2006年11月のお便り   HOMEに戻る

11/30 高知の谷川さんから「有機農産物表示について。」
高知の谷川です。
 
有機農産物の表示についてですが、山根さん?の発言は正しいです。
私も4年ぐらい有機認証を取り、現在高知県有機農業研究会に籍を置いており、いやいや有機JASに関わっているのですが
現状は山根さんの発言どおりです。
 
で、結論として有機農家を名乗ることは自由です。
たとえかなり怪しくてもかまいません。
 
もとより法律がいい加減なのが大問題ですが、何せ法律です。我々実際に作る人と食べる人が声を上げるべきでしょう。
それは怪しげなライセンス商法についてもそうです。
 
実際に有機認証を取っている側から言いますとあの法律は「ざる」です。
書式書類には神経質ですし、資材にも一見厳しそうですが、抜け穴は大穴です。
見せかけ有機は可能です。
しかも認証団体ごとに基準が微妙に違います。
あまり書くとたたかれるので詳細は控えますが、まじめにやると馬鹿みたいです。
私はまじめにやりすぎてかなり厳しくなっています。
 
しかもなんたらマイスターもそうですが、この認証制度にぶら下がる関係者(生産者ではない人)が虎視眈々とうまみを狙っています。
 
いい加減有機認証から離れたいのですが、流通業者が求める以上思い切れません。ジレンマです。
 
いやならやめればいいのですが・・・・
 

11/30 宮城の斉藤さんから「有機認証制って変ですね。」
こんにちは 宮城県栗原市一迫の齋藤です。
 
ようやく11月中に稲刈りが終了してほっとしているところです。
「有機認証制って変ですね。」って 全くそうですよ。
変なことばかりです。全〜部変で〜〜す。
 
有機JAS法が改正され 全く新規の登録は大変難しくなりました。
新規の登録認定機関もだいぶ減少(淘汰?)し 来年の今頃は
もっと減少しますよ。・・・・・たぶんね。
 
有機農産物の表示は 生産者が直売でポスターなどに書くのは全然OKです。
チラシもOKです。また小売業者が責任もって 販売農産物の履歴を保障する場合も
OKです。(このあたりは非常に微妙で 管轄農政事務所ととことんやりあう覚悟で
あれば 違反としてわざわざ取り上げられることはありません。無責任ですが・・・笑)
実際 当局と 生産者とお客様のために(自分の利潤のことはあまり考えないで)体を
張って 商売している方がいらっしゃいます。
 
有機JAS法では 不特定多数の方に販売を目的とし 生産者の手を離れる
有機農産物の表示に関して規定しています。また改正有機JAS法では 特例措置として
あと3年間は 紙マルチや遺伝子操作されている資材の使用が可能です。
 
ただし 紙マルチについては病害虫の防除を目的とする場合 耕種的方法・物理的方法
・生物的方法をした上で それでも被害が防げない場合は使用が可能です。
 
耕種的方法・・・品種や栽植密度を変えること
物理的方法・・・有害動植物を手や機械や粘着物で防除すること
生物的方法・・・鯉や合鴨などを利用して防除すること
 
紙マルチは新規の使用は認められませんし 遺伝子操作されている資材とは
堆肥(家畜類の厩肥)の場合 輸入された餌にはほとんど遺伝子操作された餌が
含まれていますので該当いたします。3年後からは堆厩肥も自由に使用できません。
 
それでも有機農産物とポスターなどで表示しての販売は 生産者が直売するのは
OKです。恐れることもありませんし 訳のわからない方からの言いがかりも
逆に諭して上げてくださいな。
 
齋藤 政憲 

11/30 兵庫の大村さんから「有機認証について」
 有機表示に関する見解、山下さんの説明の通りだと思います。
農水省のホームページをみると、「有機農産物及び有機加工食品のJAS規格のQ&
A」http://www.maff.go.jp/soshiki/syokuhin/heya/new_jas/q_and_a/organic.pdf
の、「問131」に対する回答の中に、ちょうど当てはまる内容がありました。

 私の場合、生産した野菜は個人会員やレストランなど、信頼しあえる相手先に直接
販売しているので、有機認証を取得してはいるものの、実際に有機JASマークを表
示するケースはあまり多くありません。
 こう言うと認証取得が無駄のように聞こえますが、私の場合、@新たに取引を始め
る家庭や業者に「間違いなく有機栽培だ」とわかってもらいやすいこと、Aレストラ
ンがお客に「有機野菜を使ってます」と自信をもって説明できること、B結果として
販路開拓にはプラスになっていること、そして最も基本的な理由としてC化学農薬や
その他便利な資材の誘惑に負けそうになる自分への歯止めとして、といった理由で認
証を受けています。
 畑作の場合、除草剤を使えないことが労力面では一番つらいですね。除草剤という
のはパソコンのリセットボタンみないなもので、雑草を枯らしてきれいにしてゼロか
ら作付けを始められますから。年間にするといったい何十時間(何百時間?)の除草
労働が節約できるんだろう。特にハウスとハウスの間の除草(抑草)が大変です。J
AS規格では、圃場内はもちろん畦でもいったん除草剤を使うと、認証取り消しに
なって最低2年間は再取得できません。
 有機認証についてはいろんな意見があるでしょう。「自称有機」でも、作ったもの
がさばけるのであればもちろん問題ないのかもしれません。
でも、もう少し広く販路を求めるとか、大きく言えば有機農業がもっと広がりを持つ
ためには、「有機であることを証明できる」ことが必要なのだと思います。

大村 明@明石市でした。

11/30 岡山の赤木さんから「ええこと聞いた」
毎度の赤木@菜の花です。

 米の袋に有機栽培とは書いてはいかんけど、チラシやお便り通信や名刺にはかまへ
んちゅうことだな。 フムフム、これはいいことを聞いた。
 ずっと以前に綾部の四方さんが、法規制により有機栽培だのコシヒカリ?だの〇〇
年産なんてことは表示できないんです、とかなんとか言って法を逆手にとって表示し
ていますというお便りを読んだ覚えがあります。
 米の袋には書けなくても、それ以外なら大丈夫ってことだったのか。

 レンゲの種子が届いたので、今のうちにと石臼で擦ってやりました。1kgづつ入れ
て杵でごりごりと傷を付けてやったつもり。なにぶん堅い種だから平気な顔をしてい
ます。
田んぼが乾いたら耕運・播種と進めたいです。150kgの鶏糞堆肥は来年、蒔いた上か
ら振ります。

 さて、来年の抑草研究課題(ちょとオーバー)の中心は緑肥なき抑草です。
使う原理は有機酸による水生植物の殺草と、深水管理による空気遮断での湿生植物の
殺草です。
 原理は今やっている緑肥利用と何ら変りません。使う資材と投入時期が違うだけで
す。

 使う資材なんだが、有機栽培でできたくず米を使って更なる有機栽培・・・なんて
ことも考えたが、今年はくず米が少なくて販売価格が例年になく良かった。
 30kgのくず米は2400円で売れる。菜種油粕ペレットを30kg買えば1500円だ。
 しかも後者は必要な時に買えばネズミの被害もないけど、くず米は来年の夏まで保
管すれば、必ずネズミを養うことになる。保冷庫は親米でいっぱいだから作業場の隅
に置くことになるから。それにくず米は田んぼに撒くとすぐに打ち込まないとスズメ
と鳩に拾われてしまうだろうし、代掻き後に発芽もしてくるだろう。菜種油粕ペレッ
トならスズメの心配も発芽の心配もない。そんなわけでくず米は売っちまった。

 とびっきり小さい3アールの田んぼだけでくず米で試してみようと思う。
田植えをなるべく近くしてから鶏糞堆肥を反当250kgほど入れておき、入水前にくず
米を80kgぐらい振って見ようか。それとも両方を入水前に振れば、鶏糞堆肥からも何
がしかの有機酸は出ないだろうか。いずれにせよ草が生えても3アールならなんとか
なるだろう。

 菜種油粕ペレットでの実験は11アールの田んぼ。
春雑草の種はいっぱい落ちているから、生えるなと言っても生えてくるだろう。
緑肥なしの実験だから草もできれば生やしたくないから、幾度か耕運することになる
だろうな。

