近畿地方の実践

(6月26日) 
山下様、お久しぶりです。
 こちらは「前途多難」です。米ぬか散布田(2年目)ではコナギが目立つようになってきました。学生実験の生育調査のため、週1回水を落とさねばならず、そのためにダメージを受けていたコナギに息を吹き返させてしまったのが敗因だと思います。前に述べたように、この田では栽植密度と植付本数の効果を見る実験を行っていますが、30cm×15cmで5本植えの区画では、コナギの生育量は収量減になるほどではないと思います。しかし、間隔が広い(30cm×30cm)か、1本植えではかなりはびこっており、両方を組み合わせた区では完全にコナギに負けています。
 来年は2回代かきや米ぬかの分施(代かき後と田植え後)、それに現在作成中のぼかし投入や木酢も試みようと考えているところです。
 ところでこの田はシャジクモ(車軸藻)の発生がすさまじいです。数センチの厚さで田面を覆っています。場所によってはコナギの生育を抑えているような気もします。他の除草剤を使った田でアオミドロが多いのとはエライ違いです。
 次に、なたね油かす散布田ですが、こちらは今年から除草剤使用を止めた所なので、もともと雑草種子が少なかったため、それほど雑草は目立ったいません。プランクトンやユスリカの幼虫の発生などにより水も良く濁りました。ただし、少しとはいいながら出てきた雑草が種を落としますから、来年が勝負の年と言えましょう。
 最後に、同じく今年から始めた不耕起移植田(ヘアリーベッチ前作、米ぬか散布、アゾラ投入で抑草を試みる)では、どうしても下の方にアゾラが寄ってしまうので、週に一度拾い集めてまき直しをしました。その甲斐があってようやくアゾラがほぼ田面全体を覆うようになりました。しかし、既にコナギの葉の先端がアゾラの層の上に出てしまっています。やはり、九州や四国などに比べると気温の低い当地では、繁殖に時間がかかるのは仕方がありません。来年は最初の投入量をいかに増やすかが課題だと思います。
 ところで、この田では米ぬかを播いたものの、いくら待っても発酵せず、最初に述べた田のように漬け物のような匂いが漂うということがありませんでした。不耕起のためかもしれませんが、興味深いところです。
 最後に、こちらでは年々除草剤不使用田の枚数が増え、今年は中央道を挟んで東が除草剤不使用、西が除草剤使用ときれいに分かれているのですが、東西では雑草量のみならず生き物の種類や水の濁り方など、見事なまでに異なっています。また、こちらには鴨(マガモ)がよく休息に来るのですが(今年は親子も1組住み着いており、人気者になっています)、泳ぐのは専ら餌の豊富な東側の水田です。授業(実験やフィールドワーク)で、学生にそういった違いを説明すると、皆興味深そうに聞いてくれます。したがって、今年は抑草効果はもう一つでしたが、教育効果は大いにあったと言えるでしょう。

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泉 泰弘
〒522-8533 滋賀県彦根市八坂町2500 滋賀県立大学環境科学部
生物資源管理学科
Tel: 0749-28-8338 Fax: 0749-28-8579
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IZUMI Yasuhiro
School of Environmental Science, The University of Shiga
Prefecture, Hassaka 2500, Hikone, Shiga 522-8533, Japan
Tel: 0749-28-8338 Fax: 0749-28-8579
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(2000,5,29)今日から、最新情報が頭にきています.

