2008年4月のお便り  HOMEに戻る


4/29 信州の唐沢さんから「関谷さんに、苗をそろえる方法」
関谷さんに
苗の発芽不揃いについてですが、以前私も種子消毒に「HI-S酵素」を
使っていた時、24h酵素液に漬けて置くはずが都合で長引いてしまい
2日程漬けてしまった時がありました。
浸種はいつも常温でエアレーションしながら3週間くらいやり、
催芽は20度で2日(浸種の段階で3週間目の最後にはほとんど発芽して来る)
行ないますがこの時はさすがに1週間で発芽して来たのでびっくりしました。
その後、発芽不揃いの種籾を何とか播種し、田んぼに広げましたが、やっぱり
苗が揃いませんでした。
2葉の時にローラーをかけて苗を潰しますが、芽の出ているところだけローラーを
何度かかけると40日後には殆ど揃ってきます。
試してみてください。
上伊那郡 箕輪町 
   唐沢 金実

4/29 岐阜の大坪さんから「Reやまちゃんから・コナギと油かす」
下呂市の大坪です
 
現代農業の11月号をもう一度読み返しながら今日菜種粕80k散布しました。あさって耕運して入水し荒かきの予定です。
コナギに関しては痛い経験があります。米ぬか除草を3年つづけた田んぼは、特にコナギが多い田んぼでした。
以前に赤木さんに指摘されたとおりなのですが、米ぬかを散布した時にはすでに発芽状態だったのですからコナギに肥料を与えた様なものでした。
その時は細かい白いコナギに気がつきドロをかき回しながら練りこんでいきました。すると見事なまでに、びっしりとコナギじゅうたんの様に広がってしまいました。
トロトロ層という言葉がよく出てきますが、まさにその田んぼは次第とトロトロになっていきました。たしかにコナギの一部は葉がとろけたようになり消えていくかのように見えたのですが、
根は結構生きていました。田植え後しばらくすると茶色の水に変化してきます。米ぬかを入れない現在も同じで田植え後は醤油を薄めたような感じです。
ですから、私の経験から、コナギとホタルイなどは一端発芽したら練りこむ方法は無理だと思っています。というか・・・恐いです。
 それと、稲わらをすきこむ事とコナギの関係ですが、思い返してみると18年前までは我が家では、義父がしめ縄造りを商売にしていたものですから、ワラは入れていませんでした。
又その田んぼの土はコナギが非常に多い所から客土してきたものですからコナギ密度も高かったようです。しかし除草剤を使用する以前は、掻き取りといって草を手でかきとりながら泥の中に埋めていました。それでも今のようにコナギに悩まされる事も無かったように思います。しめ縄造りをしなくなってワラを田んぼに入れるころから多くなってきたように思います。
難しい事は分かりませんが、ワラを入れるようになって、コナギが目覚めてのでしょうか?
 
4/28 千葉の野口さんから「今年の田植え前仕事」
千葉の野口です。
今年の4月は雨がとても多くて、うちのあたりでもみなさん苦労されているようです。

このあたりは、用水の供給開始が4/15だったのですが、その前の週から冠水状態にあり、
水口を閉じていた圃場は4/16の雨で代かきが可能な状態になりました。こんな年も珍しい。

今ちょうど畑の種まきやら、成木ブルーベリーの植え替え作業(といってもコンテナ植え→
地に下ろしているのですが)と重なっていて、雨が多く降ると穴も掘れないし畑も耕耘でき
ない。ならばと、今年は4/16〜22で早々と荒代をかいてしまいました。例年では考え
られないですが、一方で水の取り合いは起こりようもないです(^^

うちの場合、元肥はペースト肥料(or細長い田んぼは田植え直後に畦際から施肥)ですので
代かき前の施肥も不要ですし、今年ぐらい気温が不安定だと2週間ぐらい荒代の後で置いて
おきたいという考えです。他の家は畦塗りにしても施肥にしても機械が落ちてしまうので作
業がストップ状態。なかなか思うようにはいきません。

うちの圃場のなかで草の出にくい田んぼは、おそらく除草剤自体を使わずに済むように思っ
ています。現実に隣の田んぼが一切の除草作業なしでも意外とオニビエ以外は出ていません。
多少のコナギの発生はあったようですが、大事には至っていないようでした。判断は植え代
後の泥の練り具合にかかってきそうですが、チャレンジはしてみたいところです。何分高い
資材ですし、使わないに越したことはないですから。


さて、今年の苗ですが、いろいろありました。
今年は古代米等の品種を増やしてしまったので、実に4回に分けての作業ということになっ
た次第。まずは浸漬からですが、種籾の消毒は、失敗したドブロク(みりんとも酢ともつか
ない)に漬けてから、実に2週間以上も水に漬けています。200リットルに2リットルぐ
らいは入れたかな。半日ぐらいおいてから、水で洗い直して、その後は毎日水を換えて、催
芽してきた半月後の3/末〜4/初にて種をまいてみました。一応の気休めです。もともと
イモチも出ない場所柄ですし、消毒用の薬剤も高いですから、これ幸いと失敗作を田んぼに
還元してみようかと。芽が出たところをみると、まあ大丈夫だったようです。

種まきは150g前後の標準的な量です。半分はハウス内、半分は庭に直接で、ベタがけを
しておいて、芽が顔を覗かせたらば、ベタがけを外して持ち上がった土を叩き、5ミリぐら
い芽が顔を覗かせたところで例年どおりベタがけを外してしまいました。外のものはさすが
に4ミリ目合いの防風ネットで覆って鳥とネズミよけをしましたが、ハウス内は丸裸状態で
両わきの換気もあけてしまいました(もちろん防虫ネットは張っていますけど)。ここまで、
水は一切やらない主義。暖かい日に朝早く開けてから、あふれるばかりに水をたっぷりと。
これでおしまい。天気がいいからベタがけも良く乾くし、都合は良いばかりです。

近所では、ハウスの開閉が大変だといいますが、うちは開放状態なので、その後は基本的に
手間いらずです。天気があまり良くなくてという状態では病気等も発生しやすいのでしょう
が、何分にも通気がよいので、立ち枯れ等はまず出たことはないです。水やりは天気(日照
と特に風に注意)を睨みつつ朝にあふれるぐらいたっぷりと。ただ、何か所かはネズミにか
じられたり、晴天で風が強い日などは3時前に乾ききってしまい、部分的に焼けを起こすこ
とがままあります。このときは最低限の量の冠水を日中でもさっとスポットでかけておくだ
けでなんとかなります。これをうっかり忘れると痛い...。特に鳥よけのネットをかけてし
まうと、乾き具合がわからないケースがあるので、プール育苗も興味はあるところです。

今週の天気と気温によって、田植えの日程がようやく決まりそうです。共同での田植機なの
ですが、まあ、今年も苗がゆっくりと伸びている我が家が最後になるでしょうね。昨年まで
と違って、お茶をやめたので5/11過ぎの田植えでもいいかなと思っています。

4/26 やまちゃんから「コナギと油かす」
大坪さんの、油かすは荒代前かそれとも植代前にいれたらいいのか?という疑問と、
伊藤さんの「油かす散布によってアオミドロが発生した時、コナギが繁茂したのではないでしょうか?」
という、二つに質問を念頭に書き始めています。
 
2003年のことですが、その年はいろんなやり方で油かすを散布しました。
アオミドロが大発生したのは「池の下」という田んぼで、諸事情で返却して今は作っていません。
http://www.geocities.jp/yamasitanouen/shasinnkan/2003ikenosita.htm
当時の記録を読み返してみますと、冬の間に米ぬか240キロ(反当)を散布、
油かすは荒代のあと、植代の前に40キロだけ散布しただけでした。
田植え後まもなくアオミドロが大発生して、時ならぬ台風が襲来、泣きの涙を見ています。
他の田んぼではアオミドロはほとんど発生していないのに、この田んぼだけどうして?という疑問を書いていますね。
写真を見て貰ったらわかるのですが、コナギがびっしり生えています。
 
伊藤さんのご指摘では、
>アオミドロの光合成の結果、大量の酸素が出ていたと思います、
その酸素によって有機酸は消費され、?が高くなり、コナギは大繁殖したのではないかと思いますが、如何でしたでしょうか。
ということですが、
僕の田んぼ6枚中コナギが発生するのは、その田んぼだけだったんです。
ただ、その年ほど繁茂したことはなく、あちゃーとびっくりたまげました。
 
それまで、その田んぼから得ていた経験は、
荒代をかいた後、コナギが発芽するのですが、
荒代のあと1週間のちに、植代をかいてコナギを叩くと、イネに支障がないくらいコナギはほとんどなくなりました。
畦際のドライブハローが寄り切らない部分にだけコナギが残りました。
だから、僕は6月の10日頃に田植えをする西南暖地の場合、
2回代かきをすれば、コナギは恐るるに足らずと思いこんでいました。
 
ところが、「上の田」で、1昨年田植機の操作のミスで畦際が大量に残りました。
念を入れてと思って、エンジン2条の入れて差し苗をしました。
ところがところがです。
そこにびっしり。足の踏み場もないくらいコナギが発生したのです。
畦際だけでなく、真ん中どころにも無視できないくらいコナギが繁茂しました。
「2回代かきでコナギは大丈夫」という僕の「常識」がひっくりかえってしまいました。
去年は、「中の上」という比較的ざる田にもコナギが大発生。
「スランプもここまで来たか」と、天を仰いでため息をついたことです。
 
コナギが繁茂した田んぼには、ヒエは見あたりません。
この定理は間違いないようです。
この先は、まだまだ考えあぐねています。
 
荒代の2日後くらいに泥をすくってみたら、雑草の白い根っこ(芽?)1ミリ足らずを見たのは、
たぶんイヌホタルイだったように思います。
でも、コナギも同じことでしょう。
水が入った時から、きゃつらは準備を始めると考えるべし、でしょうね。
1週間〜10日くらいたてば、かなり発芽が揃うので、そこをねらって植代をかいて、
練り込むか水に浮かしてしまえば、いちおう「ご和讃」にすることが出来るように思います。
問題は、蛍光灯みたいな雑草の種もいて、植代後に芽を切ってくるやつらでしょうね。
昨日の伊藤さんのグラフを見れば、植代の前に油かすを散布するのがいいように思います。
 
伊藤さんは「油かすを鋤きこみ後、なぜもう一度攪拌するのでしょうか?
静置状態にして、水素イオンを追い出さない方がよいと思う」と言われます。
油かすが匂ってくるとやばいので、もう一度代かきして攪拌してしまえば、
匂いも消えるだろうと、当時はそう思って代かきしました。
 
以上、まとまりないまま。

4/26 新潟の佐藤さんから「Re関谷さんから・酵母による種子消毒について」
こんにちは 新潟の佐藤です。
関谷さんは自信を持って有機栽培を行っているとHPには書いてあります。自信を持っ
て有機栽培を行っている方がたまたま肥料屋が持ってきた内容も不明な資材を使って
よいものでしょうか?JAS有機も取っていない全て自分の責任の下に自信をもってお
奨めすると記してあります。そんなに責任と自信を自覚したかたが取る行動とは思え
ません。100粒の種を撒いて10粒しか発芽しなかったことが失敗でしょうか?10粒も
芽を出してくれたことを喜ぶべきでないでしょうか?
発芽なんて揃わなくたっていいんですよ収穫のときは揃っていますから稲を育ててい
るなんてと思うのは農業者の大きな思い上がりだとおもいます。人間が稲のために出
来ることなんてたいしたことではないでしょう全ては稲自身の持つ力のおかげとおも
います。稲自身が持っている力を信じて見守ることが大事でしょう。
たまたま晩酌後にメールを見てしまったので 気持ちがでかくなってしまいました。
関谷さん是非JAS有機にも挑戦してください。新しい出会いがあると思います。
        
4/26 信州の関谷さんから「酵母による種子消毒について」
ご無沙汰しております。信州の関谷です。

とりあえず今年の育苗の失敗報告を。
以前から種子消毒は温湯殺菌を行ってきました。
温湯消毒のせいかどうかは不明なのですが、何回か発芽に失敗したことがありました。
現代農業に載っている酵母菌酵素による種子消毒を試みてみました。
昨年はたまたま営業に来ていた肥料屋さんの持ってきた「稲の種籾処理にも使え
る!」という酵母菌と酵素が入った製品で処理しました。
結果は「よく発芽した!!ただし馬鹿苗病の苗も!!!」と言うことでまったく効果なし。

今年はちゃんと現代農業の記事で紹介されている酵母菌酵素の溶液で処理しました。
説明書には「500倍液で25度で24時間処理すること」書いてありました。
踏み込み温床の中にポリタンクを入れて踏み込み温床の安定した熱を利用しようとしました。
水温は20度で安定していました。
「温度低いから長めに漬けよう。長くやって悪いことなどあるまい。」と勝手に思い
込んで36時間後種籾袋を引き上げてみると。。。

