2005年1月のお便り   戻る

1/31 小圷@GENKIです。
−−−−=====「藤本農園見聞録」更新案内=====−−−−

富田さんから報告頂いている記事を「元気HPにアップしました。
多くの写真情報がありますので、ご覧下さい。
(1)くず米の製粉作業
(2)米ぬかペレット製造作業
(3)北陸農政局によるJAS有機生産者に対する検査とヒアリング
http://white.sakura.ne.jp/~genki/watasino-nougyou2.htm

*協働編集者募集
去年の7月以来、「元気HP」の更新が余り進んでいません。
カテゴリー別の原稿整理をサポートしていただける方がおいででしたら
ご連絡下さい。
yama-bin(アットマ)www91.sakura.ne.jp
−−−−−−−===============−−−−−−−−
 
●やまちゃんから
協働編集者募集の件、ぼくも一枚かませていただきましょうか。
小圷さんは、かなり丹念に収集されていましたが、
ぼくがやると、大雑把な感じになってしまいますが、、
ジャンルは、ぼくの関心が高いところということで、
しばらく思案して、またおって連絡させてもらいます。

1/31 岡山の林さんから「播種時期」
皆さんこんばんは、
早朝からトンネル内の草取りをやっているとやがて太陽の光がさしてくる。すると内
面に凍り付いていた水滴が一斉に溶ける。そして音を立てながら落ち始めトンネル内
は霧に覆われる。人工的な微気候での降雨だ。この雨に打たれると体が冷たくなるの
で私は麦藁帽子を被っている。雨が通り過ぎるとトンネル内は温度が一気に上昇を始
めるので防寒着を脱ぐ。
草取りをしながら中国の長江流域の稲作の痕跡のニュースを思い出していた。1万年
前の栽培種の籾殻が発見されたというニュースを聞いたからだ。これで1万4千年前
まで稲作の歴史がさかのぼれる手がかりが出来た。1万4千年前というのは地球の気
候が激変した時だ。それまで続いていた氷河期が突然終わったのだ。この転換期には
氷河湖の決壊による激しい出来事などがあっただろうが、現在に続く稲作の歴史が少
なくともこの時期までさかのぼれる可能性が出てきた。研究者がこれを明らかにして
くれるだろう。ところでストーンヘンジが農耕に欠かせない天体観測という実用的な
機能も持った構造物なら他の地域にもあるはずだ。実はドイツにはこれより遥かに古
い遺跡がある。ストーンヘンジに似たサークルだが地上ではそれが見えない。空から
なら麦畑の中に模様が現れているのが見られる。地下の様子が麦の成長に影響を与
え、楕円形の模様となって見える。楕円の描き方は、2本の杭を離して打ち1本の縄
の両端をそれぞれの杭に結びつける。縄が緩まないように縄を滑らせながら棒で地面
に曲線を描くと出来る。杭を打ったところが焦点だが、楕円というのがすごいところ
だ。ギリシャ時代でも楕円は使用しなかったからだ。また近くの関連する丘から円形
の銅板が出てきた。遺跡に比べるとかなり新しいものではあるが。表面は卵を腐らせ
て硫化水素を発生させ色を付けたのだろうといわれている。20個のアミノ酸のうち
2個は硫黄を含むアミノ酸だが卵のタンパク質には硫黄を含むアミノ酸が多い。この
銅板には星座が描かれている。ストーンヘンジは古代からの遺跡だ。イギリスは長い
間ローマの植民地であったが、ローマ人がやって来たときにはもうそこにはストーン
ヘンジが立っていた。
播種後に芽が出て作物が成長を始めると、あとは作物を観察するだけで次に何をすべ
きか百姓にはおおよそわかるが播種時期はそうはいかない。農耕には(天体観測から
得られた)暦による知識が必要だったのだろう。そうでなければ例えばナイル川の洪
水の予測など出来ない。

林 正弘
岡山県御津町

1/27 宮城の齋藤さんから・農地の利用権設定の問題点」
福井の冨田さん へ

こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。

「農地の利用権設定の問題点」について 説明不足で
ちょっと混乱がありましたので 整理いたします。

生前一括贈与制度は現在もあり 冨田さんの説明通り
売買や利用権設定する場合 20%以内はその面積分
20%を超える場合は全ての面積分に贈与税がかかります。

平成15年1月1日からは 相続時精算課税制度が始まりました。
この制度は 生前一括贈与を受けた時に 特別控除2500万円が
適用され 相続が発生した時点で納税いたします。ほとんどの場合
普通の農業経営では どちらも納税額は発生しないものと思われます。

生前一括贈与をする場合 相続時精算課税制度を選択する事により
途中で利用権設定をする場合 容易にできることとなりました。
詳しくは 農業委員会やお近くの税務署にお尋ね下さい。

1/26 福井の富田さんから「農地の利用権設定の問題点(続き)」
福井県池田町の冨田でございます。

相続税・贈与猶予と利用権設定についてです。

金沢市の税務相談室に問い合わせてみました。

 ・農地の相続税あるいは生前一括贈与等の贈与税の猶予措置を受けている
  場合、やはり耕作を辞めた時点(貸し出したり利用権の設定をしたり)で
  納税義務が発生するそうです。

 ・農地の一部を貸した場合はその部分についての納税義務、また貸し出した農地が
  2割を越えると全ての農地に対しての猶予措置が無くなります。

基本的に自ら耕作する場合にのみ、相続税や贈与税の税猶予措置が受けられる
という認識です。

1/26 宮城の齋藤さんから・関谷さんの有機認証について」
 長野の関谷さん 

こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。

> 私も認証シールを買わず↓こんな感じでやってます。
> http://www.d4.dion.ne.jp/~asahiya/ninsyo.htm

とてもいい事だと思います。生産者が直接対面販売する場合は
有機表示はできます。お客さんと生産者がお互いに認めていれば
なんでもありです。要するにお客さんが良いといえばOKです。

もう一歩踏み込んで お客さんと生産者の仲を取り持って 
お上の規制を無視して 両者の利便性に命をかけている「オッサン」も
岩手県盛岡市周辺にはいるようです。

農政事務所や消費技術センターや知事や登録認定機関になんといわれようと
「私は間違っていない お客さんと生産者に支持されている」ことを大義名分に
しているからと平然としています。お役人さんも大目に見ているようですが。

昔から真面目に有機農業をされている生産者は 「してはいけないこと」を
絶対にしていない自負をおもちの方が多いですね。一方「しなければいけないこと」
に関して注意を払う事が 少々おざなりになっているきらいがありますね。

畑や田圃では「有機栽培」なのに 収穫してから調整して販売するまでに
有機でないことが往々にしてあります。これがなかなか気付きにくいです。


齋藤 政憲 psy-farm(アットマ)ae.wakwak.com

1/26 長野の関谷さんから・有機認証について
長野の関谷です。いつも一方的に楽しませて頂いて。申し訳なく思っています。
今回の斎藤さんのメールは特に楽しかったです。
進言しようにも、絶対身近にいそうにない、
「プール育苗」なんて聞いた日には脳内でなんか物凄い光景を想像しちゃいかねない
方々ばかりですね。
有機農産物を作る人、売る人、検査する人…
作る人抜きで、作り方の基準を決めるわけですね。

私も認証シールを買わず↓こんな感じでやってます。
http://www.d4.dion.ne.jp/~asahiya/ninsyo.htm
今回の斎藤さんのメールでますます気持ちが認証制度から離れました。(斎藤さ
んの思惑通り)

あと斎藤さんの以下の文章を色々なところで引用させて頂きたいと思います。感
動したので。

「トヨタがISOやHACCPをとらなくとも 世界の最高水準を維持しているように
JAS有機基準をとらなくとも それ以上の農産物を生産できればいいと思っています。
そのためにもJAS有機基準を正確に理解した上で 完膚なきまでやる覚悟でいます。」

長野県八千穂村
あさひや農場関谷航太
http://www.d4.dion.ne.jp/~asahiya/

1/26 宮城の齋藤さんから「・Re 山土」
やまちゃん へ

こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。

法律や基準はたいへん難しく表現していますので 理解が不能の
場合もあります。その前に気力が萎えてしまいますが。 (笑)

> ぼくの言葉に直すと、
> 「周辺の地図を添付して、近くに産業廃棄物処理場はありません。
> 宅地造成もされていません。ずっと里山でいます。
> そういうところから山土を採集しています」
> ということでいいのかな。

基本的にそれでいいと思います。それに3年間の管理記録が書面で
整理されていれば満点です。付随書類として図面の他に所有者
地番・面積がわかる根拠書類なども考えられます。

> また、無肥料の粒状培土を購入する場合でも、業者からそういう
> 証明書が添付されればいいのかな。そういうアバウトことでは、
> JAS有機の周辺にたむろしている人たちは満足しないのかな。

ちょっと前までは証明書がついていればOKでしたが 工場の
粒状培土の作業行程まで確認する事も要求されています。
なんでこんな事までと思うことがいっぱいありますが
一度始めると それほど苦になくなるのが不思議です。

見たことのないお化けは とても怖いものです。

齋藤 政憲 psy-farm(アットマ)ae.wakwak.com

1/25 宮城の齋藤さんから「山土」
こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。

山土の育苗利用ですが 使用する場合の条件が新たに
付け加えられます。

「周辺から使用禁止資材が飛来又は流入しない一定の区域で
採集する前の3年以上及び採集後 使用禁止資材が使用されて
いない土壌」

山土や周辺の管理記録が3年以上ないと使用できないということですね。

齋藤 政憲 psy-farm(アットマ)ae.wakwak.com
 
●やまちゃんから
生前一括贈与については、いまいちピンと来ない(制度が理解できていない)ところがありますが、
だけど、いささか酔っぱらっていて、質問はまた今度にします。
山土について、齋藤さんの説明を聞いていると、ついため息が出てしまうのですが、
ぼくの言葉に直すと、
「周辺の地図を添付して、近くに産業廃棄物処理場はありません。
宅地造成もされていません。ずっと里山でいます。
そういうところから山土を採集しています」
ということでいいのかな。
また、無肥料の粒状培土を購入する場合でも、業者からそういう証明書が添付されればいいのかな。
そういうアバウトことでは、JAS有機の周辺にたむろしている人たちは満足しないのかな。
1/25 宮城の齋藤さんから「パブリックコメントとJAS有機検討委員」
パブリックコメントは平成11年3月23日に閣議決定され
平成11年4月より法的にパブリックコメントは必ず規制の
制定や改廃をする時等には 国民に求める手続をしなければ
ならない事になりました。

現在の有機JAS検討委員は下記の通りですので 身近な方が
いらっしゃいましたら 是非ご進言下さい。 敬称略

消費者
粟生 実世  栄養改善普及会
伊藤 潤子 日本生活協同組合
大木 美智子 消費科学連合会
河道前 伸子 北海道消費者協会
熊代 聖子 全国生活学校連絡協議会
斉藤 久美子 関西生活者連合会
斉藤 俊子 食品表示ウオッチャー
谷 敬子 全国消費生活相談員協会
徳永 瑛子 日本主婦連合会
堀江 雅子 ベターホーム協会
森田 満樹 食品科学広報センター
山中 博子 地域婦人団体連絡協議会
山根 香織 主婦連合会

流通関係
江口 法生 日本スーパーマーケット協会
山根 和彦 日本セルフサービス協会

有識者
澤登 早苗 恵泉女学院大学人文学部
福士 正博 東京経済大学経済学部
保田 茂 神戸大学

業界関係者
岩泉 好和 日本有機食品認定連絡協議会
武内 智 ワタミファーム
福井 睦夫 食用きのこ種菌協会
三浦 秀雄 有機JAS登録認定機関協議会
水野 葉子 日本オーがニック検査員協会

農水 3人  事務局 4人

齋藤 政憲 psy-farm(アットマ)ae.wakwak.com

1/25 宮城の齋藤さんから「RE納税猶予と利用権設定の問題・2通」
福井の富田さんへ

> もう少し整合性のある政策を図るべきだと思われます。あるいは、
> 利用権の設定そのものが建前なのでしょうか・・・。

そのために平成15年から政策の変更がありました。

> 「生前一括贈与」をした場合、贈与を受けた人が農業後継者として相続税の猶予を
> うけた場合は、贈与した方は相続税が免除されると思います。
>  しかし、その新たな農業後継者が利用権を設定して、農業経営を辞めた場合は
> 同じ様に猶予が無くなってしまって、贈与を受けた方に納税義務がかかるわけです
よね?

納税義務は発生いたしませんので ご安心下さい。

>  農地法の許可を得ていないと言われればそれまでですが・・。

農地法の許可がなくとも 耕作は可能ですし 違法でもありません。

> それにしても、嘘をつかずに農業をしたいですよね・・・。

耕作権はすぐに発生はしませんし 所有者に一方的に返せといわれれば
返さなければならない恐れはありますが。

齋藤 政憲 psy-farm(アットマ)ae.wakwak.com

1/24 福井の富田さんから「農地流動化とヤミ小作・2通」
(その1)
宮城の斉藤様、メール有り難うございました。
 
私がとても不思議に思いましたのは以下の整合性の無さです。
 
政策的に(認定農家等へ)農地の流動化や集積を図るという目的で
利用権設定等促進事業を推進している一方で、その事業にのると
相続税の猶予が受けれなくなる可能性が出てきます。
 これでは、利用権を設定する人はあまり出てこないと思われます。
 
もう少し整合性のある政策を図るべきだと思われます。あるいは、
利用権の設定そのものが建前なのでしょうか・・・。
いずれにしても、本気で流動化を進めたいのならば、利用権設定等
促進事業はあまり役に立たない事業に感じます。
 
* * * *
それから、斎藤さんに質問といいますか、もう少し詳しく教えて頂きたい
のですが、
 
>平成15年1月1日から平成15年1月1日以降に「生前一括贈与」された農地は
>容易に利用権が設定できるようになりましたが それ以前は冨田さんのいう通りですね。
 
「生前一括贈与」をした場合、贈与を受けた人が農業後継者として相続税の猶予を
うけた場合は、贈与した方は相続税が免除されると思います。
 しかし、その新たな農業後継者が利用権を設定して、農業経営を辞めた場合は
同じ様に猶予が無くなってしまって、贈与を受けた方に納税義務がかかるわけですよね?
 そうしますと、やはり相続税を納めてまで利用権を設定する人はいないと思います。
問題はそれを知らずに既に設定してしまっている場合は大変だと思うのです。
 いかがお考えになられますでしょうか?
よろしくお願い申し上げます。
 
(その2)
西村様貴重な事例をお教え頂き有り難うございました。

やはり、農地を農地として維持するのであれば、たとえ他の人に耕作してもらっていても
台帳の上では自分が耕作し管理している事にするのがベターなのですね。
利用権など設定してしまったら、即相続税。
 農地法の許可を得ていないと言われればそれまでですが・・。
それにしても、嘘をつかずに農業をしたいですよね・・・。

