2006年10月のお便り   HOMEに戻る

10/30 熊本の岡さんから「近況」
たま〜に参加の熊本のおかです。
 
近況です。
 
菜種の種まきも半分過ぎました。
今年は親戚と2軒で3町5反
「やつしろ菜の花部会」新規参加したメンバーが
5軒で、約6町と、大掛かりな菜の花部会となりました。
  合計、9町5反
 
しかし九州は、雨が降らないので、種は,撒いたが心配してます
   みんな心配してます。
 
今日、汎用コンバイン購入入札会も無事終わり(市から、補助金が出ました)
 
資金200万円をいただき本格的に動く事ができるようになりました。
19年度予算にバイオマス構想資金が出るので、活用したいです。
 
明日は、養蜂業者の方たちと、菜の花栽培地区での打ち合わせをします。
 
着々と事業が進む事で、大きな広がりを見せてます。
 
5年後の九州新幹線開通に向けての、一歩が進み始めました。(新幹線周辺を菜の花畑に)
 
今年も。2町3反菜の花除草が、できました。
収量は、ヒノヒカリ平均7.7表 モチ米が8俵半 台風の影響もありましたが満足してます。
 
枯れた菜の花の残債で、草が生えないって知ってます。
5月に収穫したところに残債が残っていましたが、いまだに草が生えていません
 
なぜ?・・・・
 
 すっぴんい草・畳表のHP
http://www2.ocn.ne.jp/~farm-oka/

ブログ 365日「お百姓さん」物語
http://blog.livedoor.jp/supin57213houde/

ファミリーファームOKA  
織り師
(7代目)岡初義・照代・ (8代目)直輝

熊本県八代市鏡町宝出57
10/30 岡山の林さんから「害虫の病気」
皆さん今晩は、
探していた物がやっと見つかったという気持ちです。
長年、無農薬でやってきたので、自然の制御能力が回復してきたのかも知れません。
ニンジンの害虫であるキアゲハに病気が発生しました。この菌の名前は私には分りま
せんが、カビのようにも見えます。ビールスかも知れませんが、私には分りません。
ニンジンの葉に付いたキアゲハの集団に病気が発生して広範囲に広がったようです。
ニンジンの葉を食害していた害虫の動きが突然おさまりました。この菌が他の種にも
広がるかどうか観察するつもりです。近縁のアオムシに効果があれば、草食の昆虫で
あるカブラヤガにも病気が広がるかもしれないと期待しています。イネの害虫である
イネツトムシやイネアオムシもこの病気に罹る可能性があるかも知れません。これが
カビのような物であれば卵胞子のようなものを残して圃場に定着するかもしれませ
ん。今年は、私の雑草抑制方法も進歩があった上、害虫の抑制にも光が見えてきたの
かもしれません。抗菌剤を一度も使った事がなかったので害虫の病気が発生したよう
です。写真は、感染した害虫のキアゲハの様子です。


林 正弘
岡山市
10/30 岡山の赤木さんから「塚本さん、がんばって!」
赤木@菜の花です。
夜の籾摺りを終えて10時半に家に入りました。私の珍しくもない生活の一部です。

 塚本さんが秋蒔きの菜の花抑草にチャレンジとか。岡山からは何のお手伝いも出来
ませんが頑張ってください。今のところ暖かいから、寒くなるまでに生育が稼げるで
しょう。
一度生えてしまえば、寒さにはめっぽう強い植物です。
 菜の花の種類は何でしょう?カラシナ?それともナタネでしょうか。
先ずは湿害を受けずに十分に生育さすことです。

 すき込み易さではナタネに軍配が上がります。カラシナに比べポキポキと折れ易い
からです。カラシナ(雪印はキカラシ、カネコは地力)は適期を過ぎるとモアーでも
手が付けれなくなってしまいます。つまりカラシナは早めにすき込んだが勝ちという
わけです。

 葉が黄色くなったり赤くなってきたら湿害です。その時は溝をあけて対処してくだ
さい。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

10/30 長野の大井さんから「私も菜の花の種まきました」
 長野の大井です。
昨日28日、私も菜の花種まきをしました。昨年よりも2週間早くできたので期待し
ています。
播種量は1.6kg、ケイフン200kg散布。鎮圧はトラクターを使いました。
ロータリーを回さず
引きずっていましたが物足りない気がして途中から低速回転で浮かし気味で引きずり
ました。
深まきになっていないといいのですが。
溝も約5mおきに掘りました。やや水もち悪い1反の田んぼです。これなら失敗して
草が生えても
自力でなんとかなりそうです。
今年失敗した田んぼ(3反)はアドバイスいただいたとおり除草剤を使ってリセット
することにしました。
なにしろ収量が去年の半分にもならなかったので、家族の信用を得るまでじっと我慢
です。
自分にも活を入れるつもりで強気な発言をしましたが、こんな事態になるとさすがに
へこみます。
専業でこんなことになったら真っ青だろうなとか、災害で作物が台無しになった方々
の気持ちも少し
わかるような気がしました。
稲は伸びなかったけど、人間は米粒ぐらい成長できるかも。^−^;

長野県佐久市鳴瀬1122 大井英典

10/30 信州の唐沢さんから「残念です」
11月8,9日に栂池高原で開催される稲作の勉強会に
赤木さんが講師でこられるんですね。
岡山まで行くと思えば栂池なら近くだし、是非、御大に御眼に
かかれる事を楽しみにしてました。が、・・・
残念です。キャンセルできない地域の役員仕事が入り、お会い出来そうに
ありません。是非また来年もお越しください。
10/29 福井の塚本さんから「菜の花その後」
 10月21日に播種(2.5キロ反当り)した菜の花は、
23,24日の雨に当り、26日には発芽しました。
27日は、子葉を展開した菜の花がいっぱいいっぱい観察されました。
 菜の花を2月に蒔く話を読んで、ホンマかいなと思っていましたが、
菜の花は低温でもよく発芽するのですね。
 菜の花を蒔く田んぼは、過酷な溝上げをしなくてもいいように、
漏水田を選びました。
 トラクターで一度起しただけで蒔きました。
ドライブハローで覆土などという器用なことは、
不器用な私がすれば失敗すると思い今回はしませんでした。
それでもよく発芽しました。
 あんまりたくさん発芽しているので、次回するなら、
動噴で控えめに種まきすればいけるかもと感じました。
 「トロトロ層による草抑え」が、だれにでも出来ているわけではないという事実と同様に、
私に菜の花による草抑えが出来るかどうかもわかりません。そんなことで始めました。


 前に漏水田で一度やりましたが、草の量が少なかったのか、効いている風ではありませんでした。
 稲が枯れるほど効き過ぎたという話も直接聞いています。
 どちらも事実だと思います。
 今回は2つの田んぼで、合わせて4反半です。
 どんな結果が出るのか、とても楽しみです。
 そして、春の朝日を浴びて金色に輝く菜の花の草原を、
周囲の人たちや、電車から眺める乗客が、どんなに驚くかとても楽しみです。

                        塚本でした。

12/29 お米の勉強会の村山さんから「11月19日ご参加下さい」
皆様   お米の勉強会の村山 日南子です
 既にお知らせしましたが、下記のように11月19日に西宮NPO祭りに参加しまして、皆さんのおいしい農産物を紹介販売いたします。どうぞご参加下さい。

 なお、あの上野長一さんが栃木から来られます。何年ぶりのことでしょう。
どうぞ、山下さんほか皆さんで上野さんに会いに来て下さいね。
上野さんは農家の皆さんに合いたくて来られますので。
夜行できて、お昼過ぎにはもう帰られるそうですので、朝からお越しくださいね。

 また、何か売ってくださる物がありまして、どうしても参加できない方は私共で何とかしますので、村山までお送り下さい。

 そうそう、当日の食器を竹でしたくて、土佐さんのご協力をお願いしています。4日にまたお邪魔します。
昨日27日に土佐さんのところで本岡さんと岡田さんに竹のお皿とコップの試作をしていただきました。
土佐さんのところには道具が揃っていまして、何とかできることが分りました。
もしお時間がおありの方は、どうぞ三和町見学を兼ねてお手伝いにお出かけくださいませんか、お願いします。村山までご連絡くださいませ。


 1昨年台風にめげず参加しましたNPO祭りに今年も参加します。山形の大場さんがガスボンベとお餅用の蒸し器を持って参加してくださいますので、山菜おこわと碁石茶の紹介、赤米のお正月飾り、新米いろいろ、赤米、黒米、緑米等、有機野菜、ハチミツなど等の紹介販売をします。盛大にしたいですので、どうぞ出展者としてもご参加下さい。お手伝いも募集します。食器も人手があれば竹でできないか検討中です。
テーマ 収穫に感謝!健康な作物の紹介と販売とお正月準備と−「西宮NPO市民の祭り」へ参加
日 時 06年11月19日(日)10:00〜16:00
会 場 西宮市役所前六湛寺公園(662-8567兵庫県西宮市六湛寺町10-3、阪神西宮駅東改札を北へ出て3分)

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
村山 日南子
お米の勉強会
〒663-8187 兵庫県西宮市花園町11-2
http://kansai-ngo-net.org/okome-1.html
TEL/FAX 0798−48−0365

10/26 岡山の赤木さんから「刈り取りが終りました」
 赤木@菜の花です。

 一人もくもくと刈って、嫁さんがもくもくと運んで、6日目にやっと終りました。
コンバイ
ンの上から見て、ヒエが無くもなかった。時折見えた田んぼがありました。
去年、おととしと作柄が悪かったから今年こそはと期待しましたが、籾がちっとも貯
まりません。私の地方では昔から難なし米なしと言われています。まさにその通りで
した。
でも肝心なのは反当りの収穫量ではなく、反当いくらの収入(所得)があるかだ。
 肥料代と農薬代で周囲より反当2.5万円は安く生産しているから、これだけで120万
ぐらいはタダ儲けしている。しかも薬を何も振らないからラクだし、世に言う付加価
値なるものが付いてくる。そんなこんなを総合すると、有機農法ってけっこういいも
んだ。
 
 すこし以前に有機農法も慣行農法に収穫量で負けられないとかの話が出ていたよう

す。
そんなこと考える必要はさらさらない。自分は自分であればいいし、コストや売上高
でてめぇ達より儲かっていると思っておけばいいと思う。

夜な夜な夫婦で籾摺りをしています。親米20袋でくず米1袋ぐらい。
このくず米、来年の田植え前に田んぼに振って抑草に使う予定です。くず米は発芽す
るとずっと以前に宅配便で聞いた覚えがあるんだが、ま、なんとかなるだろう。
最初のグレーダーには1.8mm。2つ目のグレーダーには2.1mmが取り付けてあります。
これを通ってきた米はやはり粒揃いがいい。2.1mmから落ちた米も、もったいないほ
どいい米です。ワンコの餌やパン菓子の原料やわが家の食糧になるでしょう。

 籾摺り済ませて乾燥機や籾摺り機・コンバインの掃除を終らせ、クン炭作りもしな
がらモミガラの残りは田んぼに振り撒き、畑で使う稲ワラを束ねて収納、全てが終っ
た頃にはもう年末になってくる。その間には畑仕事や田んぼの均平作業にあぜ直し。
年内には荒起こしはしておきたいしレンゲも蒔かなくては。
 百姓ってどうしてこんなに忙しいんだろうね。日曜なんかどこにもない。

 緑肥や有機物による抑草を成功さすには、自分の田んぼの水温・地温がどうなって
いるか。それに対してどのような手を打っておくのが良いのか。。。。。これは面白
い展開になりそうです。

  自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通
 
10/25 神奈川の笹村さんから「田んぼの温度」
あしがら農の会の笹村です。
赤木さんの温度調査の結果。私なりにヒントになりました。
ありがとうございます。やっぱりと思いました。
水温が普通で20度ぐらい。晴れて温かいと30度を越える。
これは水口の水温と考えていいのだろうか。
いずれにしても、醗酵は温度と関係が深いので、
重要なポイントになると思っています。
平地の暖かい田んぼと、山の田んぼでは同じ方法では、抑草出来ません。これは何度も試して、分かってきました。
その原因で一番は水温と見ています。

足柄での山では田植えごろ。水口水温16度ぐらいです。里では20度ぐらいです。
水温の低いところでは、糠抑草が上手く行きます。その例が多いいです。水温が低いので、雑草も田植え頃勢いがありません。
糠の抑草の弱い力でも、充分効果があるのだと推測しています。
成功例3箇所共に、水温16度の田んぼです。
そもそも草の少ない田んぼです。
もちろん油断すれば、草だらけの田んぼになることは経験済みです。

@秋から冬に、養鶏場の床材を反、200キロは撒きます。出来れば2度行います。何人かの方が書かれているように、土をよくするにはいいので無いかと考えてです。トロトロ層と関連があるかは私には分かっていません。

A緑肥は、やはりレンゲがいい。軟弱緑肥ですか。ヘヤリーベッチの方が草量は多いので、レンゲが出なくなったら使う。毎年レンゲを繁茂させるのは難しい。確かに水温が20度越えるようなら、菜の花もいいのかもしれない。

B春に海水を反250リットル撒きます。効果は分かりませんが、腐敗臭が減ったという気がします。海水だけの効果とは言え無いので何とも分かりませんが。糠を撒いて臭いようでは抑草はダメだ。と言われています。

C田んぼを出来るだけ平らにする。水深を8センチを越えるようにする。これも皆さんが言われる事が納得いきます。平らにすることは、水の流れが一定になる効果も大きく、淀みが出来ると、コナギが生え、浅いところはひえがくる。

D秋起こしはした方がいいのかどうか、善悪拮抗する。藁を撒くのは良い。緑肥の出方が大きく作用する。

E代掻きは浅いほど草が出ない。雑草だけ考えれば、不耕起がいい。草の種が、代掻きで出やすいところに浮き上がるのか。深くやって何度かひどい草になった。水を入れたら雑草の発芽が始まるので、糠播きまでの時間は短いほど良い。

F糠の撒き方は、田植え直後、土が出ないように水を入れてから、均一に撒く。撒いたならば、排水はしないで、土が現われないように、少なくとも3日は保つ。このとき雨が無いほうが良いようだ。立て浸透の大きい土壌の方が、(減水深10センチ以上)草が生えない。

Gころがしを入れなければならないかの見極めが大事。やるならば早めに転がしてしまう。土を絶対に出さない、深水管理を1ヶ月は行う。

以上素人のたわごとです。来年を思って、熱い内に頭を整理しました。
10/24 信州の唐沢さんから「Re赤木さんから・田んぼの温度」
赤木さん、田んぼの地温教えて戴きありがとうございます。
岡山は長野に比べ気候が暖かいし、田植えが6月中旬では
所詮比較にならないですね。
長野県でも南信なので長野市などに比べれば標高は720m前後で
高いですが桜も早く咲くので暖かいほうだと考えます。
水温が20度あれば乳酸菌や納豆菌(バチルス属)類の繁殖最適
温度なので醗酵が一気に来ますね。
それで有機酸の量も半端じゃなく水口付近の水が入っている部分でも
雑草を抑えられるんでしょうかねエ。
私のところでは水温も低いので醗酵もゆっくりで有機酸も徐々に
出てくるため発芽した芽をいじめるまでには至らないのでしょうね。
来年は水温を計ってみたいです。
********************************
 上伊那郡箕輪町中箕輪1989
    唐沢金実
********************************

10/24 広島の西村さんから「稲作」
米の自給を目指して40aの土地を借りていましたがあまりな低収量と経費・労働時
間に賃貸契約の更新をしませんでした。
3aの自田 籾袋3袋(玄米にしたら75kgくらい)
標高500の寒冷地 15a 籾袋5袋
標高500の寒冷地 25a 籾袋1.5袋(猪に食われる前なら4倍くらいは獲れ
たかも)
らくらく稲作の暖地3aから単純に面積をかけると15袋,24袋になりますが手間
をかけきれないのでこんな出来でした。

3aの自田の推定反収は小米選別無しで250kgという作りです。

コイン精米から出る米ぬかを肥料にして寒冷地で稲作を行うのは掛け流しで水温の上
がらない状況では悪い時期に窒素が利いてきてしょぼい姿の稲に毎年水口側はイモチ
を起こし低収量にして食味悪く通う為の軽油代を地代にして近場の遊休地を借りたほ
うが手入れも行き届くというものです。良い田が見つからなければ稲作の楽しみは減
りますが買うほうが出費は少なくてすみます。
近場だと菜の花・ヒナゲシも試せますがどうなりますやら。

10/22日曜日 高知からの帰りに赤木さんのところへ寄り道してみました。あの
辺りは収穫中盤という感じで月曜日が全国的に雨の予報だったこともあるでしょうJ
Aライスセンターに籾袋を積んだ軽トラの長蛇の列が出来ていました。
御大は収穫作業にお出かけ中で奥さんにその話しをしたら昼休みには荷受をしてくれ
ないとかでJAに持ち込む人がブーブー言っていたそうな。


10/23 埼玉の後藤さんから「アースデイマーケットに参加してきました。・イナコウジ病」
埼玉県羽生市、後藤です。

アースデイマーケットというものに出店参加してきました。
稲刈り、はんでん架けの合間を縫ってのばたばた参加でしたが・・・

まだ参加農家数も多くなく”ファーマーズマーケット”と呼ぶには
ささやかな感じですが運営する若い人たちががんばっているし
場所が場所なのでお客さんも多く成長していくといいかなー、と
思いました。

当日のささやかなレポートは風土倶楽部の朝田女史のブログより
http://lj21.seesaa.net/article/25986228.html#more

ps.

