2006年2月のお便り   HOMEに戻る

2/28 滋賀の伊佐さんから「除草剤を使わない稲作りについて」
除草剤を使わない稲作りの先輩方に教えて欲しいのですが
私は不耕起栽培の稲作りで,6年目になるのですが,昨年は
草に覆われて収量が少なかったので、特に田んぼの中からつる草が
出てくる始末でした.つる草は冬場も枯れないので今のうちに取る
しかないのかと思っているのです

田んぼの中の草の種類はだんだんと変わってくるのでしょうか?
耕さずに冬季湛水しているのですが,草は変化してくるのでしょうか?

ネットワーク『未来シンフォニー』 伊佐 恒範
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2/27 神奈川の笹村さんから「韓国の方の視察」
あしがら農の会の笹村です。
赤木さんのところにも、韓国の方が見えたと言う事で。

農の会にも先日、韓国の農水省の方が、視察に見えました。
有機認証制度の調査と言う事でした。

案内くださった方が、東大の大学院で世界の有機農業を調査されている方で、以前から農の会の調査をされています。

この方に対し、農業技術について、詳しくない事を問題があると、
盛んに言われていました。
行政も研究者も、現場の農業者と同じレベルで、農地が見れないようでは、ダメだと言われて、
日本の行政との違いに驚きました。


なぜそのように詳しくなったのか、お尋ねしたところ、
農業者が厳しく追求するので、勉強しなければやっていけないと言われていました。
日本の行政の方は農業者が優しいためか、比較にならないほど、農業を知らないですね。農地に足を入れません。

韓国の方は、様々な稲作の農法に熟知しておりました。
冬の田に生えている、雑草の種類に興味を示し、これは韓国に無いとか、この草の性質はどういうものかと、質問が熱心でした。
特に田んぼの入り口に、池を作り、一旦水をためてから、田に水を入れるやり方には、興味を持ち、韓国でも古くはこのやり方があったと言われていました。

今韓国の農業は厳しいようですが、同じ厳しさに置かれている、
はずの日本は、対応の点では、雲泥の差があるようです。
将来どのような違いが出るのか、興味深いところです。

2/27 岡山の赤木さんから「中出さんへ」
韓国の方がいらしたとの事、多分稲作に関してのことで赤木さんを訪ねられたと
推測します。
外国の方がなぜ赤木さんであり、何が知りたかったのでしょうか。
その人達は韓国の農業でどういう立場の人達だったのですか。

赤木@菜の花です。
 中出さんのご質問にわかる範囲で。

 日本でいう農業試験場の場長さんと関係者、農業技術に関しては指導的な立場の方
たちでした。
区画整理されて大規模圃場になっているように仰っていました。たしか10へク程度。
韓国ではアールやヘクタールでは表現せず、坪で言います。向こうもこちらも頭の中
で換算しながらの話になります。
 ある農業機械メーカーにおいでになった便に、近場の農家で環境保全型農業に取り
組んでいる人を、ということでたまたま我が家においでになったわけです。

 当然話は菜の花等の緑肥を利用した無農薬稲作の全般でした。
疎植・細植えと、への字生育の重要性を認識されたと思います。

韓国だけに限ったことではなく、中国やフィリピンのお客様も環境保全型農業の実例
を知りたくておいでになっています。慣行農法から脱却を模索し始めているのはどこ
も同じのようです。
抽象的な表現で言いますが、諸々のしがらみが模索の足を引っ張っているのは、案外
わが国が一番強いかも。。。。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

2/25 福井の中出さんから「赤木さんにお尋ねします。」
福井の中出です。
お尋ねしたいことがありますのでお願いします。

韓国の方がいらしたとの事、多分稲作に関してのことで赤木さんを訪ねられたと
推測します。
外国の方がなぜ赤木さんであり、何が知りたかったのでしょうか。
その人達は韓国の農業でどういう立場の人達だったのですか。

新聞でも報道されている通り、韓国の稲作農家は危機的状態と聞いています。
個人的で申し訳ありませんが、非常に気になっています。

2/25 神奈川の今井さんから「 除草剤を使わない稲作りについて」
 メールの返信ありがとうございます。まだまだ、新米農家なのでいろいろとお話が聞
きたいです。就農する前は埼玉の小川町の田下農場、神奈川県藤沢市の相原農場で研
修させてもらっていました。小田原の笹村さんの所にも1度行かせて頂きました。始
めは自給分の米だけ作ろうと思っていましたが耕作放棄の田を見ていたらもったいな
い気持ちになり、借りることにしました。そうしたら、今度はいろいろな機械をそろ
える必要がでてきて、なんとかして機械の元をとらなくてと思っています。岡さんの
ご都合がよろしければお会いしてお話が聞きたいです。

2/23 岡山の赤木さんから「臭いのに臭くない話」
赤木@菜の花です。

 我が家には5坪少々の囲いの中にモミガラが保管してあります。ブロックのただの
囲いで屋根などはありません。随時畑に入れています。秋には米糠を表面に混ぜ込ん
で、有益微生物の密度を高めてあります。

 んで、1年半ぶりにエッサホイサをやりました。肩が痛かったけど懐かしいもので
す。
全部で500リットル分ありました。これを籾殻の上にドパッとうつしてやります。終
るといつもなら脇の用水からエンジンポンプでたっぷりと水かけするのですが、今時
期は水がありません。
 そこで水道水をかけてやりましたが、しょせん水道は水道。消防ポンプとシッコほ
どの違いがある。
 一通りかけた後、米糠をモミガラの上に振り撒きました。平均の厚みはせいぜい数
mm
だけど、雪が振ったように真っ白ですです。この上に霧状にしてさっと水をやりまし
た。
 
 さてその翌日、糠がぴったりと蓋をしているから、鼻を近づけても全然臭いませ
ん。これは驚いた。米糠には乳酸菌がしっかり住み着いているから、さしずめ下肥ボ
カシと言うべきか。いやいやウ〇〇の漬物か、はたまたし尿ヨーグルトか。  
ゲェ〜〜〜〜・・・・・
 なんと言われようともやがて最高の土作り資材になることは間違いなし。これには
重金属も含まれていないだろうから。
 ウオシュレットは確かに快適です。シャーと洗えば清潔この上ないし、痔にもいい
らしい。私も使っているから否定はしません。
 でもエッサエッサと担ぎ終わって便槽がカラになった時の気持のいいこと。循環型
生活に身を置いているという実感が湧きます。風呂入った後のビールは格別だ。

 12月中旬に蒔いたレンゲがやっと双葉になった。十分な成長は期待薄だろう。でも
雑草が生えているからこれでいけそうだ。念のために菜種粕ペレット30kgは振ること
にしよう。 菜の花も麦類も発芽はまだまだ。ヒナゲシとクリムソンクローバが草に
埋もれている。

 韓国のお客さん5名は、こちらが感心するほど熱心に聞いて帰られました。車から
降りるなり「こんにちは、今日はおじゃまします」と日本語でやられたから、アン
ニョン ハセヨの出番は全く無かった。
 別れの時の アンニョンヒ ガセヨ が精一杯でした。 ヤレヤレフゥ〜〜疲れた


  自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

2/23 熊本の岡さんから「菜の花」
熊本の岡です
菜の花
今年は開花が早いようです。
いとこの菜の花は、撒いたのが、私より10日くらい早くしかも10日以上雨にあってませんので順調よりも旺盛に育ってます
開花はいつも3月20日ころですが、2週間くらい早いようです。
我が家は、撒いてから雨続きでしたので。発芽が不良と草に負けてますが
それでも開花時期は、いとこと一緒みたいです。
今年は、市の方が菜の花プロゼェクトに乗り気なので何とかコンバインの購入まで持っていきたいです。
いとこ合わせて、2町5反収穫したいです。
 
数日まえ、熊本で有機栽培農家の集まりがありました。
そこで、67歳の方が米と麦合わせて50町菜の花が10町作られてるそうです。
はん用のコンバインが麦と米とではもったいないので菜の花を植えたそうです。
来週あたりには見学にいくつもれです。すごい人が居たもんだと感心してます。
 
今井さんへ
神奈川県の伊勢原市で農業ですか
私のいとこが日向に住んでます。
JA伊勢原で参事だと思います。
3月21日は、伊勢原に居ます。
 
ふぁみりーふぁーむOKA  岡
熊本県八代市鏡町宝出
 
365日「お百姓さん」物語 http://blog.livedoor.jp/supin57213houde/?blog_id=1444579
すっぴんい草・畳表 http://www2.ocn.ne.jp/~farm-oka/
Eメール aiijyooka(アットマ)mocha.ocn.ne.jp

2/23 岡山の林さんから「ニンジンの葉:フィボナッチ数列と素数、グラフ」
皆さん今晩は、
前回のメール(1月22日)の続きをアップします。
貧乏な百姓である私のような者は数学の知識もありませんが・・・。
 
ひまわりの花がフィボナッチ数となることは次のサイトに出ていた。
 
フィボナッチ数列の一般式は黄金比 α、β を用いて
f(x) = x+1- βx+1)/√5 ----- (2”) 
と書き表せる。ここで、 β = -1/α、 α = (1+√5)/2 である。
f(x) が素数であれば x+1 も素数である組み合わせがある。(逆は成立するとは限らない。素数が無限にあることはギリシャ時代に証明されているが、フィボナッチ数がどこまで素数となるかは分らない。)また、 x+1 が4の倍数の時は f(x) は3の倍数となる。これは、x+1 が4の時だけf(x)は3という素数になるということ。f(x)が素数の3である場合を除くと、全ては関数f(x)と変数(x+1)の素数の組み合わせとなる。これ以外にフィボナッチ数に素数は現れない。
できたフィボナッチ数をエラトステネスの篩にかけるとよい。
                         (素数)
        エラトステネスの篩                       x   x+1        f(x)
         *  2    4   5   6           1    2           1(素数ではない)
         7  8   9 10 11 12                      2    3           2
       13 14 15 16 17 18                      4    5           5
       19 20 21 22 23 24                      6    7          13
       25 26 27 28 29 30                     10   11         89
       31 32 33 34 35 36                     12   13        233
       37 38 39 40 41 42                     16   17       1597
       43 44 45 46 47 48                     18   19       4181(素数ではない)
       49 50 51 52 53 54                     22   23      28657
       55 56 57 58 59 60                     28   29      514229
       61 62 63 64 65 66                     30   31    1346269(素数ではない)
       67 68 69 70 71 72                     36   37    24157817(素数ではない。37は正則でない素数)
       73 74 75 76 77 78                     40   41   165580141(素数ではない)
       79 80 81 82 83 84                     42   43   433494437
       85 86 87 88 89 90                     ・・・・・
       91 92 93 94 95 96
       97 98 99 ・・・・・
 
エラトステネスの篩では素数は第一周期を例外として必ず6n+1、6n+5(nは自然数)に現れる。双子の素数が存在する理由でもある。6n+1、6n+5が全て素数になるわけではないのは当然のことだ。6n+1 又は 6n+5 となる素数の候補 N をその数の平方根(√N)までの素数で順次割り切れるか試し、合成数をふるい落とす。3,000万個の素数を計算するのに私のパソコンでは1時間かかった。素数はどこに現れるか予測がつかない。2,3,5,7、・・・と決まっているではないか、ということだが前もってどこに現れるかは分らない。素数の分布は、確率的な取り扱いが出来る。素数にはメルセンヌ素数というものもある。これはメルセンヌという人が見つけたものだ。メルセンヌは教会に迫害されたガリレオ・ガリレイを擁護した人物だ。素数は、私達がインターネットで安全に情報をやり取りする時には鍵として使われている。フィボナッチ数と素数には密接な関係があるので、このことがニンジンの葉などに現れているのだろうか?
 
(2”)式はあまり面白くない。(2”)式の第2項は振動する。 x を実数に拡張したいが、関数を微分できない。しかし、β の絶対値が1より小さいので変数 x が大きくなると第2項は0に近づく。
x が大きい時(2”)式は
fα(x) = αx+1/√5 
で近似できる。 この式を自然対数の底で表すと
f(x) = elnα(x+1)/√5 ----- (2”’)
が得られる。(2”’)式は(1)式(Fn+1=Fn + Fn-1、1月22日のメール)を満足するのでフィボナッチ数列の実数版と言えそうだ。今度は、隣り合う2数の比が常に黄金比となる。 x が自然数の時(2”’)式で得られた値を四捨五入すると自然数のフィボナッチ数列ができる。(2”)、(2”’)式をグラフに表してみた。グラフは各点を見やすくするために破線で結んだ。両式は x の数値が大きいとその差はとても小さくなる。
 
私は2003年5月22日にキアゲハを攻撃する蜂を報告したが、このツールで観察した蜂の飛行経路の疑問をある程度説明出来そうだ。
 
林 正弘
岡山市



2/22 神戸の稲田さんから「日本有機農研全国大会報告」

高柳さんの「日本有機農研全国大会報告」読ませていただきました。
求める会からも、何人か参加して、ニュースに報告書いてもらいました。
高柳さんの報告の「返信」です。

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「人参のことは人参に聞きなさい〜日本有機農業研究会全国大会・総会報告」

 2月11〜12日、千葉県三芳(みよし)村近くの館山市で第34回上記大会が開
催され、求める会から赤松Gの山崎さんと2人で参加しました。三芳村と聞け
ば、求める会発足(1774年)当時東京の消費者(よい食べ物をつくって食べる
会)とひと足早く提携を始めた生産地として懐かしい思いのある会員の方もお
られると思います。提携は今年で33年目ということで、私も是非訪ねてみたい
と楽しみにしていました。

 大会のスケジュールはほぼ例年のとおりで、1日目は午後から始まってシン
ポジウム(13:30〜15:00)と分科会(15:40〜17:30)。
 分科会は2人とも三芳村と「食べる会」の提携の報告などのところに参加。
ここの提携の現在は、生産者28名、消費者会員835名。会員はなだらから減少
傾向にあり、悩みは若い入会者が少ないこと、荷受けはいまもポスト(求める
会でのステーション)で仕分けをしているが、要望に押されてワンボックス
(求・コンテナ)が3割、宅配が1割でそれが徐々に増えていることだという。
生産物の全量引き受けも今は1回4000円までと改定。33年間の泣き笑いは、ま
るで求める会と合わせ鏡のようで大いに身につまされました。そして夕食の懇
親会。さすが三芳村、定員オーバーで断りが出たほどだそうです。約400名が
会場いっぱいに三芳村生産者グループの野菜、卵、鶏、米の料理に舌鼓をうち
ました。
 2日目の午前は総会。シャンシャンとはいきませんでしたが(会計でゴタゴ
タした)、20分遅れで何とか終了。午後から今回一番楽しみにしていた圃場見
学です。
 溝口さん(だったと思う)と和田博之さん(1日目のシンポジウムの報告者
で最初の生産者代表)の畑には、ほうれん草、キャベツ、ブロッコリー、玉
葱、にんにく、小松菜などが育っていました。特に和田さんの畑は26年前、竹
やぶを自分で開墾されたもので、元々は粘土質ということでしたが、今はフカ
フカ。「土を食べてみてください」に思わず口に含むと、フワッといい香りが
鼻の奥に広がりました(あとはジャリジャリしましたが)。堆肥は、米ぬか、
ワラ、枯葉、自家飼いの鶏糞など。油粕は硝酸態窒素の残留がこわいので使用
しないとのこと。硝酸態窒素の量は生産者が定期的に計り、400PPM以上の野菜
は出荷停止にするそうです。また同じ理由からとエサの薬品が気になるのと
で、牛、豚、馬糞は一切使用しない。鶏は各戸200〜250羽飼っていて、飼料は
95%が米ぬかであとは小麦や野菜のくず、貝殻など。輸入飼料も一切使わない
(一個41円)。
 三芳村生産者グループは、当初露木裕喜夫氏の指導を受けて、亡くなられる
3年間の具体的な教えと精神上の影響は今も計り知れないという。露木氏は
「自然の理法」を説かれ、「作物は肥料で育つものではない。生きた土(生
土・しょうど)で育つもの」「人間から自然を見るのではなく自然から人間を
見る眼が大事」「人参のことは人参に、大根のことは大根に、鶏のことは鶏に
聞きなさい」「生命最優先、そして誠だ」と話されたという。また、流通を握
るのは自分達の自立の証しとして、今も生産物は生産者が配送しているそうだ
(東京、神奈川、埼玉、千葉へ週3回、各3コース)。「そこまでするか!」と
驚きましたが、提携は有機農業の、有機農業は農業の根幹とも言え、それ故に
「提携」はそれほどに人を動かす奥の深い世界だとも思いました。
 (求める会・飛田みえ子)
--
***************************************
稲田登
inada-noboru(アットマ)nifty.com
http://homepage2.nifty.com/oryza/
食品公害追放し安全な食べ物を求める会
〒657-0064 神戸市灘区山田町3丁目1-1
神戸学生青年センター内
TEL&FAX078-822-0810
****************************************

