2009年1月のお便り  HOMEに戻る

1/30 熊本の岡さんから
お米の勉強会の村山さんから「土佐さんの話を聞く宿泊交流会」
 行きたいけど、勉強会と重なって・・・
平賀緑さんお話を聞いたことがあり
お話をもう1回聞きたいですが・・・
  
2時「ジャーニー.トゥ・フォーエバー」の平賀緑さんのお話「手づくりバイオディ
ーゼルと小さな農場
  今年から菜の花から、バイオマス手づくりバイオディーゼルやりたいと思ってます
2月27日に球磨郡の山江村に勉強に行きます(バイオディーゼル)

 
1/28 京都の土佐さんから「鶏糞について」
ご無沙汰しています。
鶏糞についてですが、2年ほど前綾部の諸先輩方と一緒に鹿児島までマイクロバスで行ったことを思い出しました。
私たちが使っている肥料が抗生物質を使わない鶏の糞をペレットにしているとのことで、
それを確認すべく鹿児島の出水市まで1100キロを夜通しぶっ飛ばして確認に行きました。
何でも厳しい規格をクリアして生協に卵や肉を出荷しし、工程の中で出てくる鶏糞をペレットにして販売しているとのことでした。
拙い記憶の中ではJAS有機の規格もクリアしているとのことのようでした。
ただ少し高価なので水田元肥肥料としてのみ使用しています。

1/28 高知の奥田さんから「Re鶏糞について教えてください」
四国の奥田です。
いつもありがとうございます。久しぶりの発信ですね(^^;)

抗生剤使用(=抗菌剤で良いのかな?)に関しては鶏を飼っていながら詳しくは知ら
ないですが。
採卵親鶏や出荷前のブロイラーには昔のように簡単に使えなくなってると聞いていま
す。
今は一般の養鶏場では鶏病はワクチネーションで防ぐが基本になってると思います。

ただ育成段階においては抗菌剤は何日令かまで使用できるとか基準があります。
JA他の育雛飼料(育雛前/中期用)には抗菌剤が配合されていると思います。
たぶんホームセンターなどで販売の20kg袋も中期用までなら?
ブロイラーの場合は出荷10日前以後は使えない決まりじゃないかな。

採卵鶏で一般に中期用飼料といえば生後70日までぐらいで、
ブロイラーであれば出荷開始が生後50〜60日あたりからだろう。
小羽数自然養鶏といえども最近は雛から飼育する方は少なくなり、
中ビナか大ビナの購入が増えていると聞きます。
採卵養鶏では育雛業者から中ビナまたは大ビナ購入する分業体制が当たり前ですね。

私の所でも以前、雛の餌(30日令まで)に抗菌剤を配合し
コクシジューム対策をしてた時期がありました。
今はオリゴ糖や納豆菌の使用でほぼ大丈夫です。真夏の入雛のみコクシジューム
で一部死なせますが、下手に抗菌剤使うよりその後の経過は良いと感じています。
飼料を自家配合し自家育成する養鶏場でも、雛のコクシジューム対策のために
育雛飼料を買う方もいます。

私が思うにはブロイラー業者や育雛業者、JA他の配合飼料メーカーの育雛飼料
を使う農場は要注意です。

有機でやってる仲間が鶏糞を使ってくれます。
うちの鶏糞もほこりっいぽい鶏糞で使いづらく我慢してもらってます。
ブロードキャスタでは改造してなんとか散布出来ます。
ペレット化は糞処理に金をかけざる得ない、そこそこの規模じゃないと無理ですね。

*********************************
奥田 誠志
〒783-0092
高知県南国市田村乙1450
*********************************
  
1/28 神奈川の笹村さんから「鶏糞について」
あしがら農の会の笹村です。
鶏糞の事といったら、やはり長年養鶏をやってきた、
私の報告が良いかと思いまして、知っている事を書きます。
以下の件、重いことなので、自己責任で書きます。 

採卵の養鶏場で抗生物質を「日常」使うところは、めったにないと思います。
昔は、飼料に抗生物質が混ぜられていました。
その印象が今でも強く残っています。
今でも一般の飼料には、様々な科学合成物質が混ぜられています。
特に肉骨粉が使えなくなってから、更なる合成物質の代用が進みました。
特に、育雛用の飼料には抗生物質が入っていて、(卵を産まないので)それを与えると、
まったく病気をしませんでした。経験があります。今の事は判りませんが、育雛には使っている可能性はかなりあります。
そうした飼料に抗生物質の混入を続けた結果デンマークで、耐性菌が発生して、
抗生物質の飼料混入は禁止されたのだったと思います。
もちろん治療のための利用は出来ます。
法的には、抗生物質を使ったらば、その残留が消える、1週だか。(忘れました。)
卵の出荷が出来ません。

ただし、企業の専属の獣医が、禁止している薬剤を使ってしまう事件は、
養豚では後を絶ちません。養鶏でもそこから色々推測はされます。
茨城では、違法ワクチンの使用が疑われる事件がありました。
表向きは抗生物質は日常的には使っていないと、日本養鶏協会は声明を出しています。 

ただし、抗生物質を使うと、産卵率が上がる、何でも病気が治る。
と言うような迷信が業界に今でも、存在するようです。
普通、環境が悪い、過密飼育が多いい。その場合、隠れて使うと言う話は良くあります。
検査する体制はありません。

一方肉用鶏の方では、使っている可能性が高いです。
こちらの方が、さらに飼育環境が悪く、病気が出やすいと想像されます。
正直言えば、ほとんど使っている気がします。
肉の出荷前には、やはり、肉に残留させない期間が1週間あると思います。
しかし、私は肉鶏の世界はほとんど知りません。 

ここからは余分な発言です。
鶏の飼育に一切の薬剤、ワクチンを含めて、使用せずに養鶏を23年やってきました。
使わないで出来ることは、証明できたと思います。
ただし、最近のトリインフルエンザの問題では、健康に飼う事が出来なくなっています。
例えば、私の養鶏場は床が発酵しています。そこを消毒しろ。石灰を撒け。
発酵が止まれば、病気が出ます。これを獣医さんでも理解が出来ません。
こういう信じられない命令が家畜保健所から来ます。
断っても、消毒薬を、石灰を置いてゆきます。
出入り口に石灰を撒けと言うのですが、これをやると、白い車輪の後が、
養鶏場から、家まで付きます。どんな病気が出たのかと、地域で騒ぎになるでしょう。
昔赤痢がでて、汲み取り便所に石灰を撒いたのを思い出します。 

放し飼いをしていますが。これもいけないといいます。
網をかけろと言います。2反の斜面に網はかけられません。
以前かけましたが、落ち葉が積もり、そこに雪が降り、つぶれました。
外に出せない、これでは健康に飼えません。
隠れて出します。こんな無理解では、日本の養鶏に未来はなくなります。
事前調査だといって、警察が来たこともあります。
こんな状況のため、以前以上に地域でも養鶏は嫌われています。
まったく、余分なことでした。