> ●兵庫の市原さんから「これは何でしょう?」
今年はうちのサリークイーンとプリンセスサリーにもこのイナコウジ病のカビがたくさんでてしまいました。
無農薬の場合、来年どうするか? 対策を考える必要があると思います。
http://zoukeisya.moo.jp/aisaikann/inasaku/byouki/byouki.htm

10/23 千葉の杉野さんから「中道さま、塚本さま アドバイスありがとうございました」
中道さま、塚本さま
適切なアドバイスありがとうございました。
 
こちらでは冬の間に土を乾かさないというのが工夫のしどころになりそうです。
 
ハンマーモアのほかに
もともとは畑の除草を目的とするカルチウィーダーという
土の表面を削る機械がありますので、
まず、稲株、廃わらをモアで砕き、
ぬかなどの有機資材を散布した後にカルチウィーダーで
表土と混ぜるという方法を乾燥し易い田んぼでも試して
乾燥具合をみてみようと思います。
 
ところで、抑草の技術的な課題もさることながら、
みなさんそれぞれに社会的、家族的障害を克服されながら
無除草剤稲作に取り組まれている様子には勇気づけられます。
もう少し経験を積んでみようと思います。
 ありがとうございました。
10/22 「福井の塚本さんから千葉の杉野さんへ」
 最近はかなりいい加減にメールを書くようになってしまい、私の完全な言葉足らずでした。
 私は、秋に鶏糞や菜種の油粕を散布して、必ず耕起します。そうしないと肥料が流れます。
 この辺りでは、秋起しの人が多いです。
 わらがよく腐るのと、なんといっても春の作業がはかどるからです。5月連休の田植えは春が忙しいです。

 私は、2度冬季湛水田んぼをしましたが、深く水を張ると、季節風で水が暴れて畔が崩れる。
 田んぼが深くなるということで今は止めています(またするかもしれませんが・・・)。

 トロトロ層を作るには、水が溜まらない時があっても、土を乾かさなければいいと言う感じでやっています。
 私の観察では、冬季湛水してもトロトロ層が出来るのは春になってからでした(糸ミミズの都合でしょう)。
 トロトロ層ができる滋賀の中道さんや岡山の林さんのところも、冬は晴天続きだと思います。

 私の田んぼのコナギは、今種をつけている最中です。
 除草剤を散布している田んぼなら、コナギは心配しなくていいと思っています(ムセキニン・・・)。

                              私の体験でした。

10/22 滋賀の中道さんから「トロトロ層の育て方と、本当の壁」
皆さんこんばんは
 トロトロ層を育てるには 塚本さんのおっしゃるのがベストだと、ぼくも思います。
    ( 私が思うに、トロトロ層を初期から発達させるには、私の田んぼでは、
   1.春よりも秋の有機質肥料散布。
   2.秋に肥料散布した後は、田んぼを湿らすように、雨、雪をためておく。 と感じています。)
 
また、トロトロ層確保に冬季湛水田んぼと理屈は同じだと思います。
杉野さんのおっしゃる
幸い、ハンマーモアがあるので細かく砕くことはできます。有機質と混ぜることで、分解も進むと期待されます。耕起は来春、水を入れてからドライブハローででも間に合うでしょう。はたして、これでトロトロ層ができるか。 これでよいのでは。
 
有機資材を施す事、有機物を深く土に埋めない(5cm以内、浅いほど良い)、本代かき一ヶ月以上前に荒代かき、その後湛水管理でよいのでは!?  
 
 さらに、ぼくなりの考えですが 炭と海の肥料がトロトロ層に良いのでは?、 木炭、くんたん、
海草類、魚やカニ類、塩にがりなどが少量でよいので投入すると効果が安定するように思っています。
 微生物によさそうなものをいろいろと試してみれば! 
 (炭以外は、入れすぎるとかえって微生物の活力を生かせないので注意かな?)
 
ところで 無農薬栽培の本当の敵や壁は自分の農園内にあると僕は思います。
 無農薬を始めたはよいが、全く採算が合わず。 おまけに、草取りに手をとられて、普通栽培の収量も大幅に落としてしまいました。
 1年目沈黙、2年目おふくろが反対。 
3年目です、家内が「あなたは女遊びしているわけではないので好きな無農薬かってにしたら良い、しかし、私はもう協力しない!」女神様から、雷が落ちた!
 それでも 稲葉先生や藤本さんを初め、すばらしい先輩先生方の姿を見て「僕にも出来る日がきっと来る」と思って進めてきました。
次の年も冷たい家族でしたが、 その次の年、おおまぐれですが 収量が普通栽培より良かったのです。
 ここぞとばかしに無農薬栽培の可能性を主張して また、それを支えて頂くお客がおられたおかげで、いまでは家族全体で協力体系を維持しています。
 家族の協力を得られたら 対外的にはそれほど怖くないと思います。 
一番大切なのは 女神様です。まじで避けては通れない道だと、僕はおもいます。!
 
恥ずかしいけど、正直現実です。  しがの中道

10/22 忘れかけられている”衣笠”です!
夢前町から返信です。引き続き、継続お願いします!!
いつまでも、懲りないお米作りで語り合いたい”衣笠”です。
やっぱり楽しいのは「失敗談」です。悩みがすっ飛んで「また、ガンバロウ!」と
情熱が沸いてきます。
今、米や麦、大豆、そばを合わせたら85haぐらいになっていますが
畑で草を手で引き、田んぼでヒエと格闘して日々「失敗の経験を積み重ねています」
私も最初は、3反百姓でした。今もその時の気持ちは忘れていません。
最近、若い研修生が4人になりました。彼らの農業に対する思いは、”情熱”です。
損得なしの「農業がしたい!」と言う気持ちが凄く伝わってきます。
でも、農業は自然が相手です。必ず、悩み、スランプに陥り、挫折を味わうはずです。
私も嫌と言うほど味わってきました。今もまっただ中にいるのかもしれません。
それでも農業を、米づくりを続けていくと思います。
自然の怖さと残酷さを感じつつ、自然の恵みに感謝しながら
少しだけ自然に立ち向かってみたいと言う「意地」を持って!
まあ、しかし労働を対価で補えない商売かもしれません。
赤木さ〜ん、もうかりまっか〜?
たのしんでいますか〜?
わたしは、楽しんでいま〜す!儲けませんけど!!
ここ一週間、毎日夜の1〜2時が続きました。研修生もへとへとだと思います。
明日は、3週間ぶりに休みです。労働基準法適用外産業で良かったです。
稲刈りもあと少しで終わります。やれやれです。
次は、そば刈りと麦蒔きです。ファイト!
きっと、このメール宅配便を利用されているみなさんは、ふつうの農家の人より
「米づくり」に”情熱”を持っていると思います。
だから、仲間だと思います。とことん生きましょう!

10/22 兵庫の市原さんから「Re稲こうじ病」
一石さん、「稲こうじ病」の情報ありがとうございました。
写真を見るとまさにそれですね。

今日一部を籾摺りしてみました。
ちょうどサタケの籾摺り機を使ってまして、確かに綺麗に分離できました。
ただ、ごくまれに玄米自身に緑黒色が移ったりと影響が出ていました。
精米すると綺麗で分かりませんが、玄米販売は注意した方が良さそうです。

一番無農薬歴が長い田んぼで、それなりに美味しいお米が取れていましたので、
稲刈り後の調整も分けていたのが幸いしました。

籾貯蔵しようとしていたところですが、さっさと籾摺りしてしまった方がいいの
でしょうか。乾燥させているので菌は休眠するとは思いますが。まぁ様子を見て
みようと思います。

それにしても何が原因だったのかはっきりしません。

あるページに
「幼穂分化期〜穂ばらみ期に降雨が多くて気温が低い、いもち病が多発するよう
な年に発生が多い」
と記載がありました。

確かにヒノヒカリの穂ばらみ期の8月下旬は、急に気温がその前後より3度ほど
下がる日が数日続き、降雨もややありました。ただ、同一品種(同じ種籾)の3
つある圃場のうち他の2圃場では大丈夫だったので、圃場条件の違いでしょうか。
多肥も注意らしいのですが、今年は無肥料で坪33株2本植えでした。
薄植えすぎるのも考え物か・・・。

出補期と気象条件によるところが大きいそうなので、たまたまと考えるしかない
のかもしれませんが、来年以降も出てこないか今から心配ではあります。
予防には薬剤の使用が挙げられていますが、それだけは避けたいものです。

〜〜(__/〜 http://kamo2.net/ 農園ブログ毎日更新中!
 〜〜〜〜〜  ただまき農園 〜食卓から世直しを〜
    農業従事7年生  市原 忠士
 全国合鴨水稲会会員 全国自然養鶏会会員

10/21 千葉の杉野さんから「雑草の種はどこまで飛散するのでしょうか」
千葉の杉野です。
 
コナギに負けて来年は除草剤を使ってリセットしようかとくじけていたのですが、たった20aでしかも7俵も採れていながらコナギに負けたとは何事ぞと、叱られた、いえ、激励された皆さんの熱い気持ちがメールを通じて伝わってきます。
来年も5年目の挑戦をしてみようかという気になってきました。
 
抑草効果を引き出すためには、中道さんをはじめ多くの方がトロトロ層をつくることがポイントと指摘されています。ではどうしたらトロトロ層ができるか。
 
福井の塚本さんが指摘された

 私が思うに、トロトロ層を初期から発達させるには、私の田んぼでは、
   1.春よりも秋の有機質肥料散布。
   2.秋に肥料散布した後は、田んぼを湿らすように、雨、雪をためておく。
 と感じています。
 
という点は、示唆に富んでいると思われます。冬季湛水田んぼではトロトロ層ができるといわれます。同じ理屈ですよね。つまり、土を乾かして微生物や菌類の活動を妨げてはいけないということでしょう。ということは、秋の荒起し作業などもってのほかということでしょうか。
 
筑波下ろしの吹きすさぶ関東平野の田んぼでは、北陸のように雪を溜めておくことはできませんが、少なくとも耕起しないことはできます。問題は藁や稲株が春までに分解できるかですが、幸い、ハンマーモアがあるので細かく砕くことはできます。有機質と混ぜることで、分解も進むと期待されます。耕起は来春、水を入れてからドライブハローででも間に合うでしょう。はたして、これでトロトロ層ができるか。
 
だんだん、やってみるかという気になってきました。妻は反対していますが…。
 
 
ところで、無除草剤稲作に取り組む際の障害には、抑草技術の確立の他に、周辺農家の目というのがあるかと思います。つまり、雑草を繁茂させ、雑草の種子を周辺の田んぼへ飛散させているという疑いの目で見られることです。
 
最近はオモダカが生えても田んぼに入らずにそのままにしておく人が多く、用水を伝って被害が広まっているといわれます。入水口にネットを張ってオモダカの球根を取り除くんだという人までいます。
 
たとえば、コナギなどはいつの時点で種子がつくられ、どのくらいまでひろがるのか。その田んぼでは被害が広がる可能性があっても、隣の田んぼへの影響は少ないといえるのでしょうか。雑草の生態を理解していればびくびくすることもないのですが、他の雑草についてもご教示いただければ幸いです。

10/21 福井の塚本さんから「菜の花の種を蒔きました」
  10e当り硫安を40キロ窒素成分で8キロ入れて耕起。
 晴天続きだと麦を蒔いても春まで発芽しない部分があると聞いたので、
 晴天が続くので危ないと思い種まきは10日以上延期。
 明日は雨が降りそうなので今日10月21日に、種まきしました。
 菜の花を10e当り、2.5キロ手で蒔きました。
 背負いの動噴でもいいのかもしれませんが、
種が小さく、どれくらい飛んでいるか見えないだろうと思い手で蒔きました。

10/21 広島の西村さんから「コイン精米の発煙」
管理人さんに余計な心労をかけさせて一時退会になってしまった元4反稲作、広島の
西村です

何か発信しておかねばと今回はコイン精米のトラブルをお伝えします。出作り寒冷地
稲作の話は次回。
ネズミをひいちまった。確証が取れてませんがきっとネズミと思います。

NHK「試してがってん」で栗の話題を放送しているのを見ていたら外からものすご
い音が聞こえてきます。音がすごいし方向はコイン精米の方からではないか。窓を開
けて様子を見ればもうもうの煙。鍵を持って飛び出しました。
とう精部のモーターは回転し続けVベルトは回らずスリップして煙が出ています。パ
ネルを開けて本体ブレーカー、いや鍵2つを開けるよりは受電ボックスのブレーカー
を切るほうが早いか。

過去2回ほど腐った米(淡黄色に変色した米で両親指の爪ではさんでつぶしたら容易
に砕ける)でとう精部が固着していますがVベルトが焼けたことはありません。
(モーター過負荷でブレーカーが落ちている)
とう精部をばらしてみると米の出口をねっとりとしたピンク色の桜餅みたいなのがふ
さいでました。これは血ではないか?
肉片とか毛とか歯とかを取り出した米のほうから探してみましたが確認できません。
ネズミを疑うのは石抜きの排出米がかなり溜まっており、たまにネズミが入り込んで
いることから排出米のダクトホースを登れば精米機内部に入り込める可能性があるか
らです。
かつてイセキにコイン精米機の用地を貸していた時に消防車が呼ばれるボヤ騒ぎが起
きたことがありますが原因がわかりました。メンテナンス不良です。イセキの時代に
は此処だと可部営業所があたっていましたが頻繁に故障中になるくらいメンテ不足
だった。(営業所は農機具販売・修理のかたらわ精米機の糠取りのメンテをしてい
る)
今回の故障で原因が絞り込めてすっきりしました。(おい、そういう問題か。)
Vベルト1式3本だめになって23時間の臨時休業になりましたが私が駆けつけれる
ときに故障が起きたのはさいわいでした。
10/20 北海道の三田村さんから・HPの宅配便の送信中止について」
 山下政範様

大変大変、中止の連絡が来てしまいました。
継続希望なので今後ともよろしくお願いします。

「除草剤を使わない稲作り」ホームページに出会ってかれこれ数年たちました。
米ぬか除草なども試しましたが、北海道という気候の中で結果を出せずじまいで
す。その環境の中でも、農薬に頼らないお米作りを続けていこうと思っています。
全国各地から送られてくる様々な技術、経験は大変参考になっています。北海道
に合う技術を確立したいものです。北国での除草対策は、手取りや合鴨、機械除
草が主流です。ティラガモなどが北海道で開発され、本州でも使われていること
は嬉しいです。農薬を使わないこと自体がタブーしされる大規模農業に囲まれな
がら、「HPの宅配便」から送られてくる各農家の哲学は、農業の原点を見つめ
続ける原動力になっています。
 世話人の大変さは重々承知しています。しかし私事、遠く離れた北海道からで
も山ちゃんに会いに行こうと思うのもこの「宅配便」の魅力です。一見無機的な
インターネットの世界ですが、心を通わすことも出来ると思います。技術の行使
に体をこわしてはいけませんが、ネットワークの力を信じて今後とも世話人を続
けてくださるようお願い申し上げます。
 
-------------------------------------
      ふれあい体験農園みたむら
〒069-1211北海道夕張郡由仁町岩内1614
             三田村雅人
TEL/FAX 0123-87-3636日中090-9439-1523
    http://www1.ocn.ne.jp/~m-tomato/
ブログ開設しました・田舎がおもしろい
      http://hureai.exblog.jp/
--------------------------------------

10/20 宮城の齋藤さんから「そろそろ稲刈りでも・・・」
こんにちは 宮城県栗原市一迫の齋藤です。

そろそろ稲刈りでも始めようかと思っているところです。
周りの田んぼに稲が残っているのはほとんどありません。
久しぶりに Google マップttp://maps.google.com/で
我が家(宮城県栗原市一迫山崎or新三嶋)を
検索したらなんとすっきりくっきり映っていました。
黄色っぽく残っているのが我が家の稲刈り前の田んぼです。
笑っちゃいました。4or5年前の写真ですね。

齋藤 政憲 

10/20 岡山の赤木さんから「ごぶさたです」
赤木@菜の花です。
毎日稲刈りにいそしんでおります。だから専らROMです。
でもやっぱり発信します。

 畑での緑肥による草抑えのことが林さんともうおひと方から出ていたようです。
私は水田での抑草に利用していますが、畑状態でも使い方によったらきっと草を抑え
ると思います。
 菜種粕や米糠などの未熟有機物を入れた畑に、うっかり野菜の種でも蒔こうものな
ら、ひどい目に遭うことはご存知だと思います。発芽不良でさんざんなことになりま
す。有機酸で発芽直後の根や芽が焼けるのです。
 対策として、畑ではボカシにして使ったり、振った後時間を置いてから播種するのです。
 この現象をうまいこと利用すれば、雑草の発芽時点で殺すことができるはずです。
水田なら有機酸が水によって拡散して広範囲に効きますが、畑では微細な状態のものを
数多く入れることがポイントと思います。是非試してください。これこそ [プロゼ
クトX] です。どこかに道はあると思います。だれも通ったことのない道が。

 1反百姓も30町百姓も土俵は同じですよ。稲を育てる気持ちとか技術は同じなのです。
稲を育てる原理原則は変りません。
 そりゃぁ機械のこと、たとえば100馬力の汎用コンバインや、120馬力のトラクター
の話になると、共通の話題になりませんが、草を抑えるとか、ゴリラのガッツポーズ
にもってゆく技術はみんな同じなんですよ。宅配便ではみんな同列です。

