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5/31 兵庫の藤田さんから「稗の写真」

今日田んぼに行った時に、あちらこちらに稗が顔を出していましたので、
ついでに稗の写真を撮って来ました。

一つ目の写真は、ポットの中で苗と一緒に生えていた、とてもわかりや すい稗。


二つ目の写真は、見かけはほとんど苗と見分けがつかない稗。中心の線が乳白色をしています。
と言ってもこれがパッと見てわかるまでに3年かかりました
(^▽^;)。やはり苗に比べて少し柔らかいです。


三つ目の写真は苗の写真で、葉の付け根にみなさんがよく仰られている
『葉耳』というヒゲみたいなものがあります。


藤田

5/31 やまちゃんから「代かきしながら考えていたこと」
 昨日、今日と荒代かきをしていました。
トラクターに乗っていて、暇なものだからチェーン除草のことなどあれこれ思案しながら代かきしていました。
ぼくの場合チェーンを使おうと思っているのは、
枕地と孫、それと最後の条数あわせをした部分、
まあいわば、乗用の4条のティラガモを使う時にストレスになっていた部分だけにしようと思っています。
ただ心配なのが、枕地は荒れていて凸凹がひどいこと、
それと枕地はトラクターが何度も通って固くてトロトロが少なくて、
チェーンが通用するかな、ってこと。
 
すずき産地のカルコン改良8型のスプリングの方が、枕地向きかな?
スプリングプラスチェーンタイプができるとおもしろいのにな、
(スプリングで引っ掻いて、チェーンで攪拌する)
てなことを夢想しながら、トラクターに乗っていました。
http://blog.goo.ne.jp/suzuki-31/e/1f4831617437b0a9d433b79943bcfa16
http://blog.goo.ne.jp/suzuki-31/s/%A5%AB%A5%EB%A5%B3%A5%F3
 
林さんが、乗用6条を8条タイプに設計変更したの、大正解でしょうね。
ぼくが使っている4条タイプの乗用だと、枕地でターンする時、
すぐ隣の4条に移ることができなくて、ひとつ飛ばして、次の4条に行かねばならないのです。
それが乗っていると、どこに行けばよくわからなくて、
予めセイタカアワダチソウなどの草を目印に立ててまわっているんです。
(これって、運転センスが悪いだけかもしれないけれど)
8条タイプだと、隣接耕で運転できるから能率アップですよね。
 
さて、もうひとつ、
九条ネギや岩津ネギの定植床、例年なら7月の梅雨明けに定植するのですが、
今年は早々と米ぬかを入れて畝を立てて、黒マルチで予措しました。
なぜ梅雨明けに定植していたかというと、梅雨のさなかに定植すると、
ネギの活着にはいいのでしょうが、雑草の餌食になってしまうからでした。
春から夏に向けて(暑くなっていく時期の)黒マルチの予措は、かなり効果がありそう、
ネギの仮植床を見ていると、雑草がちらほらなんです。
 
マルチにからんで、もうひとつ。
だいぶ前ですが、夏播きのニンジンに「アルミ蒸着フィルム」を検討していると書いたことがありました。
それでいろいろ調べていたら、デュポンタイベックというポリエチレンの不織布に出会いました。
独特の織物で、光の反射率が高く(遮光性85〜90%)、
そのためそのマルチの下の地温が、アルミ蒸着フィルムより上がらないようなんです。
http://www.mbc-g.co.jp/agro/products/25k.shtml
こいつの方が、8月のニンジンの播種の時に使えるかもと思って、
いろいろ質問したついでに、サンプルを送ってもらうことはできないだろうかと言ったら、
1メートル×1,5メートルのサンプルを送ってくれました。
大阪支社からもサンプルが届いて、そちらの封筒には2つも入っていました。
今まで8月半ば過ぎにニンジンの種をまいていたのですが、
タイベック700AGを使えば、7月下旬くらいから播くことができるかも、
神奈川の今井さんが教えてくれた秋野菜の育苗方式にも活用できるかもと、
いろいろ思案していました。
トラクターに乗っていての眠気対策でもありました(笑い)

5/30 静岡の藤田さんから「Re稲と稗の見分け方」
五島さんへ
静岡の藤田です。
私は、茎のなかほど(葉のつけね)に毛が生えているのが稲、と覚えました
(専門用語で「葉耳」というそうです)。
稗には毛がなくてつるんとしています。

5/30 茨城のすずき産地から「股の毛(^^;」
もうヤマちゃんのもとに答がたくさん届いてるかな(^^;
いちおう出しゃばっておきます。

股に毛が生えているかどうかで、稲とヒエはすぐに見分けられます。
なんちゃって、
正確には葉耳というんだろうけど、葉の付け根のところに、
イネは毛が生えています。ヒエは生えてません。

鈴木孝夫
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すずき産地http://www.suzuki31.com/

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5/29 やまちゃんから「藤田さんに、など」
9月はじめに出穂の晩生の「トヨサト」と聞いて納得です。
きっと葉っぱが16枚とか17枚でるタイプの品種なんでしょうね。
だから60日苗を植えても、出穂までにゆっくり身体作りする時間があるのでしょうね。
ぼくの場合、コシヒカリは6月7日頃に37〜38日苗を植えて、
出穂が8月7〜8日ですので、出穂まで60日ほどしかありません。
忙しいというか、気のせくこと。
それに比べて、ヒノヒカリは6月15日頃植えて、出穂が8月下旬、
これがだいたい出穂まで75日、
ゆっくり、おおらかな気分で稲の育ちを見守ることができます。
とれめは変わらないことが多いのですが、気分は全く違います。
コシヒカリは「早く早く!」ですが、ヒノヒカリは「そないにせかんでもよろしいがな」です。
 
ポットという小さな土の空間に60日もおいたらあんまりやでという気がしたのですが、
ポットの下に根を張っているので、稲の苗にしてみれば別に不自由は感じへんのやね。
 
大村さんへ、
兵庫県有機農業研究会の前会長の牛尾さんに電話する機会がありました。
キャベツの「彩ひかり」が厳寒期でも太りがよくて、1月から4月はじめまで収穫できると言われるので、
播種時期と育苗方法を聞くために電話したのですが、
「HPの宅配便とやらを送ってもらうのはどないしたらええんや?」
「メールアドレスを僕のところに送ってもらうだけですけど、
それだけで手続き完了です。またどうして?」
「大村さんがニンニクの花芽の収穫について書いていたでしょう。
ぼくは、折らずに引き抜いています。無理に引っ張ったら根も抜けるおそれがあるので、
両足で根元を押さえて花芽を引っ張ってできるだけ長いのが取れるように抜いています。
そのことを書きたかったんやけど、要領がわからんので書きませんでした。」
「そら、牛尾さん、アドレスを教えてもらうだけでHPの宅配便を送りますので、ぜひ、、、」
 
最後に世話人のやまちゃんからぶつぶつ、、、
この「HPの宅配便」とうか、HP「除草剤を使わない稲作り」は、
にぎやかになったり、音無になったりしながら、それでも消えずに続いています。
ぼくを含めて皆さんからの情報発信がなくなったら、その時が寿命ということになるのだろう、
下手な延命措置などせずに、なるようになればいいんだけど、
教えてもらうことが多いので、できたら長生きしてくれたらうれしいな、
そんな気分で世話人をやっているのですが、
この1年ほど新しいメンバー(参加希望者)がほとんどいなかったのです、
今年になってから、どないしたんやというくらい「HPの宅配便」の申し込みがありました。
6〜7人新規の参加者がありました。
うれしいことです。
 
5/29 兵庫の五島さんから「稲と稗の見分け方」
皆さんこんばんわ!
チェーン除草の情報が飛び交っていますが、8aのたんぼではそこまでしなくてもと、週一回手除草に入ることにしています。
しかし、困ったことに稲と稗の区別がつきません。
ネットで見ると、葉を見れば分かる等々ありますが、いまいちピントきません。
今、田植え後3週間が経とうとしています。
株間にある草は区別がつきますが、稲に寄り添うように生えてくる稗が問題です。

どなたか素人がすぐ見分けられるコツをお教え願えませんでししょうか?

明石市 五島 隆久

5/29 岡山の林さんから「チェーン除草機、みのる田植機の改造3」
皆さん今晩は、
昨日でチェーン除草機の改造はお預けにするつもりでしたが、チェーン除草部のとこ
ろを少しだけ改造しておきます。
前回までに6条除草機を作ったのですが、これを8条除草機にしておくと効率が2倍
になるからです。私は4条で植えますので、6条でも4条でも効率はあまり変わらな
いのですが、8条だと1/2の走行距離で同じ効果が出ますので、そこだけ変更してお
きました。
チェーン除草部のバーの長さは2mでした。8条とするには、266cm の長さが必要で
す。まずバーの両端を6cmだけ切り詰めます。バーの長さは188cm となります。これ
にヒンジで両端に42cm の折り曲げ可能なバーを付けます。バーの全体の長さは272cm
となります。必要な長さより6cm 長く、この部分が除草重複部分になります。これだ
けあれば私には十分だと考えました。ヒンジだけで42cmを支えられるかちょっと不安
もありますが、まずはチェーン除草機のプロトタイプとしてこれでやってみます。
写真1枚目はヒンジで延長したところ、2枚目はそれを折り曲げたところです。



林 正弘
岡山市

5/28 岡山の林さんから「チェーン除草機、みのる田植機の改造」
皆さん今晩は、
最近手に入れた中古みのる田植機(LPR-4)を改造して、チェーン除草機を作りまし
た。来年も1ヘクタールあまり水田が増える事になっているので、人力で引っ張っていて
は体がもたないと思い、乗用型のチェーン除草機を作ることにしました。

1.植え付け部、ワイヤー類の取り外し
チェーン除草に必要のない部品類は全て取り外します。PTO駆動軸も取り外します。
ユニバーサルジョイントのところを平頭ポンチで叩くとキーが抜けます。

2.スターター部の改造
この田植機は、スターターの引き紐がケースに当る様に付けられていました。紐を収
めた部品には6個の穴が開けられていて、この内3つの穴を使ってエンジンにボルト
止めされています。このボルトを外し、60度左に回して、取り付けます。これで引き
紐がケースに当って切れたりし難くなります。エンジンメーカーの字が傾きますが、
水平に読めなくてはならないという、固定観念から離れ、引き易く、紐が切れないほ
うがよっぽどよい。写真では、紐がプラスチックケースに当ってケースが欠けた跡が
残っています。前の持ち主は使い難いと思いながらこのまま使っていたようです。