1/24 広島の西村さんから「RE:相続税猶予特例」
>〜相続税猶予の失効

> この相続税の猶予の条件として「本人が耕作する事」が条件となっているからです。

作業の全面委託を受けて耕作するという形ではいかがでしょうか。土地所有者が主体となって農業経営を行っているという形を保てば何とかなりそうですが。
 普通の借地みたいに作付け品種や田植え時期などを土地所有者にお伺いを立てて決めたようにしておくわけです。
土地所有者は「作業を委託している。」と言い切れば農業委員会の引き下がるのでは。
日ごろは役場にいますが農地相続時には現地検証にやってきます。「預けている。」とか「貸している。」なんて言ったら
納税猶予を認めてくれませんよ。

亡父が遊休地の相談を受けて20年、農業を続ける覚悟があれば農地にするように勧めて20年経ちましたと感謝されたことがあります。
かみさんとの縁組の話を持ってきていただいた仲人さんです。私のところよりももっと地価の高い都市部にお住まいです。

相続時には20年間に転用する可能性の低いところから納税猶予の対象に設定して相続税額のシュミレーションを行い決めました。
先行きの分からない土地は母に納税猶予の相続させてしばらく先延ばしする。(自分が相続税を払いきれそうに無い場合。)

相続税額はゼロでしたが、相続にかかわる税理士報酬には約130万かかっています。

1/23 宮城の齋藤さんから「農地流動化とヤミ小作」
福井県池田町の冨田さん
 
こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。
 
> つまり、やみ小作ならば問題ないのですが、利用権を正式に設定すると相続税の
> 納税猶予の特例を受けれなくなるということです。
>  現実には税務署へ届けなければわからないのですが、違法行為です。
>  有機栽培を志す農家ならば情報公開・経営の透明性は重要な事ですし、もちろん
> 違法行為に荷担したくはないはずです。
 
基本的にヤミ小作は違法ではないと認識しています。もし困る事があるとすれば
耕作者としての正式な権利(耕作権や生産された農産物の所有権)が侵される
可能性があることですね。それ以外は特に問題にはならないと思っています。
 
> 今後、地主本人が耕作できない農地はますます増えてゆくと思います。
> このような状況の中で、真面目に利用権をした人は相続時に莫大な相続税や
> 利子税(特に路線価の高いところなど)を払う必要が生じます。
>  もし、私に農地を貸してくださるという方がおられても私なら利用権の設定を
> 勧めることはとても出来ません。
 
平成15年1月1日から平成15年1月1日以降に「生前一括贈与」された農地は
容易に利用権が設定できるようになりましたが それ以前は冨田さんのいう通りですね。

1/23 岡山の林さんから「JAS有機について」
 JAS有機は今後どうなっていくのでしょう?
JAS有機とは無関係ではないと思われることですが、無農薬表示も出来なくなりまし
た。その理由が私の知るところでは、「日本の(あるいは世界の)どこかで農薬が使
用されている。だから、大気中にはごく少量とはいえ浮遊しているだろう。それを消
費者である私達が呼吸している。同じ大気で栽培されている作物はどこで栽培されて
いるかにかかわらず大気を通じて飛んできて付着している筈である。無農薬と表示す
ると消費者はその農作物に農薬が含まれていないと勘違いする。だから無農薬表示は
いけない。」というような論理の構成だったと思います。絶対ゼロはありえないとい
うことですよね。間違っていたら指摘して下さい。
一方、今日スーパーで買ってきた豆腐(普通は買わないのですがこのメールを書くた
めに買ってきました。)には「遺伝子組換え大豆は使用しておりません。」と書かれ
ている。大抵の大豆製品にはこのように書かれているようだ。しかし、5%までは遺
伝子組換え大豆が含まれている可能性はあるのでしょう。このような表示では消費者
は買ってきた大豆製品に「遺伝子組替え大豆が全く含まれていない」と勘違いしない
のでしょうか?
最初の例では、量の問題が質の問題にすり替えられていますね。やはりダブルスタン
ダードと言われても仕方ないでしょう。

ある解決するべき問題があるとします。この問題を解析すると99%がAという原因
で、0.9%がB、残り0.1%がCという原因で問題が発生していたのだとすると、BとC
はほっておいてAという原因を取り除けば問題は現実的な意味で解決に大きく前進し
たと言えるのではないでしょうか?
JAS有機にしても前向きな取り組みで前進させていくべきではないでしょうか?

林 正弘
岡山県御津町

1/23 宮城の齋藤さんから「日本基準を世界基準に」
笹村 さん

こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。

> JAS有機のような世界基準は日本の農業分野では全く悪
> 法以外の何物でもありません。

その通りです。

> パブリックコメントなど何度もさせてもらっております
> が、効果のあった試しがありません。あれは一応は意見
> を言わせたというだけで、まともに考えてくれるとは到
> 底思えません。

アリバイ作りですね。ほんとうに意見を聞こうとは思えません。
まともに関わりあったら 全くの骨折り損です。かといって
黙っていたら ますます当局の思う壺です。最終的には
数の問題でしょうが 言いつづけることだと思っています。

> 現在進められている、有機畜産基準は更に日本の現実か
> ら遊離していて、誰の為の農水かと驚かざる得ません。

日本で有機畜産をする事に意味があるのかと問われそうになるくらい
当局の姿勢が疑われてしまいます。というか畜産局は農水の中では 
有機に関しては「伏魔殿」ともいわれているそうな。

> 例えば、鳥インフルエンザ関係では、一方で野鳥との遮
> 断を求め、一方で、放し飼いの奨励となってしまいま
> す。ドイツでははっきりケージ飼いの禁止に進んでいま
> す。
> 日本の畜産をどのようにして行くのか、方向を丸で見
> 失って、農業は他産業の邪魔をしなければ好いとおずお
> ずしているようにしか見えません。
>
> つい黙っていられませんでした。

有機農業の原則は土耕と輪作です。水田農業を理解できなかった
欧米諸国は 水稲の連作を認めていませんでした。 国内で
空騒ぎをいくらしても通じなかったのですが コーデックス委員会で
正式に日本の水田農業を主張したため 有機水田農業が認められました。

同様に 畑作でも畜産でも日本の実状にあった基準を コーデックス
委員会で主張すれば 日本型有機農業基準が採択される可能性が
あります。これまでは国交省・厚労省・農水省などがバラバラに活動して
いましたが 最近は少しまとまって意志統一をしているようです。
これもポーズかもしれませんが 少しは期待しています。


齋藤 政憲 psy-farm(アットマ)ae.wakwak.com
 
1/23 千葉の野口さんから「 JAS有機について」
 千葉の野口です。

> あしがら農の会の笹村です。
> JAS有機のような世界基準は日本の農業分野では全く悪
> 法以外の何物でもありません。
> パブリックコメントなど何度もさせてもらっております
> が、効果のあった試しがありません。あれは一応は意見
> を言わせたというだけで、まともに考えてくれるとは到
> 底思えません。

ごく少数の意見ですから、反映されなくてもいいと考えているかも知れませんね。
だって、インターネットで常に覗いている人なんて、パブリックコメントの対象者に
いるわけないでしょ。そこにあるかどうかわからないのに、見に行かないよ、普通は。

他がやるから横並びでまねたというレベルだと思いますよ。私は。

本気でやるなら、パブリックコメントの存在とかテレビとかで宣伝してもらうべきで
しょうね。
(取り上げてくれるかも怪しいけど)

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

  mailto:turbo(アットマ)kaimu.jp  野口 忠司(た〜ぼ)
  http://www.kaimu.jp/   花囲夢@我孫子/千葉

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

1/23 神奈川の笹村さんから「JAS有機について」

> 農水がJAS有機だけでなく 基準などを検討したり
策定する場合
> かならずパブリックコメントを1ヶ月前にインター
ネットなどで求めたりします。
> その時に発言しないと 国民の皆さんから異議がでな
かったとなって
> 後の祭になってしまいます。

あしがら農の会の笹村です。
JAS有機のような世界基準は日本の農業分野では全く悪
法以外の何物でもありません。
パブリックコメントなど何度もさせてもらっております
が、効果のあった試しがありません。あれは一応は意見
を言わせたというだけで、まともに考えてくれるとは到
底思えません。

現在進められている、有機畜産基準は更に日本の現実か
ら遊離していて、誰の為の農水かと驚かざる得ません。
例えば、鳥インフルエンザ関係では、一方で野鳥との遮
断を求め、一方で、放し飼いの奨励となってしまいま
す。ドイツでははっきりケージ飼いの禁止に進んでいま
す。
日本の畜産をどのようにして行くのか、方向を丸で見
失って、農業は他産業の邪魔をしなければ好いとおずお
ずしているようにしか見えません。

つい黙っていられませんでした。

1/22 福井の富田さんから「藤本農園見聞録(農地流動化と相続税猶予特例)」
福井県池田町の冨田でございます。
 
先日、藤本農園の藤本さんに伺ったお話です。
 
「農水省が進めている農地流動化を行い農地の利用権の設定すると
相続税猶予の特例措置が受けれなくなって、相続税と利子税を払わなければ
いけない。我々の税金で勧めている農水政策でこのような整合性の無い状況
が生じることは大変問題である。」
 
そこで、いろいろと調べてみました。
 
〜流動化の進め
 農水省は「やみ小作」ではなく農業経営基盤強化促進法に基づく利用権設定促進
を勧めています。
 ある地主が今までは個人間で耕作の約束をしていたとします。いわゆるやみ小作です。
そこで、農業委員会に行き、地主が自分の農地の利用権を、別の耕作者又は農業法人に
設定するとします。
 
 しかし、以下のようなデメリットがあることをあまり明記していない問題があります。
 
〜相続税猶予の失効
 ここで、ある問題が生じます。
 もし、現在の地主が農地を相続した際に
「農地等に係る贈与税及び相続税の納税猶予」の適用を受けていた場合には、
利用権を設定すると、相続税と相続時点からの利子税(年利6.6%)の支払い義務が
発生してきます。
 この相続税の猶予の条件として「本人が耕作する事」が条件となっているからです。
(相続してから20年が経過すると相続税の支払い義務がなくなります。)
 
〜やみ小作なら問題なし
つまり、やみ小作ならば問題ないのですが、利用権を正式に設定すると相続税の
納税猶予の特例を受けれなくなるということです。
 現実には税務署へ届けなければわからないのですが、違法行為です。
 有機栽培を志す農家ならば情報公開・経営の透明性は重要な事ですし、もちろん
違法行為に荷担したくはないはずです。
 
〜本当に農地流動化を推進するつもりがあるのか? 
今後、地主本人が耕作できない農地はますます増えてゆくと思います。
このような状況の中で、真面目に利用権をした人は相続時に莫大な相続税や
利子税(特に路線価の高いところなど)を払う必要が生じます。
 もし、私に農地を貸してくださるという方がおられても私なら利用権の設定を
勧めることはとても出来ません。
 
以上です。
もし、反論やアドバイス等がございましたら是非お願い致します。

1/22 岡山の林さんから「播種時期」
皆さんこんばんは、
今日は一日中トンネルの中で過ごしました。冬でも(トンネルの中で)草取りマラソ
ンを走っているからです。赤木さんや北海道の平野さんのメールにありましたよう
に、農薬は15年、20年後に人体に効いてくるから農薬に頼らず手で草取りするの
がやはり一番良い方法なんですね。ある材木屋にパネルを買いにいったら私の名前を
知っていたのです。材木屋のお客さんが私のことを「農薬撒けばすぐ農作業が済んで
しまうのに、手で草取りしている。」と言ったようだ。世間でどう思われているか知
らないけれど、私はこの方法を続けていくだろう。
最近、昼間の時間が長くなっていくのが体感できる。本当に毎日時間が違っていくの
に驚く。現代ならトンネルという栽培方法があって冬でもニンジンを栽培できるが、
昔なら冬に播種することは出来なかった。大抵の作物は春になってやっと播種するこ
とが可能だったのだろうが、この時期を決めるのが難しかったのではないだろうか?
太古の百姓はどのように播種時期を決めたのだろう?それを決めるにはカレンダーが
必要だったろう。また、カレンダーを作るには一年の特徴的な起算日を決めておく必
要があっただろう。それはやはり冬至が最も最適な日だと思われる。冬至というのは
昼間の時間が一番短い日であって、朝日が昇るのが一番遅い時間の日という訳ではな
い。その理由は、地球の公転軌道が円軌道ではなくて楕円軌道を描いているからだ。
時計のない古代においても冬至が正確に知られていた。かなり以前の話になるが、私
はこの冬至を決めた古代の天体観測所の役も果たしていたと思われるイギリスのス
トーンヘンジへ出かけたことがある。当時勤めていた会社に2週間の休暇を取ってイ
ギリスのイングランドにあるソーズベリーという町に出かけた。(日本の会社なら2
週間も休暇を取って帰ってきたら自分の席はないだろう。)知り合いのドイツ人に、
あるイギリス人を紹介してもらってその人の家に下宿した。ある日ストーンヘンジか
ら帰ると下宿のイギリス人は「私の名前が読めた?」と聞いた。私は、「周りにロー
プが張られていて近づけませんでした。」と答えた。彼女の子供時代にはそのストー
ンヘンジで遊んだらしい。そしてその岩に自分の名前を刻んだらしい。
ストーンヘンジは岩のサークルだが、現存するサークルの中にも同周円状にいくつか
の小さいサークルの痕跡がある。これは地球の歳差運動のために1000年もすれば
誤差が大きくなりすぎて改修が必要となったためだろう。(ストーンヘンジは現在の
イギリス人の祖先が作ったものではない。)

林 正弘
岡山県御津町

1/22 宮城の齋藤さんから「ReRe・JAS有機と山土」
やまちゃん へ

こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。

> ぼくは「目的外利用」というのが大好きで、そういうのを発見すると、ワクワクす
る方なんです。

私も全くそうです。

> JAS有機の周辺で飯を食っている連中には、
> あまり百姓に対する「愛」がないんやね、と思ってしまいました。

所詮 次元が違っていますから もう相手にしないことにしています。
そんな輩とは。

> 齋藤さんのお便りに接するごとに、JAS有機から心が離れていくのはどうしたこと
でしょう。

はやく JAS有機基準をバカにして 離れていく人が多くなってくれればと願っています。
本気ですよ。そうでもしなければ 農水は有機(化学合成農薬の不使用)農業の
推進に取組んではくれないと思っています。

トヨタがISOやHACCPをとらなくとも 世界の最高水準を維持しているように
JAS有機基準をとらなくとも それ以上の農産物を生産できればいいと思っています。
そのためにもJAS有機基準を正確に理解した上で 完膚なきまでやる覚悟でいます。

最後はちょっと大袈裟でしたね。

齋藤 政憲 psy-farm(アットマ)ae.wakwak.com

1/22 やまちゃんから「Re・JAS有機と山土」
齋藤さん、ありがとう。とてもよくわかりました。
しかし、うーんとうなってしまいました。
なんと窮屈なことよのうと、思ってしまいました。
 