1/28 岡山の赤木さんから「抗生剤と鶏糞」
赤木@菜の花です。

 そうですか、採卵用の鶏には抗生剤投与は認められていないのか。
ぼかした書き方がしてあるというところが、かなり気になりますなぁ・・・
私の使っている鶏糞のパンフには、抗生剤フリーを強調している。
強調するということは、世間一般とは違うんですよということか。

 私が使っている鶏糞はペレットではありません。形状は、大きいので黒豆ぐらい
かな。小さいのになると仁丹ぐらいのもありますし、粉になったのも混ざっています。
 機械で散布しても4.5m幅ぐらいできれいに撒けます。

以下は工場見学したときの報告です。
造粒などは一切してありません。山にして温度管理だけして約100日。水分が20%以
下になると袋詰めしています。
 ホームセンタ―には一次醗酵したものが流れますから、まだ強烈な臭いがあります。
私が購入しているのは、更に二次醗酵棟へかわして十分醗酵させたものです。
 開封しても鼻を突くような臭いは全くありません。田んぼに撒いてもクレームな
んか全然在りません。相手が相手ですから、ケーキのようないい匂いはしませんが。
 最近はほうれん草を蒔く時には打ち込んだらすぐ蒔いています。腐熟が終っていま
すから発芽障害はありません。
 別に宣伝するわけではありませんが、並ぶ品質の物を知りません。

 私の購入価格は15kg1袋100円ですが、数量とか配達距離などにより多少変動する
ようです。正月に値上がりした価格です。
3パレット180袋ぐらいまとまれば姫路は配達圏内と聞いています。

蛇足になりますが、韓国からこの良質の鶏糞を大量買付けにやってきました。年間何
百トンでも買うということです。向こうではペレットでないと絶対売れないそうです。
向こうでペレットにすれば、15kg1000円でも売れるとか。買い付けにきた商社の社長
から直接聞きました。
そこに大きなビジネスが・・・

この鶏糞だけ使う稲の作りかたを教えてくれってさ。
ついでに来て話してくれってさ。行くことにはオーノーっと言っておいた。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

1/28 茨城のすずき産地から「Re鶏糞について教えてください」
> そこで「抗生物質の入っていない鶏糞」について書かれていたので、
> 気になってネットで検索して調べてみたら、
> ぼくが見た記事によると、採卵の養鶏で抗生物質を使うことは認められていないそうだ。
> ところが実際の現場ではどうかと言うことになると、ちょっとぼかした書き方がされていました。


たとえば
http://www.fcoop.or.jp/gs/sh_qanda/milk_a01.html

ちなみに、
うちではレンゲソウの生育が悪い田んぼにだけ
自家産のケイフンを散布しています。
http://blog.goo.ne.jp/suzuki-31/e/ae56b2f77e047859d976cf7f3b844967

鈴木孝夫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
すずき産地http://www.suzuki31.com/
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

1/27 やまちゃんから「鶏糞について教えてください」
 赤木さんのブログを眺めていたら、鶏糞について書いてありました。
http://brassica.exblog.jp/(2009年1月5日の記事)
そこで「抗生物質の入っていない鶏糞」について書かれていたので、
気になってネットで検索して調べてみたら、
ぼくが見た記事によると、採卵の養鶏で抗生物質を使うことは認められていないそうだ。
ところが実際の現場ではどうかと言うことになると、ちょっとぼかした書き方がされていました。
この「HPの宅配便」のメンバーの方で、たしかそのあたりの事情に詳しい方がいたような記憶があります。
もし差し支えなければ、教えてください。
 
それと赤木さん、今赤木さんが使っているのは鶏糞ペレットですか?それとも粉砕鶏糞?
もしペレット状態で100円くらいだったら、お買い得だと思って、、
ただ、以前鶏糞のペレットがホームセンターで売っていて、
数が少なかったので20袋ほど全部買い占めたら、
大小不揃いの団子状の鶏糞で、動散に入れて散布しようとしたら、
大きいのが詰まって、動散では手に負えず、結局手でばらまいたという失敗談がありました。
赤木さんが取引している養鶏場の鶏糞ペレットはどんなですか?
ついでに値段はどれくらいするものでしょうか?
教えて頂けるとありがたいです。

1/27 お米の勉強会の村山さんから「土佐さんの話を聞く宿泊交流会」
皆様     お米の勉強会の村山です
 またまた遅くなりましたが、京都福知山三和荘での宿泊交流
会のご案内です。土佐さんと、あの富山の川崎磯信さんのお話
に加え、綾部にもお邪魔し、平賀緑さんのところまで足を伸ば
します。2月は比較的皆様が出やすいとお聞きし、企画しまし
た。どうぞご参加下さいませ。1日参加や部分参加もOKです。
お申し込みをお待ちします。

冬の宿泊交流会のご案内
日 時 09年2月7日(土)午後2時〜8日(日)4時
テーマ 地域も人も助け合って自立を実現していきましょう!
−農山村とまちとの宿泊交流会in京都三和町.綾部市.京丹波

講 師 川崎商店川崎磯信氏、土佐祐司氏、平賀緑さん
会 場 三和荘、里山ねっと・あやべ、平賀緑さん宅
日 程 
2月7日(土)電車の方は午後1時JR篠山口改札集合(受付)送迎
車で三和荘へ、車の方は1時半三和荘集合(受付)→2時川崎磯
信さんのお話「のりにならなかったカドミ米はどこへ行ったの
か!?」→4時土佐祐司さんのお話「水源の集落を農業で元気に
したいんだ!」→5時半部屋へ、入浴等→6時半夕飯懇親会→
9時〜和室で夜なべ談義
8日(日)8時車に分乗して三和荘出発→9時「里山ねっと.あ
やべ」の「石がまでピザとパンを焼こう」に参加、昼食(希望
者は井上吉夫さんの車で綾部めぐり)→2時「ジャーニー.ト
ゥ・フォーエバー」の平賀緑さんのお話「手づくりバイオディ
ーゼルと小さな農場」→4時現地解散(車で参加の方にお願い
、電車の方を最寄駅まで送って下さい)
参加費 全日程15,000円(1日参加、お話と交流会参加
等も可能。集金は当日受付にて。)
宿泊の手配等がありますので、できるだけ早く、TEL/FAX07
98−48−0365又は、メールで村山までお申し込み下さ
いませ。

1/23 山形の石井さんから「農家の情報発信を考える など」
こんにちは。
山形県新庄市 石井です。

雪に埋もれ、結構暇なので、読み切れていなかったML記事を見直しています。
この時期を利用し、ブログだけだった情報発信を、HP+ブログ+ショップ形態に変更中です。
一応は作ったものの、イマイチ出来が悪く、HP、ブログ、ショップの構築の仕方を思案中です。