2/20 神奈川の今井さんから「はじめまして、除草剤を使わない稲作りについて」
はじめまして、神奈川県の伊勢原市に就農した今井虎太郎といいます。今年は就農2
年目です。昨年は畑を5反田んぼ3反を有機栽培しました。今年は畑8反と田んぼが
10反くらい有機栽培するつもりです。昨年は田んぼはあまり雑草が生えませんでし
たが、だんだんと雑草が増えてくると思います。そこで、今年は春先の緑肥用からし
なを田んぼにまいて、代かき前にすきこもうと思っています。神奈川でお勧めの緑肥
や除草対策がありましたらご面倒かと思いますが教えてください。

2/20 千葉の高柳さんから「有機農研全国大会の報告です。」
皆様へ
 日本有機農業研究会全国大会は盛況のうちに終えることができました。
正確な数字ではありませんが、宿泊者だけで300人を越し、泊まらない人も含めると
参加者は500人を越しました。
私の担当する有機稲作の分科会は、出席者約60名で、
1)民間稲作研究所の稲葉さんから実践及び今後の稲作について
 ・スライドを交えながら、大豆跡の稲作は見事に草が出なかった。
 ・有機の種取を始めた。
 ・麦−大豆−稲の論策をすることによって、除草剤のいらない稲作が可能で
  自給率の少ない大豆の自給率を上げることができる。
 ・しかしながら、育苗が肝心。中苗以上の丈夫な苗を作ることは欠かせない。
2)地元の三芳村生産グループの八代さんの発表は面白かったです。
 ・いろいろやったが、今はザリガニ除草をしている。
 ・ザリガニの多い田んぼから、いない田んぼへ持って行って除草に役立ってもらう。
 ・でも何で除草になるか欲はわからない。が草は出なくなる。
 ・120aの全部のもち田でやったが、昨年は田んぼに入らずに済んだ。というものです。
3)次は、地元の蛍米グループからの報告で、地域の稲作を守るためには、JAのライスセンター
  だけでは対応できない。
 ・有機米や無農薬米は、混入の問題もあり、独自にライスセンターを作り対応する。
 ・始まりは、ゴルフ場反対の運動からで、地域の水源、水質の保全を図ることの大切さから
  稲作グループの結成となっていった報告でした。
 
 それから意見交換となって、九州の宇根豊さんからは、田んぼの生き物のことから
田んぼに限らず、私達はどれだけ田んぼや畑に生き物がいるか知る必要があるのではないか。
昆虫や蛙、魚などの生き物もいれば、植物も雑草とはいえ数十類の生き物が棲息する。
 そんな中で、本当の害になるものは数種類だけ。もっと自然環境を知り、農に取り組む必要が
あるのではなかろうか。
*などの話し合いで、2時間20分の分科会はあっという間に終わってしまいました。
 
翌日の三芳村生産グループの圃場見学に行きましたが、静かなたたずまいのある村という
感想を持ちました。村がきれいで、人間と自然がうまく調和している感じです。
 三芳村生産グループは、東京千葉の消費者と提携し、消費者2300名ほどに生産者グル
ープ28名で全量引き取りのシステムを取っているそうです。
 生産は、一切の化学製品は使わず、全て地元自前の資材しか使用しないこと。
各自がニワトリを飼い、その鶏糞と籾殻、米ぬかを主として堆肥というか肥料というか、それ
だけしか投入せずの野菜作り、米作りです。
 ニワトリの餌は、95%が米ぬかで、野菜くず、貝殻少々での飼養とのこと。米ぬか使用の
産卵率は普通の半分になるそうですが、その分は消費者が負担しようと言うことになっているそうです。
 
*そんなところですが、興味がありましたらお尋ねください。私のわかる範囲でお答えします。
 三芳村の皆さんは、忙しい?と言ってますので。
ではまた。 

2/20 長野の大井さんから「パソコン直りました」
皆様お久しぶりです。長野の大井です。
昨年パソコンが不調となり、自力で何とかしようとしたら泥沼にはまってしまい、
ついに年が明けてしまいました。大事なデータもかなり失ってしまいました。ガクッ

いや参りました。話題から遠ざかり浦島太郎のようです。

 昨年は菜の花稲作に挑戦しましたが、うまくいきませんでした。

原因は 1 まきむらがあった。
     2 鎮圧をしなかったので発芽が遅かった。
     3 田植えをして深水にしようとしたらあぜの低いところがあり、もれて
しまった。
       
田植え直後米ぬかを100kg散布しました。除草機も1回押しました。
自分の責任だから全部自分でやると早起きして出勤前に押したのだけど、家族はそれ
でもブーイング。頼むから除草剤だけは入れてくれ、来年からは無農薬なんてやめて

れだの・・・。家族はもう少し理解があると思ったのに。 それでも米の味が良かっ
たことや周囲の反響が良かったことで、今年もチャレンジできそうです。
 今度は秋播きをと思っていたところ、雨続きで脱穀が遅れました。
元肥はケイフンをあきらめ、尿素と過石1袋で済ませて播きおえたのが11月6日。
1部発芽し始めたところで本格的な冬になってしまい、枯れてしまいました。
春の発芽状況しだいでからし菜を追い播きしようと考えています。

2/20 岡山の赤木さんから「アンニョン ハセヨ やで」
赤木@菜の花です。

あす火曜日は韓国から5名おいでになります。田んぼは何もないから部屋での話だけ
になりますが、さて何を話すべきか。
友の遠方より来るあり、また楽しからずや

 とりあえず   アンニョン ハセヨ!      (こんにちは)
 すかさず    チョウム ペッケ スムニダ  (初めまして)
          チョヌン 赤木歳通 イムニダ (赤木歳通です)
部屋に入って  オソ オセヨ 、 マンナソ パンガップ スムニダ
          (いらっしゃいませ、お会いできて光栄です)

 終って     カムサ ハムニダ         (ありがとうございます)
          アンニョンヒ カセヨ!       (さようなら、お気を
付けて)

 さてさて急に習った付け焼刃、うまく言えるかしらん。

以前のことだが、緑肥としてエンバクを作ってすき込むといったら、なぜ牛に食べさ
せないのかと言われた。フィリピンではエンバクは牧草で、土にすき込む物ではない
らしい。
「ノウノウ、牧草とちゃうねん。土に混ぜ込むんやで」
これは返答に困ったね。

 この時は、   マガンダン ゥマガポー (おはようございます)だった。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

●兵庫の梅本さんから「四隅の鋤き方>お礼」
こんにちは 兵庫の梅本です。

いろいろ教えていただいてありがとうございます。
秋起しから代掻きまで5〜6回は鋤くので、二回に一回くらいの
割合で隅直ししてた阿呆さに呆れてます。
残耕が出来るとその上に土が乗っかり余計に高くなってしまう上、
鋤いても下部の残耕部までカマが入らなくなるので嫌でした。

やまちゃんや本岡さんの鋤き方を聞いて言葉は悪いですが、意外
にズボラなんで安心しました。(すいません)
っていうか、毎回必ず隅まできちんと鋤かなければいけないと
決め付けていた私に問題ありなんですが。(苦笑)
代掻き前に一回だけ隅までカマを入れれば良い訳か、成る程ね。

一石さんの逆方向に回る手も使えそうですね。これなら正方向と
合わせて50cm四角くらいの残耕で済みそうです。(尾輪無しなら
30cm四角も可能)

林さんの土引きのやり方参考にさせてもらいます。
ただ、やはり尾輪が邪魔ですね。尾輪が有ると畦に乗り上がって
フラップを下げても浮いてしまいますから。フラップを田圃内に
収めないと土が後方へ盛り上がってしまうのは道理ですね。
外周部だけ残しておいて全部の田圃を鋤き終えた後、尾輪外して
最後に外周部を回るなんて手も使えそうですね。

「四隅に土が盛るのはへたくその証拠や!」耳が痛いですね。
「ロータリーの回転落としてゆっくり下げる」判っちゃいるつも
りなんだが、ついつい・・・。(汗)

(余談)
秋起こしの時などレバーでカマ落とすと、ドスンと土に突き刺さ
って、前進ギア切っててもえらい勢いで前にすっ飛んで行きます
なぁ。^^
●やまちゃんから
昨日の本岡さんに、おじゃまむしから補足です。
本岡さんの稲美町は乾田不耕起の盛んなところだそうです。
営農組合長のYさんのお怒りも、むべなるかなです。
いかに田んぼを平らに耕すか、雑草対策でそれが命のようです。

2/19 兵庫の本岡さんから・田んぼの四隅の鋤き方」
 隣村の営農組合は田んぼが200枚を超えていますので
四隅をならすのが大変です。
スコップ(関東ではシャベルと呼ぶらしい)で作業していたらシーズンが終わってしまう
というか それまでに体がもちましぇーん!

というわけで営農組合長は(組合に予算がないので、というよりみんなの同意がとれなかった?)
自腹を切ってフロントローダーを買ってしまいました。
 こんなやつです → http://www.sanyokiki.co.jp/home4-1.html

 営農組合長 Yさんが、一人で四隅の土を均す作業をしています。
ほんとに熱心な方です
ちょっと一服して田んぼの畦に腰掛けてこんな話を聞きました。

「四隅に土が盛るのはへたくその証拠や!(ちょっとご立腹です)
ロータリーの回転を落として耕深レバーをゆっくり下げていくんや。
このタイミングが口で言っても伝わらない
何回も言ってると うとまれるのでこんなもの(フロントローダー)を買うてしもた。

 自動耕深調節を使えるのは平らで安定している田んぼの中程だけや
枕地が荒れていたら手動で耕深レバーを操作して仕上げるんや
それより枕地を荒らさないようにUターンせなあかん」。


 なるほど誰でも使えるトラクターだけど
機械がでかくなって作業能力が上がるほど仕事が荒っぽくなってくる
しゃもじで耳かきするようなものか (たとえが悪いような…!)
ようするに 運転手はより繊細なテクニックが要求されるわけやね。

で もとおかくんの場合たんぼの四隅はどうしているかというと
鋤かないで残しています。 
ご近所の手前もあって気になるようなら表面を2〜3センチロータリーで
削っておけば土も寄らないし見てくれも良いです。

 田植え前になって鋤き残した四隅にヒエが目立ってきたらまた表面を2〜3センチロータリーで削ります。

水を入れて代かきをするときはじめてちゃんと鋤きます
こうすると水に混ざって土が寄らないのです。

 もとおかくんは代かきハローを持っていないのでできる技です。
代かきハローほしいんだけど田植え期間何回も家と往復して付けたりはずしたりが
手間でうっとうしいので…… 代かき専用トラクターがほしい ボソッ

おまけ
 逆転PTOも田んぼの数が多くなってくるとたいへんだよ
後ろばっかり見ながら作業するので首が曲がって戻らなくなっちゃう

稲美町 本岡

2/18 岡山の香西さんから「赤木御大を講師に迎えて学集会をします」
 「きよね有機の郷」の香西から
みなさんよくご存知の「菜の花男」こと赤木歳通氏を講師に迎えて勉強会を行います
多数のご参加をお待ちしています

「目からウロコ」のおはなしです
「きよね有機の郷」の学習会も5回目を迎え、あらためて「生産現場」から、今一度見直してみようと思い、初めて「お百姓さん」に講師をお願いしました、赤木さんは岡山市西大寺地区で約5haの水田で「除草剤を使わない稲作り」を10年近く実践され、「菜の花」による除草の体系を確立され、目下全国で注目の的の「お百姓さん」です。稲作りだけでなく、野菜作りにも独自の発想で、さまざまな新技術を開発されています。

日時     平成18年3月3日 PM 2:00〜4:00
 
スケジュール  講演 約1時間
         質疑応答 約1時間
  (質疑応答の時間はたっぷりあります。納得のいくまで尋ねてください)

場所   岡山県総社市清音軽部 JA岡山西 清音支店(2F)

参加予定者  主に 県内の有機農産物生産者 行政、JA関係者等
       (もちろん、関心のある方はどなたでも参加できます

主催  生産行程管理者 「きよね有機の郷」
            総社市清音上中島274−1  
      担当  香西達夫  090-8249-0938  (ご連絡はこちらへ)

参加希望の方は下記のアドレスからお願いします

給g備路オーガニックワーク
香西達夫 090-8249-0938
新アドレス  kouzai(アットマ)mx8.kct.ne.jp
URL   http://www7.ocn.ne.jp/~kibijiow/

2/18 会津の一石さんから「Re四隅の鋤き方」
会津の一石です。
四隅に最初から土を盛らないことが大事。
普段回る方向と逆方向にローターリー幅の3倍程度耕しておく。尾輪を畦半に乗り上げない。
後は普通にどうぞ。尾輪タイプはロータリーから尾輪までの距離×位の残耕が残る。
尾輪無しの場合はスコップで2〜3回程度投げれば終わり。
代掻き(ドライブハロー)の時は逆回りで1回周り後は普通に代掻き、田耕いの時にスコップを
使わなかった人も四隅は浅いですが、残耕ほぼ無くなります。

2/18 岡山の林さんから「四隅から土を移動する方法、フラップを下げる」
梅本様、
岡山の林です。
私がやっている方法は、畑のように出来るだけ土を細かくした後、ロータリーのフ
ラップを一番下に下げます。次に四隅にロータリーをきっちり持ってきて、ロータ
リーを下ろしPTO一速でロータリーを更に下げます。この時前進には入れません。
ロータリーが土の中にたっぷり入ったら、ロータリーを回しながらそのまま前進、一
回でかなり土の移動が出来ますが、2,3回繰り返して目標とする高さまで四隅の土
を下げます。一般にロータリーのフラップは下げると土を持って行きます。上げると
土を後方に蹴り出します。この方法が成功するかどうかは土が細かくなっているかど
うかにかかっています。私は、使うことのない尾輪を外しています。

林 正弘
岡山市

2/18 兵庫の梅本さんから・四隅の鋤き方」
こんにちは 兵庫の梅本です。

さて、私が田圃を鋤くとどうしても四隅が高くなってしまいます。
今年から計6枚の田圃を作付することになり、全てで隅の手直し
するのも大変なので、隅が高くならず隅まできっちり鋤ける方法が
ありましたら教えてください。トラクターの乗り降り無しで出来る
方法なら理想的です。
トラクターは逆転PTO無し、オート無し、尾輪有りです。

(方法1)私が現在用いている方法。
爪の位置を田圃の隅に合わせる。(PTO 1)
尾輪、リアカバーを畦に乗り上げた状態でカマを入れることになる。
カマは宙に浮いたままなのでロータリーのレバーでカマを落とし込む。
利点:隅まできっちりカマが入るので鋤き残しが無い。
欠点:土が後ろに放り出されて畦の上まで盛り上がる。

(方法2)友人が用いている方法。
前もって四隅を50cm程備中でかじいて土を前へ移動しておく。
リアカバーの最後尾を田圃の隅に合わせる。
やはり尾輪は畦に乗るのでレバーでカマを落とし込む。
利点:後ろへ飛ばされた土が穴へ落ち込んで理想的な仕上がり。
欠点:労力を考えたら後から手直しした方が楽。w

ヤンマーの社員が言うには、鋤いた後で代掻きの土引きの要領で、
リアカバーを下げてPTOを止めて引っぱる方法もありますよとのこと。
ただ、尾輪が邪魔になりそうですね。外周回る時だけ尾輪外すって
のもどうなんだろう?

