2004年9月のお便り   HOMEに戻る

9/30 やまちゃんから「コナギの写真」台風一過、こわごわ田んぼへ行ってきました。
だいぶ行儀が悪くなっていましたが、雨にも負けずヒノヒカリは立っていました。
コシヒカリなら間違いなく倒れていたことでしょう。

写真の1枚目は、コナギです。

6月10日頃田植えするとコナギの背丈が低いかもと言うのは、おおきな勘違いでした。
光を求めてイネと競合しなければ、コナギはもともとこの程度の背丈なんですね。
2枚目は、左が今年から借りた田んぼ、右がずっと作っている田んぼ、
同じ施肥なのに、こんなにも葉色が違います。

やっぱりじわじわと地力がついてきているんだなあと思います。
9/30 岡山の林さんから「私も倒してしまった」
赤木さんが倒すのだから私の稲が倒れるのは仕方ないが、台風16、18号とがんばって
きた朝日が21号でついに倒れてしまった。片手で持つのがやっとという大きな太い株
だったので風による挫屈ではない。田んぼの土が柔らかかったからだ。穂発芽するか刈り
取れなくなるか、いずれにしても大幅な減収となるだろう。倒れた稲を十分に観察して来
年の肥やしとしよう。被害は誰のせいでもない。全て自分の責任だ。
台風は地球温暖化とともに数年後にはますます巨大化していくだろう。コースも従来とは
変わってくるだろう。そのとき人はやっと気が付くに違いない。自業自得だ。ゆっくり
と、しかし確実に温暖化の階段を上がっていくのだ。今となっては止めようとしても止め
られないかもしれない。地球は熱暴走の様相を見せつつあるのかも知れない。
山道で栗を拾ってきた。イノシシに食べられずに済んだやつだ。茹でて食べてみる。これ
が美味い。こんな美味い物を食べられるなんて幸せだなぁ!

林 正弘
岡山県御津町

9/29 佐賀の太田さんから「赤木さんちの写真」
27日お伺いしたときの写真です。凄い稲でした。
 


来年が楽しみです。いつもたのしいページ有り難うございます。
楽しく勉強させて頂いております。
これからも宜しくお願いします。
佐賀県環境保全型農業研究会
太田です

9/29 岡山の赤木さんから「倒れた倒れた」
赤木@菜の花です。
 またまた大きな被害をもたらした台風21号。なんでも今年8つ目の上陸とか。
への字生育でがんばっていた朝日もついにダウン。刈り取りまではまだ20数日もある。下になった稲は腐るだろう。
 失敗は来年の肥やしになるんだったら、早めに忘れないうちに総括しておいた方がいい。
 この冬は使い慣れた乾燥鶏糞から他メーカーの鶏糞堆肥に変えた。
窒素含有量も違うし肥効の出方も違っていた。基肥に多めに振ったし、50日前に粒状鶏糞を入れた肥桶担いで握りこぶしを振り回してしまった。
これだけだと自己責任であきらめ易いんだが、、、
 田んぼが殊のほか乾かなかった。中干しもそこそこで、それ以降も用水の水位が常時高く、せっかく固くなりかけた土が元の木阿弥になってしまった。稲が倒れたあたりの土はとにかく軟らかい。根ごとひっくり返っている。
 このメールを打っている今も用水は水がたっぷりだ。全ての田んぼに水がなり込んでいるわい。穂が水浸しになれば減収する。お上にはこの方が都合がいいのかもしれない。
 というわけで金田さん、倒れた稲をご覧いただくことになったよ。
 久々にコンバインで泣かねばなるまい。 
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓    赤木歳通

9/29 岡山の林さんから「コナギが畑に生えてしまった」
皆さん今晩は、
今年は台風がよく上陸しますし、雨もよく降ります。畑も水浸しです。そのせいかどうか
分りませんが、畑にコナギが生えてきました。水田から転換したところで種は十分にあっ
たのでしょう。水が滞留するところに生えてきました。土壌は酸化的状態と還元的状態を
繰り返しているようです。このままでは脱窒が起こりそうです。部分的に水田特有の硫化
水素が臭う所があるのです。草取りが遅れてしまっています。早く秋特有の気候になって
もらわないと、最後の手段である鋤き込みが待っているような気がします。
林 正弘
岡山県御津町

9/29 佐賀の那須さんから・あいつぐ台風と降り続く雨には降参です
 あいつぐ台風で稲穂が実り重くなった稲があちらこちらで倒れています。そして降り続く雨でおきあがることもできずに枯れていっています。自然の力の前で、今までの労苦も一瞬にして無になります。打たれて耐えて起ちあがり又打たれて耐えて起ちあがる百姓仕事の現実を目にしています。しかし、みんなあっけらかんとして笑っておられます。ひえがはえたぐらいでうろたえてしまう私などまだまだ未熟もので恥ずかしいかぎりて゜す。
 風に吹かれ雨に打たれてまた田に向かう日々がしばらくつづきそうです。うたれづよくなることが本物の百姓への道なのだと思うこのごろです。
 
 2004,9/29  s,nasu

9/29 福井の塚本さんから「平成16年のまとめ」

除草剤を使わない稲つくり平成16年のまとめ。

@除草剤を使わない田んぼ
 水を張る以外何もしませんでした。農道際はカルガモが近づかなかったためコナギが多
かった。田んぼの真ん中はコナギはきわめて少なかった。クログワイが増えたが刈り取り
の邪魔にはならなかった。カルガモが少なかったので草は多目でした。地力がついたのか
株張りが良かったです。収量は5.7俵でした。

A初期除草剤を一回使用の田んぼ
 草はないはずであったが、水口から水を入れっぱなしにしておいたらコナギが多かっ
た。草を抑えるには水を貯めたままにするのがポイントの一つと思う。収量は同じく5.
7俵でした。

B私の想像
 4月5月の早期の田植えほどコナギに苦しんでいるのではないだろうか?6月中下旬の
田植えだと、稲の初期成育が速いためコナギを覆うことができ遮光して稲がコナギに勝ち
やすいのではないか?私は遅い田植えの経験がありませんが・・・。

C私の思い
 農薬の害があることは分かっているのだから使わなくてもやっていける方法を見つける
ことに専念したほうがいいと思う。それにしても、除草剤無しでいける場合でも原因が分
かりません。私の場合、除草剤無しでやると収量は6俵ぐらいが最高です。8俵なんて夢
のまた夢です。
 除草剤を使っても使わなくても草だらけになる原因のひとつは、水を頻繁に田んぼに入
れている場合です。コナギは代かきされ嫌気的な条件になると発芽するなんていわれてい
ますが、やっぱり酸素が多いほうが良く発芽するのではと感じています。
 もうさっぱり何がなんだかわかりません。いまだに因果関係がつかめません。
 
D私の思い 続き
 本来のテーマでもっといろんな経験談が集まってほしいなとおもいます。今のところ6
月中下旬田植えの成功例が多いようにおもいます。

   もうすぐ合併で消滅する上中町の塚本でした。

9/29 やまちゃんから
台風21号は、午後8時半頃大阪に上陸したとかで、急に雨音が静かになりました。

6月中旬に田植えした田んぼで、コナギがはびこっている田んぼがありました。
(前に写真で送った田んぼです・大戸井中)
手違いで、苗が足りなくなってしまって、枕地は50〜60センチ間隔くらいにやけくそに植えました。
お日さんを浴びて、コナギやホタルイが旺盛に育ち、どうなることかと思われたのですが、
コナギは、イネの3分の1くらいの高さ止まりで、イネが負けることはありませんでした。
いつか写真にとって送ろうと思っていましたが、塚本さんが言う6月中下旬に植えたら、
コナギはこの程度で収まってくれるのか、と言うことと関連があるかと思い書きました。

この田んぼは、12〜3年作っています。最初は力仕事で牛糞堆肥を投入。
ここ7〜8年は、ほとんど米ぬかだけですが、今年から借りた隣の田んぼと比べると、
地力がついてきたんだなあと思います。
同じように施肥したが(冬から春に、反あたり米ぬか360キロ、出穂25日前に油かすのペレット50キロ)
隣の田んぼがやや黄ばみはじめているのに比べ、まだ青みが残っています。
穂も大きいように思います。
昨年地力のない田んぼ(地主に返した)でコナギに負けて、ちんちくりんの稲を作ってしまいましたが、
今年は、お天気が良かったせいもあるでしょうが、この田んぼではコナギには負けなかったようです。
中出さんが、前に書かれていましたが、
雑草の根が浅いところに分布しているのに比べ、
稲は深いところに根を張って養分を吸収する、そう言うことも関係あるのかなと思いつつ、
眺めていました。
風がなかったので、稲が倒れていないだろうことを願いつつ、明日デジカメ持参で田んぼに行ってみましょう。

9/29 広島の西村さんから「雨が降りすぎです」
広島の西村です

交換会の参加表明が少ないなあ。3セット全てとは言わんからいろんな人の米を
食ってみたいものだ。

9月になってから晴天が続くことがほとんどありません。晴れていても夕立あり
とかでいいかげんに晴れが続いてほしいものです。
豆やゴマがサヤの中で発芽しています。立毛しているコシヒカリでも発芽するら
しいです。
 長雨にしびれを切らせて稲刈りを決行する農家が目に付くようになりました。
広島では大面積の圃場というのは少ないので小さな田が主体だからできる技です
がハザ架けが増えました。
9月の始めに雨で部分倒伏した稲を数株束ねて立ち上がらせる努力、台風の強風
で一段と倒れた稲をまた縛って立ち直らせる努力。頑張っちゃあいるけれどその
先は手刈り取りが待ち受けている。
早い時期に刈り取ってハザ架けされている稲も大変だあ。茶色くなっているから
穂発芽の可能性大です。圃場整備されたベタ倒伏の田にも重機が入り始めました
。もう順延しきれなくなったのでしょう。

私はというと育苗で苗が1/3くらいしか生き残らなかったものだから収穫作業
はきっと楽、株はヒョロヒョロで突っ立ってます。植えた株が少ないので穂数で
挽回と尿素・硫安をN換算10Kgつぎ込んだが分けつには間に合わず葉色を上
げただけのような感じ。穂数を数えもしていないので無施肥との違いが生じたか
までは確認していないが葉色が上がる分成長が進みそうで安心な気がします。
大株にして株間隔を狭めたほうが田に向いているように感じました。
初期成育も悪いので側条施肥機を使うのも考えるかも。

9/29 やまちゃんから「土肥さんへ、赤木さんの田んぼ」
また台風が、こっちをめがけてまっしぐらに来ています。
やれやれです。
うちではヒノヒカリは11月中頃に収穫を予定していますが、
穂が重いので(?)かなりなびきかけています。
猛烈な雨風で、また倒れたり、穂がぶっ飛びはしないかと気が気ではありません。
土肥さんところはいかがでしょうか?
 
赤木さんところでの見学会は盛況だったようですね。
その様子、とくに赤木さんの朝日のイネの印象など教えていただけるとありがたいです。
土肥さんはデジカメもってます?
写真があるとなおありがたい。
 
山下

9/29 広島の土肥さんから「無農薬、有機栽培の見学会報告」
菜の花 赤木さんの稲を見学しました
報告をどうしょうかと悩んでいました 約束の時間を一時間も送れて行きました 参加者は私たち3名かと思つていましたら 和歌山、佐賀の車が駐車していました 赤木さんを入れ8名だったと思います
どんなメンバーですかと聞く余裕もアリマセンでした
日頃どんな会合にも約束の10分前に出席して遅れるなどと言う事は無いのに どんな素晴らしい車でも交通渋滞には方策なしです
交通案内も赤木さん、広島の西村さんなどからアドバイスを受けて
インターネツトで地図も用意して万全の対策はしていたのですが
岡山市から国道2号線に出るのに昔の2号線との思いが重なり車が
どこに向いて走つているかサツパリわからなくなりました。
高速代940円をケチつたために見学会参加者の人たちに大変迷惑を
かけました  スミマセンデシタ
赤木さんの除草剤をしていない田んぼは 私の除草剤をしている田んぼより草がない 稲の株元にも小さい草もない コブノメイガ、ウンカなどの虫もいない 無農薬、有機栽培でここまでできるのか 来年はマネをしてわが町 神辺にも菜の花を咲かせようと考えています
児島干拓地の区画整理や水路整備が出来ている 水もちが良い
一枚の田んぼが40アールの田んぼがあるなど米作りには最高の土地だと思います  毎月現代農業で赤木さんの記事を読んで本当かいな
との疑心暗鬼でしたが納得しました  今回は稲作りばかりでなく
産直販売の方法等も聞かせていただいて参考になりました
山下さんから写真があればの事でしたが・・・デジカメ持参はしたのですが写真は写していません
宅配便の中で写真を見せていただきメールの中にどうすれば写真が
入れられるのか・神辺町主催のIT講習会に参加して宅配便のお陰でデジカメやメールの中へ写真を入れることは出来るようになりました
今度機会があれば写真付きで報告します

土肥忠士
 
9/29 やまちゃんから「赤木さんへ」
外は、じゃんじゃんぶりの雨です。
ヒノヒカリがどうなっているか、気が気じゃありませんが、15キロほど離れているので、
ビールをかっくらって雨音を聞いています。
先日の「見学会」の写真か、台風一過の朝日の写真、よかったらまた送って下さい。

9/29 ひょごから京都に移住した平賀さんから・玄米、米糠、籾殻、屑米、分けていただけますか?」
やまちゃん、宅配便のみなさま

いっとき、バイオディーゼル燃料でお騒がせしました「ジャーニー・トゥ・フ
ォーエバー」の平賀緑です。
今年の夏に兵庫県・市島町から京都府の丹波町に引越をしました。
(その節はありがとうございました)

小さな畑を作って鶏を10羽ほど飼っているのですがお米は作っていないの
で、お米や米糠、籾殻、屑米を売ってくださる方を探しています。中間業者を
通さないで、できれば生産者の方から直接買いたいので、我こそは!と言って
くださる方がこの宅配便にはいらっしゃるのではと期待しつつ。
地元でも入手できるものですが、ただお米を買うというだけでなく、新しい出
会いにもつなげられたらと願って、ここにお尋ねしてみました。

具体的には、無農薬の玄米1袋、米糠4〜5袋ほど、籾殻5〜6袋ほど、屑米
などはあるだけたくさん、欲しいです。
玄米は私たちのご飯として、米糠と籾殻はバイオ燃料のプロジェクトに使いた
いので。米糠で車を走らせる!という試みとか、籾殻の灰から七輪を作ると
か、話せば長くなるプロジェクトを進めています。
屑米や古いお米など、鶏の餌にさせていただいてよいものもあったら是非お願
いします。

丹波町からあまり遠くないところで「いいよ」とおっしゃってくださる方、ご
連絡いただけますか? そしたら天ぷら臭い排ガスを振りまきながら手づくり
バイオディーゼル燃料で運転して伺いたいと思っています。

突然でしたが、よろしくお願いします。
ありがとうございました。

平賀緑
手づくり企画「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」
http://journeytoforever.org/jp/
京都府・丹波町
9/27 やまちゃんから「お米の交換会について、補足他」
吉村さんから。質問がありました。
お米(白米)は、うるち米だけにしてください。
原則として、出品は一品種にしてください。
黒米、赤米については、指定の20袋の余分として、サービスとして送って下さい。
希望の方に入れたり、消費者モードで参加された方にプレゼントしましょう。
 
9/27 福井の吉村さんから「お米の食べ比べ会さんかします。」
お米の食べ比べ会参加させていただきます。
アイガモ米(コシヒカリ)、ミルキークイーン、黒米(朝紫)、赤米(ベニロマン)がありますが、どのような数をお送りすればいいですか?
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
よしむら農園
吉村 義彦
URL:http://www1.kl.mmnet-ai.ne.jp/~yokun/
E-mail:yokun(アットマ)kl.mmnet-ai.ne.jp
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
 
9/27 広島の西村さんから「お米の交換会 参加します」
広島の西村です。
お米の交換会に消費者モードで参加します。

3口

広島市安佐北区落合
西村 輝明
9/26 すずき産地から・農民連食品分析センターのメンバーの便りから
 ごぶさたしております。
すずき産地です。

TBSの番組は見逃しましたが、
農民連食品分析センターのメンバーが、
自分のブログで下記のようなことを書いています。

(以下、
http://www.yapeus.com/users/power8/
から無断転載)

>先週のテレビの話が
>少しずつ耳に入って
>くるようになりました。
>
>悲しくボクは感じました。
>
>お米屋さんだけじゃなく
>農家の人、農協の人も生産組合の人も
>まじめにお米を作って、
>おいしくお米を食べてもらいたい、
>すこしでもオレらの米を、産地を気に入ってもらいたいって
>真剣に考えてがんばっていることをボクたちは知っています。
>
>どこの人たちも、口を開けば
>1時間でも2時間でも熱く語って
>なかなか帰してくれなかったり、
>電話を切らせてくれなかったりするほどです。
>
>判定液はそういったところに
>疑心暗鬼を持ち込むために
>つくったモノではないんです。
>
>お米のおいしい保存方法、
>おいしく食べる方法、
>輸入米が増えてきてること、
>お米の消費量が減ってきていること、
>農家の収入はどんなことになっているのか、
>農政はお米にどういう展望を持っているのか、
>
>溝を深めるのではなく、
>関心を深めていくのに役立てて欲しいと、
>ボクは強く願います。

米の試食会に参加したいと思っています。
システムについて後できちんと見直します。

すずき産地
http://www.suzuki31.com/
9/26 岡山の赤木さんから「白い綿です」
 
赤木@菜の花です。
 
 綿の収穫がはじまりました。
箱を持って行って手でもぎ取ります。
稲みたいに一度に全部収穫できるのと違い、オクラを毎日収穫するような感じで、白くほざけたのだけちぎって帰ります。
 白い綿が木からぶら下がっている光景なんか見ることないから見せてあげる。
 兵庫県には綿をたくさん作って、綿の文化を伝承している町があるとNHKでみました。
 