山下正範様
 メールありがとうございます。
 今年度の学生実験では、それぞれ2通りの栽植密度と植付本数を設定し、合計4通りの栽培条件下におけるイネの生育と収量を比較することになっています。裁植密度は11.1株/F(30×30B)と22.2株/F(30×15B)、植付本数は1本植えと5本植え(機械植えを想定)です。旧短大時代に橋川先生がやっておられた実験と似ています。慣行の機械植えの逆をいくやり方でどれだけ収量が上がるかを学生にアピールしたいというのが狙いです。
 ところで、この水田では米ぬかによる抑草を試みています。移植後3日目に200kg/反の米ぬかを散布しました。田植1週間後に散布した昨年は、コナギがかなり生き残ってしまったので、今年は少し早めにしたのです。そのため水が濁るのが早く、またコナギの葉に苔のようなものが付着しているため、光合成が十分に出来ず、ある程度生育は阻害されているはずです。しかしながら、コナギは実にしぶとい!新しい根も出てきており、根絶はやはり不可能のようです。今や水田はまるでイネとコナギのサバイバル・ゲームの場と化しています。なお、学生に手植えをさせたところ、やたらと深く植えてしまった者が何人もおり、水面下に没したイネは活着できませんでした。よって、欠株が相当に出てしまいました。深く植えすぎないように指示を徹底すること、それに播種日を繰り上げて成苗を植えるようにすること、これが課題として残りました。
 他に、今年から不耕起移植を始めた水田もあります。そこではヘアリーベッチの前作作付、米ぬか散布(同じく200kg/反)、そしてアゾラ(アカウキクサ)投入という3つの手法を組み合わせて抑草を試みます。ただし、今年は既にかなり雑草がはびこってしまっています。こちらは気長に続けようと思います。
 また、技師の芝原さんが昨年から始められたナタネ油粕散布も、今年はかなり効果が上がっている感じです。米ぬか散布田と違うのは、投入後に水がアルカリに傾くこと、アオミドロが大発生する点です。

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泉 泰弘
〒522-8533 滋賀県彦根市八坂町2500 滋賀県立大学環境科学部
生物資源管理学科
Tel: 0749-28-8338 Fax: 0749-28-8579
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札埜和哉(ふだのかずや)
大阪府交野市星田9−22−28
(勤務先)近畿情報高等専修学校
TEL 072-891-1480

(経営)
  水稲45アール、うち山田錦22アール(酒屋と契約栽培)、もりのくまさん10アール、あいちのかおり11アール
  畑5アール 野菜(自家用)

今年から、1反ほど、除草剤を使わずにやってみようと思っています。
3年ほど前から、稲葉先生のお話を聞き、除草剤なしで行けることは知っていたのですが、専業農家でないので、もし草が生えると、と思いなかなか実行に移せなっかたのです。
しかし、ダイオキシン問題や、自然環境のことを考えると、自分で食する分だけでも、無農薬でやっていこうと思っております。

(相談したいこと)
 普通田では溝きりをやっているのですが、除草剤を使わないイネ作りでは、どちらが良いのでしょうか?
早く溝きりをすれば、とろとろ層をかき分けてしまうのでは?遅いほうが?

※ 現代農業に、紙マルチが載っていましたが、私は、米糠の袋を切り開き、畑のナス、キウリ、スイカの下にしくと草が生えない(約2〜3ヶ月くらい)
紙袋だけしくと、風で飛ぶので、わらを上に置くと良いみたいです。(わらだけのマルチでは、1ヶ月もすると、わらの間から草が生えるので)


 (世話人より)
僕のところは、そうめん地帯なので(揖保の糸)コムギの空き袋をもらってやってました。
今は、県内の印南町の本岡さんのアドバイスにヒントを得て、また、田植え用の紙マルチを大量にもらったので、スイカの肩に、紙マルチ(1,6m)を敷き、その上に、のり網を置いています。スイカのツルがつかまってくれるのと、片付けのときに、のり網を引っ張れば、それでOK.そのまま秋野菜が播けます。
 前は、残暑の中でふうふう言いながら片付けていたのですが、今はらくちんです。
片付けといえば、スイートコーンのあと、これも大変でしたが、井原豊さんの家から、ハンマーナイフを譲ってもらったので、スイートコーン作りが苦ではなくなりました。