やまちゃんも古いトラクターお使いだと聞きましたが、どうやって
作業されていますか?

2/18 やまちゃんから・Re四隅の耕し方」
ご指名ですので、たいした知恵もありませんが、
僕は、四隅からスタートする時に、尾輪は田んぼの隅に(田んぼの中に)おいて、スタートします。
PTOの回転をあまりあげないように、そろそろと出発します。
四隅に残耕がでるのはいたしかたないとはなからあきらめています。
それでも、ロータリーが後へ土をけり出すので、どうしても四隅は高くなってしまいますね。
昔は代かき前に田んぼを回ってスコップで放り投げて、均していました。
数年前にドライブハローを購入してから、代かきの時に土引き板で引っ張っています。
 
稲作は自宅から20分のところに1,2ヘクタールで、そこは日の本の35年選手?くらいの23馬力トラクターですが、
自宅近辺は、1畝半赤米を作っているだけで、
クボタの25年選手?くらいの20馬力のトラクターは、ほとんど畑作用です。
中古で購入したものですが、たまたま尾輪をリリースする(開放する?)装置が付いていました。
だから畦際からスタートする時は、尾輪がきかないようにして耕しはじめます。
ただ、畑の枕地は、だいたいロータリー幅2つ分くらい空けて遊ばしています。

2/17 信州の唐沢さんから「そのほかの緑肥の経験」
信州@唐沢です。
赤木さん色々有難うございます

菜の花以外の緑肥については、一昨年、昨年と
菜の花の他にライ麦、ヘアリーベッチを蒔いてみました。
ライ麦は秋に反当り3kg程蒔いたのですが量が多すぎたのか
倒すときにローターリーの刃に絡みつくは、代掻きすれば
ハローの刃に絡むはで散々な目にあいました。
ハンマーモアでもあればいいですが持ち合わせがなく
そのまますき込んだ次第です。
また。田植え後にガス湧きがあり苗がちっとも育たない
ので干したらクログアイの逆襲に合い散々でした。
水温が低いためか、すき込んで田植えまで2週間はあったのですが
ガス湧きは田植え後になってしまいました。(田の中の菌の量が
少ないのかな?)
ヘアリーベッチは草量が少なく(肥料が足りなかった)除草効果は
ありませんでしたし、これもモアで潰してから出ないとハローに
絡みつく。(ヘアリーベッチは種代が高いので辞めました)
菜の花ですが昨年は秋に蒔いて春先50cm程にり花が咲いてから
(5月連休過ぎ)くず大豆50kを蒔いてすき込みました。
菜の花の場合はハローに絡む量も少なく、ガス湧きもたいした
こともなく田植え過ぎまでコナギもオモダカもヒエも抑えてくれて
良かったのですが6月初旬辺りからクログアイが出てきて秋には
稲と同量ほど育ってしまい収量がかなり落ちてしまいました。
それで、クログアイ対策に秋2回、春2回起耕してクログアイを
叩いてから菜の花を蒔いてみようと考え菜の花の春蒔きを
計画した次第です。

2/16 岡山の林さんから「RE:堀野さんの有機農産物について」
皆さん今晩は、
堀野さんの有機認証について、特区のように有機圃場を集積できれば素晴らしいです
ね。農薬の飛散が大幅に軽減されるし、畔の対策も必要がなくなる。飛散対策として
被害者である有機農家が工夫を凝らさなければならないのは何処か変ですよね。
物に対する有機認証では、消費者が有機農産物を買ってもそれが輸入品であろうが国
産品であろうが同じことになってしまいます。現在、有機農産物は加工品も含めて輸
入品の方が国産品より一桁も多い理由でもありますね。消費者に国産の有機農産物を
買って貰うことで、実は日本の自然環境を守ることに繋がっているのだという事実に
気が付いてもらえます。消費者の消費行動をちょっと変えるだけで、自然を破壊する
ことも出来るし、守ることも出来ます。消費者は何も特別なことをする必要はないの
です。日本の国土を荒廃させるかどうかは、おけいさんのような消費者であるあなた
方多数派が決めることが出来るのです。

林 正弘
岡山市

2/16 宮城の齋藤さんから「有機と特栽」
こんにちは 宮城県栗原市一迫の齋藤です。

「有機と特栽」の法律的な違いについてですが

有機農産物は圃場(生産施設を含む)の第三者認証で「食料」に限ります。
今回「有機畜産」が制度化され 有機飼料の認証が可能となりましたので
有機米の認証が即飼料としての有機ワラの認証とはならず 有機飼料認証の
取得が必要となってきます。

認証されている有機米の田圃だから ワラはすぐに有機飼料とはなりえませんので
注意が必要です。

有機農産物はよく第三者認証といわれていますが 実は究極の自己認証です。
有機と自己格付(認証)できるだけの能力・体制が整っていると第三者機関より
認定されることにより その圃場・生産施設から生産されるどんな農産物(加工品も含む)
でも自己認証ができることになります。

一方 特栽は生産された農産物そのものを 第三者の自治体やJAが認証します。
特栽農産物の一義的な責任は第三者に帰属しますが 有機農産物は生産者(事業者)となります。

体力的・精神的な理由で 有機農業や特栽を小面積から始められる方がほとんどでしょうから
方向性を見失わないことが肝要かと思われます。

村山さんがおっしゃりたかった「インスタントラーメン」もしかり 有機認証をうけている
生産者が施設内(圃場内も含む)でくわえタバコで作業をしていることもよく見受けられます。
私も有機米生産者でありながら 麺類が大好物の「めんくい人間」で反省しているところですが
米粉の麺類やパン類をできるだけ食するようにしております。

国内で流通している「ビーフン」類のほとんどは 東南アジア方面からの輸入物です。

数年前にタイのビーフン工場に検査のために行ってきましたが 最終製品として
出荷されるビーフンの衛生管理はよくされていましたが 原材料となるタイ米の屑米は

日本では考えられないような劣悪な保存状況でありました。

JAS有機に「一般管理」条項が付け加えられた背景には 有機農業を一部であれ
小面積であれ 有機以外のすべての生産活動に 生産者自身の有機の考え方が
求められるようになってきたことがあります。最初から完璧にできるのはたいへん
困難なので やりながら修正して行くしかないと思っています。

今回の有機JAS法改正で 新規に有機認証を取得することはかなりハードルが高くなりました。
生産活動を始める前に JAS有機申請資格を取得する必要があります。今月中に申請すれば
1年以内に資格を取得すればよろしいですが 3月1日以降申請する方は 資格を取得して
いなければなりませんし その内容も以前より濃密になっておりますので お近くの申請機関に
詳細はお尋ね下さい。

齋藤 政憲 psy-farm(アットマ)ae.wakwak.com

2/16 岡山の林さんから「水田のコナギ抑草」
山下さんのコナギの写真見ました。
凄いですね。この写真は、以前宅配便で見たことがありましたね。思い出しました。
私の水田のコナギもそろそろこのような状態になりつつあるところがあります。コナ
ギは吸肥力が強いので、コナギが多いと稲の成長が押さえられるのです。この場合、
葉色が薄くなるので分ります。稲の成長が遅いとますますコナギが勢力を拡大するこ
とになります。油カスの効果はどうなるか、今年試してみます。田植え後10日の機
械除草もやらずに試してみたい。ただし、今回は二回代かきはやります。
雑草による抑草について、面白い事を思い出しました。私の同級生が田舎でセイタカ
アワダチソウ満開の田圃を借りて稲を作ったのですが、その田圃は水持ちが悪く半日
で空っぽになるにも拘らず、全く雑草が生えませんでした。機械除草などは一度もや
らなかったそうです。
あらゆる植物は化学戦を戦っていますが、セイタカアワダチソウもそのような化学兵
器を作り出しているようです。これはある種のアミンだということですが、この田圃
ではこのような物質による作用があったのではないかと考えられます。セイタカアワ
ダチソウの化学兵器はとても強く、あまり優勢になりすぎると自分達の成長さえ抑え
てしまうそうですね。これほど強いものではありませんが、あたりを見まわすとこの
ような植物は幾らでも見つかります。例えば、ヨモギの群落もそうです。ヨモギの勢
力が強いところは他の植物が生えてきませんね。アレロパシーとも呼ばれているよう
です。雑草ではありませんが、ニンジン栽培ではマリーゴールドの花が線虫を抑さえ
ることはよく知られています。花を鑑賞している余裕もなく直に鋤き込む必要があり
ます。このような観点から、菜の花だけではなく、雑草による抑草も考えられます。
菜の花に抑草効果があるのは、花の咲いている時期だけかも知れないですね。これは
断定的に言えない。いわゆる有機酸による効果なら鋤き込む時期はあまり関係ないで
しょう。私は、菜種カスにそのような効果がないか知りたいものです。植物や動物の
使う化学物質は残留性がなく、役割を終えると直に消えてなくなるので、耐性は出来
ません。菜種カスには通常 n-ヘキサンで油が抽出されるので菜種油は残っていない
でしょうが、この場合の有機酸はトリグリセリドの分解によって出来る酸ではなく、
糖が嫌気的に分解される時に出来る酸ですから、有機酸は出るかもしれない。出たと
してもこれを食べる微生物や植物がいるでしょう。稲の根そのものが吸っているかも
知れませんね。菜種カスの抑草効果が3週間持続できれば、私の場合、コナギに対す
る抑草は約束されると思います。

林 正弘
岡山市

2/16 やまちゃんから「コナギと油かすについて訂正」
いろいろ思い出しながら書いたのですが、どうもあまり意味のないことを書いたようです。
池の下の田んぼの油かすのやり方は、よく考えなくても、コナギ対策としてあまり意味がありません。
言うまでもなく、コナギ対策を考えるなら、
油かすの分解(有機酸の発生)とコナギの発芽がガッチンコするように散布するのが原則でしょう。
僕のやり方は、コナギのために元肥をやっているようなものです。

2/15 やまちゃんから「油かすのペレットを使った経験」
 油かすのペレットは、2002年〜2004年にかけて積極的使っていました。
最近は、記憶がすこんすこんと抜けていき、またそのスピードが速いので、
おぼろげの部分が多いのですが、思い出しながら書いてみます。
当時米ぬかを田植え後に散布するのに疲れ果て、労力面で限界を感じていましたので、
油かすのペレットがある(値段も20キロ1000円あまりでそう高くない)と言うことを発見した時は、
アゼから動散で散布できるので、やれやれと思いました。
だいたい反当100キロ(チッソ成分で約5キロ)くらい使っていたのですが、
2002年は、代かきの水を入れる前に入れる田んぼ、荒代と植代の間に入れる田んぼ、
田植え後に散布した田んぼといろいろ試していました。
抑草効果の違いはあまり記憶に残っていないので、そんなに際だった違いがなかったのかもしれません。
(田んぼによって草の生えやすい田んぼ、生えにくい田んぼがあり、
油かすを振ってもその傾向は同じだったように思います)
田植え後散布した田んぼでは、その後好天続きで、温度がぐんぐん上がるともに、
臭いはじめたので、ひやひやした記憶があります。
水を入れる前に散布した田んぼでは、代かきによって泥を攪拌し、空気を送り込むせいか、
においの心配が少なかったので、翌年には全部そのやり方に切り替えように記憶しています。
それと、コシヒカリの場合は、元肥的にきかせてスタートダッシュさせたいという気持ちからも、
代かき前に入れはじめたように思います。
 
油かすを入れると、お米がおいしくなる(甘くなる?)ということを、
福井の塚本さんや市川町の牛尾さんなどから聞いて、
その頃、いよいよ油かすのペレットが気に入っていました。
 
翌2003年は、前述したように代かき前に反当100キロ入れました。
田植えしている時に、田んぼの泥がトロトロ、つるつるになっている田んぼがありました。
これも油かすの効用かもしれないと思ったりしました。
ところが、その年アオミドロが大量発生した田んぼが2枚あり、
田植え後まなしに台風が吹いて、アオミドロが苗の上に覆い被さり、
ガンジキでアオミドロをすくってまわった田んぼがありました。(池の下という名の田んぼ)
稲が活着して、草が固くなってからのアオミドロは抑草効果があるかもしれませんが、
田植え直後にアオミドロが大発生すると、早苗が消えてしまいます。
代かき時に大量に油かすを使うことは、
その年の自然条件によっては、不安定な稲作になってしまうと思わざるをえず、
翌2004年は出穂30〜40日前くらいの追肥として使う方向に切り替えました。
(その2004年は、どこまで多収がねらえるか、攻めのイネ作りをやっていて、
台風の直撃に根こそぎやられてしまいました。
もう欲をかくのはやめようと、2005年はコシヒカリには追肥をやめています)
 
さて、僕が作っている田んぼでは、コナギが多発するのは、アオミドロが大発生した「池の下」という田んぼだけでした。
下記の「旧バージョン山下農園」のHPを見ていただければと思いますが、
アオミドロを拾いまわって、何とか再生した稲の株元にコナギがびっしり生えています。
かつてない程のコナギの繁盛ぶりで、除草機を押さざるをえませんでした。
今「池の下」の田んぼは地主に返却して作っていないのですが、
僕の経験では、油かすはコナギ対策にあまり有効ではありませんでした。
油かすを振るタイミングとか、いろんな条件が関わっていると思いますので、
僕の経験だけでは断言できないと思いますが、
以上ご参考までに記憶をたどってみました。
 
今は、コイン精米機からでる米ぬかを反当300キロ、冬の間に田んぼのまき散らしておいて、
その元肥一本で稲作りをするという、大雑把なやり方でやっています。
ヒノヒカリは、気まぐれで追肥をしています。
 
http://josonet.ojiji.net/2003nen/2003-6.htm
(保存版「除草剤を使わない稲作り」の6月27日の記事)
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/6355/shasinnkan/2003ikenosita.htm
(hp「山下農園」の「田んぼの写真館」)