「発芽している!!」

全部ではありませんが発芽しているものがあります。
長いのは3ミリ位も。全体の割合では1パーセントもありませんが、
畦草のごく一部にパイナップルが生えてきたのと同じくらいありえない衝撃です。

浸種も催芽もしてないのに何でたった36時間25度の水に漬けただけで発芽するの?
酵母菌酵素の会社に問い合わせてみると。
「酵母菌はサイトカイニンと言う植物ホルモンも作ります。サイトカイニンは植物の
成長を促進し、発芽促進作用もあります。
ですから長く漬けとけば発芽するから注意してください。」ですって。
「一部が発芽しました。これはごく一部だけの問題なのでしょうか?それとも全体的
な問題の一部なのでしょうか?」
「おそらく全体的なものです。ほかの種子も発芽してきますよ。」とのこと。

これから8日間浸種して、2日間催芽してから播種する予定でしたが、今播いたら2
週間も田植えを早くすることになります。
冷水に漬けておけば発芽した芽はそのまま止まると聞いたので、とりあえず通常どお
り浸種しました。
その間芽は動かなかったようです。

問題は催芽です。既に発芽しているものがあるので1日で止めました。
すると芽がちょうど顔を出したものを主体に5mmくらい伸びたもの、芽が出ないも
のと種籾はばらばらな状態になってしまいました。
手動の40mmg播種機を使っているので5mmのものは穴に入らず除けましたが、
芽が出たものと芽が出ていないものが混在して、結果として発芽がそろいませんでし
た。(覆土のミスも重なっていますが)
播種から20日たっていますが2葉が展開している横でまだ発芽が続いてきまして、
ようやく全てが発芽し終わった状況です。
ちなみに、なぜかもち米だけはびっしり発芽が揃ってくれました。

とりあえず不発芽はないようですし、馬鹿苗も抑えられているようなので、本来の目
的と効果は果たせましたが、
ここまで不揃いだとどうしようか悩んでしまいます。
就農10年してもまだ農家が持つべき用心深さが身についていないようです。

あさひや農場 関谷航太 千晴
農場ホームページ
http://asahiyanoujou.jp
農場ブログ
http://blogs.dion.ne.jp/omaegayaraneba/
/fax 0267−88−2869

4/25 兵庫の伊藤さんから・ヌカ「油かすの腐敗pHの変化比較など」
山下さん、林さん

コメントをいただきながら、返事がおくれて、ごめんなさい。
新しい田圃の準備で、大変です。
3年も使われていないために畦はモグラのトンネル、穴ふさぎ、さらに
減反政策のおかげで、仕切り畦立て、隣のおじさんの「よう水吸う田んぼやで」
深水にできんがな!と畦シートを深く入れようと掘ってみるとそこはなるほどじゃり混じりまさ土、深く掘ったはアダかいな!と気をもんでいます。

さらに、今年もコナギをやっつける調査をと思っているのに顕微鏡でのぞいてみると、

生きたコナギの種全然ない、死骸とカラばかり、どうなるのでしょう。今年は調査中止か?
コナギ種の見落としであることを祈っています。

山下さん
*サザの影響がない場合には、今回のデータからは、泥層の?は低くい状態が続くのではと期待されのですが。
 油カスの腐敗データがでました、ヌカと同傾向ですが、すこしタイミングが遅れるようですし、?の落ち幅
は小さいです。
山下さんの代かきは油カスを一度すきこんだ後にさらにすくのでしょうか、すき込み後は静置しておくのが良いのではないでしょうか、
緑肥効果を示すのは水素イオンだとすると攪拌して水素イオンを地中から追い出さないほうが良いと考えます。
     アオミドロが大発生したとき、その田でコナギの勢力は如何でしたか、アオミドロの光合成の結果、大量の酸素が出ていたと思います、
その酸素によって有機酸は消費され、?が高くなり、コナギは大繁殖したのではないかと思いますが、如何でしたでしょうか。
     ヌカ投入量の反当たりへの換算は正確に計算できませんが、林さんの試算も一つの目安かと思います、私なりにも考えてみましたので、併記しました。
     サザ:について
漬物桶の表面に時間がたつと出てきます、たくわん、白菜、梅干しなどいずれにも出ます。おなじものか? ヌカずけではサザが出て

このサザを混ぜ込むとおいしくなるといわれています。
三田の方言として使われているかはわかりませんが、私の出身地の福井県では、母親が使っていましたから、
使われていると思います。鳥取県倉吉あたりでも使われています。

林さん
コメントありがとうございました。
*サザはつけものが古くなると必ず出ると思っています。好気性で、好酸性、好塩性の子嚢菌?かと思います。
酵母は従属栄養タイプなので外部の有機分を餌とするそうです。
     このサザが電極面に張り付きますと7.7とか7.8を示します。
     今回の試験では、水深があさいことで空気から酸素が取り込みやすくなり有機酸が酸化され、消費された
のではないかとのことでしたが。気体の溶液への溶解度は温度に依存するだけで水深には依らないと
考えますが。菌類の酵素により有機酸が消化されたという考えについては如何でしょうか。 

4/23 兵庫の大村さんから「タマネギにべと病が広がってきました」
ここ3日間の暑さで、うちのタマネギにもべと病が一気に広がってきました。以前はタマネギはもっと苦労せずに作れていたのに、最近毎年べと病に悩まされています。有機農業をしている仲間にも、この病気に悩まされている人が増えているように思います。
調べてみるとタマネギのべと病は、一次感染は苗床で感染して、定植後に葉がいじけたように黄変して曲がる「冬季罹病株」といい、二次感染は冬季罹病株を発生源として、3〜4月頃のびてきた葉に楕円形の病斑が出て、蒸した日に一気に広がるものらしい。今年の春は雨が多かったので特に二次感染が広がりやすかったのでしょうか。以前5月の連休中、30度近くまで気温が上がった日に、一日にしてべと病が全体に広がり、播種から半年余りの苦労が台無しになったことがあります。
一反に3株の冬季罹病株があると、その畑はべと病が大発生するとか。また、べと病菌の卵胞子というのは、土中で13年も生きているらしい。
べと病の原因の一つはチッソ分の遅効きですが、追肥を2月中に終えても、有機質肥料は気温が上がってきてから分解して効き始めるから、どうしてもチッソの遅効きになりがちなんでしょうか。チッソが効いて葉がたれぎみのタマネギはべと病にかかりやすいですが、葉がピンと立つ生育にもっていければかかりにくいようです。
品種によっても耐病性に差があるようで、中晩成のネオアースはひどくやられているのに、赤タマネギは今のところ元気です。同じ施肥でも、ネオアースの葉はデレッとしていますが、赤タマネギの葉はピンと立っています。
肥培管理や耕種的な方法でべと病をうまく防いでいる方があれば、ぜひ知恵を貸してください。

大村 明@明石市

4/23 岐阜の大坪さんから「菜種かす散布のタイミング」
下呂市の大坪です
いつも御世話になります
緑肥無しの菜種粕を散布する方法ですが、先日のやまちゃんの中に、コナギなどは水を入れた時から発芽が始まるということが書いてありましたが、うちでも代かきの前に荒かきをしてしばらくしてから代かきをしますので、代かき前というより荒かき前(水を入れる前)に、散布した方がいいのでしょうか?

4/23 岡山の赤木さんから「これぞ雑草の意地」
 赤木@菜の花です。

 湿害を受けたカラシナに代わって、雑草の「サナエタデ」の赤色の葉で地面が赤く
見えている画像です。それこそびっしりと生えています。

 この田んぼは1枚が1.1ヘクタール(1町1反)の大きな田んぼです。トラクターとコ
ンバインの作業性が良いだけで、均平は取りづらいし、向こうのアゼまで153mもあ
ると、肥桶担いで歩くのも大変です。ま、なんですな。大きい田んぼがよいとはいっ
ても、大きいのも一長一短ですな・・・・・・・・わかった?
 すぐ笑った人は頭がかなり冴えている。

 除草剤無しでこの田んぼに挑戦するのは今年が初めて。
取れたお米は加工米としてJAに出荷の予定で、作りやすい品種を予定しています。
つまり少々肥料をくれてやっても倒れないで、比較的多収する稲です。代わりに味は
私から見るとイマイチです。反当9俵半も出すとなると、朝日というおいしいお米な
んかにかまっていられません。作り方は鶏糞堆肥と緑肥除草で、産直やっているお米
と同じ方法です。
 緑肥をすき込んだ後で鶏糞堆肥を反当100kg近く振るつもりです。出穂55日前に
水の中を153m先の向こうまで有機肥料を振ろうとすると、私のスリムな命が燃え尽
きる。
無農薬を貫くなら生育はへの字カーブでないと不可能。田植直前の散布なら周囲より
遅れてスタートするから大丈夫です。
 への字農法は何が何でも55〜45日前に肥料を振ることではない。稲にへの字生育を
さすのがへの字農法。ここのところを思い違いしている人が多い。

 加工米を出すということは生産調整に協力するわけです。農薬不使用で有機肥料だ
けで作る「有機稲作」をすると、作付面積の20%が転作としてカウントされます。
5ヘクの作付けでは1ヘクが転作としてみてもらえます。つまり1ヘク分の加工米が免
除してもらえる計算になる。これはありがたいことです。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

4/21 やまちゃんから「しつこく・セットタマネギ」
 少し書き忘れたことなどあるので、しくこく行きます。
百姓を始めた頃は、タマネギごときに薬剤を使うひとの気が知れないと思っていました。
ところがここ数年、中生晩生のタマネギがベト病に悩まされています。
いやになって半分近く収穫を放棄する年もあるくらいです。
早生のタマネギは、5月の連休頃、ベト病が蔓延する前に収穫を終えるのでセーフですが、、、
だから、貯蔵タマネギが貯蔵していても、ぽとんぽとんと落ちてしまうのでしょう。
 
6月の暑くなり始めた頃に、気まぐれなお天気をにらみながら、
田植え作業と競争しながら、ジャガイモ・タマネギの収穫は地獄です。
僕の場合それぞれ1畝が限度かな。
その点秋ジャガ、秋タマネギはぼちぼち暇を見ながら収穫していけばいいので、楽ちんです。
 
セットタマネギの播種時期の3月お彼岸頃は、姫路の平均気温を見てみたら、
最低気温3度、最高温度13度、平均気温9度くらいです。
今井さんのように苗箱に播種してハウスの中に置く(もしくは育苗器に入れる)のも手ですが、
播種床に直接播種して、透明マルチかシルバーマルチで被覆するのはどうだろうと思っています。
シルバーマルチでほどよい地温が得られて発芽するようだと、
(たぶん)雑草とタマネギの発芽に時間差が出来ていいかも知れない。
(タマネギが早くて、雑草が遅い?いや、そんな都合よくは行かないか?)
 
前にも書きましたが、秋9月のタマネギは、太陽熱処理をしておいて、
播種したあと廃品利用の畳表(ゴザ)でべたっと覆っています。
ほどよい湿りで水分が安定しているのがいいのでしょう。
この方式にしてから、タマネギの育苗は安心できるようになりました。
シルバー被覆をすれば、ほどよい湿り、ほどよい温度、ほどよい光線になってくれそうに思うのですが、、、

4/21 岡山の赤木さんから「セットタマネギなどなど」
赤木@菜の花です。

 三重県の青井さんの記事からセットタマネギの話題が持ち上がっています。
現代農業をお持ちの方は2005年の8月号184ページをめくってください。
 宮崎県の野村和雄さんという方がくわしく書かれています。春種蒔きして初夏に掘
りあげ、軽く温度を掛けて休眠状態にしてやるそうです。深く眠らすと定植後のス
タートが遅れるそうな。植付け前に冷蔵庫で覚醒処理をして芽が動き始めるのを確認
してから定植するそうです。
 これら一連の方法は特許まで取得されて、多くの農家が取り組んでいるとか。
 青井さんの記事はおよそのことだけだったから、本格的に知りたい人はこちらの記
事で勉強してください。

 しかし5月に掘りあげたちっこい球を、秋に植えておけば年末には大きくなるか。
考えてみれば当たり前のことだけど、それに気付いてやってみる人こそコロンブスだ
な。ポトフにしか使えないようなウズラの卵ほどの球は、私も毎年いくらか作ってし
まう。
 吊り下げておいても結局食べずに終ることが多い。これは利口になりました。

 さて、今年の春雨はどうなっとんじゃ?
土を小さくしてある田んぼほど白波が立っている。もうちょっとだけたくさん降れば
代掻きができる。「おじさん惜しいねぇ、もう少し降れば代掻きができるのに・・・
・」と言ってやりたいけど叱られるから止めました。
 現時点ではナバナもヒナゲシもレンゲもカラシナも出来が最悪みたいです。これか
ら持ち直してくれることを祈るだけ。
 でもやっぱしいいのは雑草ね。カラシナが湿害で大ダメージを受けたところは競争
相手が潰れたから、吾が世の春といわんばかりに土が赤く見えるほどサナエタデの赤
色の葉が繁っています。追って画像をお見せいたします。

