ)ps.ksky.ne.jp
 または   FAX  0493−73−0208

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*追伸
以上の文中にあるよう、出火原因は不完全鎮火の籾殻クンタンを倉庫にしまいこんだ
ことによります。
くんたんの貯蔵に関しては、私自身研修中に何度も金子さんよりその注意点の説明を
受けていました。
もちろん今年度の研修生も籾殻くんたんの取り扱いに関しては教育を受けていました
が、
霜里農場は長期的な研修生の他にも多くの見学者や体験者を短期的に入れ替わり受け
入れております。
そう行った状況で、くんたんに関する知識の行き届いていなかった研修生が自主的に
不完全消火の
くんたんをしまいこんでしまったのです。
 
もちろん、この研修生になんの罪もなく、あくまで農場主の管理不行き届きに全ての
責任が
存在するのは言うまでもありません。(出火時は農場主不在でしたが)
このことは、鎮火したてのクンタンをしまいこんではいけないという当たり前過ぎる
教訓以上に
重要な教訓ではないでしょうか?

今日は朝一番に車を飛ばして埼玉の火災現場に行ってきました。私も野菜の仕舞い込
み等で
忙しいので、とりあえず様子見しかできませんでした。既に農場主、研修生ともに再
興への
意欲で湧いており、冬の建設事業には長野の仲間と手伝いにいけたらと思います。

あさひや農場 関谷航太 千晴
〒384-0703 
長野県南佐久郡八千穂村
大字千代里5084-54 
/fax0267-88-2869
あさひや農場新ホームページ
http://www.d4.dion.ne.jp/~asahiya/
メールマガジンも毎週発行中
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11/26 長野の唐沢さんから・赤木さんのメール読むたびに(^-^)g"!
私の馬鹿な失敗。
10月12日稲刈りもようやく終わり、鶏糞を80kg/反播いて
カラシ菜の種の届くのを待っていた所、17日にカラシ菜の
種が届いたので、早く播かないと寒さが来て芽が出ないかも
知れないと言う不安も手伝い一気に事を済ませようと試行錯誤
した結果、どうせ種播してから土をかぶせにゃあいけんし、ハウスも
忙しい事だで播種してから起こしてしまえ!と考えたわけで
浅く起こすんだから多分大丈夫だろう、畑の菜の花はそれで芽が
出たんだからと思いやった所。
カラシ菜は殆ど生えてきませんでした。
 
本年の教訓。
本当は田んぼを一度起こしてからカラシ菜を播種すればよかった物を
ずくを抜いて(この辺の方言では、手抜きをする事を「ずくを抜く」と言う)

田んぼを起こす前にカラシ菜の覆土も兼ねて播種したもんだから

全てを一度で済ませようという魂胆は百姓仕事には通用しませんね!
藁もコンバインで刻んで入れているのでそのせいもあるかも知れませが
土が被り過ぎた感があります。
やっぱりずくを抜かず一度耕起してから播種し填圧掛けるべきでした。
大失敗の写真を後日掲載します。

11/26 千葉の野口です。「Re: 「職業としての農業」について私が考えること」
「林さんの意見にまったく賛同...。ちょっと辛口ですが」

林 正弘さま。
1字1句、噛みしめて読みました。

> その前に、私は皆さんにお米の値段について質問したい。皆さんは、お茶碗一杯の
> ご飯の値段はいくらだと思いますか?(この質問についてすぐに答えられる人はエ
> ライ。)
 元SE(しかも建築の積算とか原価計算業務のエンジニア)でしたので、実は、つ
い最近計算したばかりでした。でも問題は、米を食べなくなってきている=料理がで
きないお母さんにしたのは誰?ということかも知れない。

 実際に、送料は別としても、うちのような零細農家が食べて行くには、原価として
(概算ですけど)玄米1俵30,000円になってしまいました。販売手数料15%を上乗せ
し、仮にこれで話を進めてみるとしても、112.33円(送料650円×1回10kg×6回、
2か月に1回では不味い米だが...)となり、これでも缶コーヒーより安い。
 缶コーヒーの原価は30円程度なので、単純比較はできないとして、原価率25%なら、
うちの米は林さんの計算値の4倍に単純になるわけで、400円。そう考えたら高いの
かも知れない。

 しかし、林さんの言われるとおりで、

> 30数年前には国民は約7兆円を食に支出していました。現在はおおよそ70兆円だ
> ろうと思います。この70兆円の内3%ぐらいが野菜に支出されます。これが現在
> の百姓の取り分です。パイそのものが小さくなっているのだから、いくら百姓がが
> んばってもこうなってしまっては努力も空しいと言わざるを得ないでしょう。
 のとおり、30年で10倍になった金額に対して、価値観はどのぐらい減ったんでしょ
うか。私も詳しく調べていませんから何ですけど、当時の米価と単純比較しても、お
かしい数字であることは確かです。
(もう主食とは言えないのかも知れないと時々思う)

> 現在の農業は食品産業への素材提供の役割しかないと言ってしまっても言い過ぎで
> はない。
 まったく、踊らされていると思う。
しかし、食うためには仕方ないのも事実だから、大企業が弱いものつぶしをしている
としか思えない。

> 食が大事だと思われる消費者がおられるなら、せめて百姓の生活にも注意を払って
> いただきたい、と願う次第です。贅沢な生活がしたいとは思いません。若者が嫁さ
> んをもらえる、子供を学校にやれるだけの収入です。
 実は、地元の農政課からアンケートなるものがきて、今日書いていたんですけど、
農業者に聞く前に、一般の消費者に聴け(意図的に字は変えました)。そして、その
ためには、一般の消費者を「収穫などという生やさしいものではなく、草取りに参加
させよ」という意味合い(もっと穏やかに書いたけど)のことを書きました。
 これをエゴと言われれば、確かにそうだと思う。だけど、実情を知らない同士が話
しても何の意味もないし、真のコミュニケーションではない。生産者たるもの毅然と
一般の方々と接しねば、「農」の発展は望めないだろうと。

 この話、多分に傲慢だし、無理だと言われるかも知れない。
でも、そう言うことでなくて、何が変わるの?
いままでうまくいってきてるわけ?


...疑問だらけの百姓 た〜ぼ@花囲夢@我孫子市でした。

--


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mailto:turbo(アットマ)kaimu.jp    ¶  野口 忠司(た〜ぼ)
  
mailto:JBC00215(アットマ)nifty.ne.jp
   Tadashi Noguchi
     826 FUSA  ABIKO-SHI  , JAPAN  270-1101
     TEL: 04-7189-2825      FAX: 04-7189-2832    MOBILE: 090-1815-2825
    
http://www.kaimu.jp/

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11/26 消費者のサンプル(?)おけいで〜〜っす♪「林さんへ」
 
興味深く読ませていただきました。
一日わずか100円・・・このコピーはインパクトがありますね。
保険会社などの宣伝でよく見るコピーです。
 
>消費者は、主食である一日分の米の値段が高いと感じ、自動販売機の缶コーヒー1本は安いと感じる。
そうそう!大半がそうです。私もそういう感覚はあります。(米ではないけど、他の場面で)
100円ショップがおおはやりだしね。(粗悪品がおおいけど、きっと、消費者はわかってて買ってると思う)
ちょっと横道それるけど、一日分の米を100円で売ると買うかなァ。お握りだと、買ってるねぇ。ふ〜む・・・)
 
>「缶コーヒーを毎日飲みつづけて命を保てますか?」
これはちょっと極論・・・
「死にますで〜」と言われても、タバコがやめられないヒトや、今日食べるものがなくてもどういうわけか酔っ払ってるヒトとか、
けっこうムチャするヒトがいるなかで、缶コーヒーは死にかけたらやめるでしょう。
でも、いいね、これ。
市場に出回っている加工品を、缶コーヒーに置き換えてもいいかも。。。
 
今、半病人がふえてるらしくって、病院はおおはやりだし、オーガニックレストランも行列できてるっていう話聞くよ。
陰陽食とか正食の講習会もあちこちであるみたいやし・・・・
 
しかし、薬漬けの安くて日持ちする加工品作ってる人も、化学まみれの野菜作ってる人も、裕福なのはほんの一部の人とちゃうん?
結局は自分の首絞めてると思う。
自社の製品は食べませんっていう人にとって、その仕事ははたしてやりがいがあるのか?、楽しいのか?
 
>若者が嫁さんをもらえる、
ちょっと待って。嫁さんて、もらうもんとちゃうやん。
結婚は経済力だけとちゃうよ〜。(た・・確かに、重要ではあるけれど・・・)
 
>子供を学校にやれるだけの収入。
教育は国にめんどうみてもらいましょ。奨学金をもらうという手がある。
(うちの子は、勉強がきらいやったんで、その手は使いませんでしたが、ハハハ!)
 
林さんはガソリンスタンド、セルフのとこ行きはりますか?
だいたい、たとえ1円でも安い所で・・・と思って行くでしょ?
今まであんなにたくさんいた従業員、解雇になってどうしてるんやろ・・・
うちのひとは、電話会社に勤めてますけど、機械化、機械化で、どんどん首切りされてるそうです。(うちもその一人。今の所は、2回目の就職
やから、給料は以前の半分です。中一の子抱えてます)
 
自分とこが苦しいというのは、誰でも一緒でしょ。
モノの価値観をどこに置くかは、個人の問題やから、消費者を観察しても、明るい未来は見えてこないと思うんですがね〜。
 
*おけいより・おまけ
極論ついでに・・・
お百姓さんが、どんだけ儲けのない仕事をしてはるかしらんけど 日本の経済がひっくり返ったら、少なくとも自力で食べていけますやん。
それで、都会の人間がゾクゾクと金銀持って、野菜やお米をくださいと押しかけてきますよ。
私ら、米に換える着物がなくなったら、死ぬしかない・・・
 

11/26 本岡さんから「ご意見番 おけいさん」
切り返しの早さと切れ味の見事さ おけいさんの名刀〔名答)は小気味よし 
やんや やんや!

 うかれてわいもいっちょかみしたいんやけど まず動きの速さについていけま
へんねん
あれこれとうなずくこともあったし 気のきたことを一言打ちこもうとしてるん
やけど
わいの刃こぼれしたあかいわしでは うまい切り口がみつかりまへん。

 まとまったらちょっとずつ 時差攻撃(フエイントゆうやっちゃな)で 上げ
ていきますよって
そのときは みなさん読んでやってください 
伝家の宝刀あかいわし 返り討ちは覚悟のうえじゃあ

  夏ばて農家
 
11/26 香西さんから「おけいさんへ」
またまた「いらんこと言い(アゲアシトリ)」の香西です
「自分とこが苦しいというのは、誰でも一緒でしょ。
モノの価値観をどこに置くかは、個人の問題やから、消費者を観察しても、明るい未来は見えてこないと思うんですがね〜。」
「お百姓さんが、どんだけ儲けのない仕事をしてはるかしらんけど 日本の経済がひっくり返ったら、少なくとも自力で食べていけますやん。」
 
の間には、少しだけ「行き違い」があるように思います。
 
林君はともかく、私は、自分の生産物だけでは、生きていけるとは思っていません。
職業の分化を持ち出すまでもなく、「ヒト」は群れで生きている生き物のひとつだと思っています。
「群れ」が「国家」という「異質な集団」に変質していく過程で「ヒト」から「ニンゲン」に変質していったのではと思っています
 
私も、「米の輸入解禁」が話題になったとき、十年ほど前のことだったと思いますが、米の輸入反対の農家の人(同年輩の専業農家)に聞いたことがあります。「三十年前、繊維物の自由化のときにあなたはどうしましたか?」と、有機農業の農家でしたが、「着るものと、主食は違う」と一蹴されました。
 
私は、私どものニンジンを「高い値段で買っていただける人たち」がいなくなれば、「強盗」か「首吊り」かの選択をせまられるのは必然です。
この50年ほどの「一瞬」にして、日本の農業を、危機に陥れている張本人が「米」だということが、やっと見えてきました。
突然、すっとんでしまって、解りにくいと思いますが、私も一言で説明できないので、文章化できませんが、お話できれば、ご理解いただけるかどうかは別にしてご説明できると思います。「米は、日本を国家にしたが、日本から農業を駆逐した」と思っています
 
私の希望(夢)は「みんなに食べてもらえるニンジン(野菜)の生産です」
 
 
ホームページも見てやってください
 
吉備路オーガニックワーク
香西達夫
090-8249-0938
kouzai(アットマ)ruby.ocn.ne.jp
http://www7.ocn.ne.jp/~kibijiow/

11/25 岡山の林さんから「「職業としての農業」について私が考えること」
皆さんこんばんは、
「職業としての農業」について議論されましたが、私が考えることを述べさせてもら
います。現代では、農業が職業として成り立っていないという意見が主流であった
ように思いますが、その理由は何なのだろうか?ということを考えてみました。その
前に、私は皆さんにお米の値段について質問したい。皆さんは、お茶碗一杯のご
飯の値段はいくらだと思いますか?(この質問についてすぐに答えられる人はエラ
イ。)値段が高いと思われる有機無農薬米で考えて見ましょう。玄米1俵(60
kg)30,000円の有機米で消費者一人当りの年間分が賄えますから、消費者は
送料も含めて主食の有機米に36,500円を支出するとします。これを365日で割
ると一日の米代は100円です。高いですか?自動販売機の缶コーヒーが120円
です。消費者は、主食である一日分の米の値段が高いと感じ、自動販売機の
缶コーヒー1本は安いと感じる。この当りに現代の農業が置かれている危うい地
位というものを感じるわけです。30数年前には国民は約7兆円を食に支出して
いました。現在はおおよそ70兆円だろうと思います。この70兆円の内3%ぐらい
が野菜に支出されます。これが現在の百姓の取り分です。パイそのものが小さくな
っているのだから、いくら百姓ががんばってもこうなってしまっては努力も空しいと言
わざるを得ないでしょう。現在の農業は食品産業への素材提供の役割しかない
と言ってしまっても言い過ぎではない。食があまりにもおざなりにされていると憤慨
しても仕方がない。食が大事だと思われる消費者がおられるなら、せめて百姓の
生活にも注意を払っていただきたい、と願う次第です。贅沢な生活がしたいとは
思いません。若者が嫁さんをもらえる、子供を学校にやれるだけの収入です。
 
もう一つの質問です。「缶コーヒーを毎日飲みつづけて命を保てますか?」
 
今日は、害虫の観察ではなく、消費者の観察になってしまったかな?
 
林 正弘
岡山県御津町

11/25 岡山の赤木さんから「緑の草原〜♪」
このメールに乗せてつお〜い風邪のウィルスも飛んでけ〜
 
ただいまコホンコホンがひどく、熱も出てる菜の花男で〜〜っす。
田んぼが少しでも乾けば寝てられへん、今日は雨降りだすまで麦播きしててん。
朝は日向ぼっこしてる青虫をブチブチと潰して回りる。籾殻クンタンもえーかげんには始めんと、正月までに終わらへん。コンバインも掃除まだや。
畑の草は誰が取ってくれるん。だーれも抜きに来てくれへん。籾殻もでっかい山になってる。何から手を付けたらいいんかもうわからん。
 
 ずっと前にソラマメを直売所に出してみた。スーパーなら1000円出してもくれへん量やった.。同じぐらいを150円で並べてある。
「あんた、100円なら買うでぇ」と見知らぬ親父が店の外で声かけてきた。(棚に並べる前)
安いの万歳! みたいな層の客ばかりや。あったまきて持って帰った。喜んでくれるお客さんにぜ〜んぶあげよう。ということでお米を買ってくれてはるお客さんにあげても〜た。
 お金のこと考えへんかったら、ほんま百姓は楽しいでぇ。
年寄りの小遣い稼ぎには勝てへん。中国野菜よりもっと怖いで。
市場調査して価格に反映させんと、潰し合いになってしまう。
今ではすっかり手を引いてるねん。
 
 レンゲの海のはずがスズメノテッポウの海になりそうなんや。この話はいずれまた。
そうそう、菜の花の黄色い田んぼに囲まれたレンゲの紫の海。まだもの足りんから緑の草原も作ってみようと考えてんや。みんなイメージにはあっても、実際に緑の草の海を走ることなんかあらへんやろ。これはおもろいでぇ。草の種類を検討中ですねん。
 春にはNHKが来ると言ってるから、おもろいことやって驚かしたろ。
 
 そんなことばかりに心を奪われて、儲けの下手な赤木でした。
 緑かあちゃん、養ってもらってごめんなさい。ゴメンナサイ ごめんなさ〜い


11/25 夏ばて農家から「鬼のカクラン」

しばらく現れないと思ったら 
 菜の花男は鬼のカクランだったのか。
ええもん食べて体力をつけてください おだいじに

  夏ばて農家
11/25 奄美大島の畑さんから「キャベツプリンに水は?」
山下さん、「それと、お酒以外は、水など、入れなくてもいいんですか?」
のお答えもお願いしていいですか?
 
*やまちゃんから
そうか、畑さんもチャレンジする気になってくれたか。
「家事を分担しない男なんて、、、」とか、
「百姓は、これからもっと生活に目を向けないと、魅力が半減」
なんて言われ続けている責め苦を一緒に味わってくれる人が出てくるのは、祝着至極だあ。
おけいさんも書いてるけど、水は入れなくても、キャベツからたっぷり水気が出てきます。
最初焦げ付かさない程度のお酒、コップ半分くらいかな。
お皿にあけたら、ケーキを切るように、包丁で8等分くらいにします。
 
11/25 おけいさんから「プリン?なんでだろう」
おけいで〜〜っす♪
 
蒸し料理だからじゃない?
 
ちなみに、カスタードプリンは、卵と牛乳と砂糖・香料(バニラエッセンス)を混ぜて、蒸し焼きにして作るお菓子。
オーブンで焼くと、焼きプリン。
 
キャベツと豚肉を重ねていって、水は入れずに、キャベツの水分だけで蒸し焼きにするんだよね、やまちゃん。
 
私は見事に失敗しましたけど・・・・・(笑)
キャベツがきれいに剥がれなかった。。。。ていうか、皆は大きなナベでキャベツを丸ごと湯がいてから葉っぱをはがすらしい。
知らなかった・・・(^_^;)
 
11/25 やまちゃんから
そうか、きっとそれであたりだね。
ぼくは、生のキャベツを1枚ずつはがしてやってるぞ。
たまにおしりに包丁を入れたりしながらね。
重しに、お皿を載せたりもします。
本岡さんへ、さっそくやってみます。
ニンジンやら、椎茸やら何でも入れることで、うまみが増しそう。
 
 
11/25 畑さんから「Re: キャベツプリンをめぐって」
すみませんが、もうちょい教えてください。
おけいさんが、「皆は大きなナベでキャベツを丸ごと湯がいてから葉っぱをはがすらしい」って書いてあったけど、あらかじめ ゆがいたキャベツを豚肉と交互にしきつめていくってこと?
 
うまいもんを食いたいだけの 畑 琢三です。
 
*やまちゃんから
おけいさんは失敗したらしいから、拙者がお答え申そう。
ていねいにする人は、ロールキャベツみたいに湯がいたキャベツでやるみたいだが、
そんなことせんでも、生のキャベツの葉っぱを重ねていけばよろしい。
余ったり、足りんかったりするところが出れば、ちぎって足していけばよろしい。
こんな質問をすると言うことは、畑さんはもしかして、あんまりお料理やってないな。
奥さんから、せっつかれて、聞いてるんやないやろな?
男の料理の極意は、アバウトをもって旨とすべし。

*奄美大島の畑さんから「reキャベツプリン」
<」奥さんから、せっつかれて、聞いてるんやないやろな?
男の料理の極意は、アバウトをもって旨とすべし>
 
へへーっ、旨といたしやす。
たまには、うまい料理を作ってみせてやろう などど考えているんでやんす。でへっ。うまくできるかな?挑戦、挑戦。
 
11/25 兵庫の本岡さんから「キャベツプリン???」
「キャベツプリン」 名前だけ聞くと食欲がなくなりそうなおかずですが 
(甘〜イ
ワンパターンにならないうちに次のバージョンをおすすめします。

 題して「白菜の水炊き」

大きな鍋に、白菜、豚肉の薄切り肉を交互に重ねて敷き詰めていきます。
最後に水をトポトポとそそいで火にかけます。
その辺りにある にんじん、しいたけ 乾燥キクラゲ ピーマン なんでもほう
りこみます。
あくまでも白菜が主役なので 白菜より具を多く入れないこと

焦げ付かさない程度に水を入れて、強火で、中まで火が通ったようならできあが
り。
小鉢に大根おろしとポン酢を入れて それで受けて食べます。

(ポン酢はない方がいいかもしれない) ご飯がつるつると腹に入っていきま
す。(満腹! 満腹!)

できあがりまで、約15分。その間 ちからまかせにだいこんおろしをつくるの
じゃ
煮物にすると、白菜一個 大根2本くらいぺろりです。

 素材にこだわる方には白菜はオレンジクインという品種をおすすめします。

ところで 思うんだけど白菜が穫れだしたら白菜ばっかし エンドウが穫れだし
たらエンドウばっか
という食生活 何とか良い知恵はないもんかね

 稲美町 本岡哲司

11/25 おけいさんから「Re: 半額8掛け2割引!( ̄□ ̄;)!」
消費者おけいで〜〜っす♪
 
>何ヶ月もかけて育てた野菜を(32円)で出荷したとして
>次の日の朝 スーパーで(100円)で売っている現実は いまも理解できません。
 
エ〜ッ?? 誰の懐に行ってしまうん!
やりくりして手放すお金が、正当に 労働に報いてないとしたら、消費者としても不本意や〜。
しかし、スーパーに並ぶまでの輸送費や人件費、売り場の管理費、とかいうのは?
どんな仕組みになってるのかしらん。。。。
 
たまに、○○限定、有機無農薬○○といったロゴや、包装、ラベルなどで付加価値をつけて、ブランド志向の客をつかむテクニックを駆使した
野菜が一段高い所に並べられてる時があるけどね、百貨店とかだと、売れてるかもしれないけど、スーパーじゃただの飾りやね。
 
自分で車を運転して直売所に出向いて買う100円の野菜と、近くのスーパーで手軽に買える100円の野菜と・・・
ウーン ( ̄〜 ̄;) それぞれに、100円の意味が違うってことね〜。
 
11/24 兵庫の本岡さんから「半額8掛け2割引?」
農家の手取りは 俗に 半額8掛け2割引 といいますが、

例 100円で売っている野菜の出荷価格〔農家手取)は32円になるということのたとえ。

 広島の西村さんの体を張ったリポートを見ると 現実はもっと複雑で安いということがよくわかる
市場評価と 消費者ニーズ 
出荷する側から見れば 安定供給、産地形成
これらの条件がそろってくれば市場の買い取り価格も上がってくるんだけれど
今はとっても安い評価なので (32円)迄持ってあがってくるのは まだまだ先が長そう

 横浜に住んでいる友達の話では、黒豆の枝豆(丹波黒)は欲しくても手に入らない幻の枝豆だそうで
首都圏では、丹波黒は美味くてしかもなかなか手に入らないとの知識が先行していて 消費者ニーズは高い
そうだ。

 ところで何ヶ月もかけて育てた野菜を(32円)で出荷したとして
次の日の朝 スーパーで(100円)で売っている現実は いまも理解できません。
たった一日で(68円)も儲けるやつがいる。
こんな現実を思うとあほらしくて(32円)の農業なんかやってらんない
かといって自分で売るとなると田んぼが手一杯で店番している暇なんて全くない。

 福岡の吉住さんの名言「金を気にしない百姓ほど面白いものはない!」(全くそのとおりで感心しました。)
私もそのてです。 だから農業が続いている。 金を気にしないとストレスもなく健康そのものですが、
将来がちょっと不安

 稲美町 本岡哲司


11/24 奄美大島の畑さんから「やまちゃんの定番料理に質問」
山ちゃんクッキングへの質問です。
なんで、プリンという名がつくの?それと、お酒以外は、水など、入れなくてもいいんですか?
 