 溝きりについて。

 札埜さんおひさしぶりです。
稲美町の本岡です。4月になると田圃が動き出してきました。あれこれと忙しくなりますが、
私にとっては楽しい季節の始まりです。
 
 ところで溝きりの時期としては、出穂の45〜40日前あたりがよいのではないでしょうか。
それより遅くなると稲の上根が張ってくるので、深い溝が切れません。

私の場合中干しをしないので、その頃に1週間の間をあけて2回走ります。

 それと たとえ除草剤を入れていても溝きりをした後には、生えてくることがあります。
去年は、切った溝に沿ってコナギがびっしりと生えてきました。こんな事始めてでした。
田圃全体というわけではなかったので、とくに多いところを7月の終わりに畦シートをかぶせてみました。
コナギに突き上げられた状態でちょっと心配だったのですが、
100メートル使用した結果、3週間でコナギは溶けて無くなっていました。
残りの部分は手で取りました。
 
アゼカヤ、キシュウスズメノヒエが多いところにも 畦際に畦シートを平らにして沈めています。
田圃に進入してもその間根が張れないので、後日見回りの時引き抜きやすいからです。

 畦シートも最近 ポリプロ製がでています。値段は塩ビ製と変わらないけれど遙かに長持ちします。

     稲美町 本岡 


 ご無沙汰しております。ホームページ開設のお知らせ、ありがとうございました。返事
が遅れましたこと、お詫び申し上げます。(昨日まで海外出張で1ヶ月間留守にしていま
した。)
 以下にアンケートの答えを示します。
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□名前 泉泰弘
□住所1(都道府県名)滋賀
□住所2(市町村以下)〒522-8533 滋賀県彦根市八坂町2500
□勤務先など 滋賀県立大学環境科学部
□TEL0749-28-8338 FAX0749-28-8579
□Eメール izumi(アットマ)ses.usp.ac.jp
□ホームページURLhttp://www.ses.usp.ac.jp/ses/shigen/izumi.htmlリンク (可,不可)
(上記の住所、氏名などで表に出てほしくない場合は、その項目の前の□の中に×を書い
てください)

@ 経営内容(仕事の内容など)教えてください。
 大学には12筆の水田がありますが、全部合わせても8反ほどです。品種は日本晴だけで
す。あらゆる農法を試しています。(添付書類として、今年度の利用計画を付けることに
します。)
A 除草剤を使わずに稲を作っている田んぼはありますか。あれば、その面積を教えてく
ださい。
 昨年は3筆で米糠(生糠200kg/10a)散布(8.8アール)、ヘアリーベッチすき込み(9.5
アール)油粕散布(5.4アール)を試みました。
B いつ頃から取り組み始めましたか。また、その動機(きっかけ、思い)などを教えてく
ださい。
 昨年から始めました。きっかけは現代農業の記事と例のシンポジウムです。
C どんなやりかたをしていますか。
 米糠と油粕は田植え1週間後に水口から流し込み。ベッチは生のまま湛水で枯らせまし
た。
D あなたの工夫しているところは、どんなところですか。
 昨年はよく考えずにやったので失敗でした。今年は散布時期をもう少し早めにしようと
思います。ベッチの方はそれ以前の4年間無肥料無農薬栽培を続けたところなので、抑草
は難しいのですが、気長に続けるつもりです。
E また、あなたが苦労していること、相談したいことなどがあれば教えてください。
 最近の学会では反復を取るなど実験計画がしっかりしていないと、いくら良い結果が出
ても論文にはできない、評価されないという嘆かわしい風潮になっています。つまり水田
での試験では論文が書けるような実験が難しいため、作物学の研究者達は皆ポット試験に
走ってしまいます。私も水田でいろいろ試していることが自分の業績にはなりそうにもな
いので、正直なところ遊び心半分でやっているのですが、遊びだけでは食えないのが困っ
たものです。(単なる愚痴になってしまいました。)
F やりたいこと、訴えたいこと、聞いてほしいことなど、どんなことでも結構です。メ
ッセージをどうぞ
 今年から不耕起移植も始める予定です。実はイネ以外に既にコムギ=ダイズ二毛作でも
不耕起試験を始めているのですが、不耕起だと除草剤を使わないわけにはいきません。省
力化と環境保全とはしばしば対立するので、環境科学部にいる人間としては頭が痛いです。
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それではホームページのさらなる御発展をお祈りして筆を置きます。
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泉 泰弘
〒522-8533 滋賀県彦根市八坂町2500 滋賀県立大学環境科学部
生物資源管理学科
Tel: 0749-28-8338 Fax: 0749-28-8579