ぼくは「目的外利用」というのが大好きで、そういうのを発見すると、ワクワクする方なんです。
栽培の核心に迫る目的外利用をぼくのオリジナルで発見したことは、まだありませんが、
化学物質を入れた100リットルのドラム缶を見つけ、それに携帯用カイロを入れて、
脱酸素貯蔵したら、保冷庫よりよっぽどお米が美味しかったなど、など。
米ぬかを流し込んだら、除草剤に近い効用があったとか、
海水を冬の湛水田に散布したら、トロトロつるつるになったとか、
そんな栽培の核心に迫る「目的外利用」にも、いずれ出会いたいなと思っています。
でも、そんなのが出てきても、農水に問い合わせたら、前例がないから認められないでしょうね。
法律の世界ですから。
 
プール育苗が話題になって、問題視されるとか、
JAS有機の周辺で飯を食っている連中には、
あまり百姓に対する「愛」がないんやね、と思ってしまいました。
 
まあ、そんなこと齋藤さんに対するお礼のところで言ってもしようがないことですが、
ただ、齋藤さんは、なんとかJAS有機を我が国に根付かせたいと
まじめに考えておられる方のようにお見受けするのですが、
齋藤さんのお便りに接するごとに、JAS有機から心が離れていくのはどうしたことでしょう。

1/21 宮城の齋藤さんから「JAS有機と山土」
やまちゃん

こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。

> JAS有機では、どうしてそういうことにクレームをつけるのかが、わかりません。

外圧(コーデックス委員会の基準)が一番大きいと思われますが
これは論じても次元が違いますので別な機会にいたします。

農水がJAS有機だけでなく 基準などを検討したり策定する場合
かならずパブリックコメントを1ヶ月前にインターネットなどで求めたりします。
その時に発言しないと 国民の皆さんから異議がでなかったとなって後の祭になってしまいます。

> たとえば、ボカシを作る時に、山土を混ぜてやるといいとか、
> 野菜の床土を作る時に、真砂土を入れるというようなことが伝統的に行われています。
> 徳島県の吉野川流域の野菜地帯では、「手入れ砂」といって、海砂(川砂?)を入れて、
> 土を活性化させるという方法が伝統的にやられています。

JAS有機基準をよく読むと 目的外は使用禁止となっています。これはJAS有機基準だけ
でなく農薬の世界でも同じことですね。野菜の農薬は水稲に使えない。(水稲に登録された
農薬だけが使用できる) 米糠や規格外大豆を除草剤としては使用は禁止です。
また 電解水も同様な理由から禁止のようです。(ウソみたいな本当の話です)

山土もボカシを作る時に なぜ入れるのかの目的がはっきりしていれば可能だと
思われます。「手入れ砂」などもそう言う意味であればいいのではないでしょうか。

> ぼくは、強粘土質で排水の悪い田んぼを土壌改良するのに、
> 海砂を7センチほど客土したことがあります。結果はベリーグーでした。

JAS有機で認定された有機圃場に 有機以外の土壌を客土したら 初年度は
転換期間中有機になりますね。暗渠なども使用する資材に十分注意しないと
工法も含めてですが 後で有機でなくなるおそれがあります。

> また、熊本の後藤清人さんの周辺では、名前は忘れましたが、
> 山の赤土(土性が軽い)でいいものを発見して(多分ミネラルが豊富なんでしょう)、
> 床土やボカシ作りに活用していました。
> いったい何が問題なのでしょうか?

貝化石やニガリや海水なども「おいしいお米」には必要なものですが 使用する時は
お近くの農政事務所や消費技術センターや直接農水にお尋ねされた方が賢明です。

> プール育苗の問題点というのは、また別物なのでしょうか?

有機の基本は土耕です。プール育苗は苗箱の下にビニールを敷いて 作土と
隔離するため問題があるとされています。はっきりと禁止になったかどうかは
不明です。水耕栽培の清浄野菜や礫耕栽培のワサビに有機表示ができないのも
このような理由からのようです。


齋藤 政憲 psy-farm(アットマ)ae.wakwak.com

1/21 福井の塚本さんから「やっぱりたくさんの育苗は大変なんだ。」
  山ちゃんと話していて、大規模になればなるほど大量の床土に肥料を混ぜたり切り返したり、寝かせておく場所が問題なんだと気がつきました。
  私が使う400枚の育苗の床土でもそんなことをするのは大変です。ましてやその10倍20倍となれば・・・・。特別栽培で楽をしている私と違い、具 体的な問題にぶつかりながら有機認証を受けている人たちはやっぱりすごい。この話題は私のためにとても役立ちました。    福井の塚本でした。
 
●やまちゃんから
齋藤さんから
>また JAS有機では プール育苗と床土が問題になっております。
>特に床土は 山土など圃場以外の場所からの採取では 使用禁止に
>なりそうです。野菜育苗なども 購入苗や圃場以外の床土で野菜苗を
>育苗した場合も 有機の表示は困難となるようですので注意が必要です。
 
とありましたが、どうも腑に落ちません。
JAS有機では、どうしてそういうことにクレームをつけるのかが、わかりません。
たとえば、ボカシを作る時に、山土を混ぜてやるといいとか、
野菜の床土を作る時に、真砂土を入れるというようなことが伝統的に行われています。
徳島県の吉野川流域の野菜地帯では、「手入れ砂」といって、海砂(川砂?)を入れて、
土を活性化させるという方法が伝統的にやられています。
ぼくは、強粘土質で排水の悪い田んぼを土壌改良するのに、
海砂を7センチほど客土したことがあります。結果はベリーグーでした。
また、熊本の後藤清人さんの周辺では、名前は忘れましたが、
山の赤土(土性が軽い)でいいものを発見して(多分ミネラルが豊富なんでしょう)、
床土やボカシ作りに活用していました。
いったい何が問題なのでしょうか?
プール育苗の問題点というのは、また別物なのでしょうか?

1/21 北海道の平野さんから「赤木さんのあるイチゴ農家の悲劇を読んで」
北の最果て北海道の百姓です。
いつも山ちゃん始め皆様のメールをただ見して申しわけございません。
赤木さんの、あるイチゴ農家の悲劇という文を読んで感じたことを書きます。
我が町は菊、カーネシヨン、バラ、等栽培が盛んです。私も農高を卒業したごろは両
親が菊やトルコキキョウなどを栽培していました。切花ですので夜22時すぎまでも手
伝った思いでがあります。ダニや病菌に気を配り毎週1〜2回防除していました。ハ
ウス内なので殺虫殺菌剤はそのまま人間の顔や手から体内に吸収されたと思っていま
す。あれから30年過ぎましたが、今その年代60歳前後の人達が、やたら体の調子
が悪いことを耳にします。
やはり、薬剤が肝臓などに蓄積して(いい表現ではない)15年〜20年経過するとや
られて来るのでしょうか?数十年、一生懸命働いて、さあこれから年金人生楽しくと
いう矢先、体がボロボロになってしまっては!
もう一点、水田防除にラジコンヘリが全盛ですが5倍液、8倍液という強い濃度の薬
液がオペレータや誘導員の顔、手、半袖の腕などに目には見えない細かい薬液が付着
しているものと思われます。作業から帰ると素手でタンクや噴口を洗うのを目にしま
す。
この作業は、地域を担う若手の農業者が中核で作業をしています。今一度気配りする
啓蒙活動が必要ではないでしょうか、今から15年〜20年先を思う時、先に書いた
事が繰り返さないよう望みたいものです。

        虫の発生状況よりも、定期一斉防除を優先させる防除方法に疑問を
もつ百姓より。

 
1/21 岡山の赤木さんから「イチゴ農家ああ無情」
 赤木@菜の花です。
 
 育苗培土で盛り上がっているところへ申し訳ない。最近耳にした小話をひとつ。
ずーっと前にイチゴ農家の悲劇を書いたことがある。今日のも同じです。
 
 近所にイチゴ生産地区があります。皆さんだんだん年取って廃業されてきています。
若い人は腰を曲げるイチゴ作りよりも、勤めに出たほうが楽でお金になるから、後継ぎが育ちません。その地区が生産皆無になるのも時間の問題です。
 そんな中の1軒で、ご夫婦そろって入院されてしまった。病名は体中どこにでも出る例のやつだ。胃○〇、肺〇〇、乳○〇、喉頭〇〇、肝臓〇〇、、、、いっぱいある。
 最近のイチゴはとにかく甘い。酸い味(クエン酸)が少ないから病気になりやすい。美人薄命というやつか。病気にかかられたんでは売り物にならんから、せっせせっせと薬を撒く。収穫する朝にも撒いている。
 殺虫剤は大きな虫の息の根を止める。殺菌剤は微生物の息の根を止める。
口や肺から入った殺菌成分は、きっと人体の細胞単位に攻撃してくるのだと思う。
細胞は微生物みたいなものだ。パンチを食らった細胞(DNA)はやがてぐれてくる。
これを人呼んで変異原性という。違ってたらゴメン。調べればいいのだが、膝の上に猫ちゃんがいて立てれない。
 
 先ほどの夫婦は、どこに訴えることも出来ない。因果関係を証明するすべを、二人は持っていない。誰も持っていない。病気と仕事との因果関係を疑う者すら少ないだろう。
一人背負って闘い、苦しむ。最新の遺伝子組み替え治療を受けようとしたら一人数百万円を請求される。夫婦で1200万か。。。。。
 撒いた本人が悪いのか、撒かせた側が悪いのか、そんなもの作った会社が悪いのか。傷み易い品種を望む消費者が悪いのか。いずこが悪いのか知らんけど、哀れな話だよ。
使用方法が悪いからそうなるのだ。。。とは、農水事務官の言い草。
 
 ということで、イチゴはしっかり洗ってから食べよう。ま、素性の知れたやつ以外は、口に入れないのに限る。
                自然を愛し環境を考える百姓    赤木歳通

1/20 神奈川の千田さんから「有機床土」
 神奈川の千田です。

《神奈川で有機53年》の人に教えてもらった有機床土の作り方は、次の通りで
す。

・ 山土を5mm四方の網に通す。下に落ちた土はすべて使う。
・ 土500kgに対して油粕を10kg入れ、手でよく混ぜる。
・ 土をかまぼこ型にして、さっとしみる程度に水かけをする。(ハウス内で)
・ ビニルをかける。

一週間後 
  全体に白い菌がまわったら
・ 土をよく混ぜ再びかまぼこ型にする。
・ 乾いているようだったら水をさっとかける。
・ ビニルをかける。

さらに一週間後
・ 白い菌が出なくなったら完成。
 5mm四方の網に通して大きなかたまりを取り除く。

以上です。この方法で毎年やっています。

1/20 福井の塚本さんから・有機質の床土 試作してみます
育苗だけでもいろいろあって奥が深いようですね。
私もうっかりメールを書いたので、自分の考えを試してみたいと思います。
失敗しても他の人の参考になります。 
 
 有機質の床土を試作してみます。

 @醗酵鶏糞と土を混ぜたもの

 A菜種の油粕と米ぬかと土を混ぜたもの

 の2種類です。写真の真ん中は対照区です。
 
(ハウスの奥に白く見えるのは、雪です。寒い!寒い!)

 福井県内の今の天気では温度不足なので、微生物の活動(呼吸?)のスタートにホカロンを入れたり、温床の中に入れたりと温度をできるだけ上げるようにしたいと思います。本当は夏越しが理想、だめなら秋の暖かいうちに作って寝かせておくのが良いのでしょうね。微生物が有機質肥料を利用しつくしていたら大丈夫と思っているのですが・・・。残念ながら今回は、どのくらい寝かせたらいいかの期間は確かめることはできません。
 詳しくは結果が出てから報告します。とにかく大急ぎでスタートしました。

   福井の塚本。

1/20 宮城の齋藤さんから「 有機床土問題」
こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。

> さて、話変わって、このところの「有機床土問題」
> ぼくは、市販のみのるの培土(化学肥料混和済み)を使っているので、
> JASの有機認証を受けている人たちは大変だなあと、あらためて思います。

私もJAS有機でやっていますが ポット育苗ではポットの育苗土は
無肥料でやっています。苗床土には田圃の元肥と同じ物を施肥して
いますから 所謂 肥料による苗の失敗は皆無です。

また JAS有機では プール育苗と床土が問題になっております。
特に床土は 山土など圃場以外の場所からの採取では 使用禁止に
なりそうです。野菜育苗なども 購入苗や圃場以外の床土で野菜苗を
育苗した場合も 有機の表示は困難となるようですので注意が必要です。

齋藤 政憲 psy-farm(アットマ)ae.wakwak.com

1/20 福井の富田さんから「藤本農園見聞録(有機の苗作り」
福井県池田町の冨田でございます。
 
先日の東さんの育苗に関する話題提供を受けまして、
鯖江市の藤本さんにお聞きしてきました。
 
以下は藤本さんからお聞きした話をまとめたものです。
 
 
〜播種枚数と予備苗〜
 藤本農園では苗販売もされておられるので、自家用を含めて
1万3千枚を播種し、1万2千枚を使用するそうです。
 予備苗は1千枚で全体の7.7%になります。
 その予備苗1千枚は販売用で追加のお客さん等もおられるため
にそのくらいにするのだそうです。
 そして、使えない苗は100〜120枚程度、お客さんには売られないけども
自家用としては使える状態の苗が200〜300枚だそうです。
 そうしますと、苗の失敗率は1%以下ということになります。
 
〜床土〜
粒状で無肥料の市販の土を使っています。
 
〜1.5葉からの低温育苗〜
出芽はハウス内での平置き。ホワイトシルバー85(春の気温が暖かく
なってきているのでラブシートに変更するかもしれないとのこと)を被覆して
10日前後出芽を待ちます。
 
 播種時期は3月中旬〜下旬。北陸なので霜や雪が降ることもある寒い
時期です。
 出芽後1.5葉になると出芽も揃ってきますので、一気にハウスを覆っている
ビニールをとってしまいます。
 育苗時の失敗の多くは高温になりすぎることにあると思いますが、藤本農園
では3月という寒い時期にもかかわらず、露天にしてしまい冠水(プール育苗)
する事によって障害や病原菌の発生を防いでいるのだと思います。
 また、寒い時期に露天にすると気温の上下に生育が大きく左右されますが、
プール育苗によって気温の上下を和らげています。
 
 
〜肥料、追肥のタイミングと量〜
 藤本さんの稲作全体の考え方として、有機から無肥料・無施肥へと移りつつある
とのことでした。
 ですので育苗段階においても以前に比べ肥料を減らす方向にあるとのことでした。
 藤本農園での苗は大きく二つに分かれます。
一つは有機肥料による苗。もう一つは無肥料の苗です。
 