まりこちゃんも、だんだん親離れしてきたんですね。うちの娘も同じです。
奄美在来の 島みかん というのがありまして、種がごっツー入っているやつです。皮は薄いので、乾かして鶏飯の具にもなります。胃薬としてもいいらいいです。昨日、皮を食べたら、結構、いけました。めったに見れないみかんだと思いますので 画像、送ります。実物をお送りしたいところですが、義理の祖父の家の庭に1本しかなく、少ししかもらえないんです。およそ、100年の樹らしいです。今、食べたあとの種を塾生といっしょにまいています。5年後くらいには、実がつくと思います。接木はきらいなので、しません。畑 琢三農園では、このようにして、実をつけるようになった ひらみれもん や、きかいみかん などの樹が実をつけはじめています。
 
畑 琢三。
 
*やまちゃんから
なんでかな〜?
鍋からひっくり返して、お皿にあけた格好が、プリンに似ているからか、
柔らかくおいしいので、連想ゲームでプリンという名を付けたのか?
誰にこの料理を教えてもらったのかも、忘れました。

11/24 やまちゃんから「定番鍋料理」
朝からどんよりしたお天気で、もうぽちぽち落ちて来はじめました。
夕方から夜にかけて大きな雨になりそうです。
やれやれ
タマネギの晩生(紅葉3号)を定植しようかどうか迷ったのですが、
子供につきあうかと、朝からごろごろしています。
もっとも、子供は中一になると、親につきあわず、さっさと友達の家に遊びに出かけています。
 
さて、まり子の学校での話題。
「うちは農業やというと、友だちがええなあとうらやましがる」と言います。
「なんで?」と聞くと、「食べるもんがただやんか」とのこと。
まり子にとっては、ふーん?という、友だちの意外な反応のようでした。
「ただやんか」の裏には、「自然」相手に仕事をしている、とか、
両親が、外に仕事に出かけず、うちで仕事をしている、
などの気分が、きっと広がっていることだろうと思いました。
 
直売所で、朝野菜を並べるとき、ぼくの母に手伝ってもらっています。
近所の年寄りが、買い物来て、座りこんで話の花が咲いています。
「あんたはええなあ、する仕事があって、、」
これは、率直な感想だと思われます。
 
だから、直売所ができて、老人達の活動場所ができる、
これは、素直にいいなあと思います。
都会の定年を迎えたサラリーマンにとっては、
年をとってから、畑仕事をしながら、そのあまり野菜を売って、なにがしかの小遣いになる、
これは、うらやましい話でしょう。
問題は、その先なんだなあ。
直売所をやっている人たちは、たいていが、元学校の先生だとか、会社勤め、大工さん、
土建屋、労働運動の活動家などなど、けっこういろんな経験の持ち主。
その「現役」時代につちかった経験をもちよって、直売所の運営にいかすことができないか?
ばかもの、イヤ違った、若者がその気になるくらいの直売所の運営ができなければ、
村にほんとの元気は出てこない。
「年をとったら、円熟して人間が丸くなると思ったら大間違い。
煮詰まっていくものよ」なのか?
 
ということで、ひまつぶしの今日の本題。「定番鍋料理」
例によって、時間がないときの、ばたばたお手軽料理です。
「ポトフ」
キャベツが穫れはじめたので、昨日はポトフをつくりました。
鍋に水を入れ、鶏ガラスープ(顆粒)を入れて、火にかけておいて、
その横で、ニンジン、タマネギ、ジャガイモ、ジャガイモ、コカブ、キャベツを
洗って、ざく切りにしながら、順番に放り込んでいきます。
入れ終わったころには、ぐつぐつ煮えはじめています。
買い物に行く暇がなかったので、肉は鶏肉のかわりに冷蔵庫にあったベーコン。
あくを取りながら、塩こしょうで味を調えて、あとは弱火で、コトコトと。
以上、自給率90パーセント以上でした。
 
なんや、それはうちでもやってるでと言われている方に、
もうひとつ、明日しようと思っている有名な定番料理。
「キャベツプリン」
鍋に、キャベツ、豚肉の薄切り肉を交互に重ねて敷き詰めていきます。
最後にお酒をトポトポとそそいで火にかけます。
焦げ付かさないように、中火で、中まで火が通ったようならできあがり。
お皿にひっくり返して、ポン酢とカラシで食べています。
できあがりまで、約30分。煮物にすると、キャベツ一個くらいぺろりです。
 
ぼくは好きなので、何回でも食べたいと思うけど、
3回目あたりになると、
「また、これー。とうちゃんのワンパターンやな」と、家族からブーイングがでてきます。
ぼちぼち、手を変えたいなと、思っているところです。
 
11/23 福井の中出さんから「このメールに参加させてもらって」
私も井原さんの本を読ませていただきましたが、福岡の平井さんが言われている様に「硫安一発」の時期が分りません。
むしろ不耕起移植を提唱された岩澤さんが言われているタイミングのほうが分りやすいのです。私のような初心者には、、、。
でも最近気づきました。山口百恵さんの「プレイバックパートU」ではないのですが、土が違う。気候が違う。水が違う。そして、人が違う、、、。
 
今年からこのメールに参加させてもらって良かったと思っています。
いもちが蔓延している時、何度農薬の袋を開けようと考えたか。そんな時、衣笠さんのメール(7/11)や天経さんのメール(7/21)で思いとどまったか。酢と焼酎を希釈した液体を背負い動噴いっぱい詰め込んで、よろけながら未明の田んぼをはいづり回りました。
不作の一因はこの時に稲の根を切ったことによると、後になって気付くお粗末がつきました。
 
地域で相談する相手も無く(見つけられない)無農薬を目指すと、ともすれば自滅しそうになるのを支えてもらっています。
今後ともよろしくお願いします。
 
いづれ、べらんめぇ調になりたい中出でした。

11/23 奄美の畑さんへ 水族館の奇人です「サツマゴキブリ」

鹿児島県の島々には昔よく行きました。奄美も3回ぐらい行きました。アヤマル
荘に5日ぐらいとまったこともありました。空港から古仁屋までの長い道のりの
途中で、道を横切ったルリカケスの美しさは今でも覚えています。話題のゴキブ
リは、サツマゴキブリです。確かにちょっと格好いいゴキブリです。イエゴキブ
リ以外のゴキブリたちは、山の中の朽木の下などでひっそり暮らす隠遁者で、台
所に入ってご夫人たちを驚かすような悪さはしません。
ところでホテルはどこにあるのでしょうか? 今年生まれて初めて体験ダイビン
グで海に潜った我が家の奥方は、ダイビングの文字だけで心が騒ぐようです。パ
ッションフルーツもいいなあ、でもこれからはタンカンですね。
ちょっと奄美に行きたくなった奇人市川でした。

11/22 福井の塚本さんから・Re姫路市水族館の市川さんから「宣伝」

 11月29日(土)の朝9時15分から11時まで、福井県立三方青年の家で私の講演が
 あります。
 『田んぼビオトープと自然再生』という題で、直接農業とは関係がありませんが、
 お近くの方は、聞きに来てください。
 田んぼや池の生き物とともに生きるために、という題の講演会で、16時まで続け
 られます。
**************************************
 地元でも、上の件はまったく知りませんでした。

 臥薪嘗胆中の塚本は、三方町の隣の上中町に居るので、参上いたします。
 福井の吉村さんは、三方町でしかも歩いていけるほど会場に近いとこに住んでいま
すから、
きっと来られるでしょう(カッテニケッテイ)。
 
 会場は 三方青年の家  電話  0770―45―0229
 主催  福井県海浜自然センター  電話 0770―46―1101
      ファクス 0770―46―9000
      頼めばファクスで案内を送ってくれます。

私が問い合わせたところ、主催者はまったくやる気がなさそうだったのでだるくなり
ました。
どこの公務員もこんな感じですかね・・・。


塚本でした。

*広島の西村さんから丹波黒の結果 追伸
 丹波黒の枝豆であることをアピールするために豆に添付したメモを送り忘れていました。
市場では出荷した野菜は地区毎にだったか並べて置かれます。仲買人や商店が見て歩いて欲しい商品を買い上げて行き買われて行くわけです。消費者に買われる前に店の人に『これなら売れそうだ』と思われかつて頂かないとならない。店頭広告付きで出荷したのだが初夏の枝豆並の評価のようです。
コイン精米併設の野菜販売では300円で出品
初回 2株 売れず
2度目 2株 近所の人に売れる
食べ損ねたと言われて1株売る
 
‐‐‐‐‐ 豆に添付したメモ ‐‐‐‐‐
 
器量の悪さは生まれつき、
プリプリにならなきゃ うまかねえ
 
丹波黒(枝豆用)
 
生産者:農薬大嫌いな岡山の赤木さん
出荷・調整:西村 輝明
 
広島市安佐北区落合二丁目24−24

11/22 広島の西村さんから丹波黒の結果
 
赤木さんの丹波黒を出荷して来年作付けた場合の売上げ予測をしてみた結果をお知らせします。感想は「うーん、ほどほどにしとこう。』です。
豆の青い時期に出荷し、次の出荷日を予告するメモをつける。
週末農業なので月曜店頭陳列かな。
 
 
市場出荷の売上げ(東果広島青果)
丹波黒・枝豆  枝付 500g 10本,袋 300g 83個
エダマメ   300g  32  (アットマ)80  2560
エダマメ   300g  31  (アットマ)46  1426
エダマメ   300g  20  (アットマ)46   920
エダマメ   300g  10  (アットマ)30   300
--
枝付と豆だけとは区別されていない感じ
合計金額 5,466で農家受取りは ¥4,565
1株100円で祭り帰りの参加者に買ってもらった売上が1700
手元には黄化したサヤから取り出した黒豆が残っている。
 
刈取り・出荷調整でざっと20時間。10株の調整に1時間近くかかる。
おそらの初夏の枝豆と同等の扱いで@80辺りが買値か。今回の豆は
黄化し始めているので安く買われたと思われる。
 
おけいさんの為にその他の野菜の価格もつけておきます。なお、値が付かなくて売りないって場合もあります。少々のこと、こんな普通の売り方じゃあ金にならんで〜え。
良い値がついて消費者価格の1/4くらいでだいたいは1/8くらいかな。
キャベツ 1箱(18Kg)300〜360
ブロッコリー  1個  15〜25
カリフラワー  1個  10
 
--- 消費者調査 -----------------
丹波黒 流通先・消費者価格調査アンケート 20通入れて返送10通
 
購入店名    国迫フード・やさいの呉原・木村
 
所在地   広島市 中区・東区・西区  南区・西区
   安佐北区・安佐南区
    広島市以外
 
店の規模 小規模スーパー・大規模スーパー  野菜専門店
  野菜専門店
 

購入価格  350〜80円 値札がなくて記憶が定かでないらしい。
        推定販売価格は100円辺り
 

袋詰め300gは  丁度良い・多い・少ない  多いの回答が多数
 
購入日  火曜 水曜 木曜 金曜 土曜以降  火曜・水曜日
店頭に並ぶのは10/28日からです
 

 自家用・コイン精米機利用者向けに少量生産していますが市場出荷の可能性を探りたく赤木さんの豆を出荷してみました。
 
このアンケートは20%の袋に入れました。
投函して頂ければ幸いです。

--- 栽培メモ -----------------
粗植だと1株1Kgに達する。赤木さんちのは60x50植えで平均600g
これは枝付き調整の重量。豆重量は63%だった。


西村・246ra・nishimura <246ra(アットマ)mty.mighty.ne.jp>

11/21 福岡の吉住さんから「Re: 世の中、ゼニじゃ〜!?」
…と言う人もいます。(^O^)
昔、(あの?)宇根さんと、「出世を気にしない役人と、金を気にしない百姓ほど面白いものは無い!」などとゆーておりました。実は宇根さんは出世「出来な」かったのですし(失礼!!)、百姓の私は金儲けできなかったので、単なる負け惜しみかも知れませんが…。
しかし、世代的に継続していくためにも、いくばくかの所得は必要でしょう。
それがどの程度かは、百人百様、いろいろでよかとでしょうが、参考までに政治の考えとる数字を紹介しますと、「農家の確保すべき給与所得者並みの所得」は確か670万円くらいやったと思います。利益率はいろいろありますが、まあ売り上げで1000〜2000万円程度でしょうか。
もう一つ面白い(?)考え方として、現在実施されている「中山間地域等直接支払制度」(所謂中山間デカップリング)での助成単価算定基準の中に、「平坦部とのコスト差による所得格差の8割」というのがあります。
言い換えれば、「山ン中で気持ち良〜く百姓しよるモンは、2割はビンボーでちょうどつりおうとるとバイ」という事でしょう。
で、670×0.8=536万円というのが、中山間百姓の私の、あるべき所得という事になりそうです。
つまり世間一般論としては、その程度は稼がないと、家族を抱えたいっちょまえの社会人とみなさない、という事になるのでしょうか。 … 。
土佐さんの言われる「大きいことはいいことだ」とか経済原理最優先という事でなく、「ややビンボー」でも、まあ何とか暮らしていける程の所得は、私も欲しいです。
税金の申告に行って、「お宅、(税金も払えん程の所得で)どうやって暮らしてあるのですか?」と真剣に心配してもらい、家の修理をしてもらった業者に「ゴメン!、来月払うけん」と詫びを入れ、土木業の社長に「ウチに来んね、日給8000円出すよ」と誘われ、女房から「ゴメンなさい、私のおっぱいが出ないもんだから、…でも明日のミルク代がないと、この子が、この子が、…」(ここは勿論冗談です)という生活を繰り返してくると、「見とったれー!いつか村役場にゲンナマ持って行って所得税叩きつけてやる〜!!」「世の中、やっぱゼニじゃ〜!」とも思ってしまうものです。
そしてやっぱり百姓ではゲンナマを稼げず、その結果、百姓を泣く泣く諦め、賃稼ぎに出た人達の暮らしているのが、今の農村です。
「百姓で暮らせるなら百姓が一番良か」
「本当は俺の方が百姓は上手」
「タカが300万しか稼がんヤツが何ば言いよるか」
「俺の息子は俺が取って来た金で大学にやって、一流企業バイ」
こういう情念が黒く渦巻いているのです。
そんな中で、例えばほとんど無償で集落営農の立ち上げや運営の役割を押し付けられる現役百姓としては、方針や意見を認めさせようとすると、やっぱ相手の土俵での評価も必要です。
なけれぱ地域は動きません。
最低所得で1000でしょう。
 
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
二丈赤米産直センター・吉住公洋
TEL:092-326-5075 FAX:326-5437
HP:
www.d1.dion.ne.jp/~akamai/
Mail:akamai(アットマ)d1.dion.ne.jp
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

11/21 姫路市水族館の市川さんから「釈明と宣伝」
水族館の奇人,市川です

先ほどのメールで、『山ちゃんは自立していません』は、もちろん香西さんの言
う意味でです。きちんと釈明しておかないと、山ちゃんが口をきいてくれなくな
ったら困ります m(_ _)m

冗談は置いて、宣伝です。
11月29日(土)の朝9時15分から11時まで、福井県立三方青年の家で私の講演が
あります。
『田んぼビオトープと自然再生』という題で、直接農業とは関係がありませんが、
お近くの方は、聞きに来てください。
田んぼや池の生き物とともに生きるために、という題の講演会で、16時まで続け
られます。


*奄美大島の畑さんから「おけいさんと皆さんへ。」 
おけいさん、みなさん、奄美大島へどうぞおいでくださいね。ホテル代は、最低でも2割引以上させていただきますよ。
人数が多いほど、割引の交渉がしやすいです。飛行機は、誕生日割引なんかを上手に利用してくださいね。突然おいでになるときにも、僕に連絡ください。親戚だから といって、まけさせますからね。奄美名物は、鶏飯ですが、これ、かなりうまいですよ。 ぼくがゆっくりとお付き合いできるのは、6月から12月までですけど、2,3,4,5月以外ならなんとかなりますからね。それと、7月後半から8月にかけては、台風がばんばんやってきます。
でも、大きな台風を経験してみたい人には、最高でっせ。
 
パイナップルやパパイヤ、サトウキビジュース、パッションフルーツなど、食べ放題にできるように、たくさん、作っておきますよ。
 
このホテルではサーフィンもダイビングもできるし、ぼーっと砂浜で寝転んで、波の音を聴きながら景色を眺めているだけでも最高でっせ〜。もちろん、釣りもいけまっせー。(ダイバーが魚がたくさんつれる場所をこっそり、教えてくれます。これ、秘密)
 
それから、奄美出身の歌手の 元ちとせさんのファンの方いませんか。教室のアルバムに彼女の中学校時代の写真が残っています。
今よりもほっそりとして、可愛いですよ。見てやってくださいね。残念ながら小さめの写真です。
 
 
ふと思うのですが、山下さんの宅配便の皆さんは、
 
いろいろな主張を持った(楽しい)人たちが、それなりに、お互いを気遣いながら、交流を続けていて、こんな場所は、他にはないのではないか と思います。土に触れ、自然を相手(仲間?)にしている人たちだからこそだろうな と思ったりしています。山下さんに感謝です。
 
ところで、ぼくは、家族、友人との付き合いについて、60%満足させてもらえたらいい と思っています。100%満足させてほしい、と思うと、
あれこれと、不満がたまり、付き合いがうまくいきません。  「60%でええわ」 と思うようになってから、うまくいくようになりました。
 
酒をくみかわしたいとき、噴火したいとき、恋のメロディーを流したいとき、と、人の心は七変化です。それが、また、楽しいではありませんか。
 
しかし、自分が好きなように生きれる日本に住んでて良かったなと 北朝鮮の報道を見るたびに思いますよ。皆さんもそう思いませんか。
 
なんか、きょうは、調子が出んな〜。なんでやろ?最近急にメールを送り続けていますが、今がちょうど暇なときなんですよ。お許しくださいね。
春は、読ませてもらうのが精一杯になります。
 
三葉虫のようなゴキブリちゃん、今、捜索中です。
 
 
11/20 「農業をすべきでない所」で農業を始めてしまった土佐です。
ちょっとお邪魔します。
香西さん曰く「農業をすべきでない所」で農業を始めてしまった土佐です。
 
私は何度か香西さんとやり取りをして、香西さんの言わんとされているところはよくわかります。
農業を産業として捉えると、工業しかり商業またしかり、条件のよい所にどんどん移住して、生産性、売上を上げ、経費を抑え利益を上げようとします。また圃場の条件整備に心血を注ぐのだと思います。その側面から「職業としての農業」のポジションが生まれたのではないでしょうか。
 
近隣の仲間と話していてもそのようなことを感じたことがあります。たとえば売上が1000万超えなきゃ農業とはいえないし後継者も育たない、農業で金が儲かるということを実証するのが農業を守ることにつながる(汚い言葉になってすみません)とか・・・
 
確かにその側面もあると思います。一つの大事な要素であることは否定しません。
しかし、「大きいことはいいことだ」的な発想がどうも私には相容れません。
「山椒は小粒でピリリと辛い」こちらのほうが私の性に合っています。
丹波の山の中で百姓をしようと決めた時から「大規模農業」は視野から省きました。
圃場面積、立地条件からいっても不可能だと思いました。従って1000万の売上なんて夢のまた夢です。
 
しかしその代わり、山があり小川があり、蛍が飛ぶ自然がある。それを組み合わせ「楽しい農業」「面白い農業」を目指そうと考えました。従って顧客も不特定多数は必要ありません。逆にいわゆる「顧客の囲い込み」の方向に進もうとしています。一人で無理なら集落営農組織を利用しようと思っています。顧客との対話を大切にして、その中で出来ることを模索する。その中から出てきたのが古代米と観光栗園、それにドジョウの養殖です。鴨は管理が大変そうだし、カブトエビもジャンボタニシもここにはいない。それならドジョウに水田の除草を任せてみよう。天敵はゴイサギかな、棚田のためテグスを張れば大丈夫かも。おもろいやないか、「やってみなはれ」 早速来年始めます。1aあたり500匹くらいかなと仲間と相談しています。
 
一口に「農業」と言っても10人寄れば10通り、100人寄れば100通りになると思います。
「業」といっても個人によって価値観はさまざまです。だからいろいろな議論を経て全体として「農業」に奥行きが出てくるのだと思います。
すべてのことに「絶対」はない「私の常識はあなたの非常識」ちゃうかな?
 
この間のMLを拝見していて、大変勉強させていただいています。
おけいさん!もっと鋭い突込みを農家のためにお願いします。
こういう話はどうしても同業者ばかりだと煮詰まっちゃいますよね・・・
異業種(?)参入に拍手!
 
今日も雨のため仕事は定休日でした。よって桟敷席で焼酎片手に相撲観戦、でも何か迫力ないな・・・ 相撲協会も限界かな、私のアルコールも限界に近づきました。
 
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       京都府 天田郡 三和町 岼595        土佐祐司
         Tel 0773-58-2265 E-mail y.tosa(アットマ)galaxy.ocn.ne.jp            
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11/20 福岡の吉住さん、奄美の畑さん、そして、岡山の香西さんへ。。。
う〜ん、
紫の文字、 … 色っぽい。
おっとっと!  本人はずっこけました〜。 
あ・・・私じゃなく。  文字の色ね。色っぽいというのは。。。
 
そこっ!笑わない!  お祝いを持って駆けつけると言うてるのに、宿泊費は皆の2倍やと? むむっ。ぐれてやる!
 