3.バッテリー取りつけ部の変更
このエンジンはセルモーターが付いていました。私のトラクターからコードを引っ
張ってきて、このセルモーターに12V直結で繋いで見たところエンジンがかかりま
したのでセルモーターも生かすことにしました。また、私が持っていた油圧機は12
V仕様で、チェーン除草機の転回時に頻繁に使用するので、農耕用バッテリーではな
く、軽トラ用のバッテリーを使うためでもあります。軽トラ用バッテリーに統一して
おくと、軽トラ、チェーン除草機、イノシシ用電気柵に共通して使えるから便利で
す。
運転席左足元に、マーカーを操作するワイヤー跡2個がありますから、この部分を利
用して Φ 6mmのボルトで12Vバッテリーの設置台を取り付けます。バッテリーは
重いので、Cチャンを細工して補強しておきます。

バッテリーのプラス端子は、剥き出しのままではショートの危険がありますので、鋏
で10cmほどの長さに切った自転車用古タイヤの中央部に三角形の切り込みを入れ、
菱形の穴を抜き、端子に被せます。


4.チェーン除草部の取り付け
昨年作った縄のれん型除草部を取りつけることにしました。この除草具は20kgの重
さがあり、長さは4メートルです。バーに沿って3cm間隔で長さ約20cmの
チェーンが133本ぶら下っています。チェーンの太さは5mmです。
長さ4メートルのバーですと、田んぼから田んぼへの移動時に取り回しに困りますの
で、両端を1mずつ切り取りました。バーの長さは2mになりました。この長さです
と、6条除草機になります。のれんの長さが20cmではちょっと除草効果の点で心
配が残るので、6mmの太さのチェーンを15cm継ぎ足しました。これでチェーンの
長さは35cmになりました。5mmと6mmの太さのチェーンを比べてみると、6mmの
太さの方が断然重いのですね。
出来たバーをCチャンを使ってアームに取りつけられるように工作します。Cチャンは
30mm×60mm、長さ1mあります。アームとバーの取り付けは、元の油圧装置の端
部に付けられていた物を利用しました。こうすると障害物に当った時にバーが逃げる
ようになります。またバーが傾いてもチェーンが泥に接地した方が軽くなり、自然に
水平が保てます。


5.アームと油圧装置の取り付け
みのる田植機のアームは2本で組まれていますので、上の方のアームを下の接続部に
取りつけます。もう1本は使用しません。これで大丈夫だと思います。私は以前から
12V駆動の油圧装置を持っていましたので、これを使用することにしました。これ
はトラクターの畝立て整形板を左右に動かすために必要と思って持っていた物です。
加重は147N(150kgf)まで使えます。アームの支点からの距離は1:5なので、
チェーン除草部の重さは30kgまで持ち上げられます。(写真2枚目) この油圧装
置を写真のように、(元の)バッテリー取付部にCチャンを細工して取り付けます。

田植まであまり時間がないので、今回の改造はこれぐらいにしておきます。除草が済
んだらまた改造するかもしれません。ここまで来るのにかなり試行錯誤しました。写
真3枚目はその途中のものです。この時、駆動部にグリスをたっぷり塗っておきました。

この除草機の使用効果については、除草が終わってから報告します。うまくゆけば良
いのですけれども・・・。

林 正弘
岡山市

5/28 兵庫の藤田さんから「塚本さんへ「疎植について、経験から」
全く何も知らない、怖い者知らずみたいな、知らぬが仏の僕の経験からです。
5年程前に2年にかけて実験をした事がありました。

現在9年間無施肥無農薬の田んぼがあるのですが(当時は「日本晴」ち
なみに実際の耕作面積は5畝弱)
1年目は25・×25・の間隔で2〜3本植え、で収量約120kg。
2年目は30・の尺角植え1本植えの所と、2〜3本植えの所合わせて収量約130kg。
これは昨年ですが42・×42・の1本植え(トヨサト)で収量約150kg。
(昨年の分は品種が変わって分けつ期間が長くとれた事が原因かも)
ようするにたくさん植えても疎植にしても収量にあまり違いはないような気がしました。

それからもう一枚ある、無施肥無農薬に転換して1年目の1反の田んぼ
は、苗が足りなくて7〜8畝分しか植えれなかったのですが
42・間隔で収量が約330kgありました。
僕自身思う事は、収量の違いは地力の違いじゃないのかなと思います。
それから疎植のメリットとして、日当たり、風通しが良いため、病気や
害虫の発生は少なくなるんじゃないかと思っています。

僕は最初から無施肥無農薬で疎植のため、病気や害虫のお世話になった
事はありません。
田んぼにはウンカらしき虫は探せばいますし、なにかしら斑点が出てい
る稲を見た事はありますが所々見かける程度です。
草にはしょっちゅう負けてますけどね(笑)

5/28 塚本さんから「質問」 
 私も井原さんの本の中に、田植えから出穂まで75日が理想と
書いてあるのを記憶しています。
 何日育苗の苗を植えたときのことなのか、どんな葉齢の苗でも
田植えから出穂までが75日でいいのか?
 と今でも疑問に思っています。
 どなたか教えていただけませんか。

5/27 塚本さんから「藤田さんに質問ですで思うこと」 
 今年は除草剤を使わない稲作りに加え、有機質肥料100パーセントの稲作りに関心があります。 井原さんのへの字のコシヒカリ作りの写真集を読み直して、「藤田さんに質問です」のお便りを読んだら、思いつくことがありました。 私も60日育苗くらいの生育の進んで肥切れしてきた苗を植えてみようかと思いつきました。 有機質肥料を元肥でほとんど入れて、それで生育をへの字にもっていくにはどうしたらいいか悩んでいます。長期育苗にはやはりプール育苗か?もうひとつは、どれくらい粗植にしたらいいのかということです。 有機質肥料を使うようになってからイモチで困るようになりました。 元肥一発!と言って、一発大量に肥料を入れて済むものではないと思うのです。 化学肥料でへの字のときはホント病気虫には強かった。 以上、想像と思い込みのお便りでした。

5/27 藤田さんから「Reやまちゃんの藤田さんに質問です」
山下さんへ

こんばんは。
すごく真剣に受け止めさせていただけるご質問を頂き,感謝します。
何ぶん、良いと思った事はあまり考えもせず受け入れる質がありまし
て、もっと深く考えなくちゃいけないなと考えてしまう今日この頃です。
山下さんからの質問で答える事ができるものだけ答えさせていただきます。

> がっちりした苗は、うすまきにして、加温せず、自然に近い状態にし> ておけば、
> 普通にがっちりした苗になるものではないでしょうか?
> 例えば藤田さんのようにポットに1粒まきにすれば、
> ほっといてもがっちりした苗になるように思うのですが、いかがで> しょうか?

 確かにそうかもしれません。本当は無駄な事をしているのかもしれま
せん。
苗踏みに関しては僕自身、確信を持ってやっている訳でなく、「やった
方が良いのかな?」というレベルです。
だからベニヤ板なので踏みつけるのではなく、ペンキ塗り用の柔らかい
ローラーなんです(笑)
それと60日近く育苗をするので、苗踏みをする事によって上に伸びす
ぎないようにと、そういう素人考えも入っています。。。

> 60日育苗の7葉苗を目指されているとのことですが、
> わざわざ老化苗を目標とされるのは、どういう心でしょうか?

 大きな苗を育てる事は僕なりに理由が2つあります。
それは無肥料無農薬で数年だけどもお米作りをしてきた経験からです。
それに私は老化苗だとは思っていません。
昨年手植えの田植えが3週間に渡って長引き、結果的に最終に植え終
わった苗は70日近く経っていました。
しかし見事な開帳をして、中には分けつが5〜60本を超えたものもありました。
これは地力のある田んぼとない田んぼでは結果はかなり違いましたが、
無肥料で疎植での稲の本来持っている力をまざまざと見せつけられました。

 あと一つ、草に負けにくいという事です。
見事に開帳した苗の周りにもたくさんコナギが生え、田植えが長引いた
せいもあって遅れ遅れの草取りとなりましたが、
草に負けてしまうことはありませんでした。(当然負けた所もありますよ)
 
それから品種のことを書くのを忘れましたが、私が今作っているのは
『トヨサト』という晩生の品種です。
出穂は9月の初めころで、ちょうど井原さんの「田植え後75日」となります。よね??

5/26 茨城のすずき産地から「チェーンでなくスプリング」
こんな道具を作って、きのう、
田植え2日後の田んぼで使ってみました。
http://blog.goo.ne.jp/suzuki-31/e/1f4831617437b0a9d433b79943bcfa16
ハウスのビニールを抑えるビニペットのスプリングを斜めに固定したものです。

稲の苗は消えませんでした。
芽を出しかけた雑草はけっこう浮いてきました。

チェーンの重さは、スプリングの弾力で代替できるはず。という着想だけで、
スプリングの角度や間隔はこれからの試行錯誤なので、くわしい仕様は略。
どなたか共同研究してくれる粋狂な人はいませんか(^^;

鈴木孝夫
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すずき産地http://www.suzuki31.com/
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5/26 やまちゃんから「藤田さんに質問です」
ぼくは横着ですので、できるだけよけいなことはしたくない派です。
だから「現代農業」誌が「苗踏み特集」を組んだりしているのを見て、
他にもうちょっとこましな企画はないもんかなあと、読み飛ばしています。
その効用はやったことがないのでわかりません。
すみません、わからんのに小言を言う資格はありません。
 
でもがっちりした苗は、うすまきにして、加温せず、自然に近い状態にしておけば、
普通にがっちりした苗になるものではないでしょうか?
例えば藤田さんのようにポットに1粒まきにすれば、
ほっといてもがっちりした苗になるように思うのですが、いかがでしょうか?
 