 以下は有機肥料による苗について書きます。 
 まず、播種時にマドラグアノを50g/箱入れます。(以前は100g入れていた。)
箱の底に入れるのは根の先端部にもってゆくため。
 この状態で出芽させ、様子をみます。
 生育初期の成長が良すぎる場合は後半までもたないので、3.5葉〜4葉期に
かけて、タイミングと様子、気候・気温を考慮しながら追肥するそうです。
 また、成長が思わしくないと判断した場合も同様に追肥するそうです。
 しかし、追肥無しでゆく苗も多く、そのあたりは経験による判断があります。
 
 追肥は、川合肥料のボカシ大王S(粒径の細かいタイプ)を50g/箱を目安に
動散で上からやります。苗の上を歩く方法は苗箱の隣り合わせの4つの角の
上に足を乗せながら撒いてゆきます。そうすれば、苗を踏まないし箱も傷まない。
 
 また、ハウス全体に追肥するのではなく、状況に応じ部分的に追肥するそうです。
 
〜プールにたんぼの土を入れる〜
プール内にスコップで取ってきたたんぼの土を入れるそうです。
これは、プール内の微生物を増やし、活性化させるためです。この微生物が
病原菌を防ぐと共に肥料の分解を早め、ボカシ大王の場合は未熟な有機物は
少ないと思われますが、その発酵期間の短縮も行って障害等の発生を防いでいる
のではないかと思いました。
 プール内に藻が発生すると生育も良く、無肥料でも立派な成苗になるそうです。
 
〜リン酸が大切〜
魚汁を使用しないのは何故か質問致しましたら、窒素に偏っているからとの答え
でした。また、魚汁に比べ肥料バランスが良く、粒状肥料の方が一気に効いて
しまったりせず、また、雨で流亡してしまわないからとの事でした。
 基本的に窒素の入っていないグアノ(リン酸)でスタートして、状況に応じて
窒素肥料を補うというスタイルです。
 
〜未熟有機肥料を使用する場合〜
おからや米ぬか等の有機肥料やボカシを使用する場合は、1年間積んでおき、
翌年使用すれば問題はないが、なかなか大規模でやる場合、農家レベルでは
現実問題として難しい、との事でした。
 
以上です。

1/20 福井の冨田さんから「 藤本農園見聞録(種子選別の追加)」
福井県池田町の冨田です。

藤本農園での種籾の選別に関する追加です。

ライスグレーダーで種籾を選別する場合の注意事項として
以下の事をおっしゃっておられました。

・ライスグレーダーでの選別をより確実に行うため、
投入流量を少なくしてかつ連続的に一定量を流すこと。
また、排出側を少し高くし、傾斜を緩やかにして種籾の
滞在時間(選別時間)を長くする事。

投入流量のシャッターは全開時の半分位に設定されておられる
との事でした。
 流量等の調整は選別具合等を確認しながら調整することが
必要ですね。


 それから、藤本さんがこの方法をするようになったのは3〜4年前
からだそうです。それまでは木酢液による比重選をおこなっておられた
そうです。

以上です。

 
●やまちゃんから
冨田さん、ありがとう。
実は、この「藤本農園見聞録」は、山下が冨田さんに「やってもらえないかなあ」とお願いして、
冨田さんが、快く引き受けて下さったものです。
藤本さんは、豪快な方で、他の人のいいものはどんどん食らいついて吸収する、
自分の持っているものは、惜しげもなくオープンにしてくれる方です。
ただ、藤本さんは、書くよりしゃべる人、キーボードをピコピコやるなんて想像できません。
ぼくが、駆け出しの頃、井原さんのところに行って、雑談してるだけでずいぶん勉強になったので、
冨田さんにお願いしたのです。
藤本さんは、強引な人でもあるので、振り回されたら大変だけど、
冨田さんはマイペースな方のようで、安心しています。
(と、書きながら、ずいぶん失礼なこと書いてるなあ。藤本さん、冨田さん、ごめんなさい)
これからもよろしくね。
 
厚かましさのついでに、もう一つ書いちゃおう。
クサツパイオニアファームや夢工房などの従業員の方が、
師匠のゴーストライターになってくれたら、おもしろいんだけどなあ。
いずれ独り立ちして百姓をと思っている人が多いでしょうから、
きっとすごい勉強になると思うけどなあ。
 
おまけにもう一つ。
村山さんへ、「お米の勉強会」の会報に掲載されていた「藤本農園の経営史」
あれ、とてもおもしろかった。
転載したいので、送っていただけませんか。
 
P.S
1月22日に、西宮で「お米の勉強会」があって、
岩手の百姓が来て、「プロが丹誠込めたお米と、ライスセンターのお米と違いがあるか」
とのテーマで、食味会があります。
当地から本岡さん、岡田さん、ぼくが参加します。金沢から、カルゲンの杭田さんという元気な老青年、
土門剛という、吉本の上をいく漫談家(毒舌家?)も来ます。
きっと一家言もっているだろうお米屋さんも来られます。
いったいどんな風に進行するのだろうと言う、不安と期待もあります。
よかったら、ご一緒しませんか。
 

1/19 やまちゃんから・外野席からですが、、、
赤木さんが、「早いほうがいい」「メーカーのカタログなんてほっときゃいい」と書いているのを見て、
野菜の経験から、ぼくも「そうだそうだ」と、思いました。
「芽さえ出れば、こっちのもんだ」と言うことが多いのです。
その典型は、大浦ゴボウです。1月下旬に種まきして、腹巻きの中で催芽して、透明マルチをベタがけして、芽さえ出れば、あとは露地で、霜が降ろうが、氷が張ろうが、もうこっちのものです。
トウモロコシもしかり。2月20日頃に一番の種まき(直まき)をして、6月15日くらいにはお店に並べています。
 
赤木さんの話に「そうだ、そうだ」と思いながら、
我に返って、焦りはじめました。
「2月はじめに、菜の花の種まきやて!」「2週間もないやないか」
「その前に2回はロータリーをかけんとあかんやろし、鶏糞もふらなあかん」
「めちゃ忙しいやないか」「シビシビ雨もふって、田んぼも乾いてへん」
 
そこでもう一度我に返りました。
赤木さんも「田んぼが乾いていたら、、、」という条件を付けている。
それに、2月はじめ頃の、条件が厳しい頃に野菜の種をまくと、
こぶれる(ひねくれる、へそを曲げる)と、後々まで尾を引いて、
逆に遅く播いた方がすくすく育って、追い越してしまうことがある。
2月中頃までに種まきできればよしとしようと言うことで、気を落ち着かせた次第です。
そして、いざ菜の花が順調に育ってくれたら、
トラクターがしんどからずに、鋤き込んでくれるぎりぎりまで大きくしてから、
(花見は出来ないかもしれないけれど)
田んぼに鋤き込むことになりそうな予感がしています。
なにせ、日の本の「絡まん爪」のポンコツトラクターがあるのです。
 
さて、話変わって、このところの「有機床土問題」
ぼくは、市販のみのるの培土(化学肥料混和済み)を使っているので、
JASの有機認証を受けている人たちは大変だなあと、あらためて思います。
4反くらいの作付けの時は、冬の間に田んぼの土を取ってきて、
EMボカシ(米ぬかと籾殻)を混和して、2ヶ月ほど寝かしていました。
暖地で、4月下旬の種まきですので、かなり地温が上がってきています。
また、みのる式のポット育苗で、苗床にあらかじめ米ぬかを振っておくことが出来るので、
その点でも助かっていたと思います。
だから、苗に障害が出たと言うことはありませんでした。
 
だけど、東さんのように、北陸あたりで、まだ寒い頃から種まきをするとなると、
東さんの言うことが、「そうやろな、そうやそうや」と、理屈ですべてわかるので、
また、耕作が大きいので、床土の量もはんぱじゃなく、
いっそう大変さを感じます。
コナギか、コナギ以上に大変な問題だと思います。
ここは一丁、みんなで、自分はどうしてますと言うのを、出し合いませんか。
唐沢さんや塚本さんの失敗談を聞いていて、やっぱ人の失敗の話が一番ためになるなあと思ったことです。
 
かく言いながら、今年も、そして来年も市販の床土を購入して、ズルしています。
すんまへん。

1/18 福井の塚本さんから「緑肥すきこみのとき元肥の量は?私一人の考え」
 私の経験から、緑肥すきこみの際の元肥施肥について書きます。

@菜種をすきこんだとき(秋の菜種の元肥は硫安20キロでした)
    菜種自体が元肥の役割をしている感じだった。
    元肥はゼロか少なめに。
    私は菜種の油粕を20キロ(反当り)入れただけでずっと色濃いままで収穫までいきました。

Aイタリアン(サクラワセ)をすき込んだとき(秋の元肥の量は忘れました)
  
    稲の元肥は減らさなくても良いのでは。
    私は緑肥の肥効がでると勝手に思い、元肥ゼロにして稲がしょぼしょぼでひどい目に合った。
    失敗してから農文協の緑肥の本を読んだら、元肥は減らさなくても良いと書いてあった。

 すきこむ緑肥の種類で、稲の元肥量は違うのではと思います。
 私の場合は、イネ科の緑肥をすきこむ場合、通常の元肥量でやろうと思っています。
 反当り菜種油粕なら100キロ、脱脂大豆なら80キロでいいかなと想像しています。
 醗酵鶏糞は未経験ですが、今年初体験として180キロでやってみようかなと思っています。
 窒素成分で反当り5キロ前後ですが、有機質肥料の場合、半分くらいの肥効がでると考えています。
 私の場合、中間に追肥が必要な量で、これを超える元肥だとイモチ病が恐ろしいです(一昨年の体験)。

 経験不足なので、過去の記憶と自分の考えで書きました。
 
   福井の塚本。

1/18 静岡の高村さんから・Re東さんの稲の育苗の失敗体験
有機栽培の苗作り始めてもう8年位になりますが、なかなかうまくいきません
話ですが、私は、失敗したことがありません。
自家製のぼかし肥料1ヶ月以上寝かせたもので育苗ようの土をつくりますが、土自体
も2ヶ月おいて、pHを3.5前後4以上にならないようにします。

薫炭のモミガラや、ゼオライト若しくはイワミライトの微生物の住処になるものを入
れます。
pHを下げるのに硫黄を入れていましたが、使って良い品目に適さないので、今で
は、土作りを断念しています。
床土に使い、上にかける覆土には、サラの肥料っ気のないものを使用した方が、根の
張りが良いと私は思います。

籾蒔き7〜10日間は、ラブシート等の保温シートをかけて(ある程度延びたら夜間だ
け)根の張りを充分見極め、2葉になったら、使用された液肥で追肥(魚汁)(牛
尿)(ぼかし肥料や魚粉を光合成細菌で分解した液体)を使い、プール育苗での管理
が良いかと思います。
私は2型の魚粕菜種粕入りのぼかし肥料を降っています。

いじめ過ぎると生育の立ち上がりが止まり背丈が伸びないので、16cm以上丈がほしい
方は、2葉まではかわいがってあげた方が、ベターだと思います。それ以後はたっ
ぷりいじめて強い苗にしていった方が田植えが楽できると思います。

今年も頑張りましょう。     静岡の高村でした。

1/18 長野の大井さんから・感謝です
長野の大井です。
日々頭の下がる毎日です。
私も有益な体験談が報告できるような百姓になりたいと思います。
加えて皆様の深い探求心に敬意を表したいと思います。
誰かも言ってたとおり、このHPすごいです。
〒385−0016
長野県佐久市鳴瀬1122
大井英典
h-oi(アットマ)nifty.com

1/18 長野の唐沢さんから・大井さんに緑肥の播種期」

長野の大井さんに緑肥の播種期について

長野の唐沢です。
私も赤木さんの記事を拝見して一昨年はライ麦、レンゲ
昨年はからし菜と菜の花、今年は、ライ麦、菜の花
ヘアリーベッチの緑肥除草を試してます。
今までの失敗体験
1.からし菜(白からし菜)
  降雪地帯では晩秋に播いて年内に5cm程度茂っても
  雪の下になると枯れる。
  また、2月以降播いたのでは5月20日でも20cm程度で
  ナズナと変わらない。(花は申し訳程度に咲く)
  (2月中は土が凍っているので乾いた時を見計らって播き
   竹箒を引きずって土と種を混和する)
  考察:からし菜は寒冷地仕様ではないようだ。
2.菜の花
  メーカは3月播きでも5月下旬には花が咲くといっていたが
  花は咲いたが丈が30cmくらいだった。
  (長野県では(飯田方面を除き)せめて11末までに播種して
  年内に発芽させないと5月20日頃までに60cm以上にならない。)
  播種前に鶏糞かおからを30kg程度振ったほうが草勢がいい。
  晩秋に播いておくと年内に3cm程育ち2月以降ガゼン生育が
  よくなり5月中旬には花も咲きうないこめます。
  考察:山から入る冷たい水を使う田んぼは不向き(水温が低くて
     発酵が進まない。=コナギの襲来を受ける) 
3.ライ麦
  一昨年10月27日に播種し、年内に田んぼ全体を覆うほど青々
  していて、5月中旬には穂が出て1mくらいになったので
  そこに乾燥鶏糞30kgを撒いて水入れてうないこんだ。
  その後代掻きを2回し、うないこんでから12日目に田植えした。
  活着はしたものの6月中旬になっても分ケツが始まらず
  オモダカの襲来にあった。結局3俵/5畝しか取れなんだ。
  今まで金肥しか入れない田んぼだったので微生物が少ないく
  緑肥の分解が進まなかったのではと考える。
  昨年は3k/反播いたら代掻きしても泥が見えん程になった
  播種量が多過ぎたかも?
  今年は島刈りしてからうない込んでみようと思う。
以上体験談でした。
赤木さんがおっしゃるように環境が違うと方法も違ってくると
思いますので環境に合わせた方法を見出すことを期待します。
お互い頑張りましょう。
********************************
上伊那郡箕輪町中箕輪1989
  唐沢金実
 Tel/Fax:0265-79-5668
 mailto:tomato-c(アットマ)inacatv.ne.jp
********************************

1/17 岡山の赤木さんから「早いほうがいい」
 赤木@菜の花です。
長野の大井さんへ。
 
 菜の花でも、エン麦でも、ライ麦でも。田んぼが乾いてさえいたらとにかく早く播こう。
メーカーのカタログなんかほっときゃいい。
 私が菜の花を2月上旬に播くと言ったらたまげていた。そんな時期に播いたことがないらしい。岡山とはずいぶん気候も違うだろうけど、とにかく播いてみましょう。大井さんの前には道は無しです。長野の地に合ったやり方を探してください。
すき込みまでに少しでも大きく育てた方が勝ちです。とりあえず元肥えは入れて下さい。
イネにやればちょうどいいあんばいの量から始めるのが間違いありません。足りないようだったら、50日前に何か振れば間に合います。
 