今の農村に暮らしてみると、少しは分かってもらえるか、な。
答えになってませんね。
う〜ん、奥が深いですね。
若ければ、たぶん押し掛けて行くのでしょうが、若い頃には農村留学という言葉すら知らず、第一、こういうところにご縁もなけりゃ、興味もなかったですからねぇ。。。
 
どんなレベルが「職業としての農業」のレベルだと思いますか。私どもの考えるレベルとは、多少誤差があるのでは?
多少どころか、おおありでしょうね。
もしかして、「家庭菜園」という言葉でさえ、香西さんがおっしゃるのと私が想像しているのとでは、差があるかもしれない。
「職業としての農業」そのものが、よくわからない。
消費者がささえるとかいうレベルではなさそうや。。。。
 
そもそも、職業ということばが、何を意味するのか…
昔、看護を、「医者の助手」ではなく、医と同列の「看護職」として独立させようと、尽力された看護婦さんたちが
いらっしゃいましたが、看護大学ができ、看護婦という呼び名が看護師に変わって、、、さて、現場ではどのように
変化したのでしょう。「権威に対して同等に意見を言うには権威を身につけなきゃってこと?」って言うと、また話が
それていって、その道の方たちにめくじらを立てられそうなので、控えますが。。。
 
サラリーマンは一部を除いて、たいていの人が時間やノルマに支配され、リストラの恐怖に怯えながら毎日を過ごしています。
ある日突然解雇されたら、いったい今まで会社に捧げてきた俺の人生はなんだったんだろうって、虚無感がおそってきて
支え合うべき家族すら重荷になり、生きる意欲がなくなるのも、無理はない。。。
 
と まあ、おけいちゃんの連想ゲームはとどまる所を知らないで、暴走しておりますが・・・(だれか、とめてぇ〜っ)
 
で、私が知りたいのは、「某有機生産グループ」の元気なかァちゃんたちと会って、香西さんがなぜ寂しくなったか…
 
限られた消費者のための「有機農業」からの脱却がせまられている
古典的「有機農業」にとらわれていては、次世代へのバトンタッチは難しい
ふむ。このあたりにキーワードがありそうですね。
消費者グループと手を組んで、そこだけ満たしてやって「やってます〜!」とはしゃいでるおばちゃんを想像しても〜たんやけど。
 
香西さんの思いは、全国ネットで手を組んで、もっともっと訴えていかんとといけんね。
寂しいものを感じたら、もっと言うて下さい。
タダの消費者の私には、人参の味の違いくらいしかわからんかったりするんやけど、やっぱり、やっていくのは香西さんたち
農家の人やけんね。
私も考えつづけます。けど、どっちかいうたら、今日届く野菜をどう調理するか、それが目下の悩みですぅ。
 
そうそう、昨日チラッとテレビで見たのですが、農業に「トヨタ方式」を採り入れてうまくいきだした地区があるという話、
ちょっと興味を持ちました。(香西さんのお話とは別物です)
 
でわっ。
 
11/20 おけいさんから「やまちゃんの直売所のお客層」
やまちゃんへ。おけいで〜〜っす♪
すッごくわかりやすい話の展開で、読み応えがありました。
雨のおかげやね。
こんだけのことを書こうと思ったら、相当パソコンの前で、時間を費やしたことでしょうから。
そもそも、やまちゃんの「めくじら」の発端は、私に責任があったように思いますが、結果、いろんな投稿があって何かの考えるきっかけになってるとしたら許してもらえる?
しかし、「あれも愛〜、これも愛〜♪」発言にはおったまげて、やまちゃんどうなってしも〜たの と心配になりましたで。
 
単純に、(ホント、単純によ)
ホーレンソウがとれすぎるんやったら、ピューレにしてベビーフードとかに加工すればいいやん、と、いつもの私の屁理屈と連想ゲームがはじまったんやけど、(めくじらたてんといてね)
考えてみたら、いったん、設備ができて、ベルトコンベアーがまわり出したら、「不作」だの「有機無農薬」だのとは言ってられないわけで、
そらへんが、食を扱う企業と生産者のかかえる(私らには計り知れない)大きな壁なんやろうね。
だって、「自然」と言う予測のつかない大きな力に依存しないといけないんやもんね。
 
先日も、神戸で共同購入している姉が野菜の仕分けに行ってどうだったかというと、「一人につき、てんこもりのコンテナ二つで、料金も二つ分やった。出荷調整してくれよ〜〜」とグチっておりました。しかし、契約農家にしてみれば「できちゃったものは仕方がない」といったところでしょうか。
だから、私は会員になれへんのんよ。てんこもりのコンテナ二つ分の野菜、、、、想像しただけでダウンや。(それが高かろうが安かろうが・・・・)
あ、これも、私の単純発想やからね。めくじらたてたら、からだに悪い。
 
最近、自分の中のもうひとりのおけいちゃんが「農業を知らんもんが、口幅ったいことを言うもんでないよ」と、言うので、このくらいにしときます。
 
>「あんたのご飯作りは、余裕がない。もっと楽しんで作らんと。楽しみ方というのがわからん人やねえ、」
やまちゃんの奥さん。。。私もそのひとりです〜   (oT_To)うぅっ。。。
 
畑さんへ。
そのうち、ツアーを組んでのりこみますので、その時はよろしく!
時期的にはいつ頃がよろしいか? (このときだけはやめてくれ、というほうがいいかしらん)
うっふっふ・・・
 
でわっ!

11/20 姫路市水族館のいちかわさんから「でしゃばり」

水族館の奇人、市川です
私の領域ではないけれどでしゃばらせてください。

香西さんの『自立』は、『それなりの基盤と戦略を持っているものだけが将来的
にも自立しているといえる』ということなのでしょうか?
宇根さんの話の中に、老農夫に百姓人生の中でいつが一番良かったかと聞いたら、
家族総出で(おそらく3世代)田んぼをやっていた60年代初めが一番楽しかった、
というのがありました。
その頃は日本中まだ貧しかったから、貧しいなりにも田んぼで食っていけた時代
でした。ところが今は、同じ田んぼを機械を使い、肥料や薬を購入して一人でや
っても、田んぼだけでは食っていけない。だから二束のわらじを履くし、それも
できない人は営農組合に田を預けてしまうことになるのでしょう。
日本中の百姓のほとんどが、香西さんの言う意味では自立していません。
みんなその日、その日をじたばたしながら何とか食いつないでいます。当然、落
ちこぼれる人も出てきます。
しかし、じたばたしているのは百姓だけではありません。私だって同じです。サ
ラリーマンの多くは、本当は明日にもリストラされるのかも知れないのに、自分
だけは違うと思いながら働いています。
おけいさんの遊び半分とは少し違うと思いますが、このじたばたのなかにこそ、
人生の哀歓があり、だからこそ生きているって面白いってことになるのだと思い
ます。
おけいさんへ
山ちゃんだって自立していません。周囲の5,6人が同じことを始めたら、売り
上げは激減し、たちまち山ちゃんの生活はなり行かなくなります。でもそうなっ
たら、山ちゃんはじたばた知恵を出して、別のことを始めるでしょう。
自分も含めて、じたばたしている人は大好きです。

11/20 奄美大島の畑さんから「信州の唐沢さんへ」
唐沢さん、黒米をほめていただきありがとうございます。お世辞とはわかっていながらうれしいものです。
ふだんでも、寒いところなのにさらにもっと高いところでトマトやお米を作っておられるんですね。何度かいただいたトマトは、
本当に絶品でした。
月と作物との関係については、ソーラークッキング(太陽の熱だけでお料理をする)で有名な鳥居ヤス子さんの著書「有機派生活たのしみ術世界編」ほたる出版 の中に出てきたなとおもってめくっているのですが、まだ見つけられません。
 
播種や挿し木などの成功率は、月の満ち欠けに大いに関係すると言う記述でした。鳥居さんは、元外交員だったようで、世界中を歩き回って各国の農業手法、特有の技術などを興味深く記録しておられるスーパーおばあちゃんで、特に彼女のソーラークッキングは、海外のキャンプ場(迫害?された人々の)でも、大活躍しているらしいです。
 
アメリカで日本の葛(クズ)をマルチの代わりにしたり、くず粉が貴重品になっていることや、インドのニームの木(害虫全般に効果があり、人間には無害という奇跡のような木、今、畑農園では、この苗を現在300本くらい育てておりますぞ。)など、数え切れないほどの興味深い内容です。
 
月と地下水の関係については、まだ知識をもっていませんが、身近にあるお月様は、地球に多大な影響を与えていることは、間違いがないことなので、可能性は相当高いとおもいますよ。満潮干潮もそうだし、人間の感情も大きな影響を受けますからね。・・・・月夜の晩、きらきらとダイヤモンドのように光る海をみながらのデートは最高でした〜〜(エヘッ)。
 
そうそう、テレビでみたんですが、日本のなんとかいうカメラマンが、月夜の晩に何分間かシャッターを開放して写した写真は、青白く幻想的に輝くということを発見したらしいですよ。あまり見たことがないような見とれてしまう写真でした。オット、脱線してきたぞぅ。
 
アブラムシに迷惑しておられる方は、ゲキ辛の唐辛子が奄美にありますので、それを植えて、赤くなった実を粉にしたり、炊いたりしたものをふりかけると、何処へと去ってしまうらしいですよ。ぼくは、来春の苗で試すつもりです。
 
蛸がとれずにこまっているおけいさん、こっちは、まだまだ、魚介類が豊富でっせー。先日友人が巨大な蛸をとろうとしたところ、足にまきつかれて浮上できず、危なく、天国(地獄?爆笑)へいくとこだったらしいですよ。カタキをとってやってくだせー。また、塾生の釣吉君は、自分の身長体重よりもでかい魚をつりあげておりやした。つりに関しては、おもろい話がいっぱいだっせー。
 
 
11/20 やまちゃんから「直売所の気まぐれ客層」
また、朝から雨。一日ふったりやんだりしてるみたい。
暖かくて、水分があるものだから、野菜がぶくぶく太るが止まらへん。
正月には、また野菜が品薄になって、暴騰のパターンやな、これは。
野菜だけやない、雑草もすくすく育って、削っても土が乾かへんかったら元の木阿弥と思うと、
中耕除草の元気も出ず、なんか気が抜けてしまったような日々です。
虫も多くて、穴だらけ、ケセラセラなるようになる、で体が動きません。
 
赤木さんに対するぼくの「目くじら」は、赤木さんを怒らせてしまったみたい。
どうもそんな予感がする。目くじらが怒らせてしまったのではなく、
めずらしく真顔で反論してきたのを、「あれも愛〜、これも愛〜♪」と逃げてしまったことに怒ってるかも?
大明神の腹は、よく沸々と煮えたぎって、それも竹を割ったように沸騰することがあります、きっと。
 
大明神の「愛」には、「愛憎」や「好悪」、その中間には慣れという感覚が広がっているが、
それらをひっくるめて、大明神は「愛」と表現しているようだが、
大明神と奇人(市川さん)との自然に対する姿勢は、微妙なちがいがあり、
ぼくは、奇人の方に親和感があり、大明神の「愛」と言うことばにすこし「異和」があって、
そこをついてみたかったのですが、
なんやことばの上の問題をうろちょろしてるみたいやなあと、
あの湯沸かし器・大明神が、武者小路実篤風の博愛主義になるはずないもんなあと、
逃げてしまった次第です。
反省しております。
 
さて、「目くじら」の日に書いた本題、
愛媛県内子町の直売所「からり」のニュース特集を見ながら。
「なるほど、最近では、直売所は田舎でなりたっていくものだな」
と、思ったことでした。
内子町と言えば、予讃線のちっちゃな駅、山の中の小さな町(農村)です。
もちろん観光客(年間50万人とか)もいますが、
主なターゲットは、地元周辺の生活者のはずです。
農家にしても、基本的な生活スタイルが、消費者になってるもんなあ。
 
「大勢でやるって、いいなあ。品数が豊富で、個性があるから、それだけで客を呼べる。」
うちなんか、端境期になると、毎日ホウレンソウ、ダイコン、ニンジンがごろごろ、がくんと客足が落ちる。
そこで。セリを摘んできたり、とうだち白菜の菜の花を並べたり、、、、
最後の切り札は、「今月いっぱい、お店を休もう」
特別休暇がもらえたみたいで、のんびりしたうれしさです。
 
「共に競い合いながら、直売所をやっていくのは、それはそれでおもしろいだろうな」
なにより、地域が元気になるのがいい。
ぼくが田んぼを借りて作っている集落で、10年ほど前から「日曜朝市」をやっています。
その時、姫路市から「ふるさと何とかの補助金」がちょっぴり出たようでした。
「老人ボケ防止対策事業やな」と、揶揄されたものでした。
まわりの冷やかしにもめげず、熟年クラブを中心に、みんなで力を合わせ手作りで売り場を作り、がんばっています。
市場調査をやって、統一価格を設定しているので、
赤木さんが言うような「中国野菜とどつきあいをするようなものや」という事態はまぬかれているが、
しかし、「年寄りのほまち(こずかい)稼ぎ」に毛の生えた程度のものしかなっていないようなんです。
香西さんいうところの「業として成立してない」
 
どうして?
国道29号線沿いにあります。
農業振興地区に指定されている、純然たるとは言えないが、農村です。
朝8時の開店前には、行列ができるほどのにぎわいです。
開門すると、どっとお客がなだれ込み、1時間足らずで、めぼしいものはあらかた無くなってしまうにぎわいぶりです。
2年前だったか、秋野菜がベラボーな高値をしたとき、
おばあちゃんが転んで、「おお怖(こわ)、こんなとこようこんわ」と、言ったとか。
それほどの人気なのに、直売所の売り上げが増えていってるかと言えば、どうもそうでもないみたい。
基本的は、供給過剰のようです。
お客の数も、あまり増えてはいないようなんです。
だから「平日に、うちに来れば、わけてあげるよ」と言ったとか言わないとか、
「それは抜け駆けで、ルール違反ではないか」というようなもめ事が出たりもするのでしょう。
 
なぜ?
朝市目当ての、熱心なお客さんばかりになってしまうジレンマ、ぼくはそうにらんでいます。
通りがかりのお客とか、久しぶりにのぞいてみようかなという、気まぐれなお客さんをつかまえきれない。
「固定客」といえど、いろんな事情で来れなくなってしまったということがよくあります。
「あの人、しばらく顔を見いへんなあ。どないしたんやろ」と思ってると、
入院していたとか、家族に寝たきりを抱えてしまったとか、、、、
もちろん、気まぐれも消費者の大いなる権利であり、楽しみでもあります。
 
ある程度の固定客がいてくれないと、その度ごとの変動が大きすぎるというリスクがあります。
ところが、固定客ばっかりだと、何らかの事情でその固定客が来なくなったときに、その穴が埋まりません。
固定客プラスそれをとりまく大きな「流動層」がいてくれて、
おたがいに少しずつ入れ替わりながら、いてくれるのが、ちょうどいいのじゃないかなと、ぼくは思っています。
 
直売所の、よくあるタイプ「週1の朝市」型は、お客はそれなりにどっと集まるんだけど、
だけど、頭打ちになるのは、そこいらに原因があるのはないかな。
老人や主婦の「ほまち稼ぎ」の域を出るには、恒常的な直売所にした方がおもしろいのになあ、
かなり(20人あまり?)の人手があるんだから、店番も交代でまわしていくようにすれば、
そんなに負担でもない。
週一というお店は、いろんな無理があります。
夏場なんか、毎日収穫していかないと、野菜がお化けになってしまいます。
夏場だけじゃないぞ、今年は暖かすぎて、雨が多いものだから、
ホウレンソウなどまだ小さいかなと思っていたホウレンソウが、
1週間たったらもう1人前。次の週にはお化けになっています。
2〜3日前に収穫した野菜も朝市に出すようになりかねません。
 
大人数でやると、お金の計算が大変。
じっちゃんたちが、老眼鏡かけて、ごつい手でレジを売っています。
遠目にはほほえましい光景ですが、、、、
テレビに出ていた値札発券機、あれええなあ。
集計もパソコンを使って、自動的に出るようになっているみたい。
行政も、そこら辺から本腰を入れて、サポートしてくれると、
姫路の農村もまだまだ捨てたもんやないと言う風になるかも。
 
香西さんに言わせると、朝市や直売所は、家庭菜園の延長の域を出てない、
業としてなりたっていない、ということらしいが、それはぼくもそう思う。
だけど、香西さんが歯ぎしりして目くじら立てる傾向は、
(あんたの百姓は業なんか、遊びなんか?と言う傾向は)
この傾向は、止まらんと思う。
うちの奥方にしてもそうや。
ぼくがせっせこ種まきに精出していると、
「ええ加減にしときよ、仕事だけが能やないで」
「私に家事を押しつけて、私かて外で仕事してる方が気が晴れるんやからね」
週に2回晩飯を作るようにしてるんやけど、
「あんたのご飯作りは、余裕がない。もっと楽しんで作らんと。
楽しみ方というのがわからん人やねえ、百姓の子供なんやねえ」
と、のたまう。
おっと、話がそれてしまった。
香西さんに一泡ふかせるような展開になってくれたらおもしろのになあ、
そうなっていったら、世の中まだまだ捨てたもんやないで。
ひそかに思ってるだけのやまちゃんです。
 
以上、ニュースステーションを見ての感想でした。
 
 
11/19 信州の唐沢さんから「畑さんへ・黒米&気象データ」
信州の唐沢です。
畑さん、いい黒米ができましたね。
畑で作る稲ですが黒米が出来るかはわかりませんが
「陸稲」といって米がなかった30年ほど前は畑でも稲を
作っているのを見たことがありますので乾燥が著しくなければ
出来るんじゃないですか?(僕の勝手な判断ですけど)。
 
温度を記録している件ですが、ウチのところも
気象台の発表する気温は当てにならないので信用してません。
気象台または測候所(観測点)の殆どが街中の気象庁支局の
敷地内だったり、市役所の屋上だったりするので、田んぼや
畑のある場所とでは結構違いますね。
因みに、ウチのハウスのあるところの標高は764mでここ6年間
最高最低気温を記録していますが気象予報士が発表する気温は
避暑地で有名な軽井沢の気温と変わりません。
話は少し変わりますが、月の満ち欠けや、満潮干潮時と地下水位
の変化が関係あるのではと思い始めてます。また、野菜の種まき時期
若しくは芽の出る時期との関係もあるのでは?とも思いますがどなたか
この辺の所について詳しい方はいらっしゃいませんか?
 
11/19 奄美大島の畑さんから「アブラムシなど」
市川さん、アブラムシのことを詳しく教えていただき、恐縮です。ぼくが観察した範囲では、集団で襲い掛かるというのは、見ることができませんでした。しかし、現実には大いにありえることだとおもいます。
 
また、生息地や、環境(えさが多い少ない、個体数が多すぎるなど)によっても、習性が変わることもありえるとおもいます。私の農園のアブラムシは、幼稚園児のようにカワイ〜イ 感じです。しかも、集団ではなく、堂々と1対1で戦っているようにおもいます。(失礼、これは単なる私の願いです。)
 
おけいさん、収穫祝いに来てくださるようで、感謝感激です。幸い、先日、私よりも格段に金持ちの弟が、奄美群島最高の景勝地にある(今では、建設不可能な国定公園内にある)ホテル(45部屋)を買ったところですので、一番いい部屋を空けておきますからね。飛行機は、コンコルドをオークションで買っておきますので、それに乗ってきてください。
 
皆さんもどうぞ、おいでください。コンコルドは嘘ですが、ホテルは本当です。半額とまではいきませんが、かなり、安くできますのでね。  おけいさんは、うるさそうなので、みんなの倍額いただきます(爆)。うそうそ、葉葉葉。
 
11/19 おけいさんから「雑談」
おけいで〜〜っす♪
 
>アブラムシは生物学的には大変面白い昆虫です。
 
初夏の頃可愛いカモミールの花や、楓の新芽にびっしりくっついて、いっせいにお尻を振ってるよ。
ざわっ!ざわっ!って、リズムを刻んでる。
緑色のは手でビュ〜っとしごいてつぶすけど、黒いのはティッシュで。
羽根の付いたのが飛んでくると、いっきにふえるね。
 
>気象台の記録計が海辺にあるからだとおもいます。やっぱり、海辺は、あたたかいんですよ。
 
うちのダ−リンは、素潜りをしますが、冬の海は温かいそうです。
陸に上がった時は凍えると言ってます。最近は加齢のせいか、潜りに行かなくなりました。
海中の様子も近年変わってきたと言ってました。
明石海峡大橋の土台ができたときから、数年間、いつものポイント(垂水・塩屋沖)に行っても、蛸がいなくなってしまったと。
今はどうなんでしょう。
香住も、ついに、禁止になりました。公園になるらしいです。
テトラポットをたくさん海中に投じだしてから、石ダイも、タナゴもいなくなってしまったと嘆いていましたから、よけい潜れなくなったのかもしれません。
海の中は、私たちには見えませんから気付かないのですが
やっぱり、少しおかしいようです。
 

11/19 奈良の今石さんから「はじめまして」

奈良の今西と申します。
先日現代農業の西森さんからご紹介いただき井原さんの意志をお継になってご活躍と聞き返事を出させて頂いています。
先日井原さんのビデオ拝見してそのすばらしさに驚きさっそく本人にお会いしたいと思いましたがお亡くなりなられたと聞きがっかりしました。
それで井原さんの方法をさらに勉強したくお手紙させていただきました。今後よろしくお願い致します。みなさまが集まる機会ございましたらご連絡いただきました参加いたしますのでよろしくお願いします。
連絡先  090-9716-5000  又は0747-53-2228 (有)イマニシ  まで

11/19 千葉の野口さんより、「今年の収穫を終えて」

 ようやくすべての籾すりが終わって、ほっとする間もなく秋起こし
がスタートしたばかりの千葉の野口です。

 いわゆる無農薬ではない農法で稲を育てています。親父が脳梗塞で
動けなくなったこともあって、今年から水管理を含めすべてをまかさ
れました。そういう意味での1年生としての感想というか書いてみた
いと思います。ちょっと長いですけど(^^;;

 ◎今年から1町歩に
  これまで5反弱の自分の田んぼだけを耕作しましたが、2月にな
  って近所の人が亡くなったために5反強の田んぼを耕作すること
  になりました。収穫作業がバインダー+ハーベスタでしたから、
  私と妻と母で大丈夫か不安が残りましたけど、なんとかなりまし
  た。

 ◎種まき
  種籾の発芽に育苗器は使っておらず、無加温ハウス+保温シート
  だけです。今年は早めに播いたのですが、低温であったため、発
  芽が揃わず、田植えは4日近く遅れました。

 ◎田植え
  近所と共同購入で3軒で共同購入しています。ペースト施肥がで
  きて除草剤散布も同時施用できる乗用6条植えのものです。恥ず
  かしいことに田植機に乗ったのは今年が初めてです。それまでは
  2軒に「おんぶ」していました。除草剤の散布は本来はしたくな
  いですが、今年もしてます。どうも散布量調整がうまくいかず、
  26.4%も規定量より多くなってしまった。来年の課題であるが、
  調整がとても難しいようだ。
   肥料:ネオペースト2号  1反あたり平均   27.3kg
   殺虫剤:パダンSG水溶剤 1反あたり平均  136.4g
   除草剤:ユートピア粒剤  1反あたり平均1,315.4g
  一部は、1畝しかないため手植え(手刈り)しています。

 ◎水管理
  自分の田んぼの水保ちはわかっているのだが、引き継いだ田んぼ
  3枚の状態が解からず、また、秋起こし後に引き継いだ関係で不
  明点が続出。田んぼと相談しながら悪戦苦闘しました。
  知らぬところに排水口があったのには負けましたし、用水の圧に
  よって洪水状態が起きるのにもまいりました。