その中で、稲田さんの「農家の情報発信を考える」
http://oryza.verse.jp/sb2/sb.cgi?cid=539
を見せていただいていますが、見れば見るほどどうしたら良いかわからなくなってきています。
独自でブログ・ショップを構築したいにも、知識もなく、費用もなく〜です。
ちなみに、最初に始めたブログはgooで、http://blog.goo.ne.jp/minorinouta
次にHPhttp://nosya.net と、ショップ(カラミーショップミニ)http://cart05.lolipop.jp/LA12739187/
を始めました。とくに、カラミーはレンタルサーバーの無料サービスでデザイン変更ができません。

理想としては、日々の作業・生活ブログを中核として、農場情報HP(データベース?)、販売ショップを
盛り込みたいのですが〜
稲田さんもブログで紹介していたhttp://www.fureai-kajuen.com/sb2/に、農場情報をもっと載せた感じを
想像しています。時間の無い時期でも、気軽に更新できる形態(ホームページビルダー等起動せず)が必要に思います。

今後とも、「農家の情報発信を考える」等、情報を頂ければ幸いです。


とりとめのないメールとなってしまいました。

**********************
     「いのちのたね」である農業
いのちのたね生産本圃
イシイファーム          石井昭一
TEL/FAX  0233−25−2831
ブログ  http://blog.goo.ne.jp/minorinouta
**********************


1/23 岡山の赤木さんから「するどい!」
赤木@菜の花です。

 やまちゃんの勘ぐりどおり、ジャンボタニシも何%か役立っていると思います。
だから私は害よりも益をもたらす貝と認識しています。
 ジャンタニが当地で見えたのは25年以上前のこと。
なんだこりゃぁ?なんて言っている間にすぐ大発生していきました。
稲には喰らい付くくせに、ヒエは知らん顔をしているところが気に入らん。

 ジャンタニの効用については一切触れたことがありません。
後ろめたい気持があることも事実です。
どうして触れないかの言い訳が次のようなことです。

 菜の花農法を始めたのは8年前。次第に面積を増やしたのですが、米糠や木酢液で
抑えようとしても。コナギだらけになりました。
もしかしたらジャンタニも手におえなかったのかも知れません。
 いや、田植後しばらくは田んぼでの密度は低いのです。やがて用水から攻め込んで
きます。
菜の花やっても深水の出来なかった田んぼには、ヒエ、チョウジタデ、アゼナなどが
生えていました。
一昨年、農業科を持つ高校でレンゲや菜の花で抑草を試みました。ジャンタニは
いない地域と聞いています。みごとに成功してくれました。
報告書を私にも送ってくれました。

 山口の件ですが、この先私が立ち会えるのはすきこむ時と、早生のコシヒカリを植
える時かその代掻きの時。これが行ける限度です。
遅ものの6月の田植の頃には、私もそれどころではありません。
 後は画像を送ってもらって助言できるだけです。遠隔操作みたいだな。
みなさんが見ているから失敗はしたくないし。かと言って片道320km、そうそう行く
ことはできないし。。。
ご期待くださいと言ったものの、辛いところがあります。


>しかし、赤木さんは転んでもただでは起きぬ人、
期待しています。

 菜の花やっても転んだことがありました。でもとことん突き詰めて考えました。
考えている間に家族が手取りしてくれました。ありがたや。。。
なんでコナギが生えたんや?緑肥があれだけでけてたのに・・・
ちゃんと原因があるんですね。原因無しに結果は出ませんから。
この原因をつかむまでは起きてはならんのや。
がんばりま〜〜っす!.

 それにしても、失敗例を耳にすると言い出しっぺとしてじくじたる思いがします。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木歳通

1/22 やまちゃんから「菜の花農法への挑戦の連載に期待」
赤木さんの菜の花抑草、よその地区では成果が上がっていないことを、
歯がゆい思いで見ていました。
長いスランプのトンネルの中で苦しんでいた小生は、
げすの勘ぐりで「ジャンボタニシの存在は無視できない」と思い続けていました。
今度山口の木原さんの田んぼで赤木さんと二人三脚で「菜の花農法への挑戦」をすると言うではないか。
それがライブで、雑誌に連載されるという。
勝手のわからぬよその田んぼ、
1年目で成果は出ないかもしれません。
しかし、赤木さんは転んでもただでは起きぬ人、
期待しています。

1/22 岡山の中務さんから「兼業農家の規模拡大」
岡山県の東部で、ちょびっとだけ除草剤を使わないイネも作っている中務です。

みなさんの投稿、楽しく読ませていただいています。

さて、おじいちゃんが亡くなってから土地持ち非農家となっている2軒から、約6反(11枚)の
田んぼを、賃借することになりました。

積極的な規模拡大を図った訳ではなく、あまりの不便さに以前作っていた方が撤退してから
3年くらい、おばあちゃんが一所懸命に草を刈っている姿を見かねて、つい引き受けてしまった感じです(笑)

引き受けたは良いものの、11枚全てが畦道伝いの田越し灌水圃場。
田植えや稲刈りを休日のうちに終えなければ、本業に差し支えるのが日曜百姓のツラいところ。
一輪車に苗箱や籾袋を乗せて右往左往していたのでは、日曜百姓が成り立ちません。

細い畦道で仕切られた段々の田んぼの風景は確かに美しいので、無粋な農道など通さない方が
良いのかも知れませんが、耕作放棄地となっては元も子もないので、地主さんには「田んぼが
狭くなった」とか言わないようにお願いして、年明けから、全てのほ場に軽トラックが乗り付けられる
ように、独力で整備中です。

トラックさえ乗り付けられれば、将来、私が作れなくなったとしても、誰か引き受けてくれる人は
居るでしょう。

:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。.:*
:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜
http://homepage2.nifty.com/wakesui/private/agriculture.html
中務 博文

●やまちゃんから
中務さんのHPを見たら、農道整備の様子がくわしく出ていました。
ふむなるほどとおもしろいので、ご覧になることおすすめします。
中務さんは「HPの宅配便」(ML)のメンバーではありません。
昨日の浜田さんに出てくる中村さんや山下さんもMLのメンバーではありません。
ふーんけっこう見てくれているのだなと、ちょっぴりうれしい気分です。
 
 1/21 和歌山の浜田さんから「嬉しい訪問ありました!」
和歌山に移転後はじめての「やまちゃん」のHP仲間
2名の訪問です。
 色んな友の訪問はありましたが,農業の為に移転した
身にとって,やまちゃん関連の訪問はことのほか嬉しい
ものです。
 串本町在住の方で中村さんと山下(なんと)さんと言
います。ネット上では発言をされたことはないとのこと
ですが,ポンカンの栽培やお米を手広くされており,情
熱が伝わってくる方々でした。
 日々忙しく曇り時々小雨の日をねらっての訪問とのこ
とでしたが,こちらもおかげでゆっくり農園内を案内で
きました。
 もらったポンカンがまたうまい!お仲間との楽しかっ
た話を思いかえしながらせっせと相方といただいていま
す。