 菜の花も麦類も寒さには強いから、湿りさえあればやがて発芽してきます。自分にとって都合のいい温度になったら、上に成長してきます。
 麦類は菜の花よりも種が大きいから、スズメに食べられないように土と混ぜてください。
このあたりのことは現代農業を読んで下さい。
くれぐれも深く混ぜて深播きにならないように。
私も今月末には鶏糞堆肥を散布して、2月中旬までには播種予定です。
去年の失敗から小麦は下旬ないし3月上旬のつもりです。このあたりのことは誰も教えてくれません。失敗を踏み台にして自分で登るしかありません。
長野の地での健闘をお祈りします。
 
   自然を愛し環境を考える岡山の百姓    赤木歳通

1/17 福井の塚本さんから「有機質肥料の床土 ヒントのヒント」
  私はトマトの床土に有機質肥料を使って失敗しました。その様子は東さんの報告にあるのとほぼ同じでした。
 土のPHを測定したら5.5の酸性だったので鉢の土の上に苦土石灰や木灰を撒いてジョロで散水して荒々しく中和。何とか持ち直しました。しかし、根をいためたので定植後に土壌病害に感染発病しました。こんなのを数年繰り返しました。

 生でも醗酵させた有機質肥料でも、土と撹拌してしばらく置くとカビが生えます。それを適度の水分になるように維持してカビが生えなくなるまで時々混ぜてやり、カビが生えなくなったら野菜の床土として使って大丈夫でした。嫌気醗酵のボカシはPH5.5でした。土と混ぜておいておくとPHは8くらいまで上がりました。その後PH6.5で安定しました。どれぐらい置いておくと大丈夫かは怖くて言えませんが、30日あれば大丈夫かな?とにかく混ぜてもカビが生えない、土が固まらないというのが目安かなと思います。私は、有機質肥料と土を混ぜて一年放置して使いましたが、それはさすがに大丈夫でした。
 あれ以来、床土を使う前には簡易のペーハー計測器で必ずペーハーを測定しています。有機質肥料を混ぜて放置することは、金沢で有機栽培をしている知人から教えてもらいました。自分で体験してみてなるほどと納得したしだいです。私は、生の有機質肥料は植物の肥料ではなく、まず微生物の餌なんだと思うようになりました。

 さて、稲の育苗では有機質肥料と土を混ぜて長期間放置した床土を使用したことがないので、どうなるかは言えません。だからヒントのヒントぐらいです。いまなら土作りが間に合うから5箱ぐらい私もやってみようかな・・・。

::::::::::::::::
山ちゃんへ
        それにしてもです、私のこのメールもモノスゴ〜〜イお金がかかっているのです。
        そればかりか新たな損害を未然に防ぐのです。
        このメールは有料にしてちょうだい!!!
::::::::::::::::

         これから市場へほうれん草と春菊の出荷へいってキマ〜〜〜ス。
   
  福井の塚本でした。

1/17 石川の東さんから「稲の育苗の失敗体験」
有機栽培の苗作り始めてもう8年位になりますが、なかなかうまくいきません
昨年は1300枚その前は2500枚の失敗でやり直しなどなど

私の失敗を肥やしにしてください

初期は自家製のぼかし肥料での育苗でしたが、ぼかしの出来具合や積み込み
期間の長い、短いで出来具合が安定しない

その次に試したのが、無肥料でハウスに並べた後は液肥で追肥(魚汁)(牛尿)(ぼかし肥料や
魚粉を光合成細菌で分解した液体)でためしたのですが、ムラになる プール育苗では効果が出にくい
畑育苗でも出にくいので、ほとんど効果無しと考えた方がいいかも

次に試したのが蹄角粉ですがこれはわりとうまく要ったのですがBSEの関係で使えなくなり

つぎに市販の有機肥料を土に混ぜる方法ですが
土全体に混ぜてしまうのは2.5葉以降枯れていく最悪の結果になり

無肥料で発芽させハウスに並べた後追肥で追う方法では、2葉以前の追肥は立ち枯れが多数
発生してしまい使えなくなる、2葉以降の追肥は、一度生育が止まるので後からの生育の立ち上がり
が遅く背丈が伸びない

今までの経験上、何とかなりそうなのが、覆土だけに肥料を混ぜる
不足する分は追肥で補う(2葉期以降、動物系でなるべく速効性のもの)
と考えておりますが・・・・・


有機肥料での育苗で困るのが、
@カビが生えて水を灌水したときに蓮の葉の上に水をかけた時のように
水玉になりころころ転がること、

A分解しすぎて窒素分が跳んでしまい効かなくなる

B有機の未分解で2.5葉以降根ぐされで枯れていく

C肥料の比重が軽く土と混ざらず出来がムラになる

D肥料成分が低いため大量に散布、混入しなければいけない

E専用肥料、床土はとにかく価格が高い

F有機は気温が上がらないと効いてこないので毎年同じように出来ない

などクリアーするやり方を知って居られる方教えてください

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      ひがし農場    東 浩一
住 所  石川県小松市矢田町イ24−3

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1/17 長野の大井さんから・育苗体験・緑肥」
 唐沢様、塚本様、体験談ありがとうございました。
被害は最小限となるようやってみます。
育苗はひとりで行うようになってまだ今年で2年目です。
昨年は失敗した場合に備えてJAにも苗を注文していました。
結果は自作苗はそこそこの出来だったのですが、JAからいただいた
苗は超厚蒔きの徒長苗でした。これはバカ苗病ではないのかと不安を
感じながら植えました。病気は出なかったものの活着が遅く、出穂も
その区画だけずいぶん遅くてヒヤヒヤしました。
健苗づくりは大事だなあと実感させられました。
 経験も浅いのに山下さん同様、緑肥による抑草をやろうと思っています。
今年は菜の花の種を採って、翌年からと考えていたのですが赤木さんの
文を読ませていただいているうちに、じっとしていられなくなりました。
湿気の強い区画にはライ麦を蒔こうと思っています。
エン麦よりも播種時期が早くできるようだったので。
種苗会社の資料だと蒔く時期は高冷地で3月下旬以降となっていました。
菜の花も4月上旬以降だとか・・・。
はたしてどの程度まで生長するのやら。
 
長野県佐久市
大井英典
h-oi(アットマ)nifty.com

1/16 福井の塚本さんから「稲の育苗の失敗体験」
 平成4年ごろ、私が田んぼを始めて間もない頃、播種した稲の苗箱を田んぼに並べてトンネルを架けて発芽させようとしたのですが、温度不足でまだらにしか発芽しませんでした。農協の育苗センターの余り苗(一箱300円)をかき集めてやっと田植えができました。
 育苗の失敗は、床土や労力が全部流れちゃうのですからそれはそれは痛いです。

 ためしにするのなら1から5箱くらいでされたらいいと思います。
 わたしは有機質肥料の床土を数箱だけ試したことがあります。失敗作でしたが少ないので痛くありませんでした。少なくてもどこが悪いか分かるので、全くしないのとは格段に効果が違います。やってみないのは失敗もないが一番進歩がないと失敗ばっかの私は負け惜しみを言っております。

 数々の失敗の中で分かったこと。
 本に書いてあることを真に受けてやってもうまくいかないことが多い。いや殆どかもしれません。書いている人とやる自分の環境が違うことがある。書かれていないことで大切なことがいっぱいあるので、読んだだけではうまくいかない。書いた人に聞いてみると、あれも抜けているこれもしないといけなかったと後で分かることがありました。これは困りものですが、書いた人は理想があって、こうであったらいい、こうあってほしいというレベルのことが、実際にこうだ、実際にできると書いてしまうことです。これは実際にやってみて事実かどうか比べれば分かりますが、一度に全部やって大損害ということがあります。わたしは、何度か強烈に痛い目に合ってこれを書いています。この体験を書くのに100万円くらいかかっているかもね。

 賢者は歴史に学び、愚者は体験に学ぶ。賢者の皆様は私の歴史に学んでください。体験しないと分からない私と同類の方は、お好きにどうぞ。
 もうひとつおまけに、あほの知恵は後から付く。


 福井県の塚本でした。桜の開花は4月の3日から10日くらいかな。5月の連休田植えをする地域です。
 
●やまちゃんから
昨日、「菜の花抑草」に少し心が動き始めている、とかいたら、
本岡さんから連絡があって、昨秋に播種しようと思ってドンゴロスいっぱいほど自家採取していたのだが、
台風にたたられて、「なんとか菜の花」の種がいっぱい残っています、
と、2リットルのペットボトル4本分持ってきてくれました。
塚本さんからも、水害で播種できなかった種があるからと連絡いただきました。
ありがとさんです。
もう体を動かさないとダメなようになってしまいました。
4月中旬〜5月はじめ頃の、まだ若いうちに鋤き込むつもりでいますので、
赤木さんの言われるところの、菜の花のぶっとい茎がゆるゆると有機酸を出していく
と言うのとはちょっと違うと思いますが、
緑肥が作る「トロトロ土」はすごいよと聞いたことがありますので、
それに期待してみたいと思っています。
今年はあまり代わり映えがしないなあと思っていましたが、
少しメリハリが出てきました。
 
毎年くず米(小米)は、釜ヶ崎の炊き出し用にプレゼントしていたのですが、
去年のお米はあまりにも石が多くて、釜ヶ崎のおっちゃん達がガリッとかんで歯でもめんだら大変と、
渡さずに取ってあります。
コイン精米機の石抜き機から出てくる「石混じりのお米」もあります。
石川の東さんにならって、田植え後動散で畦から散布しよう、
そういう計画も持っています。
乞う、ご期待です。

1/16 長野の唐沢さんから「大井さんに・ 育苗について」
佐久市の大井さんに
唐沢です。
先日の話の追伸
先日メールした後床の中で考えたら40年程前は
保温折衷苗代(軽井沢の篤農家の考案)というのを
ここいらでもやってましたね。
あれは、ウル覚えですが田んぼに畝幅80cmくらいの
苗床を作りモミ播きした後籾殻薫炭を播き藁を数本づつ
等間隔に載せ、その上に油紙をかぶせて端を泥で抑えて
いたような記憶があります。
播種時期は確か春の祭り前後だったので4月15日頃では
ないかと思います。
確か薄氷の張った中へ素足で入って手伝った記憶が
ありますので当時も寒かったのではと思います。
本題に入って、苗箱でも同じように籾殻薫炭を播き
保温用にホットンカバーなどをべた掛けした上にビニール
マルチをして、芽が出て緑化し始めたらマルチを取り水位を
調節して昼間天気のいいときは苗が出るくらい夜は漬かる
くらいに管理すれば可能かな?手間が掛かりすぎるけど。
と思います。

1/15 長野の大井さんから「育苗について」
唐沢さんへ
長野県佐久市の大井です。
低温育苗の件、貴重なアドバイス感謝いたします。
遅霜のことは恥ずかしながら警戒しておりませんでした。
実験するにもそれなりの覚悟が必要になりそうですね。
10年ぐらいかかるかも。(^−^;
もう一度よく検討し直してみます。

〒385−0016
長野県佐久市鳴瀬1122
大井英典
h-oi(アットマ)nifty.com
 
●やまちゃんから
野暮用で、栃木の上野長一さんに電話して、「どうですか、元気ですか」と聞かれたものだから、
「最近は、どうも発想が糞詰まりになり始めていましてね」と言うことから始まった話。
「菜の花の抑草も、やってみたいとは思っているのですが、
6月の作業の、野菜などとの競合を思うと、つい二の足をふんでしまうのですよ」
「菜の花を咲かせないで、4月頃、まだ30〜40センチの小さいころにすき込んでしまうと具合いいですよ」
「あれ、菜の花抑草は、根腐れが出たのでやめたのではなかったのですか?」
「いや、ずっとやっていますよ。少しずつですけどね」
「そちらでは、菜の花の種はいつ頃まくのですか?年内ですか?」
「11月頃に菜の花の種をまくと、こちらではムギをやるでしょう。
ムギと同じ雑草がはびこるので、次にその田んぼでムギを作ろうとすると、
ムギがムギにならなくなっちゃうんですよ。
だから、2回ほどほど空鍬しておいて、2〜3月に菜の花の種をまきます。
菜の花を大きくしないで、まだ小さいうちにすき込むようにすると、
トラクターにも負荷がかからないし、田植え時の田んぼもきれいでいいですよ
クログワイには効果がないようですが、コナギなどはそれでいけます」
「なるほどねえ、ぼくは最近、4月下旬頃まで田んぼをまったく鋤かないで、
それから耕起すると、田植えしたあとに、雑草の繊維が強くてね、
機械組合の人に悪くて、ホタルイ退治に除草機を押すことを考えているのですが、
除草機に雑草が絡まって、ダンゴになってしまうんですよ。
だから、今年は、方針を変更して冬の間から2〜3度鋤いておいて、
きれいな田んぼで田植えをしようと思っているんです」
「きれいな田んぼで田植えすると、気持ちいいことはいいですね」
 
以上のような話がありました。
ちょっと、心が動き始めています。
今からでも、2〜4反分くらい菜の花の種は間に合うかなあ。

1/13 福井の冨田さんから「藤本農園見聞録・種籾の選別」 
福井県池田町の冨田でございます。
 今年もよろしくお願い申し上げます。
 
今日、藤本農園に行って参りましたので、その様子を報告致します。
(写真を付けましたので、HP用にということでお願い致します。)
 
今日(17年1月13日)は無農薬・無施肥栽培用の無施肥種子の選別
をされておられました。
 
・籾はタンクや乾燥機に保存してあります。
 
 
・まず、籾を取り出します。
 
 
・籾をコンテナに積めてます。
タンク下部からバネコンで籾摺り機に排出されますので、
その排出口から取り出します。
 
 
・コンテナに入れられた籾
 
 
・未だ選抜されていないので、大小様々な籾や
ヒエ等の異種子が入っています。
 また、籾に「のげ」(ヒゲみたいに見える枝や毛)が
付いています。この「のげ」は種まき時に播種器を
使用する場合にはキレイに取り除く必要があります。
 
 
・選別前にまず「のげ」を取り除きます。
脱芒機(写真はスズテック製)にかけます。
内部は餅つき機の様になっており、緩やかな
摩擦でのげが取れます。
 排出時に風を送り、ゴミや軽い籾(しいな)
は外へ、良い籾は前面に出てきます。
 
 
・「のげ」の取れた籾を米選機にかけます。
米選機の網目は「2.2mm」以上で選別します。
 
 
・左から籾を入れ(流す)ると、
最初に落ちるのが一番小さい籾です。
その他ゴミや籾殻のとれた玄米も出てきます。
 二番目に小さい籾が次に落ちます。
 そして、最後の右側から出てきた籾が
2.2mm以上の網をくぐった籾となります。
 
 
・米選機の最初に落ちてきた籾です。
 玄米や厚みの薄い籾が見えます。
 (これに続く3枚の写真が赤のフィルターがかかっているように見えます。byやまちゃん)
 
 
 