 話題になっている白色のスミレは田んぼの横で時々見かけます。葉が細いやつで
す。
道の脇にタンポポがきれいに咲いていたから、草刈するのがもったいなくて、そこだ
け残して刈りました。道行く人の和みにでもなってくれればいいんだが。
 ただね、ワンコの散歩コースになっているからウンチが殊のほか多い。草が繁って
いるのは周辺ではそこだけだから、みんな喜んでそこへ連れて来ます。
 広い道ののり面だから、下のほうを刈り払うにはどうしてもウンチのあるあたりで
足を踏ん張ることになる。私も踏みたくないから刈り払い機の刃でチョンと道に放り
出す。舗装の上はもうウンチだらけ。
 このことで争ったら、てきめん稲刈りの前に株の中に鉄筋を差し込まれたと以前聞
いている。市役所でもらった看板を立てているがご利益は無しね。
 つい先日もそこで草刈っていて何やら汁気が顔に飛んできた。やべ〜〜〜っと思っ
てクンクン嗅いだら、幸い臭くはなかった。草の汁が飛散したのだろう。ウンチだっ
たらどうしてくれる。
 
 数年ほど前のことだが、稲刈り前に四隅を鎌刈りしてたら田んぼの中にウンチがあ
る。
丁寧に上にはティッシュが乗っている。ワンコがウンチしたらティッシュで尻の穴拭
くか?
最悪なことに地下足袋で踏んづけた。クッセ〜〜、こんちくしょうめ!
 我慢しきれなくて我が家の田んぼに有機肥料を施肥してくれたのだろう。隅近くで
しなくてもいいだろうに。真ん中でやってくれってんだよ。

 最近ウンコパンなる物を作りました。
あんこを入れたらあんパン、クリームならクリームパン。ウンコだからウンコパン?
違うんだなぁー。ミルクを温める鍋をミルクパンと言うだろう。こちらはウンコを入
れるからウンコパンね。ワンコがしゃがんでその態勢になったらすかさず下に差し込
む。うまいこと受けれますよ。終ったらどうするかって?貴重な有機肥料だから捨て
るのはもったいない。横の田んぼの奥のほうにぽ〜〜んと施肥してあげる。後で用水
で洗えるように柄が長くしてあるからよく飛びます。捨てるんじゃなくて無料で施肥
してあげてるんですよ。
 今日の話の後半はすっかりクサイ話題になってしまったわい。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

4/20 神奈川の今井さんから「Reセットタマネギの話」
 神奈川の今井です。私も雑草に負けて大きくならなそうな玉ねぎがあります。このまま6月に収穫しても売り物としては出荷できそうにありません。聞いた話ですが、秋に種を播いて大きくならなかったピンポン玉くらいの玉ねぎを6月に収穫し保存しておいて、やはり8月末くらいに植えると12月くらいに大きくなって収穫できるそうです。
 この場合、玉ねぎは一年以上生き続けるということなので、玉ねぎは多年生ということになるのでしょうか?

4/19 やまちゃんから「セットタマネギ(続)」
 昨日今井さんが送ってくれた「セットタマネギの栽培指針」によると、
品種が「シャルム」という中生品種が使われていて、
8月下旬に定植して12月に収穫となっていました。
「現代農業」では青木さんが「極早生品種で11月に収穫できる」と書いていました。
どっちでもいいのでしょう。極早生を植えれば早く穫れると言うことですね
 
3月に種まきする前に、播種床を予め黒マルチで被覆しておけば、
雑草はかなり軽減できるように思われます。たぶん。いやもしかしてです(笑い)。
3月にセルトレイに播種したネギを5月始めに定植する時、
黒マルチで1〜2ヶ月被覆していると、除草が苦にならない程度に減ります。
 
では、2月始めに播種した「トンネルのニンジン」の場合はどうだったか?
11月21日に透明マルチで被覆して、雑草の発芽を促したあとに黒マルチに切り替えて、
2月10日にニンジンを播種しました。
効果は?
あったような、ないとも言いきれないような、、、何とも微妙です。
少しは少ないのですが、でもかなり生えてきていました。
一部透明マルチをせずに最初から黒マルチをした区ももうけて比較したのですが、
これも、何とも言えない、、、やっぱり微妙です。
ただ今年はペレット種子をすじまきしたので、条間を掃除しやすかったです。
 
手間かけて、その程度ではやらん方がましじゃないかというささやきも聞こえてきます。
ただ隣のゴボウの畝の雑草の生え具合とくらべると、やっぱり来年ももう一度チャレンジしてみたくなります。
何かもうひと工夫加えれば、瓢箪から駒が出てこないか?淡い期待が捨てきれないのです(笑い)
 
 
4/19 姫路市水族館の市川さんから「白いスミレ」
市川@水族館です。
今日小野市福甸町の丘陵地帯にある田んぼの草花の写真を撮ってきました。この
辺は里の植物がたくさん残っている場所で、秋にはキキョウやオミナエシ、リン
ドウなどがたくさん咲きます。今日ここの田んぼや畦で3種類のスミレが咲いて
いました。そのうちの1種は白いコスミレでたくさんありました。ニョイスミレ
より一回り花が大きいです。本岡さんの見た白いスミレはこちらかもしれません、
スミレだけで1冊の図鑑が出来るぐらいスミレの種類は多いので、他にも白花の
スミレはたくさん種類があるかもしれません。


4/19 新潟の神田さんから「Re市川さんから・オタマジャクシ」
新潟の神田です。
現物を見せてもらうと、よく分かります、家に持ってきたおたまをもう少し時間をかけて良く観察してみます。
ありがとうございます。
 
4/18 広島の丸石さんから「催芽籾の低温障害」
鳩胸催芽した種籾を種蒔きまでの間5度の低温で保存するため冷蔵庫に入れました。
これは、ちょうど天気のよくなるときに種蒔きをするためです。ところが冷蔵庫のサーモスタット
が壊れたのか3日目に種籾をいれた麻袋(冷気の噴出し口)に霜が付いているのを発見し
びっくり、庫内の温度は1度くらいでした。すぐに種籾を10度くらいの水に3時間くらい入れ
再度別の冷蔵庫に入れましたが不安になって浸種をやり直しました。この催芽した種籾は
少なくとも半日以上はこの低温のなかにあったと思います。
 
 この低温にあった種籾の発芽率を調べるために4月3日にポットに一粒づつ蒔いてみました。
(太陽シート + ビニルトンネル)での現在の発芽状況は
    白毛もち    217/224 = 97%
    コシヒカリ    166/224 = 74%
です。天気が悪くて発芽がだらだらしていますのでまだ発芽中の種籾もあり、コシヒカリはもう
少し発芽率が上がるかもしれません。あんがい低温に強いものだと思いました。催芽した種籾
がどのくらい低温に耐えられるのかご存知の方は教えてください。
 
 浸種をやり直した種籾は4月11日に蒔きましたが、ここ3日間天気が悪く(ビニルのトンネル
が強風で飛んだり)やっと芽が出始めたところですが、出芽そろいが悪くなりそうです。
 
やまちゃんへ
 津田のアメダスの標高は317mとありました。ここまでの直線距離はgoogleマップで4km
(西北西でさらに山奥)ここの標高は310mくらいでした。

4/18 神奈川の今井さんから「セット玉ネギ」
神奈川の今井です。私も、玉ねぎの周年出荷が課題です。そこで、タキイ種苗から出ているセット玉ねぎに今年から挑戦しました。セット玉ねぎの栽培方法はタキイのホームページに書いてあります。添付ファイルしてみました。
http://www.takii.co.jp/tsk/bn/pdf/20070367.pdf
今年は、玉ねぎの発芽率を良くするためと草管理を楽にするため、5月末までに親指大の苗を作るために水稲の育苗箱に播きました。2月上旬にマット苗用の育苗箱に玉ねぎの種を一箱当たり7mlを播いて、覆土、灌水、発芽するまで箱を重ねました。三月下旬に、2ミリくらいの太さの苗を畑に植えました。ちょっとしか作ってないですが、秋の収穫が楽しみです。
 
●やまちゃんから
ありがとう。
極早生の「ジェットボール」という品種を9月始めに播種して、
苗が余ったのでそのままにしておいたら、2〜3センチのミニタマネギになりました。
セット球はあのイメージですね。
写真で見ると、軟らかくて甘そうですね。
タキイのカタログが手元にないので、ネットで検索してみたら「中生」と書いてありますね。
極早生じゃないんだ。
 
ネットを検索していたら、わがHPもひっかかってきて、西村さんがすでに紹介してくれていました。
http://josonet.ojiji.net/2006nen/2006-5.htm
(5月26日の西村さんのお便り)

4/18 姫路市水族館の市川さんから「お詫び」
市川@水族館です。
本岡さんへのお返事、言葉が足りなかったと反省しています。
普通種であったものが、除草剤で姿を消したり、外来種に置き換わって、珍しい
種になり、やがて絶滅をおそれられるようになっていくという状況が日本中で起
きています。稲美町のダルマガエル(これは圃場整備の影響)もその一つです。
普通種がいつまでも普通種であり続けられることが、一番大事なことだと思いま
す。白いスミレ(ニョイスミレ)の写真を添付します。

 
4/17 姫路市水族館の市川さんから「オタマジャクシ」
市川@水族館です
今日ニホンアカガエルの写真を撮りました。
目の後方にある1対の斑紋がよくわかります。
これは薄茶色の個体だったので斑紋がわかりやすいですが、黒っぽい個体もいて、
こちらの方はよく見ないと斑紋がわかりにくいです。


4/17 岡山の林さんから「稲の分けつ数列(6)」
皆さん今晩は、
地球温暖化によって南極大陸の氷が海に向かって滑り始めたようだ。南極では最近頻繁に地震のような振動が観測されるようになったそうだ。これは氷床内部で氷が割れていることを示すらしい。安定していた氷が滑り始めたのだろう。温暖化によって海水面が○○センチ上昇するとされているのは、温度上昇による海水の膨張しか計算されていない。人類を育んだ地球に最悪の事態が近づきつつあるようだ。この期に及んで政治家はコップの中の争いをしているし、先進国と発展途上国は自国のエゴを剥き出しにしている。自業自得だ。
 
稲の分けつを類別します。これは以前もメールしたものなのですが、違った方法でやってみます。
●稲の分けつの類別
M式から稲の分けつを絵に描くことが出来ました。今回はその分けつを1次、2次、・・・と分けてみます。
稲の分けつマトリックスは漸化式から係数 <c1 c2 c3> を取り出した 3 × 3 のマトリックス Oprd と Oup から作りました。
Oprd= 〈 0   0   0 〉      Oup = 〈 0  1  0 
         〈 0   0   0 〉               〈 0  0  1 
         〈 c1 c2 c3 〉               〈 0  0  0 〉     
Oup は上に順送りする機能を持っています。
 Oup2 =  〈 0  0  1 〉,  Oup3 =  〈 0  0  0 〉 
            〈 0  0  0 〉               〈 0  0  0 
            〈 0  0  0 〉               〈 0  0  0 
On を得ていけば良いのですが、単に係数部〈 c1 c2 c3 n を求めることによって分けつの様子が得られます。これは 〈 D 〉 = 〈 c2 c3 〉と置いて、
〈 c1 c2 c3 n= 〈 c1 D n
とすればよいことになります。トリボナッチの係数として〈 1 1 1 〉を考えてみます。〈 1 1 1 nとしてn=3までの場合を見ます。ただし〈 1 1 10= 1 とします。これはパスカルの3角形が入れ子になっている事が分かります
n  (*)      D
――――――――――――――――
0   1       1
――――――――――――――――
1   1       1
     1           1   1
        +)―――――――――――――
              1   1   1
――――――――――――――――
2   1        1
     2            1   1
     1                 1   2   1
        +)―――――――――――――
               1   2   3   2   1
――――――――――――――――
3   1        1
     3            1   1
     3                 1   2   1
     1                      1   3   3   1
        +)―――――――――――――
              1   3   6    7   6   3   1
――――――――――――――――
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これは単に〈 1 1 1 nとしたものと同じになります。例えば〈 1 1 1 2と〈 1 1 1 3を見ると
〈 1 1 1 2=
               1   1   1
                     1   1   1
                          1   1   1
          +)―――――――――――――
                 1   2   3   2   1
 
〈 1 1 1 3=〈 1 1 1 〉〈 1 1 1 2=
                1   2   3   2   1
                      1   2   3   2   1
                           1   2   3   2   1
          +)―――――――――――――
                  1   3   6   7   6   3   1
 
稲の分けつ数列の場合は〈 1 0 1 〉でしたから、〈 1 0 1 2と〈 1 0 1 3を見ると 
〈 1 0 1 2=
               1   0   1
                          1   0   1
          +)―――――――――――――
                 1   0   2   0  1
 
〈 1 0 1 3=〈 1 0 1 〉〈 1 0 1 2=
                1   0   2   0   1
                           1   0   2   0   1
          +)―――――――――――――
                  1   0   3   0   3   0   1
 