さて、本題の質問です。
60日育苗の7葉苗を目指されているとのことですが、
わざわざ老化苗を目標とされるのは、どういう心でしょうか?
昔々井原豊さんが、
「田植え後75日くらいで出穂するのが理想的だ」
「出穂までの日にちがそれより短いと、身体つくりの期間が短くて分けつを取るのに忙しすぎる。
また反対に長すぎると、病害虫やらが発生することが多い」
てなことを書かれていました。
うまいこと言うなあと思って読んだ記憶があります。
 
また、その井原さんが、茄子を例に
「若苗を定植したら、樹の元気がよくて小粒のナスがいっぱいなる、
反対に大きな苗を植えると、数は少ないが大きなナスがぶらんぶらんぶら下がる。
ほら、これが1ヶ200円のナスじゃ」
てなことを言っていました。
 
今年も、トマトをポットごと植えています。
毎年樹が暴れまくって困っていたのですが、
今年も今のところ順調です。
 
さて、話が飛びまくりますが、
栃木の上野さんが、パソコンを持っていないので、電話してきました。
「ポット苗2000枚が全部根渡りしちゃって、田植機のベルトの上に落ちてこないのよ。」
聞いてみると、苗が肥切れ症状なので、鶏糞を苗箱の上から振ったらしい。
例年は田植え10日前くらいになって鶏糞の追肥をするんだけど、
今年は早めに手を打って、早めに鶏糞をばらまいたらしい。
そしたら、苗箱の上に藻が発生して、それで根渡りをしたらしい。
「何かいい知恵ない?」というけど、そんなのあるはずないよね。
「腹を据えて、ドライバーか何かで根を切るしかないだろうね。誰か助っ人いないの?」
「いる、腹が据わった」とか言っていました。
 
ぼくも5月1日に据え付けたコシヒカリの肥切れが気になっていたところでした。
10日後に据え付けたヒノヒカリの方は青々しているのに、コシヒカリが黄色い。
代かきして長いことたつので、肥料分が抜けてしまったのかもしれません。
上野さんの話を聞いて、反対にやばいと思って、今日鶏糞で追肥しました。
ポンプアップで水を入れているので、その筒先にポリタンクを受けて、
ポリタンクの中で鶏糞を溶かしながら流し込み施肥をしました。
約2アールの苗床に鶏糞30キロ。
さて????

5/25 福井の塚本さんから・「チェーン除草機」
  昨年紹介して頂いた農業新聞の記事の説明図を見てチェーン除草機を作りました。
  パイプの長さは5.5メートル。チェーンの長さは10メートル。
50センチ間隔で、電気コードを固定する12センチのタイバンド?でチェーンを90センチづつ固定していきました。
チェーンの太さは4.8ミリです。
 90センチの長さを求めるに当たり、方眼紙に設計図を書いてチェーンの曲線部分は糸を当てて、
その糸を伸ばしてその長さを測り、実際の長さに拡大したら90センチでした。半信半疑で作ってみたら
見事設計通りになりました。
 私より先に作って試した人に聞いたら、ロープはパイプの両端にくくるとパイプが曲がってしまうということだったので、
両端からかなり中よりにくくりました。ロープは短いとパイプが浮き上がるので長めがいいということでした。
ロープのど真ん中に結び目をこしらえるなど目印を付けておくと、すぐにロープの中心がわかり作業のとき楽です。
 
 早速使いました。
植代かき後3日目、田植え直前に使用。
1.噂どおり、短時間で終了。
2.噂どおり、引いてみたら案外軽かった。
3.足跡は消えなかったが、田植えのときは田植え機のフロートで消していった。
4.ごみと藻がパイプとチェーンにいっぱいまとわりついた。畦に上がったらそれを取った。
  やはり田植え前に引っ張って正解だったと思う。田植え後のチェーン除草を考えても、
  ごみ取りを事前にやっておくことになり効果があると思った。
  ごみが出ないように、代掻きを丁寧にするとか、レーキで畦際のごみを事前に上げておくことも
  大切か・・・。
5.パイプはやんわり曲がった。自分で曲げる用はなかった。
6.ロープの中心に結び目を作ると、ロープを持ち替えるときに掴むところがすぐわかって早い。
7.畦際はきっちりチェーンを通せなかったので、畦際は手押し除草機を併用するといいと思った。

 田植え後もまた使いたいです。
おわり

5/25 兵庫の藤田さんから「メーリングリストへの参加について(再)」
みなさん初めまして。
加古川で無施肥無農薬で自宅の飯米を作っています藤田といいます。
耕作規模は1反6畝と諸先輩方から見れば家庭菜園並みですが、将来は
米作り農家になりたいという
夢を持っていますので若手(?)育成のため、どうぞよろしくお願いします。

苗作りに関してお知恵をお借りしたいのですが、乾田苗代にてポットで
育苗をしています。
がっちりとした苗を育てたいと思い、現代農業でも紹介されていたローラーでの苗踏みを参考に
ペンキ用のローラーで苗踏みをしています。(現在2回目)
4月18日播種、現在36日目で4葉目が出だしてきて、所々1号分けつがあります。
田植え予定は6月14日で計算でいくと60日近い育苗日数で7葉成苗を目指しています。

そこでこの苗踏みなのですが、止め時というか、これ以降やったらダメージを与えるだけという
明確な情報を得ていません。
自分では、やっても次週の3回目くらいかなと思っていますが、いかがなもんでしょうか?
苗踏みを実行さている方がありましたら是非ご教授願います。
 

5/23 千葉の杉野さんから「わが家もチェーン除草やってみました」
昨年来、話題となっている「チェーン除草」を
これまで公開されている情報をもとにわが家でもやってみました。
 
株間除草機「あめんぼ号」の動力部を利用してチェーン除草具を考えてみました。
 
@エンジン動力でチェーンを引くとしても、一輪車なのでチェーンを持ち上げながら歩かなければならないことから、できるだけ軽量につくらなければならない。
A5mmぐらいの太さのチェーン20cm+細めのチェーン10cm合計30cmのチェーンを3cm間隔で引きずるためにはチェーンを取り付ける「軸」もそれなりの強度が必要になる。
B「軸」はチェーンを取り付け易さも必要
 
ということで、2cm幅のアルミの角パイプと3cm幅のアルミ平板を組み合わせて「軸」にしてみました(写真1)
一輪管理機への取り付けは金具を加工し、角パイプにねじ止めしています。 
田んぼ中での取り回しを考慮して、「軸」の長さは2m。だいたい10kgの重量になりました。
 
 
実際に田んぼの中を走ってみると…(写真2)
@チェーンの重量は半分になるので、気になりません。 
Aエンジンで引っ張られるので、推進力も十分。むしろ、ついていくのが大変。 
B足場が狭い条間しかないうえに、チェーンをバランスをとりながら平衡状態に保つのが一苦労。 
CUターンをうまくやるには慣れが必要。遅れると端のチェーンが畦に乗り上げてしまう。
 
主題の除草効果は…(写真3)
 
@ポット苗でないために苗が引き抜かれないか心配されましたが、田植え後4日でも問題ありませんでした。
A廃わらがチェーンにからんでしまうのは、先輩諸氏がご指摘の通り。
B無除草剤5年目の田んぼ。二回代掻きで代掻き後1週間たっていましたので、無数に雑草が発芽していましたが、結構な量の雑草が水面に浮かんできました。相応の除草効果があると判断されます。
  
<1回目作業の結論> 
面白いように草が抜けるというのが実感。
しかし、動力一輪車で引き歩くのはたいへん。
ならばということで、次回は田植え機のフロート部分にチェーンをぶら下げて田んぼの中を走り回ってみよう。そうすれば、「軸」の長さを3mでも4mでもできて、効率よく作業できるかも。
 
まだまだ試行錯誤が続きます。
 
千葉 柏市  杉野

5/22 長野の赤沢さんから「チェーン除草具」
山ちゃんへ
  僕はチャーンは買ったカインズで切ってもらい、使わなくなったエブリ(2m)
に添え木をして、3センチ間隔にU字釘で打ち付けました。30分でできました。
1反50分かかりました。年を感じました。チェーンの跡がスジ状になりすきま
ができました。米ぬかをふってとろとろ層をつくるか、縦横に引くか、改良の余
地がありそうです。ご報告まで。

赤澤 久喜

5/22 やまちゃんから「チェーン除草具作成中です」
写真がいまいち不鮮明で申し訳ない。
今から10年あまり前、当時のセレブの象徴だった?
「ゴルフと携帯とパソコン」はやらないと、誓いを立てたのですが、
はやばやとパソコンに手を染めて、去年から携帯を持たされています。
携帯で写真を撮り始めるとこれが便利、デジカメは見捨てられています。
 
 
チェーン除草具ですが、廃材の4,5センチ角の角材を使うことにしました。
長さ3メートル、もしかしたらロートルには長くて重すぎるかもしれないのですが、
その時は切ればいいやと、3メートルの角材をそのまま使っています。
角を落とし(面取りをして)2,5センチ間隔にマジックで印を付けて、
そこに釘を打ち付けるつもりでした。
やり始めて、設計変更、面取りをした角に釘を打ち付け、
それにチェーンを引っかけて、釘を曲げてチェーンを固定しています。
そのほうがチェーンが最初から田面に沿うように思った次第です。
 
林さんから教えてもらったこと、
チェーンを番線切りペンチで切るといい、
ペンチ2丁でチェーンを曲げてばらすといい、
大変ありがたい情報でした。
ペンチ2丁でチェーンをばらしていて、だんだんくたびれてきたので、
バイス(という名でいいのかな?)で挟んで曲げるようにしました。
 
5/18 和歌山の浜田さんから「覚悟のレンゲ」
皆様 お久しぶりでございます。麦の収穫を月末に控え
てワクワク ドキドキの浜田です。

今年のお米の報告 第一弾 です。
本日,すきこみの為に,田んぼのレンゲと菜の花
(少々)を刈り落としました。

 不幸にしてというか幸いというか,寒地では,何度挑
戦しても,レンゲも菜の花もたいした収量がなく,影響
があったというほどの結果を得たことはありませんでし
た。

 今年は違います。南紀では10月の稲刈り後の種まき
が立派に効を奏して,1u3kgのレンゲ&少々の菜の
花(種は同量まき)を確認しました。

 うちは2兎を追いそこねるのかもしれませんが。

 レンゲがまだ枯れないうちに入水し、有機酸で雑草を
枯らすという当初の除草効果ねらいと,欲に眩み,自然
の種とりねらいの2兎追いです。

田植え予定(6月10日)の日が迫る中,来年の種をタ
ダどりする為に種が実り,半分以上が枯れた本日までじ
りじりと待っていました。

種は手まきである為,若干むらのある繁茂状況でしたの
で1u2kgとしても,10aに換算して,2.1tあります。

以前の大大先輩によると,これは8.4kg正味窒素量
に相当し,21%硫安に換算すると40kgとのことでした。ネ。

慣行農法では当たり前かもしれませんが,今までは80
kg/10a(発酵鶏糞&自家肥料)の低肥料でしたの
で,空恐ろしいような分量です。持ち出すべきか…

すき込みから田植えまで20日間。尺植えの1本植えの
予定です。これも今年は ドキドキです。

日本ミツバチが毎日多数田んぼに蜜をとりにきており,
是非成功させて,この環境を来年そなえてやりたいとも
思っています。(今年はハチが入ったと喜ぶ声が周辺に多い…)

