2009年10月のお便り  HOMEに戻る

10/22 和歌山の浜田さんから「お知らせ! みなさん 宇根 豊さん来られます! 他 レンゲと食味」
串本の農友が串本での講演を依頼されました!

場所 串本の商工会議所
日時 10月28日(水)18時半より

 今年の春にこのHPで宇根さんの本の紹介を受け,早速「田んぼの草花指標」や
「虫見板で豊かな田んぼへ」を購入させていただきました。お〜お!という本です。

 減農薬はじめる人は必見。勿論誰でもが一度は目にしないといけない本です。

 その彼が来られます!人は出会ってお話すべきもの!「会ってなんぼ」じゃああ。

 他 レンゲと食味に関する文献見つけました。↓

http://nels.nii.ac.jp/els/110001796107.pdf?id=ART0001938383&type=pdf&lang=jp
&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1256152988&cp=

 私はあれから色々考えたのですが, 来年もレンゲで頑張ろうと思うようになりま
した。(大体において,物事全般に立ち直りは早い…)
http://blog.fideli.com/kamumi/

浜田/(和歌山)

10/22 福井の吉村さんから『はーい良く解かりました。先生』
お米つくりで何時も思い出すことがあります。
籾干という作業で。今のように乾燥機の無かった頃天候を見てもみを干してもみ
が少し暖かいくらいの時に取り込み。その籾のカバーするようににむしろをかけ
て蒸らすようにしてました。もちろん私が小学校くらいの頃ですが、その時どう
してむしろをかけるんだろうかと思ってました。ねずみ防止かなーと思ってまし
た。

今から考えるとすべて理屈がかなっている。はさした米を天日でじっくり乾燥し
て時間をかけて更に籾干して充分すぎるくらい手間をかけていたのだなー。
その頃のお米の値段は、今の何倍も高かったそうだ、お陰で私も学校に入れても
らい人並みの教育や経験をさせてもらい還暦を過ごさせてもらった。今親父の年
齢になりつくづく思い知らされる。

籾を干していて天候が悪くなると隣近所の皆が手伝ってくれて助けてくれました。
今日隣が籾を干してるんだと気をつけているのかと思うと、なんだか農村協同体
がお米つくりを支えていたのだなー。昔の『結い』のように良い制度が存在して
たと思います。

乾燥機が普及してきた頃本当に便利な機械でスゴイナー。と思いました。これだ
け便利になったんだー。お米を生扱きして籾を乾燥するんだって・そんなことで
きるんかなー。20日以上ももかけていた作業を今は10時間くらいで済ませてしまう。
それじゃなんか夢のよう。そんなタイムスリップに私達ガ居るんですね。
便利になりすぎたからお米の味の事を忘れかけているんだと思います。
こだわり・こだわり米と皆が騒ぐけれども何も変わった事をしてるとつもりが無
い、昔のようにお米をの気持ちを考えてお米を作っているだけですね。

お米つくりって何だ。経営を成りたたせるために大きくて値段の高い乾燥機(遠
赤外線で22石)でコンピューターに制御された米つくりの技術にさせられたロ
ボットになってはいけないと思います。リスクやいろいろなことを考えてもやっ
ぱり現在のような機械に頼らざるを得ない。そんな百姓になってしまった。

先生今になって思います。お米つくりほど難しいものは無いですねー。つくづく
思います。
皆さんのお話や先生のお話を伺い。つまらんことを書いてスミマセン。今やっと
こ籾干の終わった赤米を籾摺りしたいと考えています。集団転作の麦の播種を1
ヘクタールあまりしました。これからサトイモの収穫や・自然薯の収穫が始まり
ます。赤木先生の10本を収穫前にチェックされるいいことですね。地面にある
収穫物はもっと楽しいですよ。実際に掘り出すまでどんなものが出来てるかわか
らないんですから。