 朝日を母に、コシヒカリを父に生まれた旭風が1週間後に刈り取りです。見た感じでは平年並みってところです。もしかしたら去年よりいいかもしれない。
 兄弟分の旭晴は、品種保存の為にだけ10株ほど作っています。これからたった1穂だけが命をつなぎます。
超長稈の赤米モチが倒伏寸前。これも1週間後に刈ってハザ掛けします。
黒米モチは晩生の部類で、これから穂が傾きます。画像見てね。
紫米はスズメにやられて減収しそう。イセヒカリもずいぶん熟れてきました。
そんなこんなで楽しい米作りやっています。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓     赤木歳通
 
●やまちゃんから
綿の文化を継承していると言われると、?マークがつくほどですが、、その町は姫路のようです。
姫路には、城下町の時代から「綿町」という町名があります。
たしか、綿屋というお店のだんなが、去年(今年?)から、1反ほど綿作りをやっていると聞きました。

9/25 岡山の金田さんから「お米の交換会 参加します」
 
待っておりました。
お米の食べ比べ会、ぜひ参加させてください。

あきたこまちを中心に、こしひかり、キヌヒカリ、ヒノヒカリ、、、できたら香
り米も。
(ちょっとわがままかな?)
出来る範囲でお願いします。

〒703-8214 岡山市鉄258-9 金田光平
086-279-5713

 兵庫県の本岡さんの ゆめ○こち 試作品  

これも、お願いします。
 
●やまちゃんから
所場代を5袋もいただくのですから、なんなりとご希望はお聞きします。
ただ、そそっかしいので、そのつもりでやっていても、間違えた時はご勘弁下さい。

9/24 岡山の赤木さんから「秋のお礼肥ほか」
赤木@菜の花です。
福島県東白川郡の吉田様へ。
 
栽培方法は、 温・塩水選別/プール育苗(50g以下)/5葉・33株疎植計画(今年は50株)/25cm深水/への字管理
         追肥:天日塩/除草:米ぬか100kg/バクテリア菌:年散布2〜3回/秋肥・・・・などです。

来年も、米ぬか除草(稲場先生)+への字で出来るか検討中です。
現代農業のへの字を見ていますが、秋のお礼肥をどうするのか、まだ記事になっていないので?です。

 
 以上は9月2日付のお便りの一部です。来年への抱負が書いてあります。
いくつか質問させてください。
 
1 プール育苗となっています。ということはマット苗方式でしょうか。
2 プール方式だと5葉になるまで苗代で育てられるのでしょうか。マット方式だと中のほう 
 が次第に赤くなってきませんか。50g播きだから大丈夫なんでしょうか。
 5葉だと大きな苗になります。田植機が対応できるのでしょうか?
3 秋のお礼肥は毎年のことなのでしょうか。
 への字稲作には、収穫後に肥料を入れる技術はなかったように記憶しています。
 私の地域と福島では、気候が相当違うと思いますが、秋に肥を振っても生育中期にピー 
 クを迎えることができるのでしょうか。肥料によっては早くから肥効が出てへの字生育に 
 ならないように思われます。
 微生物の栄養に米糠を振る程度でしたらかまいませんが。
 とりあえず、秋のお礼肥に関しては書く予定は今のところありません。
  
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓    赤木歳通 
 
9/24 佐賀の石田さんから「お米の交換食べ比べ会
山下様宅配便有り難うございます。佐賀の石田です。
 
2月に参加希望出していましたが、再度
「お米の交換食べ比べ会」参加いたします。
 
お米の希望は、山下さんのコシヒカリ・ヒノヒカリ、赤木御大の朝日
野口さんの天日干し米や豊コシヒカリ等など・・きりがありませんね!。
その他はお任せします。
 
北部九州は台風の後はバケツをひっくり返したような夕立やにわか雨
その後は長雨が続いて刈り入れが遅れています。
 
先日、生産組合長会で共済被害田の検見に回りましたが
台風で倒伏したユメシズクなどは長雨で穂発芽してるところもあって
農家には大打撃であまり喜べない秋になりそうです。
 
氏名   石田伊佐男        住所    佐賀県伊万里市
提供品種 コシヒカリ、ヒノヒカリ
 
9/24 やまちゃんから
赤木さんの「朝日」は、一番晩生だから、届くのが10月末か11月はじめ、
だから、石田さんへの発送が、11月になってからになります。
首を長くしてお待ち下さい。
9/23 岡山の林さんから「草利用その2」
山下さん、皆さん今晩は、
断定的に言うのはちょっと言い過ぎかなという点、私も感じていましたがやはり山下さん
に指摘されましたね。刈った草をそのまま土手に置いておくと、土手が崩れるかと言う点
です。私は、刈った雑草をそのまま放置しています。私の草刈はオーレックと言う会社の
草刈機を主に使います。四輪駆動の草刈機です。幅30メートルくらいの畔があるものです
から草刈機を使わないと時間がかかりすぎるのです。通常の畔は幅が1.5メートルくらい
です。刈り草は日が当ると1/10くらいに軽くなりますし、広がっていますから殆ど分
らないくらいです。
刈り草を放置すると畔が崩れる危険性があるかどうかですが、私の刈り方ではないと思っ
ています。私は、刈り草を取り除く場合は土手を貧栄養状態に保つ意味があると思ってい
ます。畔に十分な肥糧分があると雑草の成長が早まり草刈の回数が多くなるのではないで
しょうか。刈り草は沢山の豆科の雑草が多い場合は別でしょうが、通常C/N比が高く肥糧
分としての効果は高くないと思います。
刈払い機で刈る場合、刈り草マルチが一列に出来てしまいます。この場合も、(私の場合
は)畝が崩れる心配はないようです。しかし、日本は広いからどこでもそうだとは断定は
出来ないですよね。特に、水が滲み出しているような土手の場合はこの限りではないと思
います。刈り草マルチにしておくと、その下に虫が集まってきます。微生物の繁殖もある
と思います。鳥やカエルも餌を探しにやってくるかもしれません。彼らは糞を残していく
でしょう。その場合は、窒素、リン酸、ミネラルの集積が起こるのと同じ効果があり、そ
の部分は貧栄養状態が維持できないかもしれません。しかし、刈り草マルチも魅力です。
その間、草を押さえることが出来るからです。私は畔を崩す原因は、畔への除草剤の散
布、刈り草を燃やすことだと思っています。
今回は言い訳のようになってしまいました。

林 正弘
岡山県御津町

9/23 神奈川の千田さんから・胚芽米の精米方法 教えてください
 神奈川県 南足柄の千田です。
いつもいつも"やまちゃん宅配便"をありがとうございます。
次の晴れ間に、稲刈りです。

 さっそくですが、胚芽米の精米方法 教えてください。

 作ったお米を精米して地域の方にお届けしていますが
胚芽米のご希望がたまにあります。
 自己流でやっていますが、いまひとつ納得がいきません。
というのは、どうしても何割かは胚芽がとれてしまいます。
 使っている精米機は還流式(一度に30kgまで。上部に
大きなラッパが付いたもの)です。

 どなたかご存知の方、よろしくお願いいたします。

9/23 茨城の野村さんから
今度仲間に入れていただいた、茨城県境町の野村です。
取り合えず自己紹介します。
S33年2月生まれ46歳です。
兼業農家です昼は、トラックドライバーしてます。
農業は、実家の母と義理の姉の手伝いです。
12年前 兄の突然の死(交通事故)その為引き継いでしてます。
母と義理姉の手伝いと言っても100パーセント私が、してます。
現在2.5haほど作付けしてます。
内1.4haほど除草剤を、使わないで生産しました。
私は、今年から除草剤を、使わない米を、始めました。
全部使用しないで生産したかったのですが、なんせ私一人ですべてしますので。
除草剤を、使わないと大変ですね。
私は、除草機(共立のカルチ)でしました。
少しですが、米糠ペレットもやってみました。
除草機を、転がすのは、大変でした。
改造して4条にしたのですが、でも大変です。
来年は、全部除草剤を使わないで生産したいです。
まとまらない文章で、すみません。
又 詳しくメルさせて、いただきます。

9/23 千葉の野口さんから「豊作貧乏の話」
杉野さんのところもべったりと倒れていますなぁ...。うちも今年はだいぶやられまし
たよ。

需要と供給からいけば、どうしたって豊作なら安くなるという論理。
ことに農に関して言えば、誰が見ても納得いかないですよね。キャベツを捨てる光景、
なんか間違っている気がする…。

うちの田も去年よりも反収は良くて、我孫子市内ではもっともうまい米が穫れると言
われている北郷江蔵地地区では、10.4俵出ています。今日籾摺りしたばかりなのでま
だ食していませんけど、直感的に昨年の方がうまいかなと思っています。屑米も今年
の方が若干多いし、なぜか圃場の中でのムラも多い。田んぼが均等な高さになってい
ない証拠でしょうか。

うちでの米の製造原価を真剣に計算すると、1俵3万円でも安いということになります。
去年労務費を時給700円計算でおおよそ3万円でした。kgあたり500円で販売手数料すら
出ないという計算です。米直販のみで平均的な家庭の顧客を70件確保するとすればト
ントンということです(もっともこんなに数が多くては販促費も出ないか...)。

天日干しで丁寧に作ってはいますが、無農薬というわけでもない(防除歴と比べたらや
や減農薬ではあるものの)ので、消費者から見ると「だから何?」と言われかねない。
味の違いを知りませんからね。

私自身勤めていた頃、どうしても平日に刈らざるを得ず、近所に機械乾燥をお願いし
たことがあります(我が家は一昨年まで乾燥機は持っていなかったんです)。この年は
米がうまくなかったと両親は言います。天日干しの場合、新米臭が増えるのに対して、
(特に高温での)機械乾燥の場合、新米の香りが抜けて糠臭や古米臭が増える気がしま
す。


久々に雨が降りました。金曜日ぐらいまでぐずつくみたい。
雨が上がったら、残るは糯米です。我が家の場合、雨天時は籾摺りもお休み。
雨の日は、たまった片づけと畑仕事が待っています。
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  mailto:turbo(アットマ)kaimu.jp  野口 忠司(た〜ぼ)
  http://www.kaimu.jp/   花囲夢@我孫子/千葉

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●(その2)お米の食べ比べ会、参加希望
やまちゃん、いつも宅配便、おつかれさまです。

うちの米は無農薬ではありません。天日干しで時間をかけて作っています。
今年は屑米の含有も多いので、例年からすればあまりいい出来ではない気もしますけ
ど、他の人の情熱一杯の米も食べてみたいので、参加させて戴ければと思います。な
かなか他の米って食べる機会ないものね。

9/23 京都の四方さんから
普段は音信不通で、情報を頂くばかりの、綾部・志賀郷の四方 英喜(しかた ひでき)です。
   2〜3日前、 お父さ〜ん、テレビで新米の事やってるよ〜っ、と娘の声。普段進んでテレビを見ない(見れない?)私はどれどれとテレビに向かい、ある程度分かっていながらも、こうも堂々とあからさまに見聞きすると、唖然となってしまいました。その番組はTBS系列で、大都会最新犯罪ファイル2004まさか!の決定的瞬間▽肉も米も・・主婦仰天告発食品偽装表示 と題された番組で、その中の米の検証について、主婦4名が夫々買い求めた新米の中身を検査してもらうと云う内容でした。農民連食品分析センターのグアヤコール法(2つの薬品を混ぜ酵素を測定し、新米ならば5分くらい経過すると胚芽のあたりが赤く変色すると云う検査方法)を用いて検査をした結果、新米の表示があったにも関わらず、検査した全てのお米の新米比率は 40%〜70%、つまりは3割以上は古米が入っていたと云う有様で、そして番組は続いて米流津業界の方が当たり前の様に『新米に古米を混ぜるのは昔から米流通業界では常識だよ』とのたまい、更に【新米】 を販売した米小売り業者は、『私の所は仕入れた米をそのまま精米して販売しているだけです。もし、古米が入っているとしたら、農協で混ぜているんじゃないですか?』と云う始末。少なくとも、私の住む管内の農協(JA京都にのくに)ではそんな面倒な、時間も手間も掛かる事はしない、出来無いでしょう。中間業者が介入する毎に内容が不透明になって行くお米の流通に腹が立つ。更に云うなら、儲けたい一心で食の基本を忘れ、騙しの商いをする輩に腹が立つ。新米と古米、これははっきりと 味・香りで差別化出来るし、わざわざ混ぜて誤魔化す様な事は必要無しと思う。販売小売り価格が如何な上代であったか、番組の中では分からなかったが、これって益々米離れを助長させる事柄だなぁと。3割までの古米比率で、新米入りとの表示をするならまだ許される部分もあるかも知れないけれど、こりゃ犯罪だわ。
反面、まだ収穫が残り、台風はバンバン通過するわ、先の大雨で収穫できない地方はあるわとそんな中、昨年の凶作と比べて発表された、”今年は豊作の予想”を反映して新米の米市場が値を下げた、と云うニュースを聞いて、情けないと思うのは、私だけではないでしょう。
 
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5年目ながら、まだまだ新米のお百姓さん 四方英喜(しかた ひでき)
〒623−0343 京・綾部・志賀郷町 町の下17番地
もしもし、ピー;0773−49−9026
田舎ゆえなかなか繋がらない携帯;090−5661−7021
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9/23 兵庫の本岡さんから「お米の交換会 参加します。」
 兵庫県 加古郡 稲美町  本岡哲司

品種 ゆめ○こち 試作品 無許可(これ内緒)こっそり持ち込みます。 

交換会 参加希望

●千葉の川上さんから
千葉の川上です、数年前のお米の交換会に参加させていただきました。
みなさん、それぞれ特徴のあるお米があるとたいへん勉強になりました。(変わった
品種などほんとうに勉強になりました)
できましたら、今回も参加させてください。
よろしくお願いいたします。

9/23 北海道の三田村さんから「石混じりのお米について」
ふれあい体験農園みたむらです

混じった石を取り除く技術論から、生産者と消費者のあり方論へ飛躍。
良いことだと思います。
当方も、カメムシの食害のある米粒を小皿一杯に集めて頂いたことがあります。
混入率からいって半年間は我慢してくれたのだと思います。
説明不足で申し訳なかったと謝りましたが、その後注文はありません。
このような場合双方とも傷つくものです。
農家が直接届けるお米となると、小規模なほどコスト上の問題でリスクを背負い
ます。
しかしそれでも、あまりある価値が産直米にはあると信じています。
それぞれの価値観、許容範囲を否定するのは止めにして、それでもお米を作る人
の人生観までも覗くことが出来、お米の育つ環境が目に浮かぶ産直米を消費者に
は食べて頂きたいと思います。

日本のお米の環境は、お役人とJAと生産者だけの中で動きます。
食べる人は不在です(でもピカピカのお米を流通させることが出来ます)。
産直をする生産者はいつも食べる人と向き合っています。
いつでも見られているという緊張感があります。
また、いつ見られたもいいと言う誇りをもって仕事をしています。
だから食べる人にも気合いを入れて食べて欲しいと思っています。

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      ふれあい体験農園みたむら
〒069-1211北海道夕張郡由仁町岩内1614
             三田村雅人
TEL/FAX 01238-7-3636日中090-9439-1523
  E-mail eco-farm(アットマ)topaz.ocn.ne.jp
  http://www1.ocn.ne.jp/~m-tomato/
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9/23 岡山の林さんから「草利用」
村山さん、皆さん今晩は、
10月30日ですと私のニンジンはまだ十分には大きくなっていません。今年は中国の農家を
見学したので播種が少し遅くなったのです。また、その頃は朝日の刈り取りの真っ最中で
しょう。生育は早かったのですが、収穫は遅くなりそうな予感です。11月に入って刈り取
りになるかもしれないです。
草利用ですが、高齢化も考えて将来の雑草対策も省力化を考えておかなければなりませ
ん。とにかく刈りやすいように傾斜部があるなら整備してまっすぐにしておく。草を燃や
さない。これが大事です。よく草刈後に燃やしてしまう方が多いのですが、これをやると
必ず石が出てきます。雑草を燃やすと一時的にそこが不毛状態になり、雨で土が流れ、石
が出てくるのです。次に刈るときは草刈り機の刃が石にあたり危険にもなります。土手は
育てるものです。刈った雑草は、土手から持ち出さないほうが良いのです。
刈った雑草からメタノールを作るなどは考える必要はないと思います。メタノールは化学
工業から副生物として出ますし、大量に要るなら天然ガスから転換できます。天然ガスを
冷却、液体にして日本に持ってくるより、メタノールにして持ってくるほうが安いかもし
れません。メタノールなら燃料電池に利用しやすいですね。ダイレクトメタノール法と
いってそのまま燃料電池に使用する方法があります。燃料電池で動くトラクターも作られ
ています。石油はもう直ぐ枯渇しますが、天然ガスは豊富に存在します。これからは東シ
ナ海で日本と中国の最大の紛争の元になるかもしれません。日本の南、太平洋の沖ノ鳥島
で中国が海洋調査をしていましたが、これはメタンハイドレートの調査をしていたのでは
ないかな?沖ノ鳥島を「島ではなくただの岩だ。」などと言い出したのは将来の中国の採
掘権を主張する布石かも・・・。と、いうわけで雑草からメタノールをつくることなど考
えなくてもいいですよ。村山さん。

林 正弘
岡山県御津町

●やまちゃんから
林さんのご意見の中でひとつだけ気になること。
刈った草をそのまま土手においておくと、刈草マルチになって、その下の草が枯れるので、
(根が張れないので)、やっぱ土手が崩れる原因になってやばいんですよね。
持ち出して、別な場所で燃やすのが一番のようで、村でもこまめな方はそうされています。
その人の畦はやっぱりしっかりしていますが、ぼくはおおむね刈りっぱなしになっています。
昔のように、刈った草を牛に喰わせるとか、うまいこと循環が成り立っていたなあと感心しますが、
感心するでけになっています。

