2003年8月のお便り   HOMEに戻る

8/31 富山の田村さんから「三浦さんこんにちは。やまちゃんいつもHPありがとう。」
やまちゃん,HP宅配便いつもありがとうございます。

今年は引っ越しがあったのと,それに伴う家の内外の工事,いつも
の菜食喫茶,パートナーとの新生活で
目のまわるような事態となりました。

HPがたまる一方で,頑張って読まねばと思っている矢先に,三浦
さんという知人の名前を目にしました。

嬉しいです。
新規入会の三浦さんの「百姓豆腐」は大変美味しく,今では近隣の
スーパーで買うこともできるような人
気商品です。農業でも大先輩です。

今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

今回うちの田んぼの環境もかわりました。

@昨年迄は1反2畝だった田が 今年は4畝程の小さい田になった
こと。パートナーの力も貸してもらえ
るし,来年はもっと増やす予定。
A昨年迄は水の抜けない,粘土質の深い田だったが, 今年は薄い
土壌で下は砂地です。すぐ水の抜ける
田になった。水の取り口はあっても出口がない。つまりいつも水を
あてていなければすぐ抜けてしまう
のです。
B昨年迄はひえの多い田だったが,今年は3年放置の田にしては全
くひえのない田であった。

同じ山の田でもこれほど違うとは大変な驚きです。頭まで泥をかぶ
りながら,ひえ取りで泳ぎ回った田の
話は,アホのような話で,今年は半長靴で歩き回ることさえでき
た。水着で泳ぎまわる小道具の話は忘れ
てつかあさい。

で,今年やったことの一番の自慢は一部を種からまいて,折衷苗代
で苗を育て,1本植えに挑戦したこと。
これがたくましいの何の(^。^)。4本植え(手植え)よりも骨太
で,分けつ数も4本植えより多め。
(15本〜22本です)デジカメの向かって左が1本植え。4本植
えは一部出穂,1本植えはまだです。

1本植えの苗の概略は以下の通りです。

3/16に雪解けの水につけはじめ,途中新住所地に移り,4/1
3に折衷苗代に種まき,田植え6/10。

籾の脱ぼうをせず,もらった苗代のシートが小さすぎ,1日で風で
飛ぶ(以降そのまま)なんてアクシデン
トもあったけど,立派に育ってくれました。籾の選別塩水の比重選
でしたが,ひえなんぞ入れたわけがない
のですが,育った苗のうち半分がひえでした。

苗代として借りた田にひえの種があったにしては,スジ状に植えた
場所にもひえが多すぎ,今もって理由が
わかりません。これは来年の課題です。

少しづつHPの方読んでいきますので,遅い質問を出すかも知れま
せんが,その時は宜しくお願い致します。
尚,菜食喫茶の方を月3日に増やしました。(1日多くした)。保
健所の許可もとった。
パートナーがお料理すばらしくうまい人だったので,やりたいこと
がますますふくらみます。

☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆

月に3日  山の家の「菜食喫茶」
月に3日 「ニコニコヨーガ」の会
http://www.cty8.com/yoka/index.htm


 神実(カムミ)    田村 予果
〒939-2333 富山県八尾町桐谷1673
T&F 076−454−5536

☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=
☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆

月に3日  山の家の「菜食喫茶」
月に3日 「ニコニコヨーガ」の会
http://www.cty8.com/yoka/index.htm


 神実(カムミ)    田村 予果
〒939-2333 富山県八尾町桐谷1673
T&F 076−454−5536

☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆
*やまちゃんから
三浦さんのお便りで17ha無農薬の稲作り、
さすが富山、隠れた「さむらい」がおるもんだと感心したのですが、
おいしい豆腐も作っておられたのですね。
さて、田んぼによって、全くくせが違います。雑草の生え方がこんなに違うものかと思います。
どうしてそうなるのか、そこが見極められるといいなといつも思うのですが、
まだまだ、先の楽しみのようです。


8/29 岡山ならぬ栃木のよっさんから「今年のお米」
やまちゃん様
ひさしぶりに、メール差し上げます。
今年のお米、そろそろ、刈り取り調整作業が始まりましたが、私の仕事柄、お米の出
来が心配なこのごろです。
 関東でも、選別作業が今週よりはじまりましたが、粒が思っていた以上に小さいの
です。まるで、二十年戻ったような、網目でないと、ひっかからないのです。
 1.75の網目でも、ほとんど抜けてしまうと、あるところから、相談があったりもし
ました。
関東では、その昔、1.70を使っていた地区もありました。今年は、二段階、三段階選
別をしないと、正粒を未熟米にしてしまいそうです。
 平面米選機をお持ちのかたは、ぜひご活用を。
仕事柄、毎日出荷される替え網の網目が気になるよっさんでした。
 
*やまちゃんから
10年前の1993年を思い出しました。
あの年、1万円(2万円?)はたいて、1,75(s)の網目を買い求め、それでもみすりの時に選別しました。
そのかいあって(笑)、くず米が1反に30キロくらいに収まり、6俵半ほどの収量になりました。

8/29 富山の小原営農センター 三浦 直さんから「はじめまして」
HP楽しく拝見させて頂いています。
アンケートお送りいたします。今後ともよろしくお願い致します。

□お名前        小原営農センター  三浦 直  
□住所1(都道府県名)  富山県            
□住所2(市町村以下)  上新川郡大沢野町小羽222             
              
□勤務先など             
□TEL 076-468-0034             FAX  076-468-0034   
         
□Eメール   BCH10768(アットマ)nifty.com               
□ホームページURL http://homepage3.nifty.com/ohara/index.html
                リンク 可

@ 経営内容(仕事の内容など)教えてください。
 水稲18ha  大豆4ha  野菜1ha 
農産加工(もち 豆腐 納豆)


A 除草剤を使わずに稲を作っている田んぼはありますか。あれば、その面積を教え
てください。
 17ha

B いつ頃から取り組み始めましたか。また、その動機(きっかけ、思い)などを教え
てください。
 20年くらい前から、最初は小面積で。
農薬を撒く事がいやで、何とか抜けないかと試行錯誤していました。

C どんなやりかたをしていますか。

 1. アイガモ
 2. 除草機
 3. 米ぬか
 4. 田畑輪換                               
 
 上記の組み合わせ。圃場によって異なります。

D あなたの工夫しているところは、どんなところですか。

 田植機の側条施肥機のロールを削ってもらって粒状米ぬかを80kgまで撒けるように
したのですが条件によってうまく出ないことがあります。

E また、あなたが苦労していること、相談したいことなどがあれば教えてくださ
い。

 イネミズゾウムシの回避方法
成苗田植え、田植え日ずらしはやっているのですがまだまだ生育に影響が出ます。
カモは有効ですが大面積を管理できないのです。

F やりたいこと、訴えたいこと、聞いてほしいことなど、どんなことでも結構で
す。メッセージをどうぞ

 不耕起で栽培する方法。

三浦 直
********************************
小原営農センター BCH10768(アットマ)nifty.com
http://homepage3.nifty.com/ohara/index.html

8/29 岡山の林さんから・穂首イモチ防除の季節
穂首イモチ防除の時期が始まった。うっとうしい季節だ。粉体の農薬が使われるから、飛
散する。今日その様子を見ていると、田圃に撒かれた粉体の農薬が低い雲のようになって
ゆっくりと移動していく。見ていると、三軒ほどの家がその雲に包まれてしまった。あの家に
住んでいる人達は息を潜めて我慢しているのだろうか?家では、赤ちゃんが寝ているかもし
れない。病人が寝ているかもしれない。今日は30度を越える暑さだったから、窓を開けてい
るだろう。水田を渡ってくる風は実に涼しい。田舎では都会のように窓を締め切ってクーラ
ーを効かせるような不健康な事はしない。農薬を撒いた人は、自分の利益の為には、赤
ちゃんの健康を損ねてもよいと考えているのだろうか?
私は、自分の田圃だけでなく幾つかの田圃も参考に観察する。その田んぼは、私の予想
では穂首イモチは来ない。来たとしても2−3%の減収だろう。田圃の面積は6反ぐらいだ
から、農薬代として約三万円はかかっただろう。塩山さんのメールにもあったが、この時期ま
でに必要な事は、穂首イモチ対策ではなく、籾をぷっちりと太らせることの方が大事だ。百
姓は、コスト意識がないのだろう。私は、ある人に私の米作りのコスト計算をしたスプレッド
シートを渡しておいた(私の、企業秘密ではあるが・・・)。その人はもう穂首イモチの防除を
しなくなった。ここ数年で、穂首イモチの防除をしない人が増えてきたのは嬉しい事だ。
 
林 正弘
岡山県御津町

8/28 岡山の柴田さんから「西村さんへ:サリークイーン出穂直前」
しば@おかやま普及セ、です。

昨日帰ってサリークインむいたら、太いのも細いのもすでに幼穂
20cmでした。今週末か来週アタマか、天気よければ出ますな。

********************************************
   岡山農業改良普及センター  柴田雅人
 〒700-8604 岡山市弓之町6-1 (086)233-9850
    masato_shibata(アットマ)pref.okayama.jp
********************************************
 
 
8/28 広島の西村さんから「Re:ピオトープ・サリー」

柴田様、サリーは晩生につき標高の低い自田に作付けしました。
比較に登ったヒノヒカリの出穂時期からすれば岡山とはそう遅れずに始まるはずですが苗が中苗だったからなあ。
9月中には穂ぞろいして欲しいぞ。
成苗に近い中苗のヒノヒカリを5月半ばの田植えで昨年よりも40日近いマージンを与えて「登熟させてやる!」と今年一番の楽しみにしているわけでサリーを標高500mなんてとんでもないです。

ヒノヒカリの作付けに対して広島県の普及員は「標高300mまで」、農業共済の人は「そりゃだめじゃ」といっとります。
週末には出穂が始まると思われます。サリーに古巣を追い出されましたが、かの地でこけそうな姿になりそうで収量に期待しております。
昨年は始めて収量というものを意識しまして長年作ってきたヒノヒカリはいつもの出来じゃなあ、よしよしと思っていたら収量を換算してみれば400kg/10aを下回る?? 面積が適当なので並の収量はあったかもしれませんが今年から坪刈でデータを残すことにします。昨年の未登熟を踏まえてドーンと10aほど作付けまし
た。

ブルーシートを使ってのビオトープを作ろうかな。昨年の秋に水を止めたら水口に5mmくらいのタニシがかたまって死にました。
何百か何千かの死臭がねえ。でも干さないと稲が刈れんのよ。

8/28 京都の土佐さんから「ウィルスで思ったこと・・・?」
そーなんですか、感染した人が気づくまでは「止められない止まらない」なんですね。
毎日100通ものメールが舞い込み、削除するのにうんざりしていましたが、突然今朝からピタッとなくなりました。気づいたんですね。よかったよかった。
それにしてもパソコンのウィルスちゅうもんはすごいですね。イモチや斑点病とはパワーが違う!
すごいといえば、今年のイノシシ、鹿のパワーもすごい。いくらサファリパークでも玄関先まで掘り返されたんではたまらん。トタンは前足かけて押さえつけるし地面掘って持ち上げよる。
網は食いちぎりよる。唯一電策だけは嫌いらしい。しかしこれもファイヤーホールとか何とかと一緒でまた破壊されるかも・・・
今年は異常気象で山に食い物がないのが原因らしい。田んぼも3日あれば1反くらい家族総出でクチャクチャにしてしまう。
栗が落ちかけるまでは来るんやろね。そういえば早生栗も色づくのが遅れています。
畦草はいつもなら暑さで生育が止まるのに・・・ 草刈して後ろ見たらもう生えとる。
刈り取りまで草刈が続きそうです。取り留めのない話題ですみません。
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
       京都府 天田郡 三和町 岼595        土佐祐司
         Tel 0773-58-2265 E-mail 
y.tosa(アットマ)galaxy.ocn.ne.jp            
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

8/28 神奈川の笹村さんから「田んぼのメダカ」
めだかは流速に大変弱いものです。10センチの段差を登
るというのはよほどの事で、普通する必要がないし、小さ
いものは特に弱く。どんどん流れます。一度田んぼから
でたら、先ず戻るとは思えません。田んぼの入水口の酸
素や餌の多いい所に集まりやすいようです。
水路を流され流され、ワンドのような所にたまります。
田んぼは隠れ場、餌場であり休み所のようです。
普通の水路の流れを登るのを見たことがないぐらいで
す。月例の調査会では流速水温は記録しています。
水路の流れを弱くする工夫。左右、上下の変化が、岸辺の
草などが、流れを弱くしているようです。昔は田んぼの
排水口に藁で段差を作ったと聞いています。もちろんめ
だかの為ではないでしょうが。段差のほとんどない、田
んぼがあるのですがそこは確かに増えます。

めだかには地域固有種があり、混合するような移動は厳
禁だそうです。
最近ビオトープの流行で、放流される機会が多く、混血を
防ぐ為の対策の方に苦労しています。
善意で増やして放流される方もいます。ただし、その水
路からすくったものでも、少数の親で始まった、(200匹
以下だと聞きました。)群れは、遺伝子霍乱を起こす原
因になるそうです。

小田原でも行政もかかわり、めだかの何やら池、を作り
放流し今や何万の群れに成り、しかし、よく見ると怪しい
ものが多数混ざるようになり、「石灰を撒き全滅させな
いとならない」という警告が、内水面試験場や地球博物
館の研究者から出て、行政としては、めだかのお父さん
お母さんなにやら制度(里親制度と最初は。)、で市民
に増やしてもらったいきさつもあり、殺す事も出来ず。
今そこから広がらない対策をして、どうやって見殺しに
するか、という馬鹿馬鹿しいことが何億もかけて行われ
ています。

自然に従って行っていた事、長い時間をかけて出来上
がった環境。これらの事を人工的に再現しようとする
と、膨大な費用がかかるし、簡単には上手くいかない。普
通の田んぼを若干の工夫をして守るという事は、里山が
炭がなくなり消えていった前例からしても、大変大切な
事だと思います。 とかくめだかは群れたがる、笹村で
した。

8/27 姫路の市川さんから「Re.Re.メダカ」
林様

メダカは、10cmぐらいの垂直な崖にできた滝は、のぼれるそうです。
従って、田の水面と、水路の水面が同一の高さになる必要はありません。
来年はメダカ用の魚道をビオトープにつくって、実験する予定です。