 ◎まだらな状態
  1枚の田んぼは、どういうわけか元肥が均一に効かず、斑になっ
  てしまいました。時期はずれの6月になって追肥を効かせたので
  結局おかしくなったまま。4週後の5月末にすべきであったよう
  です。

 ◎手前が深くて高く、奥が浅くて低いという田んぼ
  1枚の田んぼは手前の耕盤が深くなっていて60cmぐらいありまし
  た。水口で深くて出口で浅いので水を補給し続けないと下に抜け
  るというのには参りました。耕地整理のなした弊害ですよね。
  昔の地図を見たわけではないけど、おそらく地元でいう「みよ」
  (排水溝のあと)があったのではないかと思います。

 ◎酸欠とイネドロオイムシの被害
  上記の田んぼがどうしても掛け流しに近い水管理となってしまい
  酸欠状態から(と私は思うんですが)生育が止まったようになり
  ました。しばらくしてイネドロオイムシの被害が出てしまい、あ
  わてて水を丸1日切って対応しました。

 ◎中干しはしませんでした
  どうにも天候が悪かったので、中干しはせず、用水供給が1週間
  とぎれるので、それに任せました。ヒビが入るまで行った田んぼ
  は半分ぐらいかな。借りた田んぼはヒビが入るまでは行きません
  でした。

 ◎ようやく出穂
  このままでは穂が出ないんじゃあないのかと思えるほどの異常な
  天気に不安がよぎりましたけど、千葉北西部では10日ぐらい遅れ
  て出穂。出穂期がこんなにばらついた年はないというのが田んぼ
  で会う人から聞く言葉。

 ◎追肥
  昔からNK化成を使ってきましたから、今年もそれで行きました。
  加減をどうすべきかいろいろ考えたんですけど、親がやってきた
  ことをまずは忠実にやるしかない。ということで、1反あたり20
  kgを与えました。天候が後半回復しましたから結果オーライでし
  たけど、あの天候のままでは多すぎたのだなと感じます。

 ◎収穫
  バインダーで刈り取り、田んぼに刈っ干しにして、翌日ひっくり
  返して、ハーベスタで脱穀というスタイルをもう30年近く続けて
  いるのでこれもスタイルは変更せずでした。雨になったら「稲架
  がけ」をと思っていましたが、天候が続いて良かったです。
  実はこれまで乾燥機を使用せず天日干しをずっと続けています。
  9月の頭に母親が指を切断することになり、人員不足から収穫作
  業は進まないったらありませんでした。1町歩に増えたこともあ
  りますけど、1人足りないと辛いです。動けないはずの父親まで
  杖をつきつつ手伝ってもらう事態に。

 ◎乾燥
  今年、乾燥機をようやく買いました。それまでは、悪天候になる
  と稲架をかけるか、近所の家に乾燥を依頼していました。今年か
  ら世代がわりからということで、始めて中古の乾燥機がやってき
  ました。籾摺り機への張り込み作業だけでも楽になったように思
  います。天日で15.5%まで乾燥させた後、袋に詰めて保管。1週間
  程度の後に籾摺りというパターンなんですが、今年は収穫後の雨と
  湿気でだいぶ乾燥戻りが出ましたから、試運転も兼ねつつ、乾燥
  機で微調整をしました。

 ◎籾摺り
  いわゆる全手動型の籾摺り機を使っていましたが、乾燥具合の割
  には籾が残るということと、乾燥機からの張り込みについていけ
  ないということで、途中で買い換えました。もちろん中古ですけ
  ど。

 ◎出来具合
  反あたりの収量は平均で8.58俵。例年並みと言ったところですが、
  悪い田んぼでも7俵だった例年と比べると、今年は6.5俵とかあり
  ますから、圃場のばらつきがかなり出ました。
  粒も例年に比べると若干小さめですが、小米の量が増えているわ
  けではないので、粒ぞろいがだいぶ悪くなっているようです。

追伸)うちのHPの日記(9月)に収穫の様子を載せてあります。
   それこそ百姓1年生のうちの奥さんのHPの日記と比べると、
   視点が違うので、私自身勉強になります。  
--

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

 
mailto:turbo(アットマ)kaimu.jp  野口 忠司(た〜ぼ)
 
http://www.kaimu.jp/   花囲夢@我孫子/千葉

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

11/19 福岡の吉住さんから「re・おけいさんへ」
う〜ん、
紫の文字、 … 色っぽい。
 
ワタクシも香西さんと似たような考えを持つ者でアリマスが、
ご質問の返答としては(香西さん、出過ぎた事ですみません)
今の農村に暮らしてみると、少しは分かってもらえるか、な。
答えになってませんね。
 
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
二丈赤米産直センター・吉住公洋
TEL:092-326-5075 FAX:326-5437
HP:
www.d1.dion.ne.jp/~akamai/
Mail:akamai(アットマ)d1.dion.ne.jp
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
 
11/19 岡山の香西さんから「おけいさんへ、とりあえずの返事です」
現在は、職業として成り立っていない、と?
  職業として成り立っていない場合がほとんどだと思います
先祖代々農業っていうのは、自立していない?
  先祖は成り立っていたのでしょうが、現在は成り立っていない場合がほとんどだと思います
子供たちは家業としての農業を継ぎたがらない?
  継ぎたくても、継げない(職業として成り立たないから)  
 
経済的安定の保証・・・とか?
  第一次産業としての農業は「成り立たない」とほとんどの人が思っているからです
 経済的安定の保証よりも、圃場環境の整備が必要だと思います
遊びの要素としての楽しさはいけませんか?
  良いことだと思いますが、「職業としての農業」あってのことだと思います
 遊びの要素だけでは、食料の安定供給にはならないと思います
職業も含め、生きてることを遊びと捉えるっていうのは、どう?(むつかしいけど)
  もちろん、生きていること自体、「うたかた」の存在だと思います
もちろんそうですね。家庭菜園はあくまで趣味レベルだと思います。というか、換金してこそプロであり,業(なりわい)だと思います。
  どんなレベルが「職業としての農業」のレベルだと思いますか。私どもの考えるレベルとは、多少誤差があるのでは?
うむ・・・・もとは、自給自足というか、自家消費用っていうか?  しかし、需要があって・・・需要に応えて発展してきた?
ここが、いちばん知りたい部分。 後継者を育てようという気概がなかった?  ただ、消費者に媚びているだけ・・ということ?
具体的に、「元気なかあちゃんたち」が浮いていた(?)から、引いてしまった・・・のかなぁ。
  限られた消費者のための「有機農業」からの脱却がせまられていると思いますが、この点が、なかなか進んでいないようです。
 古典的「有機農業」にとらわれていては、次世代へのバトンタッチは難しいと思います。
 
答えになっていないと思いますが、ひとことでいえない部分が多いので、こんな形になってしまいました
 
ホームページも見てやってください
 
吉備路オーガニックワーク
香西達夫
090-8249-0938
kouzai(アットマ)ruby.ocn.ne.jp
http://www7.ocn.ne.jp/~kibijiow/

*おけいより香西様へ
(イケてる農民の?)イケミン香西さまへ。
 
こんばんわっ!解答ありがとうございます。
わからないところを質問させてくださいね。的を外れてたら、また教えて下さい。

>私の考えていることは、第一次産業(職業)としての「農業の自立」です
>このことを抜きにして、「次世代への継承」などと、思いもよりません
現在は、職業として成り立っていない、と?  先祖代々農業っていうのは、自立していない?
子供たちは家業としての農業を継ぎたがらない?
だから、職業として確立させなきゃ・・・ってこと?  
 
>生産を志す人たちはもとよりですが、流通にかかわる人たちも、面白そうだと感じる「農業」でなければ、消費者のみなさんの求める農産物をスム>ーズに皆さんの手元にお届けすることは出来ません。「面白そうだ」ということは、いろんな内容を含んでいますが、ベースになるものは、職業とし>ての要素だと思います。
経済的安定の保証・・・とか?
遊びの要素としての楽しさはいけませんか?
職業も含め、生きてることを遊びと捉えるっていうのは、どう?(むつかしいけど)
 
>家庭菜園を拡大コピーしたものが「農業」だとは考えていません。
もちろんそうですね。家庭菜園はあくまで趣味レベルだと思います。というか、換金してこそプロであり,業(なりわい)だと思います。
>有機農業もまた「家庭菜園の拡大コピー」のようなものからスタートしたと思いますが(異論は覚悟の上で)、現状は大きく変化していると思います。
うむ・・・・もとは、自給自足というか、自家消費用っていうか?  しかし、需要があって・・・需要に応えて発展してきた?
 
>消費者(いちおう自分自身も含まれているようですが)のために、「がんばっている的」産地には残念ながら「寂しいものを感じた」と感じざるを得ま>せんでした
ここが、いちばん知りたい部分。 後継者を育てようという気概がなかった?  ただ、消費者に媚びているだけ・・ということ?
具体的に、「元気なかあちゃんたち」が浮いていた(?)から、引いてしまった・・・のかなぁ。
 
>ホームページも見てやってください
>「野良の視記」(復刻版)もみてやってください
見てますヨ〜。
農業に対する誤解とは、どういうこと?

野菜を食べるだけの、門外漢が、生意気なこと書いて、すみません。
上げ足取りではなく、素直に疑問を感じた部分を投げかけてます。
でわっ。
*おけいさんへ 「イケミン」(自称)の香西から お答えします
 私の考えていることは、第一次産業(職業)としての「農業の自立」です
このことを抜きにして、「次世代への継承」などと、思いもよりません
生産を志す人たちはもとよりですが、流通にかかわる人たちも、面白そうだと感じる「農業」でなければ、消費者のみなさんの求める農産物をスムーズに皆さんの手元にお届けすることは出来ません。「面白そうだ」ということは、いろんな内容を含んでいますが、ベースになるものは、職業としての要素だと思います。家庭菜園を拡大コピーしたものが「農業」だとは考えていません。
有機農業もまた「家庭菜園の拡大コピー」のようなものからスタートしたと思いますが(異論は覚悟の上で)、現状は大きく変化していると思います。消費者(いちおう自分自身も含まれているようですが)のために、「がんばっている的」産地には残念ながら「寂しいものを感じた」と感じざるを得ませんでした。
 
11/18 福岡の平井さんから「私の稲作」
昭和43年卒業して大阪の鉄鋼大手に就職した後、
脱サラして、地元の福岡県の田舎町で昭和50年から、自然食品の店を始めました。
 
昭和60年から、仕入れている卵に納得がいかず、自然卵養鶏を始めました。
一応満足できた後、同じ様な訳で、平成5年から稲作を始めました。
このままではこの地方で米を作る人がいなくなる。どうしても自分にも稲作技術を
身につけたい。10年は掛かるだろう。体力的に無理が利くのは55歳までだろうから
どうしても45歳には始めなければと、父に無理を言って2.8反の田を私の自由に
させてもらいました。
 
教科書は、井原さんの本3冊「への字」でした。
ジャンボタニシのためか、初年度から草は全くはえませんでした。
 
終戦を特攻隊の基地の知覧でむかえた浦井さんが先生で、無農薬、
除草剤無し、箱苗の機械植えから、始めました。
初めては見たものの、わからないことばかりでどうしようもありませんでした。
例えば苗箱に水をやるときに、どのくらいやっていいかわかりません。
先生に頼んで水をやって貰って、横で指を折って、1,2,3,、、と数えていました。
一から万事この調子でわからないときには、先生を呼んできて、「どうして?」
「どうすればいいの?」の連続です。
 
いよいよ明日が田植えというとき、先生が後ろ手に組んで畦を歩きながら、
ボソッと『平井さんいよいよ明日が田植えだが、田植えがすんだら決して隣の田んぼと
較べたらいけません。あなたはあなたの考えで稲を作ろうとしている。隣とは考えが違うのですから、
決して隣と較べたらいけません』これは『家(家族)でも同じですけど』と、
 
私がいろんな事を質問する度に、このような問答があり、何度も鳥肌が立ちました。
 
先生からは「稲の声を聞け」と『毎日、畦を歩けば聞こえてくる』と、言われ、一日も欠かさず
毎日畦を回って、5年たっても、私には、硫安一発の時期が聞こえませんでした。
 
そんな時、東海大学の片野教授から、「平井さん化学肥料はダメよ」と言われ、
翌年から、思い切って、元肥、追肥、穂肥を全く使いませんでした。
 
驚くことに収穫量は前年度と変りませんでした。私はヒョッとすると、良かれと思って
肥料をやっていることがかえって稲のじゃまをしているのではないか、稲は稲で、
自分が好きなときに好きな物を吸収しているのではないか?と
『稲のことは稲にお任せした方がいいのでは』と思いました。だって彼の方が歴史が古い先輩だから、
 
そして、機械植えを止めて、苗代を作っての36p角の手植えとしました。
(肥料も農薬も除草剤も使わないで、稲には頑張れ、そして人間は楽な機械植えでは
申し訳ない。稲の本来の能力を活かせる昔ながらの手植えしかないと思いました。) 
 
そして、4年目の収穫の時、コンバインで刈り取りの時、驚くことに、
いつもでしたら、ワーッと沸き立つ虫たちが、いつもの1/10もいないのです。
くず米もほとんどありませんでした。
 
私は『化学肥料の害が無くなるのに4年掛かったのだ』と感じました。
その時、諸悪の根元は農薬ではなくて、化学肥料ではないかと考えました。
ならば、野菜も無化学肥料で作ったらすばらしい野菜が出来るのではと、
その時から、私の野菜作りが始まりました。
 
今年で2年目になりますが、出来る野菜はたまらなくおいしいのですが、
なかなかお金に替わりません。鶏さんたちは喜んで食べてくれますが、、、、
自然卵養鶏も、沢山の「草」を与えることによって見違えるように良くなりました。
飼料でも草でもお好きな方をどうぞ!これも『鶏のことは鶏にお任せ』です。
 
これらの事を通じて、自然卵養鶏、稲作、野菜作り、人の生き方に
しても、『与えられた条件のもとで最善を尽くす』のが大切ではないか。
人それぞれ、自分の、自分なりの生き方を探すのが、楽しみではないかと、
条件まで変えようといらぬ苦労はいらないのでは、と思うのですが、、、
 
大切なのは、いろんな人の意見を聞いて、自分の生き方にどのように
取り入れるのか、或いは無視するのか?そして自分なりの『生き方』、『稲作』、
『野菜作り』、『鶏の飼い方』を築きあげる。そこが楽しいのだと思うのですが。
 
長くなりました。  元氣村の 平井 武樹 でした。

11/18 水族館の市川さんから「アブラムシ」
ウーン!アブラムシかわいいですか(^^)
ファーブルの林さんにルーペを渡してなんとおっしゃるか感想を聞きたい!
アブラムシは生物学的には大変面白い昆虫です。
社会性昆虫で、兵隊のカーストを持つ種類がたくさんいます。1令幼虫の中に
前足の太いごっついのがいて、こいつらは脱皮して成長しません。兵隊です。
テントウムシの幼虫なんかが近づくと集団で襲いかかるそうです。ホスト(寄生
する植物)を春と秋で換えてみたり、面白いことをいろいろしてくれます。
秋にホストを換えるために風にのって飛ぶやつもいます。北国では、これが飛び
出すともうすぐ雪が降るということで、ユキムシと呼ばれます。
しかし、我が家の奥方は花についたアブラムシを、目の色を変えてつぶしていま
す(^^)。子供が小さいときは、テントウムシの幼虫を集めさせていました。
やはり、ブチコロス対象なのかもしれません(^_^;)
水族館の奇人、市川でした。
 
 
11/18 おけいで〜〜っす♪「畑さんへ・虫談義」
 
畑さん、
黒米、たわわに実りましたね!豊作やないの〜。すっごぉい!(ちょっと、のりすぎ?)
収穫祭に呼んで下さいな。御供もって、飛行機で馳せ参じますで。(爆)
ていうか、来年の種籾にしないの?
 
ところで、うちの庭に、米粒くらいの大きさの蜘蛛がきれいな巣を張るんですが、この蜘蛛、食べかすを、手でくるくるとまるめて、ポイって
放るんですよ。手足は短い感じの蜘蛛です。あれは、絶対掃除しているんだと思います。
5回くらい見ました。ゴミが放物線を描きながら落ちていく様は、感動します。(わたし、掃除も苦手なので・・・)
 
他にも何種類か蜘蛛がいますが、じ〜っと観察することができるくらいにはなりました。
しかし、子供の頃によくいた、家蜘蛛(大きくて茶色いの)は、もう見かけなくなりましたね。あれは、ゴキブリをつかまえてくれるらしいのに。
今、我が家で大きい顔をして子孫をふやしているのは、ピョンピョンとぶ黒い小さな蜘蛛です。蝿をとるらしい。
鎌のような手を振り回しています。
 
ガレージにおいていたアルミの梯子に、蜂がとっくりのような土壁の巣を作ったことがあります。
ぶ〜〜〜〜〜ん、となにやら重そうに抱えて帰ってくるのですが、よく見ると、自分のからだより大きい青虫です。
何回も往復して青虫を集めていましたよ。
 
あと、古いテレビ台をものいれにしてたんだけど、スズメバチ3〜4匹が作りかけの巣のそばで死んでいたのを発見したこともある。
ガレージは西日が当たって、かなり暑くなるので、生きて行けなかったのかな。
ダーリンが「そういえば、よく蜂を見かけてたんや」・・・だって。(怖)
 
そんなこんなで、けっこう虫に囲まれた生活をしてるんですよ〜・・・・三葉虫もどきのゆっくり動くゴキブリは、一回見てみたいですね。
 
でわっ!
 
11/18 奄美大島の畑さんから「そうなんです」
赤木節と、おけい節が両方乗り移ってきました。困っているわけでもなく、なんか、居心地がいいな〜。このままで、いこうかな。それとも、お払いに行こうかな(笑)。ぼくは、影響を受けやすい軟弱タイプ。岡山に住んだときも、3日でオキャーマ弁になってましたよ(笑)。
 
ホント、あたたかいですね。10月の初旬は、去年よりも相当高い温度でしたよ。
毎朝記録してた気温ですが、気象台の便利なのがインターネットですぐ見れるよ、と教えていただいてから、調子が狂いました。安心してしまって、毎朝チェックするのを、サボるようになったんです。便利さの裏返しですね。初心に戻って、また、自分で、チェックするようにしました。そうしないと、毎日のできごとを記録するのも忘れてしまいますから。
 
それと、ひとつわかったことがあります。気象台の記録の方がぼくの記録よりもおよそ、1度高いのです。おそらく、この町の
気象台の記録計が海辺にあるからだとおもいます。やっぱり、海辺は、あたたかいんですよ。
畑 琢三。
 
11/17 奄美大島の畑さんから「おけいさんに」
おけいさんに、
>どやっ!!
といわれて、ビクッとしましたがな〜。おけいさんの発想はおもろいね。そのへんのガキ(失礼)よりはるかに想像力豊かでっせ。
 
たしかに、コオロギはかわいい。それと、もっと可愛いのは、アブラムシでっせ。虫眼鏡かなんかで大きくして見てみなはれ。すんごく、かわいい顔してるよ。女子中高生が「キャー、かわいい〜」って言うの、まちがいなし!!どう見ても、農家の敵とは思えん!
 
ここ奄美大島には、変わった生き物がおおいんだけど、山地にすんでいるゴキブリで、化石で有名な三葉虫そっくりのやつがいる。動きはとてものんびり。学生の頃は、おっかなかったけど、今はすごく、可愛いと思う。 やっぱり、慣れでっせ。
 
どやっ!
 
*やまちゃんから
来年の新年会「飲み会」の話、京都・綾部の井上さんに電話したところ、
「ゲストルーム」(8畳×2)を作って手ぐすね引いて待ってますとのこと。
「夜が白むまで、とことん話明かしたいとおもてたんです」
「もう一部屋たして、20人くらいならいけるやろ」
とのことです。
「視察と打ち合わせをかねて、近いうちに遊びにおいでよ」
と、ご招待を受けましたので、
お酒を飲まんでも、飲んだ気分で話す本岡さんたちとおよばれに行ってきます。

11/17 岡山の赤木さんから「あったか過ぎ」
赤木@菜の花で〜〜っす♪
 
 早く寒くなってくれんと畑がむちゃくちゃになる。
春近くなって食べれるワケギが、もういけそう。来月になったら本番って感じだ。。
これは今のうちに頭を切っておけば、春には春で食べれるらしい。自分のも、と言う人は早く地上部を切り落として〜。捨てることはない、おなかに入れよう。
 
 田んぼがじるくて耕せんから、タマネギの苗が植えられん。
苗床でぼうぼうに伸びてる。これも頭をちょん切っておけばいいと聞いた。
ほんとに切っていいもんかどなたかご存知ないかしら。
 
 順番に播いたはずの大根が、どれもこれもいっきに大きくなってきた。
漬物かてそんなに要らんし、短期間に食べられんし。寒いから誰かみたいにトウ立ちはしないだろうけど困ってます。今は葉ばかりが大きくなって、これぞほんとのはばかりさん。
葉葉葉(ハハハと読むんやで)
 
 誰かさん、雨に打たれるカタツムリはかわいいでしょう、童謡にあるくらいだから。
赤トンボの羽を取ったら唐辛子で、ゴキブリの手足を取ったら柿の種や。わかる?
じゃぁ、カタツムリの殻を外したらなんになる、、?  かわいいもんやで。 へへ
 
 あったかいから大根にも蕪にもキャベツにもブロッコリーにも白菜にも、アオムシがめっちゃやってきて食い荒らしている。日差しが差す午前中は日光浴しに葉の上側に出てるから、大きめのピンセットで捕殺してます。ぐっとつまんだら内臓破裂でおだぶつ。
春の日に舞うモンシロチョウはかわいいけど、そんな悠長なこと言ってられない。
 真っ黒な虫が蕪やチンゲンサイにいますが、振動を感じるとぽろっと土の上に落ちて、見にくくなる。ピンセットで失敗なしの一発つかみでないと逃がしてしまう。
 
 現代農業の新年号に、硬くならないお餅のつき方と題して、少しだけしゃべってます。
今年の3月頃この宅配便で流してるらしい。また読んでぇ
 
 奄美の畑さん、赤木節が少し乗り移ったみたいね。 そこのあんた!なんてところ
 
  自然を愛し環境を考える岡山の百姓    赤木歳通
 
*やまちゃんから
赤木さんの自然の生き物に対する「愛」
今日のラブコールでよーくわかりました。
「それも愛〜、これも愛〜♪」なんですね。
 
今年は、ネギの育苗で、伸ばしすぎて3回倒しました。
春先の長ネギ(白ネギ)の育苗。
秋口の薬味ネギの育苗。
最後は、今回のタマネギの育苗。
倒れる前に、剪定して短くしておきましょう。
あまり短くしすぎると、再生力が弱りますが、15センチ(以上)くらいならきっと大丈夫。
まあ、タマネギは、植えるときに短く刈りそろえて植えるくらいですから

11/17 奄美大島の畑さんから「初米」
えーつ、お笑いを一席。
生協で買った、精米された黒米(芯まで真っ黒)を冗談半分に浸水したところ、なんとおよそ、半分が見事に発芽しちゃったんですよ。夏の暑い日のことでした。
田植えの季節などなんのお構いもなく、、田んぼがない地域なので、水道栓がゆるんでいて年中湿っている場所があったので、牛糞堆肥を少々入れて5株を植えつけておりました。
この畑 琢三(はたたくみと読んでください。決してはた ぶたぞう などど読まないように。) 最初の田植えでございました。秋に向かって、実ってくれるだろうかとおもっていたら、なんと頭を垂れてきたではありませんか。で、いつ収穫したらいいの?脱穀機は?いや、そんな量じゃない、手でもんだらできそう。
わからないことだらけ。弥生人になったつもりで、やるっきゃない。
でもですよ。、夢は、広大な(そんなにひろくなくてもいいか?)田んぼの菜の花米ですよ。まず、田んぼをつくらなきゃ。それとも、畑(はたけ。名前が畑 だから、メール書くとき不便)でもできるかな?畑で米作っておられる方、いらっしゃいませんか?田んぼでないとだめですか〜。画像を見てやってくださいね。そこの、あんた、吹き出さないように!!しかし、何グラムのおもちができるやろ??1グラムくらいいけるやろか?
 