●千葉の杉野さんから「アゼナの収穫時の様子」

千葉の杉野です。

 台風のい被害で石まじりの米やら籾が吹き飛ばされた暗い話が行き交っている中で
たいへん恐縮ですが、「豊作貧乏」というちょっと景気のいい話。

 秋晴れの日が続いている中でわが家の稲刈を終えることができました。当地周辺で
は豊作のようです。

 まず、前回、7月28日に報告したアゼナのその後。心配したアゼナも8月には勢
いが衰え(写真azena)、稲刈作業も問題なし。

収量も大きな影響はないようで、アゼナの繁った田んぼでも反当9俵以上。他の田んぼでは反当10俵!
 豊作は嬉しいのですが、意外なところに落とし穴が…。稲の茎の本数も多く背丈も
高くなって稲は倒伏するし、わらの量が多くてコンバインが脱穀するのにエンジンは
唸るは、わらを切り刻むカッターの刃をダメにするはの四苦八苦。さらに、籾擦り機
を詰まらせ、とどの詰まり、米の売り先を心配しなければならないという皮肉。
 
 消費者参加の無除草剤2年目の田んぼもコナギが残っているものの(写真mujosouzai)、
稲刈には問題のない量で、抱えた稲束も大きな穂が垂れ下がっています(写真inekari)。
まだ籾擦りを終えていないので収量は不明ですが、少なくと
も田んぼの中では10俵近くあったと思うのですが、倒伏したために収穫時にどれだけ
ロスがあったか。
 来年は当地でも農薬の空中散布が中止されるという噂があって、これなら稲の有機
栽培もいけそうです。
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    すぎのファーム・すぎの梨園
           千葉 沼南
http://www.geocities.jp/suginofarm/
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9/21 岡山の赤木さんから「 岡山の金田さんへ」
赤木@菜の花です。
 
 田んぼの見学会だなんて、そんな仰々しい事は抜きにして、となり村の田んぼを冷やかしに行く程度の軽〜〜い気持でおいで下さい。
 化学肥料を使うへの字稲作は7反ほどで、大半は菜の花等を使った有機稲作に切り替えています。生育は究極のへの字カーブを描きますから、どちらを見ていただいてもそくっりです。
 
 刈り取りは早物が来月3日頃。晩生の朝日は22〜26日頃が最盛期になります。
アポなしにおいでになると、お会いできない確率が高いですから、日程を決める前に必ず個人当てに連絡ください。 
9/21 やまちゃんから「お米の交換食べ比べ会の案内」
 
(趣旨)
ぼくら百姓は、実のところ、あまり他の人のお米を食べたことがありません。
果たして、わがお米の実力はどの程度のものか、じっくり他の方のお米と味わって食べ比べてみる機会があるといいなと、3〜4年前にこの「除草剤を使わない稲作り」のHPが始まった年に、茨城の小長谷さんの発案でやりました。
好評だったので、もう一回やります。ふるってご参加下さい。
 
(大雑把なイメージ)
参加希望の農家は、自分のお米・白米4合(600グラム)20袋を宅急便で姫路の山下宛に送ります。
山下は、そのうち5袋を所場代としていただき、残り15袋を交換用にします。
16人の参加者を一グループにして、自分以外の15種類のお米の詰め合わせセットにして、
送り返しますので、各自自分の家で、炊飯して味わってください。
可能な限り、品種や地域がばらつくように交換します。
 
(大雑把なイメージの補足説明)
誰それのお米が食べたいというご希望があれば、ご指名下さい。
ご指名の方が参加されていれば、同一グループにします。
「マルペケの品種を何個程度」という希望も可能です。
どこそこの地域を重点的にと言う希望もOKです。
所場代分の5袋からまわすことが出来ますので、いくらか融通が利きます。
 
(所場代の5袋の行方)
16袋(約10キロ)を、6000円(送料込み)で販売して、このHPの維持運営費にさせていただきます。
消費者の方などで、ご希望の方は、山下yamatyan(アットマ)jeans.ocn.ne.jpまでご連絡下さい。
また、10月30日に西宮でスローフードのイベントがあって、そこで展示販売します。
参加主体は「お米の勉強会」で、当日の売り上げは「お米の勉強会」に寄付されます。
前回は参加無料だったのですが、今回は、お金儲けさせてもらうことにしました。
よろしく。
 
(申し込み方法)
交換のスタートを10月15日にします。
最終は10月30日到着分まで。
参加ご希望の方は、あらかじめ山下宛メールでご連絡下さい。
グループ分けのため、参加者をつかむ必要があります。
「住所、氏名、品種、参加希望」だけで結構ですので、必ずお願いします。
それ以外のメッセージが書かれていましたら、「HPの宅配便」として配送されますので、
オープン不可の場合は、その旨(載せちゃダメ)と書いてください。
 
(送付および返送方法)
宛先は、672−8002 兵庫県姫路市北原328−4 山下農園
TEL&FAX 0792−45−0576
自分のお米の自己紹介を書いた文章を、袋数分(つまり20)同封してください。
返送料を現金で同封してください。
(クロネコの分類で、北海道1640円、北東北1220円、南東北1120円、関東・東海1010円、
中部・関西・中国910円、九州1010円、沖縄2060円)
 
(送付について)細かい補足
●無農薬、低農薬を問いません。
●「スローフード」で販売するなど、宣伝にもなると思われます。
お米の自己紹介は、愛情たっぷりに書いてやって下さい。
●袋ひとつひとつに名前を書いてください。ポリの袋に書く場合は、油性マジックで。
水性マジックだと字が消える場合があります。
●ポリの袋ご使用の場合、0,02以上の厚さにしてください。
前回、一番薄い袋の場合、破れたのがありました。
●返送料が入っていなかったら、クロネコの着払いで送ります。
(クロネコの取り扱い数・実績を増やして、クロネコに対する交渉材料にしたいという、山下農園の思惑があります。)
●返送に、送られてきた箱をそのまま使いますので、ミカン箱程度の丈夫な箱で送って下さい。
 
以上
わかりにくいところがあれば、ご遠慮なくご質問下さい。

9/21 お米の勉強会の村山さんから「西宮市役所前でのイベント」
皆様、山下様、村山 日南子です。
 10月30日西宮市役所前でのイベントのテーマは「スピリット!」、でもこれじゃあ何も分かりませんね。つまり、市内の市民活動グループの発表会です。とても広い場所にテントを一杯張って、お祭りをしようという魂胆です。
 障害者のグループの団体、谷崎文学の関係のグループ、子供たちのグループ、マンション管理のグループ、セラピー関係のグループ、などなどこれまでお付き合いしたことがないようなグループが多いです。食関係のグループは都市生協ぐらいかな、と思いますが、どんなグループか私自身分かっていません。
 ただ、今回は誰に制約されることもなく、したいことをそれぞれのグループができそうです。
 そして、実行委員会が極めて活発、自発的ですので、ちょっと新しい試みとして期待しています。
 そこで、私たちの会は「収穫の秋、さあ地元の美味しいお米や野菜を召し上がれ!」等テーマの下に、皆さんの有機野菜やお米のPRを中心にしたいと考えています。昨年の大阪でのスローフード展に代わるイベントにしたいです。「スローフード展」としてもいいです。
 山形の大場さんは、昨年同様、お餅つきに手を上げてくださっています。昨年は井上さん、土佐さん、桧木さん、岡田さん、本岡さんが来てくださり、じょうずに子供たちにお餅をつかせてくださり、大好評でした。
 土佐さん、桧木さん共々今年も是非お願いしますね。
 
9/21 市川さんから・山ちゃんのお米」
市川@水族館です。

今日はやまちゃんの名誉のために一言!
1週間ほどやまちゃんのお米を食べていますが、私も家内もまだ1回もガリッと
きません。私が許容範囲といったのは、30kgの米のなかに2個や3小石が混じ
っていても目くじら立てることはないんじゃないか、ということです。
 生産者、仲介者、消費者に関して、昔、おもしろい例を本で読んだことがあり
 ます。雪の降る朝、暗いうちに白菜を収穫し、泥落としもいい加減に箱に詰め
 て築地にトラックを走らせる農家があるそうです。通常はきれいに洗った白菜
 しか受け付けない市場が、雪の朝には高値で受け付けるそうです。なぜならそ
 のような朝は必ず品物が足らなくなるからだそうです。そして、鍋を食べたい
 と考える消費者は、お化粧のしていない白菜を購入するそうです。この例で、
 おけいさんの仲介するものが悪いという話は、必ずしもそうでないことがわか
 ります。

9/21 岡山の金田さんから「Re減農薬と有機栽培の稲 見学の件」
 岡山市の金田の妻です。
 いつも本音の意見交換を楽しみにしています。

 近くなのになかなか行けない赤木さんの稲を見る機会にご一緒できたらと思っ
ていましたが
先週から10月のはじめまで、農繁期に突入中です。
 私も仕事がどうしても都合がつきません。
 本当にザンネンです。赤木さんの稲刈りはいつ頃ですか?
 借り入れ前にぜひ見学したいです。
 への字の収穫前を実際に。
 お忙しそうだから無理かな?

 うちの田んぼも、冬に近くの堆肥を入れて、米ぬかと話題の海水を
赤木さんの近くの瀬戸内の海岸から何度も気合を入れて(片道60キロ)を運びま
した。
 今年の出来具合は、まあまあの出来と喜んでいましたが、
先の台風で一部倒伏と暗渠が効かず、まだコンバインは入れそうにありません。
 バインダーで人海戦術ですがいかがなりますことか。
 思ったより体力の要るんですね。
 「88の手がかけてある」お米ですが、なかなか奥深い稲作ですね。
 お米の産直をしようとしていますが、まだまだ先は長そうです。

 先輩方、ぜひ今後皆さんの稲を見学させてください。
 よろしければ、試食させてください。
 よろしくお願いします。

  by 金田とみ子
 

9/21 岡山の香西さんから「田畑転換草が減る」

私どもは「除草」をこのように考えています

「田畑転換で草が減る」確かにその通りだと思います。すばらしいことです。
しかし、水田を畑にして数年は「田んぼの土」で畑地に植える作物の出来はかんばし
くありません。
畑に転換して何年かやってるうちに、しだいに「畑の土」に変わり作物もだんだん良
くできるようになります。
さらに、さまざまな排水対策(例えば水平な田を、かまぼこ型の畑の変える)を行っ
て、はじめて畑作物に適した圃場になると思えます
当然畑地雑草も増えてきます。かといって数年おきに水田に戻すのは大変な労力で
す。
田畑転換のメリットはせいぜい「連作障害」の回避ぐらいのことと考えています。
(これも、他に方法があると思います)
今日、見せてもらったH君の圃場(昨年まで水田で今年から野菜づくり)でも水田畑
地両刀使いの雑草を中心に畑地雑草もそうとう生えていました。
除草はタイミングだと思います。適期除草と「水管理による抑草」が出来れば、水田
も畑地もそれなりになんとかなると思います。
水田では「稲は育つが草は生えない」という水管理があると思いますし、畑地では
「野菜は生えるが草は生えない」という水管理があると思います。
除草作業についても、適期除草を可能にする農機(具)があると思います。
先人の知恵をいかして、その先に、今の時代に適した方法を見つけることが大切では
ないかと考えます。
自然がベスト、先人がベストという考え方は「他力本願」ではないかと思います。
毎日毎日の圃場の状態、大雨台風等の圃場の状態、毎年毎年の特徴をこまめに観察し
ていれば、ヒントはいくつもあると思います
その中から抽出されたものを、新しい技術として、生産に還元することによって、生
産性の向上につながっていくものと考えます。

ホームページも見てください
給g備路オーガニックワーク
香西達夫
http://www7.ocn.ne.jp/~kibijiow/
kouzai(アットマ)ruby.ocn.ne.jp

9/21 千葉の野口さんから「石混じりの米について」
 石混じりの米について

今日(9/21)ようやくコシヒカリの脱穀が終わる予定でいます。
残るはツキミモチと黒米、ようやく終わりに近づきました。

石が入らないようにという点では、代々「籾を踏むな」と言われています。田の泥が
入ってしまうから。幸いうちの作っているところでは細かい石は入りません。無理な
条件で刈らない限りは石は入らないと思うんです。
バインダーの場合、籾を踏まないこととハーベスタの中に泥を入れないこと、庭で干
す際も掃き清めて素足で歩くこと、この辺に尽きますね。

コンバインは使ったことがないのでなんとも言えませんが、少なくとも足で踏むこと
はないでしょうね。倒伏した稲の場合が怪しいかな。

一方で最近やっかいなのは、マメ科の色選でもくぐってしまう雑草があることです。
といっても休耕跡の田1枚だけなんですが、これが多くて大変でした。大きくやってい
る農家では、除草をせずに放ってくれるところがあり、これが田んぼ一面に蔓延して
います。その種があちこちに飛んでいるようです。

粒の揃った米だけを欲しい人もいるでしょうから、何とも言えませんけど、「全部ひっ
くるめて混ぜものなし」という米もいいのかなと思います。青米や屑米も微小なら気
にならないと思います。うちは今年も圃場別に籾摺りの予定です。
--

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

  mailto:turbo(アットマ)kaimu.jp  野口 忠司(た〜ぼ)
  http://www.kaimu.jp/   花囲夢@我孫子/千葉

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_
9/21 おけいさんから・ 石混じりのお米」
おけいです。こんばんは。
「石混じり」と、「曲がったキュウリ、泥付き大根、虫食い米、着色米・・・」とを
同じ土俵にあげるのは、ちょっと違ってるように思います。。。。

>消費者が細かい注文をつけすぎたために、そのような農業を始めるヒ
トを抑えつけることにならないように希望しています。

抑えつけているのは中間に入っているヒトです。
だから、消費者も、もっと賢くならんと駄目なんです。
安いものに走り、見栄えに目を奪われていると、大切な
生産者を苦しめるよ、、って思っています。
細かい注文をつけているのは、食産業にたずさわっているヒトたち
じゃないのかなぁ。

どのような農業を目指すのか、皆さんの個性がキラリと光る部分でもあり、
消費者の目で読ませていただいて感嘆したり、頭が下がったりすることも多く
この宅配のHPは、毎日の楽しみになっているのですが、
少し生意気を言うようですけれど
こだわりを持った主義主張を「そこまでせんでも・・・」とか、
田んぼの雑草に対して「そう目くじら立てんでも・・・」とか言われてしまうのは
果たして、肥やしになるんだろうか。。。

いやいや、こんなこと、私が言うことでは ないか!
はい、どうも失礼しました。
9/21 福井の中出さんから「Re市川さんの石混じりのお米」

山下農園 wrote:

市川@水族館です
石混じりのお米についてのみなさんの意見なかなかおもしろいですね。
最後はやまちゃんが『けつをまくって啖呵切って』拍子木ころで終わってしまうようですが、やっぱり私も一言!.....消費者が細かい注文をつけすぎたために、そのような農業を始めるヒトを抑えつけることにならないように希望しています。

お米の勉強会の村山さんから
まして、今カメムシの跡も見たことがない消費者に、石入りのお米は無理です。私もごめんこうむりたいです。そう気にしなくてもいいことではありません。

福井の中出です。
山下さんの何気ない現場の声が、こんなにもふくらんでしまうと言う良い例でしょうか。
たかが石抜きが、今となっては生産者と消費者の問題になった様です。
「たかが」と言ってしまったので、私の考えは市川さんが言われる生産者寄りです。
文面から想像させていただきますと、村山さんは戦後を御存知かと思います(違っていたらお許しください)。
人間には三つの基本的な欲があると聞いています。ひとつは寝ること、ひとつは食うこと。
もうひとつは忘れましたが、食べるということは生きるためにはとんでもないほど重要なことです。
石を胃の中に入れても死ぬことはありません。
カメムシの食った米を私も食っていますが下痢をしたことはありません。
もし言われるなら、そこに「文化」が無いとおっしゃって下さい。

私は兼業農家ですので。生活の糧を農業とは別に構えています。
でも、私は百姓になりたいので日々努力をしているつもりです。
消費者の意見をないがしろにするつもりはありませんが、消費者の我儘(私はそう思っています)を聞くつもりもありません。
戦後、消費者も曲りなりにも生産者ではなかったのでしょうか。

社会の分業化の流れが、意識の取り方の間違いにならなければいいと思う私です。
そこまで一人間に考えさせるのが、一次産業(農林水産業)なんです。

9/21 お米の勉強会の村山さんから「林さんへ、草利用」
林さんへ、村山です。坂井先生の理論、私もがっかりしました。あんな大掛かりな何億もの装置を一体誰が備えることができるのでしょう。兵庫の森のゼロエミッションの青垣町も当然ながら設置できませんでした。もう一つのゼロエミッションの一宮町はもっとお粗末な、間伐材の川やおが屑を原料にした装置を試験中ですが、これまた、大人がやることとは思われませんでした。
 林さんが何か草利用を考えてくださるとありがたいです。

話は変わりますが、林さんも10月30日の西宮NPO祭りに人参やお米を持ってきてくださいませんか、お願いします。
9/20 岡山の林さんから「RE:石混じりの米」
みなさま今晩は、
村山さんの意見に賛成です。今の時代、米に石が混じっていてはとても消費者には受け入
れられないでしょう。福井の吉村さんの意見が最も支持されると思います。山下さんも支
持していただける消費者のために可能な限り石を抜いていただきますようにお願いしま
す。市川さんの生産者への理解は有難いと思います。しかし、許容範囲という点で言え
ば、曲がったきゅうりは許容範囲内であり、石の入った米は許容範囲外だと思います。
村山さんへ、
私も畝の通路が狭いのは嫌いです。作業性が悪いからです。ですから私は、通路部分は最
低でも30センチは取っています。私の畝通路では足は自由です。
草をガソリンに変えると言う先生の話を私も村山さんの例会に出席して聞きました。私は
その技術に興味がありました。村山さんとは意見が分かれると思いますが、あの講演を聞
いて私はがっかりしました。博物館から昔の技術を埃を払って出してきたような技術で
す。化学科の学生なら誰でも知っている技術でした。ポイントは「水生ガス」と言います
が、一酸化炭素と水素からメタノールを作る方法です。その原料を石炭ではなく雑草から
と言うだけです。広く薄く分散した雑草を集めるのは、それだけで燃料代が多量に必要に
なるでしょう。誰が草を刈るのか?それを集めるのは誰か?中山間地の最大の問題である
のです。その事に何も答えないで、目を瞑って製法だけを議論しても何も解決にはならな
いでしょう。あの時は、村山さんに遠慮してこのような意見を言わずじまいでした。