2/15 宮城の斎藤さんから「Re有機認証について」
堀野さん

こんにちは 宮城県栗原市一迫の齋藤です。

> そこで仮に、有機の圃場・農場・農園という「土地空間」を認証するとします。すると
> 、そこに生まれるきれいな空気・雨・雪・水・土壌、棲んでいる微生物や大小の動植物
> 、働くすべてのひとびとの有機的ないのちのつながりが、一定の広がりと継続性とイン
> パクトをもって認識され、作付けのない期間も存在することになります。

今般の改正有機JAS法では「一般管理」の条項が加わりましたが これが堀野さんの
「有機特区」の考え方に近いのではないでしょうか?有機農業の概念は 「環境負荷を
低減する方法のひとつ」と考えられていますから できた農産物や加工品だけが
有機としての価値があるものとは 即イコールとはなりませんね。


齋藤 政憲 psy-farm(アットマ)ae.wakwak.com

2/15 広島の堀野さんから「有機認証について」
広島県福山市の堀野です。
有機(オーガニック)認証といっても、現行は有機農産「物」という「もの」(消耗さ
れる商品)の認証です。ですから、例えばトマトの若木や未熟トマトは認証対象でなく
、また認証トマトでも食べられてしまえば認証は終了します。
このほか地方には、エコ農業者の認証もあるようですが、これは代表農業「者」という
「ひと」の認証です。ですからときどき姿が見えなくなることもありますし、かといっ
てかわりに農作業する家族や従業員は認証を受けているわけではありません。
「もの」や「ひと」の認証は、生産者から見れば継続性や広がりに限界があります。

そこで仮に、有機の圃場・農場・農園という「土地空間」を認証するとします。すると
、そこに生まれるきれいな空気・雨・雪・水・土壌、棲んでいる微生物や大小の動植物
、働くすべてのひとびとの有機的ないのちのつながりが、一定の広がりと継続性とイン
パクトをもって認識され、作付けのない期間も存在することになります。

IT特区の向こうを張るつもりはありませんが、一部だけ有機にとどまらないで、経営を
継続・拡大・安定させるためには、いわば有機特区(有機農場認証)の考え方が適して
いるのではないでしょうか。ヨーロッパでは、水源水質確保の点から、このような認証
もあるときいていますので・・・。

2/14 岡山の林さんから「菜種粕、私がやります」
赤木さん、
菜種粕の試験は、私がやりましょう。
>こうなると、緑肥がなくても菜種粕50kgで草は生えないのかも、、、なんて思った
>りします。
>リスクは自分持ちで誰かやってみて〜〜。生えたら怖いぞ!
百姓のリスクは自分持ち、これは当たり前。生えても怖くありません。
最近、コナギの増えてきた小さな田圃があります。この試験にはお誂え向きです。
反当り50kg ですか?緑肥に比べるとなんだか少ない気もするけど・・・。菜種粕
は田植え直前に入れてみます。窒素分も計算して肥料の量も決めます。結果は、この
宅配便で報告します。

林 正弘
岡山市


2/14 岡山の赤木さんから「菜の花の生育」
赤木@菜の花です。

<昨年の秋に撒けなかった田んぼに撒く菜種播種の計画は
  カラシナ(雪印)が種の値段が安いのと、赤木さんが
  現代農業に寄稿されていた中に一番早く大きくなるという
  記事があったのでカラシナにしようと考えています。

雪印のキカラシですね。ナタネより生育はかなり早いですから正解です。

 < 播種時期ですが、2月下中頃でも最低気温が−5度位まで下が
  りますので早くても真土が解けるのは3月初旬過ぎと思われます。
  よって、田んぼの表土が解けて乾燥しだす3月中旬頃を見計らって
  撒いてみたいと考えています。
  ここで質問ですが、表土が乾燥して凍っていなければ播種しても
  芽は出てくるものですか?

岡山と気温がかなり違うから、私の経験がそちらで当てはまるかどうか。。。。
こちらでは2月中旬に播種しても、当分は寒いので3月10日頃が発芽です。そちらで3
月中旬に蒔くと、発芽は4月上旬でしょうね。
 生育期間が十分取れないので、播種量は多めの3〜4kgをお勧めします。
 草丈40cm程度に伸びるのに1ヶ月かかります。その頃から開花して、本格的に伸長
するのはそれからなのです。花が咲き始めると、見る見るうちに伸びてきます。
 発芽後の生育条件はむしろこちらよりいいかも知れないので、4月下旬頃が開花
で、最終的に50cm程度にはなると思います。

<最初の代掻きは5月中旬を考えていますので正味2ヶ月ですが
  カラシナの成長的にはどうなんでしょうね、50cmも伸びてくれればと
  思いますがいかがでしょうか?

 ゴールデンウイークあたりで倒せば、植え代の頃には問題ないと思います。
慣れないうちは50cmでは怖いですから、入水直前に菜種粕を30kg振ってみてくださ
い。
これくらいの量でしたら、稲が障害を受けることはありません。ペレットなら振り易
いです。
 私の去年の経験ですが、カラシナが湿害を受けてほとんど伸長しなかった部分
(10〜20cmで広さは1反近い)にも、菜種粕が効いてコナギはゼロでした。菜種粕を
振っていなかったら、ひどい目に遭ったと思います。
 こうなると、緑肥がなくても菜種粕50kgで草は生えないのかも、、、なんて思った
りします。
リスクは自分持ちで誰かやってみて〜〜。生えたら怖いぞ!

 もうひとつ。
雪の積もるところでは、菜の花類に必ずしもこだわらない方がいいかも知れません。
麦類は育たないでしょうか。秋に蒔いておけば雪の下でじっと耐えて、雪解けと同時
にぐっと成長するという話を聞いています。雪に強い品種があると思います。食用と
して出荷する麦の種子(小麦・大麦など)は高いですけど、牧草や緑肥にする品種は
安いはずです。普及センターに問い合わすのもおもしろいですよ。

 私も今蒔いていますが、終らないうちに雨になりそう・・・・とほほほ

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

2/13 信州の唐沢さんから「菜の花の播種 その2」
 信州@唐沢です
  赤木さん、菜の花の播種についてもう少し教えてください。

  昨年の秋に撒けなかった田んぼに撒く菜種播種の計画は
  カラシナ(雪印)が種の値段が安いのと、赤木さんが
  現代農業に寄稿されていた中に一番早く大きくなるという
  記事があったのでカラシナにしようと考えています。
  播種時期ですが、2月下中頃でも最低気温が−5度位まで下が
  りますので早くても真土が解けるのは3月初旬過ぎと思われます。
  よって、田んぼの表土が解けて乾燥しだす3月中旬頃を見計らって
  撒いてみたいと考えています。
  ここで質問ですが、表土が乾燥して凍っていなければ播種しても
  芽は出てくるものですか?
  最初の代掻きは5月中旬を考えていますので正味2ヶ月ですが
  カラシナの成長的にはどうなんでしょうね、50cmも伸びてくれればと
  思いますがいかがでしょうか?

2/12 福井の中出さんから「理想と現実」
そろそろ、暇人でもなくなってきたのでROMしようと思っていたのですが、、、。
村山さんのご意見、「・・・一部でしか有機農法でなさっていない方々は、有機をどのようにお考えなのでしょうか。・・・」
に衣笠さんのご意見が出ましたので。

この宅配便に参加させてもらい、私なりの農業への取り組みに対して特に無農薬ということでは、衣笠さんと離農されたらしい小宮山さんのご意見に当時感化されました。更に、今は久しくされている山梨の中野さんには農業以外に文化人としての姿を学びました。作為の無い写真は下手な文章よりも伝わる事を教えていただきました。

理想と現実。
この間(はざま)を私なりに泳ぎます。
衣笠さんの「・・・いつかは笑って「農業をやってて良かった」と叫びたいですね。」は、農業が好きだから出た言葉と思います。
私も農業が好きだから「意地」という言葉には共感を覚えますし、農業で報われなくても(本当は実力が無い)可能な限り取り組みます。

最近面白いものを見つけましたので発表します。
「google ローカル」で検索か、http://maps.google.co,jp/ でそのサイトに行ってください。
地図ですけど衛星画面が見れます。
山下さんの住んでいる付近の上空写真を見ては、こうなんだと思っています。

2/11 兵庫の衣笠さんから「一部でしかやっていない、無農薬!」
村山様、夢前町の衣笠です。
> 一部でしか有機農法でなさっていない方々は、有機をどのようにお考えなのでしょうか。
> 農業としての経営安定、継続を考えられるところから、当然に有機栽培に行き着いてほしいものです。

私の場合、有機ではなく特別栽培農産物「ひょうご安心ブランド」(兵庫県認証)です。
農地の一部(約10ha)で農区を限定してやっています。しかし、その農区の100%ではありません。
80%の農地を集めてやっていますが、農薬の飛散や上流での農薬使用に頭を抱えています。また、
その他の田んぼ(30ha)では、農薬や化学肥料を自ら使用しています。
農機具も使い分けをしていますが、経費もかさみます。両方で使用する農機具(コンバイン、田植機、
乾燥機、籾すり機)などは、徹底的な掃除で対応しています。
一昨年、農林省より3名の方が調査に来られました。記帳や農地の所在、機械の使用、掃除のやり方等
1日をかけた指導となりました。
機械の掃除で注意を受けました。コンプレッサーで掃除をやっていましたが、水洗いの指導が有りました。
トラクターや田植機の水洗いは可能ですが、コンバイン(足回りはともかく)や乾燥機の水洗いに関しては、
反論してしまいました。
「手を抜く」事はしたくないですが、「忘れる」事は可能性が有ると思います。
無農薬のジレンマにいつも「恐怖」を覚えています。特に社員への意識教育は、大変です。
持論は、無農薬は「夢」でなく「意地」でやれ!です。
今まで、自分に負けそうになったこと多々有りました。
最後は、意地だけが「支え」になってくれました。
環境保全型農業は、手間の割に儲かりません。
しかし、いつかは笑って「農業をやってて良かった」と叫びたいですね。

2/10 信州の唐沢さんから・し尿醗酵堆肥について その3」
信州@唐沢です
 時間が取れたので処理センターの方に話しを聞いてきました。
 先ず、原料は人糞尿が90%、農排水処理汚泥10%を使用
 (汚泥を入れ過ぎると重金属を含む環境汚染物質が基準値を
 上回る恐れがあるので10%程度に抑えているとの事)
 生産方法は、処理層がいくつかあってバチルス菌を使って
 醗酵させ醗酵熱で水分を飛ばし、水分量30〜40%にしているらしい。
 肥料としての成分表は出せるといっていたが、その他の
 重金属、環境破壊物質についてのデータはあるのかとの質問には
 農水省か環境庁が示す基準値があるとの事だが、基準値とは何か?
 はっきりは教えてもらえなかったが以下のHPの値が類似していると思われる。
 http://www.osakawan-center.or.jp/gyomu/ukeirekijun.htm#受入基準
 し尿処理醗酵堆肥にした物のデーターは貰えないか聞いたところ
 堆肥を使ってくれる前提なら書き出した物を出してもいいとのことで
 正式なデーターは出さないといわれた。このことは来年度から
 長野県独自の環境値の設定があるのでその後でないと出せない
 とも言われた。。。。煙に巻かれているようでよく理解できなんだ。
 結論は、し尿処理堆肥は皆さんのご意見のように恐ろしいものである
 事がわかりました。
 色々なご指摘有難うございました。

2/9 宮城の齋藤さんから「一部だけの有機農法」
 
こんにちは 宮城県栗原市一迫の齋藤です。

村山さんからの「一部でしか有機農法でなさっていない方々は、有機をどのようにお考えなのでしょうか。」が気になっておりました。これは農家経営の中で「一部だけ有機農法をしている方」と
解釈していいのですよね。日本語は難しいです。

ということで いろいろ関連あることを・・・・・。

新潟コシヒカリの偽造特栽シールが社会問題になっているようですが 偽装・偽造・捏造が
どんなに社会的制裁を受けるのかまだお分かりになっていない方が多いですね。

有機畜産が制度化され 改正有機JAS法が3月1日より実施されるにあたり
いろいろな問題が表面化しようとしています。村山さんのインスタントラーメンではないですが
認定有機農家には「一般管理」の条項が付け加えられました。

「一般管理」とは有機栽培はもちろんのこと 有機以外の栽培方法や日常生活の中で
どのように有機的な方向性を維持増進しようとしているかが問われることとなりました。

有機以外の栽培方法に使用する資材(農薬・化学肥料など)を 有機栽培圃場から
どう隔離・管理しているかや 生活の中で使用する殺虫剤・芳香剤・化粧品などの管理を
どうするか等が求められます。

有機畜産が加わったために 有機畜産物・有機農畜産物加工食品・有機畜産物加工食品の
3部門が新設されました。
有機畜産物:有機卵・オーガニックビーフ等
有機農畜産物加工食品:有機肉じゃが・オーガニックケーキ等
有機畜産物加工食品:有機牛乳等

有機畜産は制度化されたものの 表示規制の法体制がまだ整備されていないので
この3部門は表示規制対象外となっています。どういうことかというと
普通の有機農産物は 有機と名が付けば有機のJASマークを添付しなければ
違反となりますが 有機畜産の3部門については 有機と表示があってJASマークが

なくとも違反とはなりません。はやく法整備の充実が待たれるところです。

登録認定機関は半分以下になりそうで 消失した認定機関から認定を受けた生産者は
新しく認定を受けなおさないと有機農産物の生産はできなくなります。消失した登録
認定機関は甘い基準で認定業務をしてきたようで 認定機関としての存続ができず
自動的に廃止せざるを得なかったようです。新しい認定機関に登録換えすることも
かなり困難な模様です。

PS
ライブカメラを設置してみました。
http://pcclinic02.dyndns.org:50000/CgiStart?page=Single&Language=1

正面がわが家の圃場です。一度に20人がアクセスできます。

齋藤 政憲 

2/9 広島の土肥さんから「菜種播きました。」
5日に菜種播きました。 10a 醗酵鶏糞15キロ15袋を袋ごしで振りまき、2回目の田ひき、ドライブハローで整地、散粒機で菜種を播き
ドライブハローで1〜2センチでの深さで埋める。
息子に作業を頼んだ、鶏糞振りも均等に振れない、整地もデコボコ
菜種を埋めるもまともではない・・・深く浅く 後は菜種よ雪の解けた
水分と太陽の光を浴び発芽温度で芽を出してくれと 神様に祈るばかりです・・・自分がやれば整地など簡単ですが不慣れの息子には整地も
ままにならないようです。
散粒機による菜種播きも難しい・・どこまで飛んでいるのやら黒い種なのでよくワカリマセン
今年は菜の花20a 、カラシナ30a の種を播きました。
菜の花が咲くのを楽しみにしています。どうなることやらエンヤラヤ
 
 広島県深安郡神辺町
土肥

2/8 神奈川の笹村さんから「足柄農の会研究発表」
あしがら農の会の笹村です。ご案内させて頂きます。

「あしがら農の会研究発表」

地域自給(地域に根ざす食と農)の可能性を考える

地場、旬、自給をテーマに活動して参りました「あしがら農の会」も発足以来14年となりました。
このたび、東京大学池本研究室による「あしがら農の会」をテーマにした研究がまとまりました。
これを契機といたしまして、あしがら農の会の会員でもあり、有機農業研究会理事の久保田裕子さんのアメリカにおける地域自給のお話をあわせて、発表の場を持たせていただくことになりました。手探りで進めて参りました会の活動をここで新たな視点から見つめ直すとともに、これからの時代における食と農のあり方を考え、て参りたいと思います。