 
11/17 おけいさんから「雑談・畑さんへ」
消費者おけいで〜〜っす♪
畑さん、
ナメクジのねばねばと納豆のそれをくらべるという発想は
私にはなかったじょ〜。
納豆、オクラ、山芋、は好き。
なまこは、あかん。
タコのぬるぬるは、もむとき、手袋をはめる。
 
ちなみに、ゴキブリの黒光りはいややけど、コオロギならOK。
もし、ゴキブリがルンルンとかいって鳴き、後ろ足が長くて
ピョンピョン飛んだらどうだろう。
コオロギが恐ろしく速いスピードでしかもすり足で走りまわったらどうだろう・・・
などと考えたことはある。
 
芋虫の類は見つけると、「スンマセン!」といった感じでコロンと自分から
落ちて行ったりするんだけど、
ナメクジはじ〜〜っとかたまり、しかもねばねばを大量に分泌して
つまむこともできん。その割りに、移動速度は速い。
 
そんなところでしょうか。
どやっ!
 
11/17 岡山の赤木さんから「千田さんへ、わかる範囲でね」
赤木@菜の花です。
 
 千田さんの田んぼも春にはタイガースファンが喜ぶような縞縞の田んぼになるんでしょうかね。
 これには問題が一つありそうなんです。私も同じく悩んでいます。
 レンゲは自分で窒素固定能力があり、大出来すると稲がぶっこけるほどになります。
片や菜の花(アブラナ科)はそんな能力はありません。無肥料と同じことになっていませんか?菜の花を播いた列には肥料が必要です。これをしないと菜の花はお粗末で、稲も筋状にチンチクリンになります。やってみないとホントの事はわかりませんが、想像に難くないです。 私もレンゲと菜の花の組み合わせの中で、この問題をどう克服しようかと考えています。万一レンゲが立ち直って元肥を優先的に吸うと、菜の花は押さえられてレンゲばかりが茂り、 元肥+レンゲの窒素=べちゃこけの腐り稲 となるかもよ。ご用心!
 
 次のご質問に的確な答えになるかどうかお許しいただいてっと。
 Q1.田植えのときに、菜の花の茎がそのままの形で残っているようですが、
普通の田植え機で欠株がでませんか?何か注意することがありますか?
 
 細切れにはなりますが、ぶっとい茎がそのまま残ります。代掻きのとき、いかに泥の中に入れ込むかにかかっています。そのために浅水、いやひたひた水で代掻きして下さい。最初のうちは少しやりづらいくらい、また高い部分も少し水が欲しいぐらいで代掻きして下さい。やってるうちに次第に水が上がってきます。最初からいいあんばいだと、終り頃にはざぶざぶになって茎が浮いて前方に逃げていきます。
 ポット田植え機でなくてもいいですが、欠株というより浮いた茎が邪魔をして、ドロの中に刺さらないで倒れてしまいます。俗に言う転び苗です。後で嫁はんに叱られます。
 
 Q2.田んぼの高低ならしを、人力で12月〜1月にやる予定です。土を動か
した部分に2月にカラシ菜を播こうと思っていますが、こちらの田植えは5月末
でカラシ菜の成長が間にあうかどうか、気がかりです。ご意見を…。
 
 高低均しが終わったら元肥を入れ、すぐに播いてください。いくら寒くてもかまわないようです。田植えから逆算して5月10日頃にはすき込みたいです。気候にも依りますが最低1m、成長がよければ1.5m程度には伸びると思われます。(多雨は想定してません)
 今年の経験から、1mになれば抑草には申し分ありません。これならロータリで一発すき込みも出来ます。ただ、成長が悪い場合を想定して、播種量は気持多めにした方が安全です。カラシナだと普通2kgですが、私だったら2.5kg播くでしょう。3kgはもったいない。

 Q3.カラシ菜の種の調達についてですが、こちらでは種屋ルートで《870
〜900円/kg+送料》で買いました。もっと安く調達する方法がありました
ら…。
 
 価格はそんなもんですよ。JAでもキロ900円とTAXですから。
ナタネはキロ3,500円。カラシナは安いですよ。
ただ、茎に小さいとげがありますから、子供は遊ばせないように。
 お嬢ちゃんの太ももにこれが刺さります。開放するのでしたら高いけどナタネです。
肌にやさしいし、蕾がおひたしになります。朝市にも出せます。湿害にはナタネの方が強いと見ています。詳しくは現代農業をご覧あれ。
 
 今の私に分かるのはこんなところです。来年はもっと多くのことを勉強するぞ〜〜。.
 
  菜の花男でした。


11/16 神奈川の千田さんから「菜の花・・・・」
 こんにちは。神奈川の千田(ちだ)です。HP宅配便を楽しみにしています。

 さて、田んぼのカラシ菜は本葉が出始めました。10月末に帯び状に耕起して
種を播きました。
先行して10月初めにレンゲを播いてましたので、来春の田んぼは赤地に黄色の
帯び模様になるかな…。思っただけでも楽しいな。

 でも、レンゲ部分の抑草をどうするか、思案中。
今回はレンゲの種を播いてしまった後に、菜の花抑草をやろうと思い立ちました
ので、中途半端なかたちになりました。


●赤木さんへ。次の点を教えてください。

 Q1.田植えのときに、菜の花の茎がそのままの形で残っているようですが、
普通の田植え機で欠株がでませんか?何か注意することがありますか?
 
 Q2.田んぼの高低ならしを、人力で12月〜1月にやる予定です。土を動か
した部分に2月にカラシ菜を播こうと思っていますが、こちらの田植えは5月末
でカラシ菜の成長が間にあうかどうか、気がかりです。ご意見を…。

 Q3.カラシ菜の種の調達についてですが、こちらでは種屋ルートで《870
〜900円/kg+送料》で買いました。もっと安く調達する方法がありました
ら…。

 お忙しいところ申し訳ありません。よろしくお願いをいたします。

11/16 赤木@菜の花です。「自然を愛すること」
 
 やまちゃんからのご意見に私なりの反論と言うか解釈を話します。
 
「地球環境を守る農業なんて言うと大げさですが、私にとってその第1歩は自分の田んぼにいるたくさんの虫たちを殺さないことから始まります。単に虫がかわいそうだなんてことに留まらず、この小さなたくさんの命は100年先の子供たちの命に繋がっているという信念から来ています。」
市川さんの感性とも、ちょっと違うようなということです。違っていいと思います。
 
 市川さんのは「命」や「自然」を体感するのに、田んぼがいい役目を果たすことを述べられていたのだと思います。私は田んぼで学べることを、この場合環境という側面から見ています。田んぼにいるいっぱいの命を無視して何の感性が得られるでしょうか。
 トラクターで耕すとたくさんの命を奪います。これを後退と言うらしい。でも残った固体からまた元に返ります。ミミズきりもこれです。薬を撒くのとは大違いなんです。
 
 人類が抱える環境問題をその時羅列しましたが、朝シャンから考えるだけでも温暖化、砂漠化、酸性雨、海洋汚染と話は繋がってゆきます。私は百姓だから、田んぼからこの問題にアタックし発信しているんです。たしかに市川さんのご意見とは論点がずれたかもしれませんが、自然を感じ、感謝する感性は、虫の命をも大切にすることに繋がらないでしょうか。
 それとナメクジやゴキブリ・ヨトウムシの件ね。私もこれらには困っています。遠慮なく捕殺します。かわいいと思ったり愛する対象ではありませんが、絶滅さしてやろうとは思いません。ナメクジやゴキブリはひとつのたとえだと思います。害虫と言えどもすべて自然の中では、人間にはわからないけどみんな役目を持っているのではありませんか。大切なことは、これらをも包み込む考えが子供たちに生まれて欲しいと願っています。自分たちに有益なものや、かわいいものだけ認めることは、殺虫剤の思想に近いですから。
 おけいさんのは慣れてないだけのことです。私もアオムシやヨトウ・蛇は平気ですが、ナメクジのネバネバが手に付くとあれはいやだね。
 
市川さんの最終のお便りでは
 自然を感じることのできる感性、それをありがたいと思える感性
地球も太陽も空気も水も、自分自身も実は自然の一部だということを、体感でき
ないゆえの勘違いです。ヒトは植物や他の動物の命(これも自然そのものです)
を食べることによってしか生き続けられない、ということを体感できないゆえの
勘違いです。
 とおっしゃっています。
 このような感性を磨く1つの場として田んぼが提供出来たら最高です。簡単に言えば子供たちの遊び場です。高学年の子も菜の花畑ではひたすら遊んでいます。
 でも、そこに大人から小さなヒントを与えてやれば、もっといいものが育つことも捨てきれません。
 
 私の近くの小学校で合鴨農法を勉強実践しました。田んぼから引き揚げた後の対処で、意見が分かれて大変だったんです。
 かわいそうだから食べてはいかん、という意見を少なからぬ父兄が持っていました。スーパーで売ってる鶏肉は別問題なんだそうです。紛糾が収まらないので、アヒル先生こと岡大の岸田先生をお呼びして話を聞いたらしい。内容は市川さんと同じです。生きるためにはいのちをいただくしかないんだと話されたようです。それで半数の合鴨を食べたと聞いています。大変おいしくて児童は喜んだと当時の校長先生から聞きました。命をいただくことは先般私も書きました。
 害をなす虫も、屠殺して食べる家禽も牛も、草も木も全てを含む大自然を受け入れることを、私は愛すると表現しています。きわめて観念的で主観的です。
 人間も含めたこれらが、いつまでも暮らせる環境を残そう、そのためには自分は何ができるか、というのが私自身のテーマで、客観的であり科学性も要ります。全部ひっくるめて私のポリシー、赤木哲学です。ソーラー発電もその延長線上です。
 観念的な部分だけ捉えると、見方によっては赤木教となるかもしれません。
だって相手が誰だろうと発言してゆくし啓蒙するしね。ひょっとしたらこれって伝道になるのかな?捉えかたではありませんか?舌足らずの点はお許しあれ。
 なおこの元校長先生は、菜の花農法に大変興味を持ってくださっています。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓    赤木歳通    h.rice(アットマ)themis.ocn.ne.jp

11/16 兵庫の本岡さんから「そば情報ありがとう」
山梨の中野さん 夢前町の衣笠さん
そば情報ありがとうございます。

 当地方(瀬戸内沿い)では 8月下旬がそばの播き時と本には書いてありますが、
私の経験では 8月上旬にそばを播くと多収します。
今年は8月に雨が多く田んぼが乾かなかったので種まきが下旬にずれ込んでしまいました。

そばは無肥料でよいと良く聞きますが反当4キロくらいの窒素は必要みたいです。
(信州大そば、高嶺ルビー)

2回目の霜が降りた後で収穫します。あるいは雀のエサ場になる前に取り入れることもある。
たぶん11月下旬(今年は暖かいのでまた花が付き出しました。)

 鎌を使っての手刈りの収穫なら1反あたり2キロの種で充分です。
(そばの種は高価です)
1反あたり10キロ播くのと収量は変わりません。
ただし枝がすごく出て からむのでコンバインや脱穀機の収穫には向きません

その場合 刈り取ったそばをシートの上に並べて2〜3日干した後
竹でそばの実をたたき落とすのが一番よい。

 そばは湿害に弱い作物です 台風でなぎ倒されその後3日も雨が続けば
枯れて溶けて無くなってしまいます。(2回全滅!)
水田跡で栽培していると そばは排水のよい傾斜地が適地だと実感します。

 今年のわたしの所のそばの不作の原因は 衣笠さんの指摘のとおりでした。
小雨で花の受粉が悪い(花が満開の時にミツバチをほとんど見かけなかった)
10月11日頃からあっという間に葉がなくなっていった(よとうむしか?)

 不作とはいっても来年の種の量だけはあって欲しいものです。
新そばは ほんのりよい香りがするのだけれど今年はあきらめよう

 最後にそばの木を燃やすと真っ白いきれいな灰が取れます。
コンニャク玉に使う灰はそばの灰が一番と聞いたことがあります。

 稲美町 本岡哲司


11/16 奄美大島の畑さんから「おけいさんへ」
おけいさん、納豆もねばねばしてまっせ〜。納豆きらいでっかー。
 
 
11/16 けいで〜〜っす♪「気をもたせるねえ」
>直売所のお客さんの「気まぐれ層」の大切さを書くつもりでしたが、
>また今度。
 
ふむふむ、タイトルだけ流して、次回をお楽しみにってわけね。
 
なめくじらも、めくじらも、いまいち受け入れられねェなあ〜、やっぱし。
でも、言っとく。
なめくじがいやで、チンゲンサイを買わなかった訳じゃない。
たくさんの野菜を使いこなす自信がなかっただけのことよ。
言ったでしょ。台所で、大根の花を咲かせた話。
ジャガイモも芽が出て花咲いたことがある。
おばちゃんたちが「おいしいよ〜」っていうので、小カブも欲しかったし、
からし菜の漬物にも挑戦したかった。
だけどね、新鮮な野菜は、すぐに食卓にあがってこその値打ちでしょ。
冷蔵庫でしおれていく野菜をみるのは、しのびない。
(だったら、さっさと料理せんか〜い!)って言われても・・・・つらいの〜。
 
一般に話しを「愛」でくくると、宗教的だの、女々しいだの、キザだのと反発をくらうことは、私の周囲でもよくある現象。
 
直売所では、仕事の足を引っ張ると思い、早めに失礼したのだけど、
機会があればゆっくり話しがしたいですね。
といっても、野菜を擬人化するようなことを言うと、やまちゃんが鳥肌を立てて「それはないやろ〜」と逃げ出すかも知れん(笑)
 
あ、そうそう、同じ有機無農薬でも畑が違うと大根の味も違うように感じたのだけど、
これって品種の違い?土地の違い?それとも、作り手の「気」の違い?
 
11/16 おけいさんから(その2)「香西さんへ」
消費者おけいで〜〜っす♪
 
以前いただいたお便りにも、「次世代への継承」について、
人参を見るだけでなく、人参の後ろに見え隠れするものを
見て欲しいとかかれていましたね。
 
この度の宅配にある「寂しいものを感じた」のは具体的にどういうことですか?
差し支えなければ、補足してください。
 
HPも拝見しましたが行間に隠れたメッセージを、いまだ見つけることができません。
 
11/16 岡山の林さんから「
皆さんこんばんは、
私は、パソコンのウィルス対策に手間取っていました。海外からも(高校生かも知
れないけれど)「これが私の最初の作品です。ゲームをしましょう。」といってビール
スを送り付けられたりしていましたので対策に手間どっていました。このビールスは
添付ファイルにではなく、メール本文に非表示の形で忍び込ませてありましたので
マウスで触れるだけで感染してしまいました。たった4行の短い英文のメールなの
にバイト数が大きいから変だとは思ったのですが・・・。
 
私は、山下さんのメールにあった赤木さんの感性「・・・この小さなたくさんの命は
100年先の子供たちの命につながっている・・・」や市川さんの「・・・ヒトは植物や
他の動物の命(これも自然そのものです)を食べることによってしか行き続けられな
い、・・・」といった感性に共感を覚えます。
アイスマンといってスイスとイタリアの国境近くの氷河の中から5000年前の男の人
が氷漬けで発見されましたが、同位体分析によって発見場所から半径60キロメ
ートル以内で生育した食べ物を食べていたことがわかるそうです。よくヨーロッパ人
を肉食人種などと言う日本人がいますが、アイスマンの体を構成する物質を分析
してみると肉食ではなかったことがわかるそうですね。アイスマンのDNAを比較する
、今イギリスで住んでいる女の人が直接の子孫だと言っていいことも分かったそう
ですね。
私たちの体を構成する炭素原子は、6500万年前には恐竜の体を構成する炭
素原子であったかも知れないし、炭酸鉱物として海底にあり、地殻の動きととも
に地下深く引き込まれ、火山活動に伴って大気中に放出されたのかもしれませ
ん。物質循環という観点から見れば、100年後の子供たちに繋がっているのは
当たり前の事として私には理解できます。
 
今夜は、水路の壁で発光器を持つ昆虫の幼虫を捕まえました。(水生昆虫では
ない。)体長7ミリぐらい。尻の部分の節だけが透明でした。この部分が光るので
しょう。温度も下がっているから動きも緩やか。
 
林 正弘
岡山県御津町

11/15 やまちゃんから「直売所の非リピーター層」
おけいさんによると「やまちゃんの野菜には、やまちゃんの顔」?
漫才ふうに言うと「それはないやろ〜」
(この漫才は、関西圏しか通用しないか?)
ものの例えの話みたいなものやから、まあそんなに目くじら立てるほどのものでもないけどね。
 
目くじらの立てついでに、「自然を愛する」赤木さん。
「地球環境を守る農業なんて言うと大げさですが、私にとってその第1歩は自分の田んぼにいるたくさんの虫たちを殺さないことから始まります。単に虫がかわいそうだなんてことに留まらず、この小さなたくさんの命は100年先の子供たちの命に繋がっているという信念から来ています。」
と、のたまわるが、
やっぱり「それはないやろ〜!」
市川さんの感性とも、ちょっと違うような気がするなあ。
 
わが女房殿のお父さんが、百姓のことを「カエルけとばしのミミズきり」と言いました。
うまいこと言うなあと感心。(この話は関係ないか)
おけいさんが、わが農園のチンゲンサイを買おうとして手に取ったのだけど、
中にナメクジがおったのでやめよった。
おけいさんは、どないしてもナメクジが好きになれないようだった。
ナメクジ、ゴキブリ、蛇などなどは、人類が背負ってきた彼らとのつきあい(歴史)から、
どう転んでも、彼らに愛をそそぐと言うことは、あり得ないと思います。
(一部の下手物好きなおたくをのぞいて)
ヨトウムシやアブラムシも好きにはなれません。
ただ慣れて平気になっただけ。
慣れとは大きい。わが女房殿が、素手でつかんで、ポイとやりよる。
こんな言い方をしたら、揚げ足取りをしてるみたいやね。
 
市川さんは
自然を感じることのできる感性、それをありがたいと思える感性
と表現されています。
「地球も太陽も空気も水も、自分自身も実は自然の一部だということを、体感でき
ないゆえの勘違いです。ヒトは植物や他の動物の命(これも自然そのものです)
を食べることによってしか生き続けられない、ということを体感できないゆえの
勘違いです。」
とも言われています。
赤木さんは、その自然と向き合う姿勢、それが「愛」なんだと言われるかもしれないけれど、
それでは、「赤木教」になってしまいます。
 
こんなこと書くつもりやなくて、
直売所のお客さんの「気まぐれ層」の大切さを書くつもりでしたが、
また今度。
 


11/15 消費者おけいで〜〜っす♪
 
やまちゃんの野菜には やまちゃんの顔、
香西さんの人参には 香西さんの顔、
本岡さんの米には 本岡さんの顔、
赤木さんのお豆には 赤木さんの顔。。。。
それぞれに個性があって、それぞれの味がする。
それぞれの思い入れの味がする。
決して化学肥料で促成栽培された野菜では味わえない愛がある。
(あ、米はいまのところ、化学やった( ̄▽ ̄;)あはは・・・・)
 
料理苦手の私を、愛の力で料理好きにしてくれますか。。。。。な〜〜んちゃって(笑)
 
しかし、ナメクジが・・・・私を臆病にさせるのよん。
青虫はOKなんやけど、ナメクジのあのねばねばが、キャ〜〜〜ッ!!
11/15 岡山の香西さんから「   」
私も、先日、「篠山市の(兵庫県の)元気な元気なかあちゃんたち」にお会いしました
山下さんの言っておられる「元気な元気なかあちゃんたち」と同一人物かどうかわかりませんが、すごく元気な皆さんでした。
でも、私はあえて言ってしまいますが、ちょっと寂しいものを感じました。
私にとって、夢のような存在であった岡山県内の、某有機生産グループ、さらにその上にランクしていた兵庫県の「某有機生産グループ」だったからです。私のようなやり方が、良いのかどうかわかりませんが、「ものづくり」は常に(まして食料の生産においては)、次世代への継承を最優先すべきだと思っているからです。農業という職業が成立して何年たつのか知りませんが、職業として、その時代時代に即応してきたからこそ続いてきたのだと思います。農業という職業が日本から消失しようとしている現在、私は、ほんのしばらくでしょうが、限りなく「第一次産業」としての農業にこだわっていこうと思っています。
 
 
ホームページも見てやってください
 
吉備路オーガニックワーク
香西達夫
090-8249-0938
kouzai(アットマ)ruby.ocn.ne.jp
http://www7.ocn.ne.jp/~kibijiow/

11/14 おけいさんから「直売所」
おけいで〜〜っす♪
やまちゃん、いつも宅配ありがとう。
 
今日、山下農園の無人直売所を偵察に行って来ました!(笑)
HPの、わかりにくい地図を頼りに(ちっとも頼りにならず、人に道を聞く始末!あかんで、ありゃ)
 
あったあった!   最初 ん?という感じで通りすぎたんやけど、Uターンして、無事到着。
先客が男性一人。 
 「ふふふ〜〜ん」とひととおり物色していると、ひげもじゃの根菜みたいな(?)おっちゃんが家のほうから出て来て
「見慣れん、オバはんじゃのぉ・・・」という視線をチラッとこちらに向けてから、収穫したてのチンゲンサイを洗いだした。
 
私は大根と、菊菜と、人参と、水菜をえらんで、小銭がないことを口実に、接触を試みる。
その間も、お客さんはひっきりなしにやってきて、ミニ料理教室がくりひろげられる。
だいたい、私が料理苦手なので、ささいなことでも「フンフン」と聞くものだから、ここぞとばかり親切丁寧に教えてくれるのだ。
 