・こちらは二番目に小さい籾。
 玄米や変色籾などが見られます。
 
 
・こちらは米選機の一番右側から出てきた籾。
被害粒もかなり取り除かれ、粒張りも大きな籾です。
 
 
・米選機で選別された籾を次に「とうみ」に
かけて風選(比重選)します。
 上面から入れて落下する時に風を送り
軽い籾は遠くに飛ばされ、重たい籾は下に
落下します。
 写真は(株)備前製作所の製品です。
 
 
・風選で飛ばされた比重の軽い籾。
被害粒(褐色に色の付いた籾)等が
見えます。
 
 
・こちらは重たい籾です。 
 着色籾などは見られません。
実際に触ると粒張りの良さと重さを
感じます。この籾が種をして使用されます。 
 
以上で種子選別の工程が終了です。
藤本農園では、この作業が数日続くそうです。
 
次回は温湯処理にかけた後、水浸けに入ります。
2月中旬頃となりそうです。

1/13 長野の唐沢さんから・育苗について」
長野の大井さんに

長野(伊那谷の箕輪町)の唐沢です。
育苗の件ですが、私のところもハウス育苗です。
箕輪町は標高が750m前後ですから佐久より
低いですが、アメダスの気温データーを見てもわかる
通り軽井沢とあまり変わりません。
私も、田植えは5月下旬の最終日曜日以後ですので
35日育苗で4月20日前後になります。
そうすると、4月末頃芽が出るわけですが、この頃
怖いのは遅霜で、以前ハウス外でプール育苗を
やってたことがあったんですが水まで凍ってしまい
苗の頭は真っ黒で全滅したことがありました。
ただ、霜の降りる日は苗を完全に水にもぐらせておけば
大丈夫だと思います。(試してない)
こんな大失敗をしたので現在はハウスの中でプール育苗を
してます。(本当は怖くて外に出せない)
また、こちらではハウスの中でも水に漬けない育苗をしている
方々は霜が降りるときはハウス内でストーブ焚いたり、
練炭燃やしたりしてますよ。
多分今のようないい資材(ホットンカバー)などがあればそれを
べた掛けすればいいように思います。
(私は霜恐怖症で試す事が出来ませんがすみません)
********************************
上伊那郡箕輪町中箕輪1989
  唐沢金実
 Tel/Fax:0265-79-5668
 mailto:tomato-c(アットマ)inacatv.ne.jp
********************************

1/12  長野の大井です・育苗について
いつもお世話様です。
静岡の藤田さんが小諸におられたことがあると聞きなんとも嬉しい気分になりまし
た。
やっぱり世の中は広いようで狭いですね。
私の住んでいる場所は軽井沢にも近い寒冷地です。
ですから育苗もビニールハウスを使うことが常識になっています。
HPで山下さんが紹介している「無農薬・有機稲作のための育苗技術」という本に、
関東以南はハウス育苗の必要はない、という記述がされているのを読みました。
驚きはしましたが読んで納得。早速実行してみようかと思ったのですが家族から、
そんなことをしたら苗は伸びないと心配顔。
そこで今年はハウス内のプール育苗と外の露地栽培実験と2本立てでやってみようか
と考えています。
どなたか経験のある方、どんなことでも結構です。アドバイスをお願い致します。
ちなみに田植えは5月の下旬、休日に行う予定、桜の開花時期は4月の中頃
だったと思います。

〒385−0016
長野県佐久市鳴瀬1122
大井英典
h-oi(アットマ)nifty.com

1/11 高知の谷川さんから・Re:布マルチについて助言くださった方々へ」
布マルチについて助言をいただいた方々へ
ありがとうございます。現在の田んぼの面積は5畝ぐらいなので、今年は研究で終わ
るかもしれません。
反当3万円以上の経費となると自家用米には高すぎるので無理でしょう。本業の野菜
が恐ろしく儲かれば別ですが、あり得ませんので。
皆さんのメールを読んでいて非常に参考になります。新規就農数年のはな垂れには会
話に参加出来る余地もなく、ひたすら聞くのみです。
ところで、ここは稲作関連ですが、米以外の穀類や野菜のことは聞いてもいいもので
しょうか。
**************************
「四万川の平飼い卵と野菜」
     谷川 徹・恵美
sourire(アットマ)mx81.tiki.ne.jp
**************************

●やまちゃんから
雑穀のことなど聞かれたら、よだれを垂らす人がいるかもね。
よだれを出すだけで、返事はないかもしれないけれど、、、、

1/9 佐賀の太田さんから「今年も宜しくお願いします」
新年明けましておめでとうございます
今年はお客さんを感動させるようなお茶とお米作をりたいなと思っていますが、半分
以上は天候に左右されるかと、逃げたくないものです。しかしいろんな条件でかわる
からね、天候と農政の役人?
しかし世の中すてたもんじゃないですね、このページの山下さんは凄いとおもいます。
ネットで全国つなげて会話させるんだから、つくづく頭が下がります感謝
そして昨日の赤木さんのお便りは凄かったですね。私はいままでなんとなくやってき
た経験で、わかったようでわからないようなことを、簡単に説明してくれれることは
すごいことです。頭が下がります
そして皆さん努力されていることを励みに私も努力

遅まきながら今年も宜しくお願いします。
佐賀・太田
 
●やまちゃんから
赤木さんの3月号は楽しみに待っています。
メールで「くだくだしく」書かれたことが、ホンになるとどんな表現で出てくるか、楽しみです。
昔々、農文協で「現代農業」誌のセールスをやっていたもので、いまだに愛着があります。
そこで、昔取った杵柄で宣伝です。
 
今度の2月号(品種特集)は、おもしろい。
特に巻末の数十ページある「農業用語集」がおもしろい。
基本的な用語を、農文協の視点から解説してあるのですが、
ここ10年あまりに、農業の技術の世界で起きている大きなうねりが感じられます。
図書館で借りて読んだりしてる人も、
この本は購入してぜひ手元に置いて置かれることをおすすめします。
 
それともう一つ、先月号から始まっている「操体テープ」療法。
中身は「キネシオテープを操体の先生が使いこなす」と言うものですが、
キネシオテープは、伸縮性のある「筋肉保護テープ」ですが、
軽いねんざ程度なら、これを張っておくだけで、治ります。
ぼくは、時々膝、肘、腰に痛みが出ることがあるのですが、
やばそうと思う時など、前もって予防的に使うと、大事に至らなくてすんでいます。

1/8 岡山の赤木さんから「地力と残留窒素」
 赤木@菜の花です。
現代農業3月号に、このことを書いています。その原稿をそのまま載せるわけにはいかないから、くどくどと話してみよう。
 
 土つくりの目的は当然地力の向上です。そして物理的に土を改善することにあります。
後者は畑では特に必要です。雨でベチャベチャ、乾いてカチカチ。これじゃ何も育たん。
 ふかふか土は、鍬でひょいと起こしただけで、パラパラになって種まきができる。耕運作業が不要なほどになればしめたものだ。田んぼではこんな状態までは必要ないが、有機物が豊富に入ると耕すのも楽になる。以上が物理的改善です。
そのための方法はひたすら有機物を入れることです。すぐ腐る野菜の葉っぱや草、台所の生ゴミなどは、肥料にはなるけど土はできない。籾殻が最高で、麦わら、土手に生えている葦やカヤの枯れたもの、落ち葉などもいい。稲わらは中間だ。腐りにくくてガサガサしているようなものこそ土を改善してくれる。籾殻クンタンこりゃいいね。
 菜の花稲作の見学に来た人が、我が家の畑の土を握ってビックリする。本来ベチャベチャ・カチカチのマサ土が、ふっかふかです。
 
 地力と残留窒素を混同しないように。
豊富な有機物を適量の窒素とともに、ミミズをはじめとする地中微生物が食べてウンチやカスにしてくれる。カスの事を一般に腐植という。このカスは肥料分をつかまえて流亡を防ぐ作用がある。腐植は消費されるから、原料となる有機物の補給がどんどんいる。
 カスが貯まる頃には、それまでに働いた微生物の死骸もたっぷりと含まれている。この状態を地力が付いたと表現する。こんな田んぼでは、肥え切れしそうでなかなかしない。植えてもすぐには窒素が効いてこないから初期過繁茂にもならない。
 
 鶏糞や牛糞・豚糞(特に厩肥)などは、窒素成分が多くて炭素が少ない。これを炭素率が低いという。余分な窒素を多く含んでいるから肥料として利用できるわけです。
こういったものをたくさん投入すると、余剰窒素は土壌に吸着します。
 土の粒子はマイナスに荷電しています。窒素、主にアンモニアはプラスですからくっ付き合って思ったほど流亡しません。燐酸や硝酸体窒素はマイナスですから逃げてゆきます。
 土に吸着された余剰窒素は即効性です。硫安を混ぜたのと大差ありません。
これに田植えすると、すぐさま効いてきて、初期から生育がすっ飛びます。
一見すると、どちらも肥えた土で同じように思いますが、この2つは似て非なるものです。
 地力をつけるには炭素(通常これを有機物で補う)と、それに見合う窒素が必要です。
窒素の多いものだけでは炭素不足になって、微生物が活動できません。牛糞だけですと窒素制限のために有機物が不足して、地力が付くところまでゆきません。たっぷりの籾殻と混ぜた牛糞堆肥があれば最高です。
 
 牛糞をしっかり入れると、先ほどの残留窒素があります。これが翌年効いて来るから2年目は減らさないと秋に泣きます。低減しながら3・4年は効くそうです。その分減らしながら使わなければなりません。
でもいい資材です。5年目には無肥料もしくは中期に少し入れる程度にして土をクリーンにしてやる方が安全です。
 今年窒素飢餓が出ることはありません。反対の現象になるでしょう。
 
 稲わらや少量の籾殻は、土と混ぜ込んでも何ら問題はなしです。厚さにして3cm程度の籾殻では全く問題ない。土の持っている窒素分で処理できるし、耕すとどこに入ったかわからないくらいです。
 株が隠れる5cm以上振ると、窒素補給をしてやらないと次のイネが黄色になるでしょう。
私は鶏糞を適当にばら撒いておきます。
 
 ただし、ここから注意だ。
稲わらや籾殻を打ち込んで、その後にすぐ播種したり植え付けるような時は、これこそ窒素飢餓が起きないように窒素が必要です。
 小麦の場合ですが、ワラのない所と同じ生育にさす為には、硫安20kg窒素で4kg、多く与えます。同じように入れたのでは生育が遅れるし、窒素不足で収量が上がりません。
春田にして耕すだけで、田植えまでなにも植えないのなら、問題ありません。
 
 ということで、地力と残留窒素がわかってもらえただろうか。
まとめると、地力をつけるには軟弱な葉っぱではなく、ガサガサしたような有機物と、それに見合う窒素が必要なということです。数年もすると土はホクホク、微生物の死骸や腐植がしっかり貯まっていい土に変身します。炭素率の低い資材では土作りがなかなかできません。低いものと高いものをバランス良く入れることです。
 あ〜〜、疲れた。
日付もとっくに変ったから冷酒飲んで寝よう。
 
 自然を愛し環境を考える百姓    赤木歳通

1/7 福井の中出さんから「踏ん切りがつきました。」
福井の中出です。

集落営農の件で東さんや、本岡さんの貴重な意見が聞けてサッパリしました。
おかげで気持ちの整理が付いて、考えもまとめることが出来ました。
本岡さんの「・・・自分の意志でやっているときの農業は楽しいもんです・・・・・」
の言葉は私には効きました。
楽しみがないと何をやっても面白くないですよね。

前にも言ったかと思いますが、この宅配便に参加させてもらって本当に良かったです。
改めて皆さんに感謝します。

PS:
お騒がせしたので、しばらくパソコンをいじることに没頭します。
今度、会社のパソコンを一台性能的にアップさせる許可をもらいました(お金は会社持ち)。
作業は時間外でも、会社に行く楽しみができたという単純な私です。

1/6 岡山の林さんから「Re:申酉荒れて戌温い」
本岡さんのメールにありました「申酉荒れて戌温い。」 (さるとりあれていぬぬく
い) は昔からの経験則として異論を挟むつもりはないのですが、
>昨年は上陸数こそ多かったですが進路の定説に近づいてきたように思います
>異常気象だと騒ぐ向きもありますが
>長い目で見るとそう思わない
という点が気になりました。
私は、長い目で見ると異常気象の頻発だと思います。台風の上陸数も観測史上最多と
いう点に顕著に表れていると思います。そして、近年の異常気象の頻発は地球温暖化
がその原因として大きいと思います。京都議定書の発効を前にして、アメリカがこれ
に参加しない、人口の最大国である中国やインドが参加しない。中国などは二酸化炭
素の排出量が既に日本の3倍もありながら温暖化ガス排出は先進国の問題だと言って
取り合わない。地球大気の二酸化炭素濃度は280ppm程度で安定していたが近年とみに
増え北半球では380ppmに達するというのに・・・。宇宙船に乗っている乗組員が、今
日は寒いからと船内で焚き火を始めようとするようなものだ。
FAOの統計によれば二酸化炭素を吸収してくれる森林、特に熱帯林は24.5×10の6乗平
方キロメートル、すなわち陸地面積の16%もあったのに現在では7%にまで縮小して
しまった。このままだと全球最大の熱帯林であるアマゾンさえ20年あまりで消失す
る危険性が出てきた。地球は既に少し前から片肺飛行を続けている。多くの指標が温
暖化の兆候を示し始めている。
文明の多くは森林を犠牲にして成り立ち森林の消滅とともに消え去った。ギリシャの
偉い人にプラトンという人がいたが、彼は古老から伝え聞いた話だがと断った上で、
昔はサハラが緑の森林に覆われていて馬車で狩をしたと書き残している。プラトンほ
どの哲人が書いたことだから無視するわけにはいくまい。今は砂漠となってしまった
ところにさえ緑があったのだ。これを消失させたのは気候変動だけでなく人類だろう
と言われる様になった。中国の古代の文明が森林を残していたなら春先に黄砂など飛
んでこなかっただろう。長い目で見た二酸化炭素濃度の上昇は
http://www.jccca.org/education/datasheet/01/data0105.htmlに珊瑚や氷床コアな
どのデータから得られた1000年間のグラフがありました。

林 正弘
岡山県御津町

1/6 兵庫の本岡さんから「営農組合の話」
 ドラクエばかりやっていてしばらくおとなしくしていましたが
福井の中出さんに刺激されて私も営農組合の話を

 私の住んでいる小さな集落にも営農組合をつくれ
(補助金をちらつかせてまさにお上からの命令口調でした)
と言った話が何度かありました。

 何回も集会を持ち本音の言えるかたちでアンケートも取って話し合ったのですが
うまくいきませんでした。
それでよかったと思っています。
 
 息子は出ていって近くにいない、一緒に住んでいても田んぼをしない、
親として田んぼなんかさせたくないと言うのが本音です。

「うちの子には小さいときから田んぼを手伝わせたことがないんですよ」
と自慢とも言い訳とも取れる発言も聞きました。

 跡取りはサラリーマンでいてくれればそれでいい その上農業なんかしたことには
元々儲からない上に機械代もかさんでよけいな出費ばかりかかる、おまけに減反と来る
たまの休みも田んぼを鋤いたり田植えや稲刈りふだんの草刈りもあってゆっくりする暇もない
こんな辛抱は親の代だけにしてあとは営農組合に田んぼを預けたい。
それぞれ事情はありますがわかりやすく書くとこういうことなんです。