このようにして得られた結果を、順次積み上げていきます。しかし Oup の効果がありますから上のものと下のものとでは一つずつずらしていく必要があります。
〈 1 0 1 n
               1   
                     1   0   1
                          1   0   2   0   1
                               1   0   3   0   3   0   1
                                    1   0   4   0   6   0    4   0   1
                                         1   0   5   0  10   0  10   0   5   0   1
                                              1   0   6   0  15   0  20   0  15  0   6   0   1
                                                   1   0   7   0   21  0   35  0  35  0  21  0   7   0   1
                                                     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
+)―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                 1   1   1   2    3   4    6   9  13   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
斜めに積み上げた数三角形はパスカルの3角形です。ただし 0 拡大しています。また上下に足していくと、稲の分けつ数列が再現できます。ここで 0 でない斜めの数列は、
主かん       1   1   1   1   1   1   1   1   1   1    1   1   1   1  ・・・
1次分けつ                1   2   3   4   5   6   7    8   9  10  11 ・・・
2次分けつ                              1   3   6  10  15  21 28  36 ・・・
3次分けつ                                            1   4  10  20  35 ・・・
4次分けつ                                                           1   5  ・・・
となり、それぞれの分けつ世代の茎数が増えていく様子を表しています。
 
林 正弘
岡山市

4/17 姫路市水族館の市川さんから「re赤蛙、山赤蛙?」
> ●新潟の神田さんから「赤蛙、山赤蛙?」

市川@水族館です。
写真が光っていてわかりにくいですが、ヤマアカっぽいですね。
もう少し大きくなったらはっきりすると思います。>

4/17 姫路市水族館の市川さんから「Re白いスミレとタンポポ」
> ●兵庫の本岡さんから「白いスミレとタンポポ」
市川@水族館です。
白いスミレはニョイスミレ(別名ツボスミレ)だと思います。草刈りをしている
休耕田の中でもよく見ます。普通種です。
シロバナタンポポは全国的にはそれほど多くないようですが、兵庫県ではあちら
こちらで自生しています。姫路近辺でも何カ所かで見ています。

4/16 兵庫の本岡さんから「白いスミレとタンポポ」
 3年前 初めて白いスミレ1株とタンポポ1株を見ました、
毎年草刈りをしている田んぼの畦です。

それまでスミレの色は紫しか知らなかったし 白いタンポポも見たことがなかった
珍しいので写真を撮りました。

 

 ところが 白いスミレは年々増えてきて 3年目の今年は、あちこちで見かけるようになった
集落を越えた向こうのたんぼの畦にもちらほら見られる
この増え方はなんなんだと 驚くくらいです。



↑先日草刈りした田んぼの畦 数百株が群生しているのです。

白いスミレは目立つので気が付くのですが、どうでもいい 新顔の草も知らぬ間にはびこっている。
いやもうその増え方がすごい!


たとえば イタリアンライグラス及びその仲間
春先 農道や畦に青々と茂る背の高い稲科の草はみんなコレです 
管理の悪いたんぼから脱走して野生化しました。

田んぼに生えているときは イタリアンライグラス、ペレニアルライグラス、ベルベットグラス
バヒアグラス などなど冬の緑肥や牧草として栽培し易くて重宝されますが
田んぼから逃げ出して野生化すると根絶できません 図鑑には
それぞれ ネズミムギ ホソムギ ホオキヌカキビ アメリカスズメノヒエ と出ています。
草刈りの時 巻き付いてエンストします 厄介もんです
 

 オオバコ 十年前 いやに なよなよしたオオバコを北の田んぼで見かけた
名前はツボミオオバコ (外来種) 
今ではそこここに生えてるし

 昨年あたりからヌスビトハギが目立ってきた 5年前にはなかったのに
おなじく コセンダングサというのもそれまでなかった

 最近水田の中に生えてくる チョウジタデ ホソバヒメミソハギ
(おもやのじいちゃんは進駐軍が空から蒔くからだと言っていた)

ホソバヒメミソハギは、一言では書き尽くせない イネミズゾウムシも絡んだ
お話になるので これはまたあらためてします。

稲美町 本岡哲司

4/16 新潟の神田さんから「赤蛙、山赤蛙?」
先日、写真を送って見てもらった、おたまじゃくし
今日田んぼにいったら少し大きくなってました。
 
市川さんこれで、ニホンアカガエル、かヤマアカガエルか判断できますか
よろしくお願いします。
家に持ってきて、おけに飼っていた、おたまは田にいたのより育ちが悪いようです。
えさが田のより少ない、温度が低いと思われます。

4/16 岡山の林さんから「伊藤さんのヌカ腐敗pH測定実験のその後 続報について」
皆さん今晩は、
私には伊藤さんのサザがどういうものか分からないのですが、写真を見た感じでは醗
酵菌やカビのように見えます。酸素があっても生きられる菌ですね。
土壌130gにヌカ5gというと相当なヌカの量です。耕土層が10cm、比重を3
ぐらいとすると、1uでは300kgの土壌ですから、1反の土の量は1000u×3
00kg/u= 300tの耕作土となります。(もっと多いかもしれません。)実際の水
田で300kg程のヌカを投入したとすると、300kg/300t = 1kg/1t = 1g/1000g
程度のヌカの配合量となります。 伊藤さんのヌカ/土壌比は5g/130g = 38g/1000g 
となって、実際に使われるヌカ量の凡そ40倍くらいかなと思います。ですから長期
観察するとぬか床のような醗酵が起こったのだと思います。前回のビーカーテストの
写真では水深が1-2cmでしたから、空気から酸素が取りこまれやすいようです。pH
が上昇したのは酸素が多くなったので、有機酸が消費されたのだと思います。pHが中
性近くになると変動が激しくなるのは上層と下層が少し混ざることで変動するので
しょう。pHの変動が表層でより大きくなるのはそのような理由ではないかと思いま
す。また、pH というのは水溶液の水素イオン濃度を対数表示したものですから、中
性近くまで上がるとちょとしたことで数値は大きく変動します。私は伊藤さんの実験
で沢山のことが示唆されていると思います。
コナギの発芽直後の根が有機酸で障害を受けるのならば、そのpHがどこまで下がれば
効果があるのかは、これからの実験課題ではないでしょうか。

田植後のぬか散布は耕転しませんから、土壌の表層に留まります。300kg/1000u =
300g/1uぐらいの散布量が実際のところでしょう。意外と少ないものです。これにひ
きかえると赤木さんの菜の花抑草の場合は、大量の破砕された菜の花がそれも水中の
土の中で酸素に触れ難い状態で存在していることになって、何故長期間有機酸を出し
続けるかという疑問が理解できます。もう一つの私の疑問は、以前赤木さんが菜の花
の出来が良くなかった時は菜種粕を散布すれば良いといっていたことです。ヌカでは
なく、ナタネ粕の方がより効果があるとすると、有機酸以外に何か菜の花にはコナギ
に対する特有な成長阻害物質があるのかな?と考えたことがあります。

林 正弘
岡山市

4/16 岡山の赤木さんから「生育の違い」
赤木@菜の花です。

 丸石さんの菜の花の画像は、菜の花を秋蒔きする場合はなるべく早く蒔いたほうが
いいよ、という証明をして下さったようです。
 気温が低くならないうちに生育を稼いでおくために、極力早く蒔きたいのが秋蒔き
の条件。
 年越して冬から春にかけて蒔くのなら、寒くてもいいから乾いている時が作業し易
いから早く蒔いて済ます。いくら早く蒔いても、気温が上がって暖かい雨の季節にな
らないと発芽はしません。
 考えてみればどちらも早く蒔けってことか。

 3月蒔きの菜の花は、我が家のと似たり寄ったりの大きさです。5月下旬までには十
分成長すると思います。

 今年の春雨には菜の花もヒナゲシも閉口しています。とくに本暗渠のない借りてい
る田んぼは惨めな姿になってきています。
 片やサナエタデやミチヤナギなどの雑草緑肥は元気そのもの。暗渠のない田んぼに
は雑草を繁らせ、排水の良い田んぼにきれいな花を咲かせるように来年からはしなく
ては。



 画像は湿害で傷んで生育停滞しているヒナゲシと、春雨をものともせずに100円玉
を置く隙間もないほど密生した雑草です。
 あえて草刈せずにレンゲを繁らせたあぜ道と、グリホサートの良く効いたあぜ道も
見てください。レンゲあぜ道の左側がナバナの現在の状況です。



さて、電話で相談を受けた内容を公開しては失礼なのですが、緑肥稲作にチャレンジ
している方の参考になると思うので、一緒に考えてみてください。

 「春蒔きした菜の花が現在5cm程度の大きさ。5月連休頃の田植だから今月20日
頃にはすき込もうと思います。いつ頃何を振ってどうすればいいのかアドバイスを」
 と、こんな内容です。さぁ、どのように答えてあげればいいのでしょうね。
5cmでは緑肥としての抑草効果はまるっきし期待出来ないだろう。メールならいろん
なことを想定しながらゆっくり考えて、最良と思われることを書いては直し書いては
直すことができるんだが、電話では、どんどん話されるから聞きながら整理して、頭
の中はフル回転してくれればいいのだが、ゼンマイが緩んできた昔の蓄音機ほどしか
回っていないから困ったもんだ。
 
 現代農業を読んで下さって、結構記事の内容を覚えていらっしゃるようなのです
が、一番肝心なところを読み落としている。
 5月連休頃の田植の場合は、必ず秋まきにしてくださいよ。春蒔きでは絶対に間に
合わないからね。何度もこのことは書いてきたつもりなんだが。。。。。
 今さらそんなこと言っても始まらない、目の前の5cmの菜の花でどう抑草してゆく
か。
答えは必ずあるはず。どこかに隠れているはず。これこそがプロゼクトX。ギブアッ
プしたらコナギに負けたも同然。
あえて私が返答した内容は書きません。緑肥稲作にチャレンジしている方への頭の体
操です。自分のこととして考えてみませう。いつの日にか役に立つトレーニングにな
りますよ。

 三重の大平さんの菜の花なら今でも反当2トンはあるでしょう。これだけあれば大
丈夫だと思います。残った課題は適期にすき込むことと、すき込むときにトラクター
を壊さないことと、いかに土の中に入れ込んで田植時の障害にならないようにする
か。
 これらがクリアーできたら今年の夏は昼寝ができます。

自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通
 
(註 画像1は湿害ヒナゲシ、2はミチヤナギ密生、3はレンゲてんこ盛りあぜ道、4はグリホサートあぜ道
3,4は別便で転送します)

4/16 やまちゃんから「昨日書き忘れたことなど」
苗箱が2枚縦に並んで、120センチ。
その上の被覆ですが、防虫ネットが150センチで、0.02のシルバーが180センチ。
何でシルバーの幅がそんなに広いのか?
実は去年同じ150センチ幅のを使って、見事に風に飛ばされしまったのです。
そこで、一回り広いシートを、端を折り曲げてピンで留めようと思っています。

 
貼付の写真をご覧ください。
トラクターのロータリーが135センチ幅。
これまで同じ135センチのポリフィルムを使ってマルチングしていました。
土を盛ってマルチの裾を抑えたり、マルチの上に土をのせたり、風対策が大変でした。
去年から150センチ幅のポリを使っています。
端を折り曲げてピンで留めています。
二重三重の折り返しでピンと張れるし、
折り返し部分が強化されているので、風でちぎれることがありません。
また折り返し部分に雨水がたまってマルチの抑えの役目もしてくれます。
この方式でやるようになって、一度も風に飛ばされていません。
ちなみにピンは槍木産業の「黒丸くん」で、ピンの長さは20センチです。
うちの畑の土質では、15センチは短すぎて、抜けてしまいます。

4/15 やまちゃんから「ズックで入れる苗代作戦」
 伊藤さんの「?PH変化」のデータはいろいろ興味深いなあ。
悩ましいのは、田んぼに水が入った時からコナギやホタルイは発芽の準備を始めていると言うことなんですね。
僕のように、田植えが10〜2週間後、その間2〜3回代かきをする方法は、そこが大きな問題ですね。
田植えの翌々日あたりに田んぼの泥をすくってみると、ホタルイの白い芽がピッピッと見えます。
その時米ぬかを振っても、時すでに遅しというわけだ???
数年前、荒代や植代前に油かすのペレットを散布して田植えをしたことがありました。
それを2年続けたのですが、2年目にアオミドロが大発生して早苗をなぎ倒してしまうと悲惨なことになりました。
気象条件に左右される方法は怖いと、それ以来やっていないのですが、
その時はたしか反あたり100キロ以上散布しました。
ちょっと無謀な量でした。
コイン精米器が過当(乱立)競争で、30キロ100円などという採算度外視の値段で張り合うものだから、
そのとばっちりを食って、うちのコイン精米器に糠がたまりません。
だから今年は油かすのペレット主体で行きます。
もう一回、植代前に60キロくらいでチャレンジしてみようっと。
 
ところで、伊藤さんに質問。
「ササ」というのは、辞書で引いても出てきません。
三田の方の地のことばですか?
それと、ビーカーテストの糠の量は、反あたりにすると何キロぐらいになりますか?
 