 もうひとつは今年もしたのですが、苗代跡の抑草です。
 当然緑肥もないけど、草も生えていない。根切りネットなどを片付けてから菜種油
粕ペレットをドカンと振って直ぐに耕し、続いて水を入れて代掻きへと作業は進みま
す。今年はありがたいことに何も生えなかった。来年はどうなることやら。
 来年も同じく生えなかったら再現性有りとみて信頼するに足りる。

 菜の花は抑草期間が長いとみているけど、くず米や菜種粕はきっといっきに効いて
おしまいとなることも想像に難くない。
 気温が低いとは言えない頃だから、コナギもだらだらと生えるのではなく、代掻き
後に一斉に生えてくれるのではないのかと、自分勝手流に解釈しています。
 5月連休頃の田植えだとコナギがだらだらと生えるかもしれない。そうなると田植
え後10日当りで何か対策がいるかもしれない。
 このあたりのことは本を読み返してみよう。

 これら3つの田んぼで成功したら緑肥のできない所、あるいは雪に閉ざされるよう
な地域でも応用ができる基本技術になると思う。あとはその地域に合ったひとひねり
を考えるだけ。
菜の花緑肥稲作が進化して最後に到着するところが次第に見えてきたようだ。
 俺もいっちょうやってみようかと思われる方、一緒に歩いてみましょう。ただし、
リスクは自分持ちだよ。 

 近所のクログワイの生えている土をもらってきて何かやってみればおもしろそう
だ。容器の中ならいくら生えても怖くない。芋のある草をやっつける方法が見つかれ
ば至高の福音となるのだが。
 こちらのハードルは高そうだ。

 還暦もあとわずかになった百姓    赤木 歳通 

11/30 埼玉の後藤さんから「ちょいと講演会のお知らせ」
埼玉の後藤です。

米の収穫も終わり、里芋やヤーコンや生姜の収穫と保存処理も終わり、ライ麦や
小麦の種蒔きも終わり、今年の農作業の大きなところを終えました。
12月からは怒涛の生餅つきにかかります。

暮れも押し迫まり、またクリスマス気分も高まった12月23日という日ですが
東京のカフェスローで講演会があります。私もちょいと参加いたします。もし興味が
ありそうな方おられましたらお声掛け願えれば幸いです。
当日、糧工房製品の販売もしております。

http://www.toziba.net/tnc_project/hannou_hanx_vol03/hannou_hanx_vol.03.html

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 羽生   雨読晴耕村舎       後藤雅浩

写真&英文レポート http://www.viajem.com/thumbnails.php?album=135
 ホームページhttp://www.cam.hi-ho.ne.jp/masa-goto
  生産物情報http://udokuseikoufan.seesaa.net/
 
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11/30 お米の勉強会の村山さんから「Re野菜のソムリエについて」
皆様、今井様    村山 日南子です
 野菜のソムリエ、今井さんのおっしゃるとおりです。
 私共も憤慨しています。私共の会員になって、その資料を使ってソムリエ講座の先生をして、終わったら、会を脱会した人、もっとひどいのは、ソムリエ講習会を開く人が、私共の会員になっていた時もあります。
 
 でも若い人が大金をはたいて「ソムリエ」の資格をとり、そんなソムリエが案外信用され、重宝がられているのも現実のようです。何だか変ですね。
 
 だからこそ、作っている農家の皆さんが野菜と共に情報を発信してほしいと願っています。
 
11/29 やまちゃんから「有機農産物の表示について(続)」
 中道さん、志あるお便りのすぐあとに野暮なこと書いてすみません。
中道さんの言われるように、寝る暇も惜しいという人間が有機農業に集まれば、
わが有機農業の世界が目をむくほど変わるだろうと、僕も思います。
 
わが来し方行く末を振り返ってみますと、
(ほんとに恥じ入りたい部分は捨象してますので、一見かっこよくなりますが、、、)
高校生の時に、新聞記者というかジャーナリストになりたいと思いこんだ時期がありまして、
だけど、あんなやくざな商売は辞めた方がいいと気がつきまして、
つぎに、学校の先生になろうと思いこみまして、
それもやがて、自分みたいな人間が教師になったら、鼻持ちならない教師になってしまうと思い、
(思わざるを得なく)
その時々の選択は、悪い選択では無かったと今でも思うのですが、
さてこういう自分がどういう職業に就いていたらいちばん仕事が出来ていたかと思うとき、
商社あたりに勤めていたら、きっと結構仕事が出来ていただろう自分を発見するのです。
あーあ、いやんなっちゃったという気分とともにですが、、、
これは、そこそこ目端がきいて、そこそこの処世術がある僕の能力ではありますが、
高度成長、団塊の世代の、世相(時代)がバックがあってのことにすぎません。
 
40すぎて、百姓を始めたのですが、
それまでは5年ごとくらいに職業を変えていて、
(なんか、ふわふわ浮気心が出てきて)
ところが、百姓を始めて、その浮気心がすとんと消えて、
「このまま死ぬまで百姓をしてそうだな」と言う気がしているのです。
(ストレスが無くなったのです)
 
毎日一所懸命です。コマネズミのように動いています。
でも、IT関連の人のように寝る暇を惜しんでかというと、
そんなことはなく、ちんたらちんたらです。
 
つまらんことを書きました。
水を差すつもりは全くなかったのですが、、、
今日も(仮想)時間給1000円を意識して、あくせく働いてました。
今日の直売所の売り上げ、16001円。
売れ残ったお化けダイコンを甘酢漬けにしたのが好評で、そのかさ上げが約2000円。
去年不作だったジャガイモの売り上げが、約1500円。
それがなかったら、、、、、
消費者というのは、野菜が暴落すると、
いつでもあるという安心感から、よけい野菜を食べへんようになるのと違うか????
 
余談はさておいて、
有機農産物の表示のことですが、
山根さんは、前神戸大学教授の保田先生(有機農業の世界の重鎮)や、
兵庫県有機農業研究会の事務局長の赤城さんに確かめてのことだそうです。
だから、周辺の人より確かな見解だと思われます。

11/29 神奈川の今井さんから「有機表示について」
神奈川県の今井虎太郎といいます。お米や野菜を農薬や化学肥料を使わずに育てています。妻が最近、ベジタブルフルーツマイスターという資格、通称野菜のソムリエの資格をとる為に講習を受けにいきました。講習料金は十数万円で合計10時間くらいの講習です。その講習のなかで有機JAS認定についてのお話があったようですが、その講師は「有機栽培」という言葉自体を認定を取得していない農家が自分の生産物に対して名乗ってはいけないと言っていたそうです。私は高い講習料金をとってふざけた話をしやがってと思い、その講習をしている協会に電話しました。でも留守番電話になってしまいました。それからはその点が曖昧なままです。でも、野菜ソムリエの教科書には太字で有機栽培と名乗ってはいけないとかいてあるんです。それにしてもたった10時間くらいの講習で野菜ソムリエの肩書きを名乗る人が増えることは納得いかないです。

11/29 お米の勉強会の村山さんから「Reやまちゃんから・有機農業の表示について」
皆様、山下様    村山 日南子です
 有機栽培表示について、19日のNPO祭りに来ていただいたときにも、訳の分らない、知識だけ豊富な方が、山下さんが書かれたのでもない、「有機栽培だよ」の値札表(?)に文句をつけて、皆に嫌な思いをさせましたね。
あの折にも、山根さんのおっしゃるように、「訴える」と脅しました。
そこで、私が堪忍袋の緒が切れて、思わず怒鳴ってしまいました。
そしたら、武術の先生の廣木さんが驚いて、あの嫌なやつを追っ払ってくださいました。
ところがところガです。彼は、資格を詐称していて、かつて訴えられたと、廣木さんがインターネットで探してくださいました。
 
 私はあの時、本人がそこにいて説明できればいいと言いましたが、山根さんのおっしゃるのが正しければ、今後そのように言います。
 
 ことほどさように、有機認証制って変ですね。
 
11/29 福井の塚本から「Re今年はコナギにびっくり」
まったくその通りなのです。これが早生の品種だと、青々としたコナギを刈ることになり、
さらに悲惨になります。
元肥ゼロ、早生品種を坪40株で5月連休植え、中間に化学肥料、
これでコナギに覆われ反収3俵でした。
 何はともあれ五里霧中の5年前と比べれば、皆さん確実に進歩しています。