日時:2月18日(土)13時〜
17時
会場:開成町福祉会館ホール
参加費:200円

プログラム
第T部
13:00−13:10開会の挨拶
13:10−14:10「アメリカ報告地域に根ざす食と農の運動」久保田裕子
14:10−14:30休憩

第U部
14:30−14:40「なぜ農の会に注目するのか」池本幸生
14:40−「自給から考える農と暮らし」吉野馨子

各説明20分「韓国の親環境農業の現状」金氣興

質問10分「食の安全性と消費者の意識」白戸佑希子

−16:40「アンケートの集計結果について」吉野・金
16:40−16:55質疑応答
16:55−17:00閉会の挨拶

講演者プロフィール
池本幸生東京大学東洋文化研究所教授

久保田裕子國學院大学経済学部教授
國學院大学の海外、2004年9月より一年間
派遣研究員として渡米日本有機農業研究会理事
主催NPO法人あしがら農の会
後援開成町

問い合わせ先中村隆一.
090-4820-2753

ご連絡下さい。、※託児に関しては

連絡先相原0465-73-2981
締め切り2月10日午前中まで

●静岡の鈴木さんから「唐沢さんへ」

静岡は小山の鈴木です

私のすぐ近くにも、し尿処理場がありますがそこから出る廃棄物は毎日貨物列車で

山口に運ばれ肥料になるそうです。

考えればとても怖い話で唐沢さんが書いている様にいくらし尿処理場で薬品を使って

汚泥を浄化して飲めるほど綺麗にしても重金属は残りますし、また、今は合併浄化槽が

使われている為家庭雑排水も汚泥の中に含まれています。

このため汚泥の中身は危険極まりないと思いますので出来れば避けたほうが良いと思います。

使うのでしたら出所と中身がはっきりしているものが良いと思います。

 私も販売用に近くの豆腐工場から乾燥おからと米屋さんから米ぬか農協から菜種油粕

鰹節工場からカツオ・アジ・いわしの乾燥物と時々桜海老、更にある工場からは副産物植物肥料の

有機発酵胚芽をもらってきます。

それらを混ぜて発酵肥料を作っています。

このように私たちの身の回りには多くの肥料になりうるものがありますが、ただその物の中身を見極め

ることも必要だと思います。


2/8 信州の唐沢さんから「し尿醗酵堆肥について その2」
信州@唐沢です
ずき産地さんの話、また、村山さんの話とても参考になりました。
で、ちょと考えたのですが、江戸時代は循環農業が盛んで
物の本によると物交したりお金出して下肥を買っていたと言う
話なので農家にはいい肥料だったはずです。
それが現在ではなにやら危ない物になってしまったという事?。
体に必要以外のものは排泄される訳だから、現代人は相当
危ない物を口にしているということのなりますね。
それとも、し尿の他に排水汚泥も含まれているということかな?。
益々、担当者によく聞いて見なくてはいかんな。ブツブツ。。。

2/8 岡山の赤木さんから「菜の花やし尿処理」
赤木@菜の花です。
信州の唐沢さんへ菜の花のことで。
菜の花は(ナタネ、カラシナ、ナバナなどなど)成長を始めれば寒さにはめっぽう強
いんですが、凍った土の上では発芽はむつかしいでしょうね。

 代掻きの2週間前までに1m、百歩譲って50cmに伸びてくれる時間があればいいので
すが。私のところとではあまりにも気候条件が違うので、これだっ!というアドバイ
スが出来ませんが、早めに蒔いておけば暖かくなったら勝手に発芽して成長すると思
います。
こちらより気温の低い時期に田植えをされるのでしょうから、すき込んでから最低2
週間は置きたいですね。そうしないと田植え機の障害になりそうです。モアーでチッ
プに出来るのなら10日でもかまわないとは思いますが、安全の為に2週間の腐熟期間
をとりたいです。
 成長が思わしくなかったら、植え代掻き前にペレット菜種粕を30kg振ればいいと思
います。私の田んぼではこれでコナギは生えません。

 し尿処理場のスラッジを肥料として使うことには、私自身の考えとしては賛成でき
かねます。理由は重金属類の含有です。
 簡単に考えると、私たちが出したバナナウンチに重金属が含まれているように思い
がちですが、ウンチにもないことはないけど、、、、、重金属は一度体内に入ると、
そう簡単には出てくれないはず。だから怖いのだ。
 
 一般にはし尿処理場ではなく下水処理場だと思います。つまり、一般家庭排水は当
然のこと、いろんな企業の工場廃水も処理しています。メッキ工場なんかあったらか
なり危険だし、塗装の為に金属を洗浄する工程ならいっぱいあります。特別汚い廃水
を出す事業所は、一次処理をしたものを下水に流しているとは思うのですが、小さい
企業だとそんなことに十分かまっていられません。なんと言ってもそれは生産には寄
与しない仕事なのです。
 し尿汚泥にはこういった理由から重金属がどうしても含まれています。
ものの本には、重金属汚染を防ぐ為に、素性の知れた物を使えと書いてあります。
それともうひとつ。活性汚泥処理した最後のドロドロを沈殿あるいは脱水する時に使
われる凝集剤です。石灰ならいいのですがアルミニウムや鉄の化合物も使われます。
土壌中ではアルミや鉄は燐酸とくっ付いて不可給体にする作用があります。燐酸欠乏
症が出る可能性もあります。
 下水汚泥で出来た特殊肥料は、カドミ5ppm以下、水銀2ppm以下、ヒ素50ppm以下、
と規制されています。

 ずっとずっと以前に聞いた話をひとつ。
重金属が体内に入ると、肝臓はこれを捉まえて離さなくなる。だから体内に回らなく
て済むんだということでした。
 牛は大地に生えた草を食べるけど、どうしても土も飲み込む。このとき重金属があ
ると、人間と同じで肝臓に蓄える。そして身を護るわけだ。
 殺して肝臓を食べると、捉まえていた重金属はどうなる?
栄養価の高い肝臓・キモなんだが、実は落とし穴が待っている。
 これは東京学芸大の化学の教授から聞いた話です。
しばらくはキモから遠ざかっていたけど、うまいものは美味いんだ、っと割り切って
いますが、今でも箸でキモをつまむとその話が脳裏に浮かびます。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

2/7 お米の勉強会の村山さんから「2通」
 
(その1)
皆様、冨田様      お米の勉強会の村山 日南子です
 冨田さん、この質問状(「政府保有米落札結果に関する質問」)はいいですね。
返事がきましたら、教えてくださいね。
(その2)
皆様、中道様、    お米の勉強会の村山 日南子です
 し尿処理センターの発酵堆肥の件、林さんや中道さんのご意見に賛成です。
私共が、以前食品加工メーカーやスーパーの食品残渣を発酵肥料として田畑に入れることに反対しました時と同じ理由で、田畑はゴミ捨て場ではありませんので、これ以上得体の知れない物を入れないでほしいです。
得体の不明さからは、むしろ化学肥料の方がはっきりしていて、害は少ないかもしれないとさへ思います。
中道さんがおっしゃるように、原料として得体の分っている、肥料として優れた残渣がまだまだ捨てられています。先ずはそこから確認しながら入れていただきたいと願っています。

ついでに、あえて、挑発的に言わせていただけますのなら、精米添加剤を使うのと、し尿堆肥を使うのではそう道徳的にも安全性の意味からも違わないことだと思います。
業界を批判するなら、先ずは私共の暮らしの見直しから始めましょう。
今日、藤本さんからいいお話をお聞きしました。田尻町でのラムサール登録記念(?)フォーラムで、子供たちから、子供はイベントの時にごみを出さない、大人のゴミばかり、と言われたそうです。

ここの方々にはいらっしゃらないと思いますが、20年以上前、私共が有機農家をお邪魔しますと、平気でインスタントラーメン1杯をご馳走いただき、驚いたことがあります。当時も今も、一部でしか有機農法でなさっていない方々は、有機をどのようにお考えなのでしょうか。
農業としての経営安定、継続を考えられるところから、当然に有機栽培に行き着いてほしいものです。

2/7 千葉の高柳さんから「冨田さん、ご協力ありがとうございます。」
富田さんご協力ありがとうございます。高柳@おかげさま農場@千葉です。

 とりあえずは、このメールにありました「精米改良材について2通」を
A4用紙5ページにほぼ全文載せて配布したいと思います。
他に特にと言うことがありましたら、お知らせください。

 全国大会の日程もあと少しとなって来ましたが、2.3日前の段階で
宿泊28名、総申し込みが約450名くらい申し込みがあるようです。
当日参加も含めると、600名くらいの参加を見込むほどになっている模様です。

話変わりますが、昨年の夏、岐阜から富山、福井と稲作視察をしました。
富山ではペレットを作る会社の無農薬田を見て、ちょうど民間稲作研究所の
稲葉さんの話を聞き、それから福井の藤本さんの田んぼを見させていただきました。
藤本さんの、コナギよりヒエを、と言う田んぼを見て発想の違いに驚きました。
 私どものところとは条件が違いますが、既成の概念にとらわれないことも大事
だと思うようになりました。
 又見聞録、できましたらお願いいたします。

2/7 信州の唐沢さんから「林さん、中道さん、早速のレス有難うございます」
信州@唐沢です。
林さん、中道さん、早速のレス有難うございます。

そうですか、微量要素が大変含まれているというのは
重金属も確かに微量要素には違いないですね。
し尿処理場の担当者にその辺のところをよく確かめてみます
解析データーなんかもあるか聞いてきたいですね。
結果が出たら後日報告します。
有難うございました。

話は変わりますが、中道さんがおっしゃる食品の産業廃棄物は
近くに凍り豆腐を作っている工場がありそこからおからを貰って
(会社が運んでくれる)粉糠や籾殻、またトマトの残渣を混ぜて
堆肥を作っていますが野菜にはとってもいいですね。
今年は田んぼの除草に使えないか試験的に使ってみようかとも
考えています。

2/7 茨城のすずき産地から「Reし尿醗酵堆肥について」
関係があるかどうか。
トイレの浄化槽の維持管理をしている会社の人から聞いた話です。

糖尿病の人が一人いるだけで、その家の浄化槽は
能力をうしなってしまうのだそうです。

浄化槽の中の微生物の活性に、
洗剤などよりも重大な影響をもたらすらしいです。

だから、糖尿病の人の尿は、できれば
浄化槽に入れないようにしないといけない
のだが、それは現実にはむずかしい…

とのことでした。

し尿の話題ついでに、ふと思い出しました。

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すずき産地http://www.suzuki31.com/
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2/6 福井の富田さんから「17年産米から高濃度カドミ検出の報告」
福井県池田町の冨田でございます。
 
平成17年10月、福井県越前市(旧武生市東部)における1.2ppmを越えるカドミ米確認
(北陸農政局発表)についての新聞記事を集めました。
   地    元   紙:福井新聞、県民福井
   全国紙福井版:朝日新聞、毎日新聞、読売新聞 です。
 
各社記事を以下にまとめました<以下(→)内は冨田が補足>
***************************************************************************
発表
 ・越前市で1.2ppmのカドミウムを含有するお米が確認された。
 
 
動向
 ・福井県内産米で1.0ppm以上のお米が検出されたのは初めて。(北陸農政局による)
   (→昭和45年12月に福井県和泉村大納地区産米から平均0.955ppmのカドミウムが検出された
     との記録が残っている。限りなく1ppmに近いことと、0.955ppmが平均値であることから、
     実際は1.0ppmを越えたお米があったと思われる。)
 
 ・2002年の山形県最上町以来、国内では3年ぶりの食品衛生法の食用基準値(1.0ppm未満)を
  上回るお米の検出となった。
 
 
調査地区
 ・越前市内で、2003年産米に0.47ppmのカドミが検出された地区(17ha)を含む周辺36地点が
  調査対象であり、2004年から重点調査対象地区となっていた。
 ・越前市内の1地区(生産者37人)の36圃場を調査。(→1圃場足りないのではないか?)
 ・重点調査地区のお米は調査結果が出るまでは倉庫に保管されることになっている。
 
 
調査結果
 ・1地点が1.2ppmを検出し、残り35地点では0.02〜0.36ppmのカドミ値となっている。
   (→0.4ppm未満ではあるが、それに近い濃度のカドミを含む米が確認されている点に注目)
 
 ・検出されたお米が生産された田の面積は30アール。
 ・2003年に0.47ppmのカドミ米が検出された圃場と今回1.2ppmが検出された圃場は異なる。
 
 
対応
 ・問題となる田から収穫されたカドミ米1,200キロは倉庫に保管されており、今後焼却処分される予定。
   (→問題となった田で収穫されくず米等の取り扱いは不明)
 
 ・調査対象地区のお米は流通していない。
  また、旧武生市で穫れたお米全てをJAが自主的に検査し、10月中は出荷させない(JA県経済連)
   (→武生市産でJAに出荷もしくはライスセンターに持ち込まれたお米が対象と思われる。全てと
     言っているが、サンプル数やサンプル方法、調査結果を見ない限り判断出来ない。)
 
 
原因と対策
 ・問題となった田と同じ水路を使う近くの田において、1998年に0.25ppmのカドミ米を検出。
  (→水質や土壌汚染ではないことを印象づけたいと思われるが、この事実のみでは科学的では無い)
 
 ・福井県「食の安全安心課」によると、2003年の検出以来、カドミウムを吸収させない対策を
  講じてきたこと、1地点だけの特異的なケース、広域的な汚染とは考えにくいと認識している
  との見解。 
  (→具体的に取られてきた対策は不明、広域的かどうかも含め原因解明が必要)
 
 ・今後、県が土壌や水質を調査し、原因を追求し対策を検討する。現在は原因不明。
 
***************************************************************************
 
県及びJAに対して、消費者及び生産者の立場から、福井県産米の安全性確認や風評被害を
無くす為にも、次ぎの質問をしたいと思っています。
 
<質問内容>
・今回の高濃度カドミ米生産の原因は何か?
  (生産方法、土壌汚染、水質汚染、産業廃棄物等の混入・・・・)
・原因究明の為にどのような調査を行ったのか?また、その結果の公表。
・県はカドミを吸収させない対策を講じてきたとあるが、具体的にはどのような対策か?
・問題となった圃場から収穫された屑米はどのようになっているのか?
・1.2ppmのカドミ米1,200kgの焼却処分はいつ、どのように行われるのか?処分の確認
 はどのように行われるのか?
・JAが行った旧武生市産米の検査について、サンプル数、及びサンプル抽出法、
 検査結果について具体的な結果報告をして欲しい。
・重点調査地区内で調査に応じなかった生産者は無かったかどうか。
 (生産者37人に対して調査地点は36地点の理由は何か。)
 
それでは、失礼いたします。

2/6 岡山の林さんから「Reし尿醗酵堆肥について」
 信州の唐沢さんこんばんは、
し尿処理センターで醗酵処理された人糞との事ですが、
>ミネラル分が豊富に含まれている・・・
という点が問題です。どのようなミネラルか? です。
重金属ではありませんか?
よく調べないと大変な目にあうかもしれないですね。