で、お釣りをもらいながら「やまちゃんですか?」とアタックをかける。
「へ? は? え?(@゜д゜(アットマ))?」と首をかしげるやまちゃんに、ニタニタと笑いかけていたら、「あ〜っ、もしかして・・・」と
言い当ててくれた。 (笑)(笑)(笑)
 
再びお客さんが・・・
 
皆さん一様に「山下さんの野菜は甘いからね〜」とおっしゃる。「漬物にしたら美味しいよ!」っていうのも、何人かから聞いた。
このコミュニケーションが、いいんやね。 百姓のやる気を引き出す。
客は美味しくて新鮮な野菜が 手頃な値段で手に入る。 売れて回転がよいと、ますます新鮮度が増し、客がつく、というぐあい。。。
 
最後に見慣れない太い牛蒡(名前は聞いたんやけど忘れた・・)を勧められて買い求め、つみれ汁に挑戦。
 
みじん切りのごぼうと、鶏肉ミンチ、刻んだ大葉、片栗粉、卵を、ごま油、塩、酒、醤油、みりんで味付けしてつみれを作る。
出し汁に大根。にんじん、さつまいも、しめじをいれて煮込み、煮えたら、つみれをスプーンで落し入れて、最後に味噌で味をつけ
椀に盛りつけ青ネギを散らす。
牛蒡の香り、大葉の香りがほどよく食欲をそそり、我ながら最高の一品になった。  (*^-^;)bウフフン☆
 
以上、山下農園直売所訪偵察リポートと「今夜の一品」料理教室でしたっ!
11/14 長野の関谷さんから「内山 節 さん講演会 「生きること、はたらくこと 豊かな自然の中で」のお知らせ」
長野の関谷です。
標高900mのこちらではようやく本格的な霜が降り始めました。
例年ならとっくに、露地野菜の貯蔵を始めているところですが
今年は暖かく、まだまだ朝から露地野菜も収穫できる状態です。

さて、この度、私が事務局長を勤めている長野県有機農業研究会で
下記の催しを行いますので、お近くの方などふるってご参加ください。

長野県有機農業研究会・特別講演会のお知らせ

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■ 内山 節   講演会
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「生きること、はたらくこと 豊かな自然の中で」

日 時: 2003年11月30日(日)
       
     午後1:00開場・1:30開演 4:30まで

会 場: 長野県松本勤労者福祉センター 3F
     (松本市中央4-7-26  0263-35-6286)
 *駐車場が狭いので、できるだけ公共交通等を利用してお越し下さい。

参加費: 500円

主 催: 長野県有機農業研究会  後 援: 信濃毎日新聞社

問い合わせ:立川(tachi(アットマ)msa.biglobe.ne.jp

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■講師プロフィール
うちやま たかし 1950年、東京生まれ。哲学者。

自然と労働についての著作のほか、森林問題にも造詣が深い。
群馬県上野村に20数年間訪れ続け、6年前に古い農家を譲り受けて暮らし
始めた。
主な著作「労働過程論ノート」「自然と人間の哲学」「山里の釣りから」
「戦後思想の旅から」「貨幣の思想史」「里の在処」など多数。

著書のなかから…オススメ。
●信濃毎日新聞の連載をまとめた「森にかよう道」
 −知床から屋久島まで−新潮選書

●長野県望月町の北沢正和氏が営む職人館からでている 
 職人館調理場談義シリーズ3 
 「山里のごちそう話」食・詩・風土再考 
  谷川俊太郎 内山節 北沢正和 ふきのとう書房

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自分にとって「はたらく」とは一体、なんでしょうか?     
農に根ざした暮らし、森との関わりをもつこと、そして、地域社会
(ローカル・コモンズ)を大切にすること。。。            
今、もう一度見直したいこと、受け継ぎたいこと、新たに育みたい
ことは、暮らしのなかにありませんか?                

晩秋の頃、内山さんのお話を聞いて、思いを深めてみませんか。 
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どうぞ、ご参加ください。よろしくお願いいたします。     (立)


あさひや農場 関谷航太 千晴
〒384-0703 
長野県南佐久郡八千穂村
大字千代里5084-54 
/fax0267-88-2869
あさひや農場新ホームページ
http://www.d4.dion.ne.jp/~asahiya/
メールマガジンも毎週発行中
あさひや農場ホームページより読者登録できます

*兵庫の衣笠さんから「本岡さんへ!そばについて」
皆様、ご無沙汰しています。(すごーく!)
夢前町の衣笠です。
メールを拝見ばかりしておとなしくしています。
秋も終わり、大豆、そばの収穫と麦蒔きに追われています。
今年の天候に収穫量も作業も悩まされています。
さて、本岡さん!
そばは、今年は”不作”です。特に早蒔き(8月中)のは、
播種後の雨と9月の高温、小雨で花の受粉が悪かったようで
それと、よとう虫の襲来です。写真のそばも葉が食われているようですね。
反収50sぐらいでした。9月蒔きのは、逆にびっしりとそばの実が付いて
反収100sを超える予想です。
今年は、大豆の落葉も平年より3週間も早く、まさに”異常気象の前兆”
かもしれません。
農業は、難しいです
 
*クサツパイオニアファームの奥村さんから「アゾラ」
どの種のアゾラがいりますか?赤浮草と言われるものだっら有ります。使い方をまちがえると大変ですよ。電話ください。090-3271-8393です。
*おけいさんから「ニュースステーション」
おけいで〜〜っす♪
 
内子町の「からリ」、見ました。
すごく活気があって、野菜も皆さんも生き生きとしていらっしゃるのには、まず驚きました。
(といっても、カメラがまわっていれば、暗い顔もしてられないですわね。)
値段を決める段階から、品揃えまで、生産者の手に委ねられ、それは、まるで、
お店やさんごっこをしている少年少女の表情そのものでした。
 
しかし、気になったのは「お金がとれる!」と言わせた場面です。
収入増ばかりがクローズアップされていたように思ってなりませんでした。
最も気になる環境面については、ふれられていませんでしたね。
 
でも、その中で、スイートポテトを作っておられる方が、
「孫のお友達が、美味しいと言ってね・・・・」と、とってもうれしそうに語りながら
ポテトを焼いている姿が印象的でした。
規模を大きくするそうですが、私は、あまり手をひろげないで、健康に注意して
楽しみながら続けていただきたいなぁと思いました。

 
欲が出過ぎると、元も子もなくなると言う昔話は、世界中にあるようですから。
 
といっても、映像はほんの一面なので、そればっかりではないとは思いますがね。
 
上げたり下げたり、あいかわらず辛辣な感想を洩らすおけいでした。ちゃんちゃん!
 
 
*おけいさんから「やまちゃんへ」
おけいで〜〜っす♪
>(案内の目次を添付ファイルで送ってくれたのですが、
>506KBあって、パソコンによってはファイルサイズが大きすぎるかもと、懸念されたため、
>割愛しました。
>場所と日時は、11月11日福井県三方青年の家です。
>関心のある方は、吉村さんにお問い合わせください。
yokun(アットマ)kl.mmnet-ai.ne.jp  by やまちゃん)
 
このお心遣い、感謝します。
アナログで、おまけに中古の瀕死寸前のPC環境なので、
添付があると、他のメールまで受信が遅くなって、泣きたくなります。
 
ありがたやありがたや〜!
 
にしても、投稿がすぐに反映されないところをみると、
かなりお忙しいおもいをされているのではないかと、
心配になりますわ〜。
 
宅配便のファイルになにもはいってこないと、さびしくてね。
あ、これって、プレッシャ〜?
ヾ~(=^o^=)~ノぎゃはははは
 
今夜は、やまちゃんのHPでみつけた「大根ナベ」をします。
いい大根が手に入ったので。
 
でわっ!
*やまちゃんから
これは、すごくおいしいお手軽料理。
うちも昨日食べたばかり。伝授申そう。
出しは、鍋に水を張って、昆布とニンニク5かけ、ショウガひとかたまり。それにお酒。
コンロにかけたら、ダイコンをたっぷり、しゃっしゃっとスライサーでスライスします。
ダイコンがトロトロになるまで15〜20分ほど煮たらできあがり。
しゃぶしゃぶ用の豚肉を入れたりしながら、ぽん酢で食べます。
用意始めてから30分ほどでありつけます。一味トウガラシも、合うぞ。
食べおわったら、だし汁をスープにしてラーメンがまたうまい。
4人家族で、ダイコン2本をぺろりと平らげます。
 
*岡山の赤木さんから「いただきます」
 赤木@菜の花で〜〜っす♪
 
 水族館の市川さんありがとう。
食事の前の感謝の言葉に日本人は 「いっただきま〜〜っす♪」と言います。
何をいただくのか、ご飯もお豆も肉も全て、その命をいただいているのですね。
昔の人はそのことに敬虔な感謝の言葉を、たったひと言で表現したのですね。
コンビニで買った袋菓子からは、命を食べる実感が湧きませんね。
子供は自らの手で虫を殺すことによって、命の大切さを学びます。
個としてのその虫はかわいそうですが、全としての虫の命の重さが勉強できると思います。
 
地球環境を守る農業なんて言うと大げさですが、私にとってその第1歩は自分の田んぼにいるたくさんの虫たちを殺さないことから始まります。単に虫がかわいそうだなんてことに留まらず、この小さなたくさんの命は100年先の子供たちの命に繋がっているという信念から来ています。
 自然を愛し環境を考える百姓というのが私のキャッチフレーズです。自然を愛するのは主観的な思いだけで十分ですが、環境を考えるということは客観性で判断したり実行したり、勉強も思考も必要になります。大きなテーマですが私の生涯の課題として取り組むつもりです
 ピントが少しボケ始めたのでこの話は終り。

11/12 「miyano」さんから「アゾラ」
初めてメールをします。
アゾラを使って、除草をしてみたいのですが、
アゾラの入手はどのようにしたらよいのでしょうか。
教えて下さい。

11/12 山梨の中野さんから「羨ましいソバ畑」
本岡さんへ。
山梨の中野です。

今朝、大泉のソバ畑で撮ってきました。
題して「羨ましいソバ畑」です。

ここいらのソバの播き時は盆前。転作田の作付けがほとんどです。
でも今年、この時期は雨で田んぼはぐちゃぐちゃ、わが家は早々に作付けをあきらめました。
でも在のお百姓は根性がある。
8月下旬に播いて、9月下旬以降開花(「農がつくる景色」9月26日参照)
間に合うのかなぁとみていましたが、暖秋?のおかげでご覧のとおりです。
この田んぼ、反収100kgくらいは行くと見ましたが…。

本岡さんの写真、茎葉の青みが気になります。
硫安20kgは麦わら腐熟用だったのでしょうか?
わが家もソバは例年小麦跡の作付けですが、施肥は無窒素、有機燐酸・カリだけを2袋/反です。
いらぬおせっかいで申し訳ありません。

 


11/12 市川さんから「「田んぼが教えてくれる環境教育」
ちかれた菜の花おじさんへ

日本語が下手で菜の花おじさんほどの説得力がないのですが、わちしの答えは、
田んぼが教えてくれる環境教育はどれどれでもネエと思います。

コンクリートジャングルの中に住んでいる子供や青年たちのなかには、
自然なんかなくても生きていけると勘違いしているヒトがたくさんいます。
宇宙船の箱の中や、光のささない地下の奥でも、ゲームと音楽があれば生きてい
ける、というような勘違いです。
地球も太陽も空気も水も、自分自身も実は自然の一部だということを、体感でき
ないゆえの勘違いです。ヒトは植物や他の動物の命(これも自然そのものです)
を食べることによってしか生き続けられない、ということを体感できないゆえの
勘違いです。
コンクリートジャングルの中で生じたこの勘違いは、感染力がとても強く、都市
を出て農村部にまで波及しています。田んぼが教えてくれる環境教育は、この勘
違いを取り除くことだと思います。
自然を感じることのできる感性、それをありがたいと思える感性を育てることだ
と思います。ちゃんちゃん。

水族館の奇人変人 市川 憲平でした。
 
11/12 静岡の藤田さんから「
赤木さんありがとうございます。なるほど風ねー。
ちなみに、うちにも足踏み式脱穀機や唐箕がかなり最近まであったらしいの
ですが、舅がいつの間にか処分してしまったらしいです。千歯こきは、物持
ちのいい姑が綿繰り機などと一緒に大事に保管していたので、今回日の目を
見ました。
姑は、家の敷地内にある1畝の田で毎年もち米を作っていましたが、「は
あ、えらくなってきたで来年はやめる」と今年宣言していました。この田は
水もちが悪く、夏場の日照り続きのときなど水道水を入れたりしていたの
で、水道代がもったいない、もち米なんか作ったってそんなに食べないし、
埋め立てて駐車場にすれば草取りもしなくて楽なのに、なんて嫁の私は罰当
たりなことを言ってたのです。それが今では・・・うーんこりゃいよいよ泥
沼にはまりそう。何はともあれ姑は田んぼの跡継ぎができて喜んでいます。
いったい何が私をこうさせたのか。それこそまさにここ数日飛び交っている
話題そのものですよ。私を米作りに引きずり込んだ友人は、無農薬野菜を生
産、販売している農家で、生活は大変だけど喜びも友人もいっぱい、を地で
行くような人です。そういう彼女たち夫婦の農業に対する姿勢と言うかポリ
シーを、赤木さんの言葉を借りれば私は信認して米作りにひと肌脱いだので
す。(と言うと聞こえはいいが、実際は小さい子供と痴呆の年寄りを抱えな
がら大変な思いをして農業やってる現状を見ていたため、彼女が田んぼを荒
らすにしのびないので一人でもやりたい、と言ったとき、こりゃほっとけん
わと私のおせっかい心が動いたのが本当のところかも)
で、きっかけを作ってくれたのは友人で、大切なことを教えてくれたのは市
川さんのおっしゃるとおり田んぼと自然です。メールを読んだときああそう
だと心から共感しました。私のようなとうのたったオバサンでさえこうだか
ら、感受性の豊かな子供たちはもっともっと多くを学ぶでしょう。
田んぼが教えてくれたいろんなことは又の機会に。

11/12 おけいさんから「皆さん、 ( ^-^)_且〜〜 お茶どうぞぉ」
おとなしい おけいで〜〜っす♪
 
わたくし 決して、道場破りに来ているわけではありませんよ。(笑)
最近の話の展開には、鳥肌が立つほど感激もし、エネルギーをもらっています。
 
しかし、赤木さん、
「中年以降のオバン」て・・( ̄▽ ̄;)  私もか・・・\(`O´?/エ〜イキックじゃ!バキッ!☆/(x_x)キュ〜
 
しかし、本岡さん、
えっ?何をボソっとつぶやいてんの?  あら、あぶら汗が・・・・・冷や汗も?
我が家の米蔵やのに・・・がんばって! 密かに期待してるねんよ。 
なんていうか、地元にも菜の花の迷路があったらなぁ〜〜ってね。
 
しかし、やまちゃんの存在は大きいですヨ。
やまちゃんがいらっしゃらないと、宅配便が届きません!
(わしゃ、クロネコかいっ!って?)(笑)
 
今日はこれぐらいにしといちゃる。ヽ( ̄∀ ̄)ノわっはっは!
 
11/12 小圷@元気から「re・赤木さんの信認関係」
小圷@元気です。 
 
うひょ〜っ。赤木さん、ナイスです。最高でっす!
田んぼに来たおちびちゃんや、小学生や、父兄や、百姓が、
赤木さんの田んぼの菜の花や、レンゲや、
カブトエビや、ジャンボタニシや、オタマジャクシや、泥鰌や、メダカや、
ニカメイチュウや、イナゴや、バッタや、蜘蛛や、名も分からん虫や、
田んぼに飛来する鷺や、ツバメを見つけて、
 
「これなあに?」
「冬に田んぼの水がなくなったら、虫さんはどこにいくの?」
「隣りの田んぼは、水は澄んで見えるのに、何もいないのは、なんでだろ?」
「これならワシにも出来そうじゃ。更なるヒントは、なんじゃろか?」
 
いろんな、「なんでだろう?」が飛び交い、みんなで考えていく。
そして、更なる「なんでだろう?」へと繋がっていく。
その場に赤木さんがおったら、ちょっとだけヒントやアドバイスが出来る。
情景が見えるようですし、いいなぁって思います。
 
思えば、遠い昔、自分が小学校の時代には、周りに色んな職人がおった。
学校の帰りや遊びの途中で、竹篭編み屋、桐箪笥屋、畳屋、鋳物屋・・・
等を覗いて、職人の手業を食い入るように見ていた。
 
時として、「坊主、ちょっとやってみるか?」とでも云われようものなら、
小躍りして喜んだものでした。
手を休めることなく、仕事を進めながら聞かせてくれる話も魅力でした。
百姓の仕事を見たり、作物を手にする口にすることも、嬉しい思いでした。
 
悪さをすれば、怒られる、ど衝かれる。
しかし、職人や生活者の地に足が付いた話や実体験は、とてもリアルでした。
「このおっちゃんも、自分たちと同じなんだ」と分かり合えることは、
身近な存在として受け止められます。
地域社会が子供を育てる、というのは、そういうことだと思ってます。
赤木さんの田んぼが、そのひとつになったら、嬉しいです。
 
「田んぼの学校」というのは、従来の教育カリキュラムを越えたイメージなのです。
 

11/11 岡山の赤木さんから「菜の花と信認関係」
 赤木@菜の花で〜〜っす♪
 
なんやて、わてが半分乗っ取って、残りの大部分をおけいさんが乗っ取って、やまちゃんの影がだんだん薄くなってきた山下MLですって?  うそばっかし!おとなしい2人なのに・・・ね〜おけいちゃん。
 
 菜の花を始めて3回目の稲作りが終わりました。毎年新しい発見があり、新しい課題もいっぱい出てきます。気持ちの中ではもう来年の菜の花農法が組み立てられています。
バージョンアップのレンゲも加わって面白くなりそうです。
 
 菜の花農法も始めたきっかけは、当然緑肥としての抑草効果でした。しかし開花が始まると、これを活かさん手はないと早速看板おっ立てて開放しました。下心があって、うまく米が売れたらしめたもんだと考えていましたが、そのうちこれは閉鎖された田んぼを開かれた存在にする大変な試みなんだということに気が付きました。翌年は何枚看板作ったものか。
幼稚園にも遊びにおいでよと声をかけ、地元新聞社にも連絡した。
 
 子供たちが無心に走り回る菜の花畑は、まさに開かれた田んぼに変身した。
学校の授業じゃないから、テーマも無い。花を摘みてんとう虫を捕まえぴーぴー草を鳴らす。モンシロチョウもいっぱいいる。田んぼが先生で子供が生徒だ。たまにこのやさしいおじさんが仲間に入りにいく。(下心はないで〜)この春幼稚園がやってきたときに、校長先生も見学においでになっていた。声がかかるのを待ってんやろか。
 
 子育て最中のお母さんより中年以降のオバンや夫婦が遊びにおいでになる。米買ってくれる人もある。1回だけの人、ずっとリピーターになる人、さまざまや。
でもそんなこと関係あらへん。わてにとってはこうして花を咲かせて開放することに価値があるんや。
 
 今の市場原理の中で暮らしている人が、まてよ!と考え始めた時、初めて菜の花の意味を考えて私との信認関係を構築してゆく。
 小圷さんの言われる信認関係とは、消費者が私の農法やポリシーを理解し共感し、同じ思いを共有できるに足る百姓やと認めてくれたとき、その消費者にとって私とは信認関係になる、と言うことだろうと思います。百姓であるわてが消費者を信認するのではあらへんのや。わてはひたすら信じた道を突き進むだけです。おけいさんではないが、裏切られても信じなあかんわけだ。違ってへんやろか?
 