さて、今日の本題に入ります。
土地条件、経営条件などによって、苗代のやり方は色々あるでしょうが、
僕の目標は、代かきしてなおかつズックで苗箱を並べたい、です。
去年は乾きすぎて、大ヒビが入ってしまいました。
(苗並べの前に代かきすると、年によって乾きすぎたり、雨が多いとずくずくで困ります)
そこで今年は、3月の中頃に代かきして、ほどよく乾いてきたので、
(雑草が生え始めたので、)今日管理機をかけて表層浅く砕土しました。
これで大ヒビも埋まるはずです。
5月1日と8日頃苗並べをする予定です。
もう一回管理機を入れる予定です。
 
細かく砕土された土の上に根切りネットを敷き、ポットの苗箱を並べて、
鎮圧して、1,5メートル幅の防虫ネットで被覆、
その上から1,8メートル幅のシルバーシートで被覆、水を入れる段取りです。
シルバーの下にパスライトなどの不織布を使ったこともありますが、
密着して酸欠になることが多かったので、防虫ネットを使っています。
防虫ネットの隙間で、酸欠にならずにすむと思っています。
これは、シルバーを取ったあとのスズメ対策を兼ねています。
乞うご期待です。
 
さて、ついでに余談をふたつばかり。
「現代農業」誌に、ジャガイモの芽が出たらどばっと土を被せて多収と言う記事が出ていました。
カラーのグラビヤで。
読んだ時には、ジャガイモごときでそんな手間などかけておられるかと思ったのですが、
今日思い直しました。
今まで土寄せする時に、ジャガイモ葉っぱに土がかかりすぎると、生育に障るのじゃないかと心配して、
ていねいに株元に土寄せしていました。
考えてみれば、そんなこと気にせず、ばっさばっさと土をかけてしまえばいいんですね。
そうすれば、雑草も埋め込んでしまえるので、楽ちんだあ。
(一輪管理機のスプーンのような土寄せ用の爪を購入したから、これができる。
前述の苗代の砕土も、二輪管理機の中古が手に入ったから出来るようになりました。
前にはしたくても出来ませんでした)
 
あとひとつ、三重の青木さんが極早生のタマネギをオニオンセットにして、
8月下旬に定植、11月収穫の方法を書いていました。
僕のように直売所をやっていると、ジャガイモ、タマネギは定番野菜になるのだけど、
6月に収穫したそれらは、夏場にはいるとぱたっと売れ行きが止まります。
暑い時期には、ジャガイモは時に特に売れません。
冬に向かう頃になると、ジャガイモが食べたくなるらしい。
そこで最近は、秋ジャガを力を入れて作るようになりました。よく売れます。
品種は、デジマかニシユタカ。
デジマは芋の数が少ないように思われ、最近はもっぱらニシユタカ。
それでも、赤ちゃんの頭のような巨大芋が出来てしまう。
普通8月下旬定植するのだけど、9月半ば頃に遅らせようかと思っています。
さてタマネギ、これも冬場になるとよく売れます。
だけど、冬まで持たせるのが大変。
ふーふー言って吊しても、ぽとんぽとん腐って落ちてしまうのがおおい。
貯蔵の手間、腐敗を考えたら、時給1000円にはほど遠いような気がするなあ。
青木さんの記事は2〜3行くらいのものだったけど、ピッと来ましたぞ。
3月に荒く種を播いておけば、赤ちゃんようなタマネギが5月には出来る。
夏場にはいると休眠するので、それを堀上げて、8月下旬に植えたらいいのだ。
11月に新タマネギとして売り出したら、、、、いけそう。
冬の間は、貯蔵に気を遣わなくてもすむしね、
太陽熱処理しておけば、雑草も苦にならないはず、、、、これいいかも。
問題は、味がどうかですね。
北海道のタマネギが固くて辛いのは、品種じゃなくて、作る時期によるのだと言うことを、
どこかで読んだか、聞いたような気がする???
 
以上、本題よりも前置きと余談がほとんどでした。

4/15 三重の大平さんから「菜の花のいい写真がとれました。」
いつも参考にさせてもらっています。
菜の花のいい写真がとれましたので、見てもらおうと送ります
。昨年の11月4日に鶏糞300kgをすきこみ菜種を1.5
kg蒔いた田んぼです。
草丈は、1m程度あります。
写真は、4月5日のものです。昨年は、雨のためできが良くな
かったのですが、今年は、とてもきれいに咲きました。
5月末の田植えを予定しています。
現代農業の赤木さんを参考にしながら、菜の花のできない田ん
ぼも菜種粕の実験をしようと思っています。
いまは、苗つくりを田んぼでしたいと悩んでいます。
播種してから田んぼで育苗したいと思っています。
なにしろ苗作り2年目ですから・・・

三重の大平でした。

4/15 兵庫の伊藤さんから「ヌカ腐敗pH測定実験のその後 続報」
三田・一反農伊藤です。
ヌカ腐敗ビーカーテストのその後の変化をお知らせします。
前回報告後、水面上にサザが生じてその後は、日に日に発達して
写真のような状況になりました。
 ?値は、サザの発生とともにしだいに上昇して、27日後では
水中で7.03と中性近くにまで戻っています。
地中の変化は水中と同様の変化を示しますが、変化は遅れていきます。
 10日以降の現象、17日の落ち込みや20日のくぼみなどについては
本質については、わかりません。

 水面表層の変化は大きく水中中間では表層に追従しているようですが
変化量は少ない、地中での変化はもっと少なくなる。
 この動きから、水表面で起こるおこる反応が系全体の?値に影響すると
考えられます。(実証的でなく、独断的、ですね。)
 サザの実態は何でしょうか。漬物の詳しい方教えてください。まさに
ヌカ床だと思いますが・・、においはヌカ床にそっくりです。

 コナギが発芽してくる場所は地中ですが、その?値が5以下に保持される期間は、
おおよそ20日でした。赤木さんが以前に言ってくださった

「すき込みから代掻きまで、せめて20日はほしい、腐る間がない・・・」
いうアドバイスがありますが、もし?値の低下が、有機酸の発生によるもの
であると仮定しますと、今回のデータは「有機酸は水の存在下ではヌカ散布
2日で発生し、そのご、10数日間存在し続ける」ことを表すと考えます。

 有機酸があればコナギは焼けるのではという林さんのご意見に、私は期待
しているのですが、水引き込み後、約20日間はコナギ抑草効果が持続すると
考えてしまいますが、いかがでしょうか。

 サザは漬物においても、水表面で発生しており、好気性菌による醗酵によ
るもので水中、地中の?値はこの表面で生成されたアルカリがしだいに浸透
していき上昇しているように見えます。
 このように考えると実田ではサザが見られることはありませんから
地中の低?値はもっと長く続くのかもしれません。

 いろいろと憶測を呼ぶ、データです。

ヌカ腐敗の?変化

日 3・19

  表層

  中層

  泥層

0

5.2

 

 

0.89

5.81

5.63

5.51

1.36

5.74

5.67

5.48

1.88

4.78

4.66

4.74

2.4

4.13

4.25

4.63

2.63

4.16

4.16

4.22

2.92

4.05

4.1

4.2

3.35

4.2

4.25

4.31

3.77

4.2

4.27

4.36

4.35

4.4

4.43

4.45

4.73

4.43

4.44

4.45

5.35

4.45

4.44

4.43

5.73

4.46

4.43

4.42

6.38

4.43

4.44

4.43

7.91

4.43

4.43

4.39

8.95

4.45

4.41

4.37

9.95

4.99

4.56

4.45

11.86

5.43

4.75

4.62

12.88

5.77

4.72

4.69

 14.92

5.53

5.1

4.58

16.81

4.96

4.65

4.39

18.86

6.08

4.88

4.66

 20.36

6.02

5.05

4.89

 22.35

6.55

6.49

5.44

23.41

6.63

6.64

5.78

 25.95

6.99

6.35

5.74

26.38

7.03

6.77

5.49































































4/14 兵庫の本岡さんから「草刈りの話 続き」

 明けても暮れても 草刈りをしているとなぜか遊び心が出てきたりします。
話のタネにちょっと書いてみます。

 その1 
畦に芝を植えてみました。(姫高麗芝) きれいです

芝は、手がかかる! 
次々雑草が出てくる クローバ じしばり カタバミ チドメグサ ヨモギ しますずめのひえ 他 他
一本々 手で引きます とても追っつきません 
2週間ごとに柴刈り(高刈り)します。低く刈ると雑草がわらわら芽吹いてくる!

 その2
こりずにまた 畦に芝を植えてみました (和芝)

丈が長いのでその分 雑草が目立ちません。
月に1度の芝刈りで管理できます
初めの3年間 畦をびっちりと覆うまでの管理がたいへんです。

 その3
畦にハッカを植えてみました。(オランダハッカ)良い香りです

↑2005年植えた年の8月
翌年夏以降 中にオヒシバ、メヒシバ、ヒエ、などが出てきてまもなく共生状態に
さらに アワダチソウ アレチノギク ヒメムカシヨモギなどもでてきてなにがなにやら
今では、普通に草刈りをしていますがさわやかなハッカの匂いが立ちこめて う〜ん 超いい感じ〜

(イチモンジセセリは ハッカが好きらしく産卵する頃いっぱいいっぱい集まってきます
幼虫のイネツトムシは稲の葉を喰う害虫です 田んぼ全体みごとに葉を食い尽くされたことも2度3度 
そうなったら 水の見回りに行くのもおっくうで もうみてられんかった)

 その4
畦が笹におおわれてしまいました。 (笹の種類 よくわからない)

刈っても地面が竹やり状態で歩けませんし、
笹だけが茂っているのは案外シンプルで見苦しくもないため そのままにしています。
晩秋に刈ります(ねずみが集まってきて穴を開けないように)
10センチくらいの高刈りにします(短く刈ると 足に刺さってマジ危険)

 チガヤだけが茂っている畦もシンプルで見苦しくもないため 秋まで放置できます。
いったん刈ると アワダチソウ ヒメムカシヨモギ アメリカセンダングサなどが出てきて
しょっちゅうくさかりする羽目に!

 その5
リュウノヒゲ まだ試していません 生育が遅いので思案中
草刈りの時 刈り残すコンクリートのきわ ブロック塀のきわに植えてみようかと
このあたり あっちこっちの畦に自生していますから。

 その6
 絨毯を敷いてみました 古絨毯を20枚ほどもらってきて敷き詰めました。
杭で止めていたのですが、台風で飛ばされて 水田ぐちゃぐちゃ
垂木を使って完璧に補強しても 2〜3年でほつれてくるので
あとの処分に往生しました。

 稲美町 本岡哲司

4/14 埼玉の後藤さんから「畦草を刈る理由」
埼玉の後藤です。

本岡さん、ごぶさたしています。
こちらの田圃ははちらほらレンゲが咲きはじめてきました。
今年はたくさん蜜がとれるでしょうか。

畦草を刈る理由?
あまり深く考えてみたことがなかったのですが自分の場合は
@水もちがよくなるような気がしていた。
A歩きやすく田圃が管理しやすい
B畦が刈られると田圃が締まった感じがして気持ちも締まる
C訪ねてくる野鴨が休憩しやすい


うちのあたりではカメムシの害もあまりなく虫達のことは考えたことが
なかったです・・・

> ところで”畦の草は害虫の住みかだから刈らなければならない”と思っている人は
> どれだけいるのでしょうか
> 反対に ”畦の草は益虫の住みかだから刈らない方がよい”と思っている人はどれ
> だけいるのでしょうか
> 興味があります。

**********************************************
 羽生   雨読晴耕村舎       後藤雅浩
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4/14 広島の丸石さんから「気象データのこと」
やまちゃんへ
 
>これでグラフを選択したら、気温や降水量のグラフが出てきます。
>このことを言ってるのではありませんか?
 