林 正弘
岡山県御津町

9/20 和歌山の井口さんから「お米にふくまれている石の件について。」
ごはんに含まれていた石を噛んで 歯がかけた事で 損害賠償請求され
莫大な慰謝料を支払った事例がありますので 農産物検査法による農産
物規格に合格してお米をお届けする事が得策と思いますのでお伝え致し
ます。
                            合掌

第三回 優良米穀小売店 全国コンクール 「農林水産大臣賞」 受賞
日本米穀小売商業組合連合会  認定  「お米マイスター」
和歌山有機認証協会  認定  「有機無洗米・小分け業者」
財団法人 全国米穀協会  認定  「お米アドバイザー」
   
           〒640−8390 和歌山市 有本20
                 (有) らいすぴあ・いぐち
                 TEL 073-471-2241
                 FAX 073-471-2308
            E−mail ricepia.iguchi(アットマ)nifty.com
            http://homepage2.nifty.com/ricepiaiguchi

9/20 お米の勉強会の村山さんから・2通

(その1)石混じりのお米
皆様、村山 日南子です。
 石入りについて、なるほど、石は入るものだ、苦労されてい
るんだ、と痛いほど分かりました。
 しかし、かつて20年以上前、有機農業の始まった頃、食管法
がまだとても健在で、闇で売ると、見つかったとき、農家が30
万円だったか、今にしたら大変なお金を払わなければならなか
った頃、私共消費者で、布で袋を作って、内緒で、お米を分け
ていただいていた頃、虫がわくのは勿論、籾が混じり、石が混
じり、いくら理解がある消費者といえども、家族のために、や
はり長時間かけて、もみや石を取り除き、それでも入っていて
、家族にひどく叱られ、とてももう駄目だ、と諦めた消費者も
多かったです。 
 今に比べ、一般のお米もそうきれいではなく、夏になれば虫
がわく時代もそうでした。やはり「石を噛む」というのは耐え
られないことでした。
 まして、今カメムシの跡も見たことがない消費者に、石入り
のお米は無理です。私もごめんこうむりたいです。そう気にし
なくてもいいことではありません。
 何とか努力して、取り除く議論にしてください。これ以上お
米の消費が、しかも、有機農業に理解のある人の消費が減るこ
とは、皆さんにとってもよくないことと思います。

 もう一つ、冨田さん、東さんのおっしゃるように(ごめんな
さい、吉村さんのメールを読んでいません)、できるだけ、気
をつけてくださいますようお願いします。皆さんにとってはお
米は農産物で、土の延長ですが、今の時代、玄米から食品なの
です。本来は全ての食べ物は土を食べていることと同じでしょ
うが、今は、土も他の環境も、「土を食べる」とはいえなくな
っていますのでね、残念ながら。

 もう一つ、ついでにお願い、このMLはとてもよいですが、や
はり、外へ出て、生の声、違った声を聞く機会も増やされます
ように。この頃山下さんたちは余り外に出られなくなったよう
で、ちょっと気になっていましたので、おせっかいですが、一
言、二言。10月30日には是非大勢で、ご自慢の野菜やお米を持
って、西宮NPO祭りに来てくださいね。

(その2)草取りマラソン
皆様、林様、村山 日南子です。
 林さんの計算を拝見して、草取りの大変さがよく実感できま
した。フルマラソンは走れないけど、膝で這って行くことはで
きる、とのこと、しんどさは何倍でしょうね。感謝します。
 私共は、先週レタスの植付け体験を初めてしました。1畝500
株×両面×6畝を7人でしました。私も500株はしたのでしょう
。畝の間が狭く、足を真正面に置けなくて、体をねじり、中腰
での作業でした。翌日足が突っ張りました。炎天下でした。作
業の姿勢のしんどさの割には炎天下でも風が蒸し暑くなく、家
より暑さはまし、と感じながらやっていました。
 作業のしんどさより、初めて植えたレタスの苗が果たして雨
もない天気続きで枯れずに育っているのか心配で、様子をうか
がうこともできないでいました。何しろ、私たちの植え方のせ
いで枯れてしまったら、6000個のレタスの収入がなくなるので
すものね。
 でも、元気に立派に育ったとしたら、嬉しくて、少しでも高
く売れたらいいな、と思いますね。
 そんな訳で、私はもしお手伝いするなら、雑草取りの方が気
が楽のように思いました。
 何とか、草取りを楽にするのにはどうしたらいいのでしょう
ね。
 そんな思いから、以前、草をガソリンに、という先生の御話
をお聞きしました。草を部落単位ぐらいの装置に持っていき、
自分の取った分からできたガソリンになって返ってくるのであ
れば、少しは草取りに気合が入るのではないでしょうか。
 また、このMLで中野さんだったかがおっしゃっていました、
田畑転換で草が減る、というのもやってみてほしいですし、な
ぜなのかも突き止めてほしいな、と思いました。
 また、草と一緒に野菜を育てているか他のやり方も拝見した
いな、と思っています。全く肥料気のない真土の庭では草も肥
料と思ったものです。

9/20 市川@水族館です「石混じりのお米」

石混じりのお米についてのみなさんの意見なかなかおもしろいですね。
最後はやまちゃんが『けつをまくって啖呵を切って』拍子木っていうところで終
わってしまうようですが、やっぱり私も一言!
この件についてうちの奥さんは、『曲がっていないキュウリを求める消費者(実
は販売者)とそれに従わざるを得ない生産者の関係によく似ている』と申されま
した。曲がったキュウリには実害がないので少し話が違いますが、私も似ている
と思います。消費者が完全なものを求めれば、当然コストがかかりますから販売
価格が跳ね上がるはずです。それにも関わらず販売価格が抑えられている時は、
そのしわ寄せは生産者に被さっているはずです。
 次に、完全なものを求め始めるときりがないのですが、東南アジアやアフリカ
 の多くの国では、当然そのような『完全』は求められていません。そのような
 国の多くの人たちは、曲がったキュウリが商品にならないことなどとても理解
 できないでしょう。つまり、石が全く入っていない米を求める日本人は、とて
 つもない贅沢を言っていると言えるでしょう。
 石の入っていない米、まっすぐなキュウリ、泥の付いていない大根、・・・・
 日本人はいつの間にか野菜や穀物を工業製品だと思い始めたようです。どこか
 間違っています。許容範囲という日本語はどこへ行ってしまったのでしょうか?
 私は有機農業や、農薬を使わない農業をするヒトが増えてくれることを願って
 います。消費者が細かい注文をつけすぎたために、そのような農業を始めるヒ
 トを抑えつけることにならないように希望しています。
 

9/19 岡山の林さんから「草取りマラソン」
皆さん今晩は、
消費者の方が二人、草取りを手伝ってくれました。(農産物を扱っている株式会社の社員
なので、正確には消費者とは言えないかもしれません。)ニンジン畑で草取りを手伝って
くれました。二人で15分かけて畝を1メートル進みました。これは一人当りの時速にする
と2メートルになります。私は、時速35メートル進むことが出来ます。私のニンジンの畝
の総延長は3.2キロメートルありますから、このペースですと何時までかかるか分らな
いので15分で体験を終えてもらいました。ニンジンの有機栽培の最大のネックが草取りに
あると思います。畝の草取りは三度繰り返しますから、約10キロメートルを草取りするこ
とになります。年間ですとこの2倍、約20キロメートルになります。私は、毎年20キロ
メートルの距離を草取りするために畑の中で這いずり回っています。(3回目の草取りは
非常に高速になります。時速60メートルは出ていると思います。)
3年後には2倍に面積を増やしたいと思っていますから、マラソンコースの距離を手取り
で草取りすることになるでしょう。その後同じ長さの畝を間引きしていかなければなりま
せんから、実際はもっと困難です。私は「フルマラソンを走れ」と言われても出来ません
が、同じ距離を草取りのため膝で這っていくことは出来ると思います。同じ作業をタマネ
ギでもやります。草取りや間引きだけが有機栽培の全行程ではありません。
人は、田んぼや畑の面積を机上の数字ではなく、実際に耕すことによってのみ実感するこ
とが出来ます。

林 正弘
岡山県御津町
9/19 やまちゃんから「石混じりのお米」
石混じりのお米への皆さんの感想を見て、世の中いろいろやなあと、あらためて思ったことでした。
ただ、吉村さんのメールを見て、
お米の中に石はないほうがいいけど、そんなにたいそうに言わんでもええのにと思ったことでした。
昔、ぼくの子供の頃は、ご飯を食べていて石に出会うのはしょっちゅうでした。
門干し(かどぼし)と言って、庭でムシロ干しをやっていました。
千葉の野口さんのHPでもやっていましたね。
気候条件に恵まれるところでは、「地干し」といって、刈って束ねたイネを翌日にはひっくり返して乾かし、
そのまま脱穀に持っていくこともあるようです。
ネパールにいた人の土産話で聞いたのですが、
道路に稲株を広げて、バスが通ったあとで、籾をはいて集めるんだそうです。
 
また、おけいさんの感想は、これは好みの問題だから、
たまにしろ石が入っていることに、もし我慢が出来なければ、
その生産者(お店)のお米をやめて、間違っても石が入っていない「安全な」お米を買い求めてもらえばいいだろうと思いました。選択肢はいっぱいあるのですから、、、、
この秋に玄米の注文が3件入りましたが、
「石が多いから、やめておいた方がいいですよ。次のヒノヒカリはだいじょうだと思いますが」
と、言いますと、「ヒノヒカリが出来たらよろしく」と言ってくれました。
市川さんには「覚悟して来て下さい」と、あらかじめ伝えました。
 
もちろん、お米の中に石は入ってない方がいい。
それは、絶対そうです。
ついでに、虫食い米もないほうがいいし、雑草の種も、腹白米も、着色米も、
もひとつおまけに、米にわく虫もない方がいいと思います。
 
9/19 福井の富田さんから「Re石混じりのお米」
福井の吉村さんの「石の混ざらない米の生産で気を付けたいこと。」
に付け足して。

コンバインで刈る際に、最近は隅刈り(手刈り)の面積もほとんど無いと
思いますが、それでも地形的に刈らねばならない場合などに気を付け
たいなと思うことです。
 鎌で刈った稲を砂利道やアスファルトの道にそのまま置くと結構
石が入るものです。畦草の上に置いたり、道路に置く場合はシートの上に置く
等した方が良いかも知れませんね。

 そう言えば、藤本さんの所は精米時の5chだったと思いますが
色彩選別機が入ってました。石抜きはどうされておられるのでしょう?
色彩選別で完璧なのかもしれませんね。
また見に行ったら報告致します。

福井県池田町
冨田善嗣
9/18 福島の一石さんから「 有機栽培の収穫時の水分は  教えてください」
こんにちは
十数年有機栽培を続けた田んぼのことです。ここの所収穫時の水分か中々下がりません。
今日からこがねもち ササニシキを刈ったのですが、みご(方言かな 籾が付いている茎の部分)
が何時までも青く青米も1割ほど付いています。出穂からの積算温度では12日頃が適期なの
ですが19日の今日現在でも30パーセント程有ります。近所の人の稲は22−25位にに下がっ
ているそうです。
有機栽培はとうじゅくが早いなんて聞きますが皆さんの所ではどうでしょうか。とうじゅくを早める
技術なんか有りませんか 
 
会津の百姓 一石です。直接の指導はazmac(アットマ)inter7.jpここまでお願いします。

9/18 福井の吉村さんから「石混じりの米の件」

石をかんでギジとするあの感じは今でも思い出すほどぞっとします。米を生産する立
場としても本当にいやなことですね。昔も今も秋の作業場は土足厳禁にしています。
靴の裏についた石や砂を入り口でシャットアウトすることが大切です。不用意に長靴
で泥のついたまま作業場にはいる人を見ると自分は石混じりのご飯を噛んだ覚えが
あるのかどうか、また食料を生産しているかどうかの感覚を疑います。最近のコンバ
インの性能が良いのか株ごと脱穀してしまい気がつくと泥のついた黒い籾が入ること
があります。この時は籾を分けることが出来ないので全部の米を石ぬき機にかけま
す。乾燥機で循環してしまうので、どの部分に石が混ざっているか判断に困るからです。
石抜きの精米機にかけるから手抜きをするといくら万能の石ぬき機でも残る可能性が
あります。最近玄米食の希望の方が多いので特に気を使います。
昨年お客様から石が入っていましたよと教えていただいた、交換の米を持参して本当
にすまないことをしたのでお詫びに伺い、米の生産者として恥ずかしかったことがあ
りできるだけ混ざらない努力をすべきと思っています・
私の地方の石は黒いので精米した時に判別しやすいです。花崗岩で白い石でしたらこ
の点でも苦労することでしょうね。
石の混ざらない米の生産で気をつけたいこと。
1:倒れない稲を作ること。
2:根が引き抜けない稲を作ること(根ぐされ、菌核病)
3:石の選別できる籾摺り機(ようどう式)でやる
4:石抜きをライスグレーダーまでにかます
5:色彩選別機にかける
それぞれ金のかかることですが、5番色彩選別機などとても手が出ないです。石ぬき
機を時間がかかるが1袋30分でかけてお互いの不安を解消するための努力を続ける
ことしかない。色彩選別機が安くならないかなーそんな気持ちでメールしています。
百姓は金がかかるんだよねー。
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
よしむら農園
吉村 義彦
URL:http://www1.kl.mmnet-ai.ne.jp/~yokun/
E-mail:yokun(アットマ)kl.mmnet-ai.ne.jp
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

9/17 やまちゃんから・石抜き機の写真
石抜き機の写真撮りました。
クボタ(サタケ製)のコイン精米機ですが、
最初の写真が、玄米投入口の下の石抜き機です。
少し引き出して、見えやすくしてあります。
2枚目の写真が、魚の鱗状をした揺動板です。
ステンレスで出来ていて、米ぬかなどが付着しにくいようになっていますが、
それでも、時間が経つと、米ぬかが付着して滑りが悪くなります。
東さんが、軍手でごしごしこすって磨きなさいと言うのは、このことを言ってるように思います。
揺動板の上には、1ミリ程度の網がありますが、掃除のためはずした状態で写しています。
下から風を吹き上げ、網の上で、籾殻などの軽いゴミを吹き飛ばす仕組みになっているようです。
 
精米が終わると、揺動板のとがった(三角の)部分のシャッターが開いて、その周辺のお米を排出します。
比重の重い石は、その周辺にたむろしているので、お米と一緒に吐き出されます。
最初であった時、たいしたものだといたく感動しました。
 
30キロ精米した時点で、排出された石混じりの米を撮ってみました。
それが、3枚目の写真です。
50KBと少し写真のサイズを大きくしてみましたが、石が見えるでしょうか。
ちょっと見にくいなあ、30〜40ヶくらいはありそうです。
お米と同じかそれより大きな石がほとんどです。
精米途中で、白米の中から4ヶ小さな石を見つけました。
1ミリか1,5ミリくらいの小さな石でした。
きっと、小さいのは、比重も軽いので(?)比重選にかからなかったのでしょう。
それより小さい砂は、揺動板の隙間から落ちていくか、
精米の時に、精米網の隙間から抜け落ちて米ぬかと一緒に風で飛ばされるのでしょう。
 
9/17 富山の田村さんから「Reおけいさんの石混じりのお米」
う〜ん。この辺の感覚は生産者と消費者の間は埋まらないように思
いますね。売るんなら努力しすぎることはないようです。

ちょっと前まで,私は自分の収穫したお米を1時間半洗って炊かな
くてはなりませんでした。眼精疲労が激しくつくづく嫌になってい
ました。

ある日連れ合いに言うと大変驚ろかれて,機械を買ってもらいまし
た。(彼のお米は高級な機械を持つ友人に籾摺りしてもらっていた
のでそれはきれいなものでしたが。)

 唐箕を使うことも小米取り機も石抜き機も知らず,もらった籾摺
り機と7万円程の精米機だけで処理していましたので。白米でたべ
るともっとましな状態になるのでしょうが,玄米で食べたい一心
で,あらゆるゴミが残っていました。

もみがらのカスなどは一番やっかいです。浮かないで,水にもぐる
のです。

今の機械も正直言って,洗米に20分かかります。20万円程度の
籾摺り精米機では(数百万円出さないと)色彩選別もないし,米と
同じ大きさの雑穀の種や時々は籾も取り除けません。

でも以前に比べれば20分は天国です。お客様に売る時は,夜なべ
に手でとっています。(白米希望者が少ないんですよねえ)
追記
話題のマルマスの石抜きと小米取り機も同時に買ってもらいまし
た。麦の製粉には欠かせないからです。これはいいですよ。どちら
もよく働いてくれています。

9/17 おけいさんから「石混じりの米」

おけいです。
>5キロ袋に1〜2ヶくらい出たくらいなら、お客さんはそう目くじらを立てることはなかろうと、
>少し安堵し始めています。
⇒目くじらは立てないにしても、がっかりして、
「石が入ってるんじゃないか・・・」と用心しながら噛みしめるご飯は、味気ないです。
購買意欲もきっとなくなってしまいます。。。私なら。。。

9/16 広島の西村さんから「Re小米取り機について」

山下さんの問いかけは月刊 現代農業>2004年9月号>稲作・水田活用
http://www.ruralnet.or.jp/gn/200409/ine.htm
ごはんがおいしい「低圧精米一回仕上げ」のコラムに載った
セレクター(小米選別機)にかけると『砕米が除けるだけで、ご飯の炊き上がりや食感がまるで違っておいしくなる
し、
・・・』をふまえての微細な砂抜きなのではないですか。

執筆したのが米屋さんだったから小米選別機だったのでライスグレーダーにかま
しても同じじゃあないですかね。特注でSS網とかさあ。
米に付着した細かい砂がこすれて落ちるのが目的でエンボス加工して傾斜させて
取り付けられた金属板をゆすられながら流れ落ちる石抜き機では除去しきれない
んだと思います。精米まですると搗精筒の除糠バキューム吸引である程度は取り
除かれそうですが山下さんちもコイン精米機で精米しているわけでシャリっとく
るからには前工程で何とかしたいところのようですね。

ハザ干しの米にはまず石は混入しません。が稲といっしょに刈り取り束ねられた
草の種は入り込みます。
ライスグレーダーは所有していないので玄米食に購入されるお客さんの米はふるいでふるっ
ています。