葉のつきようや勢いで出来の良し悪しの・ある程度の判断が出来てもやっぱり掘
り出すまで解からないというのに面白みがあるんですよねー。

元気に頑張りましょう。秋は我われ百姓のためにあるんだから。嬉しいなー。

よしむら農園 吉村義彦・春子

10/22 千葉の野口さんから「赤木さんへ、Re籾の乾燥など」
千葉の野口です。という書き出しより、た〜ぼ@花囲夢ですという書き出しにしようかな(^^

ということで、赤木さんへ

>  面積もある程度ありますので、通風循環だけで仕上げていては間に合いません。
> でも自家消費用ぐらいは最後にしてゆっくりと乾燥してみるのもいいかなという思い
> はずっとあります。実現がなかなかできません。

 送風だけでの乾燥は、千葉の9月だと湿度の関係で難しい気もしますね。今回は条件が揃っ
てたまたま乾いただけだと思います。古代米のように遅くまで袋に入れておいたら乾いてし
まったケースは多々あるので、そのときの気温や湿度が関係するんだろうなぁと漠然と思う
んですね。

 庭でもみを干すときも、何時に出して何時まで出しておくかについて、長年の経験から私
と両親3人の意見はほぼ一致します。ただ、たまに短時間で天気が急変する場合、例えば急
に照りが強くなったり、風が吹き始めたりとなると、想定が違ってきて、他の作業をやめて
急いで戻ったりすることもあります。乾燥機はそういう意味では省力化の代表選手ですね。

> そのときの気温や湿度・・・・・
> そんなことわかるわけがありません。どう〜もぉ・・・

 やはり。経験と感なのかなぁ。このあたりは。

>  なお水分が高くなると脱ぷが悪くなるので籾が増え、米の中に混ざろうとします。
> 一台の籾摺り機でしたら気を使うところです。
>  籾摺り機を2台使いますと、精神的に非常に楽です。籾が混ざっていないか。。。
> という気遣いは全然ありません。

 これは条件が整えられるなら、良い考えかもしれませんね。うちの場合だと、場所も電気
容量もカネも足りないかな。

10/21 岡山の赤木さんから「籾の乾燥など」
赤木@菜の花です。

 千葉のMr.ターボ・野口さんの質問に答える形で書きます。

 面積もある程度ありますので、通風循環だけで仕上げていては間に合いません。
でも自家消費用ぐらいは最後にしてゆっくりと乾燥してみるのもいいかなという思い
はずっとあります。実現がなかなかできません。

 急いで籾摺りするのは我が家の米ではなく、乾燥調製を幾人もの人に頼まれると、
どんどん進めないと後の人が刈ることができません。
停止してから1時間後に通風冷却する場合は2時間の通風循環を。
数時間後に冷却する場合は1時間でやめます。
乾燥停止時には15.5%より低くはしません。味のこともありますから。

そのときの気温や湿度・・・・・
そんなことわかるわけがありません。どう〜もぉ・・・
気温は乾燥機にも表示されますが・・・・あはは・・

5・6反の依頼でしたら籾摺りは夜なべで済ませます。あんなことを昼にやっていた
ら、他の作業に差し支えます。

揺動式こそ流量のバランスの上に成り立っていますから、最終のときに流量が減ると
揺動板の米のほうにゴミが上がってきます。
 早めに排出を止めて機内に残し、自家消費用に回せば問題ありません。ここから出
るもみ混じりの玄米はグレーダーも通っていませんし、石ぬき機も通っていません。
無条件に我が家用です。

私が最初に買った籾摺り機は20数年の揺動式でした。万石式は使ったことがないの
で、意見は差し控えます。その前は専門家に機械持参で家に来てもらってしてもらっ
ていました。

 なお水分が高くなると脱ぷが悪くなるので籾が増え、米の中に混ざろうとします。
一台の籾摺り機でしたら気を使うところです。
 籾摺り機を2台使いますと、精神的に非常に楽です。籾が混ざっていないか。。。
という気遣いは全然ありません。
カルトンにすくって籾の確認など全くしないですね。
こんなに楽なのならもっと早くすればよかったと思っています。
5万円で中古を買って、何年も使ったあげく、いまは2台目として動いています。