                 塚本でした。

11/28 滋賀の中道さんから「有機農業の未来」
みなさんこんばんは

有機農業に踏み込んで、10年、
ぼくが初めて、稲葉先生の講義を受けたとき、半分意味が分かりませんでした。
(当初は、かっこ悪くて分かった振りをしてました)
 化学資材に頼りきった技術に、漬かってましたから。
だけどその分、インパクトがあり、「これやぁ、この勉強が抜けてたんやぁ」と、感激しました。

それから三年ぐらいは、あいもかわらず講義内容に分からないことばかり・・・・・
だけど、その勉強会に参加されてる、たくさんの先輩の方々に、
いっぱい、いっぱい、教えてもらいました。
「企業秘密のはずなのに、惜しげもなく!」 ありがたいことです。

「すぐれた指導者や先輩方と、いっしょに苦労話のできる仲間が居れば、
ぼくのような低レベルの農家でも、有機農業がなんとかできる」ってことですよね。
このことは、結論「だれでも出来る」ってことだと思ってます。

十数年前、カリフォルニアの世界一の米農家「こうだ農場」にお邪魔したとき、
鯨岡さんの説明を聞いて感じた事があり、帰国後、おやじに報告した覚えがあります。

「大きな大きな険しい峠の向こうに、ばら色の世界がある、農地がある」ってことを。


最近、「産業支援フプラザ」などが行う、中小企業向けの講義をよく受けにいきます。

とくに、IT関係の講義がすきなんです、そこで感じる事なんですが、

「IT業界の発展と、有機農業の発展が、ダブッて、感じ取れてしまうのです。」

発展のめざましいIT業界ですが、それゆえ、寝る時間も惜しんで、日々努力されています。
    (「IT業界では、寝ているようでは、だめ!」とのことです。)
もし、いまITでがんばっておられる、日本の青年たちが、有機農業で同じように努力したら、
それはそれはみるみる発展して、日本は有機農業立国になり、
 全世界が有機農業だけになるのも、夢でもないような気がします。

飛躍しすぎでしょうか? それぐらい僕は「有機農業には未来がある」と思ってます。

はやく、だれもが取り組みやすい環境を、整える必要があるのでしょうね。

「今僕らは、未来の子供たちのために、苦労しているのです。」よね! えへへぇ...  中道唯幸

11/28 やまちゃんから「有機農業の表示について」
 この間、近所の山根さんがふらりと立ち寄って、
「有機栽培のバリバリレタスの食感を味わってください」というポスターを見ながら、
(巻きが悪くて、ふわふわ、だけど肉厚のレタスを苦し紛れに宣伝したもの)
「この有機栽培という言い方なあ、訴えられたら即罰金50万円や、
NC(ノンケミカル)という言い方をはやらせようかと思とるンや」
「訴えたい人が居ったら、訴えたらよろしいがな。
かくかくしかじかで、有機栽培という言い方が出来なくなりましたと、
でかでか書いて出したら、逆に宣伝になるわ」
そんな会話が交わされました。
 
昨日のこと、その山根さんが、またすたすたとやってきて、
(この人、冬でも雪駄を履いてるから、ぺたぺたかもしれん)
「有機栽培の表示なあ、あれ、自分が間違ごうとったわ。
お店の看板や、ポスター、チラシには書いてもええんや。
あかんのは、一つ一つの商品に、有機認証を受けてないにもかかわらず、
有機と書いたらあかんのや。」
 
「???」
 
「野菜を束ねるポリの帯があるやろ、その帯に有機と書いたあかん。
野菜や加工品を入れたパックに、有機と勝手に書いたらあかん。
5キロのお米の袋に、勝手に有機栽培と書いたり印刷したらあかん。
そやけど、お店の看板に、無農薬有機栽培・山下農園と書いてもかまへん。
お店に貼るポスターに書いても、チラシに書いて渡しても、問題あらへん。
要するに、お客さんが持ち帰る個々の商品に、有機認証を受けてない人が、
勝手に有機の表示をしたらあかんというわけや。
あちこちで確かめたから、間違いない」
 
「なんや、おかしな話やなあ」

11/27 新潟の佐藤さんから「わたしの‘除草剤を使わない稲つくり‘」
みなさん 初めまして。
私は 新潟県魚沼市で7反ばかりのたんぼで有機栽培を続けている佐藤です。
標高1000mくらいのところまで白くなってきた当地ですが皆さん元気で田んぼを楽しんでいることと思います。
長い間 みなさんの話をきかせていただくばかりで申し訳ありませんでした。

私はJAS有機の認定を受けているので 昨日ようやくことしの検査が終わったばかりです。昨年のJAS法の改正で全ての認定作業が遅れに遅れようやく今になって検査がおこなわれたということです。私も‘除草剤を使わない稲作り‘をはじめてだいぶ時間がたちましたので 少しばかりの経験を書いてみようかと思います。最初の2年はなにもしないでただ見ていました最初の年はそれほどではありませんでしたが2年目はコナギ他の草におおわれてすごいものでした。わたしは米作りの経験も知識もほとんどないなかの 無謀にも除草剤等には頼らず稲作りをはじめたのです。その後の3年間は手でとりました。兼業なもので朝4時か5時に起きて出勤まえに1往復帰ってきてから1往復という日々が710日くらいまで続きました。こんなことは続けていられんとその後は カモにお願いしました。動物は好きなのでカモも楽しいのですがあとの始末やなんやかんやで面倒になって7年くらいでやめました。それからは現在に至るわけですが コヌカ抑草などはどうも効果がはっきりしないなどの理由により最初から除草機を使いました。山形県に美善という会社がありますがその会社で販売している手押しの株間もとれるという除草機です。ことしはこの除草機を3人の仲間で2町歩の田んぼで使いまわしました。1回押せば大体なんとかなっています。でも大事なのは除草機ではなく この間も何人かのかたが言っていましたように秋の作業だとおもいます。秋に十分な有機物を入れて起し出来うれば水を張っておく(仲間の一人は稲わらをすきこんで水を張っておくと稲わらが腐らず後になって効いたりするという理由でやめたひともいます。) そうすることで土はとろとろになって窒素分も流れません草が多少出たとしてもその処理は楽ですし稲も草に負けません。1番気をつけるのは十分な窒素分を本田に元肥として施しておき なおかつ大きな苗をつくりそれを植えたらすぐにパッと立ち上がってくれるように仕向ける。稲 自らが開帳して田面を覆って草に日光が届かないようにする。しかしいくら大きい丈夫な苗を植えたとしても田面を覆うまでは時間がかかるためそのあいだ手助けをするつもりで除草機を1回かける。十分な元肥が入っていることで稲水像虫に対しても立ち上がりは遅れますが 最低限の茎数にはなってくれるように思います。有機栽培のかたはどうしてもいつまでも水を入れ続ける傾向にありますが処理しきれないと思ったときは早めに干したほうが良いと思います水がある限りはコナギは繁殖し続けます。ここ2年は大雪が続き雪が消えたのも5月になってからというような地の7反ばかりの7.5表程度しか取れない 百姓の話ですのでそのことを考えながら読んでください。やまちゃんは1月の民間稲作研究所の総会に出演?なさるようですね私も行きますからお会いできるのを楽しみにしています

11/27 長野の大井さんから「菜の花の成育」
長野の大井です。
私の場合は今年たくさん失敗し、問題をかかえていた割に発信せず引きこもっていた
という感があります。

菜の花先月28日種まきして今月3日発芽を確認しました。しかし朝晩の冷え込みの
せいか、
成育が進まず、18日に本葉がようやく出始めたところです。このままの状態で冬を
越せるのか
気がかりです。26日現在でも本葉はかなり小さいです。
(写真を添付使用としたのですがファイルのトラブルが解消できずあきらめまし
た。)
元肥はケイフン200kgでしたが硫安でも少し混ぜた方がよかったのだろうかと思
いました。

現代農業を読み返しながら整理してたら2005年11月号に赤木さんのナタネカス
抑草が詳しく出ていましたね。もう少ししっかり確認しておくべきでした。来期は代
掻き直前に散布を厳守、寒地菜の花抑草を成功させたいと思います。