石抜き機の性能に付いて
タイワのコイン精米機10馬力を所有しています。
石の打ち込みテストでは約80%の除去率でした。精米1回につき一握りの石が
混じっているかもしれない。怪しいところの残留米が精米機後部に排出・蓄積され
てくるんですが、食用にするの必ずガリッとくるのでマガモの餌にしています。
いったんはお客さんの持ち込んだ米の中から選別排除された石ですが除去率80
%ならば石抜き3回通しならば限りなくゼロになるのかと試してもみましたがだ
めでした。
排出される石混じりの米の中の石の混入状況からの判断ですが2回目、さらに3
回目でも石が混じって出てくるということは精製されたはずの米の中には依然と
して石が残っている可能性の高さを示していました。

9/16 やまちゃんから
うーんと、考え込んでしまう西村さんからの情報でした。
皆さんから、石抜き機や小米取り機についてお便りをいっぱいいただいて、
これもやっぱり「世話人」やってるから、そのおかげだなとありがたく思っています。
ぼくとしては、払った労力以上に、いろいろ勉強させてもらっていますので、
十分おつりが来ています。

さて、今回の皆さんからのお便りを見ながら考えたこと。
当初、マルマスの小米取り機が念頭にあって、質問を出しました。
それに対して、石抜き機で十分対応できるはずだという声が寄せられました。
「ただし、きちんと働いてもらうためには、手入れが必要ですよ」という指摘には、
痛いところをつかれました。
まずは、石抜き機の掃除をきっちりやって、それで様子を見てみようかと思い直しながら、
「待てよ」と、はたと気が付いたこと、
今回うちで食べるために一袋(30キロ)精米したのですが、
実はその前に、犬用のお米として、小米を一袋精米して、連続して人間様用のお米を投入したのです。
小米(くず米)の中には、ヒエの種やら小石や砂がいっぱい入っていたはずです。
そのせいで、石抜き機が処理できなかったかもしれないぞと、思い始めました。
今日、水族館の市川さんがお米を買って帰ったので、先ほど「どうでした?」と電話で聞いてみました。
「今日食べたご飯の中には石はなかったよ」とこと。ほっ。

そこへ、西村さんから
「小石の投入実験では、80%しか抜けない」との報告。
あらためて、うーんとうなってしまいました。
ただ、西村さんのテストで若干気になるのが、
「精米1回につき一握りの石が混じっているかもしれない」という部分。
それだけ混じっているとしたら、もとの玄米には「一握り×5」の石をテスト投入した勘定になりますね。
あまりにたくさんの石が入っている場合、石抜き機の構造上、
その処理能力を越えると言うことは言えませんかね。
ただ、3回繰り返しての実験で、限りなくゼロにはならなかったとのことですね、、、
うーん。
待てよと、計算機を取り出して、
0,2×0,2×0、2=0,008
これは、もし100ヶ石があったとして、3回繰り返せば1ヶに減るという計算上の数字になりますが、
そうはならなかっということだろうか?

まあ、3合のお米で5ヶの石(砂)、お茶碗一杯に1ヶの石が我が家ではあったのだけど、
5キロ袋に1〜2ヶくらい出たくらいなら、お客さんはそう目くじらを立てることはなかろうと、
少し安堵し始めています。

9/16 東京の小澤さんから・Re小米取り機について」

東京府中の小澤です。

丸七というメーカーあります。
丸七製作所(TEL:03-3879-0701)
HP持っていないようです。

http://www.seimaiki.com/products/marusiti/r123.htm
ここで、紹介されてます。

 有限会社てんち(天地米店)
小澤 量
東京都府中市宮町1-34-14-101
TEL 042-361-2511
FAX 042-365-7050
E-Mail rio-ozawa(アットマ)mub.biglobe.ne.jp
http://www.107heaven-earth.com/

9/16 千葉の齋藤さんから「小米取り機」

ご無沙汰しております。毎日HPの宅配便楽しみに拝読しております。
台風の被害にあわれた方々には、心からお見舞い申し上げます。

千葉の方は、幸い台風の被害も無く、稲の刈り取り作業も終了致し
ました。
お探しの「小米取り機」の件ですが、我が家では籾のまま保存して
いる米を、小型の「籾摺り精米機」で精米した後に、マルマスの「小米
取り機」で小米を取り販売しております。

多分、小石や砂を取除くことが出来るかも。
製品名は「小米取機V−1」 価格は確か三万円だったと思います。
マルマスのHPでから確認して見て下さい。
http://www.marumasu.co.jp/company.html

       小米取機 V−1 
      食味を生かす
                        
      ●選別スクリーンをブラシロールがお米を研米しながら送米しますので、白米
に付着する微量な米糠も小米、未熟米と共に抜き取り、うまさ倍増
      ●風を使用しない選別方法ですので、精白米が乾燥したり白米にひび割れが生
じません。

      ●小型ながらも毎時能力300Kgクラスの精米機にセットして連続使用できま
す。また小米・砕粒米の除去率は昇降角度により調節可能です。



      型式 小米取機 marumasuV‐1
      連結連続使用タイプ
      モーター 100/25W ギャードモーター(1/25)内臓
      大きさ/重量 幅180×奥行460×高さ400(mm) 7.5Kg
      能率 50Hz 300Kg/h  60Hz 360Kg/h (本機角度30゜)
      選別力 75%(本機角度30゜) 網目(1.60mm)
      オプション(別売り) 交換用金網 (1.70mm)(1.85mm)
      高さ調節台

9/16 北海道の平野さんから「Re小米取り機について教えて下さい」

旭川市の近郊当麻町の平野です。台風18号は北海道でも大暴れでした。稲穂は完l
熟度が高く、倒れなかった稲ほど籾が落ち枝梗から切れ落ちたものもあります。共済
の収量調査では200g〜300g落ちました。おまけに止葉もやられ変色してきま
した。これ以上稔らないと判断したのでしょう一斉に稲刈りが始まりました。
倒れた稲を刈ると場合によって、根ごと刈り上げ米に小石が入ります。私の所では石
抜き精米機を使いマルマスの小米取り機を通します。5万〜6万円程です。砕け米も
抜けいいものです。ただしこまめな掃除が必用です。お客様から石のクレームは一回
もありませんよ。

9/15 富山の田村さんから・赤木さん,西村さんありがとう!!!」

赤木さんの雑草アイデア待ってます。

西村さん今年は何でもいいからカラシナ撒く撒く。大麦もありがと
さんです。

実は大麦の目的はビー○なんだけど,二条でなくてもできることが
わかったので,六条にした。食用,お茶用,ビー○用で三兎を追う
のです。500g〜1kgもあればいいのです。まずは狭いところでお勉
強です。あとホップとハトムギだあ… やまちゃんの宅急便って
やっぱりすごい。

神実パンですが

地粉で塩味だけのパンですが,食べた人皆,100%がうまい!と
言ってくれています。食べている人に「ねっ おいしいでしょう!で
しょう?でしょう?」という問いかけをして得られた答えなので「そ
れ以外の返答は絶対にできない状況にある」と指摘した人が過去1
名いました。まっ,食べて見てのお楽しみ (;~o〜;)


●やまちゃんから
田村さんのパンは、ずっしり手応えのある美味しいパンでした。
作った人はどんな人かと、つい想像をたくましくしてしまうほど重厚感のあるパンでした。
さて、白米用の小米取り機の件、仰せの通り、あまり掃除をしていません。
(今回は、たまたま2週間前にざっと掃除していましたが、、、)
コイン精米機に付属の石抜き機で、もう一度掃除し直してから、テストしてみます。
また、その石抜き機の写真をとって送ります。

9/15 石川の東さんから「Re小米取り機について教えて下さい」

> それはさておき、どなたか教えて下さい。
> 泥をかぶった稲を収穫したもので、石抜き機を通して精米しているのですが、
> それでも、ご飯を食べていると、しゃりっと砂をかむことがあります。
> 比重の軽い小石や、ごく微粒の砂が抜けきらないのです。
> 洗う時に目をこらして気をつけていても、老眼鏡が必要な年代になっています。
> 落ちこぼれが出てしまいます。
> 小米取り機を使えば、それは抜くことが出来るものでしょうか?
> 小米取り機とは、いくら位するものでしょうか?
> 虫食いのお米は、おきゃくさんも「しょうがないね」と納得してくれていますが、
> あのしゃりっと言う感触は、評判を落としてしまいます。
>
石抜き機で砂取りは出来るはずです、ひょっとしたら整備不良かも
石抜き機の振るっている所の清掃してますか?表面、裏面、出口の所の清掃してます
か?
1週間に1回くらいは振るい網の部分を取り外し、イボイボゴムのついた軍手でゴシ
ゴシこすり
ぴかぴかになるまで磨きます、特に白米での石抜き+小米取りの機械を使われている
かたは
しょっちゅう掃除しないと砂などはすぐに取れなくなります

それと設置状況はどーですか?長年使っている間に、がたつきがでたり、ベアリング
等から
ガタが出たりすると取れなくなります、それと消耗品の交換もお忘れ無く(マニュア
ル見て使用時間
使用俵数で消耗品の交換してますか?)

あと振るい網を目の大きい物に交換するのも良いかも

残念ながら軽石は石抜き機では取ることが難しいです、

過去に小米取り機を使っていたのですが、夏場に害虫の温床になりやすいため、やめ
ちゃいました
知り合いに分けてあげたのですが、その人もほとんど使っていないようです

我が家の場合、籾すり時に大型の石抜き機を取り付けて、検査袋に入れる前に処理し
ています

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
      ひがし農場    東 浩一
住 所  石川県小松市矢田町イ24−3
T E L  0761(44)3790
Emil    ton-ton(アットマ)tvk.ne.jp

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

9/15 高知の奥田さんから「Re小米取り機について」

数年前に石抜き機の中古を買ったのですが、石抜き後に小米がとれる構造になってい
ます。小米取り網は揺動式で取り外し可能、網目の種類もあるのかもしれません。
(精米後通すと糠分もよくとれます)米屋さんの精米ラインの物らしく加工してホッ
パを乗せて使っていますが、意外とコンパクト、メーカーはサタケ。米屋の設備扱っ
ている会社に転がってたもので1万か5千円程度で買った物です、廃業する米屋さんも
多いと聞くのでありそうですが。
でも石とか砂のようなものなら石抜き機能で十分かも?
必要なら後日画像のせます。

ウインドーズXPのサービスパック2、ダウンロードしインストールしてたら突然フ
リーズし不安定に。嫌なリカバリーかと思ったが、システムの復元あるとか思い出
し、5日前に書き換えうまくいきました、やれやれです。気苦労なしのパソコンほし
いです。

奥田@高知

9/15 福島の一石さんから「Re小米取り機について」

お初です。皆さんのお話をメールを拝見してて参加したくなりました。
宜しく。会津若松の百姓 一石です。azmac(アットマ)inter7.jp連絡はここにね。

こちらもボチボチ収穫に入ります。昨日はバインダーでクロマイを刈り取りました。
47束しか有りませんでした。どのくらいの収量に成るのかな。来年はこれを種に
もう少し作りたいと思います。バインダーも結構疲れるんですね。初体験でした。
20日頃からは本格的にコンバインでの作業です。

さて、小米取り機の件ですが
ライスグレダーのことかと思います。横型であれば機械屋さんに相談すれば無料で
もらえるのでは。タイガーのパックメイト縦型ですと中古で3−5万程度、程度問題

しょうが。これだけ仲間がいるんだからあげても良いよと言う人もいるんじゃないか
な。
ちなみに上のバインダーは機械屋さんにもらいました。地元の機械屋さんと仲良くな
るのも
良い物ですよ。砂は石抜き機でで抜けると思います。そちらの調整で何とかなりませ
んか。
小米取り機を今まで使ってなかったんならこれを通す事により、食味は上がりますの

是非、お試し有れ

一石

●やまちゃんから
ありがとう。
残念ながら、ライスグレーダーではなくて、精米のあとに通す「石抜き機」なんです。
ライスグレーダーは、籾すりのあと、袋詰めの前に通しています。

9/15 福島の一石さんから
あら勘違い ごめんなさい

白米選別機の事かなhttp://www.tiger-k.co.jp/tig/seihin.html#H
ここのが一番安かったような 同割れした物なんかを取ってくれる物なんだけど。
また勘違いかな
一石

9/15 徳島の高松さんから「Re登録品種について」

ゆめつくしの品種登録の関係で回答ありがとうございました。
不安なので福岡県農業総合試験場へ栽培地域は福岡県内限定か照会してみました。
土曜日に照会し回答を待っていましたが未だに来ません。忙しいんでしょうか。こん
な零細農家には黙認かな。
催促しようかと思いましたが石川の東さんの回答ではやぶ蛇かなといっておられたの
でそのままになっております。
農水省の品種登録のホームページでは確かに福岡県の登録品種となっておりました。
2010年まで有効だそうです。
でも突然6万円もの罰金がきたらやばいなと思いつつ放置してありますが微罪という
ことで見逃してくれないかと期待しています。
今回は丁寧な回答ありがとうございました。
また何か有れば報告します。

9/15 やまちゃんから・小米取り機について教えて下さい」

本岡さんが、台風で被害を受けたのはうちだけかいなと落ち込んでいた様子でした。
「吹くほどに 頭を垂れて うなだれる」というのは、「稲のことやない、ぼくの気分のことや、」
「反あたり4俵しかなかったぞ」といってやったら、
「山下さん、それは悲惨やなあ。」と、がはははと笑っていました。
なぐさめられたというか、救われた言うか、そんな本岡さんの気分が伝わってきました。
農機具屋に、「コシヒカリを倒してしまったら、やっぱりあかんな。さっぱりや」というと、
「奥の方も、コシヒカリはみんなペターっと寝て、往生しとる」という返事。
「うちだけやないのや」と、ぼくもほっとした気分になったので、本岡さんを責められません。
今乾燥機の中に入っているのは、台風15号で早々とおねんねした田んぼ。
その方が、もしかしたら5俵くらいはあるかもと言う雰囲気。
立って辛抱していた稲の方が、風に吹きちぎられた分が多かったのか、、、、

それはさておき、どなたか教えて下さい。
泥をかぶった稲を収穫したもので、石抜き機を通して精米しているのですが、
それでも、ご飯を食べていると、しゃりっと砂をかむことがあります。
比重の軽い小石や、ごく微粒の砂が抜けきらないのです。
洗う時に目をこらして気をつけていても、老眼鏡が必要な年代になっています。
落ちこぼれが出てしまいます。
小米取り機を使えば、それは抜くことが出来るものでしょうか?
小米取り機とは、いくら位するものでしょうか?
虫食いのお米は、おきゃくさんも「しょうがないね」と納得してくれていますが、
あのしゃりっと言う感触は、評判を落としてしまいます。

9/15 広島の西村さんから2題
先入れ先出しでH14年産米を食べている広島の西村です。13年産もあったかな。
備蓄米の在庫圧力に稲作の手を抜いたらポイントをわきまえない手抜きで年貢米
は購入して渡さないと販売米がまかなえそうにない状況です。田植えの時点で半
減は確定してました。穂数を稼ごうと硫安を突っ込んだが茎は寂しいままの模様
です。雨が降って水の心配が要らないので1ヶ月は見に行っていません。
イチジクは販売がうまくいかん上に雨による腐敗果の次は暴風雨による擦れ果と
今年は農地の固定資産税が稼ぎ出せそうにないです。
3ヶ月産卵を休んでいたマガモが卵を生み始めてタマゴご飯が食べれるようにな
りました。

●広島の西村さんから土肥さんへ

赤木さんちへのルート
山陽自動車道・岡山ICを降りて市内に入る。
  T字路を左折したらしばらく直進です。
道路標識の「兵庫」を目指してください。国道2号線ではないもっと数が上の路
線になります。そのうち左折があります。
橋に注意してください。「百間川」を渡ったら右折して川土手の道を道が無くな
るまで下ります。
土手の道は橋にぶち当たったところが終端でこの先を海まで下るには少し中の道
になります。くねりと葬儀屋の脇を抜けて直交する道と合流しますから左折して
信号2つ目だったと思うが読めない難しい字の交差点を右折して幹線にしてはえ
らく狭い道を直進してゆけば最後に土手に到達します。
土手がまじかに迫るあたりはゆるい右カーブで左から道が合流しているのでそち
らに鋭角に左折します。行過ぎて河口に達しているんですが西村はここを基準に
しています。
民家があるところまで北上します。道は離合が窮屈くらいの幅で右側に幅広の用
水路が平行します。右側の3軒目あたりです。

近所で尋ねるときは神主の赤木さんがよさそうです。赤木の性がごろごろしてま
すから玄関をのぞいて確認するときは一文字のしめ縄が目印です。

もし新岡山港に行ってしまったらそこは百間川の対岸ちょっと上流です。ちっこ
い脇道を対岸方向・川下方向へと進むと台風で壊滅した四つ手小屋に達しますが
そこらで電話ですな。

--

●広島の西村さんから田村さんへ

>六条大麦(二条ではなく)
いくつかのHPを探してみましたがいまだに麦の品種が理解できていませんが
一燈園から購入したH14年度のタネを保有しています。
ファイバースノウとモチ裸麦5種
大麦品種 http://nics.naro.affrc.go.jp/mugi/oomugi/oomugifiles2/zzz_V_index.htm
(二条ではなく)=(ビール醸造用ではなく)、麦飯用という意味では適格品種
かと思います。
ファイバースノウと農林61号は普通品種ゆえに最小販売ロットがkg単位だっ
たのでかなり蒔き残していますよ。
レンゲとカラシナも各1Kgくらいかな。3aの田の回りにパラパラ蒔くのが必
要なだけで残りは雑種地の春草押さえにばら撒くつもりだったから送っても良い
です。ソラマメ作って稼ごっと。

1aにも満たない面積に麦を作ってはみたものの麦の使い道が見当たらなくてパ
ンにでもしてみるかと思っています。
パンには向かない地粉ゆえに固いパンにしかならないんだろうなあ。
パンはふんわかという理想を改め地粉パンはしっかりとした(硬い)パンという
目標で作ってみようと思っています。製パン技術が未熟なために基礎から学んで
るんだな。初級ベーキングスクールを半分経過したところです。
90%くらいの出来には生地をこねれるようになったので先生に相談できるうちに
地粉を使って作ってみようとしています。20%を地粉に置き換えて無難な線で行
くか、黒パンみたいにその地で収穫できる材料で行くか。
そんなわけで神実パンを食べたいぞ。