市川
8/27 岡山の林さんから・Reメダカ
山下さんのグラフ作成、成功しましたね。私も嬉しいです。最終到達点までもう少しだ。
頑張ってください。皆さんもパソコン・スキルを磨きましょう。
最近は火星がよく見えますね。六万年に1回の大接近だということだ。現代の文明は最
後の氷河期が終わって以来の事だから文明史上初めてのことになる。明るいから、多少
雲が出て他の星が見えない時でも見えることがありますね。探し方は、昼に太が通った
位置を覚えておいて、夜その周辺を探すと見つかります。
市川さんと笹村さんのメールに刺激されて、もう一度田圃の周辺を点検する事にしました
市川さんのメールで、中国地方にかなり沢山残っているということに励まされました。専
家の言われることだから探せばまだ見つかるかも知れないと思ったからです。
田圃の畦を歩くと、人の影を見たメダカが逃げるのでザーという感じでメダカがたてる沢山の
さざ波が見えます。メダカも大きくなったのでさざ波も目立つようになりました。メダカは水面
すれすれを泳ぐ習性があるので波が立つのでしょう。この個体数の多さは、迷い込んできた
少数のメダカでは説明できない。周辺環境との関連がある筈だと思いました。子供の頃、
魚を捕って遊んだ経験があるので、探そうと思えばどのような魚がどの辺りにいるかはすぐ分
る。私の場合は、魚は食べるために獲りましたね。ウナギやフナを獲って帰ると(私の実家
は岡山ではないが)、母親から「今晩焼いてあげるから、井戸水を大量に汲んで泥を吐か
せておきなさい。」などと指示されたものだ。今は、ウナギなど全く見かけない。メダカは小さ
すぎて食べられないから、あまり興味はなかったのを想い出す。以前は自然が豊かだったか
ら、川下から50メートルも上流に歩くとバケツ一杯になったものだった。今の子供は、魚は
川下から上流に向かって捕るものだということさえ知らない。可哀想だ。自然体験はコンピ
ューターのバーチャル体験ではいけない。バーチャルではプログラムした人の知識に制限さ
れてしまうからだ。魚を捕まえると、逃げようと手の中で跳ねるあの原体験が必要だ。科学
者を目指す子供達には自然の体験は絶対に必要だ。陽子や中性子などハドロンを構
成するクォークを予言したノーベル賞物理学者ゲルマン(Gell-Mann)は、子供の頃は野
の観察で幼き日々を過ごした。約9,000種の鳥類の内4,000種は自分で見たことがある
いっている。メダカに話を戻すと、童謡で「メダカの学校は川の中、そーっと覗いて見てごら
ん。みんなでお遊戯しているよ・・・」と歌われるが、流れの強い川の中ではメダカは棲めな
い。自分の体験とは違うから子供心におかしいな、と感じながら歌っていた。メダカの場合
は、殆ど流れのないところにいる。私は、6月23日に田植をして水を入れて以来、7月27
日に一回だけ水を入れただけだ。今年はあまりにも雨が降ったので、田圃はいつも満水と
言っていい状態だった。8月8日の台風の雨で、排水路と田圃の水面が同じになった。と
うよりも、畦を越してしまったのだ。入水路は、水がいつも流れてはいない。排水路は二
統あって、台風で水が畦を超えてしまった方を探すと、やっぱり見つかった。水草の隙から、
ゆっくりと流れる水の中でメダカが泳いでいるのが見つかった。これで一安心だ。田圃のメダ
カは孤立しているのではないようだから、救助作戦など特別な対策を取る必要がない
しかし、疑問点が残るのは8月8日以前から田圃に小さなメダカの稚魚が泳いでいるの
見ていることだ。これはどうやら圃と周辺との複数の繋がりがあるようだ。
 
林 正弘
岡山県御津町

8/27 姫路市水族館の市川さんから「再びメダカ」
市川 憲平です。

2000年の5月25日に、第2ビオトープの田の1枚に350尾のメダカを放流しまし
た。7アールくらいの田で、一部に5m角ほどの池を掘りました。
ここでは、タガメやゲンゴロウ、ギンヤンマがたくさん繁殖しましたので、相当の数のメ
ダカを捕食したはずです。
それにもかかわらず、秋に水を落としてメダカの数を数えたところ、極小のものを除いて
も2100尾のメダカを数えることができました。タガメもゲンゴロウもギンヤンマもい
ないふつうの田だったら、10倍以上に増えると思います。
 基盤整備を行う前の、水路(溝)と田んぼの落差が少ない昔の田だったら、何処でもこ
 んな風にメダカが繁殖していたはずです。
 基盤整備後の今の田でも、田んぼの中に1坪ほどの深みをつくってやれば、中干しの時
 も落水後もここで生き続けることができるので、メダカはいくらでも増えるはずです。
 深みの底と壁にビニールシートを3重にして敷き、上に土をかけておけば、湿り気が田
 の他の部分に影響することもありません。この深みは30〜40センチ必要です。浅い
 と、メダカが全てサギの胃袋に収まってしまいます。
 この方法は佐久でコイを飼っている田で、今でもわずかですが行われています。
 どなたか挑戦してみてください。写真とデータが欲しいので、挑戦する方は、ご連絡下
 さい。

8/27 岡山の柴田さんから・ソービッグ&サリークイーン
しばた@おかやま普及セ、です。

* 土佐さんの「どないなっとん」より
> 24日からソービックとMMいうウイルスメールがドカドカ届いてます。
> ウィルススキャンもアップデートしてかけましたが異常なしです。
> いつまで続くんでしょ?困ったことです。よい方法はないでしょうか。

土佐さんもですか。わたしもです。
月曜、出勤してパソコン開けたら、50本くらいウイルス絡みのメール山。
スキャンしても感染はなく、外部委託のパソコン保守管理者に相談したら
「あ、これは今流行のソービッグだぁ。このパソコンには感染してないね。
 どこか誰かのパソコンに感染して、そこにあるアドレス、君のアドレス
 も含まれたそのリストに従って、名前を語ってメール送りまくるヤツ。
 対策?その誰かが気づいてワクチン打つまでは、とまらんよ」とのこと。

これの影響なのか、岡山県庁LANはものすごく速度が落ちています。
ちなみに現在のソービッグFは9/10で終了するよう、仕組まれてるんですって。
一安心と思いきや、すぐソービッグGが出るだろう、と予想されてるらしい。

* 西村さんの「サリークイーン」より
> サリークイーンの出穂は9月中旬ですか?6/23に中苗で移植しまし
> たがトーブン出穂しそうに見えません。柴田さんの所はいつ頃?

9月上旬、と想定しています。今年は6月下旬に箱稚苗を手植えしました。
昨年までは地床成苗7月中旬植えとか、毎年無茶苦茶してましたが、いつも
ヒノヒカリとほぼ同時期出穂だったので、感光性強いなあと感心してました。
西村さんところ高いし、冷夏の影響か。ともあれ帰ったら早速みてみます。
 
(追伸)
サリークインに付け足し、です。

ウチのヒノヒカリは例年なら8月25日くらいに出穂してますが、
今年は遅れており、9月1日以降かな、と思ってます。それで、
例年8月下旬のサリークインも9月上旬かな、ということでした。

********************************************
   岡山農業改良普及センター  柴田雅人
 〒700-8604 岡山市弓之町6-1 (086)233-9850
    masato_shibata(アットマ)pref.okayama.jp
********************************************

8/27 神戸の稲田さんから「Re土佐さんから・どないなってんの?」
山下さん こんにちは。

 神戸の稲田です。

 いつも貴重な情報ありがとうございます。

>実は24日からソービックとMMとかいうウイルス入りのメールがドカンドカン届いて
>います。
>ブロックはされていますが、ウィルス削除済みのメールと、削除しましたというメー
>ルがそれぞれ届くものだから2倍の量になり削除するのも大変です。中には私のアド
>レスを詐称しているものもあるようで、プロバイダから「あなたのメールはウィルス
>入りです」。なんてまったく知らないアドレス宛てに送ったことになっているようで
 上記土佐さんからのメールの件です。今回の「Sobig」ウイルスは,前回の
「Blaster」とは違い,ちょっと前の「Nimda」タイプのウイルスです。
「Blaster」は,OSが「XP」「windoes2000」のセキュリティホールを対象に,
特にADSLや光ケーブルなどで常時接続しているPCに,向こうから「攻撃」をし
かけてくるタイプです。
 対処法は,WindowsのUpdate,ファイヤーウォールソフトの導入などです。

 今回の「Sobig」は,MSのメールソフト「OE」をターゲットに送りつける
実行形式の添付ファイルメールです。感染したPC内の「OE」にあるアドレス
帳に対して,ランダムにウイルスメールをまき散らすようです。土佐さんの
メールアドレスを保存されている方が感染し,そのPCから土佐さん名義でメ
ールがあちこちに送られるわけです。で,メールサーバーでウイルスチェッ
クをしていれば,「メールにウイルスが発見されました」という自動応答メ
ールが,アドレスの差し出し人名義である土佐さんに送り返されるというわ
けです。

 ウイルスに感染していない本人への自動応答システムが,かえってネットの
無駄なトラフィックを増幅させているという批判もあります。
http://www.zdnet.co.jp/enterprise/0308/26/epn01.html

 先ほど,「Blaster」の対処法として,OSのUpdateと書きましたが,OS・
ブラウザ・メールソフト「OE」などには,次から次への新規のセキュリティ
ホール(バグ)が見つかっています。根本的な解決法方は,MS製品のブラウザ
やメールソフトを使わないことです。乗り換えるのは大変かもしれませんが,
それだけも精神衛生上,非常に楽になります。
●ブラウザ:「Opela」「Netscape」など(雑誌の付録に収録)
●メールソフト:上のブラウザに付属しているもの,フリーでは「Edmax」な
どが使いやすいといわれています。

 Edmaxのダウンロードサイト
http://www.edcom.jp/

--
===============================================================
●URL:http://homepage2.nifty.com/oryza
●Email:inada-noboru(アットマ)nifty.com  稲田登
※「添付ファイル」や「html形式mail」は読まずに廃棄します。ご了解
ください。mailを送られる場合は,「text」形式でお送りください。
===============================================================

8/26 やまちゃんから「アメダスのグラフ化」
うまくいかないのは、EXCELのソフトを全部インストールしていないかもしれないと思い、
インストールしてから、今日やってみました。
すると、次のような手順でも、できました。(WINDOWS XPです)
(1)電子気象室のHPの目的の場所を開く。
(2)右クリックして、EXCELにエキスポートするを実行。
(3)EXCELの挿入(I)の「グラフ(G)」をクリックし、グラフウィザードを立ち上げ、ウィザードに従
    ってグラフを作成する。
以上で、自分のグラフを作ることができました。
ただ、グラフの重ね合わせには、まだ成功していません。
EXCELのマニュアルを読んで、やれば、できそうな気がします。
必要が出たときに、またやってみようと思います。
ありがとさんでした。
 
8/26 広島の西村さんから「サリークイーン・大根F2」

サリークイーンの出穂は9月中旬ですか?
6/23に中苗で移植しましたがトーブン出穂しそうに見えませんが柴田さんのところはいつ頃の予定でしょうか?
 
本題 「大根F2」
『自家採取ハンドブック「種取クラブ」を始めよう』なる本を借りてみれば自家不和合は大根1本しか植えてなかったから受粉が上手く行かなかったのですね。2個セットの辛み大根は味見せずに植えておくべきでした。
 
交雑して結実したとみられる辛み大根F2の栽培結果は良くないです。
発芽率は問題無いでしょう。
変異 葉柄に紫色が現れる個体がかなりの頻度で出ます。中には白いはずの根にも発色するものもあります。
辛み度 よう分らん。採り蒔きで生育不適時期に向けての先行育成なのでここ8月に至って見切りをつけたほうが良いくらいに株の状況が悪化しました。
大根の肌がボロボロです。水分は少ない。辛みは特別とまでには及ばない。
丸い形状になるはずなんじゃが生育途上のためか交雑のためか X です。

8/25 福井の塚本さんから「イモチの田んぼ」

この田んぼは65アールです。元肥に菜種油粕を10アール当たり120キロ入れました。追肥はなしです。農薬は一切使っていません。

肥料がたくさん落ちたところはイモチで白穂になりました。

元肥が多かったと思います。元肥と追肥の2回の施肥の田んぼは葉色がかなりきつめでもイモチつかずでした。

写真では少なく見えますが、田んぼじゅう白穂の島だらけです。

福井の塚本でした。

*やまちゃんから

これもイモチがひどかった田んぼです。http://www.geocities.co.jp/NatureLand/6355/shasinkan.htm(池の下)。ヒノヒカリ。8月21日撮影の写真で、今日見ると、まさに穂を出さんとんとすと言うところでした。わきに従えているのは、コナギで、高さ10センチくらいで、なぜか、それ以上大きくなっていません。ヒノヒカリの田んぼ3枚のうち、いちばん肥料がはいっているのに、なぜか、葉色が淡くて、まだらになっています。草丈も低い。(冬の間に米ぬか200キロ、元肥油かす100キロ、追肥油かす20キロ、30キロ)、地力がないせいかなあ?穂首イモチがでるか?どうか?まだまだこれからです。

8/25 姫路の市川さんから「Reメダカ」
市川@水族館です

メダカの話題だったら、仲間に入れてください。
兵庫から西に向かって、中国地方にはかなりたくさん残っています。
姫路市内にも岡山市内にもたくさんいます。
当然山ちゃんの家の近くにもたくさんいます。
しかし、関東地方に行くと本当に少なくなっています。
『メダカ里親の会』などという会ができていますが、そうしないと守れないくらい少なく
なっています。
 
8/25 神奈川の笹村さんから「Reメダカ」
「あしがら農の会」の笹村です。
めだかが話題になって、爆発したいぐらい嬉しいです。
めだかはお米のキーポイントだと考えているからです。
小田原の桑原地区は神奈川県最後のめだか生息地です。
「酒匂川水系のメダカと生息地を守る会」
http://homepage2.nifty.com/sakawamedaka/index.htm
が活動しています。農の会とは兄弟の会です。
昨日は、「めだかのぼり」をつくろう。のイベントでし
た。

多分消えていってしまう、この農村景観と環境を心に刻
んでもらいたいと思い。そして私がすでに消えてしまっ
た、様々な風景を心にだけ残しているように、せめて、
子供達の心の中にだけでも残してもらいたいと願ってい
ます。