 育苗は順調です。去年玄米からの苗があまりに立派
だったので,今年はウルチはすべて玄米から,モチのみ
籾からやってみました。玄米は選別なし,温熱消毒はど
ちらもしました。苗箱あたりの籾重量は,玄米130g
(発芽率は去年は30%だったので),ウルチは110
gです。玄米の今年の発芽率は50%ほど。(2枚目の写真右側)
あれほどこだわっていた,プール育苗は一昨年からあっさりとやめ,
直置き苗箱派に。ポリカの屋根のみ(未完成の為…)のハウス内直置き。



以上  報告でした。

−−−−−−−−−−
浜田 (和歌山)
http://www.zb.ztv.ne.jp/kamu/

5/18 京都の四方さんから「私の、ポット育苗」
ご無沙汰です。
何とか10年目の百姓になりました、京都は綾部、志賀郷のしかたです。
ポット育苗のお話が出ておりますので、シンプルに私共の育苗も報告させていただきます。
 
田植えの期間が1ヶ月以上掛かってしまう我が家(基本、嫁と2人です)では、今年は3回の苗代を行いました。
3回とも方法は全て同じです。
 
まず、田植え状態に田んぼを作ります(耕起・荒代・代掻き)。
寒冷紗を根切りマット(みのる製の黒い根切りマットです)として使います。
播種した苗箱を並べます。
ラブシートを被せます。
以上。
 
これって、岡山の香西さんから、“私と同じく超いいかげん”と云われそうです。

添付の写真は、苗箱を運ぶトラクター(パレットに180枚載ってます)と、苗代の状態です。
もう1枚は、布マルチの上をイノシシが通った図です。平気でいのししがうろうろする地域でお米育ててます。




 
 
追伸;林さま
これまたご無沙汰致しております。
チェーン除草を、田植機改で、私も行いたいと思っています。
情報のメール、よろしくお願い致します。
 
丹波の山奥から、安心・おいしいお米を育てる事を通じて、そこから学べる色んな事(地域・農業・田舎くらし・食育等)を50代男性の視点からブログにて発信しています。
里山じじぃの里山だより で検索頂き、どうぞご覧下さい。
里山だより(農家のお米屋さん)四方 英喜
京・綾部市 志賀郷町 町ノ下17番地

5/18 山口の石田さんから「凄い枚数ですね!」
宮城の齋藤さんへ

1万枚ですか?凄い枚数ですので、もし出来れば
かなりの省力化になりますね!

家なんか、たったの600枚。
まだまだ趣味の域ですので。。。

将来、自分なりの農法が確立出来て、地域の人達が
私を望んでくれれば、その時は規模拡大しようと思っています。

> 「平成21年度有機農業総合支援対策」
> 100%補助事業(5200万円)です。追加公募もありますので
> ぜひ名乗りを上げてみてはいかがでしょうか?


と、いうことで、ありがたいお話ではございますが、
お気持ちだけ戴いておきますm(_ _)m

ただ、以前、自分が考えていたより、5〜10年位速く
世間の目が農業へ向いて来たのを感じていますので、
少し焦っていますが・・・(^_^;)

> 寒冷紗も防虫ネットもいろいろ規格があるようですが
> 色はどうでしょうかね?同じ網目で白と黒では生育に有意差が
> 生じるでしょうか?


試した事がないので、分かりませんが、そちらの気候ですと
温度差を試してみる価値はありそうですね!
ご健闘をお祈り致します。

ありがとうございました。

山口県 石田
http://www.y-brand.com/organic/
5/17 岡山の林さんから「沢蟹、ドジョウ、食用蛙」
皆さん今晩は、
今日は朝7時からお宮の掃除があった。
昨日から雨が降り、今日の掃除が出来るか心配があった。2週間以上も前に回覧を回
していたので今日(5月17日)の天気などは予想が出来ない。心配になって5時頃
起きて外を見ると雨は上がっていて、青空さえ見えた。公民館の掃除も同時に行うの
で、朝6時20分頃公民館の鍵を開けておき、ラジオ体操を済ませて神社に向かっ
た。公民館の掃除は、高齢でお宮に上がれないおばあちゃんなどにやってもらうこと
になっている。
掃除が済んで、地域の排水路の泥上げを行った。この排水路は私のニンジン畑を回っ
て流れている。最初の泥と一緒に上がってきたのが、サワガニ、それから次々とド
ジョウが泥と一緒に上がってきた。私は泥の中からドジョウを見つけては、排水路に
戻してやった。中にはスーパーなどで売られている中国産のドジョウなど足元にも及
ばない巨大なドジョウがあった。水路に戻してやる時、腹が黄金色に光った。極め付
きは置物ほどの大きさの食用蛙が泥にまみれて上がってきたことだ。食用蛙は観念し
たのか排水路の泥上げが終わるまでその場所を動かなかった。作業が終わった後は、
私が排水路に戻してやったのは言うまでもない。今回の泥上げの結果から、泥だらけ
の排水路ではあるが、水質はまだ守られているので安心した。
泥上げが終わった直後、雨が降り出した。作業中は雨が降らず好運だった。
この排水路からは毎年ホタルが発生して、私のニンジン畑を飛びまわる。今年もホタ
ルが飛ぶことを期待している。

林 正弘
岡山市

5/17 宮城の齋藤さんから「山口の石田さんへ」
山口の石田 さん

こんにちは 宮城県栗原市一迫の斎藤です。

>何しろ、ポット育苗1年目で、昨夜も、あるお方から、
『水をやり過ぎですよ〜』と、教えて戴いたばかりです。


山ちゃんもおっしゃっていますが 水をやりすぎると「根渡り」が
発生し 地獄を見ますよ。(笑)

>こちらの気候では、4月15日
播種の寒冷紗ベタ掛けのみで全く問題ありませんでしたよ。


私(宮城県)は石田さんより半月遅れですが このくらいでは
山口県と同じ条件にはなりにくいでしょうね。「寒冷紗ベタ掛けのみ」は
ひじょうに魅力的です。

>ということで、来年は、全部2mm目の防虫ネットに
しようと思っていますが、年に1回しかチャンスが
無いのは、皆平等とはいえ辛いですね。


寒冷紗も防虫ネットもいろいろ規格があるようですが
色はどうでしょうかね?同じ網目で白と黒では生育に有意差が
生じるでしょうか?

来年の育苗は露地も含め「平成21年度有機農業総合支援対策」が
http://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/seisan/090515_1/index.html
採択となり 1万枚のポット苗生産は5000枚がハウス育苗になります。

PS
100%補助事業(5200万円)です。追加公募もありますので
ぜひ名乗りを上げてみてはいかがでしょうか?

齋藤 政憲

5/15 佐賀の那須さんから「野いちご」
 田んぼの横の土手に野いちごがたくさんなっています。鳥さんが食べるものだと思い手は出しませんでしたが、余りにもおいしそうだったので、おやつがわりに食べました、程よい甘さと青臭さがとてもおいしく鳥さんの分まで食べてしまいました。
 夕食時に妻がスーパーで安かったからとイチゴをたくさん買ってきました。確かに甘すぎるほどに甘いいちごでしたが、いつまでもその甘さが残ってくどい味で辟易しました。
 野のいちごと人手でつくられたいちご、その違いは程よい甘さか過ぎた甘さかそこにあるように感じました。
 
 2009,5・15  佐賀県鳥栖市  那須修一

5/15 山口の石田さんから「宮城県の齋藤さんへ」
お手本だなんて、とんでもないです。

何しろ、ポット育苗1年目で、昨夜も、あるお方から、
『水をやり過ぎですよ〜』と、教えて戴いたばかりです。

毎日が不安でいっぱいですので、一応本番より
15日前から庭先で自分が植える全ての品種の育苗
実験をしていますが、こちらの気候では、4月15日
播種の寒冷紗ベタ掛けのみで全く問題ありません
でしたよ。
(ごめんなさい。齋藤さんは宮城ですので、全然
参考になりませんね。)

ネットで調べてみたら、防虫ネットと寒冷紗では、
素材と編み方、耐久性が違うみたいです。

実は、私、150cm×100m用意した1ミリ目の
寒冷紗が最後の最後で5mほど足りなかったので、
急遽ホームセンターに行き、2mm目の
防虫ネットを購入したのですが、寒冷紗より、
防虫ネットを掛けた方が出芽後の緑化と
初期成育が若干早かったですよ。

ということで、来年は、全部2mm目の防虫ネットに
しようと思っていますが、年に1回しかチャンスが
無いのは、皆平等とはいえ辛いですね。

日々、反省事項を書き綴っているのですが、
まだ、2葉の時点で、今年の反省事項が
A4ノート1ページ目の3分の2まで行ってしまいました。

この調子だと、収穫までに、ノートが埋まって
しまうかもしれませんね(^_^;)

山口県 石田
http://www.y-brand.com/organic/

5/14 宮城の齋藤さんから「今年の苗つくり」
こんにちは 宮城県栗原市一迫の斎藤です。
今年の苗つくりの状況です。
4月15日 苗床の代掻き
5月 1日 苗床のひび割れ 写真参照 
      ひび割れの幅はスコップと比較してみてください。


5月 4日 播種      写真参照
      ポット苗設置前に2.4m幅のロータリーで浅く施肥後数回逆転耕起を
      かける。根きりネットを敷いて7列に設置する。昨年の使用したラブ
      シートの上に3m幅2mm目の防虫ネットをかけ たっぷりと水没
      させて水尻から一気に水を抜く。


5月13日 生育状況    写真参照
      昨年 カラスに破られたラブシートをそのまま使用したところです。
      カラス対策は万全ですが 防虫ネット1枚だけでも大丈夫だろうか?
      山口の石田さんをお手本に来年の課題とします。


PS
防虫ネットと寒冷紗の違いは何でしょうかね?