--
西村・246ra・nishimura <246ra(アットマ)mty.mighty.ne.jp>

9/15 兵庫の本岡さんから「コシヒカリ台風1号 2号」
 おいしいお米はこけやすい
こけないように収穫まで持っていくのがプロの腕の見せ所
こんな井原さんの文章に感激してやってきました。

たとえ台風がきてもわたしのコシヒカリがこけずに立っていれば田んぼの勲章・
ちょっとうれしい
ものがあります

がそこに大きな落とし穴が

台風16号・18号で穂先の籾が飛んでしまって こけなかったコシヒカリは1
反300キロ

こけた田んぼのコシヒカリで420キロくらい

おしなべて収量1反350キロでした 

豊作を期待していたのに台風で減収 この秋の我が家はメチャメチャ(販売用
の)米不足
部屋の明かりもくらく感じる こうしてパソコンに向かっていても暗くて目がし
ょぼしょぼする。

コシヒカリは(コシヒカリに限らず稲は)あっさりこけた方が 風に籾を飛ばさ
れないだけ収量が多い
と言う事実を体験しました。

 この度の台風16号・18号を コシヒカリ台風1号 2号と呼ぶことにしま
す。

稲美町 本岡哲司

9/14 岡山の林さんから「田んぼの中の池」
皆さん今晩は、
市川さんの提案されている田んぼの中に不透水シートで池を作ればメダカや虫達を助けら
れるという点については私も理解できますが、私には実行できません。それは、農作業の
邪魔になるという点と、それだけの時間が取れないからです。しかし、圃場のすぐ近くを
流れる排水路にはメダカやいろんな虫たちが生き残っているのを確認していますので大丈
夫だと思います。ここには草が生えていて、やってくる青サギやシラサギから発見されず
に済みます。私は水路の清掃の時でもこの草を完全には取り除きません。圃場内のすべて
のメダカを助けるのは実際上不可能です。私はこの2年ほどは約200匹を捕らえて近所
の人達に分けて育ててもらいます。私が希望しているのは、このメダカ達を飼ってもらっ
て地域に農薬を撒く人達が少なくなることです。それに実は、私はメダカが他の田んぼに
もいることを発見しています。この田を耕作している人は気が付いていませんが、私だけ
は知っています。この人はあまり農薬を使わないからだと思います。
私が言うところのミズスマシは黒い甲虫のことで、アメンボではありません。これを容器
に入れて下から見上げると、腹の部分が銀色に光るのですね。ここに空気を溜め込んで潜
水していることも分りますから、子供達に見せるときもこのようにいろんな角度から観察
させることも大事だと思います。ミズスマシは水面をくるくる回ったり、潜水したりして
いますが、水がからからに乾くと飛んでいくと思います。甲虫ですから羽がありますから
・・・。タガメもアメンボも実は飛ぶのですよね。
水面をくるくる回る行動をとる虫が多いのですが、この謎が最近解けました。(貝エビも
そのような行動をするのです。下から浮き上がってきて水面をくるくると回り、また水中
に潜っていくという。)ある時、ブヨ(名前を知らないからブヨとしておきます。)の大
群が沢山水面に浮かんでいましたが、このような水面をくるくる回る虫たちに捕食され、
たちまち羽根や足だけが水面に漂うようになってしまいました。これは捕食行動なのです
ね。この捕食行動は、ウンカの幼虫には脅威です。水に落ちればたちまち捕食されてしま
うからです。

林 正弘
岡山県御津町

9/13 姫路市水族館の市川さんから「田んぼ水族館」
市川憲平@水族館です。
林さんの田んぼ水族館いいですね!
ミズスマシって、7ミリぐらいで真っ黒の、水面をくるくる回る甲虫ですよね。
播州のヒトは、アメンボのことをミズスマシと呼ぶので時々混乱します。姫路付
近では、少なくなって最近ほとんど見ることが無くなりました。田んぼにいるな
んてすごいですね。
ところで、田んぼの隅に1坪ほどの穴を掘り、ビニールシートを3重にして敷き、
その上に土をかけて浅い池をつくれば、メダカだけではなくてそれらの虫たちも
助けることができます。シートをきちんと張れば、落水時に稲の植わっている方
へ水が移動することもありません。稲刈り後に2月末まで田に湛水すれば、冬の
間にカラカラに乾いてしまう心配もありませんが、これが一番の難関ですね。冬
の間この小池の水が枯れないようにする工夫と、サギ対策さえうまくいけば、岡
山のメダカは安泰なんですけれど、やはり難しいでしょうね。

9/13 岡山の林さんから「メダカを里子に出しました」
皆さん今晩は、
今年もメダカを里子に出しました。
田んぼの水が少なくなってきて、水溜りが孤立するようになりメダカの捕獲が容易になっ
てきた。ざるを持ってきて一すくい20匹が可能になってきた。近所の人にメダカの話を
したら、飼いたいということになった。水槽を用意して待っているという。近所の子供に
メダカの話をしても興味を示さないが、それは当たり前だ。一度も見たこともなく、捕ら
えて遊んだ記憶もない魚や動物、昆虫などに対し楽しい思い出などはある筈がないから
だ。やはり少し年配の、子供の頃野山を駆け回って遊んだ大人のほうが興味を示すよう
だ。楽しかった子供時代の思い出があるからだろう。5分ほどかけてメダカを200匹ば
かり捕まえた。メダカだけを捕らえたつもりだったが、ミズスマシが10匹(ゲンゴロウ
が入っていなくて残念)、おたまじゃくしが2匹、小さなエビが7匹、(ウスバキトンボ
の)ヤゴが1匹、マツモ虫が数十匹、それに赤胸グモの死骸が1匹入っていた。目に見え
ないほど小さなプランクトンも沢山入っているはずだ。(これはまるで水族館ですよね、
市川さん。)タガメが入っていないか確認した。これが入っているとおたまじゃくしなど
を捕らえて口を差し込んで体液を吸ってしまうからだ。地域のメダカを地域の人に配っ
て、少しでもメダカの種の保存をやっておかなければ、絶滅したら元に戻らないという考
えがあるからだ。周辺の田んぼでは、しなくても良いイモチの農薬を撒いている。昼の気
温が30度もあるというのに・・・。JAに「撒かなければ穂首イモチになりますよ。」な
どと言われたからだろう。(イモチが発生するのは、気温が25℃±2℃位で、風がなく
雨が降り続き稲株間の湿度が高い場合です。)どこかの大学教授の主張するように「安全
な農薬」を撒いているわけだ。こんな事が続けられれば虫や、メダカは地域で生きていけ
ないだろう。

林 正弘
岡山県御津町

9/14 静岡の藤田さんから「今年の御題」
田村さんの用語を拝借すると、私の今年の御題は「虫」です。
田植えの頃はイネミズゾウムシに振り回され、成長期はイネヨトウに悩み、
やっと穂が出たこれで大丈夫と思ったら・・・ウッソォー!穂が変色してる
!ひょっとしてカメムシ???(ついでに今度こそ本物のニカメイチュウも
いました)
いやーんどうしようとあせっていたら、寝室にダニが発生。もうノイローゼ
になりそう。
ダニは「通販生活」のダニ取りマットを置いて多少おさまったけど、さてカ
メムシは?今から木酢液でもまいて効果あるのでしょうか。
9/14 岡山の赤木さんから「富山の田村さんへ」
赤木@菜の花です。
田村さん、ご無沙汰してます。
 
まず、菜の花のことについて。
 西洋カラシナの種子があるのでしたら、稲を刈り取ったら急いで播いてください。
富山でも土手や河川敷に生えているのでしょうか。
 参考までに。。。ここ岡山では、8月になれば西洋カラシナはもう生えています。ゆっくりと分けつして4月上旬に花盛りになります。
私の稲作りには早すぎるので、2月に播きます。遅いから分けつはしません。1粒は1本です。その分たくさん播けばいいわけです。来年は反当1kgの予定です。5月中旬に満開となります。長いのは2mを越します。今年の現代農業11月号に書いています。
この種子は販売されていませんから、自分で採種するしかありません。
 
 緑肥カラシナは種苗会社で売っています。商品名は雪印はキカラシ、カネコ種苗は地力といいます。JAに頼めば1kg1000円ほどで取り寄せてくれます。反当2kg播けば十分だと思います。冬に雪に埋もれるのでしたら、むつかしいです。
 この場合はむしろ麦類をお勧めします。雪の下でじっと耐えて、春になるといっきに成長するはずです。そうか、小麦を収穫されたんだ。釈迦に説法となるところでした。
この春はエンバクと小麦を試しました。ポイントさえ押さえれば抑草に十分使えるとみています。詳しくは、現代農業12月号で発表します。この紙面で書くと、とてつもなく長い文になるので、そちらで見てください。
 
 もっとすごいのは冬〜春に雑草を生やしておいて、これで夏の草を押さえるやり方です。種子代・・・・タダ、播く手間・・・・要らない。春に草がたくさん生える田んぼほど有利。
この技術、もう2年あれば確立できそうです。興味があれば富山でやってみない?
失敗しても誰にも迷惑かけないから安心して。田村さんが夏に泣くだけですよ。
技術が確立するまではリスクは自分持ちです。これを読んだ仲間で、その気になった人はどうぞ。。。。これも12月号に書いています。
 
 ついでにもう少し。
坪36株1本植え、ご立派です。家に年寄りがいると文句がでそう。。。
1株が20本というのはちょっとさみしいように思うんですが。少し前にやまちゃんから話題提供のあった、植付け密度と施肥料の関係ですね。収量を上げようとすると、この場合はかなりの肥料が要ります。こんな植え方だとこわいほどくれてやっても倒伏は心配なし。その代わり米の味は落ちると思います。つ〜ことはやっぱりこれでいいってことかな。。。。
欲こそ諸悪の根源だな。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓    赤木歳通

9/13 富山の田村さんから・2通
(その1)一本植100日目。豪快! 画像も添付。
2回目の1本植えです。今年は尺植えでやってみました。つまり
1坪に36本植です。風通しがよいからとのこと(村の衆),20
本以上に分けつしました。(区長さんが村で一番出来がいいぞって
←本人はなんだかわからないでやっているのでこの先どうなるのか
がわからない)台風でも倒壊しませんでした。画像見て〜。

ヒエは5本ありました。こなぎとか他の雑草は多くあり,2度てい
ねいに手で草取りに入り完全に抜きました。

その他,田から畑に変えたばかりの畑では強情なヒエ様の雑草に泣
いた1年でした。(つい1週間前にようやく制圧。←土用の草取り
に耐えられれば何でもできるそうな…村の人がかわるがわる激励し
ていく。当然手は出さない。)

3月以来ずっと農繁期です。今年の御題(私的用語ですが=ついに
泣きが入ってしまった原因になったその年のお言葉)は「草」の田
村でした。

ついでに言うと,去年は「菜食喫茶」(パートナーの腕が上等すぎ
てついていけなかった),その前は「モチ米」(作りすぎて,重み
に泣く)その前は「はさ」(杭の打ち込み不足で6段のはさが倒れ
米が泥まみれに)
その前は… 毎年何かで一度だけ泣いてます。

(その2)麦のこと。菜の花のこと。大麦,ホップ,ハトムギのこと。
小麦,お陰様で16kg収穫。自家製粉もうまくいっています。
(検討の結果,マルマスの製粉機 ¥6万程で購入。 1kgほどが
15分ほどで挽ける。30分ほど挽くと焼けるので続けられない。
家にあったざるでざっとふるう)。これに玄米を洗って天日で干
し,米粉にして,混ぜてパンをつくると大変うま〜いです。もちも
ちしたさらにうまい「神実パン」に進化させました。関係者の皆さ
んにもう一度送りたいと思いながら果たせずにいます。

赤木さん 「菜の花」西洋カラシナでいいのでしょうか?収穫後にど
うしても蒔いてみたいのです。「緑肥カラシナ」という言葉もどこ
かで見たような…教えて下さい。
六条大麦(二条ではなく),ホップ,ハトムギを手に入れたいので
す。

みなさ〜ん物々交換しませんか?現物のみただで,送料はこちらで
負担プラス 「神実パン←大きいヨ 1ケ」でいかがでしょう?

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 田舎家の「菜食喫茶」
「ニコニコヨーガ」の会
Www.cty8.com/yoka/index.htm
(最初のWを半角小文字にして貼り付けを)

 神実(カムミ)    田村 予果
〒939-2333 富山県八尾町桐谷1673
T&F 076−454−5536

☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆

9/12 福井の中出さんから「収穫期の雑草」
 
山下農園 wrote:
....。
塚本さんが、「コナギは田んぼを干すと勢いを失うようだ」と言われていましたが、
中干しをして、出穂後はメリハリのある間断灌水をやれば、
収穫期の雑草は、かなり違うような気がしたのですが、どうでしょうか?
  
私が塚本さんからこの助言を頂いて、早速田んぼを干し始めたら福井豪雨、出穂、台風によるフェーン現象と続きコナギの成長に影響を与えるほど干すことが出来ませんでした。
結局手取り除草もそれから出来ず、刈り取りまでそのままということになりました。

収穫期の雑草。
稲の背丈まで伸びたもの。
ヒエは手取りしました。
アゼナは葉が青々している頃から青銀色で米粒大の虫に食害され、そこまで伸びたものは僅かでした。
その勢いは恐るべきですが稲には害を与えませんでした。
この虫、正体を確認できていませんので心当たりの方がいらしたら教えてください。
稲の背丈より低いもの。
コナギは田んぼの低い所や、溝切りの溝など水の溜まる所に多く生え地上10センチくらいまでの高さでした。
そのままコンバインで稲を刈りましたが詰まることはありませんでした。
オモダカは刈り取り時まで残っているのは少数で、それまでに枯れ始めていました。次の世代が生えていましたがひ弱なものでした。
勢い付いていたのはイボクサで稲に絡み付いていましたが、刈り取り自体にはそれほど影響はありませんでした。
これら雑草は初期の頃、部分的に除草剤と手押し除草機と釘付きデッキブラシで根回しをしておきました今年の結果です。

私の考えたこと。
雑草は生えるもの。この当たり前のことが、そんなものはゼロにしたいという今までの感覚の麻痺に気付く。
雑草によって肥料分を取られるということより、雑草の根の深さより稲の根の深さが勝って、そこより肥料分を吸収できれば生育には問題は無いのではないだろうか。それが稲に対する地力のひとつではないだろうか。
そこで競合した場合は、地上部での先勝ちではないか。
つまり、自然界では生存競争に勝ったものが残るという当たり前のことを忘れまい。

来年が楽しみです。

9/12 石川の東さんから「登録品種について」

> 「ユメツクシは登録品種だと伺ったのですが、徳島で自由に作って販売することは
認められているのでしょうか。」

ゆめつくしは福岡県の奨励品種です、はっきりとは判りませんが、種苗登録は福岡県
が出していると思われます
もしそうであれば、福岡県がゆめつくしの種の権利をもっている福岡県がどのように
考えているかで決まります
もし福岡県内だけでしか栽培を認めていなければ種苗法違反です、これは種子を譲っ
た人も、栽培した人も処罰の対象です
有償、無償、関係無しです  
   *ただし種苗登録後16年だったか年数が経った物は登録切れとなり栽培OKと
なりますが、期間延長も出来るようです(詳しい方教えてください)


あと農産物検査法の関係だと
各県奨励品種が決まっています、それ以外の品種(銘柄以外の品種)は、米検査で1
等2等などの品位検査はしてもらえますが
銘柄は書くことが出来ません(銘柄欄は抹消して書けないようにします)
自分で販売しようとしてもゆめつくしの名は使えません

もし農産物検査を受けないとメリット表示(年産、品種、生産地)の3点表示が出来
ません、


福岡県が県内の栽培しか認めていなければ、厳正に対処すればチョーまずいです
福岡県に問い合わせてみなければ判りませんが・・・(やぶ蛇かな)

なんてゴチャゴチャ書きましたが百姓であれば色んな品種作ってみたいですよね、
この品種は味がいいとか、この品種はこの土地に合っているとか色々やりたいですね

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
      ひがし農場    東 浩一
住 所  石川県小松市矢田町イ24−3
T E L  0761(44)3790
Emil    ton-ton(アットマ)tvk.ne.jp

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

*自分の書いた文章を見返しても、出来ないとか、いけないとか、法律関係の事を書
く時はどっと疲れが出ます

 
9/11 徳島の高松さんから「品種登録について質問」
 徳島の高松です。ネットで「ゆめつくし」を出品したところ
 
「ユメツクシは登録品種だと伺ったのですが、徳島で自由に作って販売することは認められているのでしょうか。」
 
との質問がありました。過去に同じような質問があったかも知れませんが知っておられる人がいましたら回答をお願いします。
 福岡県の奨励品種でおいしい品種だとは聞いていたのですがそれにしても他県ではあまり栽培されていないようなので何故かなあと思っていました。なお種籾は現代農業の「何でも相談室」の譲ります欄に載っていた広島県の農家から分けていただきました。
 
9/11 岡山の林さんから「彼岸花を大切にしましょう」
みなさん今晩は、
季節がどんどん移り変わっていく気配です。私の朝日は、9月7日の台風18号をやり過
ごして8日に一斉に花が咲きました。待っていたのですね。去年の経験から4日から6日
にかけて出穂する筈でした。自然の摂理の絶妙さに感嘆しました。稲株元ではメダカが畔
を歩くとさざ波を立てるまでに個体数が増え、大きくなりました。
畔のあちこちから彼岸花が出始めています。タマネギのように夏眠をしていたのでしょ
う。彼岸花は花が咲いても実を付けません。畔に生えている彼岸花の球根は昔の百姓が植
えたに違いありません。彼岸花が増えていくとモグラや野ねずみがやってきません。球根
や根に含まれるアルカロイドがモグラなどの毒になるからです。今年最後の草刈をやる必
要があると思いますが、彼岸花の葉は刈らないように気をつけたいものです。花は刈って
も大丈夫です。葉は花が終わってから出てきます。それまでに草刈を済ませたいもので
す。

林 正弘
岡山県御津町
9/10 やまちゃんから・今年の失敗は来年の肥やしになってくれるか?
昨日、コシヒカリの収穫で村の機械組合のコンバインに入ってもらいました。
草まみれの中でぺったんこに寝ているイネを、よくぞ刈ってくれました。
オペレーターの名人芸に感謝感激でした。
 
毎年、コンバインに入ってもらう時は、ハラハラドキドキが多いのですが、
今年は、ことのほか、いろいろ考え込まされました。
題して「今年の失敗は来年の肥やしになってくれるか?」
 
(1)昨日コンバインが入った田圃は、田植え後コシヒカリがすくすくと生育し、
雑草を見事に抑えることができたと自負していました。
田植え後、溝切りにはいった以外は、一度も田んぼにはいっていません。
冬の間から春先にかけて振った米ぬかが約300〜400キロ、
それが地力窒素的に効いて、今まででいちばんほれぼれする稲になったと喜んでいました。
ところが、台風15号と18号でぺったんこに叩き伏せられてしまいました。
まわりのキヌヒカリの田んぼは、うちほど派手に倒れてはいません。
ここ3〜4年、肥効をへの字と言うより水平肥効ぎみに持って行っていました。
「攻めのイネ作り」をやっていました。
倒れるべくして、倒れたのだなあと、思っています。
 
(2)雑草を抑えることができたと、思いこんでいました。
ところが、倒伏していたからというより、わしゃわしゃと株もとに生えている雑草(主にホタルイ)がからまりついて、
コンバインが往生したのです。
多分、小型のコンバインでは、無理だったと思います。
倒れずに立っていれば、稲の日陰で株もとの雑草は、それなりに抑制されていたと思います。
それが、稲が倒伏して、邪魔者が少なくなったので、雑草が勢いを復活したように見えました。
一枚の田んぼの中でも、乾いているところは、雑草がほとんどありません。
台風あとの大雨のせいもあるけど、コンバインがのめり込みそうな、
じゅるい(ぬかるんでいる)ところほど雑草が多いのです。
「うーん、これは!?」と、考え込んでしまいました。
塚本さんが、「コナギは田んぼを干すと勢いを失うようだ」と言われていましたが、
中干しをして、出穂後はメリハリのある間断灌水をやれば、
収穫期の雑草は、かなり違うような気がしたのですが、どうでしょうか?
 