そのとおりなのですが、
気象庁のHPにグラフまであるとは気づきませんでした。
私は、昨年の1月からの数値データをエクセルにコピーしてグラフにしていました。
私と同じような寒いところでカラシナを栽培しようとお考えの方の参考になれば
と思いました。
 
なお、昨日のメールで3月9日に蒔いたカラシナの写真で、右の方で花の咲いている
ものは、昨年発芽したものです。
 
廿日市市栗栖
丸石博文
 
●やまちゃから
廿日市市は広島市の隣で、厳島神社の安芸の宮島のイメージを持っていたので、
グラフを見て、最低気温の低さにびっくりしました。
昨日、それを書くのを忘れていました。
−7度、−8度がごろごろ出てきます。
丸石さんのあたりは、標高が高いのですか?
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_a1.php?prec_
no=67&prec_ch=%8DL%93%87%8C%A7&block_
no=1326&block_ch=%93%F9%93%FA%8Es%92%C3%93c&year=2008&month=02&day=&view=g_tem


4/13 広島の丸石さんから「菜の花が満開になりました」
昨年の12月に葉が黄色(寒傷み)になった西洋カラシナがなんとか満開になりました。
この写真は、昨年12月14日にメールした写真と同じ場所です。左は11月2日、右は10月21日に
種まきをしたものですが、10日の違いがこのような結果になりました。右のカラシナの背丈は40cmくらい
で小さいのですが、5月20日頃田植えの予定なので今月末にはすき込むつもりです。右の田んぼは
比較的そろって育っていますが、でこぼこの田んぼもあります。
 
こちらは3月9日に種蒔きしたもので6月15日の田植えでは、5月下旬のすき込みの予定になりますが、
どこまで育つか実験です。
 
ちなみに昨年の1月からの一日ごとの最低気温と最高気温のデータを気象庁からもってきました。
津田の観測点はここから直線距離で約3km標高はほぼ同じで、ここの気温と同じと思ってもよい
と思います。ここの今の最低気温が、赤木さんのところの岡山市の2月の最低気温とほぼ同じでした。
 
エクセルの気温のグラフを載せようと思ったのですがデータ量が大きく(300kb程度)なります。縮専で小さく
すると見えにくくなるし何か良い方法をご存知の方教えてください。
 
広島県廿日市市栗栖
丸石博文
 
●やまちゃんから
>昨年の1月からの一日ごとの最低気温と最高気温のデータを気象庁からもってきました。
 
とのことですが、
気象庁のHPhttp://www.jma.go.jp/jma/index.html)から、
過去の気象データ検索(http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php
を選択したら、廿日市市津田のページが出てきました。
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_a1.php?prec_
no=67&prec_ch=%8DL%93%87%8C%A7&block_
no=1326&block_ch=%93%F9%93%FA%8Es%92%C3%93c&year=2008&month=04&day=&view=g_tem
これでグラフを選択したら、気温や降水量のグラフが出てきます。
このことを言ってるのではありませんか?

4/13 岡山の林さんから「稲の分けつ数列(5)」
皆さん今晩は、
NHKラジオで「よいとまけの歌」が流れていた。私がこの歌を聴くとすぐにうるうるしてくるのは、
私の親も農作業がないときは土方をして現金収入を得ていた事があったからだろう。貧しい百姓にとっては、土方が重要な仕事だった。
 
稲の分けつ数列の公式を作ります。
●稲の分けつ部位
前回の結果から、n = 4 のところから分けつが始まり、連続して1次分けつが続きます。
稲の分けつマトリックスから得られた式から次の関係式が見えてきます。
O-  ( Om-2 + Om-1 + ・・・ + On-3 = Om 
或いは、
O=  Om + 念j  ( m-2≦j≦n-3 、m,n,j は整数、j は範囲内の全ての数)・・・M
 
となります。これを確認する為に検算してみます。n = 10、m = 3 の場合、
      O10      =       O3      + (     O1    +      O2     +      O3    +      O4     +      O5    +      O6    +       O7  )
〈  9  6 13 〉 = 〈  1  0  1 〉 + 〈 0  1  0 〉+〈 0  0  1 〉+〈 1  0  1 〉+〈 1  1  1 〉+〈 1  1  2 〉+〈 2  1  3 〉+〈 3  2  4 〉
〈13  9 19 〉    〈  1  1  1 〉   〈 0  0  1 〉  〈 1  0  1 〉 〈 1  1  1 〉  〈 1  1  2 〉  〈 2  1  3 〉 〈 3  2  4 〉  〈 4  3  6 〉
〈19 13 28 〉    〈  1  1  2 〉   〈 1  0  1 〉  〈 1  1  1 〉 〈 1  1  2 〉  〈 2  1  3 〉  〈 3  2  4 〉 〈 4  3  6 〉  〈 6  4  9 〉
                                                                                                   
これは主かんだけを残して一次分けつを全て取りさった数式を書き替えたものです。
主かん O3 と1次分けつ (O1O2 + ・・・+ O7 ) を分ける公式と言えます。
1次分けつも同じ形をしていますので、n’ = 7、m’ = 3 をM式に入れてやれば、
   O =  O3 + ( O1O2 + O3 + O4 )
と2次分けつに分けることが出来ます。これをもとの式に入れてやると、
   O10 =  O3 + ( O3 + ( O1O2 + O3 + O4 ) + O1O2 + O3 + O4 + O5O6  )
このようにして次々と O3と( O1O2 + O3 )までの式に還元することが可能です。
ここで n = 4 のところから分けつが始まりましたから n と n’とは位相差が 3 となる関係にあります。
O3 と O1、 O2 を○で表すと下のような絵が描けます。
 1    2     3    4     5     6    7     8     9    10
○   ○   ○   ○   ○   ○   ○   ○   ○   ○・・・          <--- 主かん
                       ○   ○   ○   ○   ○   ○   ○・・・          <--- 1次分けつ1号
                                               ○   ○   ○   ○・・・          <--- 1号分けつから分けつした2次分けつ1号
                                                        ○・・・          <--- 2次分けつ1号から分けつした3次分けつ1号
                                            ○   ○   ○・・・          <--- 1号分けつから分けつした2次分けつ2号
                                                   ○   ○・・・          <--- 1号分けつから分けつした2次分けつ3号
                                                         ○・・・
                              ○   ○   ○   ○   ○   ○・・・          <--- 1次分けつ2号
                                                       ○   ○   ○・・・
                                                   ○   ○・・・
                                                         ○・・・
                      
              ○   ○   ○   ○   ○・・・          <--- 1次分けつ3号
                                                             ○   ○・・・
                                                         ○・・・
                                       ○   ○   ○   ○・・・          <--- 1次分けつ4号
                                            ・・・・・・・・・・・・・・
―――――――――――――――――――――――――――
  1    1     1     2     3     4     6    9    13   19 ・・・
 
稲の分けつの様子が絵に描けました。最下層の数列は、○の数を数えたものです。
再び稲の数列が再現できています。これで稲の分けつ部位が特定できたと思います。
 
林 正弘
岡山市

4/12 兵庫の本岡さんから「草刈りの話」
 田んぼの管理 イコール雑草の管理と言ってもいいくらい除草には手を取られ
ています
畦の草刈りも田んぼが増えてくると身体がえらいさんになりますです。

 どんだけ米を作れるかちょっと考えたのですが、
夏場にどれだけ畦の草を刈ることができるかにかかっています。

きれいに畦の草を刈ったところで米がたくさん穫れるわけでもなし
 ”夏のクソ暑いときに毎日草刈りなど やってられるかい!”と思うのですが 

そこはそれ 年に何度か村の共同作業(草刈り溝掃除)があるので その日まで
にはなんとしても
私の預かっているすべての田んぼの周囲をきれいにしておくのが礼儀でして 
(私だけでなく たとえば田んぼを持たない人も 家の周りの草を刈ったり水路
を掃除したりして
その日に備えます だから共同作業当日はすぐ終わります)

 なかなか良い習慣なのですが、田んぼを多く預かっている人ほど ちょっと大変で
預ける農家も管理ができなくなって預けるわけだから 管理の行き届く人に託し
たいわけで、
どの村もそうですが、いまどき管理の行き届く人は自分の田んぼだけで精一杯だし
人の田んぼまで引き受けて しかもちゃんと管理できるひとは、絶滅危惧種並に
少ない とまで言ったら
ちょっと言いすぎですが 希少種くらいには 少ない。

 隣村の営農組合は、米、麦、レタス、昨年は無農薬でお米を栽培したりと
とても活発なんですが 営農で全部の田んぼを草刈りしてその労賃を出していた
ら赤字になってきたので
今年からそれぞれの田んぼの地主さんに普段の草刈りをやってもらうことにした
そうです。もちろん無報酬で

ここまでのまとめ 草刈り作業は、割に合わなくなってきた。体力と経営を追い
つめる。

 ※ 「無農薬」と言う言葉に目くじらを立てる人がいるのは知っています、
おもに農業をやらない人がよってたかって いろいろ理屈をこねて
(遠くの農薬も 空中から漂ってくるとか、南極の空にも漂っているはずだとか)
日常うっかり使えない言葉にされてしまいましたが、結果 無農薬の作物は地球
上に存在しない
いわば想像上の作物になってしまったようです。(ヒニクデス)
現場の農業者にとって、その田んぼに農薬を使わなかったら無農薬 
ずっとずっと以前からこういう習わしだったのですが、いつのまにか言葉の意味
が狭く狭くなってしまっていて
農家同士でお話しするときにコンランしています。

 と まぁ 今日は、割に合わない草刈りをしながら こんなことを 考えていました。

ところで”畦の草は害虫の住みかだから刈らなければならない”と思っている人は
どれだけいるのでしょうか
反対に ”畦の草は益虫の住みかだから刈らない方がよい”と思っている人はどれ
だけいるのでしょうか
興味があります。

稲美町 本岡哲司

4/12 岡山の林さんから「畦畔草刈機」
皆さん今晩は、
桜が満開です。皆さんのところはもう咲き始めましたか?
私は4輪駆動草刈機を使っています。この草刈機は2台目です。使用頻度が高く、
激しい使い方をするので4−5年ぐらいしか持ちません。私の圃場の法面は高低差
8メートル、傾斜角45度のところもあるので、まるで崖です。肩掛け式の草刈機を
使っているとき3メートル程滑り落ち、30cm幅の2段通路に止まって助かったこ
とがありました。エンジンが回転していて、刃が回っていたので危ないところでし
た。現在は自走式草刈機を主に使っています。この草刈機は50度の傾斜面まで使える
もので車輪にスパイクを付けていますが、それでも45度となるとかなりきついもの
です。これくらいの傾斜になると上から50キロの車体を引っ張っていないと落ちて
しまうことがあるからです。私のところの畦の法面は多くは幅3メートル以上あり、
市道や農道、川の法面の草刈もあるので4輪駆動草刈機でないと回りきれません。協
同作業のため池の法面、水路の草刈が一番楽な作業です。
百姓仕事は危険を伴うものです。以前ある婦人が草刈機で足を切って、近くにいた私
は救助にかけつけ、紐で足を縛り、噴出す血を止めて救急車が来るまで持っていまし
た。結局その婦人はヘリコプターで病院に運ばれました。後で気が付いた時私のシャ
ツも血だらけになっていました。足の筋肉が赤いマグロの刺身のように切れていたの
を思い出します。私の田圃の前の農道に怪我をした人の搬送ヘリコプターが着陸した
ので、強い風で稲の葉先は割れて黄色くなっていました。
皆さん草刈機を使う時はくれぐれも注意しましょう。

林 正弘
岡山市

4/11 お米の勉強会の村山さんから「キューバの有機農業の現状」
皆様   お米の勉強会の村山です
 ご無沙汰しています。
 下記のようにキューバの有機農業の現状の報告をお聞きする
会を開きます。単なる視察ではなく、有機農業の現状の調査研
究に留学され、帰国されたばかりの方のお話ですので、生活者
の立場からのお話がお聞きできるかと思います。写真、ビデオ
も見せていただきます。どうぞお越しくださいませ。

日 時 08年4月20日(日)午後1時〜5時
テーマ キューバの有機農業の現状と将来像
−住民としての農業と食糧事情の調査研究報告
講 師 キューバの有機農業事情調査研究留学 酒井さとえさ

場 所 芦屋市民センター212号室(〒659-0068兵庫県芦屋
市業平町8-2 TEL0797-31-4995、JR芦屋西へ、阪急
芦屋川南へ、阪神芦屋北へ各7分)

 私どもの会では、03年12月に吉田太郎氏の「キューバの有機
農業事情〜有機農業を可能とする理念と技」と題するお話をお
聞きしましたが、実際庶民の生活実感はどうなのでしょうか。
またカストロが引退し、体制の維持が問題になり始めていると
も聞きます。
ちょうど折よく、キューバの有機農業の調査・研究のため留学
されていて、最近帰国された酒井さんを紹介していただきまし
たので、キューバに長期滞在された方としての立場から現状に
ついてご報告いただくことになりました。
 90年代はじめソ連圏が崩壊し一挙に生活物資の輸入が途絶え
たキューバは、国全体を有機農業へ転換し、10年間の苦闘の結
果、無農薬.無化学肥料で生産性は130%以上アップ、効率性
は倍以上という成果をあげた。成功の柱となった技術開発は伝
統農業とバイオ技術(適正技術)の組合せだった、と聞きました
が、その後はどうでしょうか。キューバは環境の激変やCO2削
減のモデルとなると思います。どうぞお越し下さい。

4/11 宮城の齋藤さんから・「畦畔草刈機」
こんにちは 宮城県栗原市一迫の斎藤です。
畦畔草刈は体力と気力を考えると 自走式草刈機はたいへん魅力的ですね。 

人のタイプ 1
こまめに草刈をする人(1ヶ月に1〜2回)には 自走式は向いていますがかゆいところまでは手が届かないので 手直しの手持ち機械刈りが必要かと。
 
人のタイプ 2
2ヶ月に1回刈りの人は 自走式は役に立たないので手持ち機械刈りに徹すること。
早朝30分〜1時間継続的に草刈できるのであれば手持ち機械刈りは体力的にも楽です。
 