 営農組合を立ち上げるとして田んぼはすぐ集まったのですが 作業をする人がだれもいない

自分の田んぼで精一杯なのによその田んぼまで手がまわらん
定年退職後もたとえパートやアルバイトでもいいから営農組合で田んぼするより
仕事に出た方がよっぽど楽で金になる。

 この言葉に異論をはさむ余地もなく
お荷物の田んぼを押し付ける人柱(集落営農組合のオペレーター)の人選は
決まらずとうとう営農組合の設立は流れたのでした。

その時の私は「営農組合の設立に反対はしないが これこれこういう理由で私は営農組合に属さない」
と明確な旗を揚げていましたので半ば門外漢でした。

 放棄田も結構 
回りに放棄田がどんどん増えてくるとこれは何とかしなければと
みんなが思うようになるまでほっとくもよし
オペレーターに外人を呼んでくる手もある 
などと 飛んだことを言っていました。
 

 
 今の農業と農業を取り巻く現状を素直な目で見れないほど性根が曲がってしまいましたので
過激な表現は大目に見てください。

 10数年前はじめて営農組合の話が出たとき 何でいまさらと思いました。

 コルホーズやソホーズ、人民公社などが行き詰まってすでに解体していた頃です。
いまさら共同作業なんて効率悪くて先が見えているのにこれは国家の愚作だなと思いました。

天変地異に左右される農業経営の基本は家族経営だと思っています。
中世 西洋では奴隷制農業、日本では地主制

地主制といえばもっぱら地主が小作を搾取する物と勘違いされていますが、
そんな事すれば小作が逃げてしまって地主がたち行かなくなる
実際はもっとよい関係だったはずです そうでないと長く続かない

 先日法事に行ったとき仏壇の位牌に58もの戒名が書いてありました。
従兄弟が言うには「仏壇を掃除していたら古い位牌がいっぱい出てきたのでまとめた。」そうですが
農家が農業が先祖代々長く続く事実に大変興味を持ちました。

 持続的農業と言う点からしても営農組合は先が見えています
よく持って10年、15年  そこで世代交代がうまくいかない(あとの世代は農業を知らない)
自分の意志でやっているときの農業は楽しいもんですが、やらされているときの農業ほど
辛くてつまらないものはないのです。
その前に補助金が減ってきて経営不振 古くなったコンバインの買い換えが出来ない‥‥
 

 補助金をもらうためには減反の団地化と言ってその区画の中ではお米を作れない。
(いまは2品目以内となったので勝手に野菜を作ることも出来ないのです)
営農組合に属していないやる気のある農家がその中でお米をつくりたいと言っても
村の総意でつくらせてもらえません(このような農家を大事にしないと地域の将来はない)

1年田んぼを休むと次の年全くやる気が出ません(これは私の体験)
やる気も失せて ええい!営農に預けてしまえとこうなる。
ますます作り手がいなくなって土地の集約化が進むわけです。

 ここでひねくれ者の私は気がつきました。
解散した営農組合のあとを意欲のある農家や企業が引き受ける
一気に土地の集約化が進むわけです。

 営農組合は国家の愚作ではなく大規模化に向かって着実に成果を上げるステップ(捨て石)だったのです。
将来行き詰まって解散するのがお上の筋書きのようです。遠回りではありますが
土地の集約化がなかなかすすまない現状では集落の和を利用(悪用)して着実に進められる一番の方法かと思われます。
設立を集落単位にこだわるのもそのためでしょう。
このことが集落にとって良いことか悪いことか状況は様々です。

農水省には
意欲のある農業の従事者=大規模経営と言った図式はあっても
農業の規模拡大≒自己破産といった大問題は棚上げされたままです。

 農協も銀行も市町村も合併で大きくなっていますが農業もこんな状況で
いいものなんでしょうか
 

 みんなで一つの方向に進むには無理がある それぞれ思うようにするのが多様性があってよい
私は私のやり方を変えない といった私の旗は今も変わっていません
 
 

稲美町 本岡哲司
 

1/6 広島の土肥さんから「みのる田植用 育苗ついてのアドバイスを・・・」
今年も勉強させて下さい よろしくお願いします
農薬を使わない農業、米作りの研究、工夫のテーマーからかけ離れた
ことを質問したりしますが ご容赦の程を
昨年は 菜の花の赤木さんの無農薬、有機栽培を見学させて頂き
今年は菜の花で無農薬、有機栽培をを実践したいと思うものの・・・
山の中にある溜池の水が農業用水のため稲への水の補給が自由なりません、田んぼも漏水田が多く ひどい所では朝 水を溜めても代掻きをしないと、夕方には水はカラツポの状態です こんな状況ですから除草剤をしない訳にはいかないと思います。昨年の勉強を生かしタネが手に入れば菜の花、カラシナでの有機栽培に取り組みます
山下農園様メールの中にはみのる式での田植えをされている方々が
居られると思います。 苗作りの仕事はしんどいです 私は田んぼで
水を入れて練り 箱を置く方法ですが・・楽な方法は無いものでしょうか
苗土も高い みのる式専用では950円を使用していましたが今は
普通の田植え土、470円程度を使用していますがもつと安く手に入る
方法は無いものでしょうか・・・参考資料等の紹介でも良いです
アドバイスをお願いします
  
広島県深安郡神辺町
土肥


1/4 岡山の赤木さんから「急いては事をし損じる」
やまちゃんも藤田さんも年末にご不幸がおありだったようで、ご冥福をお祈りいたします。
それ以外の皆様には明けましておめでとうございます。
 赤木@菜の花です。
久しぶりの発信と相成りました。
ターボさんと中出さんの話は、私にはチンプンカンプンです。こんな調子では自分のHPを持つことなんか夢のまた夢…そのうち私の稲作人生が先に終ってしまいそうです。
 
 高知の谷川さんが、布マルチ直播栽培に興味を持たれておられるようです。
その技術について調べたり研究されるのは結構ですが、あくまで選択肢の1つとしてとらえられる事をお奨めします。決して布マルチ法を否定しているわけではありません。
 除草剤を使わないで草を抑える技術は外にもいろいろあります。経費が高いの、手間のかかるの、大かがりな機械が要るもの、地域独特のもの、などなどです。
 その中で、自分の地域性(水利、気候、地形)や所有農機具などを総合して選ばれることがいいかと思います。
 似たような技術に紙マルチ田植えがありますが、やはり水の駆け引きによって大失敗することがあるそうです。マルチ代だけで反当3万円では、1俵に4000円は上乗せしないとマルチ代の元が取れないし、できない場合はその分安く販売することと同じになります。
 とりあえず農文協の「除草剤を使わないイネつくり」を読まれることをお奨めします。
 また、今までどのような技術を、どのように使ってきたのか。この検証をするだけでも、失敗の原因がわかって良い参考になります。
 そのうえで、自分に適した方法を模索されることを望みます。
以上私個人の意見でした。
 
 昨年の12月あたりから発信が停止状態だったので、その続きといってはおかしいんだが、兵庫の梅本さんからいろいろ質問が出たっきりになっていたようだし、みんなの参考にもなるので。
 
化学肥料と有機肥料の違いについて。
 私が作る朝日という品種は、すぐ挫折倒伏する品種です。硫安だと15kgが限度です。鶏糞だと300kgが適量です。菜の花緑肥をしてもしなくても同じ量です。
鶏糞300kgは窒素にしておよそ8〜9kg。硫安15kgでは3.15kg。
化学肥料は一度に発現しますが、有機肥料は微生物の分解を受けながらじわじわと効きます。地力になって来年以降に持ち越すものもあるでしょう。鶏糞を食った微生物をミジンコが食べて、それをフナが食って川に逃げるのもあると思います。
有機肥料だと化学肥料より相当多目の窒素成分が必要です。窒素換算で同じ量を入れたのでは、チンチクリンで話になりません。
 田んぼ側の要因としては、土質が軽いか重いかで激しく差が出ます。地下浸透の大きい砂地と、地下浸透のないねばい土では肥料は倍量の差になるでしょう。それと水が十分あるのと、節水気味になってしまうのとでも大きな差があります。
 とういうことで、施肥料は田んぼによってまちまちで、牛糞堆肥4トンは私の田んぼでは多すぎます。梅本さんの田んぼでも、今年に持ち越した肥料分(土壌粒子に電気的にくっ付いたアンモニア分)はたくさんあります。今年も同じ量を入れると失敗する確立が高くなります。
 残留した窒素分と地力のこと。窒素飢餓や土つくりのことなど絡めて、またこんど。
 
 自然を愛し環境を考える百姓    赤木歳通
 
1/4 福井の吉村さんから「野口さんへ」
早速ご返事ありがとうございます。
シンプルかどうか解らないのですけれどもやっとここまで作り上げたのですが?
画像のリンクを全部やりたいと表いるのですが?画像にリンクを張るなんて、、、い
いんでしょうかね。野口さんのポイントまで発行されていることについて大変だと感
心しています。
産直の顧客を少なくとも50名程度を固定客としてつかみたいと思っていますが、顔が
思い出せたりどんな品物が好まれているかというような把握できるような人数として
の目安が必要として。
そんなこんなでも何かやらなきゃ冬の間に、、、、。
決算もしなけりゃならんのですが。HPの方が気になるしだいです。どうもありがと
うございます。 

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よしむら農園
吉村 義彦
URL:http://www1.kl.mmnet-ai.ne.jp/~yokun/
E-mail:yokun(アットマ)kl.mmnet-ai.ne.jp
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1/4 ひがしさんから・Re中出さんの 「直販から思った事ですが」
石川の東です

> 自立から話は飛ぶのですが、集落単位の農業における法人化の問題に直面してい
> る私は、諸手を挙げて賛成できない人間になっています。

 私も集落営農の法人化の問題に直面しています
集落内でひとりだけ、個の営農を選びました
色々事情があり、こうならざる終えなかった部分もあるのですが
専業農家で集落営農を選びにくいのは、他の町村まで足を伸ばし請負していることも
有りますが、それ以上に、今の集落営農は、基幹で作業している者をただの従業員に
してしまう可能性があるからです、それも身分保障の無いパート労働者にしてしまう可能性です
集落営農組織は曖昧な組織ですそれはそれで良いのですが、専業で従事しようとした場合
それだけの給料も要ります(農水省では、中小企業の経営者並の給料540万円などと言ってますが)
それだけの給料をひとりの専従者に出せる営農組織は少ないでしょう
ですから、その部分は曖昧にしたまま進んでいるようです
また今の集落営農推進は補助金目当てのような気がしてなりません、

> 以前より専業農家として自立している人すら、集落としての法人化には考えあぐ
> んでいます。

集落は(結いの繋がりである)ことを国は理解していないように思います
村八分なんて言葉は差別用語でお国の辞書には無いのでしょうが
村社会には現実存在していますし、村の中での無償での助け合い(お互いさま)
の良い部分を無くしてしまう危険性があります
生産組合が求心力を失い始めたのは、転作の割り振りや、補助金のばらまき
のために組織を使かわされたからだと思うのです、

> 国の全国均一の農業のあり方が、私の集落に合うかという事に疑問を持っている
> ことと、今現在農業に積極的でない人が多い中、一部の人に全てを任せてしまう
> ようでは成り立たないと思うからです。
中出さんの言われるとうりだと思います、


> 私のような零細農家には国の補助金のメリットはそれ程有りませんが、専業農
> 家のような10ha以上も作付けする人にとって補助金の問題は大きいです

確かに補助金の問題は大きいのです、少なくても転作部分で収益を上げると考えると
今の麦、豆は栽培作目として選ぶ事はしません、今の制度は無理矢理、麦、豆に
縛り付けているみたいです、
また米関係の助成金なり農産物への補助金は系統出荷や集荷業者に出荷しないと
全く意味の無いシステムであることはこの宅配便を受け取っている人は判ると思いますが

>集落の法人化には今までの自分の努力がなくなると考えているようです。
> 多分にその傾向があると私は思います。
 やはり集落に使われるパートの労働者では、やる気が無くなるのではとおもいます

> 農業における後継者が続かない現状では集落の法人化はひとつの手段でしょう
> が、意欲のある農業の従事者を育成すると言う国の「きれい事」では納得できま
> せん。

今の農村は、「船頭多くして舟動かず」、「時の流れに身を任せ」かなと思います


 今の補助金制度は、後継者に補助金を出すとゆうことで進めてますが
ここらで考え方を変えて、農業やめる人に補助金を出し(退職金みたいなもの)
後継者を何年間か関税化で守る、後は好きにやってよろしいにすれば良いのでは
今までの農政の総決算になると思うのですが・・・・

なんだか重い話しになってしまいましたが、
「夜の闇が深いほど夜明けは近い」
「世の中変えるのは、よそ者、若者、馬鹿者」
だと思います

1/4 福井の中出さんから・Re申酉荒れて‥‥」
福井の中出です。

本岡さんのこの言葉が気になり。うちのばあさんに聞いてみました。
ばあさん曰く、「申酉に借りて、戌亥で返す。」と言っていました。
ばあさんも先祖から農事として伝え聞いたことだと言っています。
たぶん百年以上も前から言い伝えられていることでしょうが、当たらずとも遠からずでしょう。
私の今年の計画に多分に影響する事柄です。
古人の感性には敬服します。

山下農園 wrote:
●兵庫の本岡さんから「申酉荒れて‥‥」
 「申酉荒れて戌温い。」 (さるとりあれていぬぬくい)

  ・・・・・。

1/4 千葉の野口さんから・ Re吉村さんのHP
 吉村さんのHPもシンプルでいいですよ。

いま、あちこちにいろいろなHPがありますが、トップページにすべての見出しキーワー
ドを詰め込んで他のページにリンクする方式のものが結構多いですね。

これはこれで来た人が見たい場所を探せるので、2ちゃんねんの掲示板のスレッド一覧
のように「情報量が多く検索してでも飛ぶ」にはいいんですが、逆に真面目な人ほど
全部読まなきゃとなって、字面も多いから目が疲れるという欠点があります。

検索エンジン対策を考えると私のようなフレーム方式は最近の主流ではありませんが、
直す方も直しやすいし、見た目シンプルなのでいいかなと思ってます。

どっちにしても中味なので、私もこれから内容を充実させなきゃいけませんから、吉
村さんとスタートラインは一緒です。
ショッピングカートや問い合わせにしても、慣れていない人にとっては、メールで注
文してね、でもいいわけですし(商品数が多くなければメールで充分かも知れないで
す)。