 
>今年はうちの回りでは、早場米は生き青だらけだったようです。死に米では困るけ
ど、だからって今年のように涼しい年は、いくら待っても割れなど出ないはず。
そういう根本的なことを無視して私利私欲に走り、結果おいしくない米を増やす。高
い肥料もいいけど、完熟のうまいものを安く提供するという根本を忘れているように
感じますことが最近わかってきました。

 まさにその通りです。
早く出すために早ものをつくり、カメムシが群がるのでたっぷりと農薬を撒かなくて
はならない。青いうちに刈らされて燃料代に驚いている。カントリーに出した人は引
かれた料金を見てビックリしている。ゆっくり刈ればいいものを。

 今日は稲の様子を見て回りました。
刈り取り適期は穂を手に取って皆さん判断をされています。
私は素麺の入っているような浅い木の箱に、何本も穂をすごいて入れます。選ばない
でランダムに採取します。特に背丈の短い送れた穂もすごきます。
箱の中でゆっくり見れば、青い籾がどのくらいあるか全てわかります。
一穂をいくら丁寧に見てもさっぱりわかりません。

 軸のどのくらいが枯れた時にああしろこうしろ・・・うるさいってんだ!
10本の穂をすごいて見れば一目瞭然っていうやつですよ。
みなさんわかった?

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通
 
10/20 千葉の野口さんから「Re籾ゼロ」
千葉の野口です。

> 夕方火を入れて、深夜から4〜6時間は停止します。水分を移動させて胴割れ防止です
> ね。 あと燃料の節約です。気温が下がって湿度も高い時に運転する必要はありませ
> ん。夜が明けてから乾燥させます。

 私も2枚ほどの田んぼは、天日干しではないので乾燥機のお世話になります。基本的には
急がないので8時間程度は通風のみです。この通風が問題で、籾が同じ乾燥度合いにあると
き、もともとの穀温が高いならば通風だけで水分はかなり減ります。今年のある田んぼのケー
スでは、11時過ぎから刈り始め、乾燥機に張ったときに17.3%の水分でいて、通風を始め
て、夜も気温が高く風が強かったので通風状態でそのままにしていたら、朝には
15.5%にあがってしまったケースがありました。外気温・外の湿度・外の風の流れ、いろい
ろな要素で乾燥度合いは変わってきますね。

>  急いで籾摺りしなければならないときは、1時間以上通風循環させます。

 これ、いったん休めてからやっていますか。その場合、どのぐらい置いて、どのぐらい通
風してます?>赤木さん
うちは滅多に乾燥直後に籾すりにはならないのですが、直後に通風をしてしまうと乾燥が進
みすぎるきらいがあるように思います。今回の風乾のみで仕上がったのとよく似た現象に出
くわしています。止める設定水分にもよるけど、14.5%で止めたなら過ぎてしまうように思
うのですが、停止水分まで含めて、赤木さんの「急いで籾摺りしなければならないとき」パ
ターンを聞いてみたいです。その時期の気温と湿度も知りたいかも(^^


> 籾ゼロの話
> 1台の籾摺り機では、どんなに丁寧にしても籾ゼロにはなりませんね。効率無視で1> 時間に5俵ぐらいにすれば大丈夫かもしれませんが現実的でありません。
> 色選は特別な場合にのみ使うつもりで設置はしています。保険みたいなものです。

 うちも、今年は万石式の籾すりが壊れて揺動式にしましたが、こいつの欠点に気づいてい
るところです。いわく、@最後のタイミングで気をつけないと籾が混入しやすい。気をつけ
ていても最後の20kgぐらいは玄米では販売に耐えない。A水分のばらつきがあると籾の混入
が多い(気がする)。結果、過乾燥を助長していないか。B騒音がエラい高い。などです。

 赤木さんのプラントの真似はできないけど、普通に籾摺り機だけの場合だと、万石では考
えられないゴミが混入する可能性があるのが揺動式の欠点と見ました。そうやって、色選と
か、いろいろ増えていくのかなぁ。可能なら、赤木さんのプラントの1台目の籾摺り機は万
石にしたいと思うがどんなモンでしょ。そうすると限りなく完璧かと。