自走式草刈機は1輪駆動・2輪駆動・4輪駆動・キャタ駆動などありますね。
2輪駆動は1輪駆動にくらべ 大きく重く取り回しに体力が必要です。
4輪駆動は大きい(2m以上)法面を刈るときは有効です。 

エンジン部と草刈部が固定(草刈部が水平と斜面に分かれるのとは別)されているのは
バランスを保つのが大変です。固定されていない振り子式(ホンダ製)は楽チンです。 

私の畦畔はすべて片面ポリマルチをしているので 自走式畦畔草刈機は使用しにくいです。
農道などはトラクターの脇に出るモアや 後部に取り付けるフレールモア(1.8m)で
草刈をしています。それでも足りないときは 中山間地事業で森組作業班に委託しています。 

齋藤 政憲 

4/10 兵庫の本岡さんから「畦畔草刈機」
 静岡の鈴木さんへ

 畦の草刈りは大変です、夏場は特にたまりません。

自走式の草刈機 人が使っているのを端から見ている分にはらくちんで
どこでも どこまでも刈れるように思ってしまうのですが 
(実際 ちょっとしたこつをつかめば便利なんですけど)
期待が大きいほど 買ってからの不便もでてきます。いわゆる期待のしすぎですね
農機具なんてみんなそんなモンじゃないですか

※1 まっすぐ走らない 思う方へ曲がらない 
草が多いと草の抵抗を受けてかってに左に曲がる 畦から落ちる 落ちそうになる。
落ちないまでも 草が詰まってエンストする。 (画像1くらいの頃までに刈ることで解決)
畦の上面が水平でなく斜めになっていると低い方へ低い方へと曲がる。(土を盛って水平にしておく)

※2 腰に付けた刈り払い機で刈るように地面キワキワまで刈れないので 刈ったあと伸びて茂るのが早い
(機械の構造上 こんなものだと割り切ってたびたび刈るようにする)
農道など平らなところでの作業は早い。 畦のちょっとしたのり面も もちろん刈れるけれど 
刈り払い機の方が早くて仕上がりもきれい

※3 使い慣れてくると夜でも作業ができる(暑い夏はたすかる 日中は刈り払い機で斜面を刈ります。)

使い初めは ※1の理由で両腕、両肩と筋肉痛になる人もあるようですが( )で書いたことを守って
ちょっとしたこつをつかめば楽になって便利な機械です。
(曲がるときは、前輪でなく後輪を持ち上げるとか)



画像1 4月8日
軽トラに乗せて異動するため荷台に傷が付かないよう前輪をゴム車輪にしています。
4段階ある刈り高さは3をよく使います 画像では草が多いので4、1と2は普段使わないな

数年前出始めた頃に比べると 最近のものは耐久性と使い勝手がずいぶん向上しました
画像は2代目、初号機は亀裂が走ってあっちこっち溶接しまくり

稲美町 本岡哲司

4/10 千葉の高柳さんから「Re畦畔草刈機について教えて下さい」
静岡の鈴木さん皆さま
 しばらくロムの千葉県・おかげさま農場・高柳功です。
4月に入り、種まきを終えました。今年はポット苗で5反ほど
アイガモ田5.5反ほど挑戦する予定です。
 
鈴木さんの畝刈機についてです。
私は、畝刈機を使用しています。とても重宝しています。
2町歩位までは刈り払い機を使用していましたが3町歩を超して
田の数が40近くになってくると畦草が驚異になってきます。そこで、畝刈機の
導入となったのですが、畑も2町.3町となると時間がない。畝刈機は刈り払い機からすると
倍以上の能力です。
 長所短所で言えば、やまちゃんの言うように草丈が20センチ以上になるときつくなります。
私は30センチでも低速にして刈ってしまいますが、それ以上だと草が機械に入り込みつかえ、
止まってしまうこともしばしばです。目安は20センチくらいにして刈った方がいいです。
私のところの田んぼは1反歩区画で、7.5間幅、長さ40間で一回り約200m位です。
 多少障害があったりしても1日2町歩分位の畦は刈ります。そのあとを連れ合いが追っかけて
刈り残しを刈っています。私にところは谷津田で、段差が結構あります。畦の高さは30センチ位から
2メートルくらいまであります。
おっしゃるようにせめて畦畔だけでもと言う思いは達成されたと思っています。連れあいは、
「刈り払い機だけよりずっと楽になった!」と言っています。
 最初は、60センチ刈り幅のものを使用しましたが、いくらかでも幅を確保しようと
今は70センチ幅のものを使用しています。価格は正確ではありませんが.16.7万位だった
と思います。

4/10 岡山の赤木さんから「聖護院大根」
岡山の赤木(アットマ)菜の花です。

 先ずは新潟の佐藤様へ。
 大根も蕪も今ではほとんど処分しました。畑に置いても花盛りになるだけで、賞味
期限が1ヶ月以上過ぎてしまいました。品切れで申し訳ございません。
 ついでに言えば、キャベツも白菜もブロッコリーもチンゲンサイも全部花盛り。ネ
ギもボーズが出てきました。我が家の畑はこれから端境期に入ってゆきます。
 ワケギと里芋とちしゃ菜だけが頑張っています。早く春大根が大きくなってくれな
いと、お客さんにお米を渡す時にサービスする野菜が無くなってしまいます。

 月にむら雲花に風。桜の咲く頃は雨・風・嵐が多いですね。花の散るのはまた風情
があっていいものですが、菜の花等の緑肥が湿害を受けやすくなります。気温が高く
なってきたから、植物が活発に呼吸し生育が活性化します。こんな時にしとしとと長
時間やられたら根が呼吸困難になって生育停滞し、ついには枯れてしまいます。

 静岡の鈴木様へ。
私は数年来自走式草刈り機を愛用しています。暑い時のしんどい作業を軽減するため
に導入しました。時間が短縮できますし、ほんとに楽になりました。
私の機種は斜面では使いづらいのですが、最新の機械は前輪後輪ともに駆動させてお
り、緩やかな斜面なら使えるとか聞いております。
 前輪後輪が一直線上にあり、手前のハンドルを押さえると前輪が持ち上がって方向
転換できます。
 この自走式ので一通り刈り、残った草を肩掛け式草刈り機でチョンチョンと払えば
良いわけです。
 ラクをして体力を温存し、一年でも長く稲作りを続けることができないだろうか、
という考えから買いました。
 中古を頼んでおけば出てくると思います。と言うのが、機械は買ってみたものの上
手に使いこなせなくてお蔵入りになったり、新品同様を売り払うことがあるのがこの
機械なのです。周囲にもそんな人を見かけます。私のも中古です。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

4/9 新潟の佐藤さんから「Re春草が生えてきた」
赤木さん みなさんこんにちは
春とともに 赤木節全開ですね〜
稲を育てるのも 人間を育てるのも 一粒の種まきからまず種をまかなきゃなにもは
じまらない 豊な収穫を得たければ まずは種をまくこと。いいお話でした。
魚沼もようやく雪が消えました。暖かな日が続いています。雪が消えたらもう今週末
は 種まきです。豊な収穫を得るためまずは種をまきましょう。
赤木さんはまだ 聖護院大根はありますか有ったら送っていただけないでしょうか?
よろしくお願いいたします。ことしは自分で飲む酒も造ってみました。毎晩ちびちび
やってます。            佐藤繁男
 
●やまちゃんから
聖護院大根、前に予果さんも書いていましたが、
いわゆる「丸ダイコン」ですね。
煮物にすると、すぐ煮えて、とろっと柔らくて美味しいとわが直売所でも人気のダイコンです。
1日6〜7個くらいお店に出していましたが、残ることなく毎回完売です。
これが、スーパーには並んでいるのを見たことない、不思議ですねえ。
 
美味しいのにスーパーに並んでいない野菜を思案してみたのですが、
大浦ゴボウ、葉つきニンジン(間引きニンジン)くらいかなあ?
ニンジンの葉っぱは、若くて軟らかい時は、おしたしにしてごまをいっぱいふりかけて、
熱々のご飯にのせて食べたら最高です。
白和えにしても、香りが良くて、ベリーグーです。
春先の若ゴボウも、葉茎ごと炒め煮にすると、ほろ苦く乙な味です。
 
今日、親指のような葉つきニンジンを6本一束100円、
鉛筆より細いくらいの若ゴボウ8本100円でお店に並べたら、
それぞれ7束くらいですが、両方とも完売してました。
こういうのって、嬉しいですね。

 
4/9 静岡の鈴木さんから「畦畔草刈機について教えて下さい」
静岡小山町の鈴木です。
当地方は中山間地で土手も高くこれからの草刈が
大きな障害となります。
そこでせめて畦畔だけでも自走式の草刈機に頼りたいと思うのですが。
購入したいと考えていますがまだ使用したことがありません、パンフだけ見たのですが
どなたか使ったことのある方長所短所教えて下さい
 
●やまちゃんから
僕は普通の刈払機しか持っていません。
わが村では、自走式の草刈り機を導入する人が増えています。
思い切って投資してみようか、楽そうだしなと思い、
でもその前に本岡さんに一言聞いてみました。
「草刈り機は、その人の性格とおおいに関係があります」
「几帳面で、畦をバリカンで刈ったみたいにする人には、自走式の草刈り機はおすすめです」
「ええ加減な性格で、力任せに畦草をやっつける人には、おすすめできません」
「ひと月にいっぺんくらい、こまめに自走式を走らせればすいすい刈ってくれるけど、
伸ばしすぎた草の所に、自走式の草刈り機が突っ込んだら、乗り上げてしまって悲惨なことになります」
 
たしかそんな説明を受け、「二月に一回くらい力任せ」路線を選択しました。
34ccの大きな排気量の刈払機を使っています。
少々大きな草でも、力負けすることなく、ブワーンとやっています。

4/8 岡山の赤木さんから「春草が生えてきた」
 赤木@菜の花です。

 レンゲや春草でてんこ盛りになったあぜ道があります。
我が家はまもなく今年最初の草刈が始まりますが、周囲には草刈不要のあぜ道ばかり
です。ラウンドアップがしっかり効いています。ちょっと言わせてよ。

 自然がいっぱいなところでお米を作っています。。。と宣伝して大量の米の産直を
やっている奴がいるんだが、あぜ道にはドラム缶で買ったラウンドアップを散布して
いた。
 そりゃぁねぇ、お日様の光があたって風が吹いて、周囲にコンビナートや団地もな
ければ自然がいっぱいかもしれんが、あぜ草用に除草剤をドラム缶で買っておいてな
に言ってやんでぇ。

 別の百姓なんだが、最近はタンポポを見なくなったと嘆いていた。
ちょっと待ってくれ。あんた何年草刈やってねぇんだ?草刈り機下げてるの久しく見
てねぇぞ。ずっとずっとラウンドアップの世話になっていながら、いまさらタンポポ
を見かけねぇだと。おかしなこと言ってくれるじゃねぇか、バカタレガ。

 百姓としてどこかが狂っていると気付かねぇのかよぉ。おかしいと考える心さえ合
理主義に侵されちまったか。そりゃぁ薬撒いてりゃ楽だし、できた時間で旅行にも行
けるし、美味いもの食いに遠くまでも行ける。いちどはまったらもう足抜け出来ねぇ
んだろうな。

 自分達のためにどこかの国が、いつまでも食い物を生産してくれると信じて呆けて
いる人々と同じだよこれは。
 こんなことやっていても、この先100年でも200年でも同じように自然が残ると信じ
ている。 石油が無くなったら大変だが、そこは人智で乗り越えてゆくだろうけど、
食いもん作るところが壊れたら人間は生きてゆけなくなる。

 小学校高学年に話してやった。みんなの大事な携帯を日本全国全部捨ててもだれも
死にはせん。でも食べ物をスーパーからもコンビニからも家庭からも全部海に捨てた
ら、1週間したら何百万人もが死んでるぞ。食いものはそのくらい大切なんだぞ。携
帯より大事なんだぞ。みんなが食べる肉のために、アフリカから餌を買ってるんだ。
その餌はその国の主食らしい。食いもんがなくなったから貧しい地域の貧しい家庭の
子供たちが腹すかして死んでるんだぞ。そのこと忘れるんじゃぁねぇぞ。
 話を聞いた子達には、今はなすすべは何もない。しかし一粒の種だけは蒔いておい
た。
種は埋もれて終るか、いつの日にか芽が出てくるか。何も知らないよりはましだろ
う。

 今も片手にコップ酒。どこかの誰かがいつまでも、私のために酒やビールや芋焼酎
を作り続けてくれるんだろうか。なくなった時には無くなった時の事。せいぜいその
日まではチビチビとやりますかねぇ。あまり大きなこと言えた身ではないかな。
食いもんと酒を同じように論じてはこの身が辛い、ヒック!