松本泰和(松本農園)
和歌山県伊都郡かつらぎ町背の山268
TEL 0736−22−2486  FAX 22−0260
Eメール m-nouen(アットマ)naxnet.or.jp (現在,宝の持ち腐れです)

(経営)
水稲180アール(大きいので20アールあまり〜小さいので2アール=全部で23枚)
ヨッシャヨッシャといっているうちに,気がつくと,,,これは大変ですね.
当年63歳,もうしばらくなんとかなりますかね,それにしても,小さいのを何とかしますかね.
 ミカン(78年より、現JAS規格にもOKが)150アールより減って,現在80アール
 柿(81年より最少慣行農薬の10分の1で)40アール.しかし,00年よりJAS規格に
 梨 30アール

(除草剤を使わない稲作り)
93年からです.
ミカンの有機栽培を,78年からやっておって,主食の米をとの思いは,ずいぶん以前からあった.
に加えて,東京の人から,追い討ちをかけられた.
93年に10アールほど.文字どうりの草生栽培.
94年に同じ田んぼで,草取り器,押しそこないの草生栽培.ジャンボタニシに勝るものなしとに乗って,
今は,近所に大迷惑おかけしています.
95年 同じ田んぼで合鴨
96年 30アール.まずまずうまくいく
97年 別の40アールで,紙マルチ(これは,当方の依頼に,めーかーのデモとして)
98年 親父との関係で,結局段取りできずに
99年 液体マルチと深水
00年 液体マルチと深水30アール,とろとろ層に挑戦,60アールの予定.

ジャンボタニシの駆除の方法のアイデア,教えてください.
隣の田んぼも大変になっているので,ぜひよろしくお願いします.


山下正範
〒672−8002 兵庫県姫路市北原328−4
TEL&FAX 0792−45−0576
Eメール yamatyan(アットマ)jeans.ocn.ne.jp
HP.URL http://www2.ocn.ne.jp/~josonet

アンケートへの回答は,資料室に掲載しています.
今年の方針が,まとまってきましたので,書いてみたいと思います.
水稲作付けは,去年より43アール増えて,115アール.去年までは,早生(コシヒカリ)1本だったが,今年は,中晩生(葵の風,ヒノヒカリ)も,20アールずつ作ります.

(どうやって草を抑えるか)
@,表層浅く(半不耕起で)2回代かき。5月27日ころ水が入るので,1回目の代かき.
基本的には,熊本の後藤清人さんの方式でやるが,2回目の代かきまでの水の守が大変なので,1回目も丁寧に代かき。途中,軽く干して(当地では,ひっつかせるといいます)雑草の芽きりを促したい.
10日くらい置いて,泥が十分水を吸って,膨軟になったころに,2回目の代かき.
雑草を叩いておいて,植代の翌日、田植えしよう.

A、田植え後,2〜3日のうちに,米糠散布.(反当100キロ)
米糠を入れた米袋に,ドボドボと水を注ぎ,あらかじめ,米糠を湿らせておく.
3日ほど前にやっておくと,湿りが均等化し,また,発酵を始め,熱をもってくる.
それを,畔にまくばっておいて,ちぎっては投げ,ちぎっては投げしよう.
去年の経験では,空中で分解しながら,田んぼの中に,バラバラと落ちて,水の中に沈みながら,泥の上に広がっていってくれる.
(生の米糠を流し込むと,水に溶けながら沈んでいくが,ペレットや湿った米糠は,沈んでから,泥の上をすべるように広がっていってくれる.田んぼの泥に膜を張るようなひろがりかたをしてくれる。ぼくには,それが魅力的に思われるのだが,どうだろう)
去年は,動散で畔から,ペレットを散布したのだが,機械の音にせかされて,たったか、たったか畔を歩いていくと,膝と腰にこたえた.
それに比べ,畔から湿らせた米糠を,花さかじいさんみたいに投げ込んでいくのは,のんびりしていて,あまりつかれないような気がする.
思ったほど時間がかからない.一反あたり,30分もあれば撒けそうな気がするのだが,どうだろう.
僕の田んぼは,30メートル幅なので,両畔から投げ込んで届きそうなのだが,もし,真中どころに届かないところができたときは,手製の散布機(60リットル,スプリング付)で,生の米糠を散布しようと思っている.
兵庫県は,ちょうどそのころ,トライアルウィーク(体験学習週間)にあたっていて,学校に行かず,わが農園に,中学生が二人出勤してくるので,彼らも面白がってやってくれそうだ。