見るということはどうも案外、差があって、鳥を見ると
スズメ。小さな魚は全てめだか。よく見て描いて見る事
で、めだかというものが理解出来ます。
私は最初坊所の田んぼにもめだかが居る。と連絡したら
なんとヤマメの子供でした。
めだかは田んぼやその水路で産卵している、と本には書
いてあります。ところが案外田んぼでは見つからない。
新潟大学の酒泉先生はめだかの研究者で時々お見えに成
りますが。まだ田んぼで卵を見た事がないと、宇根豊さ
んも見えたときに見た事がないといわれていました。

水路や池ではもちろん良く見られます。子供達にはめだ
かの卵を田んぼで見つけたら日本で最初の確認者になる
ぞ。と言っています。いい加減な事ですが。見た人がい
たら教えてください。これは田んぼの環境貢献度にとっ
て大切な要素ですが、産んでいるとしか言いようのない
状況証拠はありますが、卵は見ないので。

めだか米の販売活動というのをやっています。めだかを
大切に思い、残したいという気持ちがあるなら、桑原の
お米を食べてください。田んぼがなくなれば、めだかは
確実にいなくなります。かなり会員が集まっています。
この呼びかけは、心に届きます。有機農産物だとか、
無農薬だというより、めだかはいいです。
めだかの学校の唱歌は小田原で作られたそうで、碑があ
ります。

それから農薬の所為でめだかが居なくなったというの
は、間違いです。一番は田んぼと水路の構造です。耕地
整理して、3面張りの水路にする。そして田んぼと水路
を行き来のできない、構造にしてしまう。中には配管で
済ます。冬場水路から水がなくなるのも、めだかの減少
に大きく影響していると思います。田んぼは米作り工場
ではないです。又個人の所有物でもないと。地球からお
預かりしているだけ。

しかし、畦や水路の草刈の大変さを考えると、その負担
はその景観環境の恩恵を受ける全ての人が持つべきだと
感じています。行政は今のところやってはくれません。
農の会はやれなくなってきているそうした周辺整備に関
わっています。いい仕組みと心の通い合いさえできれ
ば、参加してくれる人はたくさん居ます。

嬉しくなって書きすぎました。
8/24 岡山の林さんから・アメダスのグラフ化」
山下様、
メダカは、生息条件さえ整えてやれば復活するかも知れないですね。メダカを自分の田圃
にいることを見つけたのが驚きなら、もっと驚いたのはそもそもメダカが絶滅危惧種になったこ
とです。子供の頃には何処にでもいましたから。本当にありふれた淡水魚だった。
 
アメダスデータは、HTML形式のデータの持ち方をしていますから、表計算ソフトがあれば簡
単に読み込めます。ホームページは幾つかのファイルの寄せ集めになっていますから、日照
や雨量のデータ部だけを表計算に読み込み、後は表計算ソフトで自分の好きなように加
工するだけです。EXCEL等の表計算ソフトは多くのデータ形式を変換する事が出来ます。
市販されている表計算ソフトならどのようなものでもまず加工できます。やり方を、EXCEL
の操作法に従って説明しますと次のようです。他の表計算ソフトでもほぼ同じです。
 
1.目的のデータがあるHPを開く。接続を切った後、
2.そのHPをオフラインで開く。
3.ファイル(F)の「名前を付けて保存」をクリックして、マイドキュメントなどのディレクトリーに
  自分の好きな名前を付けて保存する。
4.表計算ソフトを立ち上げ、先ほど保存したファイル群からデータ部を読みこむ。(この時
  ファイルビューワーがあれば便利。MS WINDOWS はこの機能がある。)
5.目的のデータファイルが読み込めたら、表の形式になっているから、不要な部分を切り
  捨てたりして、自分が必要な表に加工する。
6.EXCELの挿入(I)の「グラフ(G)」をクリックし、グラフウィザードを立ち上げ、ウィザードに従
    ってグラフを作成する。
7.出来たグラフは、自分の気象予測に使ってもいいし、メールに貼り付けるにはgif形式に
  変換するとよいです。
 
*)グラフの重ね合わせですが、EXCELの表とグラフのデータ系列を任意に増やすだけです。
 
林 正弘
岡山県御津町
 
*やまちゃんから
ありがとう
邦子さんが、家の近所の休耕田にも、メダカが泳いでいるみたいよ、
と言っていました。
EXCELを使って、作業をやり始めましたが、(3)〜(4)のあたりでつまずいています。
酔いが回ってきて、これ以上の根気がなくなってきています。
また、連絡します。
 
8/23 岡山の林さんから・メダカが帰ってきました
日本全国(北海道を除いて)素晴らしい天気だ。貴重な日照だ。今日は、雲一つない青
空が広がった。これで最悪の事態が防げるとよい。後、一日でも続いて欲しいものだ。欧
州の酷暑も去ったから、可能性は出てきた。地球の気流の流れが変わった可能性があ
る。JAからは今度はカメムシ防除の農薬パンフが来ている。アカスジカスミカメ、ホソハリカメ
ムシ、クモヘリカメムシ、トゲシラホシカメムシの4種の写真付だから、これを見た人は自分の
田圃にもいると勘違いするだろう。ところが今年はカメムシを見ない。皆無といっていいくらい
だ。今年の米は、斑点米のない綺麗な米が穫れるはずだ。
以前から、どうもそうではないかと思っていたのだが、やはりメダカが私の田圃にいる。最初
は、小さくて確信が持てなかったのだが、大きくなるに従ってメダカだと分るようになった。
20匹ぐらいのグループをあちこちに見かける。メダカは小さい頃から見ているから、まず間違
いない筈だ。近所の田圃を調べてみたが、メダカがいるのは私の田圃だけだ。何処からやっ
て来たのか分らない。今年は、追肥をやらないつもりだったから、例年よりも株間を広げて
植え、水を落とさなかった。だから、メダカが成長出来たのだろう。さて、この後どうするか
だ。私もいつかは田圃の水を落とさなければならない。100匹や200匹なら助ける事が出
来るが、広い田圃一面のメダカを集める事は出来ない。救助作戦はとらないことにした。
 
林 正弘
岡山県御津町
 
*やまちゃんから
林さんへ、前にアメダスの日照時間のデータを重ね合わせていましたが、
あれは、何か特別なソフトがあるのですか?
教えて頂けると、ありがたいです。

8/22 福井の塚本さんから「蜂の始末」
蜂の巣を見つけたら、新聞紙を丸めて火をつけ、焼いてしまいます。
火災の恐れがあるときは、冬に巣をはずすか、蜂のいないときにはずします。

蜂に何度も刺されていると、過敏症で死亡する可能性が出てきます。
蜂を軽く見てはいけません。

私は、スズメバチの巣を何度かはずしましたが、人間の頭ほどの大型の巣は養蜂家に
お願いしました。
9月のスズメバチは特に恐ろしいそうです。

3週間ほどの夏休みを終えた、福井の塚本でした。

8/21 神戸の浜田さんから「足長蜂」
山下さんこんにちわ。広島の西村さん、岡山の赤木御大、稲美
町の本岡さんと常連お三方のご意見感謝致します。

巣を作られたのは目詰まりしているパイプなので彼らが大雨で
流されてまう心配はありません。角度がええのか春先にも別の
パイプに巣を作っていました。近くの畑の菜の花がなくなると
同時にどこか引越してたのです。今度作ったのは普段は通らな
いとこなので全然気がつかなくて周りの草を取っていて発見し
ました。本岡さんの言われるとおり巣を替えただけだったのか
も知れません。見付けたというというより刺されて気がついた
っちゅうのがホンマの話です。刺されたら何もならんやろとい
う西村さんのご意見痛み入ります。膝の裏を刺されたのですが
一瞬歩けなくなりました。子供の頃に顔刺されて年上のお兄ち
ゃんらに真面目な顔でションベン掛けられたのを思い出しまし
た。

家には殺虫剤の類は全くなくて、わざわざ普段は使わんもん買
って始末することもないので、あまり刺激せんようにして秋ま
で辛抱することにします。ストチューやボカシなら自家製があ
るのですが役には立たんでしょうねえ。コワイといえば時々や
ってくる熊ん蜂のほうがコワイですしここは御大に従いたいと
考えます。有難うございました。

8/21 長野の関谷さんから・Re本岡さんから・蜂の駆除法
本岡さんから殺虫剤の使用が提案されましたが。
原理主義的な有機農家や自然農法家には受け入れがたいものが
あるのではないでしょうか?しかし、どのように崇高な理想をもってしても
蜂に刺されるのをこらえることはできません。
またそれほど原理主義的でなくても、JAS有機のかたなどは
どこで検査員やあなたのことを気に食わないまわりの農家が目を光らせてるか
わかりません。殺虫剤なんか撒いた日には「無農薬なんて言って、
実は農薬使ってる。偽善者だ〜。うっき〜」なんてここぞとばかりに言われちゃった
りします。
 そこでオススメなのがチョロ焼き君などの火焔バーナー。
私などもハウスに蜂が巣を作りまくるので困っていますが、
夜明け前の蜂の活性度が低く、羽根も濡れている時間に、
巣に止まってるのを、バーナーでサッとあぶれば羽根や脚が焼けて全滅です。
蜂の子も程よくローストという感じ。
サッとあぶるだけで充分です。それ以上やるとハウスがとけます。
 「いや、火あぶりなんて残酷だ。畑で灯油を使うのはよくない。ヽ(`Д´)ノ 」と
いう
さらに偏狭な人は。コンビニ袋がオススメです。はっきり言って朝露の多い朝は
蜂も動けないのです。軍手してコンビニ袋も手にはめてそのまま蜂の巣ごと
蜂も包んでくしゅくしゅにしてつぶす。これは友達の農家が造園屋の友達から聞いた
方法で、彼はその方法で一瞬のうちにハウス内のいくつもの蜂を根絶やしにしまし
た。
僕は怖がりなので焼き殺しますが、怖くないかたはこの方法が一番でしょう。
「そもそもコンビニ袋なんて退廃的だヽ(`Д´)ノ 」というかたは他の袋使ってくだ

い。

あさひや農場 関谷航太 千晴
〒384-0703 
長野県南佐久郡八千穂村
大字千代里5084-54 
/fax0267-88-2869
あさひや農場新ホームページ
http://www.d4.dion.ne.jp/~asahiya/
メールマガジンも毎週発行中
あさひや農場ホームページより読者登録できます

8/21 兵庫の本岡さんから・蜂の駆除法
 人の通る場所に蜂の巣があったりしたら いくら注意していてもそのうち刺されるぞ!!
触らぬ蜂は刺さないと言うけれど アシナガバチは別
人の生活空間によく巣を作るので 草刈りなどの時ついうっかり巣に近づいてしまって刺されます。
 

私なんか小さい頃から何度やられたかもわからん 蜂の一刺しでもう腫れ上がってしまい
筋肉マンになったり またあるときはお岩さんになったり・・・ 
そのほとんどがアシナガバチでした。
 以下蜂刺されの豊富な経験から言えること(はずかしい経験じゃのー)

 通路のそばにある蜂の巣は早々に取りましょう
でも蜂の巣を取るだけならすぐまたもとの場所に巣を作るので何にもなりません。

 駆除法としては 朝露のあるときに両手にジェット噴射の殺虫剤(アースジェット)をもって
噴射しながら巣に近づき そのままたっぷりかけておわり

 家庭用の殺虫剤はほんと良く効きます 田んぼにまく農薬なんかより強力です。

 運悪く蜂に刺されてしまったら 刺された所をすばやくカッターナイフで切って 毒を出します。
(これ毒に対する基本)こうすると後から腫れ上がってくることはありません。
病院へ行ったところで注射を打って訳のわからん薬をもらってくるだけなので金と時間の無駄です。

 

↑自宅の横で変わった巣を見つけました (ソフトボール大)
どんな蜂が住んでいるのか まだ見ていません。

 今年は雨が多いので麦の後など 減反の田んぼ 代かきしまくっております。
これで雑草の種が激減すればと期待しているのですが

  稲美町 本岡哲司
 

8/21 福井の中出さんから・塩山さんに救われました
福井の中出です。
 
塩山さんのいもちに対する意見に私も救われました。だから、穂いもちを見ても一歩引いた気持ちで見れるようになりました。
 
このHPにメールする方々は稲作においてすべてに達観されていると思っていましたが、そうでもなさそうだぞと思えて内心ホッとしています。そして、すぐに救いの手が入るのですね。今回便乗させてもらいました。
ありがとうございます。
 
なぜか一喜一憂している若葉マークの中出でした。

 

8/20 元気のなかったやまちゃんから・塩山さんへ
ありがたきしあわせ。
一泊二日の家族旅行から帰ってきたのですが、塩ちゃんのたよりで元気回復しました。
穂首イモチにびくびくしながら、まだ見ぬお化けを怖がっているみたいでした。
ぼくが田んぼを作っている地区は、イモチの常習地区ではないのです。
元肥の肥料がすぎたのでしょう、稲が軟弱徒長に育った3〜4枚の田んぼの稲が、イモチにかかり、
それが激発型で、ずりこんで、一気にまわりの田んぼに飛び火したものでした。
こんなにひどいイモチは、初めての経験で、おたおたしてしまいました。
おたおたしながら、山あいで、霧がよどんだりするイモチの常襲地帯で有機農業をやっている方は、
こんな時どうしているんだろうという思いがいつもありました。
経験がないものだから、葉っぱが次々イモチにかかる勢いで穂首になったらどうしよう、そういう不安でした。
 
コシヒカリを作っている周辺は、イモチの被害が比較的少なく、ぼくの田んぼには、イモチの気がほとんどなかったもので、
出穂23日前に当たるときに、油かすのペレットで反当20キロ(チッソ1キロ)の穂肥をやりました。
元肥は、冬場の米ぬか100キロと、代かき前に油かす100キロ(N5キロ)でした。
ぼくの数字は全部「たぶん」という修飾語付きですが、
坪当たり50株、1株17〜18本、少しイモチの斑点が出ましたが、
出穂は、例年より6日ほど遅れ、元気で、出穂前より、まわりの田んぼにぬきんでて葉色が濃く、
出穂中の今は、葉色5以上、健康な真っ黒です。
 