菜の花にこだわらず半分エン麦にしてみるのもよかったかも。

最近稲葉先生の「太茎大穂のイネつくり」を読んでいます。なかなか難しい本です
ね。

11/26 福井の中出さんから「時間がないないない」
稲つくりはオフだけど、やらなければならない事がいっぱいあるのに時間がとれないでいます。
 
農機の整備でコンバインは掃除だけしたけど点検整備ができていない。トラクターは冬用(除雪等)の整備と衣替えができていない。刈払い機や動噴機・動散機などの燃料抜きもできていない・・・・。
籾殻で堆肥を作ろうとして畑に積んでシートをかけたままで、次のステップに行けていない。
蕎麦は刈り取っただけで納屋に積んである。
モグラと大雨で崩れた畦畔の補修は・・・。田んぼに水を入れる時に水が地面を掘ってしまう対策は・・・など、雪が積もる前にやらなければならない事もあるのだが、、、。
 
直したパソコンがまたもや雷で完全に壊された。今回の雷災害はパソコン以外にも及び、日常生活に支障をきたした。どうも、雷の通り道ができているらしい。
今度はメーカ修理でなく自分で直すべく現在部品を調達中です。これも早急にやらなくてはならない、、、。
 
今まで娘の結婚とか、近い親戚の不幸とかがありそれに追われていたのですが、これからは仕事で出張をしなくてはならず普段家に居ることが出来ず、北陸はこれから冬の仕度もせねばなりませんし、たまの休みは山の神がご無体なことを申しますし、もう年末ですし、自分の時間なんて無いようなものですしその隙間を狙っての農作業を目論んでいるのですが、雪が・・・・・・・。
 
ぼやきの中出でした。
 
akao1888

11/26 岡山の林さんから「来年の稲作の準備」
皆さん今晩は、
最近ドイツから送られてきた科学雑誌を読んでいたら、サハラ(サヘリ)砂漠で
11,400年前の人類最古のセラミックが見つかったことが書かれていました。また、砂
漠の洞窟で見つかった一万年ほど前の壁画には泳いでいる人が描かれていて、昔はサ
ハラは緑に覆われていたようです。
11月中頃まで雨がなかなか降らなかったのですが、このところよく降ります。今年
の稲作作業が終わったらニンジンの収穫と播種が重なり、忙しくてロムだけしていま
した。昨日やっとトンネルにシートをかけ終わったところです。今日の雨の前に作業
を終えられてよかった。
収穫後の田圃に醗酵鶏糞を2トン撒きました。後、別の圃場に2トンほど撒いておい
て来年の作業の分散をはかる予定です。窒素成分が藁の腐熟を促進させるでしょう。
窒素成分は菌体タンパクに変わっているだけだから、田植えが終われば又徐放されて
無駄にならないと考えています。

林 正弘
岡山市

11/26 京都の寺町さんから「迷惑メール関係の対策」
てらまち@京都です。

迷惑メールのアドレスはロボットが無作為に数十万通のアドレスを作って自動配信
してたり、プログラムを組んで掲示板などのアドレスを引っ張ってきてるのが
ほとんどのようです。

相手もヤフーなどのフリーのアドレスを次から次へ取得しては使い捨てるので
いくら迷惑アドレスを登録してもいたちごっこになります。

そこで、対策としては

1.「捨てアドレス」を使う
 ヤフーやgooなどでは無料のアドレスを取れるので掲示板や不特定がみるところ
 にはそれを使う。迷惑メールが増えてきたら新しいアドレスを取得する。
 (古いアドレスは一定期間後にアクセスをやめる(捨ててしまう)
 これだとアカウント代はかかりません。
 ただ、商売用のアドレスはフリーメールだと信用がないので、これは
 有名税と思ってあきらめるか、下の2の方法がいいと思います。

2.どうしてもアドレスを書く必要のあるときは
 (1)メールの欄にはなるべく書かない
 (2)本文に書くときは terapon9☆nantoka.co.jp 
    (迷惑メール防止のため☆を半角の@に変えて送ってください)
    のように「@」を使わない方法で書いてみる。

   あるいはわざと数文字変えておいて、その旨を明記する
   (例)1234yamachan(アットマ)aa.aaa.co.jp (迷惑メール防止のため余計な
      文字を入れてます。「1234」をつけずに送ってください。)
   のような感じです。

 とするとその手のロボットをやりすごすことができます。

3.迷惑メールはある種の「有名税」と思って無視する。
  向こうはこっちのことなどお構いなしに入れてるので、(マンションの
  郵便受けに入るピンクチラシと同じ)人の目でより分けでゴミ箱に入れるか、
  それさえもしないという方法もあるかと思います。

迷惑メールはネットの世界の「光と影」の影の部分だと思いますので、
あまり気にしないのが精神衛生上一番ですね。

寺町伸太郎 http://terapon.net 
terapon9☆☆yahoo.co.jp ←☆☆を半角@に変えるとメールアドレスです。

11/26 京都の土佐さんから・Re今年のモチ米づくりちょっぴり反省」
確かに古代米は収量が少ないですね。
糯品種はそのまま搗いて玄米餅にすればはまりますよ。
確か予果さんはみどり糯を作られたような記憶があります。
我が家はもちろんお客さんも白餅よりも、みどり糯の玄米餅の注文のほうが多いです。
伸餅にして24時間後薄く切り干して「おかき」にするなり、油であげてお菓子にしてもバツグンにおいしいと思います。
また黒米は粉に挽いて、白玉粉と混ぜ黒米入りの紫大福なんかもなかなかのものです。
いろいろ使い方を工夫すれば、まだまだ捨てたものではないと思います。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
     丹波の恵み 「長宮農園」 
京都府福知山市三和町岼595 土佐祐司
11/26 富山の予果さんから「迷惑メール関係御礼 と 今年のモチ米づくりちょっぴり反省」
 やまちゃんの私信によるウイルスバクターすでに導入しました。ありがとう。前に使ったことがあったけど,格段によくなっていますね。中道さんのも関心があります。ただ駆除ソフト関連はノートンでもそうだけど,メモリーを食いますね。増設しないと,重くて待ってられない。アカウント増やすのもそうだけど,出費が増える…。前回のメールアドレスの公開は,不要と言ってやっても送り続けてきたものだけを公開したので,文句を言ってきたら,望むところで,受けてたちたいくらいです。
私は失敗をさらし,批判も味わい,人と関わることで向上したいと思っているほうなので,ロムより発言でいきたいですね。

いろんな掲示板に出入りしていると特有のスパムメールがくるようで,悪意のロムってのもあるのかなって思ってしまう今日この頃。←物議ものカナ…
今年はモチ米がたくさん欲しかったんだけど,古代米がやたらに手に入り,(ネットでわけてもらった後また知人が5種類もってきた)
喜んでつくったのだけど,収穫がとにかく少ない。立派な穂のわりには籾の付きもふくらみも悪く,普通のモチ米の1/4程度の収量です。古代米はふつうの餅にはならないし,ちょっと自給型の百姓としては遊びすぎたかも。 

品種改良されてきたものは収量が多い,食味がいいなど,やはり利点も多いのですね。雑穀ブームなんてのも続かないような気がする。


自家焙煎珈琲  神実(カムミ)
 
         浜田 重人,予果
(黒の看板犬三匹が目印
      マック,クロロ,ゴー
HPアドレス
  
   http://www.cty8.com/kamu/
ブログアドレス    
         http://kamumi.dreamblog.jp/
939-2333 富山県八尾町桐谷1673
T&F  076-454-5536

11/25 やまちゃんから「赤木さんの言は恥かきのすすめとみたり」

中道さんへ
西宮で口頭で聞いたときには、いまいちぴんと来なかったのですが、
なるほど、納得です。
利用者参加で、スパムメールの精度を上げていくというのはいいですね。
 