 超多忙の為、滅多に発信しない人に夢前町の衣笠さんがあります。彼の耕作面積に
比べたら、私の田んぼなんか屁みたいなものです。でも稲を作る情熱は同じです。な
んだかんだと言って年に一度は必ず会って話をしています。戦車みたいな汎用コンバ
インでは共通の話題になりませんから、彼も口に出しません。稲つくりの情熱を語り
あうわけです。時間を忘れます。
  「お〜〜い!夢前町からもたまには発信しねぇ〜と名前を忘れられるぞ」

 ということで、1反百姓も50町百姓もみんな楽しくやれるのが、この宅配便だと思います。

 そうそう、先日韓国からお客さんが来られました。経営面積はたしか200町ぐらい
だったと覚えています。1枚の田んぼが20〜30町というから驚き桃の木さんしょの木です。
私の田んぼを見て「小さいですねぇ」 「うるせぇわい、こちとらの勝手だ」
 でもね、稲を作る情熱は同じなんですよ。日本も韓国も稲つくりの原理原則は同じ
です。だから話が尽きないんです。

 さてと、このくらいにしておこう。まだまだ農繁期の真っ最中です。
自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

10/20 会津の一石さんから「Reこれは何でしょう?」
会津の一石です
写真から判断すると いなこうじ病 と思われます。
この名前で検索するといろいろ出てきますので比べてみてください。
http://agrin.jp/cgi/guest/ibview.cgi?p=186:101:10001600
私の地方では奥手の品種がかかりやすいので早稲系の品種と交互に
作ると減ります。
籾摺りは揺動式(サタケ等)タイプを使うと分離できます。

10/19 福井の塚本さんから「中道さんのお便りに共感」
 林さんに触発されて、この便りを書きます。
 中道さんのトロトロ層の話に、そうだそうだとものすご〜く共感していました。
 私の草抑え成功(その後イモチでしたが・・・)の田んぼは、本代かきのときに様子が変でした。
 田植えのときすでにトロトロ層が出来ていて、田植え後トロトロ層がしだいに厚くなりました。
 私が思うに、トロトロ層を初期から発達させるには、私の田んぼでは、
   1.春よりも秋の有機質肥料散布。
   2.秋に肥料散布した後は、田んぼを湿らすように、雨、雪をためておく。
 と感じています。
 春に菜種の油粕を散布した田んぼは、トロトロ層の出来方がかなり遅かったです。

 トロトロ層ができるようになった私の田んぼは、確かに元肥を以前と同じ量入れることが出来なくなりました。
 そして、私の田んぼの収量は2〜3俵から5〜6俵に増収するようになりました???
 (ここは受けを狙って書きましたが、増収の傾向は確かに大です。)

(追伸)
 「除草機はトロトロ層が在ってこそ効果がある。」というのも、今年初めて体験して共感しました。
 その昔、コナギを手取りしていたころ、田植え機の車輪跡はコナギがなかったのを発見していました。
 田植えしながらかご車みたいなのを回す何とかという装置は、きっと効果があると思います。
                                      塚本から追伸でした。

10/19 兵庫の市原さんから「これは何でしょう?」
兵庫・たつの市の市原です。

今年は1haで合鴨農法を行いましたが、電気柵をしているにもかかわらず、
キツネに連日連夜侵入され、400羽導入して生き残りは70羽程度でした。
合鴨に取り組んで8年目にして最大級の被害でした。一度味をしめると感電して
もお構いなしに入ってきます。トラバサミを大量にしかけても効果無しでした。
猟師さんに聞くと、キツネは賢いから罠にはまずかからないという話でした。

放置すると被害が拡大するため、早期に合鴨を引き上げました。そのためコナギ
とホタルイが大繁殖しました。
昨日最後の稲刈りが終わりましたが、収量はトホホの4〜6俵です。屑米も多かっ
たです。コンバインが雑草で詰まるほどではなかったのは幸いでした。

そんな中、合鴨農法に最初に取り組んだ田んぼにだけ、稲刈り中に添付のような
ものを見つけました。ヒノヒカリの穂に黒い糞のようなものが付いています。

これは一体なんでしょうか?においは特にありません。結構あちこちの穂に見ら
れました。おかまいなしにそのままコンバインで刈り取りました。

母や近所のおじさんに聞くと、手刈りをしていた昔はよく見たもんだとのこと。
でも何かは分からないと。一見虫の卵にも見えますが、指でつぶすとポロポロと
ほぐれます。

来年は菜の花除草にも取り組んでみようと思ってJAに注文したキカラシの種が
届きました。秋まきが春まきかで悩んだのですが、この辺でキカラシを緑肥に使っ
ていた人は1月まきでやっていたそうなので、まずはそれでスタートしようと思っ
ています。自家製鶏糞を12月にコンポキャスタで散布する予定です。
乾きの悪い田んぼの湿害対策を考え中で、秋の間に溝切りをしようと思います。

無農薬は体力勝負なところもあり、大変ですが、なにくそと思える間はあの手こ
の手で頑張ろうと思っています。

〜〜(__/〜 http://kamo2.net/ 農園ブログ毎日更新中!
 〜〜〜〜〜  ただまき農園 〜食卓から世直しを〜
    農業従事8年生  市原 忠士
 全国合鴨水稲会会員 全国自然養鶏会会員

10/19 新潟の佐藤さんから「有機農業をはじめて14年あまり、、」

いつもお世話になっています。お世話になるばかりで発信が無く申し訳なく思っています。

スランプですか なりますよねえ 私も有機栽培を始めて14年くらいになりましたが 最初は気持ちも入っていて

どんな重労働にもへこたれることはありませんでしたが 年とともに体もとしをとってくるし 有機栽培というと

やたら量的に田んぼに入れることになって体にきつい そのうえ収穫してみたら5,6表じゃあ泣きたくなります。

私もここ2~36表くらいが続いて 秋になると落ち込んでいましたが 今年は苗をポットにしたおかげか 昨年の秋の

処理がよかったのかはたまた相乗効果か7.5表に回復。

我々のグループでもつぎつぎと スランプに陥っています。ようやく毒が抜けてこれからが本当に有機栽培が始まったのだ。

となぐさめていますが 早く抜け出るひとなかなか抜け出れない人さまざまです。 

やまちゃんと同じように一度除草剤をまいてリセットしようかというかたもいますし リセットしたひとも実際にいます。

しかし 先にも書きましたがようやく本当の有機栽培になったのだと思います。リセットしないで続けましょう。

HPの宅配便」も世話人として大変でしょうが 続けてください。切に希望いたします。

              魚沼市 佐藤繁男

 

10/19 岡山の林さんから「皆さんの今年の稲作・抑草方法を読んで」
皆さん今晩は、
私の抑草は、村山さん、小長谷さん、赤木さん、岡田さん、井口さんが私の田圃を最
近見られましたが、その程度の抑草であることを始めに断っておきます。赤木さんの
田圃と比較すると雑草も見られるのですが、雑草量はイネの生育には問題ないレベル
に保っています。
皆さんの雑草対策を読んで成る程と感心しています。
その中で滋賀の中道さんの「成功と失敗の分かれ道」は抑草の条件がうまくまとめら
れているので参考になりました。
>@本代かきまでに トロトロ層を確保出来たか?
>A田植後は5cmの水深は絶対に確保!
>B除草作業は先手必勝だ!
塚本さんも、トロトロ層が出来れば抑草に効果があるばかりでなく、米の収量が増え
ていませんか?
私は機械除草を田植後10日から始めますが、中道さんの除草作業は1週間後から、
を読んで次からは早めようかと考えている程です。
深水については、10/4の山下さんのメールに、
>代かき水を全部落として、筋つけマーカーがきちんと見えるようにして田植えして
る、、、」
>そんな話が出た時に、キヌさんから
>「水を張ったまま田植えすると、雑草は全然違いますよ」
という一文がありました。これはとても大事な点で、私は水を抜いてしまっては駄目
だと考えています。浅くするくらいで良いのではないでしょうか。私は、その田圃の
田植えが8割ほど済んだら、途中で中断して水を入れ始め、田植えを再開します。出
来るだけ水田の土を露出しないように細心の注意を払います。深水にして分けつが遅
れるという事が本当かどうかは分りませんが、初期の分けつは抑制する方が無効分け
つが少なくなるので後半逆に有利になります。 これは、予果さんの
>2本植えで分けつもせず,長い長い心細い日々を過ごしたのでしたが。
>がしかし,堂々たる実りを迎えましたです。
というメールにあるように、初期の分けつが少ない方がイネは終盤で追いあげるから
だと思います。初期分けつを抑制的に進めるために無肥料出発が良いのですが、有機
肥料は、初期肥効があまりなくイネの生育には理想的と考えられます。

次に、ジャンボタニシが除草に効果があることは知られていますが、市川さんが書か
れているように生息域が広がったら最後、駆除できなくなる可能性が非常に高いと思
います。ですから平井さんが書かれている通り、「>ジャンボタニシのいない所に、
他から持ってきてまで、導入するのは、・・・」生態系を崩すことになりとても危険
だと思います。数年前のアカウキクサ(・・ゴケだったかな?)の二の舞になる気が
します。
同様に、野生のイノシシにブタの遺伝子が広がったために、その繁殖力の前に私達百
姓が苦労している現在の状況も重ねて考えさせるところがあります。イノブタの肉は
イノシシの肉に比べて安いので、猟友会の猟師も捕獲しようとするモチベーションが
あまりありません。
佐賀の石田さんの
>菜の花後だった所為か草があまり生えていません。
>菜の花での抑草は水田だけではなく乾田でも
>効果があるのでしょうか?
この点は私も畑の抑草として考えたことがあります。赤木さんが、刈取りを終えれば
回答していただけるかもしれません。

最近、村山さんから頂いた本、

橋川 潮 編著
低投入稲作は可能
富民協会

の中に、栽植密度と収量との一般的な関係について、面白い一文がありました。これ
は雑草抑制について説明した文章ではないのですが、参考になるので少し長いのです
が引用します。「トウモロコシは強い光と高温によって光合成能力が高まる。いわゆ
るC4植物の光合成の特徴をもつ作物である。このような作物では、群落の受光条件の
悪化にともない群落の光合成能力は著しく低下する。その結果、子実収量
は顕著に低下する。・・・ところが、イネ・ムギのような作物はどうだろうか。これ
らの作物は個葉の光合成能力に関して光飽和点をもち、また、適温域をもつ、いわゆ
るC3植物の光合成の特徴をもっている。これらの作物といえども、過密で葉量が増え
ることによって群落葉は相互遮蔽をおこし、群落の光合成能力は低下する。しかしそ
の低下度合がトウモロコシほどには敏感ではないため、・・・」と、書かれていま
す。トウモロコシのところを同じC4植物であるヒエと置きかえれば分ると思います
が、成苗移植、初期除草、深水でイネとC4植物の雑草との生育差をつけてやると、7
月の中干以後、もう殆ど除草に手を加えなくてもイネの群落の下からは雑草は生えて
こない、という私達百姓の経験と一致することと思います。イネをはるかに凌ぐ成長
能力をもつC4植物のヒエは、強力な光を遮られると、C4植物であるために逆に長所が
弱点となってしまうという例ですね。

林 正弘
岡山市

10/19 佐賀の石田さんから「Re市川さんから・ジャンボタニシ」
伊万里の石田です。

市川さんの仰るとおりです。
平野部の田んぼを圃場整備した時、作土がたりなくて、
土建業者がジャンボタニシの住んでる所から土を持ち込んだのが、
きっかけでした、それまではジャンボタニシなんてよその出来事でした。

それから何年間かは駆除にやっきになっていました。
最初のうちはバケツを提げて手で拾っていましたが、
とてもとても手作業では追いつけません。
椿油粕を田植え後に散布していましたが、
環境のことを考えると、胸を痛めながらも仕方なく使用していましたが
3年前から「居るのなら駆除するよりも活用しよう」と考えを変えました。

しかし山間部の田んぼには持ち込まないように、
代掻きや田植えは、山間部が終わってから平野部の田んぼの作業をするようにしています。
春田お越しもトラクターの土を落として(ぬかるんだ田んぼの後は洗車して)から、
山間部の田んぼに行くように気をつけています。

おかげで山間部の田んぼには今もってジャンタニ君は居ません。

10/19 京都の土佐さんから「古代米の刈り取り」
古代米の大先輩を差し置いてしゃしゃり出てすみません。
私の刈り入れ時期の目安は、稲穂の元のほうの籾を噛んでみます。
水分が出るようならまだですね。先端のほうから熟しますから元のほうを噛んで水分
が出なければハザにかけます。少々早刈りでも大丈夫です。
あとはお天道様が登熟の手伝いをしてくれます。
生脱穀をするならもう少し刈り取りを遅らせたほうが良いでしょうね。
脱粒するのは登熟した証拠、おそらく予果さんの栽培方法なら少々の刈り遅れは何の
問題もないと思います。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
     丹波の恵み 「長宮農園」 
京都府福知山市三和町岼595 土佐祐司
  Tel  Fax                  0773-58-2265
   ほとんど通じない携帯 090-2195-5079
  <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<    

10/19 福井の塚本さんから「ぼくもそう思う。」
○ 私も、イヌホタルイやキシュウスズメノヒエやクログワイに覆われるなら除草剤を使ったらいいと思う。
 私のところでは、幸いにして無かったり増えないだけの話しである。
 私も無理な無茶なことをしてきたからそう思えるようになりました。

○ 実体顕微鏡と、デジカメのことをいろんな方から教えていただきまして、ありがとうございました。
 とても助かりました。
 
○私も、有機栽培したり何ヘクタールも田んぼしている人の話の中に入るのは、格が違いすぎて敷居が高いと感じます。
 私は山ちゃんとしか面識がないので、たいていの場合山ちゃんに向かって情報発信しているから書けるのでしょう。
  このメール交換を有意義にするには、目をつむって独り言のように自分の情報を提供すればいいのかなとも思います。
 
10/18 福井の中出さんから「千葉の高柳さんのメールを読んで。」
高柳さんのメールを読ませていただきました。
「もう頑張らないで、できる範囲で、やれるだけと言うことにしようや。」という言葉に共感を覚えての私のメールです。
 
私は自力で米つくりに取り組み始めて4年経ちました。それまでは亡き義父の手伝い程度でした。
完全無農薬は除草剤と種子購入の部分で出来ていません。
自力で稲作を始めて1年目にして除草剤を撒かない事を始めて、家族を引っ張り出しての手取り作業はさすがに応えました。まして、兼業農家の身では十分な時間が取れず散々な思いをしました。
 
負担になる農業でなく、楽しみながらの農業をこれからも続けます。その先に完全無農薬、脱化学肥料を目指して、、、。
それまでに墓に入ったら、ごめんなさい。
 
Akao1888
10/17 千葉の高柳さんから「継続お願いします。」
 毎年2.3反づつ無農薬にチャレンジしてきて昨年一昨年と全田やったところ
草の追われすっかり参ってしまいました。発信はしませんでしたが、やまちゃんのように
スランプというか落ち込んでいました。40枚の田んぼで3町8反はきつかったです。
 年寄りが心配し、母ちゃんを殺すつもりか!などと言われ今年は遠い田んぼは
除草剤を使うことにして、近くの田んぼ15枚、1町五反だけ無農薬にして取り組
みました。残りの2町3反は1回だけ除草剤を使いました。
 そうして、連れ合いと「もう頑張らないで、できる範囲で、やれるだけと言うことにしようや。」
と話し合い、気を張らないでやりましたらずいぶん気が楽になりました。
結果は、無農薬田で約6俵ちょい。除草機を1回かけて、米ぬかを使い、ザリガニのいるところは
ザリガニ除草をしてもらいました。深水はあまり気にせず、浅水でなければいいか、と言った管理
です。ザリガニはいいです。
 それでも深水のところは、コナギの来襲ですごかった田んぼも出ました。出穂後お盆前に水を
切ってコナギ退治をしたところ枯れ上がり、コンバインにつかえずに刈れました。
 皆さんも発言していますが、コナギの繁茂はコンバインを使えなくしてしまいます。1昨年は買い
換えした新品のコンバインがコナギのためつかえて、チェーンが切れてしまいました。修理に来た
クボタの人が、「通常では考えられない!」と言っていましたが、コナギは、稲の生育ばかりでなく、
刈り取りまで困難にすることを実感した年でした。
 
 スランプでもこの宅配便には元気づけられます。是非続けて欲しいと思います。
今年の4月、娘の連れ合いが事故で亡くなり、車も2台事故ってスクラップにして、年回りが悪いのかなあ!
と言いつつ、刈り取りを終えました。
これからもよろしくお願いいたします。

10/17 岡山の林さんから「タヌキのションベン」
皆さん今晩は、
今日、タヌキが小便しているところに出くわした。タヌキは、犬のように後ろ足を上
げて小便を所々にかけて回るのですね。皆さん知っていましたか?タヌキもマーキン
グをするようです。私は気配を消して近づいたので、タヌキは突然現れた人間を見て
驚いて逃げた。このタヌキではないが、いつも夜になると私の履物をくわえて逃げる
のがいた。遂に、業を煮やした私は履物を探すことにした。このタヌキは音を消して
近づくのだが、私はこのタヌキがどこから来てどのようなルートを通るか観察から
知っていたので、あたりを付けてブッシュに踏み込んだところ、案の定そこに私の履
物を5個発見した。犬も人間の履物をくわえて行くが、タヌキも同じ事をする。最近
は、タヌキに履物を持っていかれない様に紐で結んで置くことにした。