>  朝日という稲はまだ刈れません。周囲の稲が次第になくなってゆく中、ひとりじっ
> と待つということはつらいものです。
>  青(あお)のある米がおいしいと言われていますが、私は疑問に思っています。
> 青いのをちぎって箱の中で熟れたトマトと、樹でお日様に当って熟れたトマトと、ど
> ちらがおいしいのか。決まってますよね。
>  お米だってワラの命を全てを受け取って完熟した方がおいしいと思います。
> そんなわけでもう数日、じっと我慢の子です。

 とても同感です。今年はうちの回りでは、早場米は生き青だらけだったようです。死に米
では困るけど、だからって今年のように涼しい年は、いくら待っても割れなど出ないはず。
そういう根本的なことを無視して私利私欲に走り、結果おいしくない米を増やす。高い肥料
もいいけど、完熟のうまいものを安く提供するという根本を忘れているように感じます。ど
んなに頑張ったって、ここにいる人たちの米が安売りのように、10kg2,500円はないでしょ
。都会に出ると、無農薬でも、新潟産でもないうちのkg490円の米が、700円に化けるらしい
ことが最近わかってきました。全部これで捌けたならいいんだけどなぁ...。

10/19 やまちゃんから「乾燥の狂い(再)」
一石さん、赤木さん、ありがとう。
引き続き、ぼやきを聞いてください。
 
「乾燥する時、一番少ないくらいの穀物量に設定して、低い温度(30度くらい)でやってるんですけどねえ」
と、思いつつ、9月中旬のコシヒカリの乾燥を思い出してみました。
村の機械組合のコンバインに刈ってもらって、乾燥開始が夕方4時頃。
24石の乾燥機にいっぱい入っていて、開始時の水分は24%くらい。
19%で一反乾燥停止して、休止時間を9時間に設定。
9時間後に乾燥開始して、15,5%の水分値に設定していました。
 
乾燥機のスイッチを入れたら、自宅に戻りますので、後は乾燥機まかせ。
次見た時は、すでに乾燥が終わっています。
 
乾燥の途中経過を見ていないので、よくわからないのですが、
9月中旬の日中はかなり暑いので、それが狂いをもたらすのでしょうかね。
一昨日のヒノヒカリは、乾燥終了が16,2E、手持ちのはだいたい16%くらいと、
大きなブレはありませんでした。
 
いずれにしても、一石さんや赤木さんの言いぶりから、
乾燥はやっぱり細心の注意がいるんだろうなと、雰囲気的に感じます。
供出したことがない(検査を受けたことがない)ので、少しくらい水分が違っていても、
「まっいいか」ですませてきたけど、供出する人は大変だろうなとは、
前々から思っていたことでした。
 
もう一つよくわからんこと。
乾燥機に水分値修正のつまみがあって、
「手持ちの水分計ではかって、それに合わせてつまみで数値を修正してください」とあります。
「乾燥機が16,5%、手持ちのが15,5%なら、減らす方向に1回して、乾燥機の表示を15,5%に修正します」
ところが、僕の乾燥機の設定は、常時1増やすの設定にしたままなんです。
これはどういう事を意味するんだろうと、ずーっと不思議でした。
乾燥機のと手持ちのと、そもそも初めからずれのあるのかなと?
 
書きながら、我ながらすっきりしません。
どうもわけのわからんことを書いてすみません。
いっぺん乾燥機メーカーに電話して、聞いてみようかな。
 
P.S 「色彩選別機」
去年が思わぬ大豊作で、だいぶ在庫を抱えて、自然食品店に買ってもらうことになって、
倒伏のせいで石が混じっていること、籾が混じっていることが心配で、友人の色選を借りました。
気軽に頼んで、気軽にOKをもらったので、玄米30キロ10袋を色選にかけたのですが、
時間のかかったこと、汗だくで(じーっと見てただけなんですが、、)、延々と数時間、
「うそーっ」というくらい籾が出てきて、「これでは籾すり失格やで」と笑われました。
だけど、友人にも迷惑をかけて、やらねばよかったという感想でした。
コクゾウムシがうろうろしていて、ひやひやしながらの作業でした。
ラインが多くなればなるほど、その分だけ昇降機が増えて、虫の巣窟が増えるというのは、
なかなか悩ましい話の様に思っています。
 