林 正弘
岡山市
 
2/6 滋賀の中道さんから「Reし尿醗酵堆肥について」
 唐沢さん 皆さんこんばんは ちょとでしゃばります。

ある公演で聞いた話です。

 人糞の肥料適正を調べた結果 そのままでは重金属濃度が肥料基準を超えていて使えない 半分に水で薄めると使える とのことでした。
 
 また もう20年以上前ですが 人糞の処理肥料を使ったことがあります。 役所の人間は肥料的に良い成分だけを表にしてアピールします。それを信じて使った自家用の畑が一瞬で死んでしまいました。
 病気は多発 変な虫はわいて出る。 結局そのおかしくなった土は土建屋さんに 残土として埋め立てにつかってもらったように思います。 
 サンザンなめに会いました。よくよく気をつけてください。 (今回の肥料は違うかも知れませんが)

 僕の家の糞尿はすべて 果樹園に還元していますが そのために 化学洗剤などは一切使用せず日ごろの管理をしています。(だからきれいじゃない?かも) 一般処理場では徹底した管理がむずかしいのではと思います。

 有機農業を進める上で 良質の資材が のどから手が出る思いがしますが 基本は食品副産物が理想だと思います。 酒造 酢造 海産物 など しょうゆ 味噌 豆腐などなど 近所に 食品加工工場があれば絶好のターゲットだとおもいます。 意外と処理に苦労しているところが多いです。
 酢造会社からでる 酒かすベースの 米ぬかや 昆布と かつおのだしかす混じりの資材が安定的に手に入る予定ですが こちらも メーカー側からお願いされる 受け手が有利な立場です
                              (ぼくが運賃のみ負担)
軌道に乗れば 近い方はお譲りできるとおもいます。
ぜひ さがしてみて ください。   でしゃばりごめん!

ps 「除草機譲ります」は 三重県のこのMLの読者の方に行き先が決まりましたのでよろしくおねがいします。

2/6 茨城のすずき産地から「お役人さんのダンマリ Re精米改良剤」
 話題になっている精米添加剤をめぐって、
一昨年だけど、
農水省との交渉の中で、こんなやりとりがありましたっけ。
http://www.suzuki31.net/column/04.html#20040812

添加剤は、「ブレンドのノウハウ」なんだとさ。(呆)

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すずき産地http://www.suzuki31.com/
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2/6 福井の富田さんから「政府保有米落札結果に関する質問」
総合食料局に政府保有米の落札に関しまして、以下の質問を
致しました。

以下内容です。
********************************
日頃の食糧需給安定に対する施策・運用に感謝申し上げます。

政府所有国内米穀入札結果に関する質問をしたくお願い申し上げます。
質問内容:落札者・落札数量に関する情報の入手方法をお教え下さい。

 近年、精米改良剤と称する食品添加物が多用されているとの事は
平成16年12月6日に厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課長より
だされた文書等にて周知の事と思います。
 この精米改良剤は主に古米に使用され、古米の市場価値を高めております
が、表示の徹底がなされていないのが現状です。
 米の流通及び消費に関わる各段階での不利益を生じさせない為にも
表示の徹底は強く求められるものであり、古米入札に関係する立場からも
その責任があると考えます。

 つきましては、主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律に基づいて
行われております政府所有国内産米穀の売り渡し結果に関しまして、
 (1)落札業者
 (2)各落札者毎の落札数量
に関する情報の入手方法をお教え下さいませ。
 また、入手出来ない場合は、その理由をお教え下さいませ。

よろしくお願い申し上げます。
2006/02/06
*******************************

私の住所、回答内容公開のお願い等は省略しています。

福井県池田町 冨田善嗣

2/6 福井の冨田さんから「Re精米改良剤」
*千葉の高柳さんへ

>  精米改良材のこと、有機農研の全国大会で使ってよろしいでしょうか。
> せっかくの機会ですし、食の安全や稲作をするものにとっても必要な情報だと思いますので。

是非お願い申し上げます。
 札幌の医療食環境情報センターに詳しい報告書があるらしいとの事ですので、
取り寄せてみたいと思っております。詳しいことが分かりましたらまたご連絡申し上げます。

 精米段階で使用する場合:精米改良剤 (主に精米業者・お米屋さんが使用)
 炊飯時に使用する場合  :炊飯改良剤 (お弁当、おにぎり、米飯販売業者が使用)
のようですが、成分的な違い等も含め、詳細は不明です。
どなたか商品をお持ちの方がいらっしゃいましたらお教え下さいませ。

 安易に精米改良剤を使う精米業者やお米屋さんがいる一方で、真面目にやっておられる
お米屋さんには大変迷惑な事だろうと思います。
 また、知らずに使わされている加工業者もいらっしゃると思いますが、基本的には
「安いモノには理由がある」という原則も、古米を高く売りつけられているとしたらもう
わからないですね。


 表示の徹底に加え、政府備蓄米をどこの業者が何トン購入したかを公表すべきだと
思います。税金と法律で運用されているお米ですから、支障は無いはずです。
以下は政府米の入札売り渡し結果です。
http://www.syokuryo.maff.go.jp/seihumai-nyusatsu/kekka_index.htm
 具体的な落札結果はどこで入手出来るか総合食料局に質問してみます。


**林さんへ
 おっしゃいますように、プロピレングリコールはいろいろな所に使われてるようです。
食品への使用基準は以下のように設定されています。

 生めん,いかくReれん製品:2.0%以下,
 ギョウザ,シュウマイ,春巻及びワンタンの皮:1.2%以下
 その他の食品:0.60%以下  →(お米はここに該当)

つまりどのような食品に使ってもよいとの事ですね。

最近のうどんはくっつかないし、切り口もとてもきれいで茹でてもぐちゃぐちゃに
なりません。飲食店や食品加工業者の方が食品添加物の誘惑に落ちてゆく様は、
 東洋経済新報社 「食品の裏側  安部 司 著」に詳しいです。↓
http://www.toyokeizai.co.jp/CGI/kensaku/syousai.cgi?key=topics&isbn=22266-9

今後とも化学的意見・サポートをお願い申し上げます。

福井県池田町 冨田善嗣

2/6 信州の唐沢さんから「し尿醗酵堆肥について」
信州@唐沢です。

立春ですがまだまだ寒い日が続きます。
岡山の赤木さんが2月に菜の花を蒔き準備をすると言うので
テレビの天気予報の全国版を見ながら岡山とこちら南信州の
最低・最高気温を注意してみてますがさすがに気温高いですね。
昨年秋に菜の花を蒔きそびれてしまった田んぼにいつ蒔こうかと
思案してますが。。。。
赤木さん、菜種は土が凍ったらだめでしょうね。

話は変わって、し尿処理センターで醗酵させ、堆肥化したものがあるので
使わないかという話があり物を見せてもらったら(残念デジカメを忘れた)
色はこげ茶色、有機物の大きさは5mm前後、感触はさらさら、匂いは若干あり
(ただし、アンモニア臭に似た、、、遠くでやっぱり小便の匂いあり)
成分は6:2:4 多少籾殻、おがくずが醗酵剤(C)として使われているようです。
ミネラル分が豊富に含まれている・・・らしいのですが?。
人糞堆肥を使った野菜というふれこみだと消費者に聞こえが悪くあまり好んで
使われないようですが皆様どう思われますか?
私的には理屈で攻めると、訳のわからない除草剤や殺虫剤を使って生産された
穀類を輸入して食べさせた牛糞堆肥が安全か、はたまた人様の食べた下肥の
方が安全(肥満・高血圧・糖尿病などの薬漬けの下肥が安全かは未定)?
私は、このし尿堆肥を貰ってきて籾殻を混ぜて焼いて薫炭を作ってみようかと
考えている次第です。
ミネラル補給剤として使えるかな。。。。

2/6 福井の中出さんから「暇人の言いたい放題その2」
福井の中出です。
娘のウェディングの試着ということで少々呑んでいますがご容赦を、、、。

最近真剣に考えたこと。
@ 水利がパイプラインになって田んぼで水道のように水が使えるようになって
久しいですが、ちょっとした地震等でそのパイプラインが死んだ時はたとえ一時
でも恐ろしい。
一昨年、パイプラインに藻が詰まって一部の系統に数日水が出なくなった経験を
持っています。

A 自己管理型の農業(稲作)は死滅する。
これは今にしてではないのですが、最近の集落営農の問題から直面しています。
それに対して自分で出した結論は、自分の好きなことをやればいいという考えです。
きわめて個人的で集落の為にはならないかもしれません・・・。
最悪、田んぼは国に返すつもりです。これだけは、私の稲作りに批判的な女房も
納得しました。
でも、そういう私はそれほど深刻に捉えていません。集落には別の形で貢献します。

精米改良剤の件。
私も林さん同様、富田さんにお礼を言いたいです。よく調べてくださいました。
前回、富田さんのご意見を聞いて「これじゃ、改良剤にかなわないな」と思って
いました。
私の居るボランティアグループの主婦の方に精米改良剤の話をしてみましたとこ
ろ、その方も安全・安心な食に関心を持っていらしたのですが、改良剤の事は全
く知っていませんでしたので非常に驚いていました。
知らないという事が大きな問題のひとつでしょうね。
もし、政治的に安全性が保障され、古米や外米がこれによって生き返るのであれ
ば需給面からするといい事でしょうが、国内産米は死滅すると思います。これは
深刻な事です。

akao1888

2/5 岡山の赤木さんから「おらの村さの田舎自慢」
毎度毎度の赤木@菜の花です。

 滋賀の中道さんちにはネコ3匹でござるか。
小生方にはネコ1匹と犬3匹。いずれもしょうもない雑種でござるが、いやはや可愛い
ことといったらない。
 薪ストーブは特注で30年も使っているとか。いいですねぇ。
 私んちは風呂も給湯も薪です。正確には古木・廃材ボイラーです。
今時の事、その気になれば燃料になる木はいくらでも入手できます。いや、もらって
あげると喜んでくれると言うほうが正しい。
 薪で沸いた220リットルの湯の中に20mの蛇腹ステンレスパイプが浸けてあり、片
方から入った水道水は出てくる頃には熱水になります。使うときは蛇口で温度設定す
ればいいわけです。
 夕方お風呂に給湯してから焚き上げておけば、翌日の夕方でもまだ暖かい湯が使え
ます。風呂の追い焚きのみに灯油ボイラーは働きますから、200リットルタンクに一
度給油したら忘れるほどあります。
 灯油ボイラーだと安全の為に浴槽の温度を60℃なんかにできませんが、薪ボイラー
ならお任せで、籾種の温湯消毒の時に役立ちます。

んで、私の村自慢。
私の住所は岡山市升田というところです。そんなに田舎とは自分では思っていないの
ですが、実は升田には信号機がひとつもない。コンビニもない。となりの村まで行か
ないとありません。郵便局にスーパーにコイン精米機にJA支所、そんなもんあるわ
きゃない。
店の広さ2坪ほどの小さなお店やさんが1軒だけある。たったそれだけだよ。
 どうです立派なもんでしょう。自動販売機だけは3箇所ほどあったっけ。
田舎バンザイだ!

2/5 岡山の林さんから「春が近そうです」
皆さんこんばんは、
今朝はかなり冷え込んだ。台所に置いていた大根が凍って半透明になっていた。昨
夜、冷蔵庫に入れて保温しておくことを忘れてしまった。うっすらとした雪化粧がお
昼近くに消えたので少しだけ残っていた最後のニンジン収穫をした。多くは凍ってい
るが、ジュース用には出せるだろう。掘り出したニンジンに凍った土が付いているの
でなかなか落ちない。風が一定に吹いているので体が辛い。ニンジンを掘り出すと、
一緒に土の中から害虫のカブラヤガの蛹が出てきた。潰そうとしてもいつもとは感触
が違う。どうやら土の中の蛹まで凍りついたようだ。明日は、-7℃の最低気温が予想
されているので準備を怠りなくしておかねばならない。私の家は予想気温より更に下
がる。井戸ポンプを止め、蛇口から水を抜いた。それでもパイプ内には水が残ってい
る。ポンプ工事をする時、回流弁を付けておくべきだった。室内送り側と井戸からの
汲み上げ側のパイプを直結し、そこに弁をつけておくべきだったのだ。そうすればタ
ンク内圧を開放した後、全ての蛇口を開き、この弁を開ければ水道管内の水が全量井
戸に落ちる。こうしておけば氷結してパイプを破壊しない。次回家を建てる時はぜひ
そうしよう。明日も寒いが、それでも確実に春が近づいている。数日前に庭の梅の木
を剪定していたらいちりんの花が咲いていた。あちこちにモグラ塚が出来始めた。こ
れはモグラの餌のミミズなどが地下で活動を始めたことを示している。春は近そう
だ。
 
2/5 岡山の林さんから「Re精米改良剤」
富田さん、
よく調べて下さいました。やっぱり、加工に使われていたのですね。精米業者にとっ
ては夢のような化学薬品です。プロピレングリコールはやはりうどんや蕎麦にも使わ
れていたのですね。最近は安物のうどんがつるっとしてくっ付かないはずだ。パンに
は使われていないのかな?遂に米まで使うようになっていたのですね。業者にとって
は、一度使い出すと止められないですね。プロピレングリコールは、プロピレンを酸
化させてオキシランを作り、これを開裂させて作ります。またポリプロピレンは、プ
ロピレンからチーグラー触媒を使って作りますね。
メーカーの言う「精米改良剤の効果は、炊飯後には及ばないから、加工助剤にあた
る」とは、これは詭弁だ。実際古米でも甘くなるし、ご飯は白くなるし、匂いも分ら
なくなるから効果は炊飯後にも及んでいます。だから助剤とは言えない。何と言って
も食べるご飯に残留するのですもの。
林 正弘
岡山市

2/5 千葉の高柳さんから「福井の富田さんへ」
 福井の富田さん、
 高柳@おかげさま農場@千葉です
 精米改良材のこと、有機農研の全国大会で使ってよろしいでしょうか。
せっかくの機会ですし、食の安全や稲作をするものにとっても必要な情報だと思いますので。
 
稲作は未熟者で、無農薬稲作の技術は語れませんが。
ですが、前回もお知らせしましたが、ひょんなことから有機稲作の座長となって
しまいましたので、いくらかでも食の変質が語れればいいと思うのです。
 
2/4 福井の富田さんから「精米改良剤その1」
福井県池田町 冨田です。
ご無沙汰いたしております。
 
 
精米改良剤について調べましたのでご報告申し上げます。
長いですので、2通に分割いたしました。
 
 精米改良剤とは、古米を精米する時にスプレーし新米に見せかける添加物のことで、
古米の匂いを消し、光沢が増し、甘味が付き、さらに割れにくくなる薬品です。コンビニや
外食産業等の業務用、加工用、また私の知る範囲では一部のお米屋さんでも使用され、
ある農業生産法人では顧客(業務用米使用業者・精米業者)に対し、お米だけでなく
精米改良剤や炊飯改良剤をも販売しています。
 
 そこで、精米改良剤についてインターネットや新聞等からの情報を以下に時系列で
まとめました。 
 
1.最初は1993年のタイ米から〜そして、平成15年頃より古米用に復活
 この問題を最初に明らかにしたのは、札幌市の民間団体「医療・食環境情報センター」
(佐藤雄三事務局長)。
平成15年に「米不足の影響でコンビニのおにぎりなど外食のご飯には古米や古古米が使われ、
特有のにおいを消したりするため、精米、炊飯段階で食品添加物が使用されている」との
報告書をまとめた。
 精米改良剤には、使用量の上限が定められ、表示の義務もある湿潤剤プロピレングリコール
などが含まれているものもあるが、日本炊飯協会は精米改良剤の使用を否定。食酢、食塩、
食用油など使用したものは全て表示しているとしている。
 精米改良剤は米不足騒動(1993年)の際にタイ米に使用し、その後需要はなかったが、
不作で復活。
 