僕は今のところ、ウィルスバスター2007が、きっちり100%の精度で迷惑メールを仕分けしてくれるので、
しばらく様子を見てみます。
 
さて、赤木さんのは「恥かきのすすめ」やね。
少し前に、衣笠さんや中道さんと話していて、いっぱいヒントを貰ったんだけど、
このヒントの陰には、失敗というか恥かきが山のようにあるんだろうなと思いました。
お二人は、バイタリティーがあって、いっぱいアンテナを張りまくって、
どん欲に試行錯誤をつみかさねていってる。
還暦にあと2歩ほどのところにさしかかろうとして、
ちょっとパワーが落ちかけているというか、感度が鈍くなっているのかもしれません。
赤木先輩に負けちゃおれんね。
 
先日稲葉さんから電話。
「民間稲作研究所の10周年記念の集会が、1月27,28日に栃木であります。
シンポジウムのパネラーとして来て貰えませんか」
という電話がありました。
とみに出不精になっていたのですが、せっかくのお誘いに、
刺激をもらいたいものだと、参加させて貰うことにしました。
恥かきに行ってきます。
 
ことのついでに言うと、
HP「除草剤を使わない稲作り」と、「HPの宅配便」を始めたときに、
僕の中の構想では、農家の実践と同時に、研究者や指導者などの発信をいっぱい引っ張り出して、
農家と研究者の2輪で、「除草剤を使わない稲作り」の技術を持ち寄り、すりあわせ、磨きをかけていこうと思っていました。
ところが、いわゆる指導機関に勤めておられる方々は、おおむね
「せっかく農家が本音をぶつけ合って盛り上がっているのだから、
わたしらが出て行くことはないでしょう、ご遠慮して、ながめさせていただきます」
というようなものでした。
さいしょは、それでもなんとか引っ張り出してという気力や努力をしたこともあるのですが、
そのうち、まあええか、とあきらめました。
この点は、力不足というか、残念に思っています。
 
ことについでに、もう一つ、あまり関係ない近況と、教えて欲しいこと。
還暦にだんだん近づいてきて、まだ体力的に問題はないのですが、
でもぼちぼち、僕や家内の体をいたわりながら働くと言うことも考えにゃいかんな、
田んぼを草だらけにしているのも、野菜の比重が増えてきて、手が回らなくなっていることも無関係ではなさそう。
そんなこんなで、パートナーを迎えて共同経営はどうかしらんと、思案中です。
ただいま協議中です。
パートナーには農産加工部門をお願いする予定。
漬け物や味噌やもち、焼き芋などを直売所に並べて、
おなじみさんを広げ、そのおなじみさんに野菜も買っていって貰おうという魂胆です。
特に、焼き芋は子育て中の若い母ちゃんたちがターゲット。
「スーパーの野菜は食べないんだけど、山下農園の野菜なら食べてくれるんですよ」
というお客が今まで何人かいました。
焼き芋をえさに、若い親子に、旬の野菜のおいしさを発見して欲しい
それと同時に、お客さんが増えて出足が速くなれば、万引きも減るだろうという魂胆です。
 
さて、その焼き芋の道具ですが、本格的な焼き芋屋の道具は、10数万円します。
うちは、月水金の午前中、野菜を洗って束ねたりしている間のサイドビジネス、
3千円くらい売り上げが上がってくれれば御の字と思っています。
だから、あまりお金や手間をかけたくありません。
僕が、今のところ目をつけているのが、「いも太くん」という鋳物製の焼き釜。
http://item.rakuten.co.jp/chubonoie/12301808/
これを2〜3ヶ用意して、火力は練炭コンロで連続して焼くのはどうだろう?
さてさて、どうなりますことやら、、、
 
焼き芋を売ったり、焼いたりした経験があれば、
うんちくなど教えてください。
 
11/25 滋賀の中道さんから「迷惑メール対策」
こんばんは 
レスが遅くて申し訳ありませんが ぼくのスパム対策をご紹介します。
IT業界の人から教えてもらったのが 「Gmail」です。

http://mail.google.com/mail/help/intl/ja/about.html

グーグルの無料サービスで スパムフィルターの精度はかなり良いです。
IT業界の人たちにも好評で多くの人が使っているようです。


☆方法 1  いつものメールアドレス→Gmail→新アドレスで受信
         Gmailのスパムフィルター機能を通して受信する方法です。

もしみなさんが メールアカウント (メールアドレス)をメールサーバーに
自分で設定して増やせるようでしたら
もうひとつメールアドレスを作り、
パソコンのメーラーのアカウントの設定もします。
(または複数メールアドレスをお持ちでしたらそのままでOK。)

Gmailのメールアドレスをもらう(作る)
 □□□□□(アットマ)gmail.com

現在使用のアドレスにきたメールをすべて Gmeilに転送します。
次にGmailの「設定」の中の「メール転送とPOP設定」で 
Gmailに届いたメールをもうひとつの自分のアドレスに「転送」をして
パソコンのメーラーで受信します。

☆ 方法2 そんなのめんどくさい人は
          いつものメールアドレス→Gmailで受信してそのまま使う

ブラウザでそのまま使う方が便利かもしれません。
IDとパスワードがあれば 世界中のパソコンで簡単にメール確認ができます。

ノートンや サーバーのメールフィルターなどで スパム対策をためしてきましたが
どれも日常の手間が掛かりましたが Gmailは設定さえすめば後はほとんど手間はいりません。
一度お試しを!
            しがの中道です。

11/25 岡山の赤木さんから「アイディアの浮かぶ時」
赤木@菜の花です。
最近ちょいとばかし静かになったようだな。幕あいのつもりで小話なんぞ。

 秋が終ったら来年の計画に取り掛かろう。今年失敗した人は当然で、成功した人も
更なる上を目指して技術を磨こう。
 今年草が生えなかったからそれでいこう、、、、なんてのんきな事では進歩なし。
天候が変動すれば草だらけ・・・・これではプロとしては100点満点中の10点だ。こ
のように変動したらこの手を打って、こちらに変動したらこっちの手を使おう。と平
穏な時に準備しておかなくては・・・・・と思う。
 そのためには原理原則から外れない範囲で、あれこれと実験するのが一番。小さい
田んぼは毎年実験田と決めて、大きければ区切ってやってみればよい。

 私は宅配便仲間の中では比較的発言が多い方だと自覚しています。・・・・ドウモ

また質問を受けることも多い方です。
 この発信している時、返答を考えている時こそ、実は新しいアイディアが生まれて
くるのです。ひとりぼんやりと考えている時には、たいして浮かんできません。
 毎晩の冷酒で脳みそは破壊されているのか、はたまた活性化しているのか。ちびち
びやりながらキーを叩いていると、思わぬひらめきのあることがあるし、知らない間
に寝てることもあります。

 配信されたメールを読むのと、自ら発信するのと、どちらが脳が活性化している
か。
よ〜〜く考えてみようではないか。今夜はここが言いたいのだ。
 失敗したら失敗したでそれもいい経験であり、宅配便というまな板に乗せればそれ
こそみんなの肉や血になる。自分も原因や対策を知ることができる。
 草だらけになって落ち込んでいますだの、ブルーになっていますだのと、私もしっ
かり経験済みですが、それだけに留まっていては何の前進も無い。
 落ち込んでいるのをどうやって這い出してやろうか。来年はどんな手を打ってやろ
うか。ここのところを発信して欲しい。ブルーになった気持なんかいくら聞いても誰
も面白
くない。
わからなければ訊けばいい。正解でなくても答えに近い付近を誰かが話してくれるだ
ろう。

 この先何年元気に稲作ができるだろうか。平均年齢的な考えをすれば、私なんか少
ない方の筆頭だと思う。30代の人なんかほんとにうらやましい限りだ。
 こんな私でさえ、この宅配便は情報をもらって読むものではなくて、発信する手段
だと考えている。誰かが活性化さすのではなく、みんなが話を持ち寄って活性化させ
ねば
ならんのだ。

 取り入れも終って今年の稲つくりは終了したし、来年までそんなに稲つくりの話は
ないのだけど・・・
あんた、それはないだろう。。。。。やまちゃん風に言えば「それはないや
ろ。。。。」
 振り返ればだれでもいくらでも出てくるはず。昔から言ってるじゃないか。百姓は
搾れば搾るほど出てくるってさ。ここでしっかり出しておかないから、また来る年も
ブルーになっちゃうんだよ。
 小生の意図するところをお汲みいただけたでしょうか。
読むのより発言する方が脳が活性化することをくれぐれもお忘れにならないように。