僕の場合は、玄米食の人はごくわずかなので、今年は10袋分だけ、
揺動選別の能率を低くして(半分くらいで)やりました。
手ですくってみればゼロ、でも実際にはちらほらあるはずですが、
「これでゴメンしてちょうだい」です。

10/19 京都の土佐さんから「色彩選別機」
丹波の土佐です。
私どもも今年1月に集落営農組織を法人化し、地元の米の販売に乗り出しました。
そんな中、色彩選別機がどうしても必要ということで検討を重ねて導入しました。
機種の選定にあたっては、やはり安西というメーカーの色選がよいという結論になりました。
そして農機具会社にあたってみると、金子農機の色選が安西のものであるということがわかりました。
8月に導入して使い始めていますが、私たちにとっては十分というか、まだ使いこなせていないと思います。
玄米用のお客様には「玄米着色抜き」で青米も籾もきれいになくなります。
選別度合いの数字の設定はもう少し回数を重ねないと確定はできないようです。

10/19 岡山の赤木さんから「籾ゼロ」
岡山の赤木@菜の花です。
長いことご無沙汰しています。
もう忘れられちゃったかなと思っています。
皆さんの記事は毎日拝見しています。

 まずは乾燥のことで。
一石さんのおっしゃる通り、穀物量を少なく設定し温度を下げています。
夕方火を入れて、深夜から4〜6時間は停止します。水分を移動させて胴割れ防止です
ね。 あと燃料の節約です。気温が下がって湿度も高い時に運転する必要はありませ
ん。夜が明けてから乾燥させます。

 急いで籾摺りしなければならないときは、1時間以上通風循環させます。

籾ゼロの話
 自慢ではないのですが、私が出荷するお米の中には籾はまず混入していないと思っ
ています。玄米食のお客が多いですから、籾の混ざった玄米は私の商品としては失格
なのです。

 籾摺り機は2台使います。2台目はロールは取り外し、ベルトも外しています。揺
動板と供給する昇降機だけ動いていますから、電力はわずかなものです。
また籾殻を飛ばす送風機のプーリーも変えて回転を落とし、ホコリを排出する程度に
しています。
 1台目でかなり安全なところから米を取りだしていますが、2台目の揺動板で選別
すると籾が驚くほど出てくるものです。出て来た籾は最初の籾摺り機のホッパーに戻
します。
1台の籾摺り機では、どんなに丁寧にしても籾ゼロにはなりませんね。効率無視で1
時間に5俵ぐらいにすれば大丈夫かもしれませんが現実的でありません。
色選は特別な場合にのみ使うつもりで設置はしています。保険みたいなものです。

参考に私の籾摺りプラントをお話します。(もし企業だったら公開しない部分です)
1台目籾摺り機  → 1台目1.8mmグレーダー → 石抜き機 →  2台目籾摺り機 → 2台
目1.85mmグレーダー → 3台目2.1mmグレーダー → 計量

もし色選処理が必要ならこの後ゆっくりとします。

 朝日という稲はまだ刈れません。周囲の稲が次第になくなってゆく中、ひとりじっ
と待つということはつらいものです。
 青(あお)のある米がおいしいと言われていますが、私は疑問に思っています。
青いのをちぎって箱の中で熟れたトマトと、樹でお日様に当って熟れたトマトと、ど
ちらがおいしいのか。決まってますよね。
 お米だってワラの命を全てを受け取って完熟した方がおいしいと思います。
そんなわけでもう数日、じっと我慢の子です。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

10/18 会津の一石さんから「近況と籾混ゼロを目指して新しい籾摺り機使ってみました。」
こんにちは
会津の一石です。
今年は草にやられてしまいました。過去一番の低収穫でした。2〜3割減