2.玄米に噴霧して精米、プラスチック新米。合成甘味料、リン酸塩、
プロピレングリコール等を添加
 平成16年2月7日付日刊ゲンダイの「怪しい食品危ない食品D 食品と暮らしの安全基金」に
以下の内容の記事が掲載された。
 精米改良剤は、古米が精米時に割れるのを防ぎ、古米特有の臭いを消し、甘みを付け、
白い光沢を増すために用いられる。その成分には、植物性油脂のほかに、次のような添加物が
使われている。
合成甘味料のD−ソルビット:甘みと保湿効果。
品質改良剤のリン酸塩:古米を粘着して割れにくくする
プロピレングリコール:白い光沢。石油を精製して得られたプロピレンに高圧をかけて
              液体プラスチックのようにした物質で、0.6%まで認められている。
<記事全文は*1に掲載>
 

3.古米と新米の判別を困難にする。
 平成16 年8 月掲載の西宮市消費生活センターのHPより引用。
古米改良剤とは
 ・炊飯時に 改良剤を使用することにより、古米特有のにおいを消し、新米のような味と艶を
  かもし出す薬剤。
 ・精米時に 3 倍程度に薄めて 古米に噴霧し、一定時間置いてから精米すると、古米の匂い
  が無くなり、白度と光沢が増す薬剤。
古米改良剤の主成分
 ・グルタミン酸ナトリウム他: 高血圧症の人がナトリウムを多く摂取すると 血圧が上がる
 ・プロピレングリコール: 溶血作用がある。
古米と新米の区別
  正しい表示がされているか不明。古米と新米の区別は、消費者では困難。
改良剤の販売先
  弁当屋、すし屋、給食産業、炊飯業者等  購入する米そのものに気をつけていても、
  外食産業でのご飯系は見落としがち。
 

4.メーカーは精米改良剤は加工助剤で、表示の必要なし、との見解。
 平成16年11月1日付 西日本新聞掲載「食卓の向こう側・第4部 輸入・加工知らない世界
<10>米改良剤 おいしければいい?」に次のような記事が掲載された。
 ある時から弁当屋の残飯で作る液体石けんが、いつものあめ色ではなく白く濁った石けんに
なった。また、「精米改良剤」の投入口付きの精米機の発売を掲載した精米機カタログをみつけた。
 食品衛生法では、全ての食品添加物を表示するのが原則だが、例外もあり、「加工助剤」
(加工の際に添加され、成分の効果が加工後の食品に及ばないもの)もその一つ。
 メーカーは、「精米改良剤の効果は、炊飯後には及ばないから、加工助剤にあたる」として、
使用した精米でも、表示は必要ないとしている。
<記事全文は*2に掲載>
 

5.食品安全モニターから報告
 平成16年11月、食品安全モニター(内閣府 食品安全委員会が募集)から以下の報告が
あった。
 新聞記事で、精米改良剤使用のご飯があることを知った。玄米に保湿剤、乳化剤、甘味料を
しみこませ、精米するだけで古米特有のにおいが消え、光沢が出て、美味しいご飯になり、
成分は安心とのことです。表示は必要ないとのようですが、表示義務付けを検討してほしい。
(熊本県女性56歳 食品関係業務経験者)
 

6.衆院農林水産委員会で「炊飯改良剤」「精米改良剤」の問題をとりあげる
 平成16年11月30日、衆院農林水産委員会で日本共産党の高橋千鶴子議員が
「食品衛生法の表示義務違反であり、食の安全を守るため徹底した調査・指導を行うべきだ」
と求めたのに対し、外口崇厚生労働省食品安全部長は「古米を精米する際に用いられる
精米改良剤としてご指摘のような食品添加物が使用された場合には、…表示義務があります
ので、もし表示がされていない場合には食品衛生法に違反になります」「適切な表示が十分に
行われるように関係業者に注意を喚起していきたい」と答弁。
 高橋氏は、精米段階で噴霧するなどして使われている添加物には、溶血作用が問題になった
プロピレングリコールや、がんの促進作用が疑われる乳化剤(グリセリン脂肪酸エステルなど)
が含まれていると指摘。「食の安全・安心にかかわる問題。しかも、主食であるコメに添加物が
使われている。徹底した調査・指導をおこなうべきだ」と述べ、それに対し、外口氏は、
「各自治体で適切な指導が行われるようにしたい」と回答。
 

7.厚生労働省 精米改良剤の表示周知徹底のお願い
平成16年12月6日 都道府県・保健所設置市・特別区の衛生主管部(局)長あてに
厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課長より文書が出されました。以下その内容です。
 
「精米改良剤」と称した食品添加物を使用した米の表示について
 
 今般、古米が割れにくくなる、精米後の米が白くなり光沢が増す等の理由により
プロピレングリコール等を含んだ「精米改良剤」と称するものを精米時に使用しているにも
かかわらず、これらの食品添加物に関する表示をせず販売が行われている事例があるとの
情報を得ました。
 食品添加物を使用した米は、食品衛生法施行規則別表第3の11ロ「加工食品であって、
イに掲げるもの以外のもの」に該当するため、名称等に加え、使用した食品添加物を含む旨
(栄養強化の目的で使用されるもの、加工助剤及びキャリーオーバーを除く。)の表示が必要です。
 さらに、食品添加物を使用した精米を原材料として使用した米飯、おにぎり等を販売する場合は、
精米時に使用した食品添加物の表示も必要となります。(キャリーオーバーを除く。)
 つきましては、貴管下において精米を行っている事業者に対して監視指導を行う際、
当該事業者が精米時に食品添加物を使用している場合は、食品衛生法に基づく表示が適切に
行われていることを確認するとともに、食品添加物の表示に関する制度について、再度、周知
徹底していただくようお願いいたします。
 なお、関係団体には当課より同内容を周知することとしています。
平成16年12月6日 照会先 : 厚生労働省食品安全部監視安全課 (内2447)
 
 
8.周知徹底通知より一年経過後も未だ表示は徹底されず
 前回報告致しましたお米屋さんで購入した化学薬品入りの白米、これには何の表示も
ありませんでした。
 また、添加物表示のある白米など見みたことはありません。コンビニのおにぎりにもステビア・
ソルビット等の甘味料の表示はありますが、プロピレングリコールの表示は見たことがありません。
未だ何の表示も徹底されていないものと思われます。
 精米業者が黙って使用した場合、加工業者が気付かないという事も考えられます。
 
プロピレングリコール:
 保湿剤としてハミガキ、シャンプー、化粧水、乳液、各種クリーム類、ファンデーション等化粧品、
ゆでうどんやそばに使用されています。接触性皮膚炎及び、肝臓・腎臓・心臓・脳への障害、また、
溶血作用があります。中枢神経抑制や染色体異常を起すとの報告もあり、発ガン性、アトピー等の
アレルギーと関連性があります。
 
 精米改良剤の成分内容等については、詳しくわかり次第報告申し上げます。
 
新聞記事全文掲載へと続く

2/4 福井の富田さんから「精米改良剤その2」
以下に新聞記事全文を掲載します。
 
*1(全文掲載)
 日刊ゲンダイ 怪しい食品危ない食品D 食品と暮らしの安全基金
平成16年2月7日付新聞掲載
精米改良剤 超古米がたちまち「新米」に化ける
 
 ここにきて、外食のご飯がまずくなっていることにお気づきだろうか。昨年、
米が大不作だったため、古米が多く使われはじめたからである。「低温貯蔵
しているから、古くなっても昔のように品質は落ちない」と農水省は言う。しかし、
8年前の古米に苦情が出て、使うのは7年前までのものに制限さた。やはり
品質は低下してしまうのだ。
 古米は精米時にも問題が発生した。超古米は割れやすく、くず米になってしまう
のである。これを防ぐために、ひそかに精米改良剤が使われ始めていることを、
北海道の「医療食環境情報センター」(佐藤雄三センター長)が突き止めた。
品質の劣化が進んだ玄米に精米改良剤をスプレーすると、精米しても割れにくい
だけでなく、白く光沢が増し、新米のように見える。また、古米特有のにおいが
消え、甘みも付く。だから、外食業者も自分たちが使っている米に超古米が
混ざっていることに全く気付かない。
 では、精米改良剤とはどんなものなのか。植物性油脂のほかに、米に入れる
など考えられない合成化学物質が使われている。たとえば、合成甘味料の
D−ソルビット。これが添加量としては最も多く、甘みを付けるだけでなく保湿効果
もある。さらに、もろくなった古米を粘着して割れにくくするために使われるのが
品質改良剤のリン酸塩だ。リン酸塩はミネラル成分と化合して、ミネラルの体内
への吸収を阻害するため、カルシウムの吸収が悪くなって骨が弱くなったり、
味覚障害を起こす。
 とくに問題なのはプロピレングリコールだ。石油を精製して得られたプロピレンに
高圧をかけて液体プラスチックのようにした物質で、0.6%までなら食品に使うことが
認められている。精米改良剤に使ってもただちに違法ではないが、これではまるで
「プラスチック新米」ではないか。
 精米改良剤に含まれる食品添加物の一部は表示義務がある。ところが、行政は
表示の有無を調べていない。安い「複数年産米使用」の米には超古米が混ざって
いるから、表示がなくてもかなりの添加剤が使われていると考えるべきだろう。
 新米の在庫が少なくなるこれからの時期、超古米の混米率は高くなり、安い米は
ますますまずくなっていく。古い米を早めに処分してこなかった農水省の失政のツケ
が、まもなく家庭に押し付けられる。
 
 
 
*2(全文掲載)
 西日本新聞 食卓の向こう側・第4部 輸入・加工知らない世界<10>
米改良剤 おいしければいい?
   2004/11/01付 朝刊掲載
 

 右が弁当店のご飯で作ったせっけん。山北さんの家の残りご飯(左)と違い、
白い液体が浮いている。残りご飯を捨てずに廃油せっけんにリサイクルしている
山北寅雄(76)=福岡県大木町=は今年初め、出来たての液体せっけんを見て、
仰天した。いつもは、表面に透明なアメ色の膜が張っているのに、どろっとした
白い液体が一面に浮いている。二年間、せっけんを作ってきたが、経験したことが
ない“異変”だった。
 思い当たる原因は、一つ。「あのご飯だ」山北は、夫婦二人暮らし。市販のコメを
炊き、その残飯をせっけんの材料にする。今回は初めて、妻が会合先でもらった
仕出し弁当の余り約二十人分を使った。不思議に思い、別の弁当店のご飯で試すと、
やはり、真っ白。材料を自宅の残りご飯にしたら、アメ色に戻った。
 取材に応じた弁当店は、「思い当たることはない」とするが、熊本県立大学教授
(食品安全性学)の有薗幸司(50)は、「何らかの加工がなされているとしか考え
られない」と首をひねる。
 
 同じころ、札幌市では、食の安全や環境問題に取り組む市民団体「医療食環境
情報センター」の代表、佐藤雄三(63)が、精米機のカタログに見入っていた。
「精米改良剤」の投入口付きの精米機を発売した、とあった。精米改良剤とは、
古米でも新米っぽく“変身”させる添加剤。玄米に染み込ませて精米するだけで、
米の白さや光沢が増し、古米特有のにおいも消えるという。「改良剤用の精米機が
売れるとは…」。佐藤は驚いた。
 精米改良剤が出回り始めたのは、一九九三年のコメ不足のころ。佐藤が分析した
改良剤には、保湿剤、乳化剤、甘味料などが使われていた。それぞれの含有量は、
健康に影響がないとされる基準以下。それなのに、堂々と使われているかといえば、
そうでもない。ある精米業者は、佐藤に打ち明けた。「部外者には(改良剤のことを)
知らせていない」取引先の炊飯業者や飲食店にばれたら、買い手がつかないという。
まさに“売ってなんぼ”の世界だった。
 
 「やめたら、光沢あるコメにならない。すばらしい『薬』があると思った」「この成分が
体にどう影響するか分からないが、メーカーは悪いものは売らないだろう。安心して
使っている」精米業者の一部に、改良剤の“ファン”がいるのは確か。家庭向けのコメに
改良剤仕様の精米機を使う米穀店も出てきている。だが、食品添加物表示をチェック
する厚生労働省は「え、精米改良剤? 初めて聞きました」(食品安全部)
というありさまだ。
 一方、調理用には、ご飯の食味をよくする「炊飯改良剤」がある。混ぜて炊けば、
ふっくらしてほどよく粘り、冷めてもおいしさが保たれるという。同センターによると、
メーカーは少なくとも国内五十社に上り、すし用、おにぎり用…と種類も豊富。成分は、
油脂系、糖類系など、さまざまだ。
 あるメーカーは主張する。「成分は安全だし、安いコメがうまいご飯になる。炊き増え
する(ご飯のかさが増す)から経費も浮く。店にとっても消費者にとっても、夢のような
話でしょう」
 昔から日本の主食であるご飯。水とコメだけで炊く「常識」は、過去の話なのか…。
 最近、ある食品添加物メーカーでは、精米業者からの問い合わせが増えたという。
「精米改良剤についての質問です。新米が出回る時期だから在庫の古米をさばいて
しまうんでしょう」(敬称略)
 
▼精米改良剤の表示
 食品衛生法では、すべての食品添加物を表示するのが原則。ただ、いくつかの例外
があり、「加工助剤」(加工の際に添加され、成分の効果が加工後の食品に及ばないもの)
もその一つ。メーカーは、「精米改良剤の効果は、炊飯後には及ばないから、
加工助剤にあたる」として、使用した精米でも、表示は必要ないとしている。

2/4 滋賀の中道さんから「僕んちのまきストーブ」
 いつも たのしく 読ましていただいてます。
 この冬は ほんとうの冬? 寒い日が多い!
 このストーブ 30年近く前に かじ屋さんに作ってもらいました。
 意外と長持ちで ことし少し修理をしてもらいましたが がんがんの現役です。
 燃料のマキは 弟の持つ山からしいたけの木の採取の際についでにとってきます。
 手間を考えると今年の高い灯油代のほうが まだ安いかもしれませんが
 おふくろが やっぱり 「自然の火はあったかい」といいます。遠赤のせいかな?
 おこめパトロール隊のねこがいりびたりです。 
 数年前までお風呂もマキでした すごい田舎でしょ へへへ!
 