林 正弘
岡山市

10/17 千葉の野口さんから「Re四反農の雑感」
千葉の野口です。

うちも自家所有は5反歩で、つい5年前までそうでした。
父親から農業を引き継ぎ、合わせるように近所の農家が亡くなり、引き受けた圃場
が7反。昨年からは祖母の実家からさらに5反。順に増えていきました。
なので、小さい農家の方も大きな農家の方も言っていることがよくわかるように成っ
てきました。天日干しでやっていますから、これ以上増やすこともできません。

私は人それぞれなので「敷居が高い」とは思いませんでした。いろいろな意見が聞け
て、1人で5年かけてやることが、10人いれば50年分とはいかなくとも、15年分ぐらい
の経験が共有できる場は素晴らしいものだと思います。うちのあたりでは、野廻りに
出かけても数人を除いては会う人すらいません。

いろいろと観察していくには圃場の数が多い方が絶対的に有利です。
自分の田んぼだけでなく人の田んぼも比較できますし、場所が違うからさらに見る数
も増えます。

本当は、いくつかは無農薬でやりたいのですが、ブルーベリーをやっているとそうも
行きません。誇りとこだわりを持ってやっていくことは、何の仕事でも重要だと思い
ます。もっとも稲作などはホコリだけらですけど(^^;;

今年は1枚だけ「への字」に挑戦しました。結果は思った通りになり、まずまず満足で
す。なにせ超漏水田なので、ここぞと言うときに効かせるのが効果的だったようです。

今日はこれから、農産加工のお勉強会(農文協・栂池センター)です。
来月は栂池に赤木さんが講師で参加されるようなので、私もおじゃまします。

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   野口 忠司(た〜ぼ)
  http://www.kaimu.jp/   花囲夢@我孫子/千葉

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10/17 福岡の平井さんから「ジャンボタニシについて」
 私が、除草剤なし、無農薬で稲作を始めた平成6年、私の地方では
既に沢山のジャンボタニシが田んぼにいました。

 その当時は「ジャンボタニシの食害」が問題になっていました。
ある人達は、薬剤で「駆除」していました。沢山の死んだジャンボタニシが
浮いて落ち口付近に集まっているのを見ました。

 最初は、私も田植機を使っての田植えでしたのが、「代かき」が下手なため、
水を落しても、「溜り水」の所が沢山出来てしまい、更に、雨でも降ったら、
沢山の深水の所が出来てしまいます。

 そうなると、そこの「苗」は、それこそ、一晩であっという間に無くなります。
   【この時から、不思議に田んぼには1本の草もありませんでした。】
     ・・・・・・そのようなものだと思っていました。

 こうなると、「植え継ぎ」が大変な作業になり、余りにも度重なる「植え継ぎ」
に、田植機での田植えをあきらめ、平成10年から昔ながらの苗代で45日
育った成苗を手植えしました。  これでひとまず食害は激減しました。

 それでも、隣の田んぼが大豆の時は、私の田んぼに、ジャンボタニシが集まり、
「溜り水」の所ではかなりの食害がありました。

 そこで、溝切り機の導入です。「溜り水」をなくすために、田植え直後に
溝切り機で溝を切り、水を落してしまいます。
(こうすると、少々の雨でも深水にはなりません)
水がないと、ジャンボタニシは活動できないようです。勿論、食害も
殆どありません。

そして約1週間後に思い切って水を入れ深水にします。すると、今度は、
出かかっている草の芽をジャンボタニシがきれいに食べてくれます。

更に10日間深水を続けた後、間断潅水を中干しまで続けます。
「新しい水は欲しいけど、溜り水はいらない」をモットーにしています。

今思えば、溝切りさえ上手にして「溜り水」を無くしたら、田植機での田植えでも、
可能ではないかと思っています。

只、私の場合、ジャンボタニシがいたのでこの様にしたのですが、
「ジャンボタニシ」のいない所に、他から持ってきてまで、導入するのは
どうかと思いますが、、、
               
        元氣村 村長 平井武樹
        http://www.sizenran.com/
      
10/17 姫路市水族館の市川さんから「ジャンボタニシ」
 市川@水族館です
ジャンボタニシの評価が高くなりすぎないうちに一言。
ジャンボタニシは駆除仕切れない、それなら逆の発想でと言うことで、ジャンボタニシによる除草が始まったと思います。
ジャンボタニシは一度広がると駆除しきれない強者の外来生物です。世界の侵略的外来生物百種に選定されています。環境省の特定外来生物法では要注意種になっており、いずれ特定外来種に指定される可能性の高い種です。
移入した場合、水田の中だけに留まることはなく、水路を通じて付近に蔓延します。除草する必要のない水田以外の水生植物を次々に食べ尽くしていくかもしれません。ブラックバスのような存在になる可能性があります。
現在いない地域に持ち込むのは、絶対いけません!!

10/16 佐賀の石田さんから「ジャンボタニシ君に感謝です。」
 伊万里の石田です。いつも貴重な情報ありがとうございます。

太田さんが仰る通り、タニシ万々歳です。

ジャンタニ君(ジャンボタニシ)には大活躍してもらっています。
3年前の6月にこのMLに参加させていただいてから平野部の9反の
田んぼは除草剤を使わないでジャンタニ君にお任せですが
完璧に除草してくれます。
今年は9反の田んぼにヒエが3本でした。
少々、苗の食害もありますがそのくらいはご褒美だと思っています。

山間部の4反は(5反あるのですが今年から転作割り当てが増えて
1反は大豆を作付けしました)菜の花+菜種粕ペレット+深水での
抑草でやりました。 
溝部分とその付近にコナギが少し生えましたが、
成功といえると思います。

ただ、収量は田植え後の日照不足で分株が進まず、
山間部も平野部も6俵程度です。
6月から梅雨明けまで、日照時間が8時間以上の日は2日しかありませんでした。
佐賀の作況指数は最終的には70を切るのじゃないか?と言われていますので
私の所も例外ではありませんでした。

今年から福岡の大きなビルから出る生ごみを堆肥にしたものを使う代わりに
出来たお米を福岡の大手の会社の希望する社員に購入していただくことになり
1kg480円で交渉がまとまりました。
総量は約6トンほどになりその堆肥を使ってる仲間3人で対応します。

除草剤を使っていないことが、消費者(社員ですが)には、
やはり大きな魅力みたいです。

私は種子の段階から本田まで消毒は一切やっていませんが、
(本田にはストチュウ+竹酢液の散布です)
箱施薬を使ったので無農薬といえないのが残念です。
来年は箱施薬もやめて完全無農薬を目指したいと思います。

しかし今年の夏は特別暑く、夕方とはいえ
動墳のホースを1町3反もぴっぱるのは大変でしたが、
農薬の少ないお米を求めている消費者がいる限り
その希望には応えたいと思います。

赤木さんにお尋ねです。

山間部の大豆を作付けした田んぼですが、
播種後 雨続きで除草剤を散布できなかったのですが、
菜の花後だった所為か草があまり生えていません。
菜の花での抑草は水田だけではなく乾田でも
効果があるのでしょうか?

伊万里・石田

10/16 ●埼玉の後藤さんから「四反農の雑感」
埼玉・羽生の後藤です。@私も4反の田んぼです。

1軒で100haくらいやる外国の稲作農家からすると40aは家庭菜園のようでしょうか?
或いは実験田?はたまた環境教育用のフィールド?
(ひとりでちっちゃな機械と手作業でチコチコやるので下手すると100haの農家より
 田んぼに時間を使っているかもしれませんが・・・・)

この宅急便とHPを読んでいて思うのは”比較的”大きな農家の方の方が田んぼをよく観察し
よく勉強しているんじゃないか?ということ。
僕なんかは田んぼにいる時間だけ長くてボーっと作業しているだけだなー、と。

本当は田んぼを見ていただいていろいろお話できるといいのでしょうが。
関西にいるかたが多く、実地での交流があるのがうらやましいです。田んぼのような複雑な
条件がからみあう分野ではそのものをその場で見ていろいろ考えないとひとつのアイデア
だけでは難しいでしょうし。

緑肥についてもいろいろな種類を自分の田んぼにあわせて組み合わせる方向がでてきている
のは大きなトピックのような気がします。

> 除草剤を使わない稲を作りたい思いは大農家の方とそんなに大きくは違わないと私自身は
> 思うことにしました。

篤農家も新米百姓も同じ土俵にたてる(同じ相撲はとれませんが)場を与えてくださって
いる山下さんに感謝です。

さー、また田んぼにいくぞ!

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 羽生   雨読晴耕村舎       後藤雅浩
 
「週刊コータ」はmixiの日記で!
購読御希望の方はその旨メールいただければ御招待いたします。

写真&英文レポート http://www.viajem.com/thumbnails.php?album=135
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 生産物情報http://udokuseikoufan.seesaa.net/
 
*********************************************
 
10/15 長野の小川さんから「四反農の反省」
除草剤を使わない稲作り2年目、長野の大井です。
大西さんの報告を読んでハッとさせられました。小規模農家には敷居が高い、といわ
れる言葉にです。
自分も何となく同じ思いを抱いていた気がしますし、同じことを思っていた方はほか
にもおられるのでは
ないかと思います。ですが菜の花稲作を始めようとしたとき赤木さんはじめ、大勢の
方が応援メッセージを送ってくれました。ここで黙っていては皆様に申し訳ないと気
づかされた気がします。
 今年は緑肥を育てるのに失敗し、ナタネカス抑草も早く蒔きすぎて失敗した話を初
夏に報告しました。
そのほかにもたくさんの失敗があります。まず苗作り。昨年ビニールハウスのサイド
を夜も昼も開けはなって育苗したところ、うまくいったので今年は発芽の段階からシ
ルバーラブを覆っただけでやってみました。その結果全部発芽するまで2週間近くか
かってしまいました。播種から42日間たってもマックス15cmにしかなりません。
ハウス内最低気温も昨年は−2℃だったのに対し今年は−6℃。
田の高低ならしもも初めてやってみたのですが、予想外に低くしてしまった場所が深
水管理の時
この短い苗、アップアップの状態にになりました。だめな苗は無視!とばかりそのま
ま続行したところ、
これまた予想外の株数が消えてなくなりました。
除草機を押すタイミングも遅れました。おかげで一度倒れたホタルイ(クログアイと
区別の仕方がわかりません)が起き上がってきてしまいました。草が生えても自分の
責任で何とかすると家族に説明しておいたのですが、ひとりではどうにもならなくな
りました。草の茂ったところは分けつが少なく、減収確実。
いったい何俵になるのか、アホでも10俵とれるという長野で・・・。
 ともかく来年をどうするか、今度草が生えたら除草剤を使ってと家族は迫ってきま
す。
そんなことになったらこのHPにご挨拶もできない、そう思っていると高2の息子が
「せっかくここまでやったんだから最後までやれば。」思わぬ援護を得られました。
 唐沢さんの、寒地では有機酸の発生が遅れるようだとの話を参考に、来年もナタネ
カスを併用しようと考えています。今度はタイミングを外さぬように。
 今年は草の害がどれほどのものか体で体験することとなりました。大西さんのコナ
ギでバインダーで止まってしまうという話は知りませんでした。ほかで話を聞いてみ
ると小型のコンバインでも草で止まってしまうということを耳にしました。事前に
知っているのといないのとでは大違い。少なくとも私には意味のある話でした。除草
剤を使わない稲を作りたい思いは大農家の方とそんなに大きくは違わないと私自身は
思うことにしました。
 
10/15 神奈川の笹村さんから「20006年の失敗」
あしがら農の会の笹村です。今年の私の失敗を報告します。みなさんの、肥やしになるかどうか。
 
中道さんのように整理できると、いいのですが。頭の中が、未整理状態です。中道さんの考えは参考になりました。ありがとうございます。
 
稲刈り、脱穀が終わり、あとは籾摺りのみを残す状態になった。今年は、レンゲで来た冬の緑肥を、菜の花に変えた。どのような展開になるかを、楽しみにした稲作だった。一つは、菜の花の栽培に精力を注いだ。充分草量がある状態にまで、菜の花を栽培することを第一目的にした。これは見事に黄色い海になった。

他の事は例年どうりに行い、抑草効果を見極めるつもりだった。冬場の鶏糞撒きも菜の花の旺盛な成長につながった。海水播きも例年のように行った。苗代の苗の出来は、普通だった。3〜4葉期のりっぱといっていい苗だった。

水を入れたら、雑草の発芽が始まるので、田植えまで時間を出来る限り短期間にする。というのが、今まで成功した時の、知識だった。緑肥の刈り取り、漉き込み、代掻き、この辺は出来る限り短くした。ところが、これが「菜の花では問題あり」らしく菜の花除草は、全く効果を見せなかった。

この辺りから今年の稲作は調子を崩した。6月11日が田植え、6月中は100ミリを目標に深水を心がける。苗は活着が良く、初期分結も今までになく順調に見えた。ところが、7月に入り、このひと月は、全く成育が止まった様な不思議な様子になる。今思うと例年田植え後止ってしまうように見える期間がなかったのが何故なのか。多分、糠の腐敗が根に影響があるのだろう、これが抑草になる。

6月28日に雑草の具合が例年と違い、勢いがすごいので、転がし除草に入る。ここからが、草取りの始まりで、8月まで取り続ける。7月は雨も多かったが、日照がなかった。谷間の田んぼで、日照不足はこたえる。8月にはいって日照が回復して、成長が再開。何とか収穫は出来るかと少し安心する。もし菜の花に遅れて抑草効果があるなら、何故コナギはは発芽を続けたのだろうか。

稗はなかった田んぼなのに8月中・後半には稗が目立つ。これも毎朝取ることになった。何故こうもバランスがおかしくなってしまったかが、今年のじっくり考える反省点だ。菜の花抑草が坊所田んぼに合わない、これはよくわかった。理由がよくわからない。水温ではないかと想像している。水温の低い田んぼでは、腐塾の早い、蓮華の方がいい。更にいいのが、米糠抑草という事ではないか。
 
7月に入って菜の花の腐熟が始まり、稲の生育を止めてしまったのではないだろうか。

救いとして、成果が上がったことは、リアルな風船のカカシだ。例年すずめの食害がひどかったが、風船案山子で、すずめは近寄らなかった。いつまで効果があるか心配だが、来年はもう一工夫するアイデアがある。上手く風で動くタイプにするつもりだ。偶然、ゆらゆら、ぶらぶらするようになったら、これは効果があった。

収量は、最終結果は出ていないが、籾の様子では6俵は割る。驚くべき減収だ。昨年から思うと2俵は減った。このところ年々増収になり、期待が大きかったので、辛い気持ちだ。雑草が多かったことも減収につながるのか。大きくは、土がバランスを崩して、稲の生育を止めたことにあると思う。さらに問題は抑草の失敗が深刻だ。来年は又、糠抑草に戻すのか、思い切って不耕起にしてしまうか。早急に結論を出さないと、秋起こしが出来ない。
10/15 岡山の赤木さんから「田んぼの温度」
赤木@菜の花です。

 唐沢さんからの質問に。
測定したのはたしか平成15年だったような気がします。(記憶が定かでない)
6月13日に入水、14日代掻き、16日に田植えをしています。

       地温   水温
6月14日  22      22  代掻き   直後から測定開始
  15    18      20  完全に曇り
  16    18      20    々    田植え
  17    20      22  そこそこの曇り
  18              忙しくて測定なし 
  19    18      18  雨天
  20    22      25  薄日が差す程度の曇り
  21    26      32  晴天
  22    22      24  薄日程度の曇り

 コナギを抑える頃(代掻き以降しばらくの間)のデータにしました。
雨天の19日には地温も水温も同じです。カンカン照りの21日は水温の上昇が大きい。
残りの日は雲りで、地温と水温の差が2〜3℃と一定しています。
気温が低くて腐熟がすぐには期待できないのでしたら、腐りやすい別の有機物を前
もって入れておくとか、腐熟しやすい軟弱緑肥(私が勝手にこう呼んでいます)がお
奨めです。
 私がやっている軟弱緑肥は、レンゲ・赤クローバー・ヒナゲシなどです。麦類も腐
りやすい部類です。来年は紫色のアンジェリア(はぜり草)を加えます。
 緑肥の出来が物足りない時には、緑肥の補強のために菜種粕ペレットを振っていま
すが、早くから有機酸を出してくれると期待もしてもいいわけですね。

 それぞれの地域に最適の方法を見つけてください。
来年は菜種粕ペレットの代わりに、この秋のくず米を使ってみるつもりです。

 発信したいことは山ほどあるのですが、稲刈り直前でかんにん。
一段落するまで ROM します。質問されてもお答えできません、悪しからず。
そうそう佐賀の太田さん、ジャンタニは両刃の刃ですよ。使い方を間違うと、水の深
い所の稲はなくなります。深水管理ではジャンタニは水中の草より稲の水際部分を攻
撃してきます。株はみごとに無くなります。農文協の「除草剤を使わない稲つくり」
 を必ず読んで。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

10/15 富山の予果さんから「春のおばか。 転じて えへっ どんなもんだい!」
  春の長い低温期に下を向いて歩いて村を歩いていたのでしたが,2本植えで分けつも
せず,長い長い心細い日々を過ごしたのでしたが。
がしかし,堂々たる実りを迎えましたです。他の羽二重,こしひかりなども立派になり
ました。籾関係者の皆々様どうもありがとうございました。

で,この写真,を見ていただいて,この赤米はいつ刈り入れればいいのかしら。実はあ
んまりふっくらしていないし,古代米というのは遅れると籾が落ちてしまうとのこ
と。どうも勝手が違って。どなたかわかる人いますか?