(3)まだ他にも、ごちゃごちゃと頭に浮かんだのですが、また今度。

9/10 千葉の野口さんから「Re生産者と消費者」
去年は9/9から刈り取りが始まりましたが、今年は9/1からです。
1町1反の田んぼをバインダーとハーベスタでやっつけるので、気合いだけで(^^;;頑張っ
ています。ネコの手も欲しい...。母親が膝を痛めたので、平日は私と父(足下がちょっ
と怪しい)の1.5人でやってます。こうまで雨が続くと今月中に終わればいいかなとい
う世界です。

台風の方ですが、こちらは風がほとんどで雨は思ったほどは降りませんでした。
そうは言っても水がたまり、刈り取ったあとの藁が10cmも冠水してしまったり、稲
架(おだ)をかけた下は水がたまったりで、9日間で5日分しか進んでいません。


> どんなに初心者でも、農作業の手伝いに入ってくれれば、
> それはそれなりに、能率が上がり、助かるものだと体験上ぼくは思っています。
これは、教え方次第だと思います。シロウトとはいえ、若い人はそれなりに飲み込み
も早いし、やはり人数にはかなわないです。1000万円クラスのグレーンタンク式のコ
ンバインで1日に1町5反も刈るなら手伝い(うちの方では「地走り」といいますが)は要
らないかも知れないけど、刈ってひっくり返してハーベスタに運ぶ。あるいは藁を片
づけるなどやっぱり人数にはかなわないです。週末に雨だと効率が悪いったらないで
す。

コンバインを買えばという声も聞こえてくるんですけど、天日干しの味ははっきりと
分かっていますから、やはりこだわりたいというか…。

> なのに、ぼくは消費者が「援農」に来てくれるということに、心理的に慣れることが出来ません。
> どこかに、こだわりというか抵抗があるのです。
> だから、田植えとか稲刈りのような「お祭り」のような時だけ、
> 「よかったら、いらっしゃいませんか」と、声をかけます。
> ギブアンドテイクが相互に(ドライに)成り立つ関係が好きだという、ぼくの好みが関係しているので
> しょう。
> 無償で手伝ってもらうと言うことは、しんどいことなんです。
有償=現金ということでは私も出来ないけど、有償=現物ならばいいかなと思い、何人
かに声をかけています。自分の手で食べ物をものにする経験って今の学生さんとかは
あまり経験できていないハズですから、やっぱり経験してもらうのが正しいかなと。

春の茶摘みとかも手伝ってもらうけど、シロウトですから60%程度しか収穫できないで
すよ。楽しむだけで終わってしまうから、その分収入は減るけども、でも得るものも
あります。あまり気を遣わないというスタンスも重要なのではないでしょうか。普段
通りでないとしんどいと思います。


> 余談になりますが、ぼくは果樹の剪定の仕事が苦手です。
> やっていても、いつも苦痛でした。
> ところが、家内は楽しそうにやっています。
> 果樹の生理生態はまったくわかっていないはずですが、ハサミを入れるイメージが自然とわいてくる
> ようです。
> ぼくは本で勉強したのですが、樹のイメージがまったくわいてこず、この枝を切ればどうなるか、
> ましてや来年以降にどうつながっていくのかが、ひとつも見えてこないので、
> ただ枝を切っているだけでした。だから、今は剪定の仕事から解放されています。
趣味の範囲内で果樹は相当数を作ってきたので、剪定は手が勝手に動きます。茶摘み
とかで遊びに来るメンバーの中にニフティの果樹部屋(NIFTYのFGARDENMの10番会議
室)の人がいるんですが、私の剪定を見ていると不思議で仕方ないみたいです。枝を全
体の半分ぐらいとか平気で落とすので。
昨年から趣味の果樹栽培が高じてブルーベリーに手を出すことになりましたけど、こ
いつは全く勝手が違いますわ。常識とまったく逆なんだから。

↓の日記で作業風景をあげました。ちょっと数日更新が滞っていますけど。
http://www.kaimu.jp/diary/
--

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

  mailto:turbo(アットマ)kaimu.jp  野口 忠司(た〜ぼ)
  http://www.kaimu.jp/   花囲夢@我孫子/千葉

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

9/10 北海道の三田村さんから・消費者と生産者」
いつもHPの宅配便の配信ありがとうございます。
台風18号では北海道も猛烈な風が吹き荒れました。
稲はなびくし豆の葉っぱは風にもまれてチリチリ状態。
ビニールを飛ばされたハウスは骨まで曲がる始末。
自然の力をまざまざと見せつけられました。

後かたづけでしょげているときに嬉しいのは、消費者からのメッセージです。
この消費者とはうちで農業体験をしている方達の事です。
初めての野菜作りを通して、自然と人間との関わりを学びます。
畑に通うようになってから、日々の天気が気になりだしたと言います。
年中変わらぬアイテムが並ぶスーパーマーケットと農業の現場との矛盾を感じ取
ります。
どんな形でも良いから、土に触れあうことでいわゆる消費者から抜け出せる。
垣根を取り除いたのは、現場の教育力です。
もちろん私は、生産のことしか考えていない生産者からも抜け出すことが出来ま
す。

消費者の多くは「農業」は大切と思っているが、本当は「農業者」を大切にする
事が本筋では無いでしょうか。
有機認証の農産物に価値があるのではなく、その生産に携わる農民の魂に価値が
あるのでは。
早く「消費者」「生産者」という言葉が無くなって欲しい。
それぞれの立場を主張する事でおかしな関係になってしまう。

今回の台風で行政と農協からも被害調査のFAXが届いた。
実に冷たいね。何かうさんくさい所がある。

それよりも生の声はあったかい。もちろん活字の場合だってあるけれど、あった
かい。
その意味では台風に感謝かな。

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      ふれあい体験農園みたむら
〒069-1211北海道夕張郡由仁町岩内1614
             三田村雅人
TEL/FAX 01238-7-3636日中090-9439-1523
  E-mail eco-farm(アットマ)topaz.ocn.ne.jp
  http://www1.ocn.ne.jp/~m-tomato/
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9/10 奄美大島の畑さんから「赤木さんへ」
赤木さんの黒米は、台風に耐えることができましたか?
畑 琢三

9/10 岡山の赤木さんから「稲は大丈夫です」
赤木@菜の花です。
 
奄美の畑さん、稲のご心配までしていただきありがとうございます。
畑さんからいただいた黒米をはじめ、ほとんどの稲は大丈夫です。
ただね、用水に水がいつもたくさんあるもんだから田んぼが乾かなくて、根っこごとぐらぐらしているのがたくさんあります。稲株は蹴っても倒れないような育ちをしているのですが、土が軟らかいと、風が吹く度に株全体があっちゃ向いてホイ、こっちゃ向いてホイてな感じです。
 
 奄美こそ大変な風で島バナナを始め被害がおおきかったことでしょう。お見舞い申し上げます。
 
 自然を愛し環境を考える百姓    赤木歳通


9/10 佐賀の平井さんから「台風にはまいりました」
元氣村の平井です。

16号は、私の所から西へ30q、18号は東へ30qの所を通り過ぎていきました。

特に18号には参りました。店舗兼住宅の屋根瓦が飛び、ケーキの厨房が水浸しにな
り、
今週いっぱいケーキ屋は臨時休業です。

養鶏場は、鶏舎と鶏は平気なのですが、周りの楠の直径20pを超える枝が何本も折
れ、
隣の人の畑に飛び、チェーンソーで切断して運び出すのが、一苦労。

停電のため、ミキサーとカッターとポンプが動かず、幸い餌は作り置きがあったので
助かりましたが、緑餌と水には、これまた一苦労。

稲は風通しがよいように、36p角に手植えしたのですが、風通しが良すぎて、
16号で南に倒れ、18号で北に倒れ、見るのもかわいそうです。

田植えの時、稲と、必ず毎日一回りして声を掛けるから、と約束したので
毎朝見回りをしてますが、稲刈りまで後2週間、辛い見回りです。

蜂が、地上1mの所にかなり大きな巣を作っていたので、今年は台風はこないと
期待していたのに、,,,その蜂の巣も風に飛ばされて、1/5になっていました。
それでも残った蜂が必死に巣を補修しています。

屋根には、青いシートがありますが、やっと一息ついてパソコンの前に座っていま
す。

9/9 神奈川の笹村さんから「農業特区について」
あしがら農の会の笹村です。
小田原は神奈川県では耕作放棄地の割合が一番高いそうです。250ヘクタールほど
と想像されます。
年々増える状況にあります。
そこで市としては、農業特区にしてもらい、少しでも耕作放棄地が減少するように動
きました。結果6つの団体が現在その制度を利用して、農作業を楽しませてもらって
います。
私自身は農家です。以前は私が借りて、仲間で使わせてもらうという形で活動してお
りました。会として立ち上げて、今年で11年目の活動になります。
行政サイドはこの制度が出来る時に株式会社の農業参入を考えたかもしれませんが。
私の予測したとうり、そうした参入はありませんでした。株式会社なら有利な所に立
地します。広大な面積を無償でも貸そうというところがあります、余剰労働力も豊富
な所はあります。何も狭い利用しずらい小田原に出てこようという会社があるわけが
ありません。又債権で手にしたようなもてあましている農地を多量に抱えた企業も多
くあります。企業の参入はそんな所からが多いと思います。

しかし、私たちの会のように市民参加型のグループはあっという間に6グループが活
動を開始しました。内容は教育系、青年会議所グループ、路上生活者の救済、環境団
体、宗教系。等それは様々です。
小田原のみかん廃園跡地は、東洋のリビエラと言われ、それは実に風光明媚なところ
です。不動産開発業者が様々な開発をバブル期画策しましたが。全て失敗しました。
中でも有名なものが、「スパウザ小田原」と言う年金財源を500億近くも無駄使い
し建造し、小田原市が最近八億3千万で購入したものもが有名です。
家から30分で行けて、すばらしい環境の中に、自分の畑を庭の様に作り、年間30
0坪1万7千円。これならいくらでも人は集まります。今これは計画中です。全体構
想が大切ですから。ゆっくり練っています。問題はバブルで荒廃させられた地域の農
業者の気持ちです。
農地は視点を変えれば宝です。
田んぼも同様で小田原ではお年寄りが、借り手が居ない為に我慢して作っているとい
うと言う所が大半です。規模拡大してやろうと言う人はついぞ出てきません。積極的
な人にしてみれば、小田原では、他に割りのもう少し好い仕事があるからです。借り
ようと思えばいくらでも増やせる状況です。

私はこうした自給的な農と若干の販売を楽しむ人以外、日本には居なくなるだろうと
本気で考えています。中国、韓国、ニュージーランド等、日本を農産物市場と考え
て、有機農産物を低コストで本気で国策として、展開しています。日本政府の今まで
のやり方を見ていて、食糧自給を本気で考えるとはちょっと思えません。出している
政策も、情けない状態です。
スーパーで有機認証の海外産のお米が10キロ3000円で売られるようになった
ら、大喜びして購入するのが日本の消費者です。
しかし、そうした消費者も「農業やっていて好いですねぇー。」と傍観者的には言っ
てくれます。幸い条件はそろっています。それで、やりたいと言う者にはやってもら
うことにしたのです。自分のこととしてやってみなければ何もわからないし、得る物
もありません。田植えと収穫体験では半分です。肝心なのは草取りではなく、販売も
体験しないと駄目です。自転車で行ける所に田んぼがある。畑がある。土日働けば自
給はできる。それから色々の事が変わってきて、今は農の会の仲間は、独特のシンパ
シーで繋がった家族のような感じです。
長くなって申し訳ありませんでした。

9/9 岡山の赤木さんから「お手伝い大歓迎」
赤木@菜の花です。
 援農してもらうのもけっこういいもんです。田植えの時には苗枠を運んでもらうだけでも大助かり。使用済み枠を洗
浄してもらうだけでも大助かり。農繁期のお手伝いは大歓迎。
 農繁期以外の時には、お昼タイムではついついいっしょにビールなど飲んでしまって、半分お祭りになってしまいま
す。ま、これはこれでいいつながりができるし、私自身も楽しんでるから、、、、結局お手伝いはいつ来てもらっても
それなりに助かったり、楽しかったりです。
 畑で取れた無農薬新鮮野菜などお土産に手渡して終わりです。
生産者と消費者の、生産現場での接点はお手伝いが一番です。収穫体験だけだと、間の苦労がわからない。でもそれが
入り口になって、その後のお付き合いや手伝いの関係が生まれてくれば、楽しいだけの収穫体験も大歓迎です。
 菜の花畑に幼稚園児たちを招待するのは、収穫体験などよりまだまだず〜〜〜っと以前の布石みたいなものです。20
年30年先に何かの花が開いてくれればいいなぁ。。、っと思っています、はい。
 
 さて、台風16号・18号で、稲は止め葉の先っぽがぱさぱさに裂けてしまいました。遠目には黄金色に見えるほど色づ
いている田んぼもあります。
 ひどいのは海岸線に近いところ。潮風なんてもんじゃなくて、波しぶきをまともにくらって
一夜にしてそれこそ真っ赤になっています。
 おととしの夏でしたかね、四つ手小屋というので一杯やったのは。
あの小屋が高潮と強風で影も形もなくなりました、何十とあった小屋のほとんどが海のもくずと消え去りました。残っ
たのも無残な姿です。

 品種保存程度に作っている赤米(モチ品種)が出穂しました。も少し出揃うと、夕日に映えて真っ赤に見えるので
しょう。画像で雰囲気を感じてください。

 傾穂最中の旭風にスズメが群がります。周囲のヒノヒカリは餌となるにはまだなので、私の田んぼに集中していま
す。山梨の中野さんと同じことやっています。そばの道に朝晩くず米を撒いて食事はこちらでと誘っています。撒き終
わって後ろを振り返るともうやってきています。こうなるとけっこうかわいいもんだよ。たっぷりやるもんだから、太
り気味スズメになっているようです。私は痩せスズメなのに。。。。。

 自然を愛し環境を考える岡山の百姓    赤木歳通


 
9/8 岡山の林さんから「RE:消費者と生産者について」

山下さんの「消費者と生産者について・雑感」を読みました。私も同じように考えていま
す。やはり手ぶらで帰すのは辛いと・・・。
笹村さんの農業特区は新鮮ですね。農業特区というと株式会社が農業に参入することだと
考えられていますよね。この点について参考になるのは、フランスですね。ヨーロッパの
国々は自給率が高く、フランスでは100%を超えていると思います。フランス人は自分
で小さな畑を耕すのが好きです。実は、私はあるフランスの家庭を訪問してこの小さな畑
を見せてもらったことがあります。フランスでは多くの消費者がこのような畑を耕してい
て自給率の1/3を賄っているといいます。友人や知人にあげたり、もらったりしている
のです。これがまた良いコミュニケーションになるのです。私はドイツのある会社の研究
所に勤めているとき、助手をしていた人から「一度私の畑に来ませんか?」と誘っても
らった事があります。このとき農業体験をさせてもらったのです。だから消費者の方が農
業体験したいと言われたときは無下に断りたくないという気持ちもあります。山下さんの
中学生の体験学習も良いと思います。少なくとも若年層に食べ物は大切に扱わなくてはな
らないという気持ちが芽生えるかもしれないからです。

林 正弘
岡山県御津町

9/8 お米の勉強会の村山さんから「Re消費者と生産者」
(その1)
神奈川の笹村様     村山 日南子と申します。
消費者と生産者の関係で一言、よかったです。「作る機会が与えられる権利がある」嬉しいです。いつも「自分で食べ
るものは自分で作れ」と言われるたびに、1坪の土地さへ持てない(自分の住まう土地すら持てない)まちの人間は、
とっても悔しく、辛い思いをしてきました。「権利がある」のですね。
また、小田原市は農業特区をNPOに認めているんですか、素晴らしいです。14haで120人ということは一人何坪になるん
でしょうか。
「自給のためには2時間の労働と100坪の土地があればいい」のですか。皆が100坪持てれば、働きながらも自給できる
のですね。100坪みんなが持てますか。
 お願いです。もし、よろしければ、私共お米の勉強会の会報に、「農業特区」の話または、「自給」の話として載せ
させていただけませんでしょうか、お願いしたいです。お考えくださいませ。