籾摺り機 MGJ5DM http://www.iseki.co.jp/products/kansou/kans-mgj.html
MG5 http://www.iseki.co.jp/products/kansou/kans-mg_p.html

両方使ってみました。去年はサタケの5インチを使ってました。
MGJ5DM 揺動式(ジェット式)
ジェット式なので高水分の籾殻が剥けやすい。
私の所は疎植のため一穂250粒このくらい付くと未熟粒が結構混ざります。
この未熟粒がロール式のサタケでは剥けず、揺動版での選別でも分別できず
籾混の原因になっていました。もちろん、格付け検査で1等に入る範囲です。
ジェット式はサタケの時より少なくなりました。ゼロにはなりませんでした。
また、未熟粒が多かったため籾殻を風で分離するところで詰まりを起こし使え
ませんでした。松山から来た設計者に対策をしてもらい(流れ込むところの角度
と材質をステンに変え滑りをよくしました)使えるようになりました。前より仕上げ
米にはぬかが混ざるようになりました。来年に向け製品化し直すそうです。


MG5 ロール方式
ジェット式が詰まりを起こしている間こちらを使いました。
サタケが古いのが原因か籾混はサタケ MG5 MGJ5DMの順に少なくなりました。
自動のロール間隔調整は楽でした。

山本製作所 CLX-350 
http://www.yamamoto-ss.co.jp/product/nouki/CLX-352DF-S.html
籾混の量は籾摺り後色選にて出てきた量で判断しています。
玄米を手ですくったとき籾が見あたらないのに色選で弾くと結構出てきます。
この色選は籾混には正式には対応していない機械なのでやはり籾ゼロには
なりません。買ったときの目的が黒米の選別を主にしたためです。当時、5社の
製品を試してこれが一番良かったです。
現在は籾混ゼロを目指す方が主になってきたので買い換え、追加を考えています。
今のところわが家に来ていただいてのテストでは安西さんの色選が良さそうなのですが、

色選をお使いの方、籾混ゼロにどの程度近づいているのでしょうか。

10/18 会津の一石さんから「Re教えてください、乾燥がうまくいきません」
こんにちは
会津の一石です。
乾燥に時間をかけれるのであれば設定温度を低くして時間当たりの乾燥速度を
下げてください。温度設定やプログラムが組めない機械の場合、石数を実際の量より
5〜10石くらい減らして設定。もちろん夜中は止めて調湿してください。乾燥後水分の
行きもどりは乾燥後通風循環にて穀温を下げると少なくなります。最近の遠赤の乾燥
機には付いているらしい。
水分計は1回目を見てください。

10/17 やまちゃんから「教えてください、乾燥がうまくいきません」
乾燥がうまくいきません。
大島農機の24石の乾燥機で、水分停止自動制御装置が付いています。
15,5%くらいの乾燥仕上げにしたいと思っているのですが、それに近い数字になってくれないのです。
10年近く使っていますが、いまだにコツがつかめません。
単粒水分計というのが付いていて、水分分布メーターがランプで表示されます。
 
今年の例で言うと、
1回目の乾燥の時は、15,5%にセットしておいて、翌々日に行ってみたら、
(乾燥機は自宅から車で20分のいとこの納屋に置かせてもらっています)
「14,5E」の数字で乾燥が終わっています。(Eはエンドという意味)。
大島農機に聞くと、指定水分まで達したら、そこで従来のデータはクリアして、
もう10回?計り直して、その平均値を「14,5E」という形で表示するらしいです。
籾すりしながら手持ちの水分計ではかると、14,5%くらいの仕上がりになっていました。
 
2回目の乾燥は、今度は16,5%に指定しておいた所、「16,3E」で終わっています。
2週間程乾燥機の中に置いたままで、ほっといて、ぼちぼち籾すりをせにゃならんなと、
乾燥機の中の籾をむいて水分をはかってみると、16,5%くらいありました。
もうちょっと乾燥させたいなと思って、乾燥機を運転すると、途中経過でも16,5%くらいの数字が表示されていました。
よしこれなら乾燥機の水分計と手持ちの水分計の誤差はないなと、
畑の野菜の収穫をしていて、1時間ちょとたって戻ってみると、
「14,4E」で終わっています。なんじゃこれ、また乾燥しすぎやないか、、、、
籾すりしながら手持ちの水分計ではかると、14,2とか時には13,9なんて数字です。
わけがわかりません。
 