 話はかわるけど,こちらの柑橘類は多種多様あって,
同じ種類のみかんでも味もさまざまで,楽しい。お店で
も温州みかんだけでも,1kg300円から700円以
上まで,5,6種類並んでいる。7,8種類並んでいる
お店もある。食べさせてくれて選べることが多い。色々
食べているうちに金額の検討がつくようになるのがまた
楽しい。
やはりみかんの国です。
−−−−−−−−−−
浜田 (和歌山)
http://www.zb.ztv.ne.jp/kamu/

1/20 お米の勉強会の村山さんから「3月7日 NPO バザー」
皆様   お米の勉強会の村山です
 早速ですが、3月7日によろしかったらお米やお野菜を売り
にお越し下さいませんか?恒例のNPO文化祭です。会場は西宮北
口の市民交流センターです。
 昨年は日が照りつけ大変でしたが、今年は確か昨年より時期
が少し早いように思いますが、やはり外では大変でしょうね。
農家の方々が持っておられる小さめの簡単に組み立てられるテ
ントがあれば少しはましかもしれませんね。そのようなテント
を張って入口、道路沿いで安全なお米やお野菜を売っていただ
けませんか?
 今年はちょうど目の前に巨大なショッピングゾーンができま
したので、少しは人通りが増えているかもしれません。駐車場
は会場すぐ前に1日1000円であります。
 
 もし屋内がよろしければ、人目にはつきにくいですが、当日
私たちが昼食を作って出している3階か、小米人目につきにく
いですが、1階のもっと奥に小さな公園があるそうですのでそ
ちらでも結構です。

 まだ先の話ですが、驚いたことにチラシの原稿にもう「有機
野菜」と書かれているのです。チラシ原稿の締め切りが22日
と急ですので、大急ぎでご案内をします。
 遠いところをお越し下さり、ご損をされても申し訳ないです
が、よろしければご参加下さいませ。
 お越し下さる方はご返事をお願いします。お待ちしています。

1/19 岡山の赤木さんから「テレビに出ます」
赤木@菜の花です。
 私のブログではもうお話したのですが、こちらの宅配便にも宣伝を載せます。
以下の文章はブログに載せたものと同じです。

先般12月18〜20日に山口県まで行った事は包み隠さずご報告いたしました。
10月末にも菜の花の播種に行って来ました。
その行った先で私を迎えてくれる?若い女性が、日本テレビ系で全国放送されます。
 来月2月8日深夜から9日にかけての時間帯午前0時55分〜1時50分です。
日曜日ごとに放送されているドキュメンタリー番組です。
この番組に関わったディレクターの佐々木さんと仰る方の作品に「山で最期を迎えた
い」と言う番組があります。第4回日本放送文化大賞 テレビ部門グランプリ受賞作品
で、最期をどう迎えるか、老夫婦と子供達の10数年間に渡る取材の番組でした。
 
 話しを戻します。
 テレビをご覧になれば名前も年齢もきっと全てわかりますから、いまここで簡単に
紹介して番組のご案内としたいです。
 彼女の名前は木原美樹、水稲12ヘク、はだか麦10ヘクの農業経営者歴2年の27歳独
身女性です。農繁期は家族の協力がありますが、普段は一人で農作業をしています。
 そんな彼女はJAの稲作暦に従って稲を作っていました。しかし、自分のしたい農業
はこんなのではない、「作ったお米に自分の思いを込めて消費者に届けたい。また環
境のためになる農業がしたい」 そんな農業に思いを寄せるのですが、莫大な借入金
や毎日の作業という現実に押しつぶされて、自分の農業の将来像が描きづらくなって
いました。心はむしろ後ろ向きになり始めていました。そんな姿を地元の山口放送は
定期的に放映していました。

 長年愛読している現代農業と言う雑誌によると、菜の花を咲かせて楽々と有機稲作
をしている者が岡山にいる。ひとつ尋ねて研修を受けてこよう、と思い立ったのが昨年
の8月でした。
メールでは技術的な話と同時に、私に元気を下さいと言ってよこしました。
 その後、私とのお付き合いが始まりました。私も誰かに自分の技術や農業への思い
など全てを伝授せねば、いつの日にか私も時間切れになる。願わくば環境という大き
な視野で私の菜の花農法を求めてくる人、それも将来のある若い人。
 そんな私の思いと、彼女の思いとが重なって「夢指南」が始まりました。
今年は菜花、カラシナ、赤クローバーなど2ヘクです。コシヒカリ予定地ではもう菜
花が大きくなってきているでしょう。

 私が出る場面は終わりのちょこっとだろうと思います。現実の中で苦しみもがきな
がらも、夢を追い求めてゆく彼女の姿を応援してやって下さい。
 
 なお現代農業では、4月号から彼女の「菜の花農法への挑戦」の連載が始まりま
す。私も隅っこにちょこっと出るかも知れません。こちらもご期待を。

 ということでございます。
深夜の番組で恐縮ですが是非見てやって下さい。

 空気の乾いたときに種籾の芒取りが待っています。
このところ毎日強風で鶏糞堆肥散布ができません。雨後でまた一段と強くなったよう
です。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木歳通

1/19 お米の勉強会の村山さんから「温暖化再考勉強会」
皆様   お米の勉強会の村山です
 早速ですが、24日(土)に温暖化についての勉強会をしま
すので、ご案内いたします。温暖化防止策と言えばなにかおカ
ネになるような変な風潮が出てきているように思いますので、
この辺でもう一度温暖化について基本的なところからご一緒に
考えたいと思います。遠いところですが、どうぞお越し下さい
ませ。

地球温暖化再考勉強会のご案内
日 時 09年1月24日(土)午後1時〜5時
テーマ 地球温暖化の現状と課題について−地球温暖化を多様
な視点から考える
講 師 (株)タクマ新環境事業本部事業推進部  川下章氏
会 場 西宮市立消費生活センター実習室(663-8035兵庫県西
宮市北口町1-1-501アクタ西宮西館5階 TEL0798-69-3157 有
料地下ガレージ有)
会費 会員1000円、非会員1500円