 わての場合は環境をせめて今のままに保全できる農法を実行することです。菜の花はその1つの手段です。なにもこれにこだわらなくても、草が押さえられて、みんなが喜んで、稲に障害が無くて、田んぼが開放できて、土作りになればそれでいいんじゃ。これだけの条件を備えた農法が目の前に無いだけのことです。
 食の安全なんか人間の勝手だと思います。でもありがたいことに環境保全型農業をすると、食の安全は自然と後から付いて来ます。
 安全安心を求めた農法なんかくそくらえだ。そんなこと言ってるから、許容限度以下なら安全です、なんてのたまい始めるんだ。どちらが先かよく考えてみよう。
 
声高に環境だの高品質だのと訴えても、空回りになってしまいやすいとの小圷さんのご意見です。菜の花の中を子供と歩いて土に触れ、願わくば田植え後の草の無い状態も確認してもらい、豊かな実りを見ていただき、そこで取れたお米を食していただけば、空回りどころか体感する環境教育とならないだろうか。
 
 俗に言う環境問題は、酸性雨、砂漠化、熱帯雨林の消滅、温暖化、オゾンホール、廃棄物の輸出、そしてわてがもっとも関心を示す化学物質による海洋汚染だ。たしか、、、?
いずれもが複雑にからみあっている。ゴミ問題やリサイクルもこれに絡んでくる。
田んぼが教えてくれる環境教育はどれどれだろうね。  ふ〜、ちかれたびー
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓    赤木歳通
 
11/11 兵庫の本岡さんから・今年はそばが不作?
 昨年は 食べきれないくらい収穫できたそばですが
今年はさっぱりです。
一本の木に5粒ほどしか実が付いていません。
これも今年の天候のせいでしょうか

そばを蒔いた方 近況をお知らせください。
みなさん共々不作ならばあきらめもつくのですが
私だけが不作ならあとで反省会が待っているもんで・・・(笑

 

 11月9日 そばです (そばは花時以外は写真映りが悪いです)

前作大麦
8月24日蒔く そば10キロ/反 施肥 硫安20キロ/反

稲美町 本岡哲司

11/11 京都の土佐さんから「Re・田んぼの学校」
市川さんのMLに感動しました。
それと同時に私にも心当たりがあったので書きました。
 
私の友人(某大手陶器メーカーを飛び出して我が家の近所で穴窯作って作品作りをしている)が、小学校から父母と一緒の陶芸教室の依頼を受けたそうな。
彼は引き受ける際、親子は別々の部屋で作品作りをするという条件をつけたらしい。
 
彼曰く、子供には自由な発想力がある。ところが親がそばにいるとあれこれ口出しして、子供の創造力のジャマをしてしまうそうな。まっ自分の型にはめたがるんだろうな・・・
子供にも親にも「自由に何でも作ってください」といっておいて、ほったらかしにしておいたところ、親は「ここはどうするの」だの「このくらいの厚さで焼きあがるの」と色々質問に来るが、子供たちは粘土細工のように好きなようにこねくり回して作っていたらしい。
 
出来上がりについては言うまでもない。親の作品はどこかのお店で見たようなものばかり。
素焼きして色を付けさせ本焼きして、それなりに出来たが子供のほうはそうは行かない。
丸い玉が乗っかっていたりとても立たないような壷があったり、果ては漫画のキャラクターまで作っていたそうな。
彼曰く「こんなもののほうが勉強になる、でも壊さないように素焼きするんも難しいで。この自由な発想が20何年かすればなんの変哲もない普通のお皿に変わるっちゅう訳や。どない思う?」
うーん、考え込んでしまったサファリパークの管理人でした。
 
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       京都府 天田郡 三和町 岼595        土佐祐司
         Tel 0773-58-2265 E-mail 
y.tosa(アットマ)galaxy.ocn.ne.jp            
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11/11 岡山の赤木さんから「風の利用」
赤木@菜の花です。
 
静岡の藤田さんに役立てば。
黒米の脱穀後の選別は、風の利用に限ります。
風のある日に1mほど上から少しづつ落とすと、軽いゴミや「しいな」は飛びます。風が無くても作業用扇風機をお持ちでしたら利用できます。
 東南アジアは今でもこれです。わたしの黒豆の選別もこれです。
 
 私も千歯こきこそ使いませんが、黒米、赤米、紫米、純系選抜の種取用にと、ミニ脱穀機をよく使います。風選機構は付いていますが脱穀後は風できれいにします。
 足踏み式脱穀機なら4万円ほどであります。黒米をずっと作るのなら欲しいですね。
そうなると面白くなって、赤米も緑米もいろいろやってみようかとなり、泥沼にはまり込むことにもなりかねませんがね。きっとそうなるよ。それではえらいのは今とちっとも変わらないかもね。
私のはモーターで回す様式です。これは楽チンだよ。
 
 ご近所の柴田さん、で、いつおもろい品種脱穀するかね。
それに合わせて私も黒米をやろうと思います。
ついでに柴田の御大、一つ教えて。
 レンゲが生えたんですが、ヒーラダ(正式名称スズメノテッポウ)もわんさか生えてる。
レンゲの海が無事できるかなぁ?遠目にはヒーラダのほうが青お〜見よ〜る。
ヒーラダの海じゃぁ〜こまるんじゃ。泳げんが〜と言って怒られるんじゃ誰かに。
 
自然を愛し環境を考える岡山の百姓    赤木歳通
 
PS いずれ小圷理論を、赤木式農法にあてはめてゆっくり楽しまして下さい。
農産物を生産するための場としての田んぼが、社会の中でどうあるべきなのか、どんな姿が望ましいのか。そのあたりを菜の花やレンゲと絡み合わせて話させてください。
大学の農学部では、田んぼは農産物をより効率的に生産さすための研究対象だと思います。田んぼは社会の中でかく在るべきだと、そんな研究対象にもして欲しいもんです。これは農学の分野ではないね。   でわっ♪  今夜は関西弁がで〜へんかった。
 
11/11 兵庫の本岡さんから「あぶら汗」
 夏ばて農家@本岡です。

な・なのはなとれんげもですか・・・(あぶら汗  
              (コメだけでも大変なのに・・ボソッ)
 

 先月 枕元に置いているパソコンを誤って蹴飛ばして以来パソコンの調子が悪い
(メールを書こうとしても3分で爆弾マークが出てフリーズするのです そのたび再起動)
フリーズしていてもメールは読めるのですが 読むだけでは・・・
やはり ぼけとかつっこみを入れないともの足りない体質になってしまっていることに気がつきました。

 おけいさんの鋭いつっこみ同感です。
田んぼは自由な時間と空間の場です そしていろんな生き物を発見観察できる場です。
たとえば時間割を決めるようにしてレンゲ畑に入ってもせわしないだけで良さがわからない
片手にレンゲの花を摘むのがせいぜいで れんげの花輪とか首飾りを作る暇もない
ころげまわったり相撲を取ったりする子も見ない

ついでにいわせてもらいますが コラア!近所の幼稚園 毎年レンゲの花時がすぎてから
園児を引率してやってくる。 その時期れんげにアブラムシがいっぱいわいておすすめできないんじゃ
もっと早く来んかい!
それともう一つ 曇りの日はれんげの花はとじてます ぜひとも晴れの日に来るように 
失礼しました。

 稲美町 本岡哲司

11/11 おけいさんから・信頼関係ってなんだろう。
おけいで〜〜っす♪
 
やまちゃん、宅配、いつもお世話になります。
土と雑草と自然を相手に日々研鑚されていらっしゃる皆様を惑わすような数々の過激発言、お許しあれ!
 
11/8投稿「気が抜けない話」は、一体なんや??とお問い合わせがありましたので、
「信頼関係」ということに対して私なりに定義付けてみました。
 
信頼関係とは、
どれだけ相手にいれこむことが出来るかを認識している人 または、自分の価値観を信じている人のみが築き上げていける関係である。
 
関係を相手に求めるのではなく、自分に問い掛けてみるのです。   気が抜けません。。。
こころは、ころころ変わるからです。
 
こんなもんでどうでしょう。
え?よけいわかりにくいって?  う〜〜む・・・(ーー;)
 
1/11 奄美大島の畑さんから「塾教師からみた学校」
残念ながら、学校の現実はおけいさんが書いているとおり、特に公立の場合、まったく、頼りにならない状況にあります。
この町の中学校は、生徒数が250人くらいですが、教師の中で頼りにできる人は5人くらいです。
並みの中学生よりも人格が劣る先生が数人おります。また、不思議なことに、臨時教師な中に優秀で生徒にも頼られている人がいますが、なかなか本採用されません。
 
生徒が、学校の悪口をいうときには、調べるともっとすごい内容であることが多いです。生徒は、ぼそっとつぶやくくらいですが、現場へ行ってみると、目を疑うことが多いです。子供がぼそっとつぶやくとき、大人は、慎重に聞いてあげなければいけない ということが最近になってわかってきました。
 
ここは、学校のことをかくところではないと思いますが、みなさん、子供や、お孫さんをおもちだと思いますので、書きました。
今すぐに改善しなければいけないのは、教育改革だと痛切に思っています。

11/11 姫路市水族館の市川さんから「田んぼの学校」
小圷敏文様 皆様

半分赤木さんに乗っ取られていた山下MLに、おけいさん(お計算じゃなくて良
かった!)という新手の強敵が現れ、やまちゃんの存在感が危ない!!

私も2か所で田んぼの学校に関わっていますが、そんな難しいこと考える必要な
いんじゃない、と思います。
田んぼの学校で米を作っているところは、たいてい手で苗を植え、鎌で刈り取っ
ています。この技術を習得するのはほとんど意味のないことだし、昔の人の苦労
を考えて見ましょう、というのは児童らにとってはクソクラエでしょう。
私はこう思います。
しろかき後の田に素足で入れといっても、子供たちは初めは気持ちが悪いと嫌が
ります。しかし、入ってしまえば、10分もしないうちに、生まれて初めての泥
の感触を楽しみ始めます。初めは着ているものが汚れないように気を使っていた
子供も、まもなくそのことを忘れます。子供が、真に子供に戻る瞬間です。
田んぼが眠っていた子供たちの野生を起こしただけです。

田植えをしていても、高学年の児童は授業の呪縛からなかなか抜け出せませんが、
2,3年の児童なら、カエルやタイコウチやコオイムシなどを見つけるたびに、
田植えのことを忘れます。稲刈りのときにカヤネズミでも見つけようものな
ら、もう大騒ぎになります。
自然を感じとるのは子どもら自身です。私たちにできるのはせいぜいそのお手伝
いです。イナゴやタニシを児童らにたべさせました。イナゴは初め抵抗が大きか
ったですが、最初の子が手を出した後は、あっと言う間になくなりました。イナ
ゴもタニシも児童らの野生を引き出すための仕掛けですが、どこまで通じたかま
だ不明です。

 ヒトは食べられるものを見つけると、食べられるものを捕まえると、嬉しいと
感じます。それらをたくさんとるともっと嬉しく感じます。作物がたくさんとれ
ると嬉しく感じます、これは生き物であるヒトの本能です。進化の過程で、これ
をより強く感じ、実行する遺伝子が生き残ってきているはずだからです、という
話はわかったかもしれません。子供でも、米がたくさん取れると嬉しいのです。
これは自分たちで作ってみないと、感じることはできません。
 別の関わっている小学校は蕎麦を栽培しています。収穫した蕎麦をひいて粉に
し、試食会をみんなでやります。ある女の子が言いました。「私はおそばは嫌
いやけど、自分で作ったそばはおいしい」と。

 支離滅裂な文章になってしまいましたが、言いたかったのは、
学校の教師も、私も、一番大切なことは何も教えられないということです。
一番大切なことは、田んぼや自然が教えてくれるのです。田んぼの学校ができる
のは、子供たちにその機会を与えてやることです。
 ここで磨かれた児童らの感性は、農薬漬けの野菜を選択するでしょうか、それ
 とも、無農薬の野菜を選択するでしょうか? 答えをいう必要はないと思いま
 す。
***********************************************
市川 憲平(のりたか)

姫路市立水族館 主任水生生物専門員 理学博士
林田にタガメの里をつくる会 会長

Mail  tagameha(アットマ)ybb.ne.jp
URL   http://www.geocities.jp/tagameha/index.htm
********************************************** 

11/10 おけいさんから「一日中、格闘しました。」
やっぱり、タダの消費者 おけいで〜〜っす♪
 
小圷さんの「信認生産は、市場の原理を超える?!」は、数回読んだだけじゃ、さっぱりわかりませんでした。
で、赤木さんがやさしい言葉で解説してくださったので、ようやく「ああ、そういうことかっ!」と飲み込めた次第。(^_^;)
 
難しい言い回しに圧倒されて、頭がフリーズしています。(笑)
 
一つだけ、「本来なら、家庭や学校を包摂した(地域)社会が次代を担う子供たちの教育に当たるべき所を、閉鎖的な学校教育に押し付けていることが問題であると思えてなりません」に、へ理屈をくっつけます。
 
果たして押しつけているのでしょうか…
学校では、子供を地域・家庭に返そう などと言ったりしているようですが、ちぃともその実感はありません。
相変らず子供は囚われの身、選択権などないに等しい。
中には、しつけを学校にしてくれと言う親も確かにいるようですし、私の感じるところは、ほんの一面にしか過ぎないので、大きく
取り上げては欲しくないのですが、押し付けることが出来るほど学校は信頼できるところではないと思っています。
個性を育てる といいながら、個性は封じ込められていくようだし、御上が指示する時間帯の中で余裕のない授業を強いられて、
教師も疲れ果てています。
中学校に至っては、それに部活が加わりますので、自由時間などないに等しく、「田んぼに行こう」という気持ちの余裕もありません。
(おっと、学校批判をしている場合ではない…ちょっと休憩) 
 
で、私はこの、学校を媒体とする教育の場としての田んぼには、いささか否定的でありんす。
なんか、バックにある何か大きな力に演出され、固定観念として植えつけられるような気がするからです。
命の尊厳や、環境問題の教育は、授業参観で見る限り、その時だけで終わってしまうように思います。
現実に、優等生が命を粗末にする事件が多いし…
 
学びの場としての田んぼは、やはり自由な時間と空間であってこそ、その威力を発揮するのではないかしらん。。。
(あ〜〜おそろしい、この屁理屈)
 
人生の折り返し地点にきて、やっとお米や野菜たちの後ろを見ようという気になった私が理屈をこねるのですから、
甚だ稚拙で申し訳ありませんが、赤木さんがなんでも言うてくれぃ、とおっしゃるので(笑)投稿します。
 
今まで、いくつかの宅配農産物を利用し、また、生産者とガッチリ腕を組んだ神戸の共同購入グループ「菜の花」に接する機会がありながら
な〜〜んも考えて来なかったことを、後悔しているのは、それが子育て現役の頃だったからです。
幼い子供と一緒に学べるチャンスを、溝に捨ててきたようなものですからね。
でも、今、人生半ばにきて、遅い感はありますが、本岡さんに出会い、宅配便に出会い,赤木さんに出会い、皆さんに出会えて
本当にうれしく思っています。
まだ、その時期には早いのですが、孫ができたら一緒に、汚染されていない菜の花&レンゲ畑で遊ぶのが夢です。
教育はそこからが出発なんじゃないかしらん、と思うのです。

11/10 静岡の藤田さんから「黒米の脱穀」
今日(いや、もう昨日になってしまった)やっと時間ができ、黒米の脱穀を
しました。友人の種モミの余りをもらい、姑の田んぼの隅にちょこっと作っ
ただけなので、こんな少しの量どうしようかと思案していましたが、結局千
歯こきでやりました。友人と一緒に作ったほうは遅れて、まだ刈ったばかり
なので、一緒に脱穀できないのです。
1時半から始めて、途中洗濯物のとりこみやら夕飯やら明日の朝のしたくや
らで何度も中断し、最後は選挙速報をラジオで聴きながら作業して、11時
近くにやっと終了!うーんこれはイベント向きですね。みんなでワイワイ言
いながらやれば楽しいけど、一人でするのは疲れるー。
「昔の人の気分が味わえた?」と夫が顔を出したときは、今の人のほうが絶
対いいよ〜とマジで思いました。計量してないけど何キロあるのかな。思っ
たよりしいなが多かったみたい。それより、ワラくずが混じったりばらばら
になってない籾をこれからどうしよう。唐箕はないし。
それにしても背中が痛いです、はい。

11/8 小圷@元気から「信認生産は、市場の原理を超える?!」
おけいさんの発信で、何やら面白くなってきたので、参加させてください。
 
●宅配農産物が順調に市場を拡大しているようです。
■毎日新聞2003.11.06より―――――――――――――――――
◆宅配農産物の市場規模
1997年:334億円→2003年見込み:413億円('97年比:123.6%)
◆らでぃしゅぼーやの会員数       
1997年:5万1000人→2003年:6万5350人(前年比:6%増)
◆大地を守る会の会員数
1997年:4万0100人→2003年:6万4000人(前年比:12%増)
―――――――――――――――――――――――――――――
農家個人やグループ購入の宅配を含めれば、規模は更に大きくなるそうです。
新聞記事に因れば、これまでは、一般小売に比べ多少割高感があったものの、今年は米の不作で新米が小売で1〜3割り高のため、価格据置の宅配農産物との差は縮まり、追い風になっているそうです。
 
新聞の論調は、無・減農薬栽培の野菜や米が、消費者の安全・安心志向の高まりで人気を得ているとのことですが、もう少し深いところでの「信頼関係」を求めているように思います。
 
●突き詰めれば、信認生産が理想?
 
今、教育現場は「学級崩壊」などといわれるように、惨憺たる状況にありますが、本来なら、家庭や学校を包摂した(地域)社会が次代を担う子供たちの教育に当たるべき所を、閉鎖的な学校教育に押し付けていることが問題であると思えてなりません。
 
やまちゃんMLに参集する皆さんは、「たんぼの学校」のような形で地元の小学生や一般市民の方を巻き込んだ生産活動をされている方が多いように見受けます。[農]の場面は、自然を相手に追求し、状況判断し、対策を練り結果を出していく過程が、「科学」する学習の宝庫であると思います。「田んぼの学校」を実践する子供たちにとっては、百姓を師としながらも、仲間とともに課題を分担し目的を成就する過程で、目的に応じた課題をみんなで認め合い協働でことを進めることで人間関係耐力をも育んでいく場でもあります。さらに、その生産物を如何なる人が、どのようにして手に入れ、食していくのかを学ぶなら、「市場(シジョウ)」の持つ問題性も浮き彫りになろうというものです。
 
日常的に「食する」ということは、そのような生産を担っている人があってのこと、ということを実感できる効果は大きい、と思います。スーパーなどで、顔写真入りで生産者名を明記した農産物以上の信頼関係とは、体感できる喜びを伴ってこそ深まるものだから、と思います。
 
そのような意味では、百姓が農業生産場面を教育の場として開放することは、今後大きく育っていくであろう信頼関係の卵を産むようなものかも知れません。昨今取り沙汰される「グリーンツーリズム」なども、ここをはずしてレジャー化するなら意味をなさないでしょう。
 
グローバリズムの名の下に進められる農業生産物の自由化に対し、価格競争のみで打って出ることは術中に嵌るだけだと思います。また、高品質(安全・高味覚などを)などの付加価値や環境効果(温暖化防止・湛水・自然浄化etc.)等を謳いあげても観念的で実感に響かないと思います。そのような意味での消費者教育は、心底から納得出来にくいので、空焚き・空転するものと思っていいと思います。
 
その点では、(個人格・法人格を問わず、)生産者の思いと現実の実践課程がわかって、「食」を依存するに値する信頼関係のもとに、農的活動を委託することの出来る「信認生産(=収穫に先立ち必要な食材を生産してもらうことを予約契約するような生産形態)」が理想に思えます。
 
作付けをどうするか、作物の生長段階での肥料・病害虫対策はどうするのか、農をめぐる活動の一部始終が公開され、応援する消費者が関心を持って参加or見守り、場合によっては応援にはせ参じたくなるような関係であれば、生産者は、その期待に応えるべく活力も上昇していく。創意・工夫にも熱が入る。食材の必要価値を超えたものなくしては、市場の原理(=グローバリズムの姦計)に絡めとられていくだけだと思います。
 
小さな流通としての「無人店」は、その第一歩なのだとも思います。
 
 
―――――――――――――――――――――――――
「元気が出る農業の道しるべ」管理人:bin(小圷敏文)
http://www91.sakura.ne.jp/~yama-bin/Index.htm
MAIL: yama-bin(アットマ)www91.sakura.ne.jp
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11/8 おけいさんから「気が抜けない話」
おけいで〜す。
やまちゃん、信頼関係あっても、浮気したくなる時あるよ〜。
長年連れ添ってても、信頼関係なんかないことだってもあるよ〜。
  あな おそろしや〜。 女心と秋の空〜。
 
11/8 おけいさんから「魂がゆさぶられて・・・」
おけいで〜〜っす♪
前回の投稿は「謎解き」のような文になってしまいました。(笑)
「信頼関係」について、書いては消し、消しては書いているうちに
え〜〜い!要するにこういうこっちゃ!というようなことになってしまって、我ながらすごい暴論と、送信してから苦笑しています。
私が浮気女やと思われても困るので、ちゃんと書かないと・・と思うんだけど、
すごく大きなテーマなので、言葉がうまくつながりません。
時間だけが疾風のように通り過ぎて行ってしまいます。。。。
 
さて、
罪のない野菜たちの顔を見ていると、香西さんちのにんじんや、赤木さんちのお米、
(もちろん我が家の米倉:本岡さんちのもそうだけど)←これって、信頼関係??気遣い?(笑)
「君たちは幸せだねェ。」とつぶやきたくなります。
農薬まみれの外国野菜、味のない野菜たちが、なんででまわるのか、
私達消費者は真摯に受けとめ、考えなくてはならないよなぁ。
そして、真剣に「思い」をぶつけていかなくっちゃならないよなぁ・・・って
 
そんなことを、つぶやいたりなんかしちゃったりしてぇ!  ちゃんちゃん!
 
11/8 やまちゃんからも、昨日の補足。
お店のお客さんの「浮気」、これは自然現象だと思っています。
固定客層というのは、絶えず少しずつ変わっていくもんだと思っています。
だから、浮動客層というものを大事にしたい。固定客予備軍です。
と思って、
「せっかく来ても、もう売れてしまってめぼしい野菜がないことがあるでしょ。
FAXで注文してくれてたら、取り置きしますよ」
と、声をかけるのですが、それをする人はほとんどいない。
買い物いうやつは、ふらっと気がむいた時にいって、お気に入りを自分の目で見つけて、
というのが、楽しみなんだろうね。きっと。
 
平成5年の大冷害の時、
「外国米は、ポストハーベストまみれで、危ないから国産米を」
てなことを、大まじめで主張していた連中がいた。
そんな理屈はすぐ通用しなくなるぜ、と思ったものです。
保管技術や、流通技術が改良されれば、吹っ飛んでしまう問題です。
農薬まみれの中国野菜も、JAPANの商社がその気になって、中国の農家と手を組めば
「清浄野菜」が、どんどん入ってくるに決まっています。(きっともうその気になっている)
あの時、ある人が言った言葉
「安いけど味の落ちるお米と、おいしいけど高いお米があって、どっちにするかといえば、
家族状況や懐具合によって、余裕があれば、高いお米を買う。そうでなければ、安い方を選ぶ。
それしか法則といえるものはありません」
 
だったら、どうすればいいの?ぼくには、わかりません。
ただ、たとえば、うちの野菜、だいたいがスーパーの売値より安い値段で売っています。
(残念ながら、そうせざるをえません。でないと量がはけません)
スーパーより安くて、味の濃さは食べれば一目瞭然。
ぼくは、ぶつぶつつぶやきます。
「どっちがお買い得か、その程度ことがわかる消費者になってほしいなあ」
(トマトないの?ないと言うと、他の野菜に見向きもせず、さよならするお客が結構いる)
「あんたは、野菜といえばトマトしか食わへんのか」
 
姫路は人口40万あまりの都市です。
普通、それくらいの規模の都市は、地元に地場野菜の産地が育っているものです。
ところが、姫路には、全くと言っていいほどありません。
不思議な町です。
そして、今はやりの直売所も、ほとんどと言っていいほどない。
あっても、日曜朝市とか、、、週一だから、何日も前の野菜も一緒くたに出すから、
新鮮朝市なんて、うそっぱち、
直売所が、育っていきません。
せめて、そこらが動き始めると、少しはおもしろくなるのにね、
と、ぶつぶつつぶやいています。

11/8 福井の塚本さんから「はったりの香西さんといいかげんなやまちゃんへ」
相互信頼が成り立つのが日本の社会の財産ということだと思います。安心できて何か
と便利で低コスト。
治安が悪化し、社会的地位の高い人ほどうそつきまくって信頼できないのが見えてき
てそのことを実感できるのではないかと思います。
私なら、農薬と化学肥料の使用の有無などについて正直に公表します。私の感じる品
質で値段もつけています。
『バカ』がつくくらいでいいと思います。私の柱は地域一番の品質と命がけで守って
いる信頼です。

これは本で読んだ話です。『日本は世界でも水と日差しと豊かな土地に恵まれてい
て、農業に適している。農業の不振はこれを利用できないでいる人災だ。』
唐津一さんの著書に何回か出てきます。


とはいうものの、初めて手で蒔いた菜の花は見事にむらむらになって生えてしまいま
した。意外に手蒔きは難しかった。これが私の現実でした。

臥薪嘗胆中の塚本
 
*やまちゃんから
少量の種を手撒きするときは、増量剤を考えてもいいかもね。
同じくらいの体積で、同じくらいの比重という相性のいい増量剤が見つかれば、
きれいにまばらになってくれます。
 
しかし、それにしても、暖かい。
平年を5度も上回る晩秋です。
となりのおばちゃんの言葉。
「種まきをずらして播いているのに、生育が追いついて、みんないっとき(一時)に大きくなってしまう。
正月頃にと思っていたホウレンソウも、大きくなるのが止まらへん。
正月頃には、出す野菜が無くなってしまうがな。
あんたとこはええね。自分ところで売れるから。
(うちの肥満、徒長ホウレンソウを指さし)市場へ持って行ったら、値が付かへんで」
 
この秋に困ったこと。それは、雑草。
普通の年は、秋はあまり雑草に神経を使わないものだけど、
お彼岸頃は、からから天気が続くものだから、種まきをしたあとについ何度も水やりをしてしまいました。
散水しないと生えてこない雑草が、水をもらって次から次へ。
また、10月半ばをすぎると、雑草は勢いを失って、一度中耕除草をすればOKなのに、
暖かくて、雨が多いものだから、作物に負けない勢いで雑草が元気です。

11/8 岡山の赤木さんから「ばんばん言って」
赤木@菜の花で〜〜っす♪っときたもんだ。
 
 おけいさんはただの消費者とちゃうで、おいしいもんがある所をちゃ〜んと嗅ぎつける
ただならぬ消費者や。すごい、えらい、立派や。
でもって発信もしてくれるからこれが役に立つんや。
ただならぬ消費者として百姓への希望や提言・意見をどんどん出してくれればいいと思う。
そら百姓かてのめへんこともあります。そんなこと出来るかいなぁ、と蹴ってしまうこともキットあると思う。実現可能な意見を取り入れるためにはどうすればいいんじゃとか、何をすれば消費者が喜ぶんや、なんてことを考え始めるところに進歩・前進・新しい発見があるんや。
 
 産直もな〜んにもせ〜へん百姓はな〜んにも考えへん。
米の中にゴミがあろうが石があろうが、白菜に農薬がどんなに残っていようが、いっさいかまへんのや。
こんなオヤジが産直を始めると客の声を聞くようになるし、どないして石除けようかとか、どないしたらゴミが入らずに済むんや、なんてことを考え出す。これが進歩や。
極端な話、日本中の百姓が産直やりゃぁええんじゃ。
 
 そんなわけでおけいさん、もっともっと言ってぇ〜♪
高いところを目指すチャンスを百姓に与えるのが、ただならぬ消費者の役目とちゃうか?
いじめられて喜ぶんとちゃうで、勘違いせんといて〜。
 
 あぜ道発信情報を一つ。
今年の夏に土手に生えてる西洋カラシナの種をもって帰って、選別したあたりに(私の畑)こいつがいっぱい生えてんねん。菜の花男はナタネや緑肥用カラシナはぎょ〜さん見てきたが、この西洋カラシナの足元には及ばへん。姿から受けるイメージは生命力が10倍ありそうやで。ごっつい葉は今でこそ地に這いつくばっているが。あったかくなったらいっきにくるだろう。夏に確認済みだが、こいつの茎の中は綿を固めたような芯がぎっしり詰まってんや。似てはいるがナタネなんか比ではない。
い〜ものめっけた!と言う感じや。
先に先にしゃべったら、突如発表しま〜す、てなことが言えへんな。
この種が3kgほど有るさかい2反には播ける。今から播いたら早よ〜に花が済んでしまうけん、年明けてから播いてみる。日本初やで〜。その隣はレンゲ、もひとつ隣はナタネや。
お向かいはカラシナ、そのお隣は小麦とカラシナのミックスや。
どやみんな、楽しそうだと思わへんか?
思ったらあんたもやってみ〜。
 
 岡山弁と関西弁がごちゃまぜの赤木でした。 ほんじゃまたっ!