10/15 福岡の平井さんから「Reタニシバンザイ」
元氣村の平井です。   太田さんに1票です。

私が無農薬、無除草剤の稲作を始めた13年前からすでに
ジャンボタニシが田んぼにいました。

その時から、私は、田んぼに草がはえたところを見たことがありません。
勿論、草取りをしたこともありません。

皆さんの草との戦いを見てますと、申し訳ないくらいです。

「水の管理」をキッチリやれば、苗も喰われず、草もはえません。

私の中では、除草剤を使わない「稲作り」はジャンボタニシさえいれば、
既に完成しています。

私の田んぼには、もう、草の種はないのでは、と思っています。
      元氣村 村長 平井武樹
        http://www.sizenran.com/

10/14 佐賀の太田さんから「タニシバンザイ」
 お世話になります、<宅配便継続>御願いします。
こちらの方は12年前の無農薬始めた頃の散々な状態です。これから1年の暮らしを
考える苦しみます。
熊本の後藤さんが3年前に話された今までの十年は無農薬をやりやすい気候条件だっ
たけども今後十年間はウンカの大飛来とか気候条件がかんばしくないと言われていま
した。まさにそのとうりになっていきました。
除草対策も草の有機酸利用も下手すると硫化水素の発生源で逆にウンカ飛来地は逆効
果になってしまいます。一時的に20センチ以上の深水が出来ればいいんですが??
西日本で完璧に草対策をやられてる方はジャンボタニシの力のようです。私の地域は
一匹もいませんが、今年から十五キロ離れ所に水田を宴有って作付けしましたが、深
水であろうが関係無しに草の芽を探し出しては食べる姿を、見るとこの力かと思いま
した。コナギだらけの田んぼから小さいコナギをバケツいっぱいタニシのいる水田に
波の高い処にコナギが根付くようにしても翌日は陰の形もない状態です。
これからは出作でもいいからジャンボのいる水田を作付けしたいですね。ポット苗植
えの米作りはジャンボタニシの除草が最高です。ご意見お待ちしております。
佐賀・太田

10/14 宮城の祓川さんから「玄米パラリですネ」
小長谷 様

「噛むこと」が大切なことだということは知っていましたが、
柔らかいお米を何度も噛むというのは実際には難しいですね。
また、飲み込んでしまうといいうんこになりにくいわけです。

玄米パラリで「歯ごたえ」を味わい、中古の炊飯器でおコゲの
香ばしさを味わう。炊き方ひとつにもいろいろ楽しみ方がある
わけですね。参考にさせていただきます。
ありがとうございました。

秡川信弘

10/13 茨城の田宮さんから「HPの宅配便継続お願いします。」
HPの宅配便継続お願いします。

私の米作りは、合鴨農法が主で3haに500羽ほど入れていますが、
面積の増加と共に合鴨の数が増え、近年は合鴨の数に限界を感じ、
機械除草と合鴨の併用を考え、10a当りの鴨密度を下げ半分以下まで
持って行きたいと考えています。

皆さんのお知恵を参考に、これからも米作りに頑張りたいと思っています。

ティラガモ使い始めましたが、高価な機械であっても万能ではありませんね
田んぼの条件やお天気または、使用時期などまだまだ試行錯誤の状態で
皆さんの体験や意見を参考に、チャレンジ農業の毎年です。

アイガモ くらぶ メンバーの小長谷がいつもお世話になっております。
海外担当の小長谷が英語版アイガモ農法をHP公開しました。

<<<<<<<<<<アイガモ くらぶ>>>>>>>>>>>
 田宮農園   (田宮 満)
http://www.rock.sannet.ne.jp/aigamo21/
<<<<<<<<<<<<<<<<<>>>>>>>>>>>>>>>>>

10/13 兵庫の伊藤さんから「実体顕微鏡写真の撮り方」
塚本さん・やまちゃんへ
早速、デジカメによる顕微鏡写真の取り方は特別なテクニックがあるわけではありません。
小さい焦点距離で撮影できるカメラならば、顕微鏡の接眼レンズの像を直接撮影できます。
私の場合は、全くのフリーハンドで取ってしまいます。デジカメの取り直し自由の気安さで取ります。
撮影のやり方を写真(1枚目)にしましたので送ります。

写真2)に実体顕微鏡2種を紹介します。今回使用のものは写真中白い大きなもので島津製作所製
の製品(型式SCZ(8-40倍))です。。また小さい方のものはNikonの製品でポータブルタイプ(倍率は20倍)
です。野外での自然観察に大変重宝しています。特にこどもの公園内での植物観察案内では、子どもたちを
ひきつける売りになっています。

 塚本さんのこれからのお仕事にはうってつけのものと推奨します。
 このポータブル顕微鏡とカメラ付き携帯電話とを組み合わせますと野外観察からダイレクトに
パソコンに画像を保存できます。携帯電話カメラは接写で撮影します。顕微鏡の接眼レンズ口径は
デジカメのレンズ口径よりも小さく撮影に難しさがあるのですが、携帯のカメラレンズ口径は小さいので
とても好都合です。携帯電話をこのようにつかいますと、調査ファイルに容易に図鑑を作れます。
 やってみるととても簡単ですから、是非おためしください。
 これらの顕微鏡は私が自然観察活動フィールドにしている県立有馬富士公園所有のものです。


10/13 信州の唐沢さんから「環境対応期」
信州の唐沢です
唐突ですが、「宅配便」もまだ環境対応期だと思います。
微生物の世界では、微生物の繁殖出来る媒体と食物(この場合は微生物の餌)がある
環境に微生物が飛び込むと、最初はその環境(温度や酸素の有無・湿度・Ph等)に
順応できるか成長または分裂を少しずつ進める”環境対応期”があり、環境に順応す
ると
”対数増殖期”に移行し、その環境全体を埋め尽くし”安定期”に入るそうです。
そして、自分の出した廃棄物や副産物(例えば:乳酸菌の場合は乳酸、酵母菌の場合

アルコール、放線菌の場合は抗生物質等)により死滅して行くと言われています。

同じように微生物の遺伝子をもつ人間社会も同等の行為で滅びやしないか心配ですが
話を戻して、「宅配便」は除草剤を使わない稲つくりのうわべ(成功例や失敗談が出
てきたばかり)
のうちだと思います。これからもっと突っ込んだ話しがされて、何故成功したのか、
何故失敗したのか
話されれるようになれば”対数増殖期”に入る前兆だと考えます。

そこで「菜の花除草」に成功されている赤木さんに質問です
私のところでは田植えが5月中旬がもっとも多いのですが、菜の花除草を教えて戴い
た様に
代掻きして一般的に植えると湧いて来る(発酵して来る)のが6月中旬少し前(その
年の
温度によっても違う)なのでその頃はコナギが芽を吹いて2cmほどになっている。
要は、水田の温度が低くコナギの発芽時期に有機酸が出ない事が問題だと考え
今年は、春蒔いたカラシナがチョロ出来だったのですが、田植えを5月末にしてみま
した
水温は日中で13度〜18度前後それでも醗酵が悪かったのかコナギに占領され除草機

押す羽目になりました。
中でも水口の水温の低いほうほどコナギが多く中ほどから水尻に行くに従って少なく
なっていました。
すき込んだカラシナが湧いてくる時期(有機酸がでる時期)にコナギが発芽すれば抑
えられると考えれば
湧く温度が除草の条件になると考えますが、赤木さんの所では水温はどの程度なので
しょうか?
わかれば教えてください。

10/13 神戸の西田幸彦です。再登録をお願いします。」
奈良桜井市で、5反百姓の手伝いをしながら、
「HPの宅配便」で楽しみながら
勉強させて頂いています。
ただ読むだけで、何も発信してなくて、恐縮してます。

無チッソ無農薬、それにもちろん無除草剤で、
稲作を中心に数年、取り組んでいます。
そんな懐古趣味的な栽培をしていますので、
品種も古典的なものを、旭やら東海旭や旭竜、
新しいところでトヨサトです。
赤米、赤もち米、緑、黒などの、古代米もありです。

赤米の国司は、この宅配便のご縁で、
種籾を分けていただきました。ありがとうございました。

一部の古代米以外は、晩生、中晩生なので、
収穫はこれからです。

これも、宅配便で勉強したのですが、
以前、東北の鈴木節雄さんの「畑根で登熟させる云々」
を参考にして、今年何とか登熟期の水加減を、
塩梅出来つつあるようです。
今年は、今のところのモミの膨らみを見ながら、
少しニマニマしてます。

初期の頃は、草を抑えることばかりに、
精力を注ぎ込んでいました。
(草は)生えるもんは生える。
それより、稲本来の力を発揮させるには、
どうしたら好いのか。
それをテーマに、野良仕事をしているこの頃です。

乾田苗代、苗取り、手植え、株スケ、中耕除草、
バインダー刈り、天日干し
零細農家ならではのノスタルジックな仕事です。

これからも、元気を下さいね。

にしだ さちひこ

10/13 福岡の平井さんから・「雑感です」
ご無沙汰してます。元氣村の平井です。       「雑感」です。
 
父が遺してくれた田が2,8反、畑が3、8反あります。そこで、
自然卵養鶏を始めて21年、無除草剤、無化学肥料、無農薬の稲作を
始めて13年、無化学肥料の野菜作りを始めて5年、になります。
 
農業で一番重要で、肝心なことは、
「田や畑では、どの作物をどれだけ作付けするか、鶏だったら何羽飼うか」
と思いますが、今までは、注文も受けてないのに「少しでも多くの作物が
とれるように」と面積いっぱいに作付けをし、鶏も5棟の鶏舎をフルに使って
自然卵養鶏をしていました。
 
そして、その結果出来た作物や有精卵を今度は「せっかく出来たのだから」
何とか、お金に換えようと努力することになります。結果として
「卸」の分が増えて、義務の作業が次第に増えてきました。
 
私の一番大切な時間が、私の自由にならずにストレスになったり、
疲れ切ったりで、楽しいはずの農作業が辛くなっていました。
 
そこで、「何のために農業をするのか」を考えに考え、その結果
今年の稲作から、例年の60%だけ作付けすることにしました。
(それだけあれば、私達が食べるには充分だからです。)
 
従来、苗代の苗取りに2日は掛かっていたのが1日で終わり、手植えの
田植えも一日で終わり、溝切り、収穫、乾燥もとても楽でした。
(まるで採点されるような反あたり何俵も気にしなくて良いし、)
 
鶏は、昨年は350羽いたのを、現在は80羽に減らし、
野菜は自分達が食べたり、親族に送る分だけにしました。
 
つまり、頼まれない限り、他人のため、お金のために義務的に農作物を
作るのを止めました。有精卵も、娘のケーキ店の材料としてと、自分達の
食べる分、と自分の自然食料品店に、買いに来てくれる人の分だけとし、
卸の分や発送する分は、全部断りました。
 
以上の結果、減った収入は、行政書士と商売で充分補って、現在は、
家族は安全で、本当に美味しい作物、肉、卵、ケーキを食べ、しかも
とても楽な農業を楽しんでいます。これなら、ずーっと続けていけます。
 
 しかし、その反面とても複雑な気持ちです。
農業だけで食べていくのは、想像以上に本当に大変です。
 
農家の人達が、みんな、私みたいな気持ちになって、他人のために
農作物を作らなくなったら、農作物を作るための、土地や、知識や技術を、
持たない人達は、あと十年も経ったら、どこの国で作った、どんな食べ物を
食べているのでしょうか?
 
 私は、化学的、機械的ではない農家の人達が持っている、
作物を作るための知恵や知識や技術が後継者に伝わらなくなるのを、
とても心配しています。このままで大丈夫でしょうか?
 
(今からでも、友人の中に一人は「農」の人を持つことをお勧めします。)
        元氣村 村長 平井武樹
        http://www.sizenran.com/
       

10/13 富山の予果さんから「Re二反農の近況」
 うん。わたしも3反百姓で,MLにただぶらさがってだけだけどさ。きっと誰よりもこのMLが好きで,誰よりも,籾もらったり,交換したりと,具体的に恩恵を受けています。
でも,しろうとに教えるっていうのも勉強になるし,教えることで,またいろんな気づきや出会いをして欲しいナ。
えへっ。大西さんのような人に引かれると,私が困るもんで…
そうか。低温で生育が悪い時,ひえの生育も悪いのか。大西さんわかったぞ!

10/12 愛媛の大西さんから「二反農の近況」
愛媛の大西です。
今月9日に稲刈りを終え、今はハゼにぶらさがっています。
 
今年は多雨に助けられ、水位を高めに保てましが、
稲の成長が非常に遅く、あきらめかけた時期もありました。
 
除草対策として、
  昨年から始めた八反ずりをかけたあと、
  コナギの手取りをしました(3割の面積)。
 
その結果、
  手取りをしていない所で、バインダーにコナギが詰まり、10回以上停止しました。
 
  昨年までのヒエは、稲を倒すほど多かったのですが、
  今年のヒエは、成長が遅く、数も少なかったです。
  天候とコナギが原因と思っています。
 
以上が近況報告ですが、このHPは敷居が高すぎると思います。
1町以上の専業農家が豊富な経験を披露しているときに、
農業5年目の2反農が意見を述べるのは勇気がいります。
例えば、上記の近況は、プロ農家にとって何の意味もないでしょう。
 
先進農家が、日本の農業を引っ張っていくHPなのか?
零細農家に、無農薬を広めるHPなのか?
 
10/12 富山の予果さんから「高菜の虫食いはすごい」
 高菜はここ北陸ではあまり育てる人がいないのですが,冬野菜に今年は大好きな高
菜を加えてみたら,これがすごい虫食いで。

 朝夕欠かさず虫取りをしているのに大根やカブ,野沢菜よりもダントツにすごいで
す。
3,4種類の虫が入れ替わり立ち代わり。ボロボロで成長してくれません。もう駄目
かも。
 小さいながらも,大好きな高菜漬けの匂いがするのですが,(たんぱく質系)なのか
な。購入する高菜漬けの葉っぱにはどの位の農薬が使われているんだろうと思ってし
まいます。無農薬で上手に作っている人いますか?いたら教えて。
☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆
自家焙煎珈琲  神実(カムミ)
           浜田 重人,予果
HPアドレス
http://www.cty8.com/kamu/
ブログアドレス    
http://kamumi.dreamblog.jp/
〒939-2333 富山県八尾町桐谷1673
T&F  076-454-5536
☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆

10/12 福井の塚本さんから「衣笠さんへお返事」
 なるほど、小学生にはそんなに喜んでもらえますか。
 講師を探すのが問題だムムムムム・・・。
 参考にさせていただきます。ありがとうございました。

 もうひとつお便りでうれしかったこと。
 このメール仲間なら、この政策に取り組む方がいらっしゃると思っていたのですが、

やっぱりいてくれてよかったです。

              塚本

10/12 姫路市夢前町の衣笠さんから「農地、水、環境!」

ご無沙汰しています。夢工房の衣笠です。
福井の塚本様、「農地・水・農村環境保全向上対策」の「生き物調査」大変です!
私も頭を抱えました。地域住民(生き物に興味が少ない農家)を説得して毎年生き物
調査が持続的に行えるか?
ちょうど悩んでいたとき、小学校4年生の担任の先生から「衣笠さん、4年生が川や田んぼ
の生き物調査を理科の授業でやりたいのですが、田んぼへ入らして貰えませんか?」
と依頼がありました。
願ったり叶ったり!!早速農区長さんや姫路市、兵庫県にрして段取りを組ませて頂きました。
講師には、宅配便でもおなじみの「姫路市水族館の市川先生」に依頼!
当日は、小学生を中心に田んぼでアミをもって大はしゃぎでした。そして、採取した生き物を持って
「理科室へ」。これがまた楽しく子供達の真剣な姿勢に校長先生、担任の先生も感激され、「田んぼ
の生き物調査」を毎年して貰えないか!と言って頂けました。
これで毎年の項目が1つクリアー出来ます!助かりました!
また、後日市川先生が今年の「田んぼの生き物」の調査結果をまとめて下さいました。早速、学校へ
持って行って「来年の為の教材」として校長先生にお渡ししました。
福井の塚本様、
「農地・水・農村環境保全向上対策」を小学校と協力して運営すると言うのはいかがでしょうか?