1/16 岡山の林さんから「田植機の除草機への改造計画」
皆さん今晩は、
このところ寒い日が続いています。
私の家の台所も水道の蛇口にツララが下がりました。凍らないようにと冷蔵庫に入れ
ていた豆腐が凍ってしまいました。私の故郷の高野豆腐が出来てしまった。今日の最
低気温は−7℃でした。朝10時になっても室内の寒暖計が−2℃を示しています。
私のコンピューターも寒いのかファンの音が変調をきたしているようです。水道がな
かなか溶けてくれないので今日は米を炊くことが出来なくなって、昼食は味噌汁とお
かずだけで済ませました。早く水道が使えないかなぁ、と思います。水道管が割れて
いれば、氷が溶けた時室内が水だらけになるので、ポンプの電源を切りました。
今年は属していた有機グループから離脱したので、新たに私一人で認定申請を行いま
した。昨年の10月に最初の書類を提出し、5回の訂正を経て今日になって書類だけ
はやっと受け付けてもらえました。分厚い有機JAS書類の山となりました。ここまで
来るのに3ヶ月かかりました。しかし、これはまだ認定の入り口に辿り着いたに過ぎ
ません。これからは現地検査に合格し、認定手数料を支払って、晴れて認定されるこ
とを期待しています。
昨年の夏、中古農機具展で1輪田植機を見つけてこれを買い求めました。油圧で機体
全体が持ち上がったり下がったりするタイプのものです。この田植機の植え付け部を
取り外してピアノ線で作った田んぼの土壌表面を掃過する機構をもった除草部を取り
付ける予定です。このタイプの除草機の利点は機体の転回が楽になる事です。機体を
持ち上げて転回することはなくなるからです。腰に負担がかからなくなるので楽にな
ると思います。機体には植え付け部の所に爪を回転させるシャフトがあるのですが、
進行方向に対して回転は反対になります。これを利用することも考えたのですが、機
構は複雑になるので諦め、可動部なしの除草機にするつもりです。これが完成して除
草効果が確認でき、皆さんにも見せられるようになれば写真も添付したいと思ってい
ます。

岡山市
林 正弘
 
●やまちゃんから「よけいなお節介」
生研機構が開発した除草機はピアノ線が左右に動くことによって、
株間、条間を引っ掻いていくそうです。
http://brain.naro.affrc.go.jp/e/Seika/h1204.htm
イセキと自然農法研究センターの共同で歩行型にしたものが試作されたそうですが、
発売寸前になって取りやめになったようです。
聞くところによると、乗用型の除草能力は高いのだけれど、
前進速度が遅く能率がいまいちなのが、不満と言えば不満だそうです。
満足できる程度にピアノ線(レーキ)を左右に揺動させるために、
前進速度が犠牲になってしまうのでしょうかね。
 
林さんが構想される除草機が、ピアノ線を動力で揺動させないタイプだとすれば、
田植え後すぐに入れないと効果が期待できないように思われます。
たぶんチェーン除草と同じくらいに。
アメンボ号のような市販の除草機をアッタチメントで取り付けるのも一計かと思われますが、
いかがでしょうか?
もちろん、林さんが新しい独創的な発想を持ち込まれたら、それがいちばんおもしろいのですが、、、

1/14 やまちゃんから「よしなしごと」
酔っぱらっています。
同じ姫路町内の橋本さんが、上品などぶろくを差し入れしてくれました。
HPの世話人の役得かなと、ありがたくちょうだいしました。
きちんとした(田舎の)酒造メーカーのどぶろくです。
酵母の香りがする美味しいお酒でした。
ついつい飲み過ぎて、おまけにアルコール度17〜18%。
ぼくが普段飲んでいる14〜15%の安酒とは違います。
よくまわります。
 
酔っぱらった勢いで栃木の上野長一さんに電話しました。
「クログワイがはびこったので久しぶりに冬水田んぼにしました。
水を張った田んぼに大ハクチョウが3羽訪ねてきてくれました」と、
うれしそうな写真付きの年賀状をくれていました。
 
「うれしかったやろねえ。感激が目に浮かびます。」
「そう、鴨も毎日訪ねてきてるんですよ。田んぼの水が濁っているから、
微生物の仕業だろうか、それともミミズなどの小動物が動いているのだろうかと、
あれこれ考えていたのですが、鴨たちがえさを求めて田んぼを動き回っているんです」
「しかしごっつい環境破壊やね(笑い)、軽油をなんぼ炊いてるのですか」
「はっはっはっは、、、軽油じゃなく、電動のポンプです。
電気代が月8000円、使わなくても基本料金2000円てやつです。
回さないと凍ってポンプが破裂するので、一日3時間明け方に回しています」
 
「クログアイ、そんなにひどかったの?」
「ある田んぼは稲かクログアイかというくらい。少しずつ増えてきて。」
「冬水の効果はありますか?」
「前にやったのは8年ほど前。その時はそれほどのクログアイでは無かったんだけど、
鴨が食べてくれたり、代かきで腐ってくれたり、、、効果あるように思いました。
でもその年は2月から4月の水張りで、今年のように秋から水を張っていなかった。」
「また田植え頃、教えてね。塚本さんも水張りしたら鴨が喜んで食べてると言ってます」
 
さて、余談です。
米が余っていたら、4月頃にでもまた電話ちょうだいと言ってくれました。
上野さんところではたぶん40〜50俵足りなくなりそうなので、引き受けて売ってあげますと言ってくれた。
ありがたや。
「ぎりぎりまで自助努力で頑張ってみます」と答えました。
一昨日「長期戦勝負じゃ、梅雨明けまでおいしいお米を保つぞ」と、
ネルパックの30キロ袋20枚買い求め、脱酸素貯蔵したばかりです。
背の低いコンテナの中で、詰め替え作業をしたので背中から腰にかけてばんばんに強ばってしまった。
朝一で接骨院に通って、予防のため背中にキネシオテープ。
いつものパターンでした(笑う)

1/14 京都の林さんから「久々に投稿します。」
京都府の林です。
 
 長い間ROMばかりしていましたが、そろそろ今年の抱負を披露します。
やはり今年も菜種油粕での抑草で様子をみてみます。(二年目の雑草の植生がどうなるか不安ですが、、今年は、イヌホタルイが増えないか心配です。)
油粕の散布量は昨年より少なくします。
昨年赤木様に質問いただいた内容を確認して対応策を考えみました。赤木様、返事
が遅くなってすみませんでした。決してがっかりして凹んでいたわけではなく忙しさから
開放されてほっこりしすぎていました。(笑)
 
1、 坪45株〜40株植えに改造する。1株5本を3本に減らす。
   (by赤木さん、以下8まで赤木さんの提案)
 
→まだ田植機の改造などまで手がでないので、分けつの少ない品種キヌヒカリにする。

2、 菜種粕を70kg程度に減らす。(余り減らすと抑草効果がコワイ)
 
→昨年の油粕、肥料の散布量はあまりに多すぎました。いろんな栽培方法を調べて
いるうちになぜか窒素量で100kg/反まで大丈夫??と計算していました、、(汗)