 自然を愛し環境を考える還暦も間もなく終る百姓    赤木 歳通

11/23 静岡の清さんから「テレビのアニメ番組のこと」
こんにちは 静岡の清と申します。

テレビのアニメ番組に、稲作のことが出て気になったことがあ
ったので、メールします。

テレビ東京系で 11月10日放送に放送されたケロロ軍曹という
番組のことです。

テレビのあらすじはこんな感じでした。
--------------------------
ごはんつぶを残しても平気でいるケロロを見て悲しく思ったド
ロロは、クルルに相談。そしてクルルは、寝ているケロロの近
づいて、「ユメノナカヘイッテミタイトオモイマセンカ銃」を
放った。夢の中で、米つぶになって食卓に上ったケロロは、田
植えからはじまった米としての自分の人生を回想することに…

http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/keroro/

出てきたものが、米粒 苗 稲穂  農家のおじさん農家のお
ばさん おたまじゃくし 害虫  セミ 台風  かかし  
太陽 雲 スズメ せんばこぎ 精米機 など
作っている銘柄が「けろひかり」でした。
-----------------------------------------

 この回は、小学校の理科や社会の時間に子供に見せたいよう
な内容として、作ったと思うのですが、稲の穂が出ることを出
稲(しゅっすい)と表示していたり、脱穀にせんばこぎを使っ
ていたりと、番組を作る人の稲作のイメージは、こんな感じな
のかと思いました。

 お米を大事にしようという意図は確かに子供に伝わり、我が
家の保育園児も、ご飯は残さず食べるようになりました。
 茶わん一杯に何粒入っているのか、などと食事時の話題にも
なりました。

11/21 静岡の鈴木昭さんから「今年の総括1」
静岡の鈴木です。

山ちゃんにお願いですが、最近メールが届きませんのでメールを配信していただくようにお願いいたします。

春に魚カスを1シーズン分投入(N=7.3kg/反)してみますと書きましたが、その後何も報告をしていませんでしたので

概略報告を致します。

1.      生育・・・いつもの魚カスの成育と同じでした。ただ、懸念していた分けつ時の茎数の推移もいつもと同じでしたので

       安心しました。また、今年のこちらの収量の平均が6.66.7/反ですので平均的な収量といえます。

       長雨と日照不足の影響で平年の2割減でした。

       穂肥の手間が無い分とても楽でした。ちなみに面積は2.3反と2.4反の2枚を試行しました

       食味値も静岡精機のもので81点でしたので上々だと思います。

       現在1坪分の分解調査を行なっていますので玄米重・千粒重等の分析は後日になります。

 

 

 

 

草         丈

 

茎       数

年度

特色

施肥時期

田植日

5/25

6/5

6/15

6/25

7/5

7/15

 本

5/25

6/5

6/15

6/25

7/5

7/15

11年

 

施肥機(化成)

5/3

19.9

23.6

34.9

42.2

55.7

60.2

11年

8.5

14.6

27.5

34.8

33.4

32.3

12年

 

施肥機(化成)

5/4

20.8

25.7

31.6

45

58.5

67.1

12年

6

16.5

23.1

29.4

27.5

24.1

13年

魚粕

43

5/15

16.1

23

26.1

35.4

51.8

63.4

13年

3.5

4.4

9.8

15.6

21.6

22.6

14年

魚粕

120

5/2

19.2

23.2

29.6

39.5

51.6

73.4

14年

5.1

6.4

14.5

18.5

21.3

21.2

15年

魚粕

3月中旬

5/5

18.8

24.1

28.6

39

49.7

 

15年

5.4

6.2

16.2

20.4

18.4

18

16年

スーパー有機

側条施肥

5/6

22

24

36

44

59

69

16年

4.5

10.3

17.1

24.6

23

20.5

17年

スーパー有機

側条施肥

5/4

20.1

21.9

27.4

 

54.8

65.5

17年

4.8

8.4

15

16.4

20

19.3

18年

魚粕

1シーズン分

5/6

16.7

20

24.8

37.5

51.9

68.4

18年

3.7

4.1

7.5

13.1

18

18.2

とりあえず報告まで。

11/20 和歌山の田中さんから「サツマイモや渋柿の保存」
メールの宅配便をありがたく拝見させていただいています。
 
冬に、さつま芋を保存しようと外にあった少し湿った籾をいただいて
芋つぼを掘り生姜も少し入れてみたのですが生姜は大丈夫でしたが、
芋は腐りました。今年はどうするか考え中です。
 
吊るし柿は、愛宕柿を吊るして今年は食べました。
 
それよりも早く収穫になる渋柿は、木で柔らかくなってしまう前に収穫して冷蔵庫で、時間を稼ぎます。しわになったり、少し柔らかくなっても気にしないでむいて干せば結構美味しく食べる事が出来ます。
今は猿が先に食べてしまうので、何年か前に試した時の事です。
 
●やまちゃんから
去年の冷え込みは特別でしたね。
里芋を納屋のすみで、籾殻で囲いをして、保存していたのですが、
半分以上腐ってとろけていました。
こんなことは初めてでした。
近所でも、種にする里芋が腐ってしまったという話をよく聞きました。
 
11/19 岡山の赤木さんから「干し柿吊って冬支度」
赤木@菜の花です。
 冬支度が進んでいます。
さつま芋はプラスチックの浴槽の底と側面に小さい電気毛布を敷き、芋とモミガラを
交互に積んで、凍るようになったら一番弱で保温します。日当たりの良い部屋だから
夜だけの通電でも大丈夫です。夕方の入れ忘れは禁物ね。

 サトイモは頭からたっぷりとモミガラをかけてやり、通路に敷いていた抑草マット
を今度はモミガラをかぶった株の上に載せてやりました。風で飛ぶのを防ぐ為です。
来年の種芋予定の株には、モミガラの上にさらに藁束を乗せてやります。念には念を
入れてというやつです。寒さに当たると芋は腐ります。

 モミガラを田んぼの低い部分に撒いています。軽いようで結構重い。重労働です。
袋に入れて保管しているやつはそろそろクン炭にしてやらないと。これはシートで
覆っています。直射日光が当ると水分が蒸発して袋の上部に集まり、やがて水に戻っ
て結露となります。水の量はあんがい多くて、びしょ濡れになってしまいます。

 トラクターには均平作業に使うリヤーバケットを装着しました。抑草効果をさらに
完全にするには、田んぼの高低は許されません。あまり寒くならないうちに終らせた
いのだが・・
雨になりそうだし、一度湿るとまた先に伸びてしまう。今年もやっぱり寒くなってか
ら鼻水垂らしてやることになるのかなぁ。
 もう一台には畦塗り機が着いています。低くなった境界畦は直さなくては。これも
抑草のためね。これもなかなか思うように進まない。
進むのは一升ビンの液面低下だけ・・・・・なんでかな〜〜

 渋柿をたくさんいただいたので剥いて干しました。やっと渋が抜けてきた頃が一番
おいしい。干し柿になってしまうと人気が落ちます。品種は西条とアタゴ。西条は甘
いけど熟れるのが早いので、気温が下がって干し柿日和になるまで待ってくれないこ
とがある。熟し柿になって落ちてしまう。アタゴは甘みはイマイチだけど、熟すのが
遅いから寒くなってからゆっくりと干せます。今の時代甘みはちょっぴり控え気味の
ほうがむしろ人気あり。
 ドライアイスで渋抜きをした西条柿もいただきました。食べて不思議に思います。
富有柿は生まれつき甘柿として育っているから甘いのは当たり前です。西条柿は生ま
れは渋柿。でもその渋味が抜けると、その甘さは甘柿の比ではない。自然の妙と呼ぶ
べきか。人生の妙まで考えさせられてしまった。