籾の中に青米が多いと水分が戻り、青が少ないと乾燥が進むと言うことは聞きます。
今年のコシヒカリは、極端にクズ米が少なく、青も少ない様に思います。
 
今年みたいな見当はずれの乾燥仕上げになってしまったのは初めてですが、
でも毎年想定通りの仕上げにならず、頭を悩ましています。
どうしたらいいものか、教えて頂けるとありがたいです。
 
それともう一つ、手持ちの水分計のことですが、
お皿に並べて、いかきに差し込んでぎゅっとねじを回して、水分をはかりますよね。
ねじを戻して、もう一回またねじを回すと、水分の値が変わっています。
だいたい低くなっています。
3回目をやると、また数字が変わります。
あれってどういう事ですか?何回目の数字を見たらいいのでしょうか?
 
ともかく、自信をなくして頭が混乱しています。

10/16 岡山の林さんから「モズのはやにえ」
皆さん今晩は、
今まで暑い、暑い、と言っていたのに、もう朝晩は寒いくらいになってしまいまし
た。時の過ぎるのは早いものです。
週刊 東洋経済 10月17日号に農業に関する特集が載っています。以前、斎藤さん
が、>新政権でも農水大臣は石破さんにお願いできないだろうか。できないだろうな
あ。(笑)と、衆議院選挙前にメールに書かれていた石破氏がインタビューに答えて
いました。同誌83ページには新規就農についての記事もありました。参考になるか
も?

モズがよく鳴いていると思ったら、ミカンの刺に獲物が突き刺されていました。モズ
が突き刺したようです。このミカンは、接木の方が冬の寒さで枯れ、台木が生き残り
成長したようです。ミカンはどのような種であるかにかかわらず、種子から成長する
とこのように刺を出します。草を刈るときこの刺に刺さって痛いのですよね。
モズが獲物をこのように刺しておくのは不思議ですね。

林 正弘
岡山市
10/15 和歌山の浜田さんから「遅くなりましたが,土佐さん,四方さんのTV見ました。他」

お仲間がたくさんいて,師匠がいて,いい所だなあと思って見させていただきました。

初めてTVでお顔を拝見し,う〜んとうなりました。皆様いいお顔でした!直にお会いして尊顔を仰ぎたいものだと思いました。

 

うちはついに脱穀,籾すりし,販売開始しました。

http://www.kamumi.com/ 

実は今年の米,あんまり「旨くない…」のです。レンゲをやって,踏んだり蹴ったりです。レンゲって本当はどうなのか?それにしても,「あんまり旨くない」と感じたのははじめて。

 

去年のお味が大変良かったということで,串本のお米屋さんから事前に「まだかまだか?」という連絡を受けていたのですが,果たして追加注文があるかどうか。

 

「干し過ぎ」は確かにありました。

台風をはさんで雨が続き,脱穀まで15日間干しました。屋根付きのはさなので,結構乾いていたのですが,脱穀の天気にはならない。こんなに長期間干したのは初めてです。籾すり機も実にスムーズ,トラブルありません。籾すり機は乾燥米が好き…

 

お米屋さんの評価は重要だと考えていますので,これからも持ち込みたいと思っていますが,米屋さんでは「今年のは何だか灰色ぽい」とのこと。通販では白米の場合1.2倍の水の分量にして欲しいことは書きました。お米屋さんは「玄米ではどうか?これから炊いて見ようと思っている」と言ってくれてます。リピーターはあるのか?不安です。

 

今年の「農」は問題山積みです。お米交換したい人。いつでも応じます。連絡あれば,同分量を着払で味見し合いませんか?作った状況書いてね。

 

浜田/(和歌山)

 

http://www.zb.ztv.ne.jp/kamu/

通販

http://www.kamumi.com/ 

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