3、 坪1000本で我慢する。足りないなら55日前に何か少し振る。
 

4、 穂肥的追肥は原則やらない。
 
→抑草目的に最初に散布する油粕だけにする。

5、 苗は真っ黒に仕上げない。
 
→追肥などは行なわない。

6、 やばい時にはとりあえず我慢して経過を見る。薬を振ってしまうと振らなかっ
た時のこ 
   とが何もわからない。(やまちゃんも同じこと言ってた)
 
→我慢します、、(笑)

7、 イモチには500Lの水に焼酎1升、食酢1升、塩2つかみ。反当200Lぶっかける。
   これは最後の手段で、発生させない栽培が先決です。
 
→念のため用意しておきます。

8、 余計なことですが、決して窒素リン酸カリの3要素などに惑わされないこと。
 
→食味を気にして昨年は、コシヒカリに魚粕を散布しましたが、油粕のみで栽培した
キヌヒカリも甘みはしっかりとありました。
 
*そして昨年の経験からも感じたのですが水管理がとても大切なのでこの点は、こまめに漏水チェックや補修を行なう必要がありますね。
 
昨年は、皆様からの情報にも助けられ無事コシヒカリ、キヌヒカリとも収穫することが
でき、また今回は、自家消費だけでなく販売の経験もできました。これからも持続可能
な農業を目標にがんばりますのでよろしくお願いします。

1/13 岡山の赤木さんから「土の移動」
赤木@菜の花です。

私のブログにお立ち寄りくださっている方は、すでにご覧になっている高低均しの画
像ですが、みなさんに見ていただくために重複しようとも報告いたします。

リアーバケットを使って1月3日に田んぼの土を移動している画像です。

たくさんの土をすくった状態ではありませんが、1枚目は走行時の画像。
 すくう時も移動する時も、最高速のギアに入れてアクセルはいっぱいに踏み込んで
います。
それが整地作業での常識です。
高速のほうがすくい取りもきれいにできるし、100mもむこうに運ぶのにモタモタして
はいられません。側に人でもいたらそれこそひき殺されるでしょう。

 すくった土を落とす時に、バケットだけがダンプ状態になり、鋤とは別の動きをし
ます。それが2枚目の画像です。

一度に全部落とすと山になるので2回に分けて落とせば、鍬で散らす手間が省けま
す。
地上から20cmぐらい上からダンプすれば、全部の土は落ちません。
前に進んでからバケットを上昇させれば残りの土が落ちます。

それでもいくらかは山になるので、最近は爪の逆転を使っています。ロータリを適当
に下した状態で逆転させながら前進すると、うつした土を前方に引張ります。油圧ポ
ジションレバーの調節でうまいこと引張れます。
こうして毎年少しづつでも高低を均してゆきます。その努力の上に菜の花農法は成り
立っているわけです。
 夏に熱心にいくら見学に来ても、ここのところを知らないで菜の花をやってもヒエ
が生えるだけ。口では教えてあげているが、目の前の稲株に気を取られ、はたしてど
こまで記憶しているか。冬場の地味な仕事ですが、基本となる重要な部分です。

 近所でも多くの農家が刈取り後にこの作業をしますが、みんな一箇所に大山に落と
しているから、後から四つ目鍬で散らしています。ちょっと知恵を使えばいいのに
ね。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木歳通

1/11 つかもとさんから、「まっ、いいか百姓から一言の返事」
 HPの世話人山下さんの年賀状を読んで私の代弁をしていただいている感じがしました。
 私も平成7年から除草剤を使わない稲つくりに挑戦して、
3年後の平成9年にこっぴどくコナギにやられてから10数年の
暗中模索、悪戦苦闘が続いています。
 私も除草機を中心に置いた草抑えです。動力の除草機を買える状況
にはありませんので、手押しの除草機で効果的な除草機の使い方を
研究中で、これでいけるという確信を持てたら購入を検討したいです。
 私が乗用の除草機を使わせてもらえるなら田植えの直前に使います。
 世話人が宅配便の初期に、ドライブハローで浅く2回代掻きすることの効果を
報告していたことがありますが、私はいまだにその要領が掴めずにいます。
私は、2回代掻きは皆の悪戦苦闘の中から生まれてきた苦し紛れの一策、目標に
たどり着くまでの途中経過だったと思っています。私にもいっぱいそんなことがあります。
 いつも生理整頓のできていない私は、お正月に机の上に山積みになった書類書籍を
整理していました。

{★★★そしたら、2002年の7月31日〜8月初めにかけての宅配便の}
{プリントアウトされたものを発見。話題は、クログワイ、オモダカ、ヒエでした。}

{登場人物は、雑草学者の伊藤先生、東さん、本岡さん、世話人などなどでした。★★★}

クログワイに困っている私は、こんな初期にすでにクログワイ対策が報告されていたのか、
今まで何をしていたのだろうと愕然となりました。しかし、出てきて助かった。
 この宅配便は内容がぐちゃぐちゃですが、かなりのお宝が混じっていると思います。

 今年は、25アールの菜の花、65アールの菜の花と田んぼが二つあります。
65アールの田んぼは少し湿っぽいところで、菜の花はさっぱり。
大麦は育つ田でも菜の花はだめという具合で、菜の花は湿気に本当に敏感です。
いい体験になりました。
2年前の菜の花すき込み初体験では、除草剤無しでいけましたが、休耕連続7年の
借地で漏水田でした。あの一年だけで成功とは言い難い。
 菜の花すき込みの草抑えが成功している地域で、スクミリンゴガイが生息するところでは、
その効果も考えないといけないと思います。これは、菜の花すき込みに限りませんけど。

 しかしです。菜の花農法の衝撃はホントすごい。
 ☆きれいな景色がいっぱいに広がる。
 ☆人がたくさん、しかも家族連れが集まる。皆大喜びで幸せそうにしています。
 ☆☆☆わたしはもっぱら菜種を育てます。理由は野菜の端境期に美味しい菜っ葉をいっぱい食える。
      食っても食っても食い切れないうちに花が咲き出す。
 ☆もし菜種油が取れたらもっとうれしい。これは将来の夢。

 長くなりましたが、みなさんにぜひお知らせしたかったことは、2002年7〜8月に、
クログワイ対策の話題が出ていますよということでした。
http://josonet.ojiji.net/2002nen/7gatu.htm

                      つかもと

 
1/11 長野の大井さんから「赤木様ありがとうございました」
長野の大井です。

 私のいい加減な稲作に貴重なアドバイスをいただきありがとうございました。
さらにお詫びを1点。6月の報告で確かにコナギではなくイヌホタルイだと報告をしておりました。
山下さんから提供していただいた資料から間違いに気づき訂正しておりました。
除草剤を振ってしまったのでコナギもあったのかどうか判らなくなってしまってとあります。
大変申し訳ありません。

 今回の反省で緑肥稲作を教えていただいた方法でやっていたつもりがずいぶんと我流に
進んでいたことを気づかされました。発信文を作りながら恥ずかしくなります。
過石を使ってみようと思ったのは井原さんの著書のなかで、秋に倒伏を防ぐ手段として