滋賀の 中道

2/4 滋賀の中道さんから「 除草機 おゆずりします。」
いつも楽しい情報ありがとうございます。
数年前まで つかっていた 除草機を希望の方にお譲りしたいとおもいます。 
当然代金は 無料ですが 出来れば取りに来ていただける方におねがいします。
 写真でだいたい解っていただけるかなと思いますが  溝きり機械にセットします。 
溝きり機械は お譲りできませんが だいたいの機械なら 使えるかとおもいます。 
本当にたんじゅんな機械です。 
 作業のポイントは 田植え後 一週間ぐらいで ひたひた水にして 往復かける。 
10日目では 遅いかもしれません?  
以上質問等ございました 遠慮なくどうぞ
 
  しがの  中道
 
☆☆--------------------------------------------------☆☆
 
 あいがも君と元気なお米! 中道 農園
URL: http://www.ocome.com/
 
 web担当  中道 裕子    栽培担当 中道 唯幸
      tanbo(アットマ)ocome.com
 
〒 520-2422 滋賀県野洲市比留田2458
TEL:077-589-2224  フリーダイアル 0120-2886-55
FAX:077-589-3302
 
■ JAS有機認証取得済 
  民間稲作研究所 認定番号 S0052003
 

■ 有機登録認定機関一覧
http://www.jasnet.or.jp/link/yuukininntei/n_list.htm
 

★★PR 発芽マエちゃん玄米━━━━━━━━━━━━━━━★★
 
 発芽直前だから栄養たっぷり!  白米のように普通に炊けて!
それでまたおいしい!  ぜひ お試しアレ!
http://www.ocome.com/syouhin/hatuga.htm
 
★★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR★★

2/3 京都の土佐さんから「百姓の正月」
ご無沙汰しております。
やっと雪が消えたと思ったら、また降ってきました。
この冬の気象予報を的確に命中させたのはカメムシだけでした。
人工衛星を使い、優秀な頭脳を結集させた気象庁の予報は無残にもカメムシの前に砕け散ってしまいました。
これだから自然は偉大なんだと改めて思います。
 
それはともかく、今日は節分、明日は立春。
私の正月です。
毎年、氏神様の大原神社で五穀豊穣のお札をもらい苗代予定田に祭ります。
明日は元旦、ここから18年が始まります。
田起しからはじめ刈り取りまで長い一年のスタートです。
 
今年も気象庁の予報でなく、山ツツジやこぶしの花、竹の色など自然観察から生れた先人の言い伝えを参考に、百姓道にまい進していこうと改めて誓った次第です。
 
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
     丹波の恵み「長宮農園」 
京都府天田郡三和町岼595   土佐祐司
  <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<< 

   
2/3 千葉の齋藤さんから
 大変ご無沙汰をしております、何時もROMばっかりですいません。
わが家でも、遅まきながら昨年4月に『ホームページ』を
『ブログ』も昨年10月に開設しました。
まだまだ内容は幼稚ですが、先輩方のHP等を拝見しながら、新鮮で
充実した「ホームページ&ブログ」を構築していく所存であります。
 
ホームページ  http://www.saitofarm.com
ブログ     http://blog.goo.ne.jp/saitofarm
 
千葉県長生郡一宮町一宮9,122
  齋 藤  繁 雄

2/2 やまちゃんから「「トロトロ問答」
 納屋から3キロあまり離れたところに田んぼが2枚あります。
みのるの田植機に乗ってえっちらおっちら移動していると小一時間かかります。
除草機ティラガモを使う時もそうです。
除草機の場合は、2〜3日にまたがることがあるので、まどろっこしくてしようがない。
そこで思いついたのが、コの字型のひっかけ道具を作って、それを軽トラのあおりにひっかけ、
前輪をひっかけ道具に載せて固定し、後輪は道路に接地させて牽引したらどうだろうか、ということ。
納屋から田んぼまでは、農道で一本道、カーブがありません。
みのるの会社に聞いてみたら、
「ニュートラルにすればフリーになるので、いけることはいけます。
だけどおすすめは出来ません」
とのこと。
そりゃそうだ。長く話をしていると面倒なことも言われそうなので、そさくさと電話を切りました。
井原豊さんの息子が自動車修理工場をやっているので、相談したら、
「ニュートラルにして手押しした時、ギヤがまわるような重い音がするでしょ。
焼き付く心配がありますよ。トレーラーを作ってそれに乗せていくことをおすすめします」
たしかにそれが一番正解なんだろうけど、金もかかるし場所ふさぎになるしなあと、
思い立って、ティラガモの北山さんに相談の電話をしてみました。
北山さんは、みのるの北海道の畑作研究所にいたこともある方です。

北山さんが、実際に機械を調べて次のような返事をくれました
「後輪の回転と前輪の回転が連結されていますね。
後輪がまわる時に前輪も一緒にまわるようになっています。
右足の足元にクラッチがあるでしょう。そのクラッチを切れば完全にフリーになります。
路上走行の時は、左右のクラッチを連結させて、クラッチを踏むとサイドブレーキがかかるようになっています。
サイドブレーキにいくワイヤーかねじをゆるめて、サイドブレーキがきかないようにしたらいいと思います」

以上、これは私的な話で、おすすめは出来ませんので、そこのところよろしく。
さて、ここから本題に入ります。
北山さんと、トロトロ層のことなど話しました。

題して「トロトロ問答」
山下 「代かきしたあと、田んぼが締まった状態になることを、うちの方では「いつく」というのですが、
去年は、5日程経って2回目の代かきをしようとしたら、いついて困った田んぼが2〜3枚あったんです。
いついてしまうと、代かきにならず、土を練ってしまうんです。
もう一度しろをかきなおさないといけません。
そんなことは、そちらではありませんか?
水が少なくなってひっついてしまったせいでしょうかね」

北山 「ひっついても、また水を入れれば、すぐどろどろになる田んぼもあります。
いつきやすい田んぼは、トロトロ層ができにくいですね。
畑地転換したあとの田んぼは、いつきやすいです。
こちらでそういう経験をよくします。
土がからからに乾くと、いつきやすくて、トロトロ層も出来にくい、
どういうメカニズムでそういうことになるのか、まだ究明できないんですが、
どうもそういうことのようです。
湿田とか冬期水張り水田はトロトロ層が出来やすいですよね」

「なるほど、思い当たるふしがあります。
去年は、代かき前に田んぼが乾ききって、水が足りるだろうかとひやひやしました。
乾ききって畑の土のようになっていました。
また、この2年程秋のうちに耕起するようになったのですが、
以前は4月後半になって、雑草が生い茂った頃に初めて耕起していました。
その頃はあまりいつかなかったような記憶があります。」
 
「ティラガモを使って、効果が上がるためには、
トロトロ層が出来ていることがとても大事だと考えています。
ところが、そのトロトロ層がうまく出来やすい田んぼと層でない田んぼがあります。
機械的に代かきの時の時にトロトロ層を作って、そのあと発達する田んぼとそうでない田んぼがあります。
除草機にとり組み始めて、最初の頃、この問題はすぐに究明できるだろうと思っていたのですが、
なかなかむずかしいですね、いまだに、よく解らないところがあります。
北海道のある人の田んぼで、トロトロ層が発達していて機械除草もうまくいったので、
翌年みんなで見せてもらおうと行ってみると、トロトロ層が消えてしまっているというようなことがありました。
聞いてみると、リバーシブルプラウで天地返しをやったとのこと。
大型機械で代かきすると、どうしても代かきが深くなってしまうので、トロトロ層が出来にくい。
表層を出来るだけ浅く代かきして、表層に緑肥や有機物を持ってくるようにする、
それが大事だと思っています」
 
「秋のうちに耕起して、ワラを腐らせておこうという方針を立てているのですが、
ものぐさで、田んぼの半分はまだ耕起してないんです。
今の話を聞くと、考えてしまうなあ。
秋のうちに耕起するそもそもの目的は、オモダカ対策だったのですが、
オモダカは、2回代かきで浮力がついて浮き上がって畦端に吹き寄せられたのを、
ガンジキなどでかき寄せてすくい上げてしまうのがいちばんだと思うようになりました。
それをやれば、うちの方ではそんなに密度が高くなりませんので。
今生えている雑草がもっと大きくなってから、表層を浅く耕起するという以前の方式にするというのもありですね。
今年の方針として、田植えしたあと、除草機をを出来るだけ早くかけるようにして、
除草機をかけたあと、くず大豆を畦から散布して、抑草対策をしようかなと考えています」
 
「私(北山)の考えでは、くず大豆や米ぬかなどは、田植え後すぐに散布して、
ティラガモは、遅く入れるほうがいいと思っています。
雑草を叩くいちばん良いタイミングは、離乳期、ヒエで言えば2,5葉期なんです。
深水にすることが出来るなら、ヒエはひょろひょろとか細いものですから、
そのあたりのタイミングで除草機を入れることが出来れば、
株間のヒエも叩くことが出来ると思っています」

2/2 姫路の大亀さんから「畳屋からひと言 二言」
初信以来欠かさず拝読させてもらっている兵庫県姫路市の小さい畳屋(拒蜍T製畳店)の大亀修身と申します。
このページに寄せている方々は素晴らしく農業にロマンを持っている人達だなー、といつも感心して読ませて頂いています。
私が送信することは何もなかったのですが、
今年の始め1月6日の赤木さんの最後のほうに「畳」の文字が出てきました。
「ある1級建築士の先生が畳の芯「畳床」に有機リン系の殺虫剤をたっぷり吹き付けてある」との文章が在りました。
この件に関して業界人として黙って見過ごすわけには行くまい、
ややもすると全国ネット版のこのメールを見たメンバーに誤解されては、
我々のおまんまが食い上げになると思い、皆さんに正しい理解をしていただきたく発信します。
結論に行く前に、先ず、畳や住宅の歴史から触れなければならないと思います。
おそらくメンバーの中にはこれに詳しい方が居られると思いますが
とりあえず私のうんちくを述べます。
人間がこの地に住みついた頃は、洞穴から始まり、
地面に穴を掘ってその上に屋根らしきものを付けた所謂竪穴式住居であったはずです。
しかし夏場高温多湿の日本でも太古の昔からダニなるものが存在し、
衛生上も悪くその後奈良地方に今もある高床式の飛鳥造りの家らしきものが考え出された。
その頃から高貴な方々の住まいには畳がところどころで使われるようになったらしい。
NHKの大河ドラマによく出る歴史物には、下々は板場のうえで、
位の高い人物は紋縁(もんべり)や繧繝縁(うんげんべり)の付いた畳の上に座っているのをよく見かけられるはずです。
一般の家に畳が敷かれるようになったのは歴史的にはほん最近のことであり、
今のように部屋の寸法に合わせて寸分の隙間もなく敷き詰められるようになったのは昭和になってからのことです。
話が横道に逸れましたが、高床式の住居も幾たびかの震災や天災により少しずつ改良、改善され、
今の家に近い形態になってきましたが、
文明の発達とともに基礎はコンクリート、窓にはアルミサッシ、柱は集成材、床(ゆか)はコンパネ、
壁は新建材やクロスが考え出され、機密性の高い人間の住みやすい家ができるようになってきました。
ところが、人間が住みやすいということは虫やダニも住みやすくその温床になっていることは否めません。当然家の中には数千種類あるといわれるなかの数種類のダニや小さい虫がどんな家庭でも共生しています。
昔はお家を建てるときは夏に住みやすい事を基準に置いて建てるのが当たり前で
又どの家庭においても台所の「おくどうさん」なるものがあり、
その煙で家の中を「くん蒸」して虫やダニを退治していました。
ところが最近は文明の発達によりガスや電気を使う生活になり、やっと、ここで農業と関連が出てきました。
というのは、30年ほど前までは畳に使う床は藁(わら)と決まっていました。
だいたい1反で取れる藁は米1俵ぶんで農家から買い上げていましたが、
圃場の基盤整備などにより田舎の小さな田んぼにも車で乗り付けできるようになって、
それとともにコンバインが見る見るうちに普及し
最近では稲木に掛けている藁はなくなり、業界では藁は港にあるというぐらいになってきました。
以前は夏を過ぎてからのものを使っていましたが、
今ではまだ乾ききっていない藁や、韓国、台湾、北朝鮮の藁を使うのが多くなってきました。
そのような藁をつかうようになったり、いろんな条件が揃ったのか「畳から虫が出る」といわれるようになり、
業界では苦慮の挙句フェニトロチオンやフェンチオンを(1.0g/u)含侵した防虫紙を藁を使った畳床に限り縫い付けたり貼り付けたりするようになりました。
決してたっぷり吹き付けたりはしていません。
唯舶来の藁は港の薫蒸倉庫で殺虫剤で処理されているようです。
そのようなことから最近は発泡ポリスチレンや木材チップを利用した木質繊維ボード(例えばスタイロ畳、ダイケン畳)などが考案され虫の出る恐れのない畳床が多く普及しています。
もちろんたたみ表は天然のイグサが主流ですが、これも工業製品が出てきております。
文明の発達とともに住みやすくもなり、住みにくくもなる世の中で
田舎離れや快適な生活を追い求めた結果ではないでしょうか?
それと仕事やパートで家の中の掃除をする回数が減ったことも虫やダニのでる原因の一つだと思います。
私見ではありますが最近の子供たちにはアトピーが多くなっています、
これは畳の上にカーペットを敷いたりハウスダストが影響していると考えます。
休日の天気のよい日には家中の窓を開け空気の入れ替えや掃除をしてほしいものです。

2/2 千葉の野口さんから「一応、ブログももっています」
 やまちゃんへ
いつもお世話さまです。
一応、ブログももっています。

一百姓のつぶやき
http://kaimu.cocolog-nifty.com/

です。更新頻度はイマイチですけど...
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2/1 信州の関谷さんから「うちのブログ」
今夜は久しぶりに雪です。

ブログリンクありがとうございます。
一応農業のブログですが、くだらないことも書いてますのでご容赦ください。
忙しいときは毎日更新していましたが、最近はさっぱりです。
農場ブログ
http://blogs.dion.ne.jp/omaegayaraneba/

>林様
マジックインキ、詰め替えボトルは持ってるのですが
マジックインキの蓋をなくしました。
あのガラスのビンの奴に、
ふたをなくすような間抜けのことを考慮するようなユニバーサルデザイン性があれば
完璧な商品だとおもいます。

あさひや農場 関谷航太 千晴
農場ホームページ
http://www.d4.dion.ne.jp/~asahiya/

2/1 兵庫の村山さんから「Re私の暖の取り方など」
皆様、林様    村山です
 林さんの詰め替えに賛成です。どっちにすべきか私も何時も悩みながらボールペンの芯も交換しています。
ただ今年の冬は、体が心から冷え切ってしまいますので、暖房を殆どつけています。
恐ろしいほどの電気代です。この家はガスの配管ができていなくて、全て電気なので、言ってることとやってることが矛盾の毎日です。

山下様、 ブログって面白そうですね。
それにしても山下さんのパソコンの腕はたいしたものですね。
パソコンに向かっていると寒くなりませんか、疲れませんか。

2/1 おけいさんから「「Re私の暖の取り方など」
おけいです。お久しぶりです。
林さん、
あのストーブは同じのを私も使っていますが、煮炊き物や焼き芋ができるので、スグレモノだと思います。
赤い火を見ていると、心まで温かくなります。
石油ファンヒーターだと、電気も使わなきゃならないので、ウチにあることはあるのですがほとんど使っていません。
ペットボトルの湯たんぽはgoodアイデアですね。朝、そのぬるいお湯で顔を洗うのでしょう?
昔の人は本当に物を大切にしていました。
特にお水は、、、、

私も使い捨てには抵抗があります。
だから、ペットボトルや、スパイスの小瓶やら、きれいな菓子箱が捨てられなくて、
家がちっとも片付きません。
詰め替え用があると、私はきっとそちらを選ぶでしょう。

村山さん、
記念誌ありがとうございました。お礼が遅くなってしまってスミマセン!
もう一冊は、三男が農業高校を受験するので、無事入学できたら、図書館に寄贈しようと思っています。

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