(その2)
山下様、村山です。
 はじめて山下さんの思いをお聞きしたように思いました。共感を持ちました。私も援農と言う言葉が嫌いです。お邪
魔虫に行きたいと思っても、たいてい、JRを降りたら自分で行けないところで、迎えに来ていただき、送っていただ
く、そう思うと気が重くなります。ギブアンドテイクをドライにやりたい、それまちの人の考えですね。私もそうで
す。(ついでに、米と言う字は八十八回手をかけていることをあらわしている、と昔言われ、そんなに大変なものをい
ただきたくない、心が重い、と思ったことを思い出しました) そうです、なんでも無償で手伝ってもらう、というこ
とはしんどいことです。

9/7 やまちゃんから「消費者と生産者について・雑感」
大風で ほこりふりつむ 我が家なり
 
実るほど 腰を折り伏し 耐えるイネ
 
吹くほどに 頭を垂れて うなだれる
 
ごうごうとうなりをあげて吹いていた台風18号が、午後5時半頃すっと弱くなりました。
まっくろくろすけの落ち具合をみて、16号台風の方がきつかったなと思いました。
7時頃から、泣くのを我慢していた子供がこらえきれなくなったように、雨がばしゃばしゃと降り出しました。
今頃は、びびっている中出さんあたりでうなりをあげているのだろうなと思いながら読んだへぼ句です。
 
おけいさん、林さん、笹村さんのご意見を見ながら思ったこと。
どんなに初心者でも、農作業の手伝いに入ってくれれば、
それはそれなりに、能率が上がり、助かるものだと体験上ぼくは思っています。
たとえば、毎年中学生が「トライヤルウィーク」(体験学習)で、1週間学校に行かずわが農園に来ます。
中学生が退屈しないように、思案して作業工程を組みますが、
昼寝の時間がなくなる苦痛をのぞけば、その1週間は、それなりに楽になります。
猫の手は孫の手になってくれます。
 
なのに、ぼくは消費者が「援農」に来てくれるということに、心理的に慣れることが出来ません。
どこかに、こだわりというか抵抗があるのです。
だから、田植えとか稲刈りのような「お祭り」のような時だけ、
「よかったら、いらっしゃいませんか」と、声をかけます。
ギブアンドテイクが相互に(ドライに)成り立つ関係が好きだという、ぼくの好みが関係しているのでしょう。
無償で手伝ってもらうと言うことは、しんどいことなんです。
お金に余裕があるなら、シルバーにでも頼むほうが、気が楽なんです。
とくに草取りのように単調な作業がだらだら続く仕事の場合、
あとさきが見えて(それ以前の因果で今があって、また今後の結果につながっていく)
耐えることが出来るように思うのです。
ぼくは、百姓を辛い(しんどい)仕事だと思ったことはありませんが、
「耐える」仕事だなあと、つくづく思います。
 
余談になりますが、ぼくは果樹の剪定の仕事が苦手です。
やっていても、いつも苦痛でした。
ところが、家内は楽しそうにやっています。
果樹の生理生態はまったくわかっていないはずですが、ハサミを入れるイメージが自然とわいてくるようです。
ぼくは本で勉強したのですが、樹のイメージがまったくわいてこず、この枝を切ればどうなるか、
ましてや来年以降にどうつながっていくのかが、ひとつも見えてこないので、
ただ枝を切っているだけでした。だから、今は剪定の仕事から解放されています。
 
笹村さんが紹介されている「NPO法人に農地の利用を認める」という農業特区のことや、
笹村さんのお考え、ぼくは共鳴します。
わいわいがやがやとおもしろそうやないの、頑張りなはれ、と思いました。
「自給的 100坪生産者」が、食料生産の主流になるようなことはないと思っていますが、
(公平をきすため言うと、日本の農業が復活することも、おなじような確率でないと思っています)
息も絶え絶えの日本農業に、息吹を吹き込み、活力を与えていることは間違いないと思っています。
 

9/7 福井の吉村さんから・Re消費者と生産者の関係で一言
笹村様
素晴らしいお考えにまったくそのとうりだと思います。もともと人間は食べ物を自分
で探し(狩猟)て自分や家族をまもり乍生きてきた。今でも動物は食料の確保のでき
るだけ子供を生み生存競争の勝ち残れるような子供を育てる。人間は
食べ物を自分で育ててまた自分で収穫する、そして自分で調理することを忘れるとと
んでもないことになりそうだ。
私の朝はニワトリとアイガモの餌をあげることから始まる。自分の食事はその後で
す。飼育している生き物が自分で
餌を取れないからその分人間である私が行う。なんだか矛盾も感じつつ、囲いを作っ
た責任も感じつつ。
そこで消費者の方が囲われたニワトリになってはいけないと思うのです。自分で自然
の中で何だ素晴らしくて、何が大変かをお分かりになった上で、自分の物としていた
だきたい。有機栽培米は価格高いとか、本当に栽培記録は?色々な苦情めいた言葉が
聞こえるのも、本当の生、食を多面的な方向で見れなくなっているのでないか。
けれども私たち生産者は、消費者の皆さんの苦情を食べて成長するのですから。どん
どんと聞かせていただきたい。
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よしむら農園
吉村 義彦
URL:http://www1.kl.mmnet-ai.ne.jp/~yokun/
E-mail:yokun(アットマ)kl.mmnet-ai.ne.jp
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9/7 神奈川の笹村さんから「消費者と生産者の関係で一言」

あしがら農の会の笹村です。消費者と生産者の関係で一言。
私たちの活動はこの二分された関係を打ち破ろうと言うものです。「自分の食べる物
を作りたいと考えた者には、作る機会が与えられる権利がある」と考えています。幸
い小田原市は農業特区という形で、NPO法人に農地の利用を認めてくれています。農
作業を地味な苦しいものとは感じていません。農作業を楽しい割に合うものと感じる
者が多いので、参加者は年々増えて行きます。現在面積14ヘクタール、参加者12
0名ぐらい。
行政や農協や生協や学校が仕組む、消費者に収穫体験だけをさせて、楽しい思いだけ
を味わってもらおうと言うのは、消費者と言うもの、まともな人間としてみていない
からです。
生活がかかっていない趣味で、遊びで農業にかかわるなんて、不愉快だ。私達は農家
の方からはこんな目で見られてきました。
私はシャベル一本人力のみで5年間かけて自給自足を実現しました。結果「人は自給
の為には一日2時間の労働と、100坪の土地が有ればいい。」と言う事が解りまし
た。
国は規模拡大の大型合理的農家に自給率の向上を期待していますが。この方角は、戦
後の農業政策の失敗の道だと言う事を思い出してもらいたいものです。

9/6 福井の中出さんから
「台風よ来い!というイネでなくちゃ」
という井原さんの本の言葉。
台風18、19号のサンドウィッチにはビビッていて、今度は倒れると思っている中
出です。
今年の目標のひとつの倒れないコシヒカリつくりは合格点を取ったと思っています。
他は全て失敗ばかり!
私の5年計画では来年は確信を得る年。この失敗はそれこそ来年の肥しだ。
今なら来年の話をしても鬼は笑えまい。
 
9/6 岡山の林さんから「消費者にも来て頂きたいです。」
おけいさん今晩は、
>それに、そういえばニンジン畑してらっしゃる方が、
>素人さんに来てもらっても何の助けにもならんとおっしゃってるのを聞いたことがある
ような・・・
そう言えば私もそのようなことを言ったことがあるような・・・。
私は、消費者の方にはあまり苦しい思いをさせたくないと思ったからです。毎日の炎天下
の草取りなど消費者の方々なら30分も続かないと思います。私は、今のような気候でも
汗びっしょりになります。下着から、上着、ズボン、バンドまでまるで水の中に落ちたよ
うにね。消費者に方々には、それよりも収穫の時楽しい思いをするほうが良いでしょう。
楽しい思いを持って帰って頂きたいと思いました。それは農業の一断面でしかないのは残
念ですが。普段の農作業は本当に地味なものです。

林 正弘
岡山県御津町

8/6 岡山の林さんから「ようやく朝日の出穂です」

台風被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。
朝日の出穂が間近です。今年は、早稲の稲品種の出穂は早かったようだが晩生の朝日は昨
年と同じだ。台風18号が近づいているが、出穂と同時期となる恐れがありそうだ。私の
稲はどのように対応するだろうか?
来年から無農薬の米作りを増やそうと思う。ニンジンに比べると米作りは作業量が1/10
から1/20で済む事が判ったからだ。その内でも無農薬の稲作りが最も作業量が少なくて済
む。手間のかかる農薬散布なんてやる気も起こらない。赤木さんのメールにもあったが、
水管理だけきちんとやれば他にすることがない。これは本当の話だ。
台風18号は16号とほぼ同じコースを取りそうだが準備を万端にする必要があります
ね。地球温暖化で台風はますます巨大化していくだろう。900ヘクトパスカル以下の巨大
台風も後数年で発生するようになるだろう。コンビニエンスストアでエンジンも止めずに
クーラー効かせっぱなしで買い物をする若者も、自分が住む地球という惑星の未来に早く
気がつけば良いのだが・・・。

林 正弘
岡山県御津町

9/6 おけいさんから「先日あるところで、すごい田んぼを見せてもらいました。」
消費者のおけいです。

先日あるところで、すごい田んぼを見せてもらいました。
ヒエやら、何やら、、稲田の中に一杯生えてるんです。草の中に稲が生えてる?みたいな。。。。
お話聞かせていただくと、やはり水管理にアクシデントがあったようでした。

月刊現代農業でも、この宅配便でも、赤木さんが口をすっぱくして「すぐに水を入れるんだぞ」っておっしゃってますが、
それができなかったらあんなふうになるのか。。。と初めて実感しました。

私はやっぱり除草剤が怖いので、消費者がチームを組んで「ヒエ取り参上!にん・にん!」って、
損得抜きでお手伝いにいけたらいいなと思ったりするんですけれど
なかなかそういう人は私の周りにはいないようです。

それに、そういえばニンジン畑してらっしゃる方が、
素人さんに来てもらっても何の助けにもならんとおっしゃってるのを聞いたことがあるような・・・

そやねぇ、田んぼ荒らしたりしたらいけませんものねぇ。
それに、作業要領を教える手間も、相手する手間も、考えてみればしんどいことです。

いやぁ、もう、「しんどいこと」と仲良くするしかないねっ!

(先の田んぼの管理者さんは、しんどいけど、大変やけど、楽しいよ〜っていう気持ちが全身からあふれているようで、
とても頼もしく、救われたような気持ちにさせてもらいましたよ。)

これを書いている間に震度3の地震が2回もきました。
怖かった。。。大自然の猛威には、ヒトは無力です。。

9/5 福島の吉田さんから「ありがとうございました」
本(「井原死すともへの字は死せず」)が、昨日着きました。ありがとう御座いました。
 
早々に、読み終えました。皆さんが、本当に敬愛されていたと感じます。
 
私も、共感の涙を・・・・・・今後、ご指導をお願い致します。
 
への字稲作の知識情報の前に稲葉先生の米ぬか除草を調べ、現代農業の赤木歳通さんや、先輩の話を聞いて、
 
プール栽培の頃から、17年度の管理表を随時更新してきました。(まだまだ、未完の境地ですが、・・・・)
 
そしたら、今回の追悼集の本の中に稲葉先生の投稿もあり、接点がある事に驚きました。
 
私は、稲作の初心者で、目標だけ、無農薬・無化学・有機肥を掲げ、
 
田植え後、基盤整備で深水に出来ない状況の田に悩まされ、雑草の修羅場と化し、30日も掛け、手取りをしたり・・・・・
 
作付けコシヒカリの肥料設計のなど、後で、知り・・・・・
 
台風の被害と、栄養過多で、倒れたり・・・・・
 
初年度なので、他の農家より、ひと手間多くの気合が、最悪の状況を作りました。
 
でも、への字の知識を習得し、除草の研究もすれば、何時かは・・・・と思っています。
 
直販で、注文も取り始め、9/25には、稲刈りです。
 
先ほど、TELしたのですが、お留守でしたので、MAIL致します。
 
又、連絡致しますので、宜しくお願いします。
                       
                                  敬具
 
                                            吉田 広明
9/5 岡山の赤木さんから「台風お見舞いと草」
赤木@菜の花です。
 
 台風16号は各地に爪跡を残して去っていきました。
皆さんのところではいかがでしたでしょうか。お見舞い申上げます。
私の済む岡山県瀬戸内海沿岸は、高潮の被害が激しかったようです。
床上数十センチまで海水が来たと聞いています。
 
 我が家のイネ朝日は晩生なので、おとといあたりから走り穂が見えてきました。お母さんのお腹の中で無事守られたようです。
 出穂終了後の旭風や、周囲のヒノヒカリはかなりやられたようです。ひどいところは風の通った跡や枕地が真っ白になっています。一夜にして白穂になりました。
 
 さて、最近のお便りでは田んぼにヒエが生えたというのがよく聞かれます。
有機イナ作の一番高いハードルは、なんと言っても除草剤であると、しみじみ感じています。
 草が生えて困った。。。という声が圧倒する中で、「草が生えないよ」と発言するのは、ひとり突出しているようで、けっこう勇気がいるものです。失敗が肥やしとなるのなら、成功は更なる目標とならないだろうかと考えて、発言します。
 菜の花緑肥ー成功、エンバク緑肥ー成功、雑草緑肥ー成功、コムギ緑肥ーハサミと一緒で使い方次第。
 
 緑肥を十分茂らせば8割成功。田植え直後からの水管理が2割。決してむつかしいこともややこしいこともありません。特に菜の花は何も考えずに作業してもイネへの障害はありません。理由は有機酸を出す茎の形状にあると思っています。
 田植えが終ったら水を入れるだけのこと。それ以外は何もしなくていい。それだけでヒエもコナギも生えません。それこそ何も生えません。
 いままでかなり発信してきましたが、いまだに眉唾の人もあるかもしれません。同じようにしたのに草が生えた人もいらっしゃるでしょう。
 草が生えるよりは生えないのに越したことは無いはずです。やはり『生やさない』を目標にしましょう。
 とは言うものの、水事情によっては一人だけ深水にはできない地域もあると思います。
そのようなことへのアドバイスはできませんが、水ならどうにでもなる。。。という地域の方はチャレンジしてみてください。緑肥抑草に。
 そして口を酸っぱくしていいたいのは、田植えが終ったらすぐに水を入れてください。
次のを植え終ってからでいいやとか、日暮れに入れればいいや、今日は疲れたから明日の朝にしよう、夜遅いからあすだ。。。。などという覚えがないだろうか。
 真夏のヒエ拾いのしんどさを知っているのなら、寝る時間をさいてでも、田植え予定をずらしてでも、植え終わった田んぼにはすぐ水を入れてやろう。せめて浅い部分でも7センチにはしたい。
 私から出来るアドバイスはこれに尽きます。
 
 1反のコムギ緑肥は一部手取りをしましたが、それ以外の3町4反はほんと生えていません。ゼロとは言いませんが、限りなくゼロに近い状態です。魔法でもマジックでもありません。
今年ヒエの生えた方は、振り返ってみてください。いつか、どこかで浅水になっているはずです。その反省に立てば来年はヒエなしの田んぼにきっとなりますよ。
 半日の浅水はヒエに軍配が上がると、自分には言い聞かせています。
 あっ、冬の間に田んぼの高低は均しておいてね。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓    赤木歳通

9/2 福島の吉田さんから「はじめまして」
井原先生の本を1冊注文したいと思いますので、お願いします。
 
私も今年度から、返された田を、完全無農・薬無化学・有機栽培を1.5ha始めました。
 
夏は、除草との戦いで何とか作業しましたが、現在も試行錯誤の状況です。
 
年齢も49歳なので、今後20年くらいは、田んぼが作れると思います。
 
栽培方法は、 温・塩水選別/プール育苗(50g以下)/5葉・33株疎植計画(今年は50株)/25cm深水/への字管理
         追肥:天日塩/除草:米ぬか100kg/バクテリア菌:年散布2〜3回/秋肥・・・・などです。
 
近隣の慣行の人は、高齢化の為、理解してくれません。難しいですが、トライしてます。
 
情報が有ればご指導下さい。
 
住所:福島県東白川郡塙町大字東河内字荒屋162-1
 
    吉田 広明 宛
 
    TEL0247-43-3757  FAX0247-43-3742
 
(第二便)
まだ、除草の問題が、有ります。
来年も、米ぬか除草(稲場先生)+への字で出来るか検討中です。
現代農業のへの字を見ていますが、秋のお礼肥をどうするのか、まだ記事になっていないので?です。
米ぬか除草の問題もありますが、選択肢も少ないので、要研究です。
 
私の作付け品種は、コシヒカリなので、・・・・・
 
今年は、台風の被害も少しありますが、何とかなりそうです。
 
こんな試行錯誤のコメントしか、お知らせ出来ないと思いますが、
そんなので、良ければ載せて下さい。・・・・・
 
米作りは、あと20年位しようと思います。
その間に、技術の確立を目指しています。
9/1 福井の吉村さんから「収穫前のコシヒカリ」

台風一過。
ごうごうとうなる台風に 腰を折る
がんばっていたコシヒカリも今度の台風に負けました。
今年のコシヒカリは生育がよくこちらの地方ではほとんど倒伏しました。
熟期の来ているコシヒカリはいいのですが遅いのは収量と品質低下が心配です。
私のところの有機栽培は早く収穫できるのであまり被害が無いと思ってますが?
収穫の 間際で感ずる 自然の怖さ
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よしむら農園
吉村 義彦
URL:http://www1.kl.mmnet-ai.ne.jp/~yokun/
E-mail:yokun(アットマ)kl.mmnet-ai.ne.jp
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