「根っこを焼く」のに過石を用いているのをどこかの文中に書かれているのを思い出しての事でした。
草の芽を焼くとか言うことは出来ないものかと・・・。(^^;

今年をどうするのか考え直してみます。
緑肥の種まきは済ませているのでその先どうするかですが。
田植えを6月に遅らせて試すのは同じ長野の唐沢さんが実行されていましたね。ムムム。

おろそかにしていた基本をもう一度確認して進めていくことを心がけて参ります。

 それにしてもこの反省もっと早くするべきでした。
緑肥も播種が遅れたとばかり、今期は高低ならしを飛ばしてしまいました。
春にどの程度直せるか、水漏れは、タイミングは・・・。課題山盛りですね。

 こんなに丁寧なアドバイスをいただけるとは思いもしませんでした。
山下さんに先を越されてしまいましたが同じく敬意を表しますと共に改めて深く感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

1/10 やまちゃんの「まっ、いいか百姓から一言」
赤木さんが書いたあとに、ああ疲れたなんて書くのを見るのはたしか初めて?
レスポンスのスピードもいつもの赤木さんではありません。
四苦八苦しながら仁王立ちで応えようとする赤木さんに敬意を表します。
 
ただ「まっ、いいか百姓」のやまちゃんにひとこと言わせてください。
油かすの腐熟のピークとコナギの発芽のタイミングについて触れている部分について、
コナギやイヌホタルイのような自然界の雑草は、自身が生き延びる術として、
田植え後(代かき後)何日くらいに一斉に発芽するということはあり得ないと思っています。
きゃつらは、最初の代かきした後も、植代をかいたあとも、田植え後にも、そして除草機を押したあとも、
だらだらと発芽し続けると、ぼくの「まっ、いいか」程度の観察ですが、見受けられます。
でないと、彼らはこの自然界の中で生き延びることは難しいと思われます。
 
イヌホタルイの場合、除草剤抵抗性の変種が出てきて、最近はそれに手を焼いていると聞きます。
彼らの生き延びる戦略はかなりしたたかなようです。
敵ながらあっぱれと、ため息つきつつ言わざるを得ません。
ただ去年の「豊作」(しつこいなあ)の経験から思うところを言えば、
稲が活着して先に根を張り、根域での生存競争に名乗りを上げれば、
そして、株を張って雑草より先に地上部での生存競争に名乗りを上げることが出来れば、
雑草は怖るるにたりません。
草一本生えない田んぼでなくてもいい、
稲が雑草に負けなければいいのだと思っています。

1/10 岡山の赤木さんから「長野の大井さんへ」
赤木@菜の花です。
先ずは大井さんの作業記録の写しを。一部割愛しています。

10.21
 1.高低ならし。
 2.元肥散布 尿素40kg・過石20kg
 3.耕起
 4.エン麦、10kg  アブラナ、1.4kg播種
 5.鎮圧、覆土
2008
5.6
 エン麦、アブラナをトラクターで倒して耕転。
5.18
 ナタネカス(粉)60kg散布。耕転。起き上がり始めていたエン麦もスキ込み。
 入水。
5.22
 早朝代かき。
5.24
 田植え 35株/坪
6.8
 コナギ。ヒエ発生のため、除草剤散布 キリフダエースジャンボ 300g/反
6.14
 除草剤ヒエクリーン1kg/反散布。 ヒエの繁茂が止まらないので。
7.4
 追肥、鶏糞(粒)7kg/反
7.13
 追肥、ナタネカスペレット 10kg/反
8.11
 葉イモチ確認
8.12
 イモチ防除 水200Lに酢500ml、食塩一掴み、焼酎20度1L 散布。

この他に記録にはありませんが米ぬかを5〜6kg振りました。あまり広がらず局所
的な散布となりました。
思い出してみれば前年よりも水もちが悪かったです。水深5〜10cm保つのに1〜
2日に1度水入れれば良かったのに、毎日夜間入れるかチョロチョロかそれ以上入れ
続けないと保てなかったと思います。
前年は畦にスプレッダーでマルチをしてありました。今年は手抜きですね。
以上が今年の緑肥稲作の全容です。こうして整理し直してみるとどうしてこんなに細
かく追肥したんだろうと
思います。

ここから赤木@菜の花が書きます。
 この事例を考えていたら熱が出ました。
 6月のお便りではコナギではなくイヌホタルイのようだとありますが、やっぱりコ
ナギだったのでしょうかね。
 イヌホタルイも種子から発芽する場合は、コナギと同様の抑草技術でよいと本には
書いてあります。やったことがないので私はよくわかりません。
 5月18日に振った粉状菜種粕60kgは反当りと解釈します。

 まず思うのは、緑肥を倒してから入水までが12日。代掻きはもう4日後。
水に浸かるまでが16日。
暖地でそれも6月の遅い田植時期なら、16日間でもなんとかなるでしょう。
長野で5月6日から22日までの16日間では、腐熟の準備ができないのではと考えます。
私が暖地で6月下旬田植という条件でも20日は確保するようにしています。

 入水直前に菜種粕60kgを振って撹拌してあります。
水に浸ると同時に醗酵に向かい始めるでしょう。4日後に代掻きで、更に2日後に田植
がしてあります。水に浸かってから6日で田植になっています。
 コナギは代掻きと同時に発芽準備を始める・・・・らしい。
発芽準備と言っても芽や根が出てくるのはまだまだ先です。

 米ぬか除草の場合は田植当日か翌日あたりに振れば効くらしい。
振ってから2日で効くと考えると、代掻きから数えると5〜6日後が、コナギにとって
ダメージが一番大きい時と言えるのではないのか。

 米糠から話を戻します。
 菜種粕は脂分が米糠より少ないからもっと腐りやすいはずです。今回の事例では菜
種粕が水に触れてから8日後あたりで、コナギが出芽出根になっています。
 科学的に調査したわけではないから断言は出来ませんが、抑草効果が見られなかっ
たのは、緑肥の反対で有効成分が終った後にコナギが出てきたのでは。。。と考えら
れないこともない。

 60kgの菜種粕があれば、私の田んぼでは緑肥がなくても9割の確率で草を抑えるで
しょう。違いはひたすら温度とみています。積算温度と表現した方がいいでしょう。
 考えられることはこんなところですね。
これだっと、決め付けれるような原因があればいいのですがね。