第1回置塩地区「たんぼの生き物」調査隊

日時  平成18年7月11日(火)10:30〜12:00

場所  置塩小学校周辺の無農薬田(4カ所)

参加者 60名 置塩小学校4年生、地域住民(農家)、姫路市職員、兵庫県職員

講師  姫路市水族館 市川館長 

●姫路市水族館の市川さんから「衣笠添付ファイルの間違い」
市川憲平@水族館です
私が作った『来年のための教材』に誤りがありました。
ガガンボの一種となっているものは、ハナアブの一種でした。
申し訳ありませんでした。


10/13 姫路の市川さんから「ミズアブ類でした」
市川@水族館です
すいません、ハナアブ類ではなく、ミズアブ類の一種でした。
林さんのコウカブに近い仲間だと思います。
田んぼにすむミズアブ類については、研究者がいないため、日本に約何種類いる
のすら分かっていません。

10/12 姫路市水族館の市川さんから「顕微鏡」
市川@水族館です
ニコンがファーブルフォトというクールピクスシリーズのデジカメを装着できる
家庭用簡易顕微鏡を今年の6月に発売しました。かなりのものが撮影可能です。
価格等はインターネットで調べてください。

10/12 大阪の田中さんから「Reやまちゃんから・塚本さんへ」
山ちゃん
田中寛(アットマ)大阪府立食とみどりの総合技術センターです。
天敵カルテ(天敵カルテシステム)でも同じ経緯をたどっています。
スランプでもうやめようかなと思っていると,
新しいシステムやコンテンツを作る人が出てきたりします
(天敵Wikiもそうです)。

天敵カルテのキーワードのひとつは『井戸端会議場』です。
井戸端会議で出るものには硬軟・真偽さまざまですが,
あとから検索したり,まとめたりすると,「へえ,こんなこともあったんやな」と
思い出したり,次のアイデアが湧いたりします。
また,いろんなところで紹介しているうちに,新たな参加者が出たりします。
・・・ちなみに,全国の普及指導員研修等で講師をしたりする時は
「除草剤を使わない稲作り」を「天敵カルテ」と一緒に紹介しています。
・・・ご存じのように,ところどころで田中の意見と異なることもありますが,
意見がひとつに終息するようであれば,それは「全体主義」でむしろ危険だし,
教祖発言みたいになって長続きしないでしょう。

「継続は力なり」じゃないかと思い始めています。
世の中のネット情報発信の多くが短期で終息してしまう中で,「除草剤」がここまで続いてきたこと,
そして数人ではなく数十人以上の発言があることはそれだけでも,
これまで存在した/今後も存在する価値があるように思います。
 

感想まで。


10/13 茨城の小長谷さんから「祓川さんへ」
Como esta, senor Haraikawa?
玄米の話ですが、現在韓国かぶれの私は、白米に玄米をパラリと入れて炊いています。玄米は、家族の反対にあって、自分の昼飯分だけ職場で炊いてと言うことをやっていたのですが、子供がでかくなり、飯は硬くないと歯ごたえがないと言い始めたもので、赤飯を食べたいときには黒米玄米をパラリ、白い米が食べたいときには、コシヒカリの玄米をパラリという具合です。
小長谷裕宝
 
10/12 宮城の秡川さんから「小長谷さんから・赤木さんの圃場へ行って来ました」
小長谷ゆーほーさん、なつかしいですね。いつ帰国されたのですか?

介護の世界で悩みながら、現世利得の欲望を抑えきれない秡川です。
ウンコばかりいじくっていると、どうしてもおいしいご飯よりもいい
ウンコの方に関心がいきます。周知の如く、ヒトは他の哺乳類と変わ
らぬカロリー摂取量で異常に高度な活動ができる類い希な生物種です。

どうしてそのような能力を授かりながら、「自らの能力の維持・向上
を犠牲にしてまで、エネルギー浪費的な不自然な技術の開発に関心が
向くのでしょうか?」「自虐的とも思える行き過ぎた経済至上主義は
単なる一過性の狂気なのでしょうか?」それとも、「次なる社会を生
み出すために準備された意味のある混沌なのでしょうか?」

いずれにせよ、質疑に応え、教職員や学生と共に解決方策の防御方法
を検討し、考えを纏め、行動に移すことも教の一環なのでしょう。

ところで、話しは変わりますが、「職場では、まだ玄米を炊いていら
っしゃるのでしょうか?」

秡川信弘
10/11 茨城の小長谷さんから「赤木さんの圃場へ行って来ました」
山ちゃんへ
赤木さんの圃場へ行って来ました。HPの宅配便でおなじみの村山さん・林さん・井口さん・etc...色々な方に会え、貴重な話を聞かせていただけました。これも偏に、山ちゃんの宅配便があったからで、そうでなければ知り合うことはなかった人達がいる。本当に山ちゃんに感謝です。
無農薬のお米作りの話ではなくて申し訳ないのですが、おいしいお米を食べたいと言う欲求は常にあるので、ちょっとした話題です。
井口さんによると、炊飯器のパロマとリンナイでは炊飯温度に差があるそうです。高い温度で炊くほうが、美味しくなるのだとか。家に帰って調べたら、JAから購入した炊飯器には、「ハーマン」とありました。ハーマン???初めて聞くメーカーです。10年くらい使っていたら、ようやくオコゲが出来るようになり、最近気に入っています。ただ、密閉性に問題があるみたいで、保温中に水分がドンドン飛んでいき乾燥しやすいのが玉に傷なのですが、お陰で余分には炊かなくなりました。
小長谷ゆーほー

10/11 滋賀の中道さんから「成功と失敗の分かれ道」
今年のぼくの 無農薬栽培、成功と失敗の分かれ道
 
@本代かきまでに トロトロ層を確保出来たか?
 
 本代かき1月前の荒代かき前に 100kg/10a の有機資材散布 元肥と言うより トロトロ層の確保の為
 本代かき直前のトロトロ層のできがどの程度か (3cmは絶対必要 5cmあれば安心)
 微生物をどれだけ味方に出来たかがトロトロ層の厚みかな?
 そのときの草の生え方はどうなのか 抑えられたかでこの先が読める?
 
 
A田植後は5cmの水深は絶対に確保
 
 田植時は落水しても良いがその後は 8cm確保がマニュアルだが 最低でも5cmを絶対確保する 
田植時に撒いたペレットの80kg/10a の効果で5cmでもヒエは生えないが 水深が浅いところのコナギの元気は良いので注意
(ペレットの中味は 米ぬか3割 粉化くず大豆3割 魚粉1割 カニガラ1割 天日塩0.5割 クンタン1割 水の変わりに御酢も
米ぬかと大豆をベースに使うのは 抑草効果の時間差が狙い その他は微生物活性化のため、 カニガラは分解時の抑草効果も期待している)
 
 
B除草作業は先手必勝だ!
 
 除草機作業はトロトロ層があってこそ効果がある!
 一回目の除草作業は 滋賀5月中旬植えで一週間で行う (積算温度で対応する)10日目では失敗の可能性が高い!
 そのとき 苗にやさしい カゴ型 (田車タイプ)を掛けて 条間のトロトロ層を株間にかぶせて株間の草の芽吹きを抑える
おまけに20kg/10aの残り物ペレット散布と除草機による酸素補給で微生物を元気付ける 
 
二回目の除草は1週間後 このときカサ型 (あめんぼ号またはテラガモなど 僕は振動式も使う スクリュウ式も良さそう)などで
 株間にかぶせたトロトロ層をかきとるように 株間を除草しながら 酸素も補給
 
上記の内容をクリアしたところは 成功だった  しかし すべてが そういくとは限らないのが現実!
 
 
失敗の原因と来年の課題  
 
藻類を味方にできるか? それとも にするのか? 大きな分かれ道だ!
 
藻類の発生で 藻がからんで 苗がだいなし 除草機作業がうまくできなかったり遅らせてしまったのだ 
 
今年の有機認証の現地検査官として 稲葉先生が来てくださった そのときのお話では 
「藻類の抑草力を信じなさい」 しっかりデーター化されているようでそのうち公開されるようです。
 
来年の成功の秘訣は 藻を味方に出来るかにかかっているようだ!
 
余談 藻の発生の多いところは だんだん田んぼの窒素濃度が上がっているようで将来は無施肥も可能かも知れない?!
 
成功も失敗も どっちも大切な財産、 どの世界でも 失敗無しで成功なんかありえないもんね!
 
                              来年が怖いけど 楽しみな 中道です。

10/11 山形の石井さんから「近況など」
山下様
再登録願います。
ほとんど読むばかりのメンバーで申し訳ございません。
誠に勝手とは存じますが、今後とも発行を期待しております。
 
さて、僕の米つくりも長期低迷中で、なかなかうまくいっていません。
マットから、ポットに変えても結果はイマイチ。
昨年までのアイガモのみの体系から、アメンボ号を中心にした除草機体系へと組替えたところが、コナギだらけ・・・。
頭の中では、労力削減・コスト削減のつもりが、高コスト・減収と言った状況に陥り、夏の中盤頃からかなり落ち込みました。
とりあえず、現状は「あきらめ」がつき、来年へのプランを考え中です。
いまは、「継続できる農業」をテーマとしております。自分の健康も継続、地球環境も継続、経済的にも継続、そんな、いろんなことを継続(持続でも同じだと思いますが・・・)できる農業をやっていけたらと思っております。
 
今後ともよろしくお願いいたします。
 
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いのちをはぐくむ「農」
石井昭一
イシイファーム
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

10/11 福井の塚本さんから「兵庫の伊藤さんへお願いです。」
 実体顕微鏡と、デジタルカメラのどれとどれを使うと、あれぐらいの写真が撮影できるのか教えていただけないでしょうか。
 私は、今の今、実体顕微鏡とデジタルカメラを買って揃えようと検討中です。目的は、田んぼの昆虫の名前を調べて、

出来れば、地域の生き物のリストを作りたいです。私の仕事、好みでもあるのですが、「農地・水・農村環境保全向上対策」の
村の代表にしゃしゃり出ていて、これをやりたいと計画中というのもあります。(村八分寸前だったのにえらいちがいや)。

 私と、もう一人で、嫌がる地区の区長に頼み込み、事務処理の8割ぐらいは私たち2人でやるからといって、地区でやってもらうことにしました。
 そんなわけで、教えていただけるとありがたいです。
 他の方からも、情報提供をいただけるとありがたいです。

10/10 兵庫の伊藤さんから「一反農の無農薬米作り」
初めての報告です。
一反農・伊藤と言います。山下さん、いつも配信の労を有難うございました。

 先輩たちの話をひたすら、聞き続けさせてもらっていました。私は県立公園の棚田で数人の仲間と無農薬の米作りを、除草剤を使わない稲作についての皆さんのお話しを聞きながらトライヤルをしていました、そしてついに1反の田んぼを借りて、わが米作りを始めました。1反とはいえ、減反のために6a作付けしか許されず、農業と言うにはおこがましき規模です。しかし、すべて手作りでやれそう、そして無農薬米で自給をとはじめました。
機械の使用は耕起、脱穀、もみすりだけで、田植え稲刈りは手で、天日でほして、とにかく曲りなりに化石燃料最小に、化成肥、薬使わず、無農薬米作をやりました。作りではなく、正確には出来たのですが。
 結果は、一年目は150kg/6a、二年目、今年は、草もなんとかおさえられて、280kg/6a。
 一年目の飢饉は、肥料不足と草負け(米糠60kg)でした。6,7月は手で取り続けましたがコナギの勢力には勝てず、また、ヒエ田の様相、しかし、今年は肥料を鶏糞160kg/6a、菜種粕20kg、とたっぷりいれて、除草対策は昨年稲刈り直後のカラシナまき(鶏糞60kg)、田植え5日後の米糠60kg/6a粉撒布と深水15cmを維持,20日後に手押し除草機を押す、縦横とうす。その後は手で株周りを一とうり、コナギは勢力をひかえ、ヒエはほとんど見られず、刈り取り時には観察されたが。以上の結果280kgの収量でした。刈り取り後の田面は添付の写真のようです。そして一反農伊藤の正体です。お見知りおきを。
 
今年の記事
* カラシナはチョロ出来でほとんど緑肥量には評価できず、赤木先輩の言にしたがって、なたね油粕を20kg/6a(=30kg/10a、)
耕起後、引水直前に、撒布(代かき2日前)
* 深水15cmは深い部分、浅いところ6-7cm? 深いところでは、苗は完全に水没、背丈は伸びるが、立ち上がれず、水面に葉が倒れて浮いている。そのうちに葉は腐り始めた。腐った葉は錘となってわずかに水面に頭を持ち上げた葉まで風で水面下に引き込むので腐った葉をちぎりとってまわった。分けつを心配しながら。刈りとり時の結果では、株は小さいが、それなりに追いついていた。(13-17本/株)
* 添付の写真は田植え10日後、ヒエとコナギだと思いますが実体顕微鏡像です。植え代かきから5日めにしてすでに立派に
さまをなしています。これをみてぞっとして深水をたもつことにしました。日令はわかるものでしょうか。そして発芽発根の要件はなになのでしょうか。
 

* 今年の田植え日は5月15日で、20日に糠撒布、田水温23゜Cで、29日にはガスの発生が昨年にくらべ顕著だった。
 昨年は田植えが5月3日で、7日に糠をまいたが、水がにごることもなく、ガスの発生気泡がすくなかった。
 
 除草はこれでよかったのか、成功か、それとも除草法は成功していないのか??? である。それなりに草を押さえられたと自評価しているが、いったい何が効いたのか解らない。
除草機の効果は抜群だった。刈り取り田面のコナギをみると最後の手取りも大変有効だった様でもある。来年は??
今年の繰り返しで行くことにしようと。
 
一反農の今年の報告です。山下様これからも配信をよろしくお願いします。

10/10 やまちゃんから「塚本さんへ」
塚本さんの話、かなりいいところ、ついてる。
ちょっとお酒が入ってるので、まっいいかという気分で、少し乱暴なもの言いになるかもしれませんが、、、
 
スランプなのは、ぼくだけじゃなく、塚本さんも長期低迷型スランプなんだよ。
かつて野菜の施肥について聞いた時、この人はかなりの技術力の持ち主だと、ぼくは直感しました。
その塚本さんが、3〜4俵というので、信じられない思いでいました。
今年はひと山超えたように思われ、うれしかったのですが、
また別な難問が押し寄せたようですね。
北陸地方独特の、収穫時期の曇天と長雨、イモチ病の問題、、、
野菜に関しては緻密な塚本さんが、こと稲作になると「大雑把」「大胆」になると言うことはありませんか?
 
スランプなのは、ぼくや塚本さんにかぎったことではないです。
どうも、除草剤を使わない稲作りに取り組むわが仲間たちの、ほとんどがスランプ状態にあるのかもしれません。
「除草剤を使わない稲作り」のHPや「HPの宅配便」をはじめた頃は、
全国の仲間の実践を「持ち寄り」「すりあわせ」「磨きをかければ」、
全国一律ではないけれど、その地方地方にあった技術が見つけ出せるのではと言う期待があったのだけど、
どうもことはそう単純ではなさそうです。
 
スランプと言えば、このHPや「HPの宅配便」そのものも、スランプ状態にあると言えると思います。
「テーマに沿った情報発信が少ない」というのは、まったく塚本さんのご指摘の通りです。
世話人として、「除草剤を使わない稲作り」のために、「HPの宅配便」のスランプ打開のため、
何らかの手だてを打ちたい思いを持ちつつ、それをなしえないので、
「もうええかもね」「潮時と言うことかもしれん」と思ったりしました。
 
それを撤回するに至った経緯は、先日の「近況」に書いたとおりです。
ああ言う撤回の仕方をしてしまうと、
この先簡単に「HPの宅配便」を止めることが出来なくなってしまったなと思っています。
 
「除草剤を使わない稲作りのHP」(HPの宅配便)に、メインテーマに沿った発言が少なく、
活発な意見交換がなされていないと言うことは、事実なんですが、
それは、メンバーにその気がないと言うことではなく、きっと問題の難しさから来るもののように思われます。
どういう言葉で技術を語ればいいのか、
どういう切り口で「除草剤を使わない稲作り」の技術を語ればいいのか、
そこのところを、うまく伝える言葉や方法を、僕ら百姓がわがものに出来ていないように、思うのです。
だから、肝心のテーマに沿っての発言はできなくて、周辺の話題をうだうだやってるんじゃないか、
もしかしたら、そこらあたりでウロウロしているのかもしれません。
そして、僕らひとりひとりが、自分の田んぼにあった「除草剤を使わない稲作り」の技術にたどり着くには、
そういうウロウロした、まどろっこしい道筋が必要なのかもしれませんね。
 
そんなことを考えていたところに、今日ちょうど、
百姓でない友人から、次のようなメールが届きました。
 
「宅配便はもう少し続けてみたら。
せっかくのネット、大きく言っても、小さく言っても、日本の無農薬(あるいはときに少量農薬だっていいさ)農業を、精神的に支え、人をつなげているんだから。
世話人というか、かげで地道に支える人は、忍耐力レースに参加しているようなもんだと思う。」

10/10 福井の塚本さんから「今年の収量」
 テーマに関するお便りが少なかったので、このメール仲間もそろそろ終わりかな、
できるかぎり情報提供につとめてきたけれど、それも仕方が無いと思っていました。
つづくのならメールの購読を希望します。
 私の今年の収量は、5から6俵でした。7から8俵取れてスランプだなんて
何を言ってるんだと思ってしまいます。
 草抑えはかなりできるようになりましたが、収量は上がらずです。
 元肥の鶏糞やなたね油粕が多かったところは、倒伏して当然でした。
 ところが、いもち病のおかげでくず米がどっさり出て、反5俵になり、
危うく倒伏を免れました。
 有機栽培や除草剤を使わない稲つくりは、慣行栽培と収量の競争をする必要があるのか?
収量以外の大切なことをしっかりやっている、やろうとしているのではないかと、
低収量が続く福井の塚本さんは都合のいい事を思うのでした。

         塚本

10/9 小原営農センターの三浦さんから「近況など」
山下様

いつも宅配便楽しみにしています。

8人のチームで富山で有機栽培に取り組んでいる小原営農センターの三浦です。
お便りを読ませていただいているばっかりで申し訳ありません。

除草にはなかなか決定打が無く、毎年悪戦苦闘です。
ただひとつ確信が持てるようになったのは、大豆あとはほぼ大丈夫(除草機0から1回、7俵)ということです。
ただし乾田で大豆が順調に育ったという条件がありますが。