B、米糠を散布するときは,水深3〜4センチくらいだが,田植え後4〜5日で苗がしっかり活着したら,深水管理にもっていこう.
とは言っても,僕の田んぼでは,8センチくらいしか,水をためられないけれど.

C、食用廃油を流し込んで,その効果をテストしてみよう.
1,5aの小さな田んぼに赤米をつくって遊んでいるのだが,その田んぼ,雑草の見本市な田んぼだった.
西藤秀夫さんに教えてもらって,食用廃油を流し込んだところ,刈取のときに、「え,どうしてなの」と首を傾げるほど,見事に草が消えていた.
植えた後,水を足すくらいで,まるでほったらかしなもので,いつどうやって草が消えていったのか,
よく見ていません.今年は,しっかり観察してみよう.
ちなみに,その田んぼ,木酢液入りの水で湿らせた米糠を,反当にして200キロ,中学生に,畔から投げ込んでもらいました.

以上が,今年のわが農園の「基本方針」です.
さて、どうなりますことやら。

(註@) 手製のスプリング付散布機,新潟県の山田さんが考案された「アイデア商品」で,
「米糠を使いこなす」(農文協の新刊)に紹介されていますが,
もう少し詳しく問い合わせ中ですので,わかったら,また,この欄でお伝えすることにしましょう.

(註2) 僕の作っている赤米は,中国の雲南省からのお土産で,ある方から内密に(?)もらったものですが,
ご希望の方があれば,今秋,一穂ずつ差し上げます.返信用封筒を同封(80円切手添付)でお申し込みください.
もち米で,長粒種,正式には,黒米ということになるのでしょう.おこわにすると,とてもおいしいです.
晩生種で、6月中旬田植えで,9月初旬ころから出穂が始まり,刈取適期は,10月下旬.
比較的短稈(110センチくらい)で,茎が太く,まかり間違っても,倒伏の心配はありません.
僕のような作りで,反当り10俵とれているのですから,多収品種です.
あえやすいことはあえやすいですが,僕は,手刈り(もしくはバインダー刈り)で,ハーベスタで生脱穀しています.


清水光男               2000.5.10
滋賀県高島郡安曇川町中野198−1
TEL 0740−33−0560
(経営)米 17ha コシヒカリ主力、酒米3ha
     転作ダイズ1,5ha、レンゲ転作1,5ha

(除草剤を使わずに)
H11年より2.5haで
滋賀県で、転作カウントに、U型が可能になったのをきっかけに。
有機質肥料栽培をして、除草剤と少しの化学肥料で作っていたので、なんとか無除草剤、無化学肥料で作れないかとの思いがあって。

(どんなやりかた)
米ぬか、植えつけ前に80キロ/反、植えつけ後、みなぐち付近に適当に70キロ/反
ナギ、オモダカ、クログワイが生きてびっしり生え、除草機をかけるがあまり効果なし。
ほとんど生えない圃場も一枚(30アール)あった。

(工夫)
とりあえず、こめぬか二回散布。
代かき前、代かき後、植えつけ後にまけるように、機械屋さんに、田植機を改造、米ぬかまき機を作ってもらっている。

(苦労)
トロトロ層ができない。どうしたらできるか知りたい。
水持ちの悪い圃場で米ぬか除草は無理か?
オモダカ、クログワイ、キシュウスズメノヒエなどの雑草防除法は?
教えていただきたい。