イモチがひどかったのが、ヒノヒカリの周辺の田んぼ。
まわりは、みんな早生のキヌヒカリです。
7月下旬ころまでは、ピンとたっている葉っぱもイモチの斑点があったりして、全体に軟弱気味でしたが、
今は、(一昨日見ると、幼穂が約3センチ、出穂2週間ほど前?)
上位葉がピンと固くなって、畦から見るぶんには、健康な感じになってきています。
元肥、冬場の米ぬか100キロ、油かす100キロ、穂肥米ぬかペレット50キロ。
葉色は、4の前半、肥のきいた色をしています。
ただ、コナギが多い田んぼは、中間追肥をあわせて、米ぬか100キロ入れたのですが、
葉色が、上がってきません。少し肥切れ気味です。
地力がないせいか、肥むらも、恥ずかしいくらいあります。
 
追肥をしたらイモチがという不安があったので、もう打ち止めのつもりでしたが、
元気が出たので、もう1回油かすか米ぬかを入れに行きます。
もちろん、自己責任です。
ただ、以前の経験ですが、一度葉色が落ちると、追肥をしても、なかなか反応してくれませんね。
肥がきいているときは、チッソ1キロの油かすでも、おっ効いてきたなという感じがしますのに。
 
8/19 栃木の塩山さんから「Re・やまちゃんから・イモチを前に(2)」
山ちゃんへ
おーい、天下の山ちゃんが何しょんぼりしているんですか。東北の山ん中で米作りしているわけでもないのに、穂いもちをそんなにびびること無いんじゃないですか。小生、平成5年(1993)に稲の専門技術員をしていて、県内くまなく穂いもちと不稔の調査でかけずり回りましたけど、ずり込んだ稲は別にして、普通に出穂した水田で穂イモチで真っ白になった田圃でさえ、被害率を見てみるとせいぜい10%程度でした。10%というのは、一株に2本の穂いもちが出た状態ですが、車の中から見ると本当に真っ白です。葉いもちが上位3〜4葉にあまり見られなければ、穂いもちはばかげて出るような事はないと思いますよ。
 それよりも、栃木県でひどかったのは不稔の発生で、早生品種の初星等では、3割から5割が実が入らず、いわゆる提灯穂となって3〜5俵の収量になってしまいました。そのとき、コシヒカリは比較的寒さに強く、1〜3割の不稔発生で済んだことです。17度C以下の低温が10日も続いた割には、コシヒカリはずいぶん健闘したことを覚えています。
 なお、今年も、栃木県では減数分裂期の7月下旬に1週間の低温が継続し、1〜2割の不稔が出ているのではと考えています。
 さて、静岡の笹村さんでしたっけ、2〜3日の低温じゃ大した不稔は出ないと思いますので、それほど心配することは無いと思います。なぜならば、稲の1穂は7日から10日かけて順番に減数分裂期に入り、さらに1株の中でも1週間位かけて出穂になるので、1株としては約2週間に渡って減数分裂を行います。ですから、1日の寒さで被害に遭う籾は、株全体では10分の1
以下の割合です。稲としての生命的な知恵でこの様になっています。また、わずかな被害では、米が大きくなったり、未熟になる予定の米が太ったりして、あまり被害にならない事もあります。また、太茎の稲も不稔の割合が低下することも解っています。
 ただし、今年の低温は、平成5年同様現在まで続いており、地力チッソの発現がかなり抑えられており、穂肥(平年よりやや少な目で良いが)が入らないと、そちらの減収の方が大きいと考えられます。
 この間から、とろとろ層とか強還元の水田とか有機物投入で色々と議論されておりましたが、地温に関する議論が無かったようですね。水田における、地力チッソ発現のゼロ点は良く15度Cと言われています。その後、地温の上昇に伴って、35度C位までは二次関数的に地力チッソが発現することが知られています。例えば、20度の地温で1キロのチッソが分解溶出したとすれば、25度ではその4倍の地力チッソが発現されます。このことは、色々なバクテリアによる
総合的な結果として出るわけで、バクテリアの活性や化学物質など大半の現象が、二次関数的に活発になるからです。これらの事を考えると、同じ米糠を投入しても、地下水位が低く縦浸透が高くて地温も高くなりやすい水田と、地下水位が高く、水温地温が高まらない水田では、米糠の分解速度がかなり異なる事が考えられます。一度、水温や地温(5cm位の深さ)ととろとろ層、ぶくぶくの発現について検討してみても良いのではと思っています。
 また、話がそれてしまいましたが、昔から冷害では追肥をやるなというのは、本当に被害のひどい東北太平洋がわであって、関東以西では、地力チッソの発現が低い中、穂肥まで無くすと思った以上に減収してしまいます。平成5年の時、小生の水田ではきちんと3.5キロのチッソ追肥(一発穂肥なので一度に出来る)をやって穂いもちが多少でましたが約9俵でした。穂肥の入らなかった水田は、穂いもちは少なかったのですが6.5俵と、本当に少ない収量でした。
 健全な稲作りをしていれば、いもち等恐れないで稲を信用して下さい。
 小生、低温冷害対策等で、メール読むのが精一杯でメールする時間が無いのが現在の状況です。とりあえず、元気の無い山ちゃんではしょうがないと思いメールしました。 塩でした
8/19 神奈川の笹村さんから「日照時間」
あしがら地域の日照の少なさはダントツです。
八戸よりも少ないです。岡山を見ると全くうらやましく
なります。
1993年と較べてもぐっと少ないです。
来年のことどころではありません。
特に谷間の田んぼの影響は大きいです。
私は、こうした時こそ力の見せ所だと思います。
最善を尽くし、自然農法の力を発揮するつもりで居ま
す。
分結が悪いというのはありますが。
一本成苗手植え、はある程度対応しています。
病気や生育はなく、何とかしのいでいます。
8/19 岡山の香西さんから「Re日照時間」
林君のまねをして、日照時間の少なかった年をさがしてみました
ピンク色(1994)は「60年ぶり」と言われた、日照りの年です
なお、薄緑色(2003)の8月は15日までのデータを2倍したものです
こうしてみると、今年の日照不足は、実に1月から始まっていたようです
(1993は例の大冷害の年です)
下記のデータは岡山県倉敷市のものです
 
今日、岡山県の北部(標高500m)に行ってきましたが、稲の出穂は10日以上の遅れ
冷害(不捻)の可能性も否定できないとのことでした
吉備路オーガニックワーク
香西達夫
http://www7ocn.ne.jp/~kibijiow/
 
8/19 広島の西村さんから「カモ捕獲」

すずき産地のアイガモ君はアヒル色が強いですね。家の柵無し放鳥のマガモ達は土曜
日に50m防風ネットを1枚 コの字型に張り、もう1枚防鳥ネットを張るという手法
でカモの動き回れる範囲をだんだんに狭めて捕獲しました。
呼べば隣の田から駆けてくる奴、飛んでくる奴と一発全群捕獲でないと2度目の捕獲
チャンスは有るまいと思いから時間を掛けて慎重に狭めていったのが良かったので
しょう。急ごしらえの防風ネットだと下をくぐりぬけられので防鳥ネットを併用した
のも良かった。これで3羽をからめ獲りました。

使用した防鳥ネットはオレンジ色のではなくもっと糸の太いブルーの1.8m幅のも
のです。

アイガモ1年生の石田さんの3反の田では半数近くが田に残ったままなので週末に捕
獲を手伝うつもりです。畦に登った所を防鳥ネットをJ字に張った柵に追い込むとい
う作戦を立てています。

re:神戸の浜田さんへ「蜂の駆除」
そんな問題はさっさと殺虫剤を吹き付ければよろしい。つまらんことに悩むより頭
(考え)を切り替えることです。
重要な事−「蜂に刺されてはかなわん」

フロン禁止で最近のスプレーには可燃性ガスが使ってあったりして火を付けたら火炎
放射器じゃ。 だめ?
たいまつを作って灯油を使うはパワー不足かもしれんし、そうじゃ
排水パイプの中に営巣したようだから枯れ草をねじ込んで出てこれんようにしなは
れ。

山間部での稲作は2期目となりとことんのイモチを経験済みなので心配はしつつも
「まだ大丈夫、まだ大丈夫」、「お、この田はやばそう」と余裕をこいています。酢
トチューがあるそうだがまあやる気も無しということで見ているだけです。茎数不足
が辛いが今年の天候では早よう穂を見ない事には落ち着きませんねえ。本気に心配す
るのは半月後からか、いやいや心配した所でどうなるものでも無しそんな思いを巡ら
せるよりは野菜の種蒔きを考えるべきですよね。

8/19 岡山の赤木さんから「足長蜂」
 赤木@菜の花です。
神戸の浜田さんへ。
 足長蜂は水抜きパイプの中に巣を吊り下げたのですか?
そうだとしたら大雨の時に蜂がかわいそうです。私だったらすぐ横あたりに小さな屋根をつくり、夜中にそっと切り離して新設屋根の下側にアロンアルファーでくっ付けます。
子育てが終わる秋までが巣の役目です。足長蜂は畑や田んぼの有力な見方です。
こちらが巣に手を出すとか、攻撃をしない限りおとなしい蜂です。アオムシやこれから出てくるハスモンなんかを食べてくれる大事な益虫です。
 できることなら助けてやりましょう。
 
旭風や旭晴が出穂を始めました。冷夏とは言うものの出穂は従来と変わりないようです。
出穂前後の防除指導が回覧されました。ラッパの鳴るのは今月末と来月中旬の2回です。熱心な百姓はそれでも足らんと見えて、はでにならないように粒剤を夕暮れに撒きおった。何か虫が見えたんだろうきっと。虫がいること=悪いこと と皆さん考えているようです。
こんな人は栽培記録にはおそらくこの粒剤は書かんだろうな。
 
 7月に薬撒きした人に聞いたら、「虫がおったから防除した」と言う答えだった。
なんの虫が見えたか?と突っ込んだら返事が出来なかった。百姓ってこんなもんだな。
もっと考える百姓、観察する百姓になってほしいもんだ。田んぼに撒いたつもりでも全ては環境に撒いているんだ。わしらが死んだ後の時代(明後日)に大きなツケとなってかえってくるのに判らんかいのう。林さんの指摘していたエンジン切らずにコンビニに入る連中と大同小異だよ。今が良ければ全て良しか。
 
  自然を愛し環境を考える岡山の百姓    赤木歳通
 


8/18 茨城のすずき産地から「アイガモに道交法は適用される?」
きょうも雨。あしたも雨の予報ですね。
くさった気分でいてもしょうがないので、
ノー天気な写真をご覧に入れたいと思います。
(下記)
http://www.suzuki31.com/nocus/2003/08/10.html

失礼しました(^^;

すずき産地 http://www.suzuki31.com/

8/18 神戸の浜田さんから「蜂の有機?駆除法はないでしょか・・・」
山下さんおはようございます。なんだか雨ばっかりで夏らしい
暑さにならないままお盆を過ぎてしまいました。皆さんのご意
見もトーンが低い感じがしますが気のせいでしょうか。春から
やってる狭い畑は虫だらけで収穫物がどんどん餌食になってま
す。

雨のせいか虫が多いのかやたら蛙が目につきます。昨日は小雨
の中、様子を見に行ったら2m近い高さの花オクラの葉っぱに
蛇までいてました。小さいやつでうまく登ったもんだと感心し
ながらみておりましたが、そんなとこには蛙おらんのに何を考
えてるんでしょうか。

畑は道路脇から低い位置でコンクリートブロックの壁がありま
す。所々雨水抜きのパイプがあるのですが先日から足長蜂が巣
を作りはじめ、断りもなくあっという間に完成されてしまいま
した。昼間はブンブンと飛び回っているので朝晩しか近寄れな
いことになっているのですが、殺虫剤とか化学合成薬品使わず
になんとかお暇して頂きたいのですが何かいい知恵はないでし
ょうか?

追伸、過去ログひととおり読み終えましたが、素人には一読で
は理解不能で印刷かけたら箱一杯になりました。ぼちぼちと読
み返していきます。野菜の引き出しは非常に参考になりました
。あそこまでの技の提供でなくとも、メールの書き出しになる
べく意識的に「何々植えた」とか「何々した」というのを入れ
て頂けないでしょうか。「誰でも出来る野菜作り」てな本だけ
では実感湧かないことが多いのです。下らないお願いですいま
せん・・・

浜田

8/18 岡山の林さんから「今年の日照時間」
皆さんこんばんわ、
今年の日照時間が短いのは驚くばかりです。この様子では、稲の成長に大きく影響する
懸念があります。とりわけ、岩手県、宮城県など東北地方の米の収量が大きく落ち込む
懸念がありますね。オホーツク海高気圧の関係で「やまぜ」が吹くからでしょう。
今年の現象はよく1993年の気候と比較されます。それで、山下さんのメールで教えていた
だいたアメダスデータを調べてみましたところ、7月、8月、9月の日照時間が大きく落ち込ん
でいます。データは岡山県御津町が入っているメッシュの日照時間ですが、10月になって
始めて平年並みに戻っているようです。比較の為に1994年のデータもグラフ化してみまし
た。雨量も1993年は7月、8月、9月は非常に多いようです。
百姓としては、2004年の気候がどうなるか気になるところですが、1994年のデータが比較
できるとすると、一転して7月、8月、9月は殆ど雨が降っていません。私は、水争いの経験
はないのですが、来年はどのように切りぬけるか今から気になっています。
日本は低温ですが、地球の温暖化傾向には歯止めがかかっていません。コンビニの駐車
場でエアコンつけっぱなし、エンジンつけっぱなしで買い物をしている若者を見ると、彼らは
自分の未来をどう見ているのか心配なところです。
 
林 正弘
岡山県御津町
 


8/17 すずき産地から・相場高騰と据え置き宣言
きょうも雨。
いよいよ不作の様相ですね。

今年の早場米の落札価格が高騰しているという情報を伝えつつ、
うちの米価は上げない宣言をしています。(下記)
http://www.suzuki31.com/column/2001/013.html#20030815-1

すずき産地 http://www.suzuki31.com/

8/17 静岡の高村さんから「不貞寝」
 こちら静岡県は、14日から17日までずーと冷たい大雨が降りっぱなしです。
主人に合わせて、休みを取ったものの、外仕事が全く出来ません。
そば蒔いて、大根蒔いて、お茶畑行ってと思っていたのに、みんな、来週1人でやらなければならなくなりました。
がっかり” 
今、コシヒカリの花さかりなのに、もう期待薄く、減収でしょう。
17度以下が出穂10前から、出穂までに2日続くと、被害が多いと言われていて、主人も「もう観に行くのもヤダ」と
嘆いています。 他では、お元気ですか?
                            静岡の高村

8/17 北海道のふれあい体験農園みたむらです
以下のようなメールが入ってきています。
山下さんはじめ農薬を使わずに努力されている皆様方に対し敬意を表します。
農業と農薬については、「使うか使わないのか」の二つしか選択はないのかとい
つも頭を悩ませます。
今回はお粗末と言える誤表示の問題ですが、このアンケートによって皆さんのご
意見が反映されることが良いのではないかとメールしました。

以下転載します

ふれあい体験農園みたむら
 サイト管理者三田村雅人 様

株式会社 日本エル・シー・エーにて、
ボフネット(http://www.e-vof.org)を管理しております小松です。
先日はリンクをさせていただきましてありがとうございました。


今回は「農薬容器の誤表示」問題に関する緊急アンケートにご協力戴きたく
メールをいたしました。

7月23日の新聞報道などでご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、農水省
から農薬の容器に記載してある使用回数や対象作物などの表示が誤っている
ものがあったとの発表が為されました。
この問題に関して、農家の方は実際どのような印象を抱いているのか、という
ことをお聞かせいただきたく、緊急アンケートを企画いたしました。

貴サイトで、このアンケートにご協力いただけませんでしょうか?