 私がしている技術は包み隠さずこのHPでも、現代農業ででもお話しているつもりで
すが、私が当たり前のようにしていることを、言い忘れていないか最近よく思いま
す。
自分にとってはごく平凡なことなので、あえて口に出さないのですね。
 基肥となる冬の鶏糞散布から田植後の深水管理まで、 「まっ、いいか」 という
ことはまずしません。播種・溝あけ・鋤込み・再耕耘等、手抜きをしないですね。ひ
とつづつ確実に押さえていっているつもりです。緑肥の育ちの悪い部分があれば、菜
種粕をそこだけに振りに行きます。
 この田はいつ入水代掻きするから、菜種粕を振るのはこの日だ、と決めて実行しま
す。
 田植後の水管理は、片付けや補植をさておいてでも最優先してやりますし、浅水に
なっていたら、雨の中でも水をポンプで入れます。夜どんなに遅くなっても水深だけ
は保つ手だてをします。
 そんなことの積み重ねで草を抑えているのだと思います。ひとつづつ見ればたいし
たことはないことばかりです。

 大井さんの参考になったかどうか・・・・申し訳ない。。。
のらりくらりと逃げているような見解だと私も思います。
本人も言っているけど、肥振りがむちゃくちゃ多いね。稲に何かしたくてうずうずし
ているのでは?
 肥桶肩に握りこぶしを振り回すのがお好きなようで。
 尿素40kgは窒素で18.4kg。15%化成肥料の122kg分。承知でのことだろうけど、な
んやこれ・・・それに過石。やっぱりリン酸にこだわりますか?
道端の草、誰かリン酸やりますか?
ついでに言えば土手のススキに誰ぞケイカル振っているか?でも葉はゴワゴワ。
肥料学にとらわれないようにしましょう。
 更に菜種粕60kgと、追肥で鶏糞と菜種粕を少々。
これでイモチは来るな、倒れるな、と言う方が無理。

長くなるけど最後に一つ。
 私は鶏糞300kgだけ。去年は一切の追肥はしなかった。それでも豊作でした。
成分表には窒素2%と書いてある。計算では6kgの窒素だが、これは薬品で抽出した
机上の計算。土の中ではそんなに効きません。だから毎年300kgがちょうどいいので
す。
鶏糞もメーカーによると窒素4%なんてのもあります。
300×0.04=12kg  化成肥料なら80kgの計算になるからと言って、80kg田んぼに
ぶっ込んだらその年は悲劇のヒーローになる。

 ああ疲れた。難しい事例でした。しんど!
 自然を愛し環境を考える百姓    赤木歳通

1/7 埼玉の後藤さんから
今年も稲レンゲ不耕起2毛作を続けていきます。
蜜蜂の飼育がもっと上手になりたいものです。

雨読晴耕村舎の敷地を購入し心機一転、ゼロから
またやり始める気分です。
今年の前半は農産物の加工&店舗の糧工房の移設
をします。

北関東にお越しの際はちょっと寄っていってください。

**********************************************
 羽生   雨読晴耕村舎       後藤雅浩

メールアドレスmasa-goto(アットマ)cam.hi-ho.ne.jp
 ホームページhttp://www.cam.hi-ho.ne.jp/masa-goto
 ブログhttp://udokuseikousonnsya.seesaa.net/
 mixi日記 http://mixi.jp/list_diary.pl
  生産物情報http://udokuseikoufan.seesaa.net/
 
*********************************************
 
1/6 熊本の岡さんから「今年も菜の花除草にがんばります」
こんばんは、
熊本のおかです 
今年の菜の花畑
昨年に、2.4ha菜種を撒きました 
今年も菜の花除草にがんばります 
部会全体では14ha撒きました 
今年で、部会も3年目でだんだん菜の花除草のコツがわかったみたいで 
減少する草に、驚いています 
今年はもっと減らすと部員も入ってます 
開花は、3月中旬頃 
昨年は、600万本 今年はどうかな? 
我が家の菜の花は、湿害で3分の1はダメみたいです 
排水のいい場所は、それなりに育っています
  
添付画像は1月1日の菜の花畑です


1/4 京都の土佐さんから「謹賀新年」
やまちゃん、みなさんあけましておめでとうございます。
正月早々、家内の実家和歌山県の御坊市に行ってきました。
我が家は雪の洗礼を受けているというのに、かの地ではエンドウが花盛り。
日本は広い!!実感しました。
 
ところで今年は1月に「農事組合法人」を立ち上げます。
旧村単位の組合員147名という大所帯の法人になりました。
現在、農業委員会で「農業生産法人」の審査を受けています。
ここ半年程これにかかりっきりで会社勤めのころのプロジェクトや会議を思い出してしまいました。
進む高齢化による担い手不足と農地の流動化に立ち向かうべく立ち上がったわけですが、
なんか風車に立ち向かうドンキホーテを思い出し一人苦笑をしています。
 
恐ろしく膨大な提出書類を自治体出身の仲間に作成していただき、
私はもっぱら各家に説明をする役目を担いました。
営業で培ったビッグマウスは少々錆びついていましたが、何とか農家を中心に村の60%の方から
出資を取り付けました。(多ければいいというものではないが・・・)
前途は多難であることは承知の上ですが、3〜4年で軌道に乗せることができればと
考えています。
今年はできうる限り村役を断り個人の農業と法人の経営にに専念したいと考えています。
むずかしいかもしれませんが。
 
 1/1 長野の大井さんから「赤木様・緑肥稲作報告」
赤木様、こんばんは。
長野の兼業農家大井です。早速のアドバイスありがとうございます。

緑肥田の記録です。

2007
10.21
 1.高低ならし。
 2.元肥散布 尿素40kg・過石20kg
 3.耕起
 4.エン麦、10kg  アブラナ、1.4kg播種
 5.鎮圧、覆土
10.31
 エン麦、アブラナ発芽確認
2008
5.6
 エン麦、アブラナをトラクターで倒して耕転。
5.18
 ナタネカス(粉)60kg散布。耕転。起き上がり始めていたエン麦もスキ込み。
 入水。
5.22
 早朝代かき。
5.24
 田植え 35株/坪
6.8
 コナギ。ヒエ発生のため、除草剤散布 キリフダエースジャンボ 300g/反
6.14
 除草剤ヒエクリーン1kg/反散布。 ヒエの繁茂が止まらないので。
7.4
 追肥、鶏糞(粒)7kg/反
7.13
 追肥、ナタネカスペレット 10kg/反
8.11
 葉イモチ確認
8.12
 イモチ防除 水200Lに酢500ml、食塩一掴み、焼酎20度1L 散布。


この他に記録にはありませんが米ぬかを5〜6kg振りました。あまり広がらず局所的な散布となりました。
思い出してみれば前年よりも水もちが悪かったです。水深5〜10cm保つのに1〜2日に1度水入れれば良かったのに、毎日夜間入れるかチョロチョロかそれ以上入れ続けないと保てなかったと思います。
前年は畦にスプレッダーでマルチをしてありました。今年は手抜きですね。
以上が今年の緑肥稲作の全容です。こうして整理し直してみるとどうしてこんなに細かく追肥したんだろうと
思います。
よろしく診断のほどお願いいたします。

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