 今年の米の収量は去年の反当6.2俵に対し、7.8俵とまぁまぁのできだった。良い年
には9.5俵ほどもいただけるけど、上を見たらきりが無い。周囲より反当25000円は確
実にコストが安いからこれでいいのだ。単純計算では9.5俵となる。
隣の親父はしっかり薬振りをして8.5俵と言って自慢していた。今年はみなさん凶作
のようで、ヒノヒカリで8俵取った者は珍しい。
 申し訳ないけど、町内の中では私の反当収益はダントツのようだ。売上の話は抜き
でもね。反当収量ではなく反当収益なんだよ、オヤジィ! なんで誰も真似しないの
か不思議でならない。 
 ぬるま湯の中はそんなにいいのか?
 それともどこかの団体に遠慮しているのか?
 クスリを振ればそんなに安心できるからなのか?
善意の寄付には尻込みするくせに、農薬にはどんどん金を使っている。おかしな世界
だこと。 
・・・・・こんなこと言っている間はまだ渋が抜けていない証拠。吾が人生はまだま
だ渋柿だ。 ダハッ! 起承転結と相成ったのでこのあたりでチャンチャン。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

11/17 広島の西村さんから「Re:直売所のある風景」
霜が降りるのはいつだろうと気温の変化を気にしながらサツマイモと落花生の収穫を
遅らせています。週明けは雨の予報だから落花生はぼちぼち掘るかと掘り始め、未熟
果を茹で落花生にしました。(最近のぐずぐず天気で土は程よく湿っている)
落花生は日持ちするので気に入っています。2月ごろからの商品にしている。

昨年のイチジクは11月の末近くまで熟しましたが今年は青割れが多くて黒紫色に
じっくり育ったジャム様の玉が少なく残念です。出荷後半の雨の降らなかった時期に
潅水をやめていたのが原因でしょうね。青玉と黒玉のパックを並べておくと青玉は売
れ残ってしまいます。
(当地は早生日本種なので先割れしやすい。)
7月から11月の商品。パック200円の売り上げ主力品です。

コイン精米機に併設してセルフサービス方式でやっていて蓋付き空き缶に自己申告で
お金入れてもらうようにしているます。
葱が無くなるのにお金がはいってないという日が数日続き怪しいおばさんに「お金は
入れてもらいましたか」と聞いて100円受け取りました。
きっと売れないお好み焼き屋だろうと予想しています。
空き缶では無用心と言ってくれる人がいますが頑丈な鍵付きに変えても野菜を盗って
行く人には効果は無いし張り紙もちゃんとお金を入れてくれる人に余計な心配を掛け
るかと思い出していません。
昨日の売り上げはミニトマト100円、まあこの程度の直売ですから。

野菜と売上金が合わない日とかさっぱり売れない日が続くと気が悪いですがやめてし
まうと販売チャンネルを無くすことになるので何かしらの品は置くようにしていま
す。

コイン精米器について。
先日2回目のネズミを轢いて電柱のヒューズが飛び、昨日は昇降機の過負荷による故
障とトラブル続きです。経年変化によるベルトの伸びでバスケットのテンションが緩
みバスケットが側壁に当たるようになった可能性が高いです。夏に掻き取りベラの付
いたバスケットの掻き取りベラが伸びて詰まっているのでたぶんね。
 
追伸  広島の西村です。

ネズミ 1回目:緩んだVペルトのスリップで発煙
ネズミ 2回目:Vペルトのテンション適正でモーター回らず電柱のヒューズ溶断
    ヒューズの片方だけ切れた初めてのケースで片相には電圧が出ていて原因が
わからなかった。3端子間全てに200Vがでないと通電していることにはならな
い。

今回のトラブル 原因不明でした。ホッパーから石抜きへの1番昇降機で発生してい
ました。米を抜いて気持ちテンションをかけて完了としました。
夏のトラブルは2番昇降機でした。

上部のふたに隙間が出来ていてネズミが入れる状態でした。テープでふさいどこっ。
11/16 やまちゃんから「直売所のある風景」
今年の秋は、からから天気で日焼けで水やりに追われましたが、
台風もなく畑の野菜は、まあまあ順調に育っています。
いつまでもあたたかかったので、虫が多くてぼろぼろになったのも多かったけどね。
 
近所の保育園から、「子供たちを畑で遊ばせたいのですが、、、」と声がかかり、
「虫取りにくるとおもしろいですよ」というと、
年長さんが13人、虫かごをぶら下げてやってきました。
子供らと一緒に虫取りをしていると、白菜、キャベツ、ブロッコリーに、
なんとまあと我ながらびっくりするくらい虫の多いこと。
子供らは、わいわい言いながら青虫やらヨトウムシなどを虫かごいっぱいにして帰りました。
あの籠どうするんだろう。
チョウチョや蛾になるまで、大事に飼ってくれるかも、、、
 
さて、暖かい秋のせいで、世間では野菜がどうやら安いらしい。
我が直売所のお客さんの出足を見ているとだいたい市況の高い安いがわかります。
近所の農家にもらうというのも多いかもね。
ところが、スーパーなどで野菜が安いときのほうが、万引きが多い。
「どうせ残っているんだから、ただで持って行っていいだろう」という心理が働くのでしょうか?
うちの店では、セルフサービス方式でやっていて、
お金も自己申告でお金入れに自分で入れてもらうようにしているのですが、
午前中で野菜を並べ終わって、無人になった午後になると、
いつの間にか野菜がごっそり無くなっていて、お金があまりはいってないという日が数日続きました。
2万円は楽に超えるだろうと思っていたのに、1万5千円くらいしか入ってなかったという風でした。
 
そこでたまりかねて、カレンダーの裏に次のように書いて、お店の見えやすいところに置きました。
 
「万引きの常習はやめてね
 
「お金を払わずに野菜を持って帰る人を見たのですが、万引きは多いのですか?」と、
お客さんが心配して聞いてくれることがよくあります。
直売所を始めたけどやめたという人の多くは、万引き問題のようです。
「腹が立ち、あほらしくなった」と言われます。
野菜は、自分や家族の血や肉になるものです。
だから、無農薬の有機栽培で安全な食べ物を作りたいと思ってやっています。
どうか万引きに味を占めないように、切にお願いします」
 
この立て看板を出してから10日、
ほとんど万引きが無くなりました。
そのかわり、売れ残りの野菜がだいぶ出るようになりましたが、、、
 
万引きするような奴に、何を言っても無駄だろうと思いつつ、
たまりかねてアピールを出すと、びっくりするくらい効果があることが多いのです。
以前にも、
「あんまりやでえ、、、」と書いたり、
「スイカ泥棒さんへ、このスイカはお盆のお供え物にと思って出しています。
ご先祖さんが、墓場の陰から見てまっせ」
などと書いたたことがあるのですが、
万引きが止まるんですねえ。
世間はまだまだ捨てたものやないと言うべきか、
その程度の出来心でやっていると言えるのか、、、
 
11/15 埼玉の後藤さんから「 庭先のスケッチ」
埼玉 羽生の後藤です。

今日、明日と子供達は学校がお休みなのでなんと我が家で
ヨメさんと子供達とグリーンツーリズム!近所の子供達
も来て田んぼはわいわい。わが田んぼの単位面積あたり
単位時間当たりの生物量と生物多様性量は羽生では群を
抜いている、と自負していますが人間の滞留時間とその
平均年齢の低さでは埼玉でも1,2じゃないか!?と
もおもっています。
田んぼで脱穀した藁を運んでツリーハウスからの藁ジャンプ台づくり
と藁家づくり。昨年の藁ジャンプ台はいい具合に堆肥になっていて
これは来年の里芋づくりで重要な役割を果たすでしょう・・・・

今は息子が焚き火を焚いています。
その近くには藁ベッドのうえにツエルト(簡易テント)が
はってあり今晩は子供達だけでそこに泊まるんだ、と
張り切っています。
じぶんちの庭でキャンプする、なんて初めてですが
意外に面白い!?