齋藤 政憲

5/13 岡山の林さんから「チェーン除草用中古田植機を手に入れました」
皆さん今晩は、
1回目の畔草刈が終わりました。このところ30℃を越す暑い日が続いたので、大汗
をかき1日に2回着替えをして、畔草刈を続けました。汗をかいて血圧が下がったと
いう実感があったので測りに行きました。下は83、上は128にまで下がってきま
した。しかし、私の通常の血圧は、下が68上が125なので、あと2〜3回畔草刈
を続け汗をかくと、まだまだ下がると思います。百姓は体が資本。健康でさえあれば
百姓を続けることが出来る。腰痛で動けなくなる前に草刈が終わった。燃料は50
リットル必要だった。ドラム缶一本はオーバーだったようです。散髪に行ったとこ
ろ、「良く焼けてるわね。耳まで真っ黒よ。」と毛髪を持ち上げられながら言われて
しまった。百姓の色が黒いのは当たり前。
ブタ・インフルエンザが世界的に流行している。このインフルエンザは1本鎖RNAウ
イルスなので変異が早い。エドワード・ジェンナーが天然痘を予防するワクチンを開
発した時の天然痘ウイルスは、2本鎖DNAウイルスなので変異が遅く、ワクチンも長
く効果を保つ。ウイルスに一度感染して生き延びた人にはメモリーBリンパ球が生き
残っていて、次回の感染時には素早く抗体を放出してウイルスを攻撃できるらしい。
今回60歳以上の人がブタ・インフルエンザに罹らないのは、獲得免疫ができている
のではないかと言われている。百姓の教養本として、
「抗体医薬」と「自然免疫」の驚異、岸本忠三/中嶋彰 著、講談社ブルーバック
ス、本体980円があります。
ジェンナーが牛痘ウイルスを接種して抗体を作らせた方法は、乳牛の乳搾りをする百
姓女が牛痘に罹ったあとは、天然痘に罹らないという経験を知ったことがヒントと
なったようです。ブタ・インフルエンザは強毒性のインフルエンザに対する予行演習
となるかもしれない。水際で数ヶ月侵入を阻止出来れば、ワクチン製造が間に合うか
もしれないですね。
昨日、中古のみのる田植機を手に入れました。苗の植え付け部を取り外したところに
チェーン除草機を取り付け、今回の田植直後に使ってみるつもりです。写真を背景の
複雑なところで撮ってしまったので、田植機がよく見えない。

林 正弘
岡山市

5/13 福岡の平井さんから「Re素人集団の手植え」
 平成10年から、苗代を作り、2反8畝を妻と二人で手植えをし
ていますが、1.5日で田植えが終わります。

縦に田植え綱を張り、前に植えていくことが一番です。

              元氣村  平井

5/13 佐賀の那須さんから「ポット苗の覆土」
ポット苗の播種で大変な失敗をしでかしました。
播種量の調整を間違え、覆土後に籾がポットからあふれてしまいました。
苗床に並べてから、事の重大性に気づき、はけで1枚1枚あふれた籾をはきだしました。しかし、覆土の不足で籾が持ち上がったり根渡りするのではないかと、はらはらしています。情けないことになりました。過ぎたるは及ばざることといいますが、なにか手だてはないものでしょうか。
 
   2009、5・13  佐賀県鳥栖市  那須修一

5/13 山口の石田さんから「育苗について」
五島様 皆様

今年、4月30日に初めて、みのるポットでの籾まきをして、
平置きで寒冷紗のみの半分自然出芽を行いました。

冬の間に色々考えながらネットで調べていたら、
群馬県の方で、4月上旬から同じ方法で
していらっしゃる方を発見、朝の外気温が
5℃以上あれば大丈夫みたいですよ。

出芽は、品種によって、少し(2日)バラツキが
出ましたが、酸欠等もなく、概ね順調でした。

水は、播種後10日間は晴れの日の朝のみ1日1回
どっぷりと苗箱全体を浸けて(プール状態にして)、
箱全体が隠れたら、水尻から一気に抜いてやりました。

現在、2葉まで育ったので、今後の水管理は
2日に1回、3日に1回と、だんだん延ばしていきます。

12日に寒冷紗を除けたので、今朝は、早速、
露払いをしてきました。

明石市と、当地は若干気候も違うと思いますが、
来年、一部だけでも、試しに実験されてみられては
いかがでしょうか?

ちなみに、秋に蒔いたカラシナは、4月中旬に満開を迎え、
既に枯れて種をつけてしまいましたので、カラシナだけ
蒔いた田は、米ぬかでの除草をしてみようと思っています。
菜の花は来年、春蒔きで、再チャレンジですね。

カラシナVSヘアリーベッチの田は、カラシナが満開を
迎えた後に、ベッチが一気に覆いつくし、今、満開を
迎えています。

全部鋤き込むと凄い量のチッソ量になり、倒伏必死ですので、
ポット田植え機で植える事が出来るかどうかは不明ですが、
ベッチの細断不耕起で植えてみます。もちろん、全部
無除草剤で行きます!

もし、植える事が出来なかったら、田植えを遅らせて、田に水を
張った状態で完全に地上部を腐らせ、ある程度のチッソ分を
飛ばした後、極浅で代かきをする予定です。

私の育苗方法については、ブログにも載せてます。

ちなみに今年から会社で稲作・お米の販売を行う事になりました
ので、ブログは、弟が書いてくれてます。
一応HP作りはプロなんで気分的に楽です。

http://www.y-brand.com/organic/

ただ、ブログの訪問者を検索キーワードで調べてみると、
苗つくり・育苗・籾消毒・出芽等々、農家であろう方ばかり・・・
お米ちゃんと売れるのかな?ちょっと心配です。

PS:赤木様が考案されたクイックレベラー&苗代均平具、
大活躍でしたよ!ブログに動画で載せてます。
ありがとうございましたm(_ _)m

山口県 石田
5/13 静岡の藤田さんから「素人集団の手植え」
五島さんへ

何年ぶりかでメールします。
静岡の藤田です。

最近は読むばかりになっていましたが、「素人」の文字に思わず素人がしゃ
しゃり出てきてしまいました。

>結果、横軸のマイカ線方向は揃いましたが、縦軸がばらばらにゆがんでし
まいました。
>   素人集団で手植えする場合、どんな方法がベストなのでしょうか?

私も素人がど素人を指導する田植えを何回かやりましたが、まっすぐにした
い場合、横軸の線に目印をつけるのがよいと思いました。
これなら目印のあるところへ植えればよいので、縦軸もほぼ揃います。

私が友人と初めて稲つくりをしたとき、適当に目検討で植えたらどれが稲で
どれがヒエかわからなくて苦労したとある人から聞いたので、とにかくまっ
すぐに植えることに気を使いました。
苗代苗を作ったときもすじ蒔きです。
草を取るとき間違って稲を抜くこともありません。

趣味の稲つくりを始めて7年目の今年、親戚に貸していた田んぼが1枚戻っ
てきて3畝になりました。
来年はもう1枚戻ってきて計1反になる予定です。
周りに無農薬で作っている人は誰もいません。
無謀な(と夫には言われている)稲つくりがいよいよ本格化しそうです!

5/13 岡山の赤木さんから「訂正」
赤木@菜の花です。

 五島さんへの発芽のことで、何を読み違えたか催芽機を使ったように理解してしま
いました。催芽機はなしでしたね。訂正させていただきます。

 籾が持ち上がったのは、覆土の不足ですね。根が土の中に入って行くのに、籾が耐
えられなかったのでしょう。

 私もいまは浸漬を終えて発芽を待っています。


5/12 岡山の赤木さんから「代掻き」
ご無沙汰の赤木@菜の花です。
五島さんの文や画像から思いついたことを書いてみます。
足りない部分は誰か付け足してください。

>1.育苗トレー20枚中半分に見られた症状ですが、籾が浮き上がってしまい、ひ
どいものはポットから飛び出している
  覆土のなのか、鎮圧なのか、育苗温度なのかどこに問題があるのでしょう?

 覆土が多すぎて、根渡りしています。播種後籾の上に土を乗せた後、土きりをした
でしょうか?刀みたいな平べったい木切れで上を撫で、余分な土を切って落とします。
苗箱の上面が土ばっかり見えて、箱そのものが見えません。

 それと覆土が足りないのです。上の話と矛盾するようですが間違わないように。
箱の上に土が残ってはいけないけど籾の上にはもっと土が重しとしているのです。
底土を入れた後の押さえが不足しています、もっと深い部分に籾を落として、その上
には十分な土が必要です。重しの土が足りないから、根の伸びる力で籾本体が持ち上
がっているのですね。
 あと一つは催芽機で芽だしをされたようですが、温度が高いので急速に根が伸びます。
そのため余計に籾が持ち上がったのでしょう。
ポット苗は暖地では外気温度でゆっくりと芽だしして下さい。
その方が立ち枯れ病のリスクが少なくて済みます。
(季節的に早いから露地では発芽は無理なのでしょうかね)
 

>番線に目盛りをつけたのを使い、前日に私と家内でたんぼの3面に田植えしておきました。
当日それを横列の目印にマイカ線を渡し、皆さんに植えてもらいました。
  結果、横軸のマイカ線方向は揃いましたが、縦軸がばらばらにゆがんでしまいました。
  素人集団で手植えする場合、どんな方法がベストなのでしょうか?