11/7 岡山の林さんから「皆様お久しぶりです」
皆様こんばんは、
赤木さんのメールにあったように、私(のパソコン)はウィルスにやられていました。稲
刈りとニンジンの出荷がやっと一段落したので、部屋の中を探し回ってマザーボード
とCPU、ハードディスクを探し出して一台新しくパソコンを作りました。それでやっと皆
さんのメールを読めるようになりました。その間に128通のメールが溜まっていまし
た。以前のハードディスクをスレーブとして接続しデータを吸い出しました。今回はトロ
イの木馬タイプのウィルスで自分で引き入れてしまった。馬鹿なことをしたものです。
このウィルスはいたるところに(ドイツやアメリカまで)メールを出したようだ。ただこの
ウィルスは私の気がつかなかった卵を発見したようだ。この卵は何処かのホームペ
ージを訪れたとき私のパソコンに産み付けられていた。パソコンに巣食う害虫だな
これは・・・。皆さんもこういうことがあるから気を付けましょう。
ファーブルのような観察ができたらいいな。
 
林 正弘
岡山県御津町
 
11/7 「おけいさんに触発されて、」に触発されて(はったりの香西から)
吉住さんのおっしゃるとおりですが、、、、私はちょと違う感じを最近、感じ始めました
よく解りませんが、「信頼関係」みたいな、良く解らない雰囲気が、私のまわりを包み始めていることに、やっと気づき始めました
不可思議だらけで、どうお伝えすべきか、全くわからないのですが、「気持ちの氷解」のようなものを、55歳の現在、とまどいを感じながらも、実感しています。きっかけは「出会い」と言う事でしょうか
 
ホームページも見てやってください
 
吉備路オーガニックワーク
香西達夫
090-8249-0938
kouzai(アットマ)ruby.ocn.ne.jp
http://www7.ocn.ne.jp/~kibijiow/
 
*酔っぱらいのやまちゃんから
酔っぱらっているので、きっと支離滅裂になりますが、、、
なるほど信頼関係ですか、、、うちの直売所は流動層(これちょっと違って、もっとうまい言葉があったはずなんやけど、どないしても出てきません)プラス固定客で回っていると思うのですが、
(もしかして、お客さんの側からしたら、私ら固定客やでと思ってるかもしれません)
つまり、ものすごく、あまりにも熱心な山下農園ファンは、たまにすっと熱が冷めて、いつのまにやら来なくなるお客さんが結構あるのです。(熱心な山下農園ファンが読んでいたらごめんなさい、あなたのことではありません)
ところが、その他組が、いつの日にか固定客になってくれていたりします。
それらがめぐりめぐって、なんとなく、わが農園はにぎわっています。
 
今日は娘の中学校の文化祭、昨日から野菜を洗って束ねて、朝9時半にお店に並べて出かけました。
全部で2万5千円分くらい。
ほとんどが1束100円ですので、山のような野菜の束でした。
でもね、最近はお金入れに10円、5円、1円がほとんど入っていません。
あれ?これってどこかで信頼関係ができていたりするのかなあ、と、首をかしげています。
まあ、洗って束ねて、(流通経費やらほとんどない商売をしていても)時間給にしたら1000円プラスアルファの世界ですけどね。
これは、別に愚痴をこぼしているわけではありません。
時間給1000円プラスアルファというのは、肉体的精神的にとても健康です。
 
この春に、兵庫県有機農業研究会の集まりがあったときに、
篠山市の(兵庫県の)元気な元気なかあちゃんたちが、
(彼女らは昔々からの伝統ある産消提携グループで、不特定多数に商売したことがありません)
「直売所、やってみようかな、やりたいなあ」と、しみじみつぶやいていました。
「やってみたら、やりなさいよ、おもしろいよ、きっと」
と、お話したのですが、その時言い忘れていたことがありました。
「野菜のお店をやっていたら、お米も売れるよ」
 
以上です、ちゃんちゃん
 
11/7 おけいさんから・へりくつ屋の論理はいつも迷宮入り。。。?
タダの消費者おけいで〜〜っす♪
 
今、日本は飽食時代といわれてます。
スーパーや外食での、消費者のわがままぶりは、(自分も含めて?)目に余るものがあるし、にわかグルメの多いことといったら・・・!
でも、冷静に考えると、ホントは日本って食糧難ですよね。
こんなことを言っても、私の周りでは「え?」っていう反応が返ってくることがほとんどなんですけれどね。
 
私は、料理が苦手なので、えらそうなことはいえないんだけど、ブランドものに身を包みながら、コンビニでインスタント食品
を買っている若い人たちや、スーパーで安売りの輸入肉や、季節はずれの野菜を買う主婦たちをみると、
「ほんとにそれでいいのぉ?」って、つい思ってしまう。
しかし、冷凍モノのお弁当用のおかずなんて、便利だから買っちゃうんですけどね〜。(すごい矛盾!自覚してます。)
 
消費者が安いモノ、便利なモノに価値を置くから、本物が衰退していくのか、儲けたい業者が消費者に媚びるからホンモノがなくなるのか。。。
消費者の価値観を変えないことには、流通産業の思うままになっちゃって、こころある生産者のやる気をそいで行くことに
なるよなぁ。。。。。
いや、でも、生活費少なかったら、安いモノに走るしなぁ・・・いや、でも、そこまでして肉とか、食べたいか?と思うしなぁ・・・
あ〜〜っ、もう!  
価格のこと、利便性、考え出すと、何がどうで、どこがなになのか、頭パンクしそうになる。
 
あかん、あかん、苦しんでたらあかんねん。(って、ここから急に関西弁…(笑) )
赤木さんが言うてはる.
「きつい仕事を苦役として捉えず、田に入り草や土や生き物と向き合うことに喜びを見出す新しい価値観を、これからの農業は
構築してゆかなければ・・・」と。
 
うん、そうやねぇ。
私も、主婦業を苦役として捕らえずに、少ない生活費(ダーリン、ごめんっ!)でも、工夫することに喜びを見出し、ホンモノを味わう最高の贅沢を
満喫したいと思う。(それにしても、黒豆の枝豆、、、ありゃ、贅沢やったねェ。おいしかったぁ)    
 
まったく、自分でも思いますわ。
真摯な読者がおおい宅配便で、感性だけで生きているようなわたくしが、あーでもないこーでもない・・・と発言してもいいのやろうか、と。
 
え?品位がさがる?
 
でも、それに触発されたから、と書き込んでくれはる福岡の吉住さんのような方もいてはる(いらっしゃる)。
すると、また、私が赤米のHPを覗きに行って、勉強させてもらうことにつながっていく。
なんかね、こんな風にちょっと感じたことを口にすることが、ウワァ〜〜ンとうねりになって、自分やみんなの意識を変えていくことに
繋がるんやないかと思ったりするんですが、私は運動家やないので、夢みたいなことかもしれませんが。
せめて、自分だけでも、目覚めていきたいと思っているんでございます。
 
ご清聴(読?)ありがとうございました。m(__)m     (´・`) ふぅ〜

11/7 福岡の吉住さんから「 おけいさんに触発されて、」
払う人:安いにこしたことはない。
貰う人:高いにこしたことはない。
全くあたりまえの事だと思います。
でも、いい物(高価値)を生産しようとすると、
コストがかかります(高価格)。これもあたりまえ。
で、
価値をどうやって正確に価格に繋ぐか、
ここが肝要でしょう。
流通が変われば、食も農も変わる。
などと思いながら、産直やってます。
 
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
二丈赤米産直センター・吉住公洋
TEL:092-326-5075 FAX:326-5437
HP:www.d1.dion.ne.jp/~akamai/
Mail:akamai(アットマ)d1.dion.ne.jp
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
 
11/6 兵庫のおけいさんから「価格について」
タダの消費者 おけいで〜〜っす♪
 
先日赤木さんとメールでおしゃべりしていて、
 わたし:「難しいコトは、生産者の皆さんにおまかせして、
     私はおいしいとこだけいただくことにいたしましょう〜〜♪」って、こんなのんきなことをいいながら、実は、こんな消費者が、
     日本の農業の一番底辺を支えているんだ・・と密かに自負してる。
 
赤木さん:安いのばっかし求められると反対になってしまい、中国農業の繁栄を支えてしまいます。
 
と、このようなやりとりがありました。
確かに、周りを見まわしても、安売りに群がり、友達とランチを楽しむお金はあっても、高ければ、いい野菜でも買わないひとたちが
ほとんどです。
こういう消費者は、農家をつぶし、あげくに自分たちの首をしめていくのです。
かといって、有機とうたえば、少々高くても買うだろう、と、レースのような菜っ葉を当然のように売ったり
おかしな企業(?)努力で手品まがいのことをする生産者だっています。
 
良いものは高い。これはあたりまえ。
でも、高い棚に女王様のようにかざられて、食べてもらえなければ一銭の値打ちもない。
 
また、ホンモノの味を知ったら、高くても高いとは思わない。
でも、高くて買えないという、悲しい現実だってある。
 
わたしが、ここで、つまり研鑚を積み努力されているみなさんのMLで、「支える消費者」と豪語するのは、「モノを値段だけで見ては
いませんよ・・・・(この、点々に、実は言いたいことがいっぱいあるんだと思うんだけどうまく書けない。)」というメッセージをこめてのことだし、
日本の農業をつぶしたくないという思いからなのでございますよ〜。
 
アホなこと、とんちんかんなこと、一杯書きますが、こんな消費者もおるんやね・・・って、感心するなり、笑うなりしていただければ
本望です。
 
でわっ!
 
11/4 兵庫のおけいさんから「行って来ました♪」
タダの消費者 おけいで〜〜っす。
 
きょうは、アメニモマケズ、岡山のプリプリの黒豆ちゃんに会いに行って来ました。
あ、お豆ちゃんの話はおしまいでしたっけ?。。。知〜らないっと。
 
初めてお会いする菜の花の赤木さんに、不器用な都会ッ子は、すっかり甘えて、お世話になりました。
上品(?)に、ハサミでちぎろうとしたら、横から「そんなことでは日が暮れるっ!」と厳しい(?)指導がはいります。(笑)
もちろん、私達作業場組は、雨でずぶぬれになりながら収穫してくれている畑組の私の友人たちに頭の下がる思いで、
口答えもせず、黙々とちぎる作業を続けます。
  
『どこが、黙々と やねん!』 と 愛犬のななこちゃん親子(談)
いえ、そりゃもう確かに、農業なんて体験したこともない私達は、山のような枝豆の木を相手に、はしゃぎまくりでしたが。。。
 
途中、お茶をいただいて、昼食休憩。
湯がきたてのお豆はまさに、プリプリ!  そして、皮が黒くなった方が、だんぜん甘く、おいしいっ!
「やめられない!止まらない!」
ナベ一杯のお豆は、すっかり、私達の胃袋に納まったのでありました。
 
昼食後、気の遠くなるような量の枝豆をさらにちぎる作業を終え、おやつをいただき、
私達、都会のねずみは、
赤木ブランドの菜々ッ子朝日(米)・野菜・黒豆・そして、ちぎりたてのプリップリの枝豆を
車に満載して、またにぎやかに、帰っていったのでした。
 
その夜の、赤木夫妻の夕食がキ会のねずみ達の話で盛り上がったことは言うまでもありません。。。。なんちゃってね。  チャンチャン!

 
ついついひきこまれる赤木さんの語り口(赤木節?)。
熱い思いは、私たち消費者が しっかりと受けとめなければいけないと思いました。
生産者や、専門家の方たちだけが努力してもだめなのです。
専門知識はなくても、消費者の素直な疑問や感想を送り届けてこそではないかしらんと、勝手なことを思い巡らしながら
日々がんばっておられる皆様にエールを送り、今日一日のお礼といたします。
フレ〜フレ〜!日本の農業!
 
11/4 岡山の赤木さんから「レンゲ発芽」
 赤木@菜の花で〜〜っす♪   どこかの誰かのがうつったみたいです。
 
 先月25日に遅ればせながら播いたレンゲの双葉が顔を出しました。からっからに乾いた田んぼに播いてその後も乾きっぱなしでしたが、自然はすご〜い!
 播いた後ローラーで鎮圧しておいたのも良かったのだろう。久々の雨に打たれて喜んでいるようでした。迷路の下地がまずは出来そうだ。
 
 籾摺りも進んでいますが、例年より腹白米が多いみたいで、栄養が最後の頃米粒の中に行き渡らなっかったらしい。原因は最後の踏ん張りのときに水が不足したのだ。親父のことがあってそれどころではなかったから、気候のせいにでもしておこう。来年頑張ればいい。
 小麦跡の4.5反の田んぼだけを別口で籾摺りしたところ、反当8.2俵だった。除草剤こそひとの半分使用しているが、あとは何もしていない。ま、いいだろう。
 菜の花緑肥の跡もこんなもんだろう。
一つ気が付いたんだが、水が入りやすい低い田んぼの穂はずっしりとしていたが、高いたんぼの穂はひどく軽かった。全てを水が決めるんやで。雨が少ない年には何をしてやらねばならないか身に染みました。わかってたんやけどなぁ。
 
 黒大豆の枝豆がそろそろ終了です。表皮が黒ずんではいないがピンクがかった赤色でまもなく硬くなってしまいます。この話をもう少し掘り下げれば楽しい話題になるんだが、「またあいつだ!」と思われては品位が下がるので止めておこう。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓    赤木歳通
 
11/3 岡山の赤木さんから「商標登録」
赤木@菜の花です。
火の国熊本の岡さんへ。
HPに菜の花米として販売する、という表現が出ていました。
HPの中でお使いになるのはかまわないと思うんですが、袋への印刷やチラシには使わないで下さい。どこの会社が登録していたかは記憶に無いんですが、「菜の花」と言う言葉が押さえられています。うかつに使うとひどい目にあいます。
菜の花自動車ならかまいませんが、食べ物にはほとんど使うことが出来ません。
私も「菜の花米」で商標登録しようとしたらだめでした。
 
 それではと「菜々っ子米」と考えましたが「ななこ」と言う言葉が使えません。「ななこ」も「菜々っ子」も聞いた感じが似ているからだめなんです。
菜の花農法元祖としてどうあっても「菜々っ子」にこだわりたかったので、私の主力品種である「朝日」を付けて「菜々っ子朝日」と命名し商標登録いたしました。
「ななこ」も食べ物全般にわたって押さえてありますが、固有名詞をくっつけて使うのなら例外として認めてもらえました。
 しゃくにさわったから「菜々っ子」と言う言葉は食べ物のほとんどに使えないようにしました。ざまーみろってんだ。万一どこかの会社がお菓子や食料品になどに使ったら、私の代理人である弁理士さんが提訴の手続きに入ることになります。なかなかにむつかしい世界だと思いました。イヤダイヤダ
 
 そんな視点で考えると、菜の花で稲の抑草をする技術もどこかの誰かが特許申請したらえらいことになりそうです。阪神球団ですら「阪神優勝」と言う言葉が使えなくなったのとおなじですね。ただ、申請した時点よりも以前から普遍的な技術としてみんなが使ったいたら、登録は失効すると聞いているのが、せめてもの救いです。
 それともこの農法を早く押さえて、悪徳会社の思うつぼにさせないのも手かもしれません。
問題は先立つものが要ります。そん時ゃぁやまちゃん出してくれるかな?
 それとも、、、、、、、、、、やっぱ止めとこう。みんなからうらまれそーだから。
 今夜はむつかしい話の巻でした。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓    赤木歳通
 
*やまちゃんから
「やまちゃん」の名前が出ていたので、
ぼくなら、素知らぬ顔で、袋やチラシに印刷して使うと思います。
ぼく程度の規模の使用なら、いきなり裁判にならずに警告が来ると思います。
警告が来たら、その時に考えます。
商標登録した側も、全部に目を光らせて、全部に損害賠償を求めていたら、
それだけでコスト倒れになってしまうことでしょう。
ぼく程度の規模という限定付きですが、その心は「勝手にしやがれです」
 
連想されたのが、どぶろく造りに対する国税庁の警告やら、
かつてのお米の産直に対する食糧庁からの警告、
うんにゃ、現にいま、ぼくは有機JAS表示法や、お米のなんとか表示法に違反して、
「無農薬有機栽培野菜」とか「無農薬有機栽培ヒノヒカリ」などとうたって農産物を販売しています。
警告を受けたときの態度は決まっています。
よろこんで裁判を受けて立ちます。
義務仕事で訴える側と、お遊びで裁判を楽しむ側とどちらが強いか?
答えははっきりしています。
どっちが勝つか、それもまあ、今のところ目に見えていますけどね、、、
 
岡さんへ
HP見せてもらいました。
田んぼの稲株を使っての土着菌の採取、おもしろいねえ。

11/2 HP「元気」の小圷さんから・参加者のHP・アドレス紹介
大阪の小圷@元気 です。

続々と参加の意思表示をいただき、増えつつあります。
有難うございます。
「参加者のHP・アドレス紹介」 に下記情報を追加しました。
http://www91.sakura.ne.jp/~yama-bin/sankasya-hp01.htm

■たがめのビオトープの紹介  2003.10.31 兵庫県の市川憲平さん
 
http://www91.sakura.ne.jp/~yama-bin/hyougo-itikawa.htm
■ファミリーファームOKAの紹介  2003.10.31 熊本県の岡 初義さ

 
http://www91.sakura.ne.jp/~yama-bin/kumamoto-oka2.htm
■(有)クサツパイオニアファームの紹介  2003.10.31 滋賀県の奥村
次一さん
 
http://www91.sakura.ne.jp/~yama-bin/siga-okumura.htm
■農業生産法人 有限会社小原営農センターの紹介  2003.10.31 富山
県の小原さん
 
http://www91.sakura.ne.jp/~yama-bin/toyama-ohara.htm
■マルカワみそ株式会社の紹介  2003.10.31 福井県の河崎 宏さん
 
http://www91.sakura.ne.jp/~yama-bin/fukui-kawasaki.htm
■唐沢トマト工房の紹介  2003.10.31 長野県の唐澤金実さん
 
http://www91.sakura.ne.jp/~yama-bin/nagano-karasawa.htm
■北海道立農業大学校の紹介  2003.10.31 北海道の高橋義雄さん
 
http://www91.sakura.ne.jp/~yama-bin/hokkaido-takahasi.htm
■山の家の「菜食喫茶」の紹介  2003.10.31 富山県の田村予果さん
 
http://www91.sakura.ne.jp/~yama-bin/toyama-tamura.htm
■松原気功塾の紹介  2003.10.31 群馬県の松原慈光さん
 
http://www91.sakura.ne.jp/~yama-bin/gunma-matubara.htm
■二丈赤米産直センターの紹介  2003.10.31 福岡県の吉住公洋さん
 
http://www91.sakura.ne.jp/~yama-bin/fukuoka-yosizumi.htm

*記事内容・リンクなどに不都合・不手際などがございましたら、ご一報ください。
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「元気が出る農業の道しるべ」管理人:bin(小圷敏文)
http://www91.sakura.ne.jp/~yama-bin/Index.htm
MAIL: yama-bin(アットマ)www91.sakura.ne.jp
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11/1 神奈川の千田さんから「HPの宅配便送ってください」
はじめまして。こんにちは。

 菜の花の赤木さんに聞いて連絡させてもらいました。
 有機農法に関する情報のメール配信をお願いしたいと思います。

 2004年の稲作を菜の花緑肥でいこうと決めて、赤木さんに質問点を問合せ
た際に、有機農法情報のメール配信のことを教えていただきました。

 私は神奈川の南足柄市在住の52才です。家内と2人で、いわゆる有機で野
菜・米を作って、個人宅に直接宅配している小農です。
 めざしているのは、土を汚さずに何才になってもできる小力農業です。延長線
上に不耕起・直播稲作があります。

 これを機会に大いに勉強したいと思っています。よろしくお願いをいたします。

    南足柄市千津島9  千田(ちだ)正弘
      TEL/FAX:0465-73-5881

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