**********************************************
 羽生   雨読晴耕村舎       後藤雅浩

写真&英文レポート http://www.viajem.com/thumbnails.php?album=135

メールアドレスmasa-goto(アットマ)cam.hi-ho.ne.jp
 ホームページhttp://www.cam.hi-ho.ne.jp/masa-goto
  生産物情報http://udokuseikoufan.seesaa.net/
 

*********************************************
 
11/12 福井の中出さんから「中出さんから・ バソコンのリカバリー」
 
壊れてからのリカバリーでなく、動作不良によるリカバリーですか。
その前に確認した方がいいと思いますが、まずウィルス、次に最近のソフトに対応できないPCシステム(要は古いバソコン、ソフト)。
 
私の考えでは、たとえOSが古くてもソフトを含めたシステムとしていい状態で、ネット上に関してある程度知識があればそれほど問題ないはずと思いますけど、制限が出てくることは事実だと思います。
今あるものをリカバリーすることは大変な作業に間違いなく、農作業でリカバリー(復元)イコール リセット(初期化)と考えると、リセットの方が格段に恐ろしいと変な意味で認識しています(個人的な考えです)。
 
ところで「スミサンスイ」ってスプリンクラーの様な物なんですか?
畑作に関しての事でしたらよく分かりませんので教えてください。
 
Akao1888
 
●やまちゃんから
中出さんのおっしゃる通りでした。
リカバリー(パソコンを購入したときの状態に戻す)で、悪戦苦闘しました。まだもうちょっと苦闘しています。
パソコンの動きがのろくなったので、やったのでしたが、
まずプロバイダに接続に失敗、OCNに電話したら、たまたま即つながったので、助かりました。
購入してから使い勝手いいように、いろいろ変更していたのですが、
それがさらっぴんになって、全く他人の嫁さんを迎え入れたみたいで、いろいろとまどっているところです。
 
スミサンスイですが、チューブにレーザーで小さな穴を開けたもので、霧状の灌水ができます。
http://www.sumika-agrotech.com/irrigate/index.html
他品目少量栽培で野菜を作っていますので、
畝ごとの管理には、スプリンクラーより、融通がきくように思います。
使っているうちに、ゴミで目詰まりすることが多いのですが、
そんなときには、スポンジをチューブに通してやると、掃除になります。
 

11/11 やまちゃんから「パソコンのリカバリーに挑戦します]
ごぶさたしています。

昨日の晩は、すごい雷鳴がとどろきました。
雷さんと一緒に雨が降り出し、ほっと一息ついています。
なにせ、このひと月全然と言っていいくらい雨が降っていなかったのです。
畑はからから砂漠になって、スミサンスイで出来るだけ灌水するようにしてたんですが、
上からの人手の灌水はお天道様にはかないません。
ダイコンなど、固い固い地面にもぐり込もうとするもんだから、先っぽが平べったく変形しています。
ニンジンもごつごつ変形しながら太っていっています。
やれやれです。
 
最近パソコンの動きがのろいんです。
長年使っていると、ゴミやらアカがひっついてのろくなるよと言うことなので、
今日は1日雨模様のようなので、パソコンのリカバリーに挑戦してみようと思っています。
途中で挫折したらどうしようと、めちゃ不安です。
すんなり回復できたら報告します。
報告がなかったら、悪戦苦闘がつづいているんだろうなとお察し下さい。
 
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HP「除草剤を使わない稲作りの世話人、
やまちゃんこと、山下正範
〒672−8002
兵庫県姫路市北原328−4 山下農園
Tel & Fax 0792−45−0576
http://www2.ocn.ne.jp/~josonet/
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11/11 岡山の赤木さんから「行って来ました」
赤木@菜の花です。

 今月7・8日に農文協栂池センターで行われた、現代農業愛読者稲作大交流会に参画
してきました。
 北は岩手、西は岡山(私ではない)、南は三重などから参加がありました。
宅配メンバーのターボこと野口忠司さんも千葉からおいでになっていました。

 すでに多くの方が菜の花緑肥に取り組まれていたことに驚き、今さらながらそれぞ
れの地域に適した個別の緑肥活用技術が求められていると痛感いたしました。この宅
配便でも最近は菜の花に成功した人、そうでなかった人といろんな意見が出ていま
す。田植え前後の気温地温によっては作業の進め方を変えなければならないし、緑肥
の種類も検討しなくてはなりません。
 極論すれば地域によっては緑肥そのものにこだわらない方が、抑草に成功するかも
しれないと思いました。要は草を抑える原理原則から外れなければ良いわけです。
 「仁義なき闘い」ならぬ「緑肥なき闘い」に今年は突入しそうです。この見通しが
つけば冬から春にかけて田んぼがベチャベチャしている地域や雪深い地方にも応用で
きそうです。
 先が見えてきたら先ずもってこの宅配便で報告します。
 んでだ、いつも手ぬぐいを頭にかぶった姿ばかりが現代農業には載っていたので、
とっておきのスーツ姿で行ったら、イメージが違うと何人もに言われちゃった。だか
らもっと上品な写真を載せてくれと言っていたんだけどなぁ。。。。

 話し変って少し前のこと。
近所のおやじ達に頼まれて畦の修理をしました。畦塗り機を装着したトラクターを超
スローで運転するだけのことなんだが、人間、性格がひねくれているとトラクターの
走行跡もひねくれてしまう。田植え機がよたってもみんなに見られて恥ずかしいもの
だが、境界となるあぜ道がよたったのでは、お笑いにもならない。向こうの端に目印
を立てて、ひたすらそれだけを見つめてハンドルを持つ。どんなに見たくても運転し
ながら後を振り向いてはならない。瞬時にトラクターは曲がってくる。直せば蛇がく
ねったようになる。
作業も終わりになった一番最後の田んぼで驚いた。
 なんとクログワイがあぜ道のすぐ下にびっしりと生えている。よく見れば田んぼの
中にもいっぱい生えている。ここで作業をすれば当然作業機には芋がくっ付く。やり
たくないねぇこんな田んぼの仕事。
 帰ったら一番に土落としをした。こんな土が除草剤を使わないわが家の田んぼに紛
れ込んだらエライコッチャ。畑なら大丈夫だろうと落とした土は畑に放り込んでおい
た。
 
 まだあった。
 畑で使う稲ワラを束ねて持って帰ったのだが、ワラの無いところは土が良く見え
て、草まで見えてきた。なんとコナギがぽつぽつと生えている。5m角に1株ほどで大
きな株ではないが、花が咲いて実が成って種はとっくに落ちている。ひとつ間違えば
来年はコナギ田になるだろう。
 やってやろうじゃないか。落ちた種と私との知恵比べだ。それともこんな田んぼこ
そ、緑肥なき闘いを挑むべきか。矢尽き刀折れたらどうしよう。
 アカン、雷が鳴り出した。パソコン切ろうっと!

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

11/6 福井の中出さんから・近況」
昆虫って結構残酷な面を見せてくれます。
今年私が見たのは、トンボのオニヤンマが多分オニヤンマ(少し小さくて色が少し茶色していた)を頭から食っていた場面です。
その光景は私の目前で行われたので、小心者の私にはショックでした。
 
私の農作業もオフシーズンを迎えようとしています。
片手間の蕎麦も、刈り取りと乾燥(島立て)を終え風選、艶出し等で終わりますが、今年も手作業を余儀なくされました。
というのは、刈り取りだけは機械化しようとしてバインダーを用意したのですが、植え方が悪く間隔を空けて植えた蕎麦の間には雑草が繁茂し、バインダーは使い物になりませんでした。蕎麦を植えると雑草は生えにくくなるはずなんですけど、、、。
汎用コンバインで刈り取っている人たちも、雑草で困っているのかと思える場面を見ます。
 
オフに入ると本格的に農機の整備に入ろうかと思っていますが、私の場合それまで家の事に手を出さないでいたツケが回って来る時期でも有ります。
家の主導権が変わります(主導権を一時でも持っていたと思っているのは自分だけ、、、)。
 
Akao1888

11/5 岡山の林さんから「クモを食べるカマキリ
皆さん今晩は、
夏の間、写真の空間に巣をかけて虫を獲っていたクモがいました。近くにオスのクモ
もいたのですが、いつかメスのこのクモが食べてしまったのでしょう。しばらくする
と見かけなくなりました。このクモの体も大きくなっていたのですが、今日見かけた
らカマキリがこのクモをとらえて食べていました。カマキリも大きな体をしています
ので、これだけ体格差があるとクモの方が敗れてしまいました。カマキリはクモを頭
の方から食べ始め、食べ尽くしてしまいました。


林 正弘
岡山市

11/3 福井の塚本さんから「菜種その後」
 私の播いた菜の花は、菜種でした。
 むら播きでした。手で播くより、機械か器械の方がいいかも。
 早春に、つぼみが食べられるので菜種にしました。

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