左右に前もって植えて目印にしたのは正解です。昔もやっていました。これは1つ飛
びでいいですよ。 
マイカ線には目印は付いていたのでしょうか?
それと線が濁り水に沈むと目印が見にくくなります。木の棒や竹を浮かしておいて線
を持ち上げるようにしてやりましょう。
演芸用品や農薬・肥料の専門店に行けば、田植綱というのがきっとあると思いますよ。

>3.やっと手に入れたトラクターで代掻きをしましたが、ロータリーカバーの横あ
たりに土が盛り上がり
  うまく均平になりません。昨年の板を引っ張っての耕運機の方がこんなことには
なりませんでした。
  水の多い少ないもあるのでしょうか?
  来年のために、ぜひ上手なトラクターによる代掻き方法をご伝授下さい。

 カバーの両端に土が盛り上がるのは、カバーを押さえすぎです。
年式にもよって押さえる手段が違いますが、バネで押し付けるようになっているので
したらいちばん簡単です。Rピンの位置を変える事で調節できると思います。
 古い機種になるとカバーの板を鎖で吊っただけのもあります。この場合は気持だけ
鎖を持ち上げてください。
 カバーを押さえる力は、走行速度が速いと強く、ゆっくり走るのでしたら軽めに押
さえます。自分の走行速度が決まらないと、押さえる強さも決まりません。 
 水の量は代掻きの一番のポイントです。
有機物が稲藁だけぐらいでしたら、ざぶざぶ状態の方がきれいに仕上がります。
草がかなり生えていた・・・・というような場合はひたひたの水でないと、草が浮い
てしまい田植がしづらくなります。
 きれいな仕上がり状態にするのでしたら、終わりが近くなった頃のコース取りが重
要です。これを間違うと四隅が無茶苦茶になります。

 代掻きは大変重要な作業です。
細かく書けば相当な長文になります。
このくらいで終ります。
 足りない部分は誰ぞ付け足してください。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

●やまちゃんから
>足りない部分は誰ぞ付け足してください。
「別冊現代農業4月号・イネつくりのコツのコツ」を是非買って読んでください。
(昔々農文協の営業マンより)

 
5/12 兵庫の五島さんから「素人の稲作り」
10日に田植えをしました。
今年で3回目の稲作りですが、一年目はJAの購入苗、2年目は篤農家で播種のみ手伝う、そして今年初めて自分で育苗しました。
以下時系列の栽培日誌にしますと、
 
3月28日 種もみ温熱消毒 60℃10分間後、15℃にて浸種開始
4月5日 催芽処理後 乾燥を始める
4月6日 みのる式ポットに播種 培土は、「日本の稲作を守る会」より取り寄せたもの
      @ポットに培土を入れ、もう一枚のポットを重ねて体重をかけ鎮圧
      A2粒づつ落としてゆく
      B覆土する(軽く籾が隠れる程度)
      C水をはったタライにポットトレーを浸けるが水が表面に回らないようにひたひた水で底面潅水(約5分)
      Dハウス内に準備した苗床に並べ、稲育苗用シルバーで包みこむように被服する。
4月9日 発芽を散見し始める
4月12日 ほぼ100%発芽する。 シルバーの包みこみを止め、トンネル状態にする。
4月13日 露地にてプールにてプール育苗開始
       苗代と言っても、畑の隅に水も貯めれる状態にしただけで施肥もなし。
       寒冷紗をひいてそっおおとポットトレーを並べ、水をひたひた状態にいれる。
       サンサンネットでトンネルにする。
5月3日  肥え切れの感じがするので液肥を流し込む
5月10日 田植え
 
以上が経過なのですが、4月30日の山下さんの13項目に及ぶ苗代作りを読んでヒャーとしました。
「こんなことを何にもしてへんわ」
怖いもの知らず素人とはよく言ったものです。
来年は、手順13項目を教科書に先人の知恵を借りたいと思います。
 
写真のような苗を8aのスペースに9家族21人で田植えしたのですが、ここで皆さんの知恵をお借りしたいのです。



 
1.育苗トレー20枚中半分に見られた症状ですが、籾が浮き上がってしまい、ひどいものはポットから飛び出している
  覆土のなのか、鎮圧なのか、育苗温度なのかどこに問題があるのでしょう?
 
2.素人がど素人を指導して田植えをしたのですが、なかなかまっすぐ植わりません。
  番線に目盛りをつけたのを使い、前日に私と家内でたんぼの3面に田植えしておきました。
  当日それを横列の目印にマイカ線を渡し、皆さんに植えてもらいました。
  結果、横軸のマイカ線方向は揃いましたが、縦軸がばらばらにゆがんでしまいました。
  素人集団で手植えする場合、どんな方法がベストなのでしょうか?
 
3.やっと手に入れたトラクターで代掻きをしましたが、ロータリーカバーの横あたりに土が盛り上がり
  うまく均平になりません。昨年の板を引っ張っての耕運機の方がこんなことにはなりませんでした。
  水の多い少ないもあるのでしょうか?
  来年のために、ぜひ上手なトラクターによる代掻き方法をご伝授下さい。
 
最後に経験豊富な先輩方々には、すでにご承知かも知れませんが蛇足でしたらお許し下さい。
こんなサイトがありました。
 
兵庫県立農林水産技術総合センター
WEB版水稲出穂期・成熟期予測システム
http://www.tekisaku.jp/ricediag/index.html
但し、まだ近畿中国四国地域のみ限定のようです。
 
このおかげで穂肥えのタイミングわかり大助かりです。
 
 明石市 五島 隆久

●やまちゃんから「五島さんへ」
写真の苗の症状は、たぶん「根わたり」だと思われます。
ポット育苗で、苗箱が水没した状態で長くあったり、
覆土が厚すぎたりすると、根がタコの足のように伸びて、隣のポットに渡ります。
 
さて、以下はぼくの感想的意見です。
 
(1)うちでは中学生のトライヤルウィークで、紫黒米を1,5アールの田んぼに手植えしています。
4条おきに縦に紐をひっぱているだけですので、真っ直ぐ植わりません。
子どもたちの精神状態がもろ出てきます。
「根性がいがんどるやつは、やっぱりいがんでまうなあ」と笑っています。
 
(2)苗代を代かきする時、ドライブハローを装着するのが面倒なので、
二山盛りの爪で、水を深めにして強引にかき回しています。
あまり誉められたことではないので、さすがに今年はちょびっと反省して、
ロータリーの後ろに紐で角材をぶら下げて引っ張りました。
ちょっとましになったような気がしています。
 
さて話変わって、ポット育苗の酸欠問題について、
香西さんがおもしろい話をしていました。
みのるの営業マンに「ラブ゙シートとシルバーシートとどちらの方が酸欠になりやすいか」聞いたら、
ラブシートの方が酸欠症状が出やすいと言ったとか。
ラブシートは濡れると苗箱にピタッとひっついて目詰まり症状をおこすが、
シルバーの方は、風でパタパタあおられるので、密着することがない。
 
思い出してみれば、シルバーの下に、用心のためパスライトの不織布を敷いていた時に、
苗代の低い部分で、酸欠症状が時々出ていました。
パスライトが濡れて、苗箱とパスライトとシルバーが密着していました。
上から見たら、ポットのたこ焼きの穴の部分が、ポコポコへこんで見えていました。
被いを取ってみると、パスライトがしっかり濡れて、シルバーに貼り付いていました。
 
(なんの用心のため?
シルバーと苗箱の間に間隙を持たせたい、空気の層を作りたい、
シルバーを通しての熱を、不織布でやわらげたい、という取り越し苦労でした。
逆にそれが裏目に出たのでした。
水口文夫さんの本で教えてもらったことですが、
「春先に透明マルチの下で、土に湿りがあれば芽焼けすることはない」、
この教えは応用範囲の多い貴重な教えでした。)
 
蛇足で書いてしまいます。
2月下旬から3月にかけて、トウモロコシやダイコンなどを溝底播種して、
透明マルチをかけておきます。
土に湿りがあれば、けっこうおいておけます。
ダイコンは、それで薹立ち現象がかなり解消されるように思っています。
ほかにホウレンソウ、小カブ 、葉ダイコン、ラディッシュ、山東な、などなど、
菜っ葉類も播種して透明マルチをかけて、発芽と生育促進をはかっています。
「春の野菜はできるだけ早くから、秋の野菜はできるだけ遅くまで」
というのを、播種のモットーにしています。
 
5/11 岡山の中務さんから「今年は折衷苗代です。」
 岡山県の東部で、ちょびっとだけ除草剤を使わないイネも作っている中務です。

我が家は、5月10日から浸種を開始しました。

育苗箱のマット苗ですので、ポットとは若干異なりますが、私も「いかにすれば
楽ができるか?」ということに執着しています。

昨年までは、家の裏の畑にブルーシートを敷いて苗箱を並べ、寒冷紗を一週間
掛けておくだけだったのですが、今年は作付面積が若干増えた結果、その畑に
並べきれないので、連休の終わりに、田んぼの一角を代かきして折衷苗代を急造
してみました。

昨年までの水管理は、水道からホースを引いたスプリンクラーで、出勤前に蛇口を
開けて、歯を磨いて顔を洗って止める(帰宅してカラカラに乾いていたら、少しだけ
散水する)・・・という方式だったのですが、今年は田んぼなので、水管理は出芽後
常時湛水ということになるのかな?

水管理は楽でも、今までと違い長靴でズブズブ。。。今から気が滅入ります。

増えたと言ってもわずか200枚強。多少の不便があっても大騒ぎするほどの枚数
ではないのですが、苗箱を並べるときだけでも何とか運動靴で並べられないか?
と、往生際悪く干しにかかっています(^o^)ゞ

とりあえずやってみて、ダメならまた来年は別の方法を思案してみます。

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http://homepage2.nifty.com/wakesui/private/agriculture.html
中務 博文

5/10 福島の一石さんから「我が家の除草」
お久しぶりです。会津の一石です。
昨年から乗用田植機に手押しの除草機をつけたような物を使い始めました。
草のひどいところは株間に草が残ります。条間はかなり大きい物も埋め込みます。
私の所はここまで草が出るところが少ないのでほかの所はほぼ万足な結果です。
だだ、コースアウトすると稲までなくなります。
 
(除草前ひどいところ)


(ひどいところ除草後)


(コースアウトすると)
みのるの田植機につけると除草機を見ながらできるのでつぶすのが少ないのだそうです。
 
苗箱 1000枚くらい有ります。引き取りに来られる方に差し上げます。

5/9 佐賀の那須さんから「畑苗代」
 苗代について、「折衷苗代」が当然だとおもいこんでいましたが、畑苗代でもできるならば、そのほうがいいのではとおもいます。水をいれて保温するのと乾燥防止から折衷なのかと思いますが、寒さとは縁のない当地にあれば均平な苗床さえできれば、畑苗代で天水まかせでも苗つくりは可能なのではないかと思います。なにか、途方もなく徒労の作業で「折衷苗代」づくりに取り組んでしまったのではないかと思うと、慣例やマニュアルに従うことに少し抵抗して考えて「稲が本当に必要にしているものはなになのか」今年の苗つくりを反省して新たな気持ちで取り組む必要があると考えています。
 