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

4/6 岡山の林さんから「稲の分けつ数列(4)」
皆さん今晩は、
最近はスーパーなどに行くと中国産の加工食品などは殆ど見当たらなくなりました。いつだったか、どの豆腐にも日本産大豆使用と書いていた時期がありましたね。当時日本で作られる大豆は2〜3%ぐらいだったように記憶しているのですが。食料自給率39%の国で中国から食料が入ってこなければ食は成り立たなくなるはずです。特に外食産業などは成り立たないはずなんですがね。
 
今回は稲の解体を行います。
●稲の分けつ部位
前回は稲の分けつが休眠した場合の茎数の計算を考えてみました。この方法を応用すれば1次分けつの部位を見ることが出来るでしょう。
最初の行列の各成分から1次分けつを全て取り去ります。
 
  〈 0  1  0 〉〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2 〉〈 2  1  3 〉〈 3  2  4 〉〈 4  3  6 〉〈 6  4  9 〉〈 9  6 13〉・・・
  〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2 〉〈 2  1  3 〉〈 3  2  4 〉〈 4  3  6 〉〈 6  4  9 〉〈 9  6 13 〉〈13 9 19
  〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2 〉〈 2  1  3 〉〈 3  2  4 〉〈 4  3  6 〉〈 6  4  9 〉〈 9  6 13 〉〈13 9 19 〉〈1913 28
                            〈 0  1  0 〉〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉 〈 1  1  2 〉〈 2  1  3 〉〈 3  2  4 〉・・・
                            〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2 〉 〈 2  1  3 〉〈 3  2  4 〉〈 4  3  6
-)                         〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2 〉〈 2  1  3 〉 〈 3  2  4 〉〈 4  3  6 〉〈 6  4  9
                                          〈 0  1  0 〉〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉 〈 1  1  2 〉〈 2  1  3 〉・・・
                                          〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2 〉 〈 2  1  3 〉〈 3  2  4
-)                                        〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2 〉〈 2  1  3 〉 〈 3  2  4 〉〈 4  3  6
                                                        〈 0  1  0 〉〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉 〈 1  1  2 〉・・・
                                                        〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2 〉 〈 2  1  3
-)                                                      〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2 〉〈 2  1  3 〉 〈 3  2  4
-)                                                                                      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  〈 0  1  0 〉〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  0  1 〉・・・
  〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  1
  〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2 〉〈 1  1  2 〉〈 1  1  2 〉〈 1  1  2 〉〈 1  1  2 〉〈 1  1  2 〉〈 1  1  2 〉〈 1  1  2 
 
  〈 1  0  1
  〈 1  1  1
  〈 1  1  2
という状態だけが残りました。
  On = 〈 Fn-2 Fn-3 Fn-1
         〈 Fn-1 Fn-2 F 〉
         〈 Fn   Fn-1 Fn+1
でしたから F= 1 即ち1次分けつを全て取り去ると、主かんだけが1本取り残されて立っている状態です。n = 4 から1次分けつが連続して出てくる様子も分かります。一次分けつの場合も全体と同じ形をしていますから、n' = 4 のところから2次分けつが始まるのでしょう。
ところで、 F= 1 の状態は最初に3つあります。
  〈 0  1  0 〉〈 0  0  1 〉〈 1  0  1
  〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1
  〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2
いずれも主かんが1本だけ立っている状態です。見た目には主かんが一本だけ立ったという同じ状態でも成長の度合が違うようです。稲の分けつ数列だけを見ているとこの点は分からないところです。
これは皆さんの稲の観察と合っていますか?
 
林 正弘
岡山市

4/5 北海道の三田村さんから「由仁ふれあい農業小学校のお知らせ」
 由仁ふれあい農業小学校のご案内
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このメールは当園と過去にメール交換または名刺交換させて頂いた方にBCC
で配信しております。ご不要の際はお手数を掛けますが、このまま返信してくだ
さい。以後配信いたしません。また重複して案内を受け取られた方につきまして
はご容赦下さい。
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皆様いかがお過ごしでしょうか。今年は3月が暖かく、皆さんの所でも雪融けが
早いことと思われます。当農園の田畑も土が顔を出し、日中気温が上がると陽炎
が立ち上ります。久しぶりの土の香に、今年も春耕期が来たなと感じるこの頃で
す。

さて由仁ふれあい農業小学校は今年で7年目を迎えます。この間多くの人たちが
畑に立ち、野菜作りをしながら食と農について考えて来ました。その結論は、
「やろうと思えば誰にでも出来る!土いじりって楽しいんだ!やっぱり本物は畑
にあるね!」と言うことでした。一人一人が種を蒔く人となり、人と社会と地球
が健康になっていく。そんな体験活動のひとつが農業小学校であると思います。

開催要項は下記のとおりです。詳細は農園のホームページよりご確認下さい。過
去の取組の様子は農園ブログをご覧下さい。またパンフレットもPDFファイル
にて配布、印刷できるようにしていますので、ご友人方々にお知らせしてくださ
い。ご紹介をいただける方には資料の郵送もいたしますのでお申し出下さい。
お世話になりますが、何卒よろしくお願いいたします。

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「由仁ふれあい農業小学校」開催要項
「由仁ふれあい農業小学校」は農業体験を通して自然の仕組み、農業の役割、命
の大切さを学ぶ体験教室です。小さな種を蒔き育て、豊かな実りを迎える感動を、
学友みんなで共有しましょう。
"大地の恵"のお裾分け。「農業小学校」は7年目を迎えました。自分たちで育て
た野菜の味は格別ですよ! 大人から子どもまで笑顔あふれる畑の体験に来てみ
ませんか!食育活動のお手伝いをいたします。

【場  所】 「ふれあい農園みたむら」 北海道夕張郡由仁町岩内1614
【期  間】 5月から10月までの隔週の土曜か日曜で計12回
【定  員】 土曜コース:40 名
           日曜コース:40 名
【参加料】 個人参加:12,000 円
           家族・複数参加:24,000 円
           ※オプションメニュー、農機具レンタル料、傷害保険料は別料金
【申込先】 三田村  雅人さん(TEL:090−9439−1523)
           ※詳細はこちら→http://www1.ocn.ne.jp/~m-tomato/nou_syou.html
【パンフレット】http://www1.ocn.ne.jp/~m-tomato/agri-school.pdf

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         ふれあい体験農園みたむら
                三田村雅人
  〒069-1211 北海道夕張郡由仁町岩内1614
農園HP http://www1.ocn.ne.jp/~m-tomato/
   農園ブログ http://hureai.exblog.jp/
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4/5 愛媛の大西さんから「Re水田の土がくさい」
愛媛の大西です。
本岡様、ご指導ありがとうございました。

湿気ているからと言われて、納得しました。
来年は、排水溝を掘ってみます。
致命的な状態ではなさそうなので、一安心です!

4/4 岡山の林さんから「稲の分けつ数列(3)」
皆さん今晩は、
こちらでも漸く桜が咲き始めました。小学校の入学式の日に満開になれば生徒の一生の思い出になるでしょう。
 
●稲の分けつ欠落又は休眠による数列の計算
前回は稲の分けつ数列の周期性を見ました。次に、一時的な栄養不良や植え傷みにより分けつが休眠したり欠落した場合の茎数の計算を考えてみました。
稲の分けつ状態を表すマトリックスを最初から一つずつ昇順に並べておいて、そこから分けつ次数に応じた茎数を表すマトリックスを引いてみます。この計算は行列の和から可能です。(上と下の行列の各成分の差を取ります。)
 
  〈 0  1  0 〉〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2 〉〈 2  1  3 〉〈 3  2  4 〉〈 4  3  6 〉〈 6  4  9 〉〈 9  6 13〉・・・
  〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2 〉〈 2  1  3 〉〈 3  2  4 〉〈 4  3  6 〉〈 6  4  9 〉〈 9  6 13 〉〈13 9 19
  〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2 〉〈 2  1  3 〉〈 3  2  4 〉〈 4  3  6 〉〈 6  4  9 〉〈 9  6 13 〉〈13 9 19 〉〈1913 28
                            〈 0  1  0 〉〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉 〈 1  1  2 〉〈 2  1  3 〉〈 3  2  4 〉・・・
                            〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2 〉 〈 2  1  3 〉〈 3  2  4 〉〈 4  3  6
-)                         〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2 〉〈 2  1  3 〉 〈 3  2  4 〉〈 4  3  6 〉〈 6  4  9
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  〈 0  1  0 〉〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2 〉〈 2  1  3 〉〈 3  2  4 〉〈 4  3  6 〉〈 6  4  9 〉・・・
  〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2 〉〈 2  1  3 〉〈 3  2  4 〉〈 4  3  6 〉〈 6  4  9 〉〈 9  6 13
  〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  2 〉〈 1  1  2 〉〈 2  1  3 〉〈 3  2  4 〉〈 4  3  6 〉〈 6  4  9 〉〈 9  6 13 〉〈13 9 19
 
分けつの休眠が起きた位置で、
                              〈 1  0  1 〉〈 1  0  1
                              〈 1  1  1 〉〈 1  1  1
                              〈 1  1  2 〉〈 1  1  2
という状態で停滞が見られますが、その後回復して再び周期性を取り戻して成長していきます。この例は第1次の1号分けつの休眠に相当すると思います。
周期性を見る為に、再び得られた行列の各成分を2で割り、余りを同じ位置に置き換えていきます。
  〈 0  1  0 〉〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  0 〉〈 0  1  1 〉〈 1  0  0 〉〈 0  1  0 〉〈 0  0  1 〉・・・
  〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  0 〉〈 0  1  1 〉〈 1  0  0 〉〈 0  1  0 〉〈 0  0  1 〉〈 1  0  1
  〈 1  0  1 〉〈 1  1  1 〉〈 1  1  0 〉〈 1   0 〉〈 0  1  1 〉〈 1  0  0 〉〈 0  1  0 〉〈 0  0  1 〉〈 1  0  1 〉〈 1  1  1
一次的な停滞が起こる以外、稲姿は乱されずに周期性は回復します。このようなことができるのは、稲の分けつはフラクタルだからです。
 
林 正弘
岡山市

4/2 福井の稲生さんから
 こんにちは、福井県大飯郡高浜町の稲生です。若狭富士の青葉山山麓でコシヒ
カリを40a作っています。
HPの宅配便の皆様の努力と汗の結晶である仕事ぶりに感動しながら、メールを拝
見させて頂いています。
そして、食と環境を考えるこのすばらしいHPを作って運営しておられる山下様
に、心から感謝の意を表します。ありがとうございます。

 今回村山様から紹介して頂いた、「栄養周期説に基づく作物増収の本筋につい
て」(大井上康講演録、感動農業研究会編集、日本巨峰会監修、定価2千円)を
是非とも読ませて頂きたいので、村山さんへ1冊注文をお願い致します。

 私も、この「HPの宅配便」と月刊誌「現代農業」を参考書として皆様のお知恵
を拝借させて頂き、無農薬栽培と有機栽培を目標に頑張っていますが、なかなか
思い通りに行かず、毎年手取除草する結果となってしまい、意に反してコナギが
多い所は除草剤を一回使用しています。
4年程、田植え後に米ぬか(10aに100kg位)と海水(10aに200L
位)を入れていたらヒエは少なくなり食味は良くなりましたが、除草剤を使用し
ても部分的にコナギが年々増殖して機械除草と手取り除草に悪戦苦闘しています。

 コナギには、大豆のサニポンが効果があるようなので、私達家族の健康(肥満
防止)と、来年のコナギ対策に遊休地で大豆の栽培をしようか思案しています。
(取り敢えず枝豆は昨年より多く作る予定です。)

 今年は、レンゲの緑肥と田植え一月前の水張り、2回代掻き+αでコナギに挑
戦します。

 それでは、お世話になりますが宜しくお願い致します。

4/1 兵庫の本岡さんから「Re水田の土がくさい」
 愛媛の大西さんへ

稲美町の本岡です。

 田んぼの土がくさいのは、
そのたんぼが湿気ているからだと思います。
「排水の悪いところでは、有害な微生物が優先して有害物質が蓄積してくるので
そうならないように気をつけなければいけない。」と本に書いてありました。
ついでにもうひとつ 肥料を田んぼに施したらすぐ耕耘して土と混ぜてやらないと
肥料成分が蒸発して あるいは雨に流されて逃げてしまうようです。

 良いか悪いかの判断は一長一短があるので大西さんがしてください。
収量は他の田と同じように施肥すれば変わらないです。
食味は落ちます。
秋から春先まで耕耘と排水対策などの手がかからないので楽できます。

4/1 福井の中出さんから「三角形の面積+」
言葉足らずだったと思いましたので補足します。
 
直線で囲まれた図形は、三角形に分けることが出来ます。ですから、三角形の面積を求めれれば図形の面積も求められるということです。
ヘロンの公式については、「ヘロンの公式」で検索すれば詳しい説明を見ることが出来ます。

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