あとはアイガモ、米ぬか、除草機、手取りを組み合わせて20ha平均5俵半ちょいが現状です。
7俵までチャレンジが続きます。

今後ともよろしくお願いいたします。
宅配便の継続を希望します。

三浦
************************
(有)小原営農センターメール BCH10768(アットマ)nifty.com
HP   http://homepage3.nifty.com/ohara/
ブログ  http://ameblo.jp/ohara0034/

10/9 広島の土肥さんから「今年は稲作人生、最大の不作です。」
台風で被害を受けた事を思えば私の悩みはたいしたことは無いが・・・
菜の花を栽培し肥料効果があり今年は豊作でしたと報告したかつたのですが・・・
今年は1.4ヘクタールの作付け、作柄は10アール当たり7.5俵です。
生産高見積もりは9俵、生産と販売の数量がうまく行きません
天候次第で生産量が決まる農業ほどつらいものは無い
ガックリと力が抜けましたが、百姓の来年、
来年も菜の花を栽培して、豊作の夢をみます。

10/8 岡山の赤木さんから「不作みたいです」
赤木@菜の花です。

このところ皆さんから近況報告が活発になされています。
喜ばしきこと限りなく、これぞ祝着至極というものじゃ。これでなくてはいかん。
みんなしてワイワイやっている中で、いいものが生まれてくるんじゃ。

 井原大師匠育種の旭風を刈りました。メインの朝日は10日先に始まります。
その旭風、籾の量のいやはや無いことと言ったらない。スズメにずいぶん喰われては
いたが、かくも少ないとは想定外じゃ。
 籾摺りせんとわからんが、せいぜい良くて反当7俵だろう。
 いつもなら自分でも惚れ惚れするような大きな穂が垂れ下がるんじゃが、今年のは
まっことちっこい。泳いで海から上がった時のようじゃ。殿方なら分かるじゃろ。
朝日のもちっこい。だらっと馬並みのデカイ穂を着けるはずのハイブリッド米でさ
え、今年は縮んでいると宅配仲間の香西氏から聞いた。
 これを年柄と言うんじゃろな。稲は分相応の、あるいは天候に合わせた穂を着ける
はず。ならばこれで良かったのだろう。すべて自然のなせる技と悟っておくしかな
い。

 その中で頑張っているのが長粒種の黒米。鹿児島県で栽培されていたものをいただ
いて作っているのだが、馬が最敬礼をしてよけて通るほど、私には立派な穂に見え
る。
数えていないが300粒はあるだろう。茎は稲ではなく茅か葦だ。やはりこれくらいの
茎でないと300粒は無理なんだろうなと勉強になります。
 稲作にはかなりくわしくて、海外にまでいろいろ指導して歩くような方がびっく
り。すぐさま聞いてきた。 「これはハイブリッドですか?違う?もう一度来るから
1穂でいいから下さい」
一粒10円で売ってやるわい。一穂が3000円だ。ガハハハ

 来年の春に播く緑肥の種子が届いています。ヒナゲシは2反に播くだけなのに金六
萬円也だ。これを道楽といわずして何を道楽と言わんや。このあたりのことを現代農
業12月号に面白おかしく書いている。小生の母上は90歳だが、この記事はたいそう面
白かったらしい。みんな読んで。
 堅い茎を持つ菜の花類と、全体が軟らかい軟弱緑肥の使い分けなんかにも触れてる
よ。
 
 自然を愛し環境を考える百姓     赤木 歳通

10/8 佐賀の那須さんから「今年の米作り」
  私の住む佐賀県では今年の稲の作況指数が74と先日発表され、その後の調査で60くらいまで落ちるのではないかという予想です。台風13号による塩害と倒伏が主な要因です。
 私の田んぼでは60どころか50まで落ちそうです。
要因は抑草の失敗と倒伏とイノシシの食害です。
 今年は2.3反1枚と3畝3枚を手植えし2.3反1枚が機械植えで山間部の棚田で実験共同田5畝が自然農で行いました。
 2.3反の手植えは抑草に失敗してほぼ全滅の状態です。
ほぼ独りできつい思いで手植えしましが、長引く梅雨の雨で田植え後の深水で苗が徒長し普及センターに相談したら水を落として分茎促進をとの指導があり、従いました。水を落としても分茎はあまりすすまず。水をいれようとしたら浅水で管理するようにとの指導があり、手植えで苗も大きく草もそれほど見当たらなかったので従いました。
その後、追肥をせよとの指導で油粕を撒きました。その後も浅水との指導に従いました。結果は見る見るうちにホタルイとヒエが稲を押さえ込んでいました。
水の深い部分を残して稲穂は草の海に沈んでいました。機械では刈れないということで仕方なく草刈機で草とともに刈り倒して稲穂を拾い集める作業をしました。惨めな結末でした。悔やむといたたまれないので考えないで目前の作業だけ見ることにしました。やはり迷わずに自分で判断して作業すべきでした。自分の甘さです。
 他の3畝3枚の手植えと2.3反1枚機械植えは深水に徹したのとジャンボタニシのおかげで草はほとんどありませんでした。しかし、台風で半分は倒伏しました。
 山間部棚田の実験共同田5畝ははじめての自然農の取り組みでしたが、分茎がすすまず穂つきもよくないうえに刈り取り前にイノシシに食害され、ほぼ全滅の状態です。他の仲間に申し訳なく逃げ出したい思いです。
 今年の結果を考えると気が滅入るばかりなので、来年の米つくりのことを考えるように努めています。
 失敗を表にだすことで何とか前向きな気分になれたらと思いつつ報告させていただきました。くらーい話でもうしわけありません。
 
  2006.10.8  鳥栖市 那須 より

10/7 福井の中出さんから「特別栽培に向けて」
同じ福井県の塚本さんのメールで知ったのですが「特別栽培認証制度」を取得しようかと考え始めました。
 
今までは自分だけの考えで無農薬という取り組みをしていました。
自分だけの考えだけで通用しないことも重々承知していながら、このままでは問題があると思うようになりました。
隣部落も含めたラジコンヘリの一斉防や、カントリエレベータに出荷する防除基準(農薬散布)、農済などの問題が有ります。
私がこれらの問題に対して自分だけの考えで周りの人を納得させるには、とりあず公的機関の認証制度を利用する方が良いと考えています。
赤木さんのように論理を詰めてアピ−ルできる実績はありませんが、自分なりに少しづつ行動したいと考えています。
 
あっ、同じ福井の富田さんがいらっしゃる池田町なんですけど、行政が一体となった一次産業に対する取り組みは全国的にも珍しいと思いますので、
富田さんが知り得たことをこの場で発表されててはいかがでしょうか。

10/7 千葉の野口さんから「稲架がひっくり返った...」
すごい雨でした。

9月から10月にかけて田んぼが3度も冠水するのは少なくともここ20年ぐらいでは初め
てですね。何せ3枚分の畦が繋がるのですから、水位は20センチ以上はあります。

天候が悪く刈り取りが延びていたもち米(ツキミモチ)を9月の末に刈りましたが、なに
せ冠水直後で稲架をかけるしかなく、ぬかるみながらの稲架がけでしたが、この雨と
風で3か所ほどなぎ倒されました。

とりあえず、浸水した田んぼから畦にあげてきましたが、肝心の畦すらひたひたまで
冠水しています。これから組み直してかけ直しですが、まだ風はかなり強く吹いてい
て気がかりです。利根川も増水しているので、排水がかなり悪くなりそうで、いった
いいつ水がひくのだろうか心配です。水がひいてもすぐには脱穀できないだろうなぁ。
残っている4種類の古代米もだいぶ倒れてきました。

週明けは天気が続くようなので一安心ですが、作業の順番がややこしくなりそうな予
感がしています。混籾を避けるには、ツキミモチ→黒米→赤米(ちくし赤もち)→赤米(ベ
ニロマン)→緑米(アクネモチ)の順がベストなのですが、どうもうまくいかないような
予感がしています。刈り取りと脱穀と庭干しの同時進行とかが起こるような気がする。

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   野口 忠司(た〜ぼ)
  http://www.kaimu.jp/   花囲夢@我孫子/千葉

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10/7 千葉の野口さんから「杉本さんへ「まくらっこ」使ってます」
杉本さんへ「まくらっこ」使ってます

うちの田植機は、3軒の共有ですが、その分ペースト施肥+除草剤同時散布+まくらっ
こ+カゴ車輪マーカ(正式名は不明)という仕様になっています。

まくらっこは、浮き藁などがあっても押さえてくれます。水を落とすよりは、多少多
いかなと思うぐらいで使うとちょうどいいです。あまり落水すると効果が出ません。

10/7 滋賀の伊佐さんから「今年の田んぼの報告」
未来シンフォニー関連の田んぼの報告
甦らせよう堅田の落雁をと初めて6年目になりますが、
冬の田んぼにみずを張る事によって生き物いっぱいの田んぼに変化

収穫は1年目6俵「仰木の棚田」・2年目伊香立「5.5俵」
堅田の内湖、不耕起栽培で4年目になります「1年目4,5俵・2年目7俵・
3年目5,5俵・今年4年目6.5俵」

今年は田んぼの中の草取り(キシュウスズメノヒエ・クワイ取り7月に30時間)を頑張った
が8俵の目標が達成できなかったが(自薦農法で6俵取れば良しとするか)

実家の兄貴の田んぼ(小野)は8俵を達成した(日ごろの世話による)

永久歯の生えない子供急増!!― 環境問題への緊急提言

 国際地球環境大学教授・Universe State of OMEGA代表
岐阜大学医学部公衆衛生学講座非常勤講師 中里 博泰

小学校高学年になっても乳歯が抜け落ちず、永久歯が生えてこない子供が急増し
ていることが判明した。
この調査結果は一昨年松本市で開かれた日本医薬品情報学会で発表された。
原因としては、退化や咬まない事による顎への刺激不足、偏食などによるバラン
スの悪い食生活、食品添加物などが原因として考えられるが、特に植物の成長を
促す遺伝子を阻害する除草剤が、人体にも悪影響を及ぼしているのではないかと
推測する。そこで原因を根源的なところから考え直し、新たな対策の必要性を訴
えると同時に、歯科領域の問題のみならず、社会構造全体の問題点をも浮き彫り
にし、未来にあるべき生活環境モデルを提言する。

除草剤を使わない稲つくりに直接作業者に支払い制度を行政に提案しています。

ネットワーク『未来シンフォニー』 伊佐 恒範   nqk37921(アットマ)nifty.com
520‐0232 滋賀県大津市真野一丁目31‐34
TEL077-573-5113 FAX077-574-4267
携帯 080-1474-1386 メールmirai51134267(アットマ)docomo.ne.jp

 
10/6 静岡の杉本さんから「除草剤を使わない為の、取り組み」
さて、私も除草剤を使わない為の、取り組みを一つ。
「田植後、早期の除草機をと」いう事から思いついた事ですが、田植をしながら一回目の除草ができないかということです。
三菱農機が発売している田植機で「まくらっこ」という装置がついたものがあります。これはもともとまくら地のわだちを均すために考案されたもののようですが、これを田全面に田植をしながらかける事ができないかと考えました。さっそく、今年1反5畝ほどの田圃で、デモをして頂きました。結果は、バッチグーでした。しろかき時に浮いた草・きり藁や、芽を出しかけた雑草の種も上手に埋め込んでくれました。耐久性もメーカーの話では駆動部は田植え機の爪と同じように消耗品と考えれば何百時間(聞いたのですが忘れました)ごとの交換でいけるという事でした。来年から本格的にやってみないと実際の効果は分からない所もありますが・・・・。
 
とりあえずメーカーのパンフレットにあった「まくらっこ」の写真を添付します。
 
野良日和(のーてんき) 杉本 勇

10/6 滋賀の中道さんから「今年の田んぼの報告」
 成功例 失敗例 いろんなパターン全部あったような感じです。
 
草をうまく抑えて 八俵あまりの田んぼがあると思えば 
 
一方で へばるぐらい手で草取りして 
それでも草に負けて 収量が五俵の田んぼもあり〜の
オマケに そのときの無理で 左腕首を痛めて 医者が通い
 
(僕は右利きですが きつい農作業をつづけると 朝、手が震えて お箸が持てなかったりして くろうしたので 力仕事は左手 細かい仕事は右手と使い分けをしてきましたが 
 とうとう 左手がギブアップ 医者に 「よく仕事をした手ですねぇ」と同時に「もうあまり使わないようにね」とも言われてしまいました。)
 
ぼくの後輩がこんな事言ってます。「農業の農は 頭脳の脳である」
 後輩に見習ってもう少し勉強しなおさなければと思っています。
 
話変わりますが この宅配便 農林省の役人達にも読んで欲しいと思ってます。
生産現場の 生の声が 彼らには何より必要だと思うのですが。
 
      気まぐれな投稿人  中道でした。

10/5 京都の四方さんから「近況など」
長期低迷のスランプに陥るほど経験を積んでいない、いつもカラ元気、脳天気も含めて元気な私の近況報告をひとつ;
昨日、もち米の稲刈りを、若干早いかなぁと思いながら行いました。
イノシシに走られてくしゃくしゃで何も収穫できなかったらえらいこっちゃと急いで刈りました。
どこもここも、電機柵は共同で張ってはいるものの、殆どの皆さんは収穫が済んで久しいのでメンテナンスは出来ていなくて、私も自分の田だけ張りなおせばよいものを、サボったシッペ返しと反省しています。
残す稲刈りは布マルチ田の2枚を残すのみで、ちょっとホッです。
今年初めて稲刈りが出来なくて途中で止めた田んぼがありました。6畝の田んぼで、ヒエに負けました。途中まで大変綺麗な田でしたので、殆どほったらかし状態でしたので、当然の結果と思っています。
28枚、2町3反で無農薬米を、布マルチ・米糠除草・3回代かき・3連除草機転がし・嫁さんと並んで手で除草等などをやっていますが、その中の1枚でした。
無農薬米の収量は当然のことながら、布マルチは兎も角、2石足らずです。
今年は83枚10町の耕作面積となりましたが、基本は嫁と2人で、喧嘩しながらやってます。
 
季節は移り、すっかり秋になり、今朝もちょっと寒い日を迎えています。
 
9月24日(日)はかかし祭りと称した志賀郷地区全体をあげたお祭りが行われました。
数々の出店が出て、太鼓・フラメンコがあったり、盛大な1日でした。
会場は我が家から程近いJA 何北(かほく)支店前で、各地区の手作りかかし17の作品が、JA 何北支店前に勢ぞろいしていて、そのコンテストもあり、志賀郷町の案山子が最優秀賞を頂きました。
その横にはラーメン・お好み焼き屋さんもイベントに関係なくオープンしていて、ほっこりワクワクの1日でした。(尤も、私はまだ稲刈り・籾摺りの最中で、バタバタの中で横目で見ていたのです。)
 
その最優秀賞の案山子の写真、見て下さい。私もほんの少しですが製作にいっちょかみさせて頂きました。

また、10月1日は、昨年に引き続き農村都市交流イベントが池田市、市民文化会館・豊島野公園周辺にて綾部市主催で「人生を変える 農業・農村」ステージは綾部 が開催されました。  
その中で、市民文化会館の小ホールで行われた午後1時からのフォーラムには、私もパネリストの1人として参加させて頂きました。
その内容は綾部での農的生活の現状・就農支援・綾部農業友の会のコマーシャル等を語らせて頂きました。また、フォーラムではあやべ温泉ペア宿泊券や新米、大粒の丹波栗が当たる抽選会もあり、これまた盛り上がりました。
屋外に目を移して、豊島野公園の特設会場では、生憎の雨が降る天候ながら、新米をはじめとして、特産品・新鮮野菜・丹波栗・京野 菜などの直売、試食会や田舎ぐらし相談コーナーなどを設置して、農村都市交流イベントが開催されたのです。
私はサンプル米(4合入り)を100名様に配らせてもらい、効果ある営業活動となりました。
私と嫁も楽しい1日を過ごさせて頂きました。
 
 
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早くも?7年目のお百姓さん 四方 英喜(しかた ひでき)
京・綾部 志賀郷 町ノ下17番地
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10/5 京都の土佐さんから「田んぼで飼育(?)」
ご無沙汰しています。
やっともち米の収穫を始めました。
 
当初より恐れていた事が、頻発するようになり我慢できなくなり刈り始めたというのが事実です。
丹波の秋はイノシシにとって美食を満喫できるようで、丹波栗、さといも、そしてもち米。
ウリ坊も親から離れ一人立ちするようになり、人間との棲み分けルールが怪しくなってしまった。
 
そんな中、昨日獣害の大きかった田んぼの稲刈りの最中、何かもぞもぞ動くものがある。
よくみれば小さなイノシシではないか。
どのようにして入ったのか、2反5畝の田んぼで迷子になってしまったようだ。
もちろん電気柵で囲まれているため逃げ出すことも出来ない。
 
右に行ったり左に行ったり、稲をなぎ倒しながら走り回る。
仲間と相談の結果駆除することになり、猟友会に依頼をしました。
すぐに来られてズドーンと一発、約30キロの丸々と太った子イノシシが獲れました。
しかしもち米の収量は半作以下となってしまいました。
 
山に返そうかとも話しましたが、一度味を覚えてしまうと必ずまた里に下りてくる。
神戸の話ではないが、耕作放棄された栗林は自動的に餌付けしているようで人間が動物を招き入れることになっているのかも知れない。
色々な要因が絡み合って鳥獣害は広がってきているように思います。
 