  2009、7・8  佐賀県鳥栖市  那須 修一

5/8 兵庫の大村さんから「ニンニクの花芽」
昨日はいい雨でした。雨を受けた畝にマルチをして、やっと遅れていた夏野菜の植え付けができます。
ところで、うちでもニンニクの花芽が伸びてきたので収穫を始めたんですが、みなさんはどうやって収穫していますか。
僕のやり方は、葉鞘にかくれた色の薄い柔らかい部分をなるべく長く取りたくて、茎を持ってゆっくりと引っ張り、スポンと抜きます。根っこから抜けないように片手で下部を持って引っ張るんですが、途中でブチッと切れたり、上部の葉が1,2枚一緒にとれたりするのもけっこうあります。ある人に聞くと、このやり方だとニンニクの株を傷めてあとの生育が悪くなるので、葉から外に出た緑の部分だけ切り取って収穫する、と言っていました。それでちょっと心配になったんですが、僕のやり方だと株を傷めてあとの肥大が悪くなるのでしょうか。ご存じの方があったら教えて下さい。
大村 明@明石市

5/8 神奈川の今井さんから「私の苗つくり」
神奈川県の今井です。今年でお米作りは5回目です。苗作りも5回目です。
 お米の苗は借地の水田にブルーシートをしいてプール育苗しています。まだ苗を育てるための井戸を掘っていないので、水遣りは軽トラに500リットルのタンクを積んでそれで水をあげています。今年は600枚の苗を育てる予定ですが、500リットルの水ではすぐに苗は乾いてしまいます。ですので水の確保が毎年の課題です。今年は水の確保のために、ブルーシートを苗を置く3週間前に設置して水をためておきました。今年は、そこに不完全葉が出掛かった苗箱を置いていきました。全ての苗箱から不完全葉が出ているわけではありません。発芽が遅い苗箱もあります。発芽が遅い苗箱を水の張ったプール育苗床におくと芽が出ないです。そこで今年は発芽の遅い苗箱は隣の苗箱に箱の一部を重ねて苗箱が水没しないようにしました。
 昨年からラブシートは使っておりません。苗を並べたらサンサンネットで鳥に種もみをつつかれないように覆うだけです。近所の80歳近い農家の方が何十年もラブシートなしで育苗しているということで私もやってみましたが、何の問題もありません。

5/7 岡山の香西さんから「うちの苗作り」
稲の苗作りに関する話題で賑わっているようですが
私どもの「田植」は「みのるポット」ですが 
私どものような「米作りからの脱却」を一義に思いながらも「米作り」を せざるを得ない「零細農家」は 苗作りは超省力(超いいかげん)です
私どもは「苗半作」という 発想は全くありません 「いもち病」で真っ黒の苗でも 収穫には なんら問題はありませんでした
地域が変われば 時期も変わり 当然気候も変わります
私どもの地域、気候で 私どもの考えられる 「超省力」は 私どもの地域ではほとんど行われていない「畑苗代」です
この地域では みのる産業の 苗代の指導は「折衷苗代」です
私どもも 苗箱2000枚までは メーカーのご指導通りにやっていましたが3000枚になった時 「コンなことやっておれるか」と思いました
みのるポットの大半は北海道です 北海道で「折衷苗代」はゼロだと思います 岡山県でも県北では 皆 畑苗代です
なんで「温暖地帯は 畑苗代が出来ないのか」と みのる産業の営業に聞きました
営業マンの答えは 明確でした「出来ますよ 何の問題もなく」とのことでした
「畑苗代元年」さすがの私も 全ての苗代を「畑苗代」には出来ませんでした(2/3は受託の苗でしたので)
初年度ということで 管理には けっこう気を遣いましたが ほぼ 問題のない苗に仕上がりました
翌年からは「100%畑苗代」に変更しました それから7〜8年たちますが 苗箱を下ろすのも 苗箱を上げるのも 軽トラ横付けでとはいかないまでも 「ぬかるみをよろよろと」といった状況からは解放されました 
私どもは 6/10田植の苗と 6/25田植の苗と 7/7田植の苗を同時に播種します 
みのるポットのすごさは 一本の苗の田植時期が「1ヶ月」あると言うことです
こうした許容範囲は「マット苗」では 不可能ではないかと思います
私どもの被覆資材は 0.02mmのシルバーシートだけです
ちなみに 播種時期は5/3〜5/5 田植は 6/10〜7/8です
こんないいかげんの 苗作りで米の出来るところに(だからこそ「米作り いやいや人間が いるのでしょうが」)私には「米は悪魔」です

5/7 長野の大井さんから「感謝します」
長野の大井です。

苗の事は毎年同じで大丈夫と何となく考えていたので、本当に想定外ですね。
苗半作と言う言葉も頭をよぎってきます。
今年は頑張って何とか平年並みの作柄に近づけるよう、また悪あがきしながら百姓の力量も
蓄えて参りたいと思っております。(^^)
野口さんの温度計のアイデア等楽しく、参考にさせていただきます。
ハイテクな部分は真似できそうにありませんが。(^^;
ありがとうございました。

5/7 茨城のすずき産地から「うちの苗作り」
 うちでは、催芽モミを播種してすぐハウス内に並べ、
育苗シート(発泡ポリ?)を2枚重ねにして覆っておきます。
2重にするのがポイントです。これによって、
日中の温度上昇が抑えられて、苗焼けが防げます。同時に、
夜間は温度低下が抑えられ、結果的に苗の生育は早くなります。

それから、
たしか今年で3年目かな、畑のハウス、
成苗ポットのプール育苗です。
田んぼの苗代のほうは、露地で、
不織布と発泡ポリのベタがけです。


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すずき産地http://www.suzuki31.com/
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5/6 佐賀の那須さんから「苗床の不手際」
 昨年からポット苗の育苗をしております。
昨年は畑状態で畝たてして入水後に転圧しましたが、かまぼこ型の畝になり、苗の生育に著しく不均衡が出ました。そこで、今年はとにかく苗床の均平を的確に行おうと考えて、4・10に耕転後入水して代かき後に落水して乾き次第に田の高低整正をして再度入水後の代かきで均平な苗床を作るつもりでした。ところが、なかなか田が乾かずにしかたなく入水して代かきして均平になるようにしました。トラクターの後に手作業で代かきしたせいか均平になったようでした。
 その後、落水して乾くのを待ちましたが雨天があって乾かないまま、本日5・6に溝上げをしました。
 泥水状態の土の水揚げに四苦八苦していると、隣農家が見に来て「ご苦労なことですな、」とせせら笑いました。ムッカときました。その隣農は平置き平畝で潅水での育苗をされています。私のように溝堀して入水と排水で苗床管理しているよりも楽しているように見えます。
 泥水の溝上げをしながら思うことは、もう少し早くの3月に代かきして乾田したらよかったのではと思いました。しかし、米ぬか撒布の効果を考えたら5・10のたねまきの1ヶ月前の代かきが適当との普及所からの指導もあり素直に従いました。
 3月の代かきでひび割れ状態での溝上げがもっと楽ではなかったのではないという思いと、平置き平畝で潅水での育苗がもっと楽ではなかったのかという思いで、当面の苗床の泥水の溝をなんとかせねばと明日の作業に思いをはせています。
 
 2009、5・6  佐賀県鳥栖市  那須 修一

5/6 やまちゃんから「想定外の出来事」
少し前に岡山の林さんが「想定外」「想定内」について書いていました。
その時
「農業は自然相手のなりわいだから、想定外のことがいつやってくるかもしれません。
想定外のことが起こった時、それに対しどれだけの引き出しを持っているか、
それが百姓の力量の大きさのように思う」
てなことを書きかけたのですが、
さかしら顔が鼻について、止めました。
 
ところがところが、今年こそは苗床でよもやという想定外は起きることはなかろうと、
発芽を確認してシルバーシートをはがして、あんぐり。
苗箱の下をモグラが走り回って、ポットの苗箱が波打っているのです。
こんなこと初めてです。
まったくの想定外です。
大半は、苗箱のすぐ外側を穴開けて走っているのですが、
一部真ん中どころも走り回って、苗箱が浮き上がっています。
 
あちゃー、くそー、、、
しかし、あわてず騒がず、
「今まで苗踏みなんてめんどくさいことはやったことがなかったけど、
今年は苗踏みにチャレンジじゃあ」
60センチ×90センチのコンパネで踏んでまわって、
苗箱の肩まで水をたっぷり入れて、水攻めにしてやりました。
 
はてさて、想定外はこれで一件落着になってくれるのでしょうか???

5/6 千葉の野口さんから「Re大井さんから・苗焼けました」
千葉の野口です。

うちの育苗ハウスで、以前に祖父が閉めっきりで苗作りに失敗し、その後「痴呆」になりま
した。まだ痴呆という言葉がなかった時代で、ぼけちゃったよ〜という次第。

その時もハウスのビニールを替えたばっかりでした。だから、この忠告は痛いほどよくわか
ります。今年は近所でもベテラン農家が同じような失敗をやっています。

祖父の後の育苗は、父親が大工をしていた関係で以後母親の仕事でしたが、母も何度か焼き
かけています。それ以来ハウスのビニール替えは1〜2月中に済ませるようにしています。


私が育苗をやるようになって、これでもかというぐらい早くに育苗シートを取るようになっ
ています。近所の人も驚くぐらい早い。

私の場合の気温の測定ポイントは3か所で、シート内、1m、2mの位置に最高最低温度計
を置いています。シートをしている間は遠目にも見える誤差3度ぐらいある350円の温度計
をハウス中央1mの位置にぶら下げています。その他の場所の気温も室内から監視できるよ
うになっていて、温度計だけは売るほど(^^;;かけてあります。

ちなみに、米の冷蔵庫にも温度計と湿度計が3つ入っていて、1つは居間から常時監視でき
るようになっています。湿度まで監視している人はあまり聞かないとメーカーの人に笑われ
ました。ハウス内や外気の体感温度は、天候と風によって意外と間違えるので、育苗に関し
てはトマトなどは別として温室育ちにならないようにしています。

話を戻して、大きな温度計で大体35度(温度計がインチキですから40度ぐらいまではOK)
になったら換気をしてしまいます。シート内は晴天でも25度、曇天で15度ぐらいでしょうか。
ハウスの袖を全開にするのはシートを剥がした日(長くて4日、今年は3日ほど。でも例年
より伸びすぎましたが)のその日からです。夜でも外気温が7〜8度なら開けっ放しです。
大体1m高の位置で、5〜40度の範囲で変化します。