具体的には、貴サイトで当HPのアンケートのことを取り上げて戴くか、
お友達にご紹介いただければと思います。

このアンケートは営利目的のものではありません。
ですので、景品は出せませんが、ご協力いただけた方全員に集計結果をメール
にてご案内させていただこうと思っております。

ご協力よろしくお願いします。

アンケートの終了は、8/20を予定しております。
__________________________________

             ▼アンケートはこちら▼
        http://www.e-vof.org/rank/form2.html
__________________________________
●【誤表示問題の背景】

 このたび、農水省が「食の安全」確保のために、農薬の使用表示の確
 認を行なったところ農薬容器の表示が、使用回数・使用日数・濃度・
 適用作物に間違いがあるものを発見いたしました。
 この事件の直接の原因は各メーカーのチェックミスがあるのですが、
 背景としては、農薬取締法の改正と、それに伴うマイナー作物保護の
 ための登録農薬のグループ化や各種基準値の変更にあると言われてい
 ます。

 グループ登録される前の農薬の基準でも、「食の安全」という点では
 残留農薬の問題は発生しないとのことです。
____________________________________________________________________

今後とも、よろしくお願いいたします。


*************************************
 ボフネット http://www.e-vof.org
  小松 祐剛 y_komats(アットマ)lca-j.co.jp
(株) 日本エル・シー・エー JAL事業部
*************************************

以上転載終わり

-------------------------------------
      ふれあい体験農園みたむら
〒069-1211北海道夕張郡由仁町岩内1614
             三田村雅人
TEL/FAX 01238-7-3636日中090-9439-1523
  E-mail eco-farm(アットマ)topaz.ocn.ne.jp
  http://www1.ocn.ne.jp/~m-tomato/
--------------------------------------

8/17 やまちゃんから・イモチを前に(3)
ぼくは「無農薬有機栽培」というのを、看板に掲げて、お米や野菜を売っていますので、
農薬は「使うか使わないか」という二者択一にならざるをえないのですが、
三田村さんの言われることに、心情的には共感します。
 
さて、「イモチを前に(3)」について、ちょっと寄り道して、野菜のお話です。
他品目少量栽培でやっていますと、種をまいたけど、ものにならなかったというのが、時々あります。
一番多いのが、種まきあとに、大雨に叩かれて、芽が出なかったというのかな。
ほうれん草の場合は、根が水について、いじけたり消えてしまうというのも、時々あります。
外の雨につられて、つい雨のことを書いてしまったけれど、これは、慣行農法でも同じことですね。
(外の雨は、静岡あたりの冷たい雨じゃなく、むしむしする雨。イモチが大好きな雨のようです。)
 
被害で一番多いのは、秋野菜を種まきしたけど、シンクイムシで消えてしまったというやつかな。
葉っぱをかじられて、穴だらけになるのは、うちのような「無人」の直売所でも、それなりに売れます。
ところが、シンクイムシがつくと、もうダメ。生長点をやられてしまうので、消えてしまいます。
正式には、ハイマダラノメイガというらしいが、この虫とネキリムシには、
なんちゅう不経済なことをする虫じゃ、食べるんなら全部食べればいいのにと、腹が立ちます。
野菜の害虫の被害で、困ったなあと頭を抱えるのは、あとは、果菜類の育苗時期のアブラムシ、
それと今年は、テントウムシダマシ(ニジュウヤホシテントウ)、当地では「サル」といいます。
これがナスに大発生、葉っぱという葉っぱをレースにして、それでもあきたらず、実に食い入り、花にもたかったものだから、
とうとう、8月初旬に、食べられそうな(売れそうなではない)ナスが、全くなくなりました。
切り戻し剪定をしても、新しい葉を、次に次にレースにしてしまうものだから、
弱り目に祟り目、ナスの元気が出てきません。
昔、井原さんは、剪定して、坊主にしておいて、にんまり笑いながら殺虫剤をまいていました。
(古き良き時代のお話です。)
 
このほかカメムシもいるし、8月にはいって大発生して夏の露地キウリにとどめを刺すウリバエ、
トウモロコシの天敵アワヨトウ、トマトの大敵タバコガなどもいますが、
さほど、ぼくにとっては(うちの経営には)目くじら立てるほどのものではありません。
全滅させられることはないからです。
また、これらは、収穫の終わりころになってから目立ってきますので。
 
害虫にくらべ、病気に対しては、怖いものはないぞという鼻息でした。
梅雨明けころにへなへなとなって枯れ上がってしまうトウガラシの青枯れ病は、
有機栽培のせいじゃなく、要するに管理が悪い(下手)のせいだし、、、、
ところが、去年タマネギがアウトになったベト病が、今年も大発生。
タマネギに農薬をかける人の気が知れんと豪語していた鼻がへし押されてしまいました。
 
ただ、野菜は、稲にくらべて、気分の切り替えが早い。
ダメになっても、それじゃあ次のと切り替えがききます。
シンクイムシも、涼しくなってから種まきや定植をすれば、ほとんど実害がないくらいに減ってきます。
ネキリムシだって、全部をやられる訳じゃない。
果菜は育苗で失敗すると、頭を抱えてしまうけれど、
育苗時のアブラムシには、さいわいにも、「粘着くん」という、
アブラムシの体にのり状の膜を張って、気門を封鎖して窒息死させる農薬がある。
有機認証では認められてないそうだが、
ぼくは、こんなの(化学合成)農薬じゃないと思って、おおっぴらに使っています。
 
野菜の気分の切り替えが早くできるのは、
やっぱり、ひとつの面積が、多くても1畝以下とすくないからだろうな。
また、こりゃダメだと見極めをつけるまでに、せいぜい1〜2ヶ月と、早いからだろうな。
タマネギのように、3畝ほどの面積で、半年あまり畑にあるのが、
その3分の2ほどもベト病で次々枯れていくのを見ると、ため息が大きかったものなあ。
だけど、タマネギに薬剤散布をしたいという気は起こりませんでした。
だけど、だけど、稲のイモチ病を前に、
「イモチ病の農薬なんて、たいした薬じゃないから、
いよいよになったら薬をまいたって、ホントはどうってことないんだけどなあ」
という気持ちがありました。
 
相変わらず、まとまりがありませんが、続くのこころです。
 
8/16 やまちゃんから・イモチを前に(2)
東北や北海道では、今年は梅雨明け宣言が結局でなかったんだと思っていたら、
天気図に秋雨前線が出てきました。
 
先日、だらだらと広がるイモチ病に、農薬を散布したくなったぼやきみたいなことを書きましたが、
重い腰を上げて、続きを書かねば思っています。
なぜ腰が重いのか?
多分、うまくまとまりそうにない、というのが一番だと思います。
とぎれとぎれに、ぼそぼそと書くしかありません。
赤木さんのお話に、うまく絡んでくれるといいのだけど。
 
「オイオイ、いつになったらとまってくれるんじゃ」というイモチ病を前に、
住吉さんの
「子供が病気になっても、あんたは無農薬で自然治癒を待ちますか」
ということばが、浮かびました。
葉イモチのほうは、それでも梅雨が明ければ、どこかで進行が止まるだろうけど、
穂首にイモチ菌がとりついたらという恐怖がありました。
 
だいたいがじっとしておれない性分なので、夢前町の衣笠さんに電話して、
「動噴を持っとったら貸してもらえんやろか、イモチが、、、」
「あるよ、そんなことなら、今すぐ米酢を散布して、菌の密度を下げるのがいい」
「いや、このくそ暑い時期にと思うと、ぞっとするから、いよいよになった時には貸してもらえるということで一安心。
またその時には、頼みます」
 
野菜や庭先果樹で10年あまり、お米で6年ほど化学農薬を使っていないけど、
だいたいが、「なにがなんでも無農薬」というのが、どうも性分に合わないのです。
15年ほど前、30本ほどあった柿のへた虫の防除をやったことがあるけど、
カッパ着て、汗どろどろになっての作業に一度でいやになってしまった。
「一回だけではあかんよ」と言われて、ギブアップしてしまいました。
野菜の防除もやってはみたけれど、観察して適期適期の防除が肝心とさとり、
それがぼくには一番むずかしいことやなあと、放任栽培に変わりました。
果樹の無農薬は、とてもむずかしく、あなた任せ(運まかせ)ですが、
野菜の場合は、土ができてくるにつれ、旬の野菜を適期に作っていれば、
だんだんきれいな野菜が、できるようになりました。
宅急便のお客さんの友人が、
「昔にくらべれば、くらべようがないほどきれいになったよ」
と、ほめてくれたことがあります。
いまでは、
「旬の野菜を、元気に勢いよく作れば、病気はそんなに怖くないもんだよ」
「若くて、生きのいい作物は、病気や虫に対しても強い」
などと、偉そうなことをほざいたりするようになりました。
 
野菜は、年に何回も種まきし、何種類もとっかえひっかえ作るものですから、
少しくらいダメになっても、また今度という気分になれます。
稲の場合は、年に一回、まわりの百姓と横並びで作るものですので、
そこらは、ちょっと複雑な気分です。
(わが奥方の邦子は、少々乱暴なおかたで、
「穂首イモチで、収穫が半分になるかもしれへん?秋が楽でええやないの」
などと、のたまいます)
稲作の修業時代は、虫見板と「減農薬の稲作り」「田の虫図鑑」の本を片手に、
田んぼにでかけては、この程度の被害では、仮に減収しても数パーセントのものか、
などと、自分に言い聞かせながら、一年一年無農薬を積み重ねてきたように思います。
また、成苗二本植研究会などで知り合った百姓仲間の
「この10年ほど農薬はふったことがないけど、大丈夫よ」
などという言葉が、大きな励みになったようにも思います。
(当時、除草剤は使っていましたが)「無農薬有機栽培米」ということで、
白米10キロ6000円で買ってもらって、順調にお客さんも増えてきて、
こんな感じでやれば、百姓でやれんこともないなと思い始めていたときでしたので、
必死といえば必死でした。
 
だらだらと書いてきて、この続きは、また今度のこころです。
 
8/15 神奈川の笹村さんから「Reお金と明日の農業」
田んぼは儲かるのかな。
釈迦に説法なら、お釈迦さんの手のひらでの上で、かま
わないけれど、何せ生身の人間の、憧れの希望の星星で
すので、拝聴するばかりについ成ります。
[あしがら農の会]では自給の為の田んぼということで
やっています。これが儲かるかどうかの参考にと思いま
して。2反の田んぼに7家族。作業日は10回。お米は
100キロ、2俵配れれば成功。経費は1万円以下でや
る。これが平均的な姿です。土地は全て借りています。
1反1俵渡すか、1万8千円。機械はもらったものが一通り
ある位です。しかし、10人ぐらいで、2反で働くわけで
すから。ほとんど手作業に成ります。田植え等何処の田
んぼも、友達が集まって大賑わいの、サナブリに成りま
す。作業は月一回に平均化するので、楽しみといえる範
囲でしょう。稲刈り前後が忙しくなりますが。食べる寸
前で俄然張り切ります。田んぼが生業として難しいな
ら、市民が取組んでゆくしかないと考えたわけです。田
んぼは、2倍3倍の丸儲けです。一番の儲けは、7家族
が一つの大家族になることです。これは本当にいいもの
です。
10年間やってきて、若者の新規就農は5名です。それ
ならというので、農業高校に進んだ子供も出てきまし
た。
確かに明後日は明るいぞ。

8/14 岡山の赤木さんから「お金と明日の農業」
 赤木@菜の花です。
 昨日の続きだ。ゼニと言っては品が無いのでせめてお金と表現しよう。
 稲作農家やって儲けになるという百姓にはほとんどお目にかからん。きつい、えらい、暑い、しんどい、若いもんはせん、とどのつまりが儲からん。陰気なのが多いね。それにしてはみんな元気にけっこう楽しそうにやっとるのがせめてもの救いだ。
 
 なんで儲けにならんか。 @分不相応の機械設備投資をするから
             A高い資材をいっぱい使うから
             B米を安く売るから  
 ま、こんなとろころだよ。
 
 @の機械は要る物は要るから、経営規模に見合ったところで手を打とう。或いは将来の規模に備えるのならいいが、ヤドカリは自分の身体に似合った貝を探す。
 
 Aは大きい。具体的数字で話を進めんとぴんとこんだろうからせんえつだが、小生の場合をこそっとお教えする。あまり発表したくないのが本音だ。
 10aの稲を作るのに土改剤、肥料、農薬、育苗土、合計では多い人は35000円。
注文書に作付面積だけ書いて、後は適当に頼みますと言う人も結構いるらしい。一番高い資材をじゃんじゃん持ってきてくれる。この部類の人は40000円を越える。
安くあげている人で20000円。平均は30000円てなところかな。
 小生の場合は鶏糞と苗土で4000円。菜の花は安い方のカラシナを播いて2000円。計6000円だ。硫安のドカン肥方式だと3500円だ。
差は30000−6000=24000円。 300aだと24000×30=72万。
ほかに麦跡の硫安ドカンも100aあるから稲作では100万の差が出る。
小麦が200aあれば、こちらの差もかなり出る。
大きな話をするようだが、今使っているコンバインが650万円だ。これの支払いは完全にただと考えてよい。
 毎月10万円のアルバイトがあると思ってもいいだろう。
 