あと、私も用意してますけど、FAX用の注文用紙はあった方がいいかも知れません。必
要ならうちのをパクって使ってください。

厳密にいうと、特定商取引に関する法律による表示などは必要になりますね。

私のページはすべてエディタで書いていますから、流用する場合、特にややこしくは
無いはずですが、現在主流であるCSSは使用していません。古いブラウザでも読めるよ
うにという配慮です。もっとも使っている人は多くありませんけどね。一応、NN4.7程
度まではちゃんと表示されるように確認しています。

文面に対する著作権は留保しますけど、HTMLのテンプレートとしてもらうとか、全体
の構成とか、使えるものは使ってください。逆にこうした方がいいんじゃないという
のがあれば、どんどん教えてください。

ということで、私以外もあちこちご覧になって、研究してみてください。

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  mailto:turbo(アットマ)kaimu.jp  野口 忠司(た〜ぼ)
  http://www.kaimu.jp/   花囲夢@我孫子/千葉

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

1/4 京都の四方さんから「布マルチ」
本年で6年目を向かえる、今は米専業のお百姓さん、しかた ひできです。
●高知の谷川さんから「はじめまして、、、」
愛媛で木綿わたを再利用したマルチ直播き農法(?)
 があると聞きました。ご存じでしたら情報をお知らせください。
 
につきまして、昨年11月25日・26日に、松山の道後にて水稲布マルチ直播栽培の研究会があり、北は宮城県・南は鹿児島から、経験者、未経験者併せて90名の参加での報告会に、私も参加してきました。
私は無農薬のお米作りを昨年は8枚の田んぼ、7反5畝で行いましたが、やはり草に泣かされた結果となってしまいました。
その方法は、米糠除草で、米糠ペレットをペレ吉くんで作り、それを活用しての無農薬米栽培ですが、下手くそが災いして、草に負け、反収2石に足らなかった結果もあり、米糠ペレットでの除草を行う方法を今年も行いますが、それに加えて並行し、新たなチャレンジで、水稲布マルチ直播栽培の方法で無農薬米栽培の拡大を考えています。
そんな訳で報告会に参加した訳ですが、詳しい内容に付いては、布マルチ不織布を直接販売されている丸三産業(愛媛県大洲市)に問い合わせをお勧めいたします。そこでは、水稲布マルチ直播栽培の丁寧な小冊子も用意されています。
ネックは布マルチ不織布の価格(反あたりマルチ布3万円+種子代金+送料)にあるかも知れませんが、考え方次第とも思います。
丸三産業ホームページhttp://www.marusan-sangyo.co.jp/
都野幸人(つの・ゆきんど)先生は豪快なかたで、今ご自宅は松山です。
 
$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$
お百姓さん 四方 英喜(しかた ひでき)
もしもし、ピー 0773−49−9026
田舎ゆえなかなか繋がらない携帯 09056617021
メールアドレスが変わりました。ただのじじいから里山のじじいへ
satoyamazizii(アットマ)yahoo.co.jp
$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$
 
1/4 静岡の藤田さんから「布マルチ」
いつもこのHPにお世話になってます。実家の父が亡くなったためおめでと
うはナシですが、今年もよろしくお願いします。

高知の谷川さんのお尋ねは、山下さんのご指摘どおり津野先生開発の「布マ
ルチ」ですね。最近テレビでも時々紹介されているようです。「布マルチ」
で検索するといろいろ調べられますのでお勧めします。愛媛県大洲市のメー
カーが作っているようです。
私の近隣でこの布マルチを使っている人が4〜5人います。「静岡新聞」に
載ったので今年はもっと増えるかも知れません。一番長く(5年)している
人の田んぼを時々見学に行き、話を伺ったところでは、一番ポイントは水の
出し入れです。
この布マルチは、はじめから綿布の間にもみがはさんであります。水を張っ
た田んぼに布を浮かべ、発芽したら水を落とします。これで地面に布が張り
付いた状態になり、草が抑えられます。稲が根付いたら再び水を入れます。
このように水を自由に出し入れできる田んぼでないと、布マルチはうまく使
えません。この人は5反作っているうち、布マルチを使えるのは1畝しかな
かったのですが、去年初めて8畝の田んぼでも、水の出し入れにポンプを
使ってトライしてみました。夏ちょくちょくのぞきに行った感じでは、部分
的に草があり。面積が広いと、表面の高低差で効果が分かれるみたいです。
もうひとつの問題点は風。浮かせている間は、端を止めていても強風で動き
ます。表面にひもをはって押えるなどの工夫が要ります。棚田でやった人
が、暴風雨で下の田んぼへ落ちてしまった話も聞きました。
条件があえば抑草効果はばっちり。マルチを張る手間だけで、こんなに楽な
稲作はないとはたで見ていて思うのですが。

ところで谷川さん、高知の梼原町といえば昔は「四国のチベット」(失礼
!)なんて言われていたところではありませんか。私の母はその近くの大野
見村の出身で、あのあたりは私にとっても第2のふるさとのようなところで
す。子供の頃に比べるとずいぶん道路がよくなりましたが、過疎になったな
あと行く度感じます。
この宅配便は全国各地からメールが寄せられるので、行ったことのある地域
の方も時々お見受けしてなつかしいですね。
長野県小諸市にたびたび農業バイトに行っていたことがあり、長野の大井さ
んの住所も見て、だいたいどのあたりか想像がつきました。

1/4 福井の吉村さんから「Re産直市場のお値段」ほか
野口さんへ
ありがとうございます。大変詳しく教えていただきまして勉強になります。
HPを立ち上げるのがゆめでしたから。自分でビルダーを勉強してやっと出来上がった
物に次から次からと欲が出てくそれだけに面白いです。
稲つくりは1年もしないと結論が出ませんが?そしてお客さんに食べてもらって初めて
その意義が出てくるのですが HPについても同じことが言えますね。
今注文メールを受けるのにサーバーの    CGIを利用したいと思いますが。
注文メールに品目個数がうまく入りませんのでやっぱり市販のHP製作ソフトを購入
しなくっちゃ
ならないかを悩んでいます。
野口さんのHPを拝見してびっくりしましたし出来ましたらご指導や相談に乗っていた
だきたいと思います。とり急ぎお礼まで。
山下様へ
年末や正月のメールが少ないのでさびしいかったです。
産直ですが、正月に訪問してくれた親戚に、有機農業の意義やその品物のよさ
を    PRして身内から
崩してその和を広げて行きたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
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よしむら農園
吉村 義彦
URL:http://www1.kl.mmnet-ai.ne.jp/~yokun/
E-mail:yokun(アットマ)kl.mmnet-ai.ne.jp
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1/3 兵庫の本岡さんから「申酉荒れて‥‥」
 「申酉荒れて戌温い。」 (さるとりあれていぬぬくい)

昨年は大荒れの1年でした
家の田んぼは台風の被害が思った以上に大きくて
早稲(コシヒカリ、ミルキークィーン)は収穫直前に2度も吹かれて散々でした。
晩稲(ヒノヒカリ)は台風のあと持ち直したように見えたのですが
籾摺りの結果はなんとくず米(被害粒、未熟粒)が150キロ・反も出てくる
例年の10倍!!

もうぼやかずにはいられない

長い間台風の直撃がなかったので台風の恐さを知らなかったのです

昭和の30年代 やまちゃんも言っていたように家の柱がギシギシと音を立てる
そんな台風が何度かありました

8月の台風は九州へ
9月は中国四国近畿へ
10月は東海関東へ
そのころ台風の進路は定説になっていました が
その後長い間台風は沖縄九州四国に片寄って近畿東海は勢力の衰えたのが
通り抜けるだけでした
 
昨年は上陸数こそ多かったですが進路の定説に近づいてきたように思います
異常気象だと騒ぐ向きもありますが
長い目で見るとそう思わない

「申酉荒れて戌温い。」 (さるとりあれていぬぬくい)
昨年の秋よく話題に出ました
申、酉の年は荒れますよと言った経験則です
私なんかぼやくしか能がないのですが 先人はええ言葉を残してくれています。

今年は酉年です さてどんな荒れ方をするのか?
そんなことを思いながら今年の作付けをあれこれ書いたり消したり
肥料の量を増やしたり減らしたり

ことしもよろしく 稲美町 本岡哲司
 

1/2 千葉の野口さんから「吉村さんへ、「産直市場のお値段」ほか」

 あけましておめでとうございます。

千葉の野口です。
ことしもよろしくお願いします。

HPでの販売ですね。
人それぞれかなと思い、すぐにはコメントしませんでした。


ちなみに私も販売用のサイト
http://shop.kaimu.jp/
を2004/10/22に正式に立ち上げました。←ちょっと宣伝モード。


元システムエンジニアという職業柄、サーバもホームページのデザインも運営も自前
でした。
ショッピングカートのシステムも出来合のものをカスタマイズして、すべての携帯向
けにも上記URLからアクセスできるようにし、ついでに注文・問い合わせは携帯宛にも
メールを遅れるようにしました。携帯の迷惑メール防止機能で、(アットマ)kaimu.jp以外からの
メールを禁止していますが、送信元を注文者(=不特定多数)からのものではなく、自分
からに細工してるので、迷惑メールを受けることなく注文を受けています。FAX向けに
送る仕掛けも用意しましたが、FAXを見る方が遅いので(^^;;使っていません。

とまあ、ここまで他人に頼んだら、
メインページ=1
その他のページ=18
ショッピングカート=1
問い合わせ機能=1
掲示板=1
SEO(検索エンジン効率化)対策=1
メインページが2万円、その他は7000円、カートが2万円、その他cgiが10000円×2、
SEO対策で1万円、合計で196,000円などという見積もりを取られます(原稿作成・写真
撮影は別途として)。私も普通に頼まれれば(^^;;それぐらいは欲しいです。

1ページあたりのHP制作費の手書き/データの違いがよくわかりませんが、まあ妥当な
線でしょうね。


月額料金の話ですが、ケースとしては、
1.楽天などのモールに出店する場合、
2.ホスティングサービスといってサーバを借りる場合、
3.自分でサーバを用意し、ハウジング業者に預ける場合、
4.自宅にサーバを置いて24時間稼働させる場合、
などの運用方法によって変わってきます。

吉村さんの場合、1のケースですね。

モール出店料は5000円ぐらいからあるようです。
たとえば「農機具ねっと」のように、無料で出店できるものもあります。
ホスティングやハウジングをしても、相応にかかりますし、自宅では電気代とかいろ
いろかかります。9000円が妥当かはサービス次第です。

また、売り上げに対する手数料ですが、吉村さんの書かれているケースでは10%かかる
ということでしょうか。これも出店先によっていろいろですね。もちろん自分で運用
すればこれはすべて自分のものです。自分ちで直売するのか他人の直売に持っていく
のか市場に出すのかというのと同じです。

決済手段に応じて手数料を取ったり、売り上げに応じて段階的に増えたりすることが
多いです。また、大きなモールほど広告効果が大きいですから、その手数料(宣伝広告
費)も月額固定料金には含まれていると思わないといけません。

実際に個人の販売サイトはお米だけでもタケノコのごとくあり、増え続けています。
よほど特色がないと埋もれてしまいます。
インターネット広告(1クリック7円からあります)などの手法も使わないとなかなかア
クセスしてくれませんし、知り合いなどあちこちメールしても楽天のようには人はやっ
てきません。あるいはやってきても、わざわざ住所や名前まで入力しては買わないと
いうのが現実です。楽天などの場合、自分のIDでログインをすれば、面倒な入力もし
なくていいしネット銀行などを使えばバーチャルに買い物が出来てしまう。これは個
人のサイトではいくらやってもかなわないです。

個人情報保護についても大手の方が安心できるというのは人の常です。実際のところ、
流出の危険性は(きちんと対策していれば)さほどは心配要らないけど、ゼロにはなら
ないからなんとも言えません。
普通は注文情報をメールでやり取りした時点で、暗号化されていない情報がネット上
を流れます。SSLを用いた自前のサーバを置いて、そのLAN内でしかメールも見ないと
するほうが安全なのではないかという考え方もあるわけです。そういう意味では楽天
よりも企業のインターネットショップの方が安全性は高い。同じように農家も自宅サー
バでという考えも出来るわけです。
どっちにしても使う側は一般のシロウトですし、環境が変わらない限り、インターネッ
トの世界で個人情報保護はまだまだ難しい問題を抱えています。電話線だけに閉じて
いるFAXの方がまだ安全でしょうね。

仮に自宅にサーバを置いた場合、データのバックアップ以外に無停電電源装置、空調、
盗難防止対策などをしなければならず、OS含めてソフトウェアのバージョンアップな
どまで対応しないといけませんから、他の人には勧められないし、商売としてはやら
ない方がいいと思います。電気代だってすごいですよ。
※いくつかのサイトの管理をしていますけど、何台かのサーバはうちの自宅にあります。
当然UPS(無停電電源装置)もあるし、電気代が結構な金額になります。
1台あたり350Wh×24×365=3,066KWh/年

あと、ドメイン取得してということでしたら、ほとんどのホスティング業者がサポー
トしています。「インターネットで商売を始める」というキーワードで探すと、結構
な業者が出てきますし、その手の雑誌など見て比較するといいかもしれません。


#一応、冬場は私もうちの奥さんもHP制作などをやっていますから、
#個別にはご相談に乗ります。
--

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  mailto:turbo(アットマ)kaimu.jp  野口 忠司(た〜ぼ)
  http://www.kaimu.jp/   花囲夢@我孫子/千葉

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1/1 長野の大井さんから「年賀」

新年あけましておめでとうございます
いつも宅配ありがとうございます
今年は緑肥と米糠による除草剤を使わない稲作に挑戦したいと思います
本年もどうぞよろしくお願い致します
〒385−0016
長野県佐久市鳴瀬1122
大井英典
 
1/2 高知の谷川さんから「はじめまして、、、」
高知県の梼原町と言う山奥で細々と有機農業を営んでおります。
ご多分にもれず米の雑草に手を焼いております。
2002年現代農業増刊号で山下さんの事を知り知恵を拝借したく
新年早々メールいたします。
現在は野菜中心の平飼い養鶏を組み合わせた系統外出荷農家です。
本当は米をたくさん作りたいのですが何せ自家用の5畝の田んぼの
除草に四苦八苦している有り様ですので面積を増やせません。
HP宅配便の登録をお願いいたします。
余談ですが愛媛で木綿わたを再利用したマルチ直播き農法(?)
があると聞きました。ご存じでしたら情報をお知らせください。

--
**************************
「四万川の平飼い卵と野菜」
     谷川 徹・恵美
 **************************
 
●やまちゃんから
かつて愛媛大学や鳥取大学教授の都野幸人(つの・ゆきんど)さんが開発した方法ですね。
たしか、今は郷里の宮崎県在住のはずですが、、、、
住所がわかれば、気さくな方ですし、直接アドバイスを貰うことも出来ると思うのですが。

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