シートを剥がすタイミングは、今年は15〜20mmと長めでしたが、剥がす予定の前の日に5mm
であっても剥がす場合があります。昨年がそうでした。夜温が高いと芽は伸びるので日中云々
よりも注意が必要で、ある限界点を堺にして外気温で管理してしまった方が後が楽です。

余談ですが、今いる部屋の室内と外気温は、
http://www.kaimu.jp:8080/
から見られるようにしてあり、閾値を超えると携帯にもメールが届くようになっています。

> 来期では芽出しも低温でやりたいと思います。3年ほど前にビニールハウスの外
> で露地の苗代育苗を実験しました。その時はハウス内の苗に比べて田植え時3
> cm位短くなりました。

 我が家でもハウスと露地で育苗しましたが、同じぐらいの成長差があります。1週間も締
めてあるともう少し差が出るようにも思いますね。遅く蒔いて大事にハウスを閉め切った経
験があるのですが、このときはマットが崩れてしまい散々でした。それから懲りて冷たい風
にあててじっくり育てています。がっしりした苗の場合、植えて完全に水没したように見え
ても(水が澄んでいるならば)溶けたりはしません。濁っている場合でも刃先がわずかに出
ていれば大丈夫なようです。昨年の黒米に至っては今まででいちばん伸びていない7cm長ぐ
らいで植えたけど大丈夫でした。

5/5 長野の大井さんから「苗焼けました」
長野の大井です。

ついにやっちゃいました。4月11日に籾種を捲き込みビニールハウス内の苗床に並べ、シルバーラブを
かけて1週間置きました。
シルバーラブを剥ぐと大変な発芽ムラ。カビも生えていました。何が起きているのかわからなかったので
もう一度シルバーラブをかけ直して発芽を待ったところ何も変わらず既に発芽した苗の葉先が変色して
いました。まき直しは間に合わないのでJAにた頼んで芽出し苗を分けてもらいました。

聞くところによれば好天が続いて失敗する人は例年より多かったそうです。
篤農家の人に、ビニール新しくしたか?と聞かれてハッとなりました。光の通りがいつもより良かった事も
むれる原因となったようです。自分で育苗を始めて6年目、初めての体験でした。プール育苗を始めてから
稲葉先生の手法を多く取り入れていたのですが、芽出しだけは周辺の人と同じように1週間近くビニールハ
ウスを閉め切っていました。来期では芽出しも低温でやりたいと思います。3年ほど前にビニールハウスの外
で露地の苗代育苗を実験しました。その時はハウス内の苗に比べて田植え時3cm位短くなりました。
 それにしてもわが家の捲き込みは種もみは1箱60gなのですがJAのは160gだそうです。
田植え時までにどんな苗になるのか・・・。深水管理は出来るのか怪しくなりました。


●やまちゃんから「大井さんへ」
 「ビニールを新しくしたか?」という篤農家は、すごい眼力ですね。
 
「別冊現代農業2009年4月号」というのがあって、
タイトルが「農家が教えるイネつくりのコツのコツ」。
この中に「苗作りのトラブル対策」という章がありました。
西南暖地で、5月に露地で平置育苗をするぼくらからみたら、
寒地の育苗は、一時の油断もならないものなんだなともいう話が出ていました。
 
かくいうぼくも、稲ではないけど野菜育苗で冷や汗をかきました。
苗作りの初期段階は、育苗ハウスの中にトンネルをして夜間の保温をはかっているのですが、
3月半ば過ぎのある日、朝方にしとしと雨が降っていたので、
閉め切ったまま外出して、腹が減ったから昼飯も外で食おうかと食べていて、
「???!!!」と気がつき飛んで帰りました。
トンネルの中でトマトやナス、キウリの苗がくたーっとなっています。
サーモで温度をみると50度の目盛りを越えていました。
結果はキウリはアウト、ナスとトマトは何とか助かったようです。
でも最悪の事態を考えてまき直した分、種代を損しました。
 
「別冊現代農業2009年4月号・農家が教えるイネつくりのコツのコツ」、
この本はおもしろかった。
大半は、過去の現代農業の記事の再収録ですので、一度は読んだはずですが、
こんな大事なことが書いてあったけっけなあ、という気分で読み直しました。
それと、「農業技術体系」という専門書から、
星川清親、津野幸人、角田公正、井原豊など各氏の論考が収録されてあって、
これが読みごたえがありました。
定価1200円ですが、おすすめします。
 
5/5 岡山の林さんから「ハイオクガソリンは燃費が良いか?」
皆さん今晩は、
楽しい草刈の季節がとうとうやって来ました。今日は、草刈でクタクタになりまし
た。汗をかいて冬の間に溜まっていた塩分が出始めたので、血圧が下がり始めると思
います。私の血圧は通常下が70、上が120だったのですが、最近計ってみると9
1、145になっていたので驚きました。早く汗をかかなくては・・・。
昨日と今日の2日で草刈機のガソリンを16リットルも使ってしまった。まだ1/4し
か回っていないから、田んぼの畔草刈を一巡するとドラム缶一本ぐらい必要となる計
算になる。どこか燃費を削減する方法はないか?と考え、私の軽トラの燃費をレギュ
ラーガソリンとハイオクで比較してみました。
ハイオクを使用すると確かに出力が上がるようです。すると坂道でギヤ−を一段シフ
トダウンしなくても登りきってしまうし、低速でもハイギヤ−で運転してもノッキン
グしにくい、と考えた訳です。ハイオクはレギュラーより一割高いのですが、燃費が
それ以上伸びればコストダウンになる筈です。作年7月24日から9月20日までレ
ギュラーで1,683kmを97.7Lで、今年1月13日から3月13日までハイオクで
2,134kmを123.7Lで走りました。ガソリンの切替時にはタンクが空っぽになるまで走
り、切り替えてから一回だけは計算に入れていません。結果は・・・?
レギュラー:17.23km/L
ハイオク :17.25km/L
残念ながら、レギュラーもハイオクも燃料消費量は同じになってしまいました。実験
の結果、私がレギュラーに戻したのは言うまでもありません。あまり面白い報告には
なりませんでしたね。

林 正弘
岡山市

5/2 千葉の野口さんから「我が家の育苗」
千葉の野口です。

世間ではミツバチ不足ということですが、ここ数日ブルーベリー園内は羽音がすごいです。
隣接する自宅の納屋の2階の天井裏に日本ミツバチが営巣していますが、日本蜂だけでなく、
西洋ミツバチ、コマルハナバチ、マルハナバチ、ハナアブらしきもの、時折アシナガバチや
コスズメバチも迷い込んできます。そんな中、コンテナに植え付けてあるブルーベリーを地
面に下ろす作業と鉢植えへの灌水、田んぼの仕事が同時進行しています。


我が家の育苗ですが、3年ほど前から300枚を超える管理が必要になり、ハウスのみでは難
しくなり、コンクリートの庭にも直に置いています。どちらの管理も発芽してほぼ揃ったこ
ろ、べたがけしてある育苗シート(白色の発砲ポリエチレン製)を取り去ります。温度にも
よりますが、だいたい土から10〜15mm顔を出したら被覆を剥がして持ち上げている土を落と
すために、箱をトンボなどで叩いて落とします。表面が乾こうが気にしないでそのまま。翌
日も土が持ち上がってきているので、朝露が切れた頃にトンボで箱のヘリの表面を掻くよう
にすると土がまた落ちます。

ハウス内は両袖は鳥よけネット(1mm程度)を張っておいて全開にしてあとは常温にしてい
きます。霜注意報がでてもこのハウス内は5度以下に下がらないことが多いので最近は閉め
たことがないです。

庭の方は(特に夜間の)気温にもよりますが、ハウスから遅れること4日程度で被覆が剥が
せます。その後はさすがに鳥やネズミに狙われるので、4mm目の防鳥ネットを被せておきま
す。水やりの度に剥がすので芽が突き出ることはないです。このネットは重いので、風でめ
くれることもありませんが、ネズミの侵入を防ぐ意味で重しは置いてあります。庭の方は少
し上げ底になった育苗箱なので、根が傷むことはないですが、その分だけ生育もゆるやかに
なります。

その他の管理は、4〜5センチぐらいになったときに、サンダルを縛り付けた苗箱(底が平
らなもの)を使って2日置きに2回程度苗を踏みつけます。これでも後半は夜温が上がって
くるので生育が良くなって、約28日で植え付けができます。昨年は黒米に至っては7センチ
ぐらいのものを植え付けて、水面から顔が見えるかどうかぐらいになりましたが、結構イネ
は強いですね。

今年は暖かかったので、揃いが良く、例年よりはやや長めですが、よその家の苗から見ると
極端に短いです。まわりでは過保護にし過ぎたのか失敗して蒔き直した話が聞こえてきます。
ずんぐりむっくりしていていい苗ではあるのですが、田植え時に水があまり多いと完全に水
没して、植えた場所が判らなくなり、大変なことになります。育つのは育つけど、曲がって
るな〜となります。ま、曲がった米が出来たのは見たことないので、大丈夫でしょうけど。

田植えはおそらく5/5〜5/6(庭に置いた方は5/9前後)ぐらいになりそうな気がします。こ
の時期は水の取り合いになるのですが、植え代をかけないでいた田んぼがあり、今日あたり
最後の代かきとなりそうです。

5/1 山口の石田さんから「籾まき終わりました」
大変、ご無沙汰しております。
山口県の石田でございます。
本日、籾まき及び苗代への設置を終えました。

今年初めてのポット育苗ですが、結局、ラブシートや
シルバーポリは使用せずに、2葉まで、寒冷紗ベタ掛け
のみで、育苗することにしました。

発芽直後から日光に当てる事が出来、
すずめの被害を軽減出来るのでは?と
思っています。

今年は、面積2.2ヘク、品種は5品種
(出穂順に、ミルキープリンセス、こしひかり、
豊コシヒカリ、にこまる、朝日)での挑戦です。

もちろん、全て無除草剤で挑みます。

又、去年までの3年間は個人でやっていましたが、
当面の設備投資は終わり、さすがに利益を出せる
体制が整ったと確信しましたので、今年から
会社でお米の販売を兼ねて稲作を行うことにしました。

さぁ!ちゃんと発芽してちょうだいよ!という思いです。

山口県 石田
http://www.y-brand.com/organic/
動画なんかも載せてます。

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