 BはA以上におっきいぞ。私の朝日と言う品種をJA出荷して最終的に60kg15000円てな相場だ。ただしとも補償、稲作経営安定対策、米需給なんちゃらかんちゃらというのにも参加して拠出金を出してこの相場だ。転作にも協力していなかったらぐんと安くなる。
 さてこの15000円のうち仮に10000円が原価だったとすると、儲けは5000円だ。
自分で20000円で売れば利益は今の倍になる。私が27000円だ。利益率はぐっとアップしてくる。しかも原価そのものがメチャ安い。その代わり四つん這いで這いずり回るリスクは抱えている。どれだけの量を販売しているかは企業秘密だ。
 周囲の百姓はいい値段で売るからさぞかし儲けているだろうと推察・邪推してくれる。
そこでわが町のAコープなるものに行って参考に値段を見た。量り売りの朝日玄米(薬たっぷり使用)がkg430円だ。60kgでは27090円(消費税込み)となり、小生の米と変わらん。てーことは小生の価格は高くないってことだ。しかも付加価値はかなりあるつもりだ。
百姓は流通のことには手出し無用と自分で思っている輩が多い。
儲からなければ儲かるようにすればいいだけのことだ。
 
 かくして生産原価でも販売利益でも、ちょっと考えれば儲かる稲作になる。
子供の扶養も終わると税金がどっとくるから、税金対策でちょこまか農具・農機具を私は買う。所得税が上がると市県民税も国保もあがる。どうせ払うならJA様に払って農機具を持ってきてもらう。楽が出来ていい。 
 これは余談だったが、もうからん百姓からは脱却しようぞ。
 
 「日本の農業に明日は無いがあさってがあるさ」とはへの字元祖井原尊師の言葉だ。
「菜の花を咲かせて社会に打って出ておけば、あさってはむこうからやって来るだろう」が小生の信念だ。
 私みたいに菜の花でもいい、レンゲもいい、アイガモを子供たちとたわむれさすのもいい。田んぼはとかく社会からは閉鎖された存在だ。スイカ畑や白菜畑の中は勝手に走ってもらうわけにはいかんが、ナタネやレンゲならノープロブレムだろうが。どんどん中で遊んでもらえば、オープンな開かれた田んぼに変身する。花の傍らで話せばこれに勝るトレーサビリティーはないだろうが。あったら聞いてみたいもんだ。
 ひょっとしたら「あんな百姓なら僕もやってみようか」と言い出す若者があるかも知れん。あさってを呼ぶには今のままではダメだということだ。北海道の三田村農園ではいろんな教室を開いている。香西さんとこもやまちゃんとこも中学生が来ていたな。あさってにつながる道を歩んでいる。素晴らしいことじゃないか。あさってに暮らすのは今の子供たちだ。あさってが来た頃はわしらは石の下だ。
今、どんな年齢層に働きかけておかねばならないかがこれでわかるだろう。
 
 いやー、長メールになってしまった。こんな話を酒飲みながらうだうだやれたらいいだろうな。 どうもおじゃまたくししました。
       自然を愛し環境を考える岡山の百姓    赤木歳通
 
*やまちゃんから
気温20度ちょっと。外は、お盆とは思えない冷たい雨です。
ヨーロッパでは、フランスで42度の猛暑とか、
ベルギーでは、バスの運転手が、あまりの暑さにスカートをはいて運転とか、
いったいどうなってるのか。
ぼくが田んぼを作っている姫路市林田町下伊勢近辺では、いもち病が猛威。
最初は、うちの稲がかかるはずがないとたかをくくっていました。
そのうち、やバイなと思いつつ、でもまあそのうち収まってくれるだろう。
おいおい、どうなってるんだ、まさかずりこんだりしないだろうな、
やれやれ、やっとお天気が回復してくれたけど、だけど、穂首イモチが心配だなあ、
何て思いながら過ごしたときの、農薬散布への誘惑の気持ちを書いてみたいと思っていたのですが、
なかなかやっかいな問題なので、手が着きませんでした。
今日は、ここまで、これから家内の実家にたまりに行ってきます。
続きはまた今度、そんな風に書いていけば、何とか書けそうだと、
やっと手をつける気になりました。
 
8/14 群馬の前橋さんから「Re赤木さんから・同感」
赤木様

> ゼニも儲けてあさっての日本農業も明るくするのは明日の心なのだ。
> 自然を愛し環境を考える岡山の百姓    赤木歳通

大変楽しく読ませて戴きました。楽しいだけでなく、ためになります。人間が生きて行くために必要な食べ物を、自然の恵み(食べ物の中の生気)を損なわず、つくり続けるその意志に乾杯!

この「HP宅急便」読ませて戴いてばかりでいるのもナンだから、今回は私の小文をちょっと送ります。
----------------------------
      芸術と医術を繋ぐもの   平成15/7/27

 もう二十年以上前の話しになります。開業したての私は、患者さんに病状を説明するのに、いまのように、「気」や「心の働き」から解き解して行くのではなく、専ら、解剖や生理、病理学等の専門学校で習い覚えた知識をもとにして説明していました。私が、臨床検査技師、鍼灸師、柔道整復師の学校で、解剖学や生理学を夫々一回ずつ都合三回履修してきたこともあって、開業早々の私の診療室は、ちょっとした現代医学講座の教室の観を呈していました。ところがですネ、、、これがあまり良く治らない。説明が如何に充実していても、病状は、我々(治療者と患者)の知的活動に、従属してくれない。観念は、観念であって、現実とは、違う。軽い病気ならこの様な方法でもいいのですが、重い病気、生活習慣に深く根差した病気に対しては、この方法では、役に立たなかった。当たり前のことですが、知識を披露しても、病状は改善しない。

 その時気が付いていた感情は、患者と治療者の双方から、「いのちが取りこぼされている」という感じでした。患者さんも、薄々気付きながらも、気が付きたくない風情。穿って言えば、そのことは、真情といってもよい。自己努力に繋がる真実の直視は、なんとしても避けたいんだ!と患者さんの心が、そう叫んでいる。
 私も、それを口にするには勇気がいる。患者さんとの壁が無限に低くなるようで、その行く手が見えない。恐い。治したいけれども、直せない。患者さんも、同じだと思います。治りたいけれども、直せない。実に、実に長い間、この壁の前に、逡巡してきました。<いのち>を見つめ続けて行ったらどうなるんだろう、私の人生は。

 こうした不安を抱えながらも、兎も角一生懸命やりました。自分でいうのもなんですが、一生懸命だけでもってたようなもんです、その時期は。が、どんなに、治療に真剣に取り組んでも、難しい症状に対しては、現状の追認と希望的観測に終始することになってしまう。

 ここんところの、伎倆不足の歯がゆさ、口惜しさ、無念さといったらなかったです。どれ程、私は、生命と直に触れる医療技術の獲得に、渇望してきたことでしょう。

 気の領域である。ここから、私の探究が始まりました。
-----------------------------------------
      松原気功塾(松原慈光)
〒371-0034  前橋市昭和町3-33-1
電話:027-234-5324  FAX:027-234-5064
   松原気功塾 ホームページ 
http://members.jcom.home.ne.jp/kanro/
  (フィンドホーン)
http://members.jcom.home.ne.jp/kanro/fi.htm

8/14 千葉のたーぼさんから「Re赤木さんから・同感」
た〜ぼです。はじめまして。

 千葉の北西、我孫子に住んで40年。去年まで5反、今年から1町歩の田んぼで
す。10歳頃から田んぼを手伝っていましたが、篤農家ではない家でしたから、未
だにバインダーにハーベスタで天日干しというごく普通(?)の百姓をしています。
 昨年ぐらいまでは父親が水回りにせよなんにせよしてくれていましたが、今年
からはすべてをやれ!と。
 そういう意味では、今年が百姓1年生と言えるかも知れません。のっけから、
変な天候で、水管理にはずいぶん悩まされました。


さてさて、畦の草刈りの件。
==========================
 いかに直立しない次の草を生やしつつ、刈るかが今のテーマでして、刈りすぎ
ると一斉にいろいろな草が伸び出すので、様子をみながら10cmぐらいの高さにな
るようにしています。今年は雨が多いから伸びるのが特に早かった。
 人が少し伸ばして置いたら、市の職員か何かが、隣の野球場まわりの除草の際
にうちの分まで丁寧に刈っていってくださった。怒るわけにはいかないが、おか
げで台風の際に1m上の道路から大量の砂利などが田んぼに落ちてきた。草があ
れば引っかかったものを…。こういうところに除草剤などを撒いている田もある
けど、余計に崩れるしね。畦に撒いて漏水しているのはもっとたちが悪いという
もの。ゆるければ余計歩かなくなってまた漏水。
 やっぱり朝早くか夕方の涼しい時に刈り払い機でこつこつとやるのが正解かな。
うちはヘッドのバランスを変えた平坦地用と傾斜用を2台使って少し楽していま
す。
 今は勤めをよしたから、こういうことが言えるけど、ゼニ稼ぎしていたら、や
っぱり出来ないのかもしれない。やる気の問題ではあるが、ストレスを抱えて、
うっぷん晴らしに草刈りはまずしないもんな。ストレスが溜まりすぎると、やる
気ってなくなるからね。経験者だから言えるけど。

で、百姓への教育の件。
======================
 今近隣では百姓をやっているのは私がいちばん若い。手伝っている人を含めて
も私より年下は3人いるかいないかだ。このことが既に問題である。
 グレーンタンクのコンバインに遠赤外線の乾燥機。田植えだってペースト施肥
つき乗用型。ここまで省力化してしまったら田んぼの中にいつ入るんだろう。
 どんな形でも手伝いをさせていないこと、そのこと自体が問題なんじゃあない
だろうか。本もあるし、インターネットで何でも調べられる。けれど、百姓のす
ることって「見て、感じて」覚え、「手伝って」楽しさを知り、ある程度やって
みて初めて文字などの「かたち」になるもんだと思う。
(ここにいる方々には釈迦に説法ですね)

 昔、職人はそのようにしてきた。父親は大工だったから、わたしゃ余計にそう
思うのかもしれない。先に勤めをよしたと書いたけど、20年コンピュータ屋さん
をしてきた。職人的システムエンジニアの場合、深く広い知識と過去の知識を統
合する技術が要求される。百姓はこれに天気が加わる。仙人のようになれば、天
気をもコントロール出来ると聞く。仙人は無理でも素直に自然を感じるぐらいは
なりたいと思っている。

あ、話がそれた。
「子供にはなんでも手伝わせなさい」
これが教育というもんだろう。


#なんがかんだいいつつ、ビール銭が欲しいのは、赤城さんと一緒(^_^)/
--

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

  mailto:turbo(アットマ)kaimu.jp  野口 忠司(た〜ぼ)
  http://www.kaimu.jp/   花囲夢@我孫子/千葉

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

8/13 広島の西村さんから「豊コシヒカリ」について
山下さんのレスを読んで井原さんの「豊コシヒカリ」育種の経緯を思い出しました。
暖地では早すぎるコシヒカリの出穂を遅らせるために田植え時期を変えても出穂日にはほとんど影響しないんでしたね。
原種の稲は一定時間以下の短い日長(限界日長)が続く場合にだけ幼穂を分化する短日植物で夏至以降に穂を作り始める。
これでは寒冷地では収穫前に冬になってしまうので日長感応性が弱、あるいは中性の品種が選別されている。
コシは出穂の早いこの手の系統だからそれから選別された「豊」も同様で天候の非常に良かった年に葉が1枚増えて出穂がその分よけいに遅れることがあるというものでした。

先に発表された作凶指数では広島は99でした。自宅近くや出作りの吉和の手前の湯来町の稲姿を見ている限りでは遅れるだろうけど問題なかろうという印象でしたがどうも山間部は事情が違いそうです。
への字の親は子の成長を待つなんて言われていますがそんなことなく出穂しています。すごくバラついての出穂に、明日見に行くのがちょっと怖いかも。
吉和の専業農家の人が「穂の高さがそろわない」のはJAの種籾に問題があったのか問い合わせているという話が天候のせいかしらなどとも思えてきます。

(注)「穂の高さがそろわない」 普通同じ高さになりますよね。穂の長さ分抜きん出た穂が散見されるので当地で苗販売をしている石田さんとしてはどこの責任になるのか心配されてました。
 
*やまちゃんから
なるほど、感光性とは、日長感応性のということで、そういうことでしたか、、、
やっと、少し納得いきました。
井原さんが、なくなる前の年かな、すごく天気のいい年で、
「豊コシヒカリの出穂が、日本晴よりも遅くなってしまった」と、
井原さんが言っていたことを思い出しました。
話変わりますが、
ある大学の先生が、豊コシヒカリのDNAを調べてくださることになって、種籾を送りました。
時間がかかるそうですが、結果が楽しみです。


8/13 岡山の赤木さんから「同感」

赤木@菜の花です。
 住吉さんのAの意見に全く同感です。
  誰が食うかわからん米に苦労して死に目こいてばーかが。薬一発撒きゃ楽してたくさ      
  ん取れて儲けにも出かけられるし、世の中やっぱしゼニじゃ。
 
 わかるわかる。これは田んぼの中だけではない。あぜの草もいちいち刈るよりは、ラウンドアップをドッパーとかけておけば当分用はない。そうすれば儲けに行けし遊びにも行ける。
 やっぱし行き着くところはゼニとラクか。
話がもげるが(方言かな?)、あぜに撒いたラウンドアップは管理日誌には書かなくていいのかいな。なにしようが記帳しなけりゃぁだーれもわからん。トレビなんて悪く言えばそんなもんだ。(これはわたしのひねくれ個人意見です。)隣町でどぎつい薬を買ってこそっと撒いておけば虫は来ないしラクができる。
トレビには抜け穴が多すぎる。ザルみたいだ。ひたすら百姓の良心に訴えている。
「法律で決まったからこの薬は禁止になった。これからはこっちの薬だ。使ったら日誌に書いてください。」何人の百姓が理解したかな。ましてやそれが生産者と消費者を結ぶもんだなんてだーれも思わんじゃろう。
 
 こりゃぁ無理な話だ。戦後からずっと近代化農法を駆使してひたすら増産だけを目指してきた大きな流れの中で、農薬が環境に与える影響や毒性など、百姓たちにはこれっぽっちも話しておらん。散布の危険性すら何にも考えん百姓たちが、いまさら急に向きが変わるわけが無い。意識改革をするには先ずは教育から初めて50年先だろう。
 救いは百姓自らが本読んで勉強して、その気になれば明日にでも変わるという事だ。
 
 考える消費者は日本の農業に見切りをつけるかも知れん。いやいや、原宿や荻窪あたりで遊びほうけている連中がいるかぎり、まだまだ買ってくれるだろうか。しかし奴らはメイドインUSAのファーストフードの方が似合うから、やっぱし日本の農業に明日はない。
 
 とまあ批判すればキリが無い。お先真っ暗の様相だ。
その中で明日の光やあさってがあることを願って、いやそうするためにこのHPの仲間は頑張ってくれているのだろう。でもパソコンの前で飲む冷酒買うのにゼニはほしい。
 ゼニも儲けてあさっての日本農業も明るくするのは明日の心なのだ。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓    赤木歳通

8/12 広島の西村さんから「豊コシヒカリ」についての質問
 飛び始めた鴨の捕獲にてこずってあきらめムードの西村です。5羽を追い回して捕獲成功は1羽でした。
梅雨が明けたら葉イモチが出た。真っ赤にならねば良いですが。
への字稲作は最後の分けつで収量がV字を越えると聞くが穂が出だした。今年も低収量か。

Q1
「豊コシヒカリ」「コシヒカリ」共に穂が出始めました。1週間ほど「豊コシヒカリ」の出穂が遅れることを期待していた私としては予想外なのですがこんなことありですか?