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     丹波の恵み 「長宮農園」 
京都府福知山市三和町岼595 土佐祐司
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10/5 千葉の杉野さんから「今年の除草剤を使わない稲づくり」
山下さま
 
千葉の杉野です。
宅配便、毎回ありがたく受け取っております。
こちらから情報発信せず、
一方的に受け手にまわっていて恐縮ですが、「継続希望」します。
 
山下さんご自身のスランプもあるのでしょうが、
今年などは天候の影響などから会員全体が共通のスランプ状態ではないかと思われます。
 
獲れ秋をむかえているのですから、本来なら
今年の状況はどうだったのかを各自が情報を寄せて、
その体験を共通のものにできればいいのですが、
宅配便を見る限り、
その情報交換は低調のようです。
 
そんな批評をするくらいなら、
まず自分から情報発信しろという声が聞こえそうですので、
以下、報告します。
 
わが家で除草剤を使わない田んぼは20aと36 aの2枚。
抑草技術は基本的には同じ、
米ぬか散布+深水+機械除草機(+手取り)。
 
20aは無除草剤4年目。
 
@二回代掻き後、5月19日に田植え
 
A田植え8日後の5月27日に米ぬか50kg+くず大豆50kgを散布(10a当たり)
(田植え直後にぬかを散布できなかったことが失敗の始まり)
 
B田植え2週間後の6月2日に今春導入した機械除草機「あめんぼ号」を往復歩かせる
(すでにコナギが芽をだしており、機械導入も遅すぎ)
 
C6月12日、パワーカルチを往復がけ。
(もう一度あめんぼ号を歩かせようとしたが、とてもコナギを抑えられないと判断)
 
D6月下旬から7月上旬、時間を見つけて手取り作業
(2人日くらいの労力しかかけられず、全体の一割程度で作業ku樣チ杷亜・・鹿追崗梹ツ埠商鈞齔纂・埠償コ追崗Eトロトロ層のできているところは機械除草の効果もみられ、コナギの発生量が少ない
(半分の10a程度はコナギがびっしり。見た目にもイネの勢いはなく、コナギが繁茂(写真1))

F9月19日稲刈り(写真2)
(収量が心配されたが、それでも7.5俵/10a。イネの生命力に感謝)
 
この田んぼは、年々コナギが勢力を伸ばしてきていたうえに、
今年の抑草作業はすべて後手後手に。
手取り作業にも労力をかけられず、来年は除草剤を使おうかと考えているところ
 
 
36aの田んぼは無除草剤2年目。
消費者5名の方々が自分の食べるコメは自分で納得する方法でつくりたいという
「納得米プロジェクト」実施田
 
@二回の代掻きの後、5月23日に田植え
 
A5月26日、米ぬか50kg+くず大豆50kgを散布(10a当たり)
 
B6月6日、機械除草機アメンボ号導入、往復がけ
 
C7月上旬と下旬の2回、全面、手取り作業に入る
(この際に手取りした草を運び出すための「田ソリ」を考案。
写真が残っていないので、また来年にでも紹介します。
 
スキーの板二本の上に足をつけ、その上に台(箱)を乗せます。
抜いた草は田んぼに埋めずに台に乗せて外へ持ち出す。
スキーの板は株をまたいで条間で滑らせます。
 
作業効率もよく、なかなかのヒットではないかと思っています。
多くの人が関わると、こんなアイデアが出てくるという良い事例では。
 
D9月21日稲刈り(写真3)
(j本田に雑草はほとんど見られず、収量は8.9俵)
 
まだ2年目という事情もありますが、
労力もあることから手取り作業はほぼ完全にできたようです。
機械除草機も田植え後10日に入っていて
「その効果はあった」という評価でした。
さて、今年の作業の課題です。
 
機械除草機アメンボ号を導入してはみたものの
米ぬか除草技術との組み合わせはどのように考えたらよいのか
 
つまり、米ぬかの場合は、
深水にしてぬかの有機酸の機能を期待するもの。
それに対し、あめんぼ号は
草の姿を見せる前にひたひた水の中を定期的に歩かせるというもの。
 
田植え直後にヌカを撒き、深水管理すると、水がしばらく濁ります。
アメンボ号を入れるには、その濁った水を落とさねばなりません。
ヌカの効果はなくなり、排水が水質汚濁にもつながります。
株間除草機の場合には、ヌカ抑草はできないのか
という点です。
 
今年、確認できたこと、
それはトロトロ層ができれば除草機の効果も見られるという点
 
みなさんのところではいかがだったでしょうか。

10/4 富山の予果さんから「やまちゃんいつもありがとうございます。提案に1票!」
 今回,再申し込みをとるという件は大変いいと思いました。

 知人で,高知の方ですが,「一人新聞」を発行している方がいるのですが,その方は
年一回読んでいることの意思表示をしないと,次の年から送らないと意思表示されて
おられます。
 長年つきあっていると,読まなくなっても本人に向かっては断りにくくなるし,
切手代だけと言っても,送るほうも何年も心が見えない相手に送るのでは張り合いが
ないといったところだったようでした。
 私は7年ほど読んできちんと断りましたけど。いい新聞でした。

 忙しくなると私もメールを読むだけで精一杯なのですが,1年以上全く発言がない
のは,表面上,「みんなのこやし」にはあんまりなってないような…

  メールを出すと返事が個電話だったりすることもあるけど,それはグリコのおま
けみたいなもんで,宅急便としてはちょっとさみしいかなとも思います。「おかげで
元気だよ」のたくさんの声が主催者を力づける。きっとこれって関係があるよ。やま
ちゃんの農業に…。宗教者ではないのだけど,直感。
☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆
自家焙煎珈琲  神実(カムミ)
           浜田 重人,予果
HPアドレス
http://www.cty8.com/kamu/
ブログアドレス    
http://kamumi.dreamblog.jp/
〒939-2333 富山県八尾町桐谷1673
T&F  076-454-5536
☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆

10/3 世話人(やまちゃん)から「再登録のお願いと近況など」
しばらくぶりです。
久しくだんまりでした。
久しぶりに口を開いたところで恐縮ですが、
「HPの宅配便」のメンバーは、現在222名なんですが、
このまま継続して「HPの宅配便」を購読してあげるよと思われる方は、
再登録の申し込みをメールで送っていただけませんか。
名簿を整理し直して、気分一新再出発したいと思っております。
 
継続希望の方は、「継続希望」とお名前だけ書いて、
世話人(やまちゃん)あて、メールを送って下さい。
そのメールは、事務連絡扱いとして、一切公表致しません。
継続を希望されない方は、何もしないで下さい。
10月21日頃を区切りに自動的に中止されます。
 
以上お手数をお掛けしますが、よろしくお願いします。
(末尾の文章は、近況報告を兼ねた説明みたいな文章です)
 
**************
HP「除草剤を使わない稲作りの世話人、
やまちゃんこと、山下正範
〒672−8002
兵庫県姫路市北原328−4 山下農園
****************
 
やまちゃんは体はいたって元気なんだけど、
お米作りの方では、長期低迷のスランプみたいな状態に陥ってしまって、
スランプも極まると、頭の方もあまり動かなくなってしまうんですね。
6枚中3枚の田んぼで、雑草特にイヌホタルイに翻弄されてしまって、
これじゃあまりにもひどいなあと自己嫌悪におちいっておりました。
イネミズゾウムシに食害されて、すかすかの田んぼで、雑草がさんさんとお日さんをあびていました。
皆さんと情報交換しながら、切磋琢磨することによって、除草剤を使わない稲作りの確立をめざしていたのに、
「来年こそは」という気力がわいてきませんでした。
しょぼくれ稲しか作れなくなると、稲作りがおもしろくないもんですねえ。
 
刈り取りが近くなると、村の機械組合のコンバインで刈ってもらうのに、
機械がトラブルを起こさなければいいがなどと、いよいよ意気消沈、
来年は一部で除草剤を使って再出発しようかと、思いまどっていたりしておりました。

それとともに、宅配便の方も、本命の抑草技術についての交流が出来なくなったら、
こちらも「ゴワサンで願いまして、、、、」を考えていいかなと、思ったりして、
友人に「HPの宅配便を止めようかとも思ってる」などと、ぶつぶつメールしたら、
「なにごとも潮時というのがあるね。まあ結婚より離婚の方がむずかしいというのも事実だ」
などという返事が返ってきたりして、
一時は、本気で終止符を打つつもりで、皆さんからのお便りがいつのまにかという風に自然消滅してくれれば、
それがいちばん自然なんだけどな、などと思ったりしておりました。

ところがありがたいことに、ちらほらと来たり、だだっと来たりして、
「宅配便」の場を活用して下さる人が、消えて無くなりません。
沈黙しながらじーっと見守っているのですが、
この場を活用してくれる人がいてくれるなら、
何よりもぼく自身が勉強になっているんだし、止めることはないかと思い返したりしていました。

除草剤の方も、一部で除草剤を使うことにしようと、奥方に話し、しようがないねという返事で、
お客さんにも一部了解を貰ったりしていたのですが、
「いやいや、もう一年頑張ってみようか」
「これといって妙案がないのだけど、早め早めに除草機をかけることにしよう。」
「枕地のひどいところは、2条の除草機で対応しながら、米ぬかを振ることにしてみよう」
などと思い直したりしていました。

そんなところへ衣笠さんが研修生を連れてふらーっと立ち寄ってくれて、いろいろだべっていたら、
「うちの田植えは、奥方が機械に乗ってぼくは苗運びにひーこら言っている。
この人(邦子)は、まっすぐに植わらないと気色が悪い、難儀な性格の持ち主なので、
代かき水を全部落として、筋つけマーカーがきちんと見えるようにして田植えしてる、、、」
そんな話が出た時に、キヌさんから
「水を張ったまま田植えすると、雑草は全然違いますよ」
「そりゃそうだ、、、来年はそれで行くべえ」と、はたと気が付く始末。
まったくスランプに陥ると、頭が固まってしまうという見本みたいなものです。
それと、メールじゃなく、直接あれこれだべるのは、やっぱりいいもんですね。
困った時は、1人でしんねりむっつりしとらんで、
しゃべってもがいて、もがいてしゃべったほうがいいね。
この間中道さんに電話した時にも、そう思いました。
 
(最後に余談になりますが、スランプについて)
広島カープに赤ゴジラというニックネームの嶋選手がいます。
10年あまり?二軍生活を続けていて、クビにされそうになったりしていたのですが、
ある時打撃に開眼、一軍デビューした年に首位打者になった選手です。
広島カープの三番打者をまかされているのですが、今年はスランプにおちいっています。
それでも2割5〜6分くらいの打率はあるのですが、
ラジオの解説者が、
「これくらいの選手になると、まったく打てていないという心理状態でしょうな」
と言っていました。
うまいこと言うなと思いながら聞いていました。
雑草に打ちのめされたわがコシヒカリのわが田んぼ、
籾すりをしてみたら、反あたり5俵半ありました。
よくぞまあと、ほっとしています。
小出来の分だけ、くず米が少なく登熟歩合がよかったのがさいわいしたのでしょうか、、、
 
昔々、中学生の保健体育の授業で「スランプ」を習った時に、
スランプとは、上達していたのが、一時的に停滞することを言う、
グラフで表すと、上昇曲線が下降曲線に変わるのではなく、
水平(停滞)直線をたどり、スランプが終わるとまたその位置から上昇曲線を描いていくようになります。
初めのうちは、鍛錬すればその効果がそのまま現れて上達していくのが、
ある時飽和状態になって、横ばい状態になることを言います。
スランプを抜け出ると、スランプの時の葛藤を肥やしにして、また上昇曲線を描くようになります。
そんな風に習った記憶があります。
だけど、実情は、プロ野球の一流選手でも、スランプになると、
目も当てられないくらいひどいバッティングをやったりしていることが多い。
わがスランプもなかなか先が見えない状態ですが、
しこしこと田んぼや稲とつきあうしかないと言うことだろう。
中道さんによると、
「慣行栽培の時に、除草剤を使ってもホタルイに泣かされていた田んぼで、
無農薬に切り替えてこの程度ならと言うくらいにホタルイがおとなしくなった田んぼがあるんですよ
理由はよく解らないんですが、、、、」
だとさ。
 
ということで、最後は余談になりましたが、
少し元気を取り戻しつつあるという近況報告でした。

やまちゃん

10/4 埼玉の後藤さんから「アースデイマーケット」
埼玉の後藤です。

屋敷の周りの休耕田に蒔いたレンゲはこの雨続きで水につかり苦戦しています。
毎日、草の中を見回っているへんなオジさんに通りがかりの地元の小学生は
「花咲かおじさん、こんにちわー!」と挨拶していってくれます。
近所の子供達が僕のやっていることを知ってくれている、ということに
ちょっと嬉しさをおぼえます。

10月22日(日)渋谷で農民マーケットに参加することになりました。
http://www.earthdaymoney.org/market/
面白い店も出るようですのでもし御都合つくようでしたら是非御参加を!

10/4 千葉の野口さんから 那須さんへ「雨なので草だらけ」

>  草の種ができる前に刈ることが草刈に追われない手だてだと理解しました。全ての農作業が追われ
> ずにすむようにすることが一人前の百姓になることでしょうがまだまだです。

 今年は雨が多すぎて、私も手が回りませんでした。
   ブルーベリー畑、野菜畑、茶畑、たんぼ
どれをどう優先するのかという戦いで、稲刈り時点では田んぼの畦は種だらけ。来年
は大変だぞ〜。

 昨日までに、田んぼの畦以外はようやく草取りが終わりました。やっと一安心。


今年は、うちも穫れない年でした。感覚的に7俵ぐらいかな。例年は9俵ですが。
原因ははっきりしています。倒すと丸1か月以上かかるうちの場合、致命的ですから、
追肥を減らしました。1町6反、12枚ある田んぼのうち、2枚以外は追肥をしましたが、
施肥量は例年の2/3まで落としました。あの天気の具合では後効きするのが怖いです。

その分収量は減りましたが、粒は大きく揃いました。くず米は2反で10kg以下です。甘
みも強い。収量か品質か、結果オーライで今年はうまい米だぞと言って売ることにし
ます。しかし収入が...。

今年からの田んぼのうち、何枚かは草がひどかったです。オモダカ、ミズガヤツリな
ど、除草剤をつかってもバシッとは効かないような田んぼです。あれなら除草機のみ
のほうがまだましだという感じの田んぼでした。当然こんな田んぼは6俵/反以下です。

特に畦から伸びる這性の草がやっかいでした。来年に向けての課題です。
(草取り時期はブルーベリーで忙しいので、手がなかなか回りません)
--

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  野口 忠司(た〜ぼ)
  http://www.kaimu.jp/   花囲夢@我孫子/千葉

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10/3 北海道の三田村さんから「全国のお米の作況指数が出たようです」
全国のお米の作況指数が出たようです。当地北海道以外は軒並み平年以下と新聞
記事になっていました。昨年の豊作で苦い思いをした集荷円滑化対策は発動され
ず「穫れただけ得」とは一般の農家の感想です。しかし、佐賀の太田さんからの
台風被害を聞くに、素直に豊作を喜べないと思いました。知り合いで佐賀県に帰
省中の方からも、その惨状はメールで報告されてきました。地域の農業に多大な
被害があっても、お店にはたくさんの食べ物が山積みに。消費者にとっては現場
の状況と三度の食事が結びつかないのでしょうね。筑紫哲也さんでは無いけれど
「なんか変!」を感じ取って農業を取巻く環境を変えたいです。

10/1 佐賀の那須さんから「野口さんへ 」
 返信が遅くなりご無礼ました。
「我孫子も鳥栖に負けないくらい野鳥が多く近くに利根川や手賀沼などがあり風光明媚な所です。」と市報とす「遠きにありて」お便りコーナーのコラムにあります。
 草の種ができる前に刈ることが草刈に追われない手だてだと理解しました。全ての農作業が追われずにすむようにすることが一人前の百姓になることでしょうがまだまだです。

2006.10.1  鳥栖市 那須

10/1 岡山の林さんから「支線引出し部の製作」
皆さん今晩は、中出さん今晩は、
私も凡人ですから、もし予想外のことが起これば対応が困難になります。そうだから
こそ、という訳です。「確率的にそのような事故は起こり得ません。」と言っておい
て、いざ起こると「想定外の事故でした。」と言って頭を下げる原発の技術者は優秀
な人達なのでしょう。怖いですね。取り返しのつかないことをやらなくて済む我々凡
人は楽ですね。家電や機械、自動車の全てに内蔵コンピューター、電子タグが身の回
りに溢れかえるような社会を目前にして、シンドラー社製エレベーターの類の事故
は、これからの典型的な事故を予感させるようです。コンピューターのような繊細な
機械ほど、あてにならない物はありません。私は百姓ですから、コンピューターの知
識は殆どありません。専門家から見れば”お笑いのような対策”にしかなっていない
のかもしれませんね。

(前回、PVA管と書いてしまいました。PVC管のことです。鉛管のような重く、有害な
物は使いません、村山さん。訂正させていただきます。申し訳ありません。)
散水の部品ばかりとなってしまいましたが、ポンプから送られてきた水の支線への分
岐点の様子です。この部分でΦ50mmからΦ25mmに落とします。Φ25mmに落とし
てしまうと3〜4本のスプリンクラーしか回せないでしょう。出来るだけ直径の大き
なホースで直前まで送水することが能力の低下を防ぐにはよい方法です。私は、この
ような簡単な部品は自分で作るほうが目的に合った物を手に入れられると思います。

林 正弘
岡山市

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