Q2
「豊コシヒカリ」の方が葉色が1スケール以上濃色ですか?

もしかしたら「豊コシヒカリ」と思っているのはイセヒカリとの取り違えかも知れません。
 
*やまちゃんから「豊コシヒカリ」
井原さんが、生前、豊コシヒカリは感光性が強い品種のようだと言っていました。
感光性が強くなると、どうしてそうなるか、ぼくにはいまいちわかっていないのですが、
井原さんの所のように、6月20日ころ田植えすると、コシヒカリよりも1週間以上出穂が遅くなるようです。
6月はじめの田植えだと、コシヒカリとの差は3〜4日だったかな?
5月の早期田植えだとどうなるか、井原さんは、データがないので、気にされていました。
葉色は、苗の時から濃いですね。草丈も一段低いようです。

8/12 福岡の吉住さんから「Re: 赤木さんへ・別解・曲解」
そーですよねぇ、よく言われます。
多分、…、
@みんなノーヤクなんか使いたくないのです。
 でも、使わないと不安、面倒な事になる。なりそう。
 で、自分はつい使ってしまうのに、使わずにガンバル奴がいる。
 ガンバらない自分に対する気持ちの裏返しが、「撒きゃあよかろーに」
 
Aみんな稲なんてどーでもいいのです。
 問題はカネ、お金、ゼニじぁ…。
 楽して穫ってなんぼの世界じぁ。
 苦労して収量減らしてナンとする。どーせ他人が食うもんじゃろーに。
 「ふン、オラっちの方が稼いどるもんネ」
 
でしょうか。
あ、もう1つ忘れてました。
 
Bみんな単に農薬のデメリットを知らない、だけ。
 というのもあります。
 
∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝
二丈赤米産直センター  吉住 公洋
〒819-1641
福岡県糸島郡二丈町吉井1364-1
TEL 092-326-5075
FAX 092-326-5437
EMAIL:
akamai(アットマ)d1.dion.ne.jp
HP: http://www.d1.dion.ne.jp/~akamai
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

8/9 岡山の赤木さんから「朝日の個人授業」
 赤木@菜の花です。
民子様、その節はお世話になりました。おかげで現代農業の「どぶろく宝典」にも出していただきました。その後はなんややたらと現代農業に顔を出しています。
 
 遅ればせながらどぶろくの「もと」へのお礼として朝日や旭晴のつくり方個人授業でも始めますか。個人レッスンと聞くとやまちゃんを始め周囲が焼くといけないので、やむをえない、公開の形でやらざるをえないでしょう。
 
おととしと去年の朝日(菜の花跡)は反当9.5俵でした。西南暖地と言われる当地では8.5俵がいいところ。鶏糞と菜の花の種代で4000円。それと苗の土代だけね。坪33株植えだから究極の原価で人より増収。
 朝日という品種、従来のV字稲作だとこかして7.5俵がいいところ。だけど最初は隣より勝ったりもしくは同じだから気持ちがいい。菜の花農法だと蹴っても倒れなくて9.5俵。最初は遅れるがそのうちウッチャリで逆転痛快。どっちを選んでもご自由です。
 旭風と旭晴は中生かな。丈が短い分ぐんと作りやすい。米の粘りはこちらが勝つ。
ま、今宵はこんなところです。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓    赤木歳通

8/8 静岡の高村さんから・とささんと赤木さんからの返事ありがとう」
とさゆうじさんのメールに、肩の力がとれ ました。
有難うございました。

コナギとオモダカに悲鳴を上げて、もう除草剤使おうと思っていましたが、9年間戦って結果が出てきたのでしたら、5年目の私ももう少し頑張ってみようと言う気になりました。

赤木さんには、3年前からアドバイスを頂き、どんな方かと思ったら、農業雑誌に菜の花と一緒に掲載されていたので、なーるほどと思いました。きゃしゃ(?)方言だったかな?な人なのに、働き者で驚きました。
気合が入っているので、すばらしいのですね。私は1/20位しかやっていないだろうに、負け腰です。
どぶろくを教えたのも私民子さんのほうです。
4年同じ種でどぶろくを作っています。
朝日作ってみたくなりましたが、一反どの位収穫可能なのか知りたいです。
どのお米に絞るかまだ考えますので、またお返事します。
                       静岡の高村でした。

8/9 石川の東さんから「Re・となりの農薬」
>最近腹立たしい質問を受けた。以前にも同じ質問を別の人から受けていた。
> 「あなたがいくら無農薬で頑張っても、隣に撒いた薬が飛んできたらなんにもならんだろうが」
> みなさんならどのようにお答えになりますか?
>この質問の先には、「だからいくら無農薬だと言っても薬はかかっているんや」
>     あるいは「だからあんたも薬を撒きゃぁいいんだよ」
> などの意味が込められている。
>薬を振らせたい立場の人の考え方だ。
 
よくこの質問されますよねー
私の場合、なるべく刺激しないように「そうですよねー・・・・」
「やってみなきゃーわからんこともある」それだけこたえるようにしてます。
少なくてもそんな質問してくる人になにを言っても無駄、
ごちゃごちゃ言っても、聞く耳持たず、相手を怒らせるだけです
この頃は、可哀想な人だと思うようになりました、なにせ天に唾吐いて判らない
のですから
ところで、カメムシは大明神として、とある所の神棚に奉られているそうです
なにせカメムシで大騒ぎすると、バンバン農薬が売れるのですから、こんなに有りがたい
虫は居ませんし農薬やらない農家に圧力もかけられます、いやーありがたい虫です
増やして放せば大儲け、なんてね
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
      ひがし農場    東 浩一
住 所  石川県小松市矢田町イ24−3
T E L  0761(44)3790
Emil   
ton-ton(アットマ)tvk.ne.jp
 
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

8/8 岡山の香西さんから「大変ですね、目立ってしまうと」
御大は、大変ですね、目立ってしまうと、私のような「いかさま隠れ百姓」の場合は、残念なことにそのような質問をしてくれる「ありがたい人たち」は、ほとんどありません。とは言え(あくまで私から見た場合ですが)目に見えない形での「圧力(いやがらせ)」には、事欠きません。めったに無いのですが、たまに赤木さんと同じような質問を受けることはあります。その時は、私は、「そうですねえ、いっぱい農薬がかかっているでしょうね」と答えています。変わったことをやっていると、そうした「抵抗」は必ずあります。「有機」だとか「無農薬」だとか言って、色んな人がいっぱい来たりすると、あいつだけ「いい目をしてる」みたいな印象を与えてしまうようです。もちろん、言っても無駄なことですが、私の場合はつい余計なことを言ってしまいます。「有機無農薬は儲かりますよ、ぜひお宅も有機無農薬でしっかり儲けてください」と。

8/7 岡山の赤木さんから「となりの農薬

 赤木@菜の花です。

最近腹立たしい質問を受けた。以前にも同じ質問を別の人から受けていた。

 「あなたがいくら無農薬で頑張っても、隣に撒いた薬が飛んできたらなんにもならんだろうが」

 みなさんならどのようにお答えになりますか?

この質問の先には、「だからいくら無農薬だと言っても薬はかかっているんや」

     あるいは「だからあんたも薬を撒きゃぁいいんだよ」

 などの意味が込められている。

薬を振らせたい立場の人の考え方だ。こんな御仁には、「そんなに無農薬が欲しいのなら棚田の一番上の田んぼで採れた物を買って食べて下さい。そこだって上から降る雨は大気汚染物質を含んでいるからあんたのご希望には沿えんだろうけど」

 

 コンビナート近くの公害病患者にこんなこと言ったらどうだろう、「いくら病院で手当てを受けても家では汚染された空気を吸うんだから直りっこないさ。病院なんざぁやめとけ」これと同じ感覚だ。

 

さて最初の質問だが、ただの1歩の前進も無い考え方だ。相手を困らすための質問にすぎん。ましてや環境への配慮などみじんも無い。まずはこのことをしっかり言うべきだろう。次のたとえ話でだめ押ししてやろう。

「あなたがたグループが地球温暖化防止のためにいくら頑張ってみたところで、アメリカではエネルギーは使い放題で、二酸化炭素をじゃんじゃん出している。あなたたちの努力なんか何の役にも立たないよ」これと同じ言葉だよって言ってやれ。

 

 隣も薬播きを止めるに越したことは無いが、私が撒かなかった分環境へのインパクトは少ないように思うんだがなぁ。あんたどう思う?  これで十分だ。

 くれぐれも真正面から受け止めて真面目に答えようとしないことだ。答えなんかありゃぁしねぇから。もともと答えの無い質問なんだよ。

 

 静岡は小山町の高村様。めーるは三郎さんのほうかな?それとも民子さんのほうかな?

小生の脳みそにはきちんとインプットできています。

 ご無沙汰しております。以前のメールでは草に困っているとか、、、でしたね。

さて、朝日は晩生だけど作りやすいのに私の周囲ではみんな恐れて作りません。

倒れる条件は @肥を入れすぎるから Aへの字生育にしないから B疎植にしないから

 Cかわいがり過ぎるから D隣より勝とうとするから

早い話が荒ーく植えてほっときゃぁいいんです。たったこれだけのこと。

 

 旭晴と旭風の話も出ていたようだな。品種登録されていないから出荷は出来ません。

いくら旨くてもその他の品種で二足三文です。産直か自家消費専用です。

 固定されてから日が浅いので、先祖返りと思われる穂が出ることがあります。

本田でとれた籾を種にしないで、別のところで品種保存の種取をしないと次第に私みたいにボケてきます。そのあたりの覚悟も要ります。もっともちっともむつかしくありません。ご入用なら仰ってくださいですが、大量にはありません。1穂から始めるのもおもろいですよ。

 

 自然を愛し環境を考える岡山の百姓     赤木歳通


*静岡の高村さんから・本を受け取りました」
有難うございました。
8月6日に、「井原死すともへの字は死せず」の本が届き、今日郵便局から支払を済ませました。
 
への字農法が今一解らなかったのですが、辛抱して、焦らず、他と比べずをモットーにしないと出来ない事ですね。
 
おいしい米に出会いたくているのですが、赤木さんの推薦するお米に関心持ち、晩米で倒れやすいと来ているので、私の手に負えなくて諦めていました。
 
本の中に、コシヒカリと朝日の掛け合わせ米が載っていて、コシより粘りがなく背丈が10cm低いとの事に、ニコリと微笑み、種が手に入るようなら分けて頂けないかなと思いました。
 
                                 静岡の高村でした。

8/7 茨城のすずき産地から「アイガモの活躍ぶり」
こんばんわ。
茨城県北部のうちのほう。
5月の連休に田植えをした周囲の田んぼでは、
昨年などより半月くらいは出穂が遅れそうです。
で、6月を中心に田植えをした私はいったい…

という話題はさておいて、

雑草コナギのおそろしさと
アイガモの活躍ぶりを垣間見る
こんな写真を紹介させていただきます。
http://www.suzuki31.com/nocus/2003/08/03.html

すずき産地 http://www.suzuki31.com/

8/7 静岡の高村さんから・本を受け取りました」
有難うございました。
8月6日に、「井原死すともへの字は死せず」の本が届き、今日郵便局から支払を済ませました。
 
への字農法が今一解らなかったのですが、辛抱して、焦らず、他と比べずをモットーにしないと出来ない事ですね。
 
おいしい米に出会いたくているのですが、赤木さんの推薦するお米に関心持ち、晩米で倒れやすいと来ているので、私の手に負えなくて諦めていました。
 
本の中に、コシヒカリと朝日の掛け合わせ米が載っていて、コシより粘りがなく背丈が10cm低いとの事に、ニコリと微笑み、種が手に入るようなら分けて頂けないかなと思いました。
 
                                 静岡の高村でした。
 
*やまちゃんから
朝日×コシ、赤木さんが大事に選抜しながらつくっています。
一声かけたら、一握りほどわけてくれるはず。
もっと作りたかったら、自分で増やしなさいと。
たしか、高村さんは(旦那の方が)、赤木さんとどぶろくの縁があったのでは?

8/6 岡山の林さんから「アマガエルと暮らした事」
今は、田舎といえども自動販売機は何処にでもあると言える。日が落ちると、この自動販
売機の表示灯に虫達がわんさか集まってくる。ここに集まってきた虫達を観察するとその地
域の害虫の様子が良く分る。虫達がよく集まる時間帯があるから注意すれば最適な時間
が分る。この虫達を狙ってよくアマガエルがやってくる。目の前でアマガエルがツマグロヨコバイ
を捕獲するのを見るのは楽しい事だ。ウンカはあまり集まってこない。ツマグロヨコバイに比べ
てウンカは飛翔能力が劣るからだ。ウンカはせいぜい空中に浮かんでいられるぐらいの飛翔
能力しかない。ウンカは風に乗らないと移動出来ないのだ。
アマガエルと言えば、2年前の夏から年が明けて春になるまで、一緒に生活した事があるの
を想い出した。冬の間は殆ど同じ場所、即ち台所の壁にあるコンセントに差し込んだプラ
グの上で寝ていた。アマガエルは足に吸盤があるのでタイルだろうがガラスだろうが何処にで
も移動する。動き回っても必ずそこに戻ってくるのだった。飼ったわけではない。そこに居付
いてしまったのだ。私が目の前に居ても驚かなくなってしまったのだ。田舎の常として戸や窓
は開けっぱなしだ。夏は夜の明かりに引き寄せられてくるいろんな虫を食べていた。糞は2
−3日に一回するようだった。しかし、よく虫を食べた時は頻繁にしていた。細長い楕円形
の黒い糞で、指ではじくところころと転がった。農作業で忙しく生ゴミを醗酵箱に移せないと
きに、そこでショウジョウバエが発生した。アマガエルは、その生ゴミ缶の端に陣取っていつも
この小さなハエを狙っていた。よく夜中にこの缶の中に飛び込む音がしていた。この缶の内
容物を移そうとしても退いてくれないのだった。あの頃はかなり生ゴミがたまっていたなぁ。
始めて私の家にやってきた時は本当に小さなアマガエルだったのに、この頃には大関か横
綱クラスになっていた。時々水が必要になるらしく、容器に水を入れて置いておくとそこに片
足を突っ込んでいた。私が一番驚いたのはアマガエルの能力の高さを見せてくれた時だ。
いつもの定位置に戻る時は様々なルートがあるが、跳躍で辿り着くのに格好の踊り場があ
る。その時は、私にもその踊り場まで直接飛ぶにはちょっと遠いかなと思える位置だった。
別の方角には失敗なしに着地できる地点があった。そこを経由すれば最終点に到達でき
るのは確実だ。アマガエルは、最終目標点を見、次にその迂回点を見た後、迂回点に飛
び跳ねて更に最終点に着地したのだった。この行動を起こすには3点の距離関係を正しく
測定し、そこから正しいルートを「選択」するという高度の脳の機能が必要だ。彼は見事に
それをやり遂げて定位置に戻ったのだった。距離の測定は目測だ。それでは、私にどうして
彼が距離を目測したことが分ったかというと、彼の頭が動いたからだ。距離を目測するため
には目標を両眼で捉えなければならない。片目で見えても目測できないからだ。2点を順
次正視した後行動したのだった。アマガエルは行動を起こす前に、結果を「予測」出来る
らしい。
カエルの目は動くものに対して特異的に反応することになっている。目というよりも情報の脳
内処理の問題だ。だから、動かない餌は食べない事になっている。ある日何となく彼を観
察していると、彼は動かない虫に接近していくのだ。そうして捕獲可能な距離まで近づく
と、虫の動きを待った。私もいつ捕獲するかな、と見ていた。ところがその虫はいつまで待っ
ても動かないのだ。痺れを切らした彼は遂にその虫に飛びかかった。しかし、それは虫では
なかったのだ。何かのゴミだったのだろう。これを見ている私も虫だと思うくらい虫に似てい
た。彼はもう一度飛びかかったが、餌でないことを確認したようだ。当然彼はそんなものは
食べなかった。カエルは動かないものは食べないが、それは動かないものは餌ではないと認
識しているのではない、という事がこれでわかる。
このアマガエルは、冬が過ぎ、春になって何時の間にか居なくなった。多分、伴侶を求めて
旅に出たのだろう。
 
林 正弘
岡山県御津町

8/5 静岡の藤田さんから「林さんへ、イネアオムシ」
私の田んぼにいっぱいいるのはイネアオムシです。シャ
クトリ虫のように葉の上をはっているので図鑑で見てす
ぐわかりました。小一時間歩いただけで軽く三桁は集ま
りますね。
葉を縦に巻いてその中にはいっている緑色の虫(これは
3.5〜4センチくらい)も時々います。これはそんな
に多くありません。
ニュースでは、静岡県にコブノメイガが発生していると
注意を呼びかけていましたが、これらしきものは2匹く
らいでした。
林さんの言われるように、今回は冷静に稲を観察するよ
いきっかけになりました。林さんの文章を読んではすご
い観察力!と感心していましたが、人の感心ばっかりし
てる場合か、自分もせんかい!友人とやっている田んぼ
も、雑草を見て稲を見ずになっていたと反省していま
す。

8/4 静岡の藤田さんから・害虫の続き
今日も虫取りに田んぼに入りました。昨日はそんなに多
くないなんて書きましたが、よく観察すると一株で10
本くらいやられてるのがあり、茎1本に1匹ずつきちん
と虫が入っていました。
一番大きいので2センチくらい、小さいのは1センチく
らいで、害虫図鑑で調べるとやはりニカメイチュウのよ
うな感じです。布マルチでやってるおじいさんに見せて
もニカメイチュウだと言ってました。
観察してるうちにだんだん虫の入ってそうな茎がわかっ
てきて、的中率7割くらい?1時間で20匹以上集めた
と思います。葉をバリバリ食ってるイネアオムシは相変
わらずそこらじゅうにいます。それにしても、今までこ
んなに虫をまじまじとよく見たことはありませんでした
ね。                     まあ
これも来年への肥やしと思えばいいか。来年の米ができ
るまで東海地震が起きませんように!

8/4 岡山の林さんから・藤田さんのイネアオムシ
静岡の藤田さん、
遂に一線を超えてしまったと言う事ですが、それ程高い敷居でしたか?いずれにしてもよう
こそ。
イネアオムシという事ですが、イネアオムシはフタオビコヤガの幼虫です。細長いアオムシは
しゃくとり虫のように歩いていましたか?かすれのような葉があったり、葉を水面に切り落とし
たり、ツトを作ったりしていますか?害虫の被害は、稲の成育ステージによって大きく違いま
す。葉を食い荒らされると被害は大きく見えるものです。大事な事は、くやしーいなどと思
わず、今後も冷静に観察を続けていく事だと思います。私の別の田圃には今度はイチモン
ジセセリが飛んでいました。今後どういう事になるか予想できます。ほっとけば良いってことで
すね。無肥料で黒米を栽培しているのですね。私は、3年目あたりからの結果のほうが興
味ありますね。
 
林 正弘
岡山県御津町

8/3 静岡の藤田さんから・アドバイスありがとうございます。」
私の説明不足でした。稲の異変に気づいたのは、外側の
短い茎の葉鞘の部分が茶色くなりだしてからです。姑は
イモチじゃないかと言いましたが、無農薬で米つくりを
している仲間に葉を見せたら、何か虫だと思う、でも対
策はわからないとのこと。
近くで赤米を作っている人に株ごと持っていって聞いた
ら、「茎をむいてみな。ほら虫がいるずら。ニカメイ
チュウだに。農協で聞いて農薬ふりゃあいいよ」「えー
それはちょっと。。。」と言う訳でメールしたしだいで
す。
でも昨日気を取り直して稲を観察するうち、色が少し変
わっている茎の中には虫がいるけれど、そんなに数は多
くないことがわかりました。
葉を巻いたり折り曲げたりして中に入っている虫もいま
したが、これもそうたくさんではありません。
葉を枯らしている元凶が何かいまいちはっきりしません
が、いずれにしてもよく見れば1種類で大量にいるわけ
ではなさそうです。
一番多かったのはイネアオムシです。田んぼの入り口だ
け見ていて気がつかなかったのですが、奥へ進むとこち
らの被害の方が甚大で、派手に葉が食い荒らされていま
した。1時間たらずでいっぱい捕獲できました。卵?み
たいなもの(1〜2ミリくらいの楕円形の白いものが1
0個くらいかたまって葉にくっついている)もあちこち
にありました。
あわててインターネットで調べたのですが、対策は農薬
の情報ばかりです。
うーんどうしたらいいのかな。
そう言えば、木曜日のニュースステーションで、画期的
無農薬農法とかのタイトルで布マルチの紹介をしていま
したね。実はあの実験に3年前から協力している人が隣
町にいて、昨日訪ねて行ったら、やはり葉を食われてい
るそうです。私のほどはひどくなかったけれど、こんな
ことは初めてだと言ってました。
私の持っていった黒米の株を見て、無肥料にしちゃあよ
くできてるなあ、と言ってくれただけに、葉を食われて
ボロボロにされたのがくやしーい。
いやいや1年目からいろいろ体験できてよかったのか
も。
10日前までは頭が雑草モードになっていましたが、今
は虫が這い回っています。やっぱり稲をよくよく見るこ
とですね。
このHPに書いている人たちがすごくて、気後れしてな
かなかメールが出せませんでしたが、ついに一線を超え
てしまった(?)ので、これからどんどん質問させてい
ただきます。
よろしくお願いします。

8/3 岡山の赤木さんから「ニカメイチュウ?おかしい」
 赤木@菜の花です。
静岡の藤田さんへ。
今時期15mmほどの虫がいっぱいいる?コブノメイガと違いますか?
ニカメイチュウは茎の中にしかいないはずです。15mmにもなると塊ではなくそれぞれが1本1本の茎に入り込んでいるはずです。いっぱい見つけるのが大変だよ。
菜の先が白くかすり状に見えて、なおかつ葉を縦に巻いて隠れていたら間違いなくコブノメイガです。それだったらほっときゃいい。肥がよく効いた稲がお好きなようです。
それとも私の全く知らない虫ちゃんかな。
 
8/3 姫路市水族館の市川さんから「ニカメイチュウ」
市川@水族館です

静岡の藤田さん、本当にニカメイチュウですか?
この時期のニカメイチュウの幼虫はまだ第1世代の幼虫だと思います。
第1世代の幼虫については、稲の分けつ中ですので被害は大きくないと聞いています。
また、それほど被害も目だたないはずです。
第1世代が羽化して、産卵して、被害が本当に出てくるのは8月末になってからです。
次々株が枯れ、白い穂が目立つようになります。
第1世代で、ニカメイチュウが目立つようだったら、私の所よりもずっとひどい状況にな
るはずです。
私の予想では、藤田さんの所で増えているのはニカメイチュウでは無いような気がします。
ヨトウムシか何か、他の虫ではないでしょうか?

8/1 神奈川の笹村さんから「赤木さんの菜の花総括」
有り難うございます。大変貴重な資料,又実践に基づい
た推論。内容が濃く、まだ全体が理解出来たわけではあ
りませんが、自分の田んぼでも応用できそうなヒントが
ありそうです。
こうした重要な資料は、やはり打ち出して紙で読まない
とだめです。活字も大きくして。 笹村出
 
8/1 岡山の赤木さんから「林さんへ・速定位置」
赤木@菜の花です。
 林さんからの問いに。
水中の電位測定は泥の表面から1cmぐらい上がった所に白金電極の先端がきています。
白金電極の長さは1cm。土に突き刺したグラスファイバーの棒に電極を固定しています。土中用には深さ2cmほどの所に電極を差し込んでいます。この2つでセットとなり、各水準毎に2セット固定しています。よって定点測定になっています。測定は電極から伸びたリード線に測定器を接続して行います。
 
 菜の花だけの水準では、カブトエビ以下みんなが元気に暮らしていました。同じように米糠を振っても、カブトエビが影響を受ける田んぼとそうでない田があるようです。
用水路から田んぼに水を入れると、水口にカブトエビがいっぱい寄ってきます。流れ込む新しい水を喜ぶかのように身をゆだねて遊びます。子供が嬉々として水遊びをしているようにも見えますよ。溶存酸素が嬉しいのでしょう。
今年は豊年エビが少なかったようだ。そのぶん貝エビがたくさんいた。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓    赤木歳通     

8/1 岡山の林さんから「フタオビコヤガその後」
姫路水族館の市川さんに教えていただいて、アメンボが水中を潜水する事もあるということ
が分った。交尾の後もオス、メスは行動を共にするのですね。
7月29日の雨はかなりきつかった。やはり、ニンジンの播種を遅らせたのは正解だったかも
しれない。あの雨に打たれては、発芽が揃わないだろう。
フタオビコヤガの集団は、飛びまわるツバメ達に次々と捕獲されて忽ちのうちに壊滅してし
まった。あれでは、ごく僅かの個体が生き延びたに過ぎないだろう。フタオビコヤガのような害
虫は、天敵に任せるに限る。人は、何もしなくていいからだ。その後に羽化する成虫は、
個体数をツバメに抑えられる。餌場を知ってしまったツバメは必ず偵察飛行にやって来るか
らだ。ここで収支決算をしてみると、私の稲はフタオビコヤガに食べられ、ツト、方舟を作ら
れ、と様々な変遷をしたが、害虫の方はやっと成虫に羽化した時には一瞬にしてツバメに
食べられてしまった。イネの葉は、害虫に食べられたかに見えたが、結局次の世代のツバメ
を育てる事になった。フタオビコヤガのほうは種の維持に必要な個体を残せたに過ぎない。
しかも、食べられた葉はもう役割を終えようとする古い葉だ。古い葉は殆ど光合成をしな
い。ところが、呼吸は一人前だ。稲にとってはお荷物と言ってしまっていい葉だ。新たに第5
葉は展葉中だ。第4葉が抽出する。草体の成長にはうってつけの状態となった。他方、ツ
バメの方はレッスンが進み、もう親鳥は若鳥をあの竹に止まらせてはいない。全てのツバメ
が田圃の上を乱舞している。時折、親ツバメが空中で給餌するのが見えるがそれも頻繁
ではなくなった。
 
林 正弘
岡山県御津町

8/1 京都の土佐さんから・「近況と高村さんへ」
お久しぶりです。
やっと5月15日植えのヒデコモチが出穂し始めました。
コナギの絨毯の上で一生懸命白い花を咲かせています。
川の水温18℃、朝の気温18度、昼間は25℃、日照時間わずか、こんな環境が今年は続いています。
「実を付けるんかいな?」と稲に聞いてみましたが、「大丈夫と思う・・・」という返事が返ってきたような気がします。
 
ところで静岡の高村さん、私もEMぼかしを使っていますが、元肥という考え方はしていません。あくまで有機物を分解する補助手段という風に考えています。一度に多量の微生物を投入するわけですから確かに土はトロトロになります。しかし微生物も生き物ですから餌がなくなれば死滅すると思います。
 
微生物資材を投入する場合は、水田にしても畑にしてもそれに見合う有機物を投入してやる必要があると思いますよ。ぼかし肥の中の肥料部分はわずかしかないんじゃないかな。
 
耕地が完全に有機転換(微生物による循環)するまでには6年かかると聞いています。
それまでは、事あるごとに有機物と微生物資材を根気よく投入し続ける事が必要となると思います。
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
       京都府 天田郡 三和町 岼595        土佐祐司
         Tel 0773-58-2265 E-mail 
y.tosa(アットマ)galaxy.ocn.ne.jp            